JP2009145668A - メガネシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】メガネシステム(1)は、レンズ(21)と、前記レンズの焦点距離を変更する焦点距離変更部(13,21)と、前記焦点距離変更部を制御して、前記レンズの焦点距離を所定の振幅及び所定の変動周期で変動させる制御部(12)と、を備える。
【選択図】図1
Description
(例えば、特許文献1)。
しかし、従来の視度調節式眼鏡は、使用者の視度に合わせて焦点距離を調整するものであり、使用者の視力の低減の防止を目的とするものではなかった。
なお、符号を付して説明した構成は、適宜改良してもよく、また、少なくとも一部を他の構成物に代替してもよい。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレンズシステムにおいて、前記制御部(12)は、前記焦点距離の前記振幅及び前記変動周期の少なくとも1つをランダムに設定すること、を特徴とするメガネシステムである。
請求項4の発明は、請求項1又は請求項2に記載のレンズシステムにおいて、前記制御部(12)に対して、前記焦点距離の前記振幅及び前記変動周期の少なくとも1つを入力する入力部(11)を備えること、を特徴とするメガネシステムである。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズシステムにおいて、表示部(225)に視標(225a)を表示する表示制御部(212)を備え、前記表示制御部は、前記焦点距離の変動に応じて、前記表示部の前記視標の表示サイズを変更すること、を特徴とするメガネシステムである。
請求項6の発明は、請求項5に記載のレンズシステムにおいて、前記表示制御部(212)は、前記焦点距離を変更するとともに、前記表示部(225)の前記視標(225a)の表示位置を変更すること、を特徴とするメガネシステムである。
(1)本発明は、レンズの焦点距離を所定の振幅及び所定の変動周期で変動させるので、使用するだけで使用者の眼球の焦点距離が変動し、自然に眼球の運動を促すため、視力の低下を防止することができる。
(2)本発明は、焦点距離の変更度合いを予め設定することができるので、例えば使用者は、自分の眼球の追従能力に合わせて変更度合いを設定することができる。
(4)本発明は、焦点距離の振幅及び変動周期の少なくとも1つを入力できるので、使用者は、自分の眼球の状態に合わせて、変動パターンを設定することができる。
(6)本発明は、焦点距離を変更するとともに、表示部の視標の表示位置を移動するので、遠近に関する眼球のトレーニングだけでなく、左右上下方向に関する眼球のトレーニングをすることができる。
以下、図面等を参照して、本発明を適用したメガネシステムの第1実施形態について説明する。
図1(a)は、第1実施形態のメガネシステム1の構成を示す図であり、図1(b)は、メガネ20の縦断面図(図1(a)のB−B部矢視断面図)である。
図1に示すように、メガネシステム1は、焦点制御装置10と、メガネ20とを備えている。
キーボード11は、制御装置12に対して命令を入力する入力部である。キーボード11からは、メガネ20の焦点距離の振動幅(振幅)及び変動周期を入力することができる。
本実施形態では、メガネシステム1は、キーボード11からの入力に応じて、メガネ20の焦点距離を、後述する特定のパターン及びランダムパターンのいずれかで変動させることができる。
レンズ21は、図1(b−1)に示すように、フレーム22と透明な樹脂等により形成された2枚の板材21aとの間に、透明な液体Fが封入されて形成されている。
レンズ21は、図1(b−2)に示すように、駆動装置13のピストンの運動に応じて、パイプ15から液体Fが送出されると、膨張して遠視用の凸レンズ形状となる。一方、レンズ21は、図1(b−3)に示すように、パイプ15へと液体Fが吸入されると、収縮して近視用の凹レンズ形状となる。
このように、メガネシステム1は、レンズ21及び駆動装置13からなる焦点距離変更部により、レンズ21の形状を変更して焦点距離を変更することができる。
モニタ25は、パーソナルコンピュータ等の表示装置であり、例えば使用者が日常の業務で使用したりするものである。つまり、使用者は、メガネシステム1を用いることにより、日常の業務を遂行しながら、後述するように視力の低下を防止することができる。
図2(b)に示すように、レンズ21が凸レンズの状態では、レンズ21は、短焦点となる。この場合、使用者の眼球30は、レンズ21の短焦点分を補うために、遠焦点となる。従って、使用者は、実際のモニタ25が、図2(a)の状態よりも遠くに存在するように感じる。
図2(c)に示すように、レンズ21が凹レンズの状態では、レンズ21は、長焦点となる。この場合、使用者の眼球30は、レンズ21の長焦点分を補うために、近焦点となる。従って、使用者は、実際のモニタ25が、図2(a)の状態よりも近くに存在するように感じる。
図3は、第1実施形態のメガネシステム1の焦点距離の振幅及び変動周期について説明するグラフである。図3(a)は、特定のパターンで焦点距離を変動させた場合のグラフであり、図3(b)は、ランダムパターンで焦点距離を変動させた場合のグラフである。
図3(a)、図3(b)では、横軸が時間(t)を示し、縦軸が焦点距離を示している。
焦点距離0の軸は、レンズ21による焦点距離の変化が0である場合、つまりレンズ21がフラットな形状の状態にある場合に対応した軸である。基準焦点距離は、焦点距離の振動幅の中心軸を示している。このように、焦点距離0の軸と基準焦点距離とを一致させない理由は、使用者の視力に応じて、焦点距離の振動幅の中心を調整するためである。本実施形態では、基準焦点距離は、焦点距離0よりも大きいので、基準焦点距離におけるレンズ21が凹レンズ形状である。つまり、近視である使用者に合わせて調整した場合の例である。
これに応じて、制御装置12が駆動装置13を制御して、レンズ21内の液体Fの量を増減させ、入力された基準焦点距離と、振動幅と、変動周期とに基づいて、レンズ21の形状を凸レンズ形状と凹レンズ形状との間で変形させる。これにより、レンズ21の焦点距離は、一定の変動パターンで単振動する。
これに応じて、制御装置12が駆動装置13を制御して、レンズ21の形状を変形させる。この場合、制御装置12の制御部は、焦点距離が基準焦点距離になる度に抽選処理を行い、入力された振動幅内になるようにランダムに振幅を設定し、また入力された最大変動周期と最小変動周期との間でランダムに周期を設定する。これにより、レンズ21の焦点距離は、基準焦点距離になる度に、焦点距離の振幅及び変動周期が変化して、不特定な変動パターンで変動する。
キーボード11への入力に応じて、制御装置12は、入力された傾きa以内になるように、焦点距離の振幅及び変動周期を設定する。
このように、メガネシステム1は、焦点距離の傾きaを設定することができるので、使用者は、例えば自分の眼球30の追従能力に応じて傾きaを設定することができる。
また、メガネシステム1は、使用者の作業が例えば事務作業等のように、モニタに向かって長時間作業を行う場合であっても、使用者の眼球30を自然に短焦点、長焦点に調整させて、使用者の視力の低下を防止することができる。
次に、本発明を適用したメガネシステムの第2実施形態について説明する。
なお、以下の説明及び図面において、前述した第1実施形態と同様の機能を果たす部分には、同一の符号又は末尾に同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
図4は、第2実施形態のメガネシステム200の構成を示す図である。
第2実施形態のメガネシステム200は、焦点制御装置210の制御装置212と、制御装置212に接続されたモニタ225(表示部)とを備えている。
制御装置12は、レンズ21を凸レンズ形状とし短焦点としために、使用者の眼球が長焦点になっている場合には、モニタ225に表示される視標225aのサイズを小さくする(破線225b参照)。一方、制御装置12は、レンズ21を凹レンズ形状とし長焦点としために、使用者の眼球が短焦点になっている場合には、モニタ225に表示される視標225aのサイズを大きくする(破線225c参照)。
なお、制御装置212は、焦点距離を変更するとともに、図中矢印で示すように、視標225aの表示位置を左右上下に変更してもよい。これにより、メガネシステム200は、使用者に視力低下の防止だけでなく、左右上下方向に関する眼球のトレーニングも促すことができる。
以上説明した実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の技術的範囲内である。
(1)各実施形態において、制御装置に対して焦点距離の振幅及び変動周期の両方を入力する例を示したが、これに限定されない。例えば、焦点距離の振幅及び変動周期の少なくとも1つを入力してもよい。
10,210 焦点制御装置
11 キーボード
12,212 制御装置
13 駆動装置
20 メガネ
21 レンズ
25,225 モニタ
30 眼球
225a 視標
F 液体
Claims (6)
- レンズと、
前記レンズの焦点距離を変更する焦点距離変更部と、
前記焦点距離変更部を制御して、前記レンズの焦点距離を所定の振幅及び所定の変動周期で変動させる制御部と、
を備えたメガネシステム。 - 請求項1に記載のレンズシステムにおいて、
前記焦点距離の変更度合いを予め設定する変更度合い設定部を備え、
前記制御部は、前記変更度合い設定部により設定された変更度合いに基づいて、前記焦点距離の前記振幅及び前記変動周期の少なくとも1つを設定すること、
を特徴とするメガネシステム。 - 請求項1又は請求項2に記載のレンズシステムにおいて、
前記制御部は、前記焦点距離の前記振幅及び前記変動周期の少なくとも1つをランダムに設定すること、
を特徴とするメガネシステム。 - 請求項1又は請求項2に記載のレンズシステムにおいて、
前記制御部に対して、前記焦点距離の前記振幅及び前記変動周期の少なくとも1つを入力する入力部を備えること、
を特徴とするメガネシステム。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のレンズシステムにおいて、
表示部に視標を表示する表示制御部を備え、
前記表示制御部は、前記焦点距離の変動に応じて、前記表示部の前記視標の表示サイズを変更すること、
を特徴とするメガネシステム。 - 請求項5に記載のレンズシステムにおいて、
前記表示制御部は、前記焦点距離を変更するとともに、前記表示部の前記視標の表示位置を変更すること、
を特徴とするメガネシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007323371A JP2009145668A (ja) | 2007-12-14 | 2007-12-14 | メガネシステム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2007
- 2007-12-14 JP JP2007323371A patent/JP2009145668A/ja active Pending
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