JP2009145524A - 液晶装置及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示品質が向上した液晶装置及び電子機器を提供する。
【解決手段】液晶装置10は、複数の画素領域を含み、画素領域毎に光を反射する反射領域Rと光を透過させる透過領域Tとを有する液晶装置であって、対向する一対の基板12,14と、一対の基板12,14間に設けられた液晶層18と、反射領域に対応して一対の基板12,14の内面に選択的に形成された位相差層52と、を含み、一対の基板のうち一方の基板12は、画素電極34と、画素電極34に接続されたスイッチング素子30と、を備え、一対の基板のうち他方の基板14は、カラーフィルタ28を備え、他方の基板14の液晶層18側に対して反対側の表面に、表面側から順に、透明導電膜56と、透明導電膜56より屈折率が小さい透明膜58と、の積層構造60を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、液晶装置及び電子機器に関するものである。
従来、基板面に平行に電圧を印加して液晶を基板面と平行な面内で回転させる横電界駆動方式が提案されている。この方式は視野角が広くできる特徴があるが、カラーフィルタ側に電極を設けずTFT等の駆動素子が形成された基板にのみ電極が置かれるために、カラーフィルタ側からの外部電界が侵入して表示に悪影響を与えやすい問題がある。これを解決するために、カラーフィルタ基板裏面に透明導電膜を形成する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
又、一画素内に反射表示部と透過表示部とを備え、反射表示部に対応する部分に位相差層を有し、反射表示部の液晶層のリタデーションが4分の1波長であり、位相差層のリタデーションが2分の1である半透過型IPS(In Plane Switching)方式の液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献2参照)。これにより、透過型IPS方式と同等の広視野角を実現することができるとしている。
特開平10−293207号公報 特開2007−47732号公報
ところが、カラーフィルタ基板裏面に透明導電膜を形成することにより、カラーフィルタ基板と透明導電膜との屈折率差が起因となって、カラーフィルタ基板と透明導電膜との界面で反射が生じる。この界面反射の反射率は、透明導電膜が無い場合(基板と空気界面)より大きい。この反射光が再び液晶層に入射し一部が反射表示領域の反射板で反射されて再射出する。この再射出される反射光が液晶層内に設けられた反射領域の位相差膜を通るが、これによって偏光状態が変化し、コントラスト低下の原因となっている。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]複数の画素領域を含み、前記画素領域毎に光を反射する反射領域と光を透過させる透過領域とを有する液晶装置であって、対向する一対の基板と、前記一対の基板間に設けられた液晶層と、前記反射領域に対応して前記一対の基板の内面に選択的に形成された位相差層と、を含み、前記一対の基板のうちの一方の基板は、画素電極と、前記画素電極に接続されたスイッチング素子と、を備え、前記一対の基板のうちの他方の基板は、カラーフィルタを備え、前記他方の基板の前記液晶層側に対して反対側の表面に、前記表面側から順に、透明導電膜と、前記透明導電膜より屈折率が小さい透明膜と、の積層構造を有することを特徴とする液晶装置。
これによれば、可視光全波長域で他方の基板と透明導電膜との界面起因による反射が、透明導電膜より屈折率が小さい透明膜により抑制され透過表示のコントラストが向上する。又、可視光全波長域での透過率も向上するため、透過表示が明るい、高い表示品質を有する液晶装置を提供できる。
[適用例2]上記液晶装置であって、前記透明膜の領域は、前記透明導電膜の領域より狭いことを特徴とする液晶装置。
これによれば、上層の透明膜の成膜領域を下層の透明導電膜の成膜領域より狭くすることにより、静電対策の機能を損なうことがないので静電対策の品質向上が可能となる。
[適用例3]上記液晶装置であって、前記積層構造は、可視光領域内の平均反射率が4%以下で、平均透過率が90%以上であることを特徴とする液晶装置。
これによれば、可視光全波長域で他方の基板と透明導電膜の界面起因による反射が、透明導電膜より屈折率が小さい透明膜により抑制され容易に透過表示のコントラストが向上する。又、可視光全波長域での透過率も向上するため、容易に透過表示が明るくなる。
[適用例4]上記液晶装置であって、前記透明導電膜は酸化インジウム又は酸化スズを含む膜であり、前記透明膜は前記膜より屈折率が小さい膜であることを特徴とする液晶装置。
これによれば、積層構造の構成が容易になる。
[適用例5]上記液晶装置であって、前記透明膜は二酸化ケイ素を主成分とする膜であることを特徴とする液晶装置。
これによれば、積層構造の構成が更に容易になる。
[適用例6]上記液晶装置であって、前記酸化インジウム又は酸化スズを含む膜の膜厚は10nm〜40nm(好ましくは10nm〜30nm)であり、前記二酸化ケイ素を主成分とする膜の膜厚は110nm〜70nm(好ましくは110nm〜86nm)であることを特徴とする液晶装置。
これによれば、積層構造の構成が更に容易になる。
[適用例7]上記に記載の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
これによれば、上記液晶装置を搭載しているので、透過表示のコントラストが向上する。又、透過表示が明るい、高い表示品質を有する電子機器が提供できる。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。尚、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。更に本明細書では、画像表示の最小単位を「サブ画素」と呼び、各色カラーフィルタを備えた複数のサブ画素の集合を「画素」と呼ぶこととする。
(第1の実施形態)
先ず、本実施形態の液晶装置について、図1〜図5を参照して説明する。
図1は本実施形態に係る液晶装置の概略構成を示す図である。同図(A)は概略平面図、同図(B)は同図(A)のI−I線で切った概略断面図である。
図1(A)及び(B)に示すように、本実施形態の液晶装置10は、対向する一対の基板の一方の基板としての素子基板12及び他方の基板としての対向基板14を備えている。対向基板14は、所定の位置で一回り大きいサイズの素子基板12とシール材16を介して接合されている。
シール材16を介した素子基板12と対向基板14との隙間(ギャップ)に、正の誘電異方性を有する液晶が充填され液晶層18を構成している。すなわち、素子基板12と対向基板14とにより液晶層18を挟持している。
シール材16の外側は、周辺回路領域であり、素子基板12の一辺に沿ってデータ線駆動回路20及び外部回路と接続するための複数の実装端子22とが設けられている。又、素子基板12のX軸方向において対向する他の二辺に沿って、それぞれ走査線駆動回路24が設けられている。素子基板12の残る一辺に沿って、2つの走査線駆動回路24を接続する複数の配線26が設けられている。
シール材16の内側には、X軸方向及びY軸方向にマトリクス状に配列した複数の画素を有している。1つの画素は3色のカラーフィルタ28R(赤)、28G(緑)、28B(青)に対応した3つのサブ画素から構成されている。3色のカラーフィルタ28R,28G,28Bは、同色のカラーフィルタがY軸方向に連続するように対向基板14側に形成されている。又、素子基板12側にはサブ画素毎に、これを駆動制御するスイッチング素子としての複数のTFT(Thin Film Transistor)素子30が設けられている。すなわち、液晶装置10はストライプ方式のカラーフィルタ28を備え、カラー表示を可能としたアクティブ型の表示装置である。
本実施形態では、実際に表示に寄与する複数の画素の領域を表示領域Eとし、シール材16と表示領域Eとの間に、見切り領域32が設けられている。詳しくは後述するが、見切り領域32に遮光性材料からなる遮光膜が設けられており、液晶装置10を電子機器に取付ける際に、表示領域Eの位置を規定する目安となっている。
このような液晶装置10はLED等を光源とした照明装置により照明される。より詳細な液晶装置10の構造については後述する。
図2は本実施形態に係る液晶装置の等価回路を示す図である。図2に示すように、液晶装置10の表示領域E(図1参照)を構成する各サブ画素SGは、画素電極34と画素電極34をスイッチング制御するためのTFT素子30とを有している。画素電極34と共通電極36との間には液晶層18が介在している。共通電極36は走査線駆動回路24から延びる共通線38Aと電気的に接続されており、各サブ画素SGにおいて共通の電位に保持されるようになっている。
データ線駆動回路20から延びるデータ線40がTFT素子30のソースと電気的に接続されている。データ線駆動回路20は画像信号S1,S2,…,Snを、データ線40を介して各サブ画素SGに供給する。画像信号S1〜Snはこの順に線順次に供給しても構わないし、相隣接する複数のデータ線40同士に対して、グループ毎に供給するようにしてもよい。
又、TFT素子30のゲートには、走査線駆動回路24から延びる走査線38Bが電気的に接続されている。走査線駆動回路24から所定のタイミングで走査線38Bにパルス的に供給される走査信号G1,G2,…,Gmが、この順に線順次でTFT素子30のゲートに印加されるようになっている。画素電極34はTFT素子30のドレインに電気的に接続されている。
スイッチング素子であるTFT素子30が走査信号G1,G2,…,Gmの入力により一定期間だけオン状態とされることで、データ線40から供給される画像信号S1,S2,…,Snが所定のタイミングで画素電極34に書き込まれるようになっている。画素電極34を介して液晶に書き込まれた所定レベルの画像信号S1,S2,…,Snは、画素電極34と液晶を介して対向する共通電極36との間で一定期間保持される。
図3は本実施形態に係る画素の構造の概略平面を示す図である。図3に示すように、液晶装置10は複数の画素(画素領域)を含み、画素毎に光を反射する反射表示領域(反射領域)Rと光を透過させる透過表示領域(透過領域)Tとを有する。液晶装置10の1つの画素は、3色(R,G,B)のカラーフィルタ28R,28G,28Bに対応する3つのサブ画素SGにより構成されている。各サブ画素SGには、複数のスリット(隙間)42が略梯子状に形成された矩形の画素電極34が設けられている。画素電極34の外周を取り囲むようにして、走査線38Bと共通線38Aと複数のデータ線40とが配置されている。走査線38Bとデータ線40との交差部近傍にTFT素子30が形成されており、TFT素子30はデータ線40及び画素電極34と電気的に接続されている。又、画素電極34と平面視で略重なる位置に矩形状の共通電極36が形成されている。
画素電極34はITO(Indium Tin Oxide)等の光透過性を有する導電材料からなる導電膜である。1つのサブ画素SGの画素電極34に17本のスリット42が形成されている。各スリット42は、走査線38B及びデータ線40の双方と交差する方向(図中斜め方向)に延びて、Y軸方向において等間隔に配列するように形成されている。各スリット42は略同一の幅に形成され、互いに平行である。これにより、画素電極34は、複数本(図示では16本)の帯状電極部34Aを有することになる。スリット42が一定の幅を有して等間隔で配列していることから、帯状電極部34Aも一定の幅を有して等間隔で配列している。本実施形態では、スリット42の幅と帯状電極部34Aの幅はいずれも4μmである。
共通電極36は、ITO等の光透過性を有する導電材料からなる平面視矩形状の透明共通電極36Tと、アルミニウムや銀等の光反射性を有する金属材料からなる平面視略矩形状の反射共通電極36Rとからなる。透明共通電極36Tと反射共通電極36Rとは、互いの辺端部において電気的に接続されている。反射共通電極36Rは、走査線38Bと平行に延びる共通線38Aと一体に形成されている。従って、透明共通電極36Tと反射共通電極36Rとからなる共通電極36は、共通線38Aと電気的に接続されている。反射共通電極36Rの形成領域がサブ画素SGの反射表示領域Rを構成しており、透明共通電極36Tの形成領域が透過表示領域Tを構成している。
尚、共通線38Aと反射共通電極36Rとを別々の導電膜を用いて形成し、これらを電気的に接続してもよい。その方法としては、反射共通電極36Rと共通線38Aとを層間絶縁膜を介して異なる配線層に形成し、層間絶縁膜に開口したコンタクトホールを介して両者を接続する方法が挙げられる。又、透明共通電極36Tが反射共通電極36Rを覆って形成されていてもよい。
TFT素子30は、走査線38B上に部分的に形成された島状のアモルファスシリコン膜からなる半導体層44と、データ線40を分岐して半導体層44上に延出されたソース電極46と、半導体層44上から画素電極34の形成領域に延びる矩形状のドレイン電極48とを備えている。走査線38Bは、半導体層44と対向する位置でTFT素子30のゲート電極として機能する。ドレイン電極48と画素電極34とは、両者が平面的に重なる位置に形成された画素コンタクトホール50を介して電気的に接続されている。尚、図示のサブ画素SGにおいて、画素電極34と共通電極36とが平面視で重なる領域が、サブ画素SGの容量として機能するので、画像信号を保持するために別途保持容量をサブ画素SGの形成領域内に設ける必要が無く、高い開口率を得ることができる。
図4及び図5を参照して、液晶装置10の構造を更に詳しく説明する。図4及び図5は本実施形態に係る液晶装置の構造の概略断面を示す図である。詳しくは、図4は図3のIV−IV線で切った断面図、図5はX方向における見切り領域を含む断面図である(図3のV−V線で切った断面図の一部に相当する)。
図4に示すように、液晶装置10は、画素電極34を有する素子基板12と、カラーフィルタ28を有する対向基板14とにより、液晶層18を挟持している。素子基板12及び対向基板14としては光透過性を有し、真空プロセスに使用できるものであれば特に限定されるものではなく、その屈折率は通常1.45〜1.65の範囲である。かかる光透過性を有する基板としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、トリアセチルセルロース(TAC)等のプラスチックからなる合成樹脂基板やガラス板等が挙げられる。
対向基板14のカラーフィルタ28上(液晶層18側)には、反射表示領域Rに対応して位相差層52とセル厚調整層54とが選択的に形成されている。従って、透過表示領域Tのセル厚Dに対して反射表示領域Rのセル厚が薄くなっており、本実施形態では、およそD/2、すなわち、半分となっている。このように反射表示を行う液晶装置10では、光学設計上、反射黒表示を行う際に反射共通電極36Rに到達する外光がすべての可視波長で略円偏光である必要がある。反射共通電極36Rに到達した外光が楕円偏光であると黒表示に色づきが生じ、高コントラストな反射表示を得ることが困難になるからである。そこで本実施形態では、カラーフィルタ28上の反射表示領域Rに対応する領域に選択的に位相差層52とセル厚調整層54とを形成し、反射表示領域Rにおけるセル厚が透過表示領域Tに比して薄くなるように構成している。又、位相差層52の上にセル厚調整層54を設ける構造としたが、位相差層52の膜厚を厚くしてセル厚調整層54の機能を持たせることも可能である。これにより、セル厚調整層54を設ける工程を省くことができ、工程を簡略化することができる。
対向基板14は対向基板14の液晶層18側に対して反対側の表面に、表面側から順に、透明導電膜56と、透明導電膜56より屈折率が小さい透明膜58と、の積層構造60を有する。透明導電膜56としては、光透過性を有し且つ体積固有抵抗率が10-1Ω・cm以下、好ましくは10-2Ω・cm以下であればどの様なものでもよく、例えば酸化インジウム(In23)を主成分とし、酸化スズ(SnOx)が添加されたITO等に代表される酸化インジウム又は酸化スズを含む層等が例示できる。体積固有抵抗値が10-1Ω・cmより大きいものでは、光学膜程度の厚さにおいてはシート抵抗値が大きく、十分な電磁シールド性が確保できない。体積固有抵抗値は小さいほど好ましいが、通常は2×10-4Ω・cm以上である。
透明導電膜56の膜厚(d1)及び屈折率(n1)は、反射防止の目的とする光の波長をλとして、n1×d1が0.10λ〜0.23λ、更には0.15λ〜0.22λとなるように設定されることが望ましい。0.10λより小さい場合は、膜質の変動により体積抵抗値が大きくなった場合、目的とするシート抵抗値が得られなくなる可能性あり、又0.23λより大きい膜厚では、十分な反射防止性能を有するものが得難くなる可能性がある。尚、屈折率(n1)は通常1.96〜2.10の範囲である。具体的には、光の波長(λ)を視感度が最もよいとされる550nmとし、透明導電膜56としてITOからなる膜を使用した場合には、設定膜厚(d1)としては10nm〜40nm、更には10nm〜30nmであることが望ましい。
透明導電膜56を付与する方法としては、抵抗加熱蒸着法、EB蒸着法等の真空蒸着法、直流放電スパッタ法(DC−スパッタ法)、高周波スパッタ法(RFスパッタ法)等のスパッタ法、及びイオンプレーティング法等のどの様な方法でもよく、特に限定するものではないが、得られる膜がより低抵抗である必要がある場合はスパッタ法或いはイオンプレーティング法が適当である。
透明膜58としては、光透過性を有し且つ透明導電膜56より屈折率が小さい膜であり、例えば二酸化ケイ素(SiO2)を主成分とする膜等が例示できる。尚、窒化シリコン(SiNx)、酸化アルミニウム(Al23)、アクリル樹脂であってもよい。透明膜58の膜厚(d3)及び屈折率(n3)は、反射防止を目的とする光の波長をλとして、n3×d3が0.19λ〜0.25λ、更には0.20λ〜0.24λとなるように設定されることが好ましい。尚、n3は後述のように1.44〜1.60であることが好ましい。具体的には、例えば光の波長(λ)を視感度の最もよいとされる550nmとした場合、設定膜厚(d3)は110nm〜70nm、更には110nm〜86nmであることが好ましい。尚、本実施形態の目的とする効果を得るには、n3が1.44〜1.60、更には1.44〜1.50であることが好ましい。n3が1.44未満では反射防止層の機械的強度が劣る傾向にあり、1.60を超えると反射防止の効果が不十分となる傾向にある。酸化ケイ素はその酸化度により屈折率が大きく変化するため、例えば酸素による反応性を利用したスパッタ法で酸化ケイ素膜を形成させた場合には屈折率を酸化度により制御することができる。透明膜58を付与する方法としては、透明導電膜56と同様に特に限定されるものではなく、どの様な方法を用いてもよい。
素子基板12上には、走査線38B、共通電極36、及び共通線38Aが形成されている。これらの走査線38B、共通電極36、及び共通線38Aを覆って、シリコン酸化物膜等からなる絶縁薄膜62が形成されている。絶縁薄膜62上には、島状の半導体層44と、半導体層44と一部が重なるようにソース電極46とドレイン電極48とが形成されている。これらの半導体層44、ソース電極46、及びドレイン電極48を覆って、シリコン酸化物膜や樹脂膜からなる層間絶縁膜64が形成されている。層間絶縁膜64上には画素電極34が形成され、層間絶縁膜64を貫通してドレイン電極48に達する画素コンタクトホール50を介して、画素電極34とドレイン電極48とが電気的に接続されている。
画素電極34を覆って、ポリイミド等からなる配向膜66が形成されている。配向膜66は、ラビング処理等の配向処理を施されて液晶を所定方向に配向させるようになっている。配向膜66による配向規制方向は、本実施形態では、走査線38Bの延在方向と平行であり、画素電極34のスリット42の延在方向とは交差する方向である。
対向基板14上には、液晶層18側に向かってカラーフィルタ28(28B,28G,28R)と、配向膜68と、位相差層52と、セル厚調整層54と、配向膜70とが順に形成されている。
カラーフィルタ28は、例えば各色の着色材料を含む感光性樹脂材料を対向基板14に塗布して、これをフォトリソグラフィ法により露光・現像することにより形成することができる。塗布方法としてはスピンコートやスリットコート等の方法を用いることができる。
位相差層52は、反射表示領域Rに対応してカラーフィルタ28上に選択的に形成されている。位相差層52は、位相差層52を透過する光に対して略1/2波長(λ/2)の位相差(リタデーション)を付与するものであり、一対の基板により液晶層18を狭持したセルの内面側に設けられた所謂内面位相差層である。かかる位相差層52は公知の方法を用いて形成すればよい。例えば、高分子液晶の溶液や液晶性モノマーの溶液を、カラーフィルタ28を覆って形成した配向膜68上に塗布し、所定方向に配向させた状態で固化する方法により形成することができる。そして、反射表示領域Rに対応するように選択的に成形する方法としては、必要な部分をマスキングして不要な部分をエッチングして取り除く方法が挙げられる。
或いは、光重合性液晶化合物を配向膜68上に塗布し、不要な部分をマスキングして必要な部分の配向を維持した状態で硬化させる。そして、有機溶剤等の現像液を用いて未硬化部分(不要な部分)を取り除く方法が挙げられる。このような方法では、エッチング工程又は現像工程において、位相差層52の端部が鉛直に形成されず、膜減りして傾斜し易い。後者の光重合液晶化合物を用いた例では、位相差層52の層厚(膜厚)をおよそ1.5μm〜2μmとして形成した場合、傾斜した端部の水平方向の距離は、およそ3μm〜10μmであった。すなわち、上記端部では、層厚に対して倍以上の長さの傾斜部が形成された。
尚、前述した高分子液晶、液晶性モノマー、光重合型液晶化合物の配向方向を規制する配向膜68は、液晶層18に面する配向膜66,70と同じ膜材料を用いることができる。その場合には、配向膜68の表面をラビングして、配向方向を定める。又、配向膜68に限らず、カラーフィルタ28の表面に、シリコン酸化物等を斜め蒸着する方法や、感光性配向材料を塗布して、紫外線を照射することにより、光配向させる方法等がある。
位相差層52を透過する光に対して付与する位相差の値(以降、位相差値と呼ぶ)は、その構成材料である液晶性高分子の種類や、位相差層52の層厚によって調整することができる。しかし、上記端部では、位相差層52が傾斜しているので層厚が徐々に減少しており、位相差値も変化することになる。本実施形態では、位相差層52の位相差値は、280nmであり、透過表示領域Tにおける液晶層18の位相差値(λ/2)と同等となっている。尚、液晶層18の位相差値は、液晶分子の複屈折率Δnにセル厚Dを乗ずることにより求められる。よって、反射表示領域Rの液晶層18の位相差値は、λ/4となる。
本実施形態の位相差層52は上記端部の位相差値の変化を考慮して、次のように配置している。複数のサブ画素SGの反射表示領域Rに跨るように帯状(X軸方向に連続する)に位相差層52を形成している。これにより、サブ画素SG毎に、位相差層52を形成する場合に比べて、サブ画素SG内に掛かる位相差層52の端部を減らすことができる。
又、図5に示すように、見切り領域32に設けられた遮光膜72に傾斜した端部52A(52B)が位置するように形成する。言い換えれば、帯状の位相差層52の両方の端部52A,52Bがそれぞれ遮光膜72上に位置しているので、位相差層52の端部52A(52B)における層厚変化の影響を受けないで済む。
本実施形態では、各サブ画素SG(図2参照)内の透過表示領域Tと反射表示領域Rとは遮光膜等で区画されていないので、サブ画素SG内の位相差層52の一方の端部52C(図4参照)は、反射表示領域R内に位置するように形成する。又、他方の端部52D(図4参照)は、Y軸方向に配列するサブ画素SGの間、つまり画素間に位置するように形成することが望ましい。これにより、透過表示領域Tには、位相差層52が入り込まないので、透過表示領域Tにおけるセル厚ムラを回避できる。又、反射表示領域R内に一方の端部52Cが位置しても、端部52Cの位相差値の変化による色づきは、反射表示の明るさが透過表示の明るさよりも暗いため目立ち難い。
又、図5に示すように、表示領域Eと見切り領域32との間に、ダミーの画素電極34とダミーのカラーフィルタ28とからなるダミー画素領域を設けている。ダミー画素は表示に寄与するサブ画素SGに隣接し、表示領域Eの外周部において、急激にセル厚が変化することを防ぐものである。よって、当然ながらダミーの画素電極34は、TFT素子30に電気的に接続される必要はない。すなわち、ダミー画素は表示に寄与しないので、帯状の位相差層52を、ダミー画素が形成されたダミー画素領域内にその両方の端部52A,52Bが位置するように形成してもよい。尚、ダミーのカラーフィルタ28は、色材を含む必要はなく、透明であってもよい。
図4に示された配向膜70は素子基板12側の配向膜66と同様の構成であり、配向膜70による配向規制方向は、配向膜66の配向規制方向と反平行である。即ち、配向処理時には配向膜66に対して180度反対方向にラビングする。従って、液晶層18は、素子基板12と対向基板14との間で、水平配向の初期配向状態を呈する。
以上、本実施形態の液晶装置10は、共通電極36上に絶縁膜を介して櫛歯状の画素電極を形成してスイッチングを行う、所謂FFS(Fringe Field Switching)方式と呼ばれるものである。サブ画素SG毎に透過表示領域Tと反射表示領域Rとを有し、反射表示領域Rに対応してセル内に位相差層52を設ける構造とした。光学設計が最適化され、帯状の位相差層52の両方の端部52A,52Bにおける位相差値の変化やセル厚ムラが表示に影響しないように、端部52A,52Bが表示領域Eの外側に位置するように設けられている。よって、表示領域Eに対して額縁状の光漏れ(コントラストムラ)が生じない透過表示及び反射表示を実現している。
以下、本実施例により更に詳細に説明するが、本実施例に限定されるものではない。尚、得られた積層構造60の評価は次のとおりに行った。
(反射率の測定)
(株)島津製作所製UV−2200を用いて、反射スペクトルを測定した。
対向基板14として、ショット社製、光学ガラス、品番SK16、屈折率、nS=1.62を用い、表1に示すような膜構成で積層構造60を構成した。
Figure 2009145524
表1中、A構成はITOが無い状態、B構成は従来の構成である。対向基板14の液晶層18側に対して反対側の表面上の各膜の材料として、表面側から順に、透明導電膜56のITO、屈折率がn1=1.916、透明膜58のSiO2、屈折率がn2=1.467を用いた。
これらの膜形成は、EB蒸着法を用いイオンアシストを行った。膜形成の条件は、真空度:10-3Pa台、レート:2A〜5A/S、基板温度:150°C、イオンアシスト用ガス:ArにO2を10%混合、出力:500eVである。膜厚は、中心波長、λ=550nmにて、ITOとSiO2との膜厚が、n1・D1+n2・D2≒λ/3になるように各膜を形成した。
このようにして、対向基板14の液晶層18側に対して反対側の表面上に2層からなる積層構造60を形成した後、オーブンにて200°C、1時間の加熱処理を施し、液晶装置10を得た。これによれば、ごく薄い膜2層で効果が得られるため、工程が煩雑にならないで済む。
図6は、上記のようにして得られた積層構造60の液晶層18側の反射率を示すグラフである。図7は、上記のようにして得られた積層構造60の液晶層18側からの透過率を示すグラフである。表2は可視光範囲内での平均透過率、平均反射率及びA構成に対する各水準の色差を示すものである。従来の構成であるB構成では、図6に示すように、短波長側で界面反射が増加し、且つ図7に示すように、透過率が下がっていることがわかる。これに対して、2層構造では界面反射が減少し透過率が向上する。特にC構成〜H構成ではA構成と同等以下の反射率となり、より高い効果を奏することがわかる。I構成及びJ構成は、B構成に比べて長波長側での反射率が高くなっているが、表2に示すように、可視光領域での平均反射率はB構成の従来構成より効果は高くなる。
Figure 2009145524
極端な例としてK構成を例示する。この構成であれば反射率に関してはC構成〜J構成より効果がある。しかし透過率を見ると、B構成に比べて短波長側で透過率が小さくなっており、色づきが懸念される。C構成〜H構成の水準であれば、A構成より反射率が低くB構成より透過率が高い。可視光領域内の平均反射率が4%以下で、平均透過率が90%以上である。又色差についても充分に許容できるレベルである。これに対してB構成はA構成より反射率が高く透過率が低くなっている。色差についても、場合によっては認識されるレベルである(K構成の色差は更に認識されやすくなる)。
以上を踏まえて、ITOの膜厚は、10nm〜40nm、SiO2の膜厚は、110nm〜70nmとするのが好ましい。更に好ましくはITOの膜厚が10nm〜30nm、SiO2の膜厚が110nm〜86nmである。尚、このような構成は、法線方向からのみでなく斜め方向からの光に対しても効果がある。
図8は、上記のようにして得られた積層構造60の液晶層18側に対して反対側の反射率を示すグラフである。図9は、上記のようにして得られた積層構造60の液晶層18側に対して反対側からの透過率を示すグラフである。尚、図8及び図9は表1のA構成、B構成、C構成、F構成、及びH構成の積層構造のみ提示する。図8及び図9に示すように、従来の構成であるB構成では、短波長側で界面反射が増加し且つ透過率が下がっていることがわかる。これに対して、2層構造では界面反射が減少し透過率が向上する。C構成、F構成、及びH構成ではA構成と同等以下の反射率となり、より高い効果を奏することがわかる。C構成、F構成、及びH構成の水準であれば、A構成より反射率が低くB構成より透過率が高い。
本実施形態によれば、下記の効果が得られる。
(1)従来の構成である透明導電膜単層の場合に比べて、可視光全波長域で対向基板14と透明導電膜56との界面起因による反射が抑制され透過表示のコントラストが向上する。
(2)可視光全波長域での透過率も向上するため、少なくとも透過表示が明るくなる。
(3)従来構成に比べて色づきが抑えられるため、より鮮明な表示が可能となる。
(4)反射防止を目的とする光が法線方向より傾いても、透明導電膜単層に比べて透過率向上、反射率低減効果があるため、表示品質が向上する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図面を参照して説明する。
図10は本実施形態に係る液晶装置の概略構成を示す図である。尚、本実施形態の液晶装置は、第1の実施形態に係る液晶装置と同様、TFTアクティブマトリクス方式の透過型液晶装置であり、その特徴とするところは、透明膜58の領域にある。従って本実施形態の液晶装置の基本構成は上記実施形態の液晶装置と同様であるから、共通の構成要素には同一の符号を付し、詳細な説明は省略若しくは簡略する。
本実施形態の液晶装置10は、図10に示すように、透明膜58の領域が透明導電膜56の領域より狭くなるように設けられている。透明導電膜56は対向基板14の液晶層18側に対して反対側の表面全面に設けられている。透明膜58は、透明導電膜56上で、遮光膜72(見切り領域32)に対応する領域に、少なくとも表示領域Eを網羅する位置に設けられている。これによって透明導電膜56の静電対策としての機能を損なうことがない。
(電子機器)
図11は、本実施形態に係る電子機器の一例を示す斜視図である。図11に示す携帯型電話機100は、上記実施形態の液晶装置10を小サイズの表示部102として備え、複数の操作ボタン104、受話口106、及び送話口108を備えて構成されている。従って、照明装置からの透過光を利用した透過表示と、外光等の入射光を利用した反射表示とにより、表示された情報を確認することが可能である。すなわち、透過表示のコントラストが向上する。又、透過表示が明るい携帯型電話機100を実現している。
上記実施形態に係る液晶装置は、上記携帯型電話機に限らず、電子ブック、パーソナルコンピュータ、ディジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型或いはモニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、タッチパネルを備えた機器等々の画像表示手段として好適に用いることができ、いずれの電子機器においても、高輝度、高コントラスト、広視野角の透過表示及び反射表示が可能である。
液晶装置10を携帯型電話機100に搭載する場合には、液晶装置10の見切り領域32の位置を目安として、本体との間に隙間が生じないように、額縁状のガスケット等が組み込まれている。
本実施形態によれば、電子機器としての携帯型電話機100は、高い表示品質を有する半透過反射型の液晶装置10を搭載しているので、高い表示品質を有する携帯型電話機100を提供することができる。
第1の実施形態に係る液晶装置の概略構成を示す図。 第1の実施形態に係る液晶装置の等価回路を示す図。 第1の実施形態に係る画素の構造の概略平面を示す図。 第1の実施形態に係る液晶装置の構造の概略断面を示す図。 第1の実施形態に係る液晶装置の構造の概略断面を示す図。 実施例1に係る積層構造の液晶層側の反射率を示すグラフ。 実施例1に係る積層構造の液晶層側からの透過率を示すグラフ。 実施例1に係る積層構造の液晶層側に対して反対側の反射率を示すグラフ。 実施例1に係る積層構造の液晶層側に対して反対側からの透過率を示すグラフ。 第2の実施形態に係る液晶装置の概略構成を示す図。 本実施形態に係る電子機器の一例を示す斜視図。
符号の説明
10…液晶装置 12…素子基板(一方の基板) 14…対向基板(他方の基板) 16…シール材 18…液晶層 20…データ線駆動回路 22…実装端子 24…走査線駆動回路 26…配線 28…カラーフィルタ 30…TFT素子(スイッチング素子) 32…見切り領域 34…画素電極 34A…帯状電極部 36…共通電極 36T…透明共通電極 36R…反射共通電極 38A…共通線 38B…走査線 40…データ線 42…スリット(隙間) 44…半導体層 46…ソース電極 48…ドレイン電極 50…画素コンタクトホール 52…位相差層 54…セル厚調整層 56…透明導電膜 58…透明膜 60…積層構造 62…絶縁薄膜 64…層間絶縁膜 66,68,70…配向膜 72…遮光膜 100…携帯型電話機 102…表示部 104…操作ボタン 106…受話口 108…送話口。

Claims (7)

  1. 複数の画素領域を含み、前記画素領域毎に光を反射する反射領域と光を透過させる透過領域とを有する液晶装置であって、
    対向する一対の基板と、
    前記一対の基板間に設けられた液晶層と、
    前記反射領域に対応して前記一対の基板の内面に選択的に形成された位相差層と、
    を含み、
    前記一対の基板のうちの一方の基板は、画素電極と、前記画素電極に接続されたスイッチング素子と、を備え、
    前記一対の基板のうちの他方の基板は、カラーフィルタを備え、
    前記他方の基板の前記液晶層側に対して反対側の表面に、前記表面側から順に、透明導電膜と、前記透明導電膜より屈折率が小さい透明膜と、の積層構造を有することを特徴とする液晶装置。
  2. 請求項1に記載の液晶装置において、
    前記透明膜の領域は、前記透明導電膜の領域より狭いことを特徴とする液晶装置。
  3. 請求項1又は2に記載の液晶装置において、
    前記積層構造は、可視光領域内の平均反射率が4%以下で、平均透過率が90%以上であることを特徴とする液晶装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の液晶装置において、
    前記透明導電膜は酸化インジウム又は酸化スズを含む膜であり、
    前記透明膜は前記膜より屈折率が小さい膜であることを特徴とする液晶装置。
  5. 請求項4に記載の液晶装置において、
    前記透明膜は二酸化ケイ素を主成分とする膜であることを特徴とする液晶装置。
  6. 請求項5に記載の液晶装置において、
    前記酸化インジウム又は酸化スズを含む膜の膜厚は10nm〜40nm(好ましくは10nm〜30nm)であり、
    前記二酸化ケイ素を主成分とする膜の膜厚は110nm〜70nm(好ましくは110nm〜86nm)であることを特徴とする液晶装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の液晶装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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