JP2009149145A - バッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置 - Google Patents

バッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置 Download PDF

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Abstract

【課題】清浄な空気を冷却用空気としてバッテリーに供給し得るという条件を満たしつつ、バッテリー配置の自由度を高めることが可能なバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置を提供すること。
【解決手段】エンジン2および高電圧バッテリー3に清浄な空気を供給するためのエアクリーナー1と、高電圧バッテリー3を収容するバッテリーケース18に取り付けられた冷却ファン4と、一端がエアクリーナー1に接続すると共に2つの分岐した他端のうち一方がエンジン2に接続し他方が冷却ファン4を介してバッテリー(バッテリーケース18)に接続する吸気ダクト12とを備えたバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置50。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの吸気用空気およびバッテリーの冷却用空気として、エンジンおよびバッテリーに清浄な空気を供給するためのバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置に関する。
一般に、乗用車においてエンジンの始動や電装品への電力供給のために用いられる12Vの低電圧バッテリーはエンジンルーム内に格納されることが多い。特許文献1には、車体前部のエンジンルーム内に仕切壁を設け、この仕切壁により要冷却部品であるバッテリーを格納する隔室を区画形成し、この隔室と車外側とを連通させる外気導入口を設けた自動車のエンジンルーム構造について開示されている。そして、仕切壁により仕切られた隔室にバッテリーを格納することで、エンジンルーム一般部の熱的影響からバッテリーを保護すると共にエンジンの吸気により走行状態によらず冷却が可能であるとしている。
また、ハイブリッド車などに搭載される高電圧バッテリーを車両の後部座席の下面に設けた高電圧バッテリー収納室に格納する高電圧バッテリーの冷却構造に関する技術も開示されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2に記載された高電圧バッテリーの冷却構造は、車両の後部座席の下面に設けた高電圧バッテリー収納室の一角を区画板で区画して冷却空気導入室とすることなどにより、高温のバッテリーケースから外部に輻射された熱により暖められた空気が冷却空気導入室に入り込めないようにして、比較的低温の冷却空気により高電圧バッテリーを効率よく冷却しようとするものである。
特開昭63−195021号公報 特開2002−166728号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された自動車のエンジン吸気による冷却では、エンジン回転数やスロットル開度により風量が変化するため、バッテリに対し適切な冷却が行えない。また、特許文献1に記載されたエンジンルーム構造においては、車外から取り入れた外気を直接バッテリーに接触させているが、外気には水分や多くの塵芥を含んでいる場合がある。一方、ハイブリッド車などに搭載されるバッテリーは、その高電圧化が図られているものが多い。したがって、外気を直接バッテリーに接触させることは高電圧化されたバッテリーからの漏電などのおそれが懸念される。対策として、水分や塵芥を除去するための濾過装置であるエアクリーナーをさらに搭載することも考えられるが、エンジンルーム内に、高電圧バッテリーおよび高電圧バッテリー冷却空気用のエアクリーナーをいずれも格納することはスペース上難しい。
一方、上記特許文献2に記載された高電圧バッテリーの冷却構造においては、自動車の後部座席下を高電圧バッテリーの格納空間として利用し、高電圧バッテリーの冷却用空気は、外気に比して水分や塵芥が少ない車室内の空気を用いている。しかしながら、フォークリフト、ショベルカーなどの産業車両の場合には、車室を有さない構造のものが多いため、バッテリー冷却用の空気として外気を直接利用せざるを得ず、清浄な空気を冷却用空気として高電圧バッテリーに供給できる態様で高電圧バッテリーを車両内部スペースに格納することはスペース状の問題から容易でない。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、清浄な空気を冷却用空気としてバッテリーに供給し得るという条件を満たしつつ、バッテリー配置の自由度を高めることが可能なバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置を提供することである。
課題を解決するための手段及び効果
本発明は、エンジンおよびバッテリーに清浄な空気を供給するためのエアクリーナーと、一端が前記エアクリーナーに接続し、他端を2つに分岐し、分岐した一方を前記エンジンに接続し、他方を前記バッテリーに接続する吸気ダクトと、を備えていることを特徴とする、バッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置である。
この構成によると、エンジンの吸気用エアクリーナーとバッテリーの冷却用エアクリーナーとを共用とするようにしたため、バッテリー冷却用空気のみのためのエアクリーナーを、エンジン吸気用のエアクリーナーとは別に車両に搭載する必要はなく、その分、バッテリー配置に係る必要スペースを抑えることができ、且つバッテリー冷却用の空気を清浄化することも可能となる。すなわち、エンジンの吸気用エアクリーナーとバッテリーの冷却用エアクリーナーとを共用とすることにより、清浄な空気を冷却用空気としてバッテリーに供給し得るという条件を満たしつつ、バッテリー配置の自由度を高めることも可能となる。
また好適には、前記バッテリーに近接して配置され、前記バッテリーに空気を供給するための冷却ファンを備えていることである。この構成によると、エンジン吸気量によらず、冷却ファンの作動により強制的に冷却用空気を吸気ダクトに導入してバッテリーを冷却することができる。
さらに好適には、前記エンジンおよびバッテリーに供給される空気が車外より取り込む外気であることである。この構成によると、エンジンが収容されたエンジンルーム内の空気に比して外気は一般に低温であるため、外気をバッテリーに供給することで、バッテリーの冷却効率を向上させることができる。
さらに好適には、前記エンジンに接続する側の前記他端は、エンジン付属のエンジン吸気用エアクリーナーを介して当該エンジンに接続することである。乗用車用のエンジンでは、エンジン吸気用のエアクリーナーとスロットルとが一体化されていることが多い。この構成によると、例えば、産業車両に乗用車用エンジンを転用した場合においても清浄な空気をバッテリに供給することができる。
さらに好適には、前記バッテリーは、ハイブリッド車用のバッテリーであることである。ハイブリッド車用のバッテリーは、エンジンの始動や電装品への電力供給のために用いられる12V低電圧バッテリーに比して高電圧、大容量であるため、発熱量も大きく大型である。また、一般に高性能で充放電の頻度も高い。この構成によると、ハイブリッド車用のバッテリーを保護するために、清浄な空気を冷却用空気としてバッテリーに供給し得るという条件を満たしつつ、且つハイブリッド車用の大型バッテリーにおけるバッテリー配置の自由度を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
まず、図1に基づき、本発明に係るバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置(以下、空気供給装置と呼ぶ)を備えたフォークリフト100についてその概略構成を説明し、その後、図1および図2に基づき、本発明の第1実施形態に係る空気供給装置50についてその構成を説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る空気供給装置50を備えたフォークリフト100を例示する模式側面図である。図2は、図1に示す空気供給装置50を説明するためのブロック図である。
図1に示すフォークリフト100は、エンジン2および電気モータ(不図示)を動力源とするハイブリッド車として構成されている。さらに詳しくは、エンジン2で発電を行い、車両の駆動力はその電力で回転する電気モータのみによって得られるシリーズハイブリッド車として構成されている。そして、このフォークリフト100には、一対のアウタマスト5とその間に昇降可能に配置されたインナマスト(不図示)とが設けられている。インナマストには、その上部にスプロケット(不図示)に掛装されたチェーン(不図示)を介してフォーク6が昇降可能に吊り下げられている。アウタマスト5は、フォークリフト100の機台10に対して、ティルトシリンダ(不図示)を介して傾動可能に連結されている。フォーク6は、リフトシリンダ(不図示)が駆動されてインナマストが上下動することにより昇降するようになっている。フォークリフト100の後部には、フォーク6で持ち上げた荷との重量バランスをとるためのカウンターウェイト7が設けられている。また、このフォークリフト100のエンジンの種類としては、ガソリンエンジン、LPGエンジン、ディーゼルエンジンが挙げられる。
図1に示すように、フォークリフト100には、運転座席15の下に位置するエンジン室14内に、エンジン2およびエアクリーナー1が格納されている。また、フォークリフト100進行方向においては運転座席15と、ハンドル17などが配置されたフォークリフト100の操作部16との間に、鉛直方向においては機台10上部に、つまり、運転者が足をおく部分、或いはその近傍にバッテリー格納室13が設けられている。そして、バッテリー格納室13内には、ハイブリッド車用の高電圧バッテリー3を収容したバッテリーケース18が格納されている。また、バッテリーケース18には高電圧バッテリー3に冷却用空気を供給するための冷却ファン4が取り付けられている。高電圧バッテリー3は、たとえばニッケル水素バッテリーである。尚、高電圧バッテリー3と高電圧バッテリー3を収容するバッテリーケース18とを総称してバッテリーと呼んでいる。
また、フォークリフト100の後部に取り付けられたリアピラー9の上部には、空気導入口19が設けられている。そして、空気導入口19から導入された空気をリアピラー9内部を経由してエアクリーナー1へ導くための吸気ダクト11が、リアピラー9下部およびエンジン室14内のエアクリーナー1に接続されている。そして、エアクリーナー1で清浄化された空気を、エンジン2および高電圧バッテリー3に導くための吸気ダクト12が、エアクリーナー1から2つに分岐して一方がエンジン2に接続し、他方が冷却ファン4を介してバッテリーケース18(バッテリー)に接続している。尚、空気導入口19の位置は必ずしも、リアピラー9の上部に限られるものではない。リアピラー9以外の部分に空気導入口19を設けてもよい。
次に、図2に示すブロック図も加えて、本実施形態に係る空気供給装置50について説明する。図1および図2に示すように、本実施形態に係る空気供給装置50は、エンジン2および高電圧バッテリー3に清浄な空気を供給するためのエアクリーナー1と、一端がリアピラー9の下部に接続すると共に他端がエアクリーナー1に接続する吸気ダクト11と、高電圧バッテリー3を収容するバッテリーケース18に取り付けられた(高電圧バッテリー3に近接して配置された)冷却ファン4と、一端がエアクリーナー1に接続すると共に2つの分岐した他端のうち一方がスロットル2aを介してエンジン2に接続し他方が冷却ファン4を介してバッテリー(バッテリーケース18)に接続する吸気ダクト12とを備えている。尚、図2に示すブロック図においては、冷却ファン4を高電圧バッテリー3の上流側に配置しているが、冷却ファン4を高電圧バッテリー3の下流側に配置してもよい。
エンジン2内のピストンの作動、および冷却ファン4の作動により、空気導入口19から導入された外気(空気)は、エアクリーナー1に到達し、エアクリーナー1で外気に含まれる水分や塵芥が除去される。そして、水分や塵芥が除去され清浄化された空気は、エンジン2側と高電圧バッテリー3側(バッテリーケース18側)とに分岐する吸気ダクト12を経由して2つに分けられ、エンジン2および高電圧バッテリー3(バッテリーケース18)に供給される。スロットル2aを通ってエンジン2に供給された空気は、燃料噴射装置(不図示)によりエンジン2に供給された燃料ガスと混ざり合ったのち燃焼してエンジン2を駆動する。一方、冷却ファン4に吸引されて高電圧バッテリー3(バッテリーケース18)に供給された空気は、高温になった高電圧バッテリー3を冷却し、暖かくなった空気は、排気ダクト(不図示)を経由して排出される。
ここで、本実施形態においては、バッテリー冷却用空気を清浄化するためのみのエアクリーナーを設けず、エアクリーナー1と、エンジン2および高電圧バッテリー3間の吸気ダクトを、一端がエアクリーナー1に接続すると共に2つの分岐した他端のうち一方がエンジン2に接続し他方がバッテリー(バッテリーケース18)に接続する吸気ダクト12となるよう構成することにより、エンジンの吸気用エアクリーナーとバッテリーの冷却用エアクリーナーとを共用としている。このため、バッテリー冷却用空気のみのためのエアクリーナーを、エンジン吸気用のエアクリーナーとは別にフォークリフト100に搭載する必要はなく、その分、高電圧バッテリー3(バッテリーケース18)の配置に係る必要スペースを抑えることができると共に、バッテリー冷却用の空気を清浄化することも可能となっている。すなわち、一般に、車室を有さず車両内部スペースが少なくなる関係上、外気を導入せざるを得ない構造となることが多いハイブリッドシステムを採用したフォークリフト100であっても、上述したように、エンジン2の吸気用エアクリーナーと高電圧バッテリー3の冷却用エアクリーナーとを共用とすることにより、清浄な空気を冷却用空気としてバッテリーに供給し得るという条件を満たしつつ、バッテリー配置の自由度を高めることも可能となる。また、フォークリフト100などの産業車両は、塵芥などを空気に多く含むという悪い環境化で使用されることが多く、この観点からもエアクリーナーを共用として、エアクリーナーを通した空気を冷却用空気として高電圧バッテリー3に供給することが好ましい。また、特に小型の産業車両においては、ハイブリッドシステムを搭載することにより車両内部スペースが少なくなるため、エアクリーナーを共用してバッテリー配置の自由度を高めることは好ましい。
また、エンジン2の吸気用エアクリーナーと高電圧バッテリー3の冷却用エアクリーナーとを共用とすることで、エアクリーナーの数量を減らすことができ、製造コスト低減にも寄与する。さらに、外気を高電圧バッテリー3に供給することで、エンジン2が収容されたエンジン室14内の空気に比して外気は一般に低温であるため、高電圧バッテリー3の冷却効率を向上させることができている。
(第2実施形態)
次に、図3および図4に基づき、本発明の第2実施形態に係る空気供給装置51についてその構成を説明する。図3は、本発明の第2実施形態に係る空気供給装置51を備えたフォークリフト101を例示する模式側面図である。図4は、図3に示す空気供給装置51を説明するためのブロック図である。尚、本実施形態の説明においては、図1および図2に示した構成部と同様の構成部については、同一の符号を付し、その説明を適宜省略することとする。
図3および図4に示すように、本実施形態に係るフォークリフト101には、そのリアピラー9上部に、吸引される外気に含まれる水分や塵芥を除去するための(空気を清浄化するための)プレクリーナー8が取り付けられている。また、運転座席15の下に位置するエンジン室14内に格納されたフォークリフト101のエンジン2’は、乗用車用のエンジンを転用したものであって、そのエンジン2’は、吸気用エアクリーナーとスロットルとが一体化されたエンジン吸気用エアクリーナー2bを付属している。また、フォークリフト101には、一端がリアピラー9上部のプレクリーナー8に接続すると共に2つの分岐した他端のうち一方がエンジン2’付属のエンジン吸気用エアクリーナー2bを介してエンジン2’に接続し他方が冷却ファン4を介してバッテリー(バッテリーケース18)に接続する吸気ダクト12’が設けられている。吸気ダクト12’は、リアピラー9内部、エンジン室14内部、およびバッテリー格納室13内部に形成されている。尚、エンジン付属のエンジン吸気用エアクリーナーは、必ずしも吸気用エアクリーナーとスロットルとが一体化された形態のものである必要はない。
すなわち、本実施形態に係る空気供給装置51は、エンジン2’および高電圧バッテリー3に清浄な空気を供給するためのプレクリーナー8(エアクリーナー)と、バッテリー格納室13内のバッテリーケース18に取り付けられた(高電圧バッテリー3に近接して配置された)冷却ファン4と、上述の吸気ダクト12’とからなる。リアピラー9上部に取り付けられたプレクリーナー8を、エンジン2’の吸気用エアクリーナーと高電圧バッテリー3の冷却用エアクリーナーとの共用のエアクリーナーとしている(共通化している)点が本実施形態と第1実施形態との主な相違点である。
フォークリフト101などの産業車両に乗用車用エンジンを転用した場合、上述のように、乗用車用エンジンは吸気用エアクリーナーとスロットルとが一体化されたなどの形態で吸気用エアクリーナー2bを付属している場合が多く、エアクリーナーを共通化することが難しい。しかしながら、本実施形態によると、プレクリーナー8、および2つに分岐する上述の吸気ダクト12’を設けることでエアクリーナーを共通化でき、フォークリフト101などの産業車両に乗用車用エンジンを容易に転用することが可能となる。また、本実施形態においては、リアピラー9上部に取り付けられたプレクリーナー8を介して空気を高電圧バッテリー3へ送るため、高い位置で外気(空気)を吸い込むことができる。その結果、路面で熱せられた高温の空気を吸うことがなく、比較的低温の空気を高電圧バッテリー3に供給することができ、より高電圧バッテリー3の冷却効率を向上させることが可能となる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々に変更して実施することが可能なものである。例えば、次のように変更して実施することもできる。
(1)上記実施形態では、ハイブリッド車として、シリーズハイブリッド車を例にとって説明したが、車両の駆動力がエンジン、電気モータそれぞれ単独か、またはエンジンおよび電気モータ両方から同時に得られるパラレルハイブリッド車や、シリーズ方式とパラレル方式の両機構をもち、運転条件によって最適な動力を選択するシリーズ・パラレルハイブリッド車であっても、本発明を適用することができる。尚、必ずしもハイブリッド車である必要はなく、上記実施形態では高電圧のニッケル水素バッテリーを搭載したハイブリッド車を例示したが、エンジンの始動や電装品への電力供給のために用いられる12Vの低電圧鉛バッテリーなどのバッテリーを搭載した車両であっても本発明を適用することができる。
(2)上記実施形態では、産業車両であるフォークリフトを例にとって説明したが、ショベルカー、クレーン車などの各種産業車両、ならびに乗用車であっても本発明を適用することができる。
(3)上記実施形態では、高電圧バッテリー3(バッテリーケース18)を、運転者の足元付近に設けられたバッテリー格納室13に格納している例を示したが、例えばフォークリフト100の後部に設けられたカウンターウェイト7上にバッテリー格納室を設け、その中に高電圧バッテリー3(バッテリーケース18)を格納してもよい。
本発明の第1実施形態に係るバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置を備えたフォークリフトを例示する模式側面図である。 図1に示すバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置を説明するためのブロック図である。 本発明の第2実施形態に係るバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置を備えたフォークリフトを例示する模式側面図である。 図3に示すバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置を説明するためのブロック図である。
符号の説明
1:エアクリーナー
2:エンジン
3:高電圧バッテリー
4:冷却ファン
8:プレクリーナー(エアクリーナー)
12:吸気ダクト
50、51:バッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置
100、101:フォークリフト

Claims (5)

  1. エンジンおよびバッテリーに清浄な空気を供給するためのエアクリーナーと、
    一端が前記エアクリーナーに接続し、他端を2つに分岐し、分岐した一方を前記エンジンに接続し、他方を前記バッテリーに接続する吸気ダクトと、
    を備えていることを特徴とする、バッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置。
  2. 前記バッテリーに近接して配置され、前記バッテリーに空気を供給するための冷却ファンを備えていることを特徴とする、請求項1に記載のバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置。
  3. 前記エンジンおよびバッテリーに供給される空気が外気であることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載のバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置。
  4. 前記エンジンに接続する側の前記他端は、エンジン付属のエンジン吸気用エアクリーナーを介して当該エンジンに接続することを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置。
  5. 前記バッテリーは、ハイブリッド車用のバッテリーであることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のバッテリー冷却用兼エンジン吸気用空気供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012144140A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Nichijo Manufacturing Co Ltd ロータリ除雪車におけるハイブリッドシステムの冷却機構
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