JP2009147846A - 無線アクセスネットワークを用いた広告配信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークを使用した広告配信において、ネットワークトラヒックを低減しつつ、広告効果を高める。
【解決手段】情報配信サーバ100と基地局105aと携帯端末106a、106bを備え、携帯端末106aが情報配信サーバ100から受信した広告を基地局105a経由で携帯端末106bへ再配信することにより、インターネット101およびコアネットワーク102におけるトラヒックを低減しつつ、広告効果を高める。
【選択図】図1
【解決手段】情報配信サーバ100と基地局105aと携帯端末106a、106bを備え、携帯端末106aが情報配信サーバ100から受信した広告を基地局105a経由で携帯端末106bへ再配信することにより、インターネット101およびコアネットワーク102におけるトラヒックを低減しつつ、広告効果を高める。
【選択図】図1
Description
本発明は無線アクセスネットワークを利用した広告配信システムに関するものであり、より特定的には、広告の配信に関するもで、ネットワークのトラヒックを最低限に抑えることが出来る広告配信システムに関するものである。
従来の広告配信方法の例を図2に示す。図2は、携帯電話システムにおける広告配信システムの例を示してある。10は広告配信サーバ、11はインターネット、12は、携帯電話システムのコアネットワーク、13a、13bは無線アクセスネットワークであり、14は、無線アクセスネットワーク内にある制御局、15a〜15bは基地局、16a〜16dは、携帯端末を示してある。インターネット11に接続された広告配信サーバ10から配信された広告は、インターネット11、コアネットワーク12、制御局14、基地局15を経由して携帯端末16へ配信される。本配信方法では、通常、携帯端末16より、広告配信サーバ10に、広告の配信要求があった場合に広告配信サーバ10より広告を配信する方法が一般的である。また、別の方法として、広告配信サーバ10にあらかじめ蓄積された顧客情報を基に広告を配信する方法などもある。しかしながら、このような方法の場合、ユーザに個別に広告を配信する為、すべての広告はインターネットおよびコアネットワークを経由することになり、ネットワークのトラフィックを増大させる。特に、携帯電話システムの場合、複数の無線アクセスネットワークを移動しながら使用する為に、接続の切り替えに関する処理等も発生し、無線アクセスネットワークとコアネットワークを接続するゲートウエイにおける通信容量が不足しがちである。また、広告効果という点において、ユーザからの広告配信要求を待つ方法では、潜在的な顧客を開拓することが難しく、高い効果は期待できない。又、顧客情報をもとに配信する場合、入手した顧客情報が広告を配信するのに適切な顧客であるかどうかに、広告効果は大きく依存する。このような従来の問題を解決する一つの方法として、広告にIDを付与し、付与されたIDに基づいて、ユーザ側で受信する広告を選択する方法があった(特許文献1参照)。図3に当該特許における広告配信方法を説明する図を示す。図3における広告配信システムの構成は、図2における構成を同一であり、構成の説明は省略する。本配信方法では、サーバ10は、広告に広告を分類するIDを付与し、すべての端末16a〜16dに対して同じ広告をマルチキャストにより配信する。本方法を各ノードにおいて広告をコピーすることにより、各端末に配信できる為、ネットワークのトラフィックを低減することができる。又、広告にあらかじめ付与されたIDを基に、ユーザ側で所望の広告を選択受信することにより、ユーザの嗜好にあった広告を配信することが可能となる。
特開2004−118382号公報
しかしながら、前記従来の構成では、ユーザ側で所望の広告を選択する為、広告効果を高める為には、多数の広告情報を配信する必要があり、サーバから配信する広告が大きな情報量となる課題がある。又、広告効果を高める為に、配信回数を増やすとそれに比例して、ネットワークのトラヒックが増大するという課題もある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、インターネットや携帯電話のコアネットワーク等、トラフィックが集中しやすい基幹網におけるトラフィックを最低限に抑えつつ、広告配信効果を高めることができる広告配信システムを提供することを目的とする。
本願の第1の発明は、情報主が提供する情報を配信する情報配信サーバと、情報を受信し、無線信号として送信することができる基地局を複数有する第一の基地局群と、第一の基地局群と無線信号を介して通信することができる複数の端末とを具備し、複数の端末には、第一の基地局群から送信された情報を受信し、受信した情報を再送信する機能を有する第一の端末と、第一の端末より再送信された情報を受信する機能を有する第二の端末を含む広告配信システムである。
また、本願の第2の発明は、第1の発明の広告配信システムにおいて、第一の基地局群は、第一の端末より再送信された情報を受信し、受信した情報を第二の端末へ再送信する基地局を含む。
本願の第3の発明は、第1の発明の広告配信システムにおいて、第一の基地局群と無線信号を介して通信することができる通信エリアにおいて情報を受信し、第一の基地局群と無線信号を介して前記通信エリア外に移動し、情報を再送信する機能を有する第三の端末と、第三の端末より再送信された情報を受信する機能を有する第四の端末をさらに具備する。
本願の第4の発明は、第3の発明の広告配信システムにおいて、第三の端末から送信された情報を受信し、受信した情報を第四の端末へ再送信する基地局を含む第二の基地局群をさらに有する。
本願の第5の発明は、第1から第4の発明のいずれかの広告配信システムにおいて、情報に情報の内容に関する情報IDが付加されている。
本願の第6の発明は、第5の発明の広告配信システムにおいて、第一の端末、第二の端末、第三の端末および第四の端末は、情報IDをもとに、受信する情報を選択する機能を有する。
本願の第7の発明は、第5の発明の広告配信システムにおいて、第一の基地局群および第二の基地局群は、情報IDをもとに情報の送信先端末を選択する機能を有する基地局を含む。
本願の第8の発明は、第5の発明の広告配信システムにおいて、第一の基地局群および第二の基地局群は、第一の端末、第二の端末、第三の端末および第四の端末から、受信したい情報に関する嗜好情報を取得し、嗜好情報と情報IDをもとに、情報の送信先端末を選択する機能を有する基地局を含む。
本願の第9の発明は、第1から第4の発明のいずれかの広告配信システムにおいて、第一の基地局群および第二の基地局群は、第一の端末、第二の端末、第三の端末および第四の端末との通信履歴情報を記録し、情報主へ通信履歴情報を提供する機能をさらに有する基地局を含む。
本願の第10の発明は、第9の発明の広告配信システムにおいて、通信履歴情報を送信した基地局の管理者に対して、情報主がインセンティブを与える。
本願の第11の発明は、第9の発明の広告配信システムにおいて、通信履歴情報に情報を再送信した端末を特定する端末IDを含む。
本願の第12の発明は、第11の発明の広告配信システムにおいて、通信履歴情報に含まれる端末IDをもとに、情報を再送信した第一の端末の管理者あるいは第三の端末の管理者に対して、情報主がインセンティブを与える。
本願の第13の発明は、第11の発明の広告配信システムにおいて、情報を再送信した端末から、端末IDを、第一の基地局群あるいは第二の基地局群に含まれる特定の基地局に対して送信する。
本願の第14の発明は、第1または第3の発明の広告配信システムにおいて、無線信号が光信号である。
本願の第15の発明は、第1または第4の発明の広告配信システムにおいて、第一の基地局群あるいは第二の基地局群は、端末と無線で通信を行なう複数の基地局と、基地局同士を接続し、基地局間の情報伝送を可能にする制御局で構成される無線アクセスネットワークである。
本願の第16の発明は、第1または第4の発明の広告配信システムにおいて、第一の基地局群あるいは第二の基地局群は、端末と無線で通信を行なう複数の無線アクセスポイントと、無線アクセスポイント同士を接続し、無線アクセスポイント間の情報伝送を可能にすると共に、インターネットに接続されているルータで構成されるサブネットワークである。
上記第1の発明によれば、端末から端末へ情報を配信することができる為情報効果を高めることができる。
上記第2の発明によれば、基地局を介して情報を配信することができるため、より多くの端末に対して情報を配信することができる。
上記第3の発明によれば、端末が移動先の無線アクセスネットワークにおいて、情報を再送信することができる為、情報効果を高めることができる。
上記第4の発明によれば、基地局を介して情報を配信することができるため、より多くの端末に対して情報を配信することができる。
上記第5の発明によれば、情報を受信する際に、ユーザが必要な情報を自動的に取捨選択できると共に、基地局が通信履歴の一部として情報主に提供し、情報主がマーケティング等に活用することもできる。
上記第6の発明によれば、情報を受信する際に、ユーザが必要な情報を自動的に取捨選択できる。
上記第7の発明によれば、基地局側で送信する情報を管理することができるため、同じ情報を重複して携帯端末に送信する等、無駄を省くことが出来る。
上記第8の発明によれば、あらかじめ基地局において携帯端末ユーザの嗜好情報を管理することで、携帯端末ユーザに最適に情報を取捨選択して配信することができる。
上記第9の発明によれば、情報主に有用な通信履歴情報を提供することができる。
上記第10の発明によれば、情報主が基地局の管理者にインセンティブを与えることで、通信履歴情報を提供するモチベーションを高めることが出来る。
上記第11の発明によれば、通信履歴情報に端末IDを含むことで、情報主が情報を再送信した携帯端末ユーザを特定することが出来る。
上記第12の発明によれば、情報主が情報を再配信してくれた携帯端末ユーザにインセンティブを与えることで、情報再送信に対するモチベーションを高めることが出来る。
上記第13の発明によれば、携帯端末に固有の端末IDを基地局に知らせることができ、通信履歴情報の一部として管理することができる。
上記第15の発明によれば制御局を介して情報の再送信を行なうことができるため、より広い範囲に情報の再送信が可能となる。
上記第16の発明によれば、無線LANなどの無線アクセスシステムにおいて広告配信を実現することができる。
以下本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における広告配信システムを表す図であり、携帯電話システムをベースとしたシステムである。図1において、100は広告主が提供する広告を配信する情報配信サーバであり、インターネット101へ接続されている。インターネットは、携帯電話システムのコアネットワーク102と接続されている。103aおよび103bは無線アクセスネットワークであり、103aおよび103bは、互いにコアネットワーク102を介して接続されている。無線アクセスネットワーク103a、103bは、制御局104a、104bおよび基地局105a〜105cを含んでいる。制御局104aは基地局105aおよび105bを互いに有線で接続している。無線ネットワーク103aあるいは103bはいずれも、一つの無線アクセスエリアを形成しており、複数の基地局および制御局で特定の地域をカバーするように設計されている。基地局105a〜105cは、制御局より有線により送信された情報を、電波を用いて携帯端末106a〜106dへ送信する。携帯端末106a〜106dは、基地局より送信された情報を、電波を媒体として受信する。携帯端末106a〜106dは任意の場所へ移動することができる。
図1は、本発明の実施の形態1における広告配信システムを表す図であり、携帯電話システムをベースとしたシステムである。図1において、100は広告主が提供する広告を配信する情報配信サーバであり、インターネット101へ接続されている。インターネットは、携帯電話システムのコアネットワーク102と接続されている。103aおよび103bは無線アクセスネットワークであり、103aおよび103bは、互いにコアネットワーク102を介して接続されている。無線アクセスネットワーク103a、103bは、制御局104a、104bおよび基地局105a〜105cを含んでいる。制御局104aは基地局105aおよび105bを互いに有線で接続している。無線ネットワーク103aあるいは103bはいずれも、一つの無線アクセスエリアを形成しており、複数の基地局および制御局で特定の地域をカバーするように設計されている。基地局105a〜105cは、制御局より有線により送信された情報を、電波を用いて携帯端末106a〜106dへ送信する。携帯端末106a〜106dは、基地局より送信された情報を、電波を媒体として受信する。携帯端末106a〜106dは任意の場所へ移動することができる。
ここで、本構成における広告配信手順を図4に示す。図1および図4を用いて広告配信システムの動作を説明する。情報配信サーバ100より、携帯端末106aへ広告が配信される。配信される広告は途中、インターネット101、コアネットワーク102、制御局104aおよび基地局105aを経由する。広告を受信した携帯端末106aは、基地局105aへ受信した広告を再送信する。広告を受信した基地局105aは、基地局105aと通信できるエリアに存在する端末に対して広告を再送信する。図1には、再送信された広告を携帯端末106bが受信する場合について示してある。
さらに携帯端末106aは、当該端末を特定できる識別IDを基地局105aへ送信する。識別IDを受け取った基地局105aは、本識別IDを含む通信履歴情報を広告主へ知らせる。図5では、情報配信サーバへ通信履歴情報を送信することで広告主へ通信履歴情報を知らせる方法について示してある。
そして、広告主は、通信履歴情報にもとづいて、基地局105aの管理者や、携帯端末106aの管理者にインセンティブをあたえる。
このような構成によれば、広告主から送信された広告は、携帯端末106aにより、再送信され、基地局105aがカバーするエリア内で再配信される為、広告がインターネットおよびコアネットワークを1回伝送されるだけで、本例では広告を2台の携帯端末へ配信することができる。さらに、基地局105aがカバーするエリア内へ存在する端末すべてに広告を配信することができる為、当該エリアに存在する端末数に比例して広告の配信効果を高めることが出来る。又、複数の携帯端末より広告を再送信することも可能である為、広告配信効果は再送信する端末数が多くなれば、広告配信効果をさらに高めることが可能である。又、基地局において、広告を配信した携帯端末を識別する識別IDを記録した通信履歴情報を管理し、当該通信履歴情報を広告主へ知らせることで、広告主は、当該通信履歴情報を、マーケティングやインセンティブの付与に利用することが出来る。そして、広告主は、当該通信履歴情報の提供を受けて、基地局105aの管理者や、携帯端末106aの管理者にインセンティブをあたえる事により、携帯端末からの広告の再送信や、基地局からの通信履歴情報の送信を、より促進させることが出来る。
なお、基地局105aは、当該基地局がカバーするエリアへ存在する端末すべてに再送信するとしたが、特定の携帯端末に対して再送信しても良いし、再送信しなくてもよい。例えば、基地局105aにおいて過去に再送信した広告を再度送信する際に、前回当該広告を送信した時刻よりほとんど時間が経過していない場合は、同一の広告を同一の端末に再送信する可能性が高い為、当該広告を再送信しなくてもよい。あるいは、当該広告を送信していない端末に対してのみ広告を送信してもよい。ここで、広告を送信していない端末を識別する方法としては、広告通信履歴として広告送信先の端末識別IDをあらかじめ記録しておき、広告送信前に参照する方法がある。
なお、上述の例では、基地局において、広告を再送信する端末の選択や、広告再送信するかしないかを決定していたが、携帯端末において、広告を受信するかしないかを選択してもよい。この場合、広告にあらかじめ広告の内容を識別できるIDを付与しておき、当該IDにもとづいて受信を選択する方法がある。
なお、広告送信元の携帯端末を識別するIDは、広告を再送信する際、広告に付加して基地局へ送信してもよい。
なお、通信履歴情報には、広告再送信元の携帯端末を識別するID、広告再送信先の携帯端末を識別するIDに加えて、再配信時刻や、再配信広告IDなどを含めることで、広告主にとってより利用価値の高い情報にすることができる。
なお、本実施の形態では、情報配信サーバ100は、インターネットに接続されていたが、無線アクセスネットワーク103aの一部として、制御局104aあるいは基地局105aに接続されてもよい。このような構成にすることで、インターネットおよびコアネットワークのトラヒックをなくすことができる。さらに、無線アクセスネットワーク103aがカバーするエリアに限定して広告を配信することが容易にできる為、特定の地域に限定した広告配信等に有効である。
なお、本実施の形態では、携帯電話システムを想定して説明を行なったが、無線LANのような無線アクセスシステムでも、それぞれの構成要素を適当な機器に置き換えることで、上記と同様の動作が可能である。例えば、携帯電話のコアネットワーク102をなくし、インターネット101と無線アクセスネットワーク103a、103bを直接接続する。その接続には、制御局104a、制御局104bの代わりにルータを用いる。基地局105a〜105cを、無線LANのアクセスポイントに置き換える方法がある。
なお、本実施の形態では、携帯端末106aから送信された広告を基地局105aで受信し、再送信した。その代わりに、図7、図8に示す様に、携帯端末106aから送信された広告を制御局104aで受信し、再送信してもよい。このようにすることで、制御局104aと基地局105a、105bで構成された無線アクセスネットワーク103aにおいて、広告の再配信が可能になる。
なお、本実施形態では、携帯端末106aは基地局105aを介して、携帯端末106bへ広告を再送信したが、携帯端末106aより106bへ直接広告を送信しても良く、送信方法は、電波や光による無線に限らず、ケーブルによる有線接続、記憶媒体による受け渡しなどがあげられる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2の広告配信システムの構成を表す図である。図5において構成要素は図1と同一である為、それぞれの構成要素の説明は省略する。本図では、無線アクセスネットワーク103aへ存在していた携帯端末106bが無線アクセスネットワーク103bへ移動する場合を示している。図6に本実施の形態の広告配信システムの動作を説明する図を示す。本実施の形態における動作は、図4に示した動作に加えて、図6に示す動作を行なう。図4に示す動作では、情報配信サーバ100から配信された広告を、携帯端末106aが再送信し、当該広告を基地局105a経由で携帯端末106bが受信する。本実施の形態2の動作は、その後、図5に示す様に、携帯端末106bが、無線アクセスネットワーク103bへ移動した場合の動作である。ここで、無線アクセスネットワーク103bは、無線アクセスネットワーク103aと同様に、基地局105c、基地局をまとめる制御局104bから構成されている。
図5は、本発明の実施の形態2の広告配信システムの構成を表す図である。図5において構成要素は図1と同一である為、それぞれの構成要素の説明は省略する。本図では、無線アクセスネットワーク103aへ存在していた携帯端末106bが無線アクセスネットワーク103bへ移動する場合を示している。図6に本実施の形態の広告配信システムの動作を説明する図を示す。本実施の形態における動作は、図4に示した動作に加えて、図6に示す動作を行なう。図4に示す動作では、情報配信サーバ100から配信された広告を、携帯端末106aが再送信し、当該広告を基地局105a経由で携帯端末106bが受信する。本実施の形態2の動作は、その後、図5に示す様に、携帯端末106bが、無線アクセスネットワーク103bへ移動した場合の動作である。ここで、無線アクセスネットワーク103bは、無線アクセスネットワーク103aと同様に、基地局105c、基地局をまとめる制御局104bから構成されている。
無線アクセスネットワーク103bへ移動した携帯端末106bは、無線アクセスネットワーク103aにおいて受信した広告を、基地局105cへ再送信する。広告を受信した基地局105cは、基地局105cと通信できるエリアに存在する端末に対して広告を再送信する。図5には、再送信された広告を携帯端末106dが受信する場合について示してある。
さらに携帯端末106bは、当該端末を特定できる識別IDを基地局105cへ送信する。識別IDを受け取った基地局105cは、本識別IDを含む通信履歴情報を広告主へ知らせる。図5では、情報配信サーバへ通信履歴情報を送信することで広告主へ通信履歴情報を知らせる方法について示してある。そして、広告主は、通信履歴情報にもとづいて、基地局105cの管理者や、携帯端末106bの管理者にインセンティブをあたえる。
このような構成によれば、携帯端末106bが移動前の無線アクセスネットワークにおいて受信した広告を移動先の無線アクセスネットワークにおいて再送信することができる為、広告主が広告を配信していない地域においても、広告配信が可能となる。従って、特定の地域に広告を配信していたとしても、携帯端末の移動にともない、広い地域に広告を配信することができるため、実施の形態1と比較して広告効果をより高めることが可能になる。
本発明にかかる広告配信システムは、ネットワークのトラフィックを最低限に抑えつつ、広告配信効果を高めることができるため、広告効果の高い宣伝方法として有用である。また、企業の宣伝に限らず、口コミ情報などさまざまな情報を広い範囲に頒布する用途にも使用できる。
10,100 情報配信サーバ
11,101 インターネット
12,102 コアネットワーク
13a,13b,103a,103b 無線アクセスネットワーク
14,104a,104b 制御局
15a,15b,105a,105b,105c 基地局
16a,16b,16c,106a,106b,106c,106d 携帯端末
11,101 インターネット
12,102 コアネットワーク
13a,13b,103a,103b 無線アクセスネットワーク
14,104a,104b 制御局
15a,15b,105a,105b,105c 基地局
16a,16b,16c,106a,106b,106c,106d 携帯端末
Claims (16)
- 情報主が提供する情報を配信する情報配信サーバと、
前記情報を受信し、無線信号として送信することができる基地局を複数有する第一の基地局群と、
前記第一の基地局群と無線信号を介して通信することができる複数の端末とを具備し、
前記複数の端末には、前記第一の基地局群から送信された前記情報を受信し、前記受信した情報を再送信する機能を有する第一の端末と、
前記第一の端末より再送信された前記情報を受信する機能を有する第二の端末を含むことを特徴とする広告配信システム。 - 前記第一の基地局群は、前記第一の端末より再送信された前記情報を受信し、前記受信した情報を前記第二の端末へ再送信する基地局を含むことを特徴とする請求項1に記載の広告配信システム。
- 前記第一の基地局群と無線信号を介して通信することができる通信エリアにおいて前記情報を受信し、前記第一の基地局群と無線信号を介して前記通信エリア外に移動し、前記情報を再送信する機能を有する第三の端末と、
前記第三の端末より再送信された前記情報を受信する機能を有する第四の端末をさらに具備することを特徴とする請求項1に記載の広告配信システム。 - 前記第三の端末から送信された前記情報を受信し、前記受信した情報を前記第四の端末へ再送信する基地局を含む第二の基地局群をさらに有する事を特徴とする請求項3に記載の広告配信システム。
- 前記情報は、情報の内容に関する情報IDが付加されていることを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の広告配信システム。
- 前記第一の端末、前記第二の端末、前記第三の端末および前記第四の端末は、前記情報IDをもとに、受信する情報を選択する機能を有することを特徴とする請求項5に記載の広告配信システム。
- 前記第一の基地局群および前記第二の基地局群は、前記情報IDをもとに前記情報の送信先端末を選択する機能を有する基地局を含むことを特徴とする請求項5に記載の広告配信システム。
- 前記第一の基地局群および前記第二の基地局群は、前記第一の端末、前記第二の端末、前記第三の端末および前記第四の端末から、受信したい情報に関する嗜好情報を取得し、前記嗜好情報と前記情報IDをもとに、前記情報の送信先端末を選択する機能を有する基地局を含むことを特徴とする請求項5に記載の広告配信システム。
- 前記第一の基地局群および前記第二の基地局群は、前記第一の端末、前記第二の端末、前記第三の端末および前記第四の端末との通信履歴情報を記録し、前記情報主へ前記通信履歴情報を提供する機能をさらに有する基地局を含むことを特徴とする請求項1〜請求項4に記載の広告配信システム。
- 前記通信履歴情報を送信した基地局の管理者に対して、前記情報主がインセンティブを与えることを特徴とする請求項9に記載の広告配信システム。
- 前記通信履歴情報に前記情報を再送信した端末を特定する端末IDを含むことを特徴する請求項9に記載の広告配信システム。
- 前記通信履歴情報に含まれる前記端末IDをもとに、前記情報を再送信した前記第一の端末の管理者あるいは前記第三の端末の管理者に対して、前記情報主がインセンティブを与えることを特徴とする請求項11に記載の広告配信システム。
- 前記情報を再送信した端末から、前記端末IDを、前記第一の基地局群あるいは前記第二の基地局群に含まれる特定の基地局に対して送信することを特徴とする請求項11に記載の広告配信システム。
- 前記無線信号が光信号であることを特徴とした請求項1および請求項3に記載の広告配信システム。
- 前記第一の基地局群あるいは前記第二の基地局群は、前記端末と無線で通信を行なう複数の基地局と、前記基地局同士を接続し、前記基地局間の情報伝送を可能にする制御局で構成される無線アクセスネットワークであることを特徴とする請求項1および請求項4に記載の広告配信システム。
- 前記第一の基地局群あるいは前記第二の基地局群は、前記端末と無線で通信を行なう複数の無線アクセスポイントと、前記無線アクセスポイント同士を接続し、前記無線アクセスポイント間の情報伝送を可能にすると共に、インターネットに接続されているルータで構成されるサブネットワークであることを特徴とする請求項1および請求項4に記載の広告配信システム。
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Cited By (2)
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JP2014103569A (ja) * | 2012-11-21 | 2014-06-05 | Kddi Corp | 携帯端末及び情報配信システム |
CN111416998A (zh) * | 2020-03-16 | 2020-07-14 | 上海晶曦微电子科技有限公司 | 一种用于交通设备的信息更新系统及方法 |
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2007
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