JP2009143201A - ラインヘッドの制御方法およびそれを用いた画像形成装置 - Google Patents

ラインヘッドの制御方法およびそれを用いた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成を円滑に、しかも合理的に行える、ラインヘッドの制御方法とそれを用いた画像形成装置の提供。
【解決手段】光学倍率がマイナスのマイクロレンズを用いたレンズ5に対応させて、基板3のX方向(感光体の軸方向)に複数の発光素子2を配する。Y方向(感光体の回動方向)に1行目〜3行目の発光素子行を形成する。レンズ5をX方向とY方向に複数設け、X方向の各レンズに対応する発光素子でグループ7〜8を形成する。各グループ7〜9のそれぞれ1行目、2行目、3行目毎に発光素子に供給される画像データを分割し、グループ7の3行目から2行目、1行目の順序で点灯制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光学倍率がマイナスのレンズを用いた場合の画像形成を円滑に、しかも合理的に行えるラインヘッドの制御方法および画像形成装置に関するものである。
一般に、電子写真方式のトナー像形成手段は、外周面に感光層を有する像担持体としての感光体と、この感光体の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像手段とを有している。
タンデム方式のカラー画像形成装置(プリンター)において、前記露光手段(ラインヘッド)として発光体アレイを用いる技術が知られている。例えば、特許文献1には、負の光学倍率を持つレンズ(マイクロレンズ:ML)を使用し、発光体アレイに2次元で配列された発光素子の出力光を単一レンズで拡大して、感光体ドラムに照射し、潜像を形成する例が記載されている。また、MLを使用する例が特許文献2にも記載されている。
特開2001−63139号公報 特開平08−166555号公報
特許文献1に記載されているように、2次元で配列された発光素子で1次元的な潜像を形成するためには、発光タイミングを調整する必要がある。しかしながら、特許文献1では多数の発光素子をm行×n列のマトリクス状に配置した発光体アレイにおいて、発光素子群間のタイミング制御については言及されていない、という問題があった。
また、特許文献1、特許文献2に記載されているような光学倍率がマイナスのレンズを使用する場合には、SLA(セルフォックレンズアレイ)のように、光学倍率がプラスで発光素子の出力光がその光軸方向で像担持体に照射される場合とは、潜像形成が異なることになる。このようなMLを用いた場合には、レンズ内の発光素子は基板上での発光素子の位置関係と、結像面での結像位置は主走査方向、副走査方向ともに反転の関係になってしまう。これに対して、各レンズに対応する発光素子と結像位置の位置関係は反転でない関係になっている。特許文献2では、一軸に並んだ発光素子の感光体の軸方向(主走査方向)の反転について言及されているが、2次元配列の反転(感光体の回動方向、副走査方向)には言及されておらず、また詳細は記載されていないという問題があった。
本発明は従来技術のこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、光学倍率がマイナスのレンズを用いた場合の画像形成を円滑に、しかも合理的に行えるラインヘッドの制御方法およびそれを用いた画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明のラインヘッドの制御方法は、基板の感光体の軸方向および感光体の回動方向に複数配した発光素子に対応して、前記感光体の回動方向に複数配した光学倍率がマイナスのレンズを有し、
前記1つのレンズ内で前記感光体の回動方向からみて下流側の発光素子から点灯させるとともに、前記感光体の回動方向からみて上流側の前記レンズに対応する発光素子から点灯させることを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの制御方法は、前記レンズを前記感光体の軸方向に複数配したことを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの制御方法は、前記感光体の軸方向に複数配したレンズに対応して設けた発光素子で1つのグループを形成し、前記グループを前記感光体の回動方向に複数設けたことを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの制御方法は、前記複数の発光素子に供給する画像データを、前記感光体の回動方向からみて上流側の前記レンズに対応する発光素子から点灯させるように並び替えを行うことを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの制御方法は、前記画像データを、前記1つのレンズに対応する発光素子では、前記感光体の回動方向からみて下流側の発光素子から点灯させるように並び替えを行うことを特徴とする。
また、本発明のラインヘッドの制御方法は、前記並び替えを行った画像データを記憶手段に記憶させることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、感光体の周囲に帯電手段と、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の方法で制御されるラインヘッドと、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行うことを特徴とする。
また、本発明の画像形成装置は、
基板と
前記基板の感光体の軸方向および感光体の回動方向に複数配した発光素子と、前記複数の発光素子に対応して、前記感光体の回動方向に複数配した光学倍率がマイナスのレンズと、
前記各発光素子に供給される画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された画像データを、前記1つのレンズ内で前記感光体の回動方向からみて下流側の発光素子から点灯させるとともに、前記感光体の回動方向からみて上流側の前記レンズに対応する発光素子から点灯させるように並び替えを行う制御手段と、
を設けたラインヘッド有し、
各色に対応した複数の前記ラインヘッドを用いて複数色の画像形成を感光体上で同時に行うことを特徴とする。
本発明の関連技術として、光学倍率がプラスで、発光素子の出力光がその光軸方向で像担持体に照射されるSLA(セルフォックレンズアレイ)を用いた例について、図18の説明図で説明する。図18において、
発光体アレイ1には、基板3上に発光素子2を感光体の軸方向X(主走査方向)に複数配している。5は光学倍率がプラスのセルフォックレンズで、感光体の軸方向に複数配されており、感光体の回動方向Y(副走査方向)に2列配置されている。このようにして、複数のレンズ5でSLAが形成されている。
10は、模式的に示すメモリテーブルで、1Bankの中に1ラインの画像データを記憶する。図18の例では、Bank0に1ラインの画像データが記憶されている。このようなメモリテーブルに、画像データが記憶されている場合の画像データ読み出し制御について説明する。最初に発光タイミング信号、例えばラインデータリクエスト信号(Hreq信号)により、1Bank分の画像データを読み出す。次に、読み出した画像データをラインヘッドに送信し、発光素子を点灯させる。続いて、次のHreq信号の発生タイミングで、読み出すBankを1段下にスライドさせる。図18の例では、Bank0からBank1に移行する。
図19は、図18の構成の発光体アレイ1と像担持体(感光体)41との配置関係を示す説明図である。図19において、レンズ5は、光学倍率がプラスのSLを用いているので、発光素子2の出力光は、その光軸方向で像担持体41に照射され、結像スポット4が形成される。像担持体41はY方向に回動し、像担持体41の面上で結像スポット4が形成される位置は、順次Y方向に移動する。
図12は、本発明の他の関連技術を示す説明図である。図18のように発光素子がX方向に1ラインだけ設けた構成では、高解像度の画像形成ができない。そこで、図12の構成では、1つのレンズ5に対して、発光素子をX方向に複数配して形成されたラインをY方向に複数設ける。この例では、像担持体の回動方向からみて上流側から、1行目、2行目、3行目の3ライン形成されている。Y方向の1行目〜3行目の発光素子のラインは、先頭の発光素子の位置をX方向にずらした、千鳥配列としている。また、X方向に複数のレンズ5を配置し、各レンズ5に発光素子を対応させており、これらの発光素子のX方向の配置で発光素子グループ7〜9を形成している。
図12において、図18のような発光素子の点灯制御を行うと、レンズ5として光学倍率がプラスのSLを用いいる場合には、発光素子2の出力光は、その光軸方向で像担持体に照射されて結像スポットが形成される。このため、発光素子の配置と同じ位置に結像スポットが形成されるので、像担持体に形成される潜像がずれてしまう。また、レンズ5として光学倍率がマイナスのMLを用いる場合には、発光素子2の出力光は、前記X方向とY方向で反転するので、像担持体に正確な潜像が形成されない。
図13、図14は、光学倍率がマイナスのMLを用いる場合の像担持体に形成される潜像の状態を説明する説明図である。図13において、Sは、像担持体41の回動速度、dはY方向に配置された発光素子の1行目と2行目、2行目と3行目の間隔である。図13に示されているように、1列目の発光素子により像担持体に形成される潜像は、像担持体の回動方向下流側になる。また、3列目の発光素子により像担持体に形成される潜像は、像担持体の回動方向上流側になる。このように、光学倍率がマイナスのML5を用いる場合には、発光素子2の出力光はレンズ5により像担持体の回動方向でみて反転して像担持体41に照射される。
図14は、発光素子2の出力光がレンズ5を通して像担持体41のX方向に潜像が反転して形成される例を示す説明図である。図14に示されているように、基板3の図示左端側に配置された発光素子の出力光は、レンズ5でX方向に反転され、像担持体41の図示右端側に潜像が形成される。
図15は、基板3に設けられている複数の発光素子からなる発光素子アレイ1と、複数のML5からなるMLA6と、像担持体41との関係を示す説明図である。基板3には、発光素子グループ7〜9が形成されている。この発光素子グループ7〜9は、感光体の軸方向に配置された複数の発光素子からなり、図15の例では、Y方向に3グループ形成されている。発光素子グループ7について説明すると、発光素子7aによる出力光は、ML5でX方向およびY方向で反転されて、像担持体41には結像スポット4bが形成される。また、発光素子7bによる出力光は、ML5でX方向およびY方向で反転されて、像担持体41には結像スポット4aが形成される。
図16は、図15に対応する説明図である。図16において、図15と同じところには同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。図16のPsは、Y方向の1行目と2行目間、および2行目と3行目間の発光素子行間の間隔である。また、Pgは、グループ行間7、8、およびグループ行間8、9間の間隔である。
図1は、本発明の実施形態を示す説明図である。図12で説明したようにX方向に複数のレンズ5を配置し、各レンズ5に複数の発光素子を対応させており、これらの発光素子のX方向の配置で発光素子グループ7〜9を形成している。各レンズ5に対応させて配置した発光素子はY方向に3ライン形成されており、本発明の実施形態においては、Y方向の上流側から、1行目、2行目、3行目の発光素子と定義する。
図2〜図4は、本発明の実施形態にかかるラインヘッド制御方法を示す説明図である。図2では、図1のグループ7の1行目の発光素子を点灯する。この際に、像担持体41には、結像スポット4aが形成される。図3は、図2の次のタイミングの画像形成を示している。像担持体41の結像スポット4aがグループ7の2行目の発光素子の位置に移動したタイミングで、グループ7の2行目の発光素子を点灯する。この際に、像担持体41には、結像スポット4aの主走査方向に隣接した位置に結像スポット4bが形成される。
図4は、図3の次のタイミングの画像形成を示している。像担持体41の結像スポット4a、4bがグループ8の3行目の発光素子の位置に移動したタイミングで、グループ8の3行目の発光素子を点灯する。この際に、像担持体41には、結像スポット4a、4bの主走査方向に隣接した位置に結像スポット4cが形成される。
図5は、本発明の実施形態にかかるラインヘッド制御方法を示す説明図である。図5では、画像データを分割する処理例を示している。図5(a)では、メモリ10aに画像データ17が記憶されている。図5(b)で、画像データ17を図1で説明したグループ7〜グループ9に分割する。例えば、画像データ17aをグループ9に、画像データ17bをグループ8に、画像データ17cをグループ7に対応させる。
図5(c)で、グループ7〜グループ9に分割した画像データ17a〜17cを感光体の軸方向で反転させる。図5(d)で、レンズ内に配置した発光素子の1行〜3行に対応するように、画像データ17a〜17cを分割する。図5(e)で、画像データ17a〜17cをレンズの感光体の回動方向に行毎に分割する。
図6〜図9は、図5で説明したようにして分割された画像データを、メモリに格納する処理手順の例を示す説明図である。図6において、図5(e)のように分割された画像データは、それぞれ図1で説明した発光素子グループに割り当てられる。図6の例では、画像データ17cは発光素子グループ7、画像データ17bは発光素子グループ8、画像データ17aは発光素子グループ9にそれぞれ割り当てられる。
各画像データ17c、17b、17aは、一旦バッファメモリに格納される。グループ7〜9の画像データ17c、17b、17aは、1行目〜3行目の発光素子行毎に1ラインずつ分離されて、バッファメモリ11〜13に書き込まれる。例えば、グループ7の1行目の発光素子行に対応する画像データ17cの1行目は、バッファメモリ11に書き込まれる。この際に、X方向の先頭位置の画像データは、バッファメモリ11の左端のアドレス1に書き込まれ、これを基準として、2番目、3番目の発光素子に対応する画像データは、それぞれX方向に2ドット分ずつずれたアドレス位置に格納される。
ここで図16を参照すると、各グループでY方向に3行形成されている発光素子行間の距離はPs、グループ間距離はPgである。バッファメモリ11に書き込まれた画像データは、読み出し制御14により、図11のメモリテーブル10に書き込む際に、Bank位置が指定される。Y方向下流側の3行目の発光素子行を基準とすると、1行目の発光素子行の画像データは、Bank0が基準となるので、Bank(0+Ps+Ps)に書き込まれる。図11に示されているように、Psは3Bankとなっているので、Bank(0+3+3)=6となり、Bank6に画像データが書き込まれる。
次に、グループ8の画像データ17bの1行目は、バッファメモリ12に書き込まれる。この際に、バッファメモリ12の先頭アドレスから、X方向に16ドット分づれたアドレスから画像データ17bの1行目が書き込まれる。これは、グループ7の画像データ17cはX方向に15ドット分あることによる。
バッファメモリ12に書き込まれた画像データは、読み出し処理15により読み出され、図11のメモリテーブル10に書き込まれる。この際に、グループ7とグループ8間の距離がPg、グループ8内で1行目の発光素子行は3行目の発光素子行とPs+Ps分の距離がある。このため、メモリテーブル10に書き込まれるBankは、Bank(0+Ps+Ps+Pg)となる。図16に示されているように、Pgは20Bank分の距離であるので、グループ8の1行目の画像データは、Bank26に書き込まれることになる。
次に、グループ9の発光素子に対する画像データの処理について説明する。グループ9の1行目の画像データ17aは、バッファメモリ13に書き込まれる。この画像データ17aのX方向先頭位置のアドレスは、画像データ17c、17bがそれぞれ15ドットずつであり、グループ9の1行目の先頭位置の発光素子は、グループ9ではX方向に10ドットづれた位置にあるので、15+15+10=40となる。
バッファメモリ13に書き込まれた画像データは、読み出し処理16により読み出され、図11のメモリテーブル10に書き込まれる。この際に、グループ7とグループ8間の距離がPg、グループ8とグループ9間の距離がPg、グループ9内で1行目の発光素子行は3行目の発光素子行とPs+Ps分の距離がある。このため、メモリテーブル10に書き込まれるBankは、Bank(0+Ps+Ps+Pg+Pg)となる。
図7は、図6の各グループ7〜9の1行目の発光素子に対する処理からあるタイミング後の、各グループ7〜9の2行目の発光素子に対する画像データ処理についての説明図である。グループ7の画像データ17cの2行目は、バッファメモリ11に書き込まれる。この際に、バッファメモリ11の先頭アドレスから、X方向に1ドット分づれたアドレスから画像データ17cの1行目が書き込まれる。これは、グループ7の2行目の左端位置の発光素子の位置が、グループ7の1行目の左端位置の発光素子の位置よりもX方向に1ドットづれて配置されていることによる。
次に、グループ8の画像データ17bの2行目は、バッファメモリ12に書き込まれる。この際に、バッファメモリ12の先頭アドレスから、X方向に17ドット分づれたアドレスから画像データ17bの1行目が書き込まれる。これは、グループ7の画像データは、非点灯分を含めてX方向に15ドット分あり、グループ8の2行目の左端はグループ8で2ドット目となるので、15+2=17、となることによる。
バッファメモリ12に書き込まれた画像データは、読み出し処理15により読み出され、図11のメモリテーブル10に書き込まれる。この際に、グループ7とグループ8間の距離がPg、グループ8内で1行目の発光素子行は3行目の発光素子行とPs+Ps分の距離がある。このため、メモリテーブル10に書き込まれるBankは、Bank(0+Ps+Ps+Pg)となる。図11に示されているように、Pgは20Bank分の距離であるので、Bank(0+3+3+20)=26となり、グループ8の2行目の画像データは、Bank26に書き込まれることになる。
次に、グループ9の発光素子に対する画像データの処理について説明する。グループ9の2行目の画像データ17aは、バッファメモリ13に書き込まれる。グループ9の2行目の先頭位置の発光素子は、グループ9でX方向に11番目に配置される。このため、グループ7、8がそれぞれ15ドットずつであるから、15+15+11=41となり、グループ9の2行目の画像データ17aは、アドレス番号41から書き込まれることになる。
バッファメモリ13に書き込まれた画像データは、読み出し処理16により読み出され、図11のメモリテーブル10に書き込まれる。この際に、グループ7とグループ8間の距離がPg、グループ8とグループ9間の距離がPg、グループ9内で2行目の発光素子行は1行目の発光素子行とPs分の距離がある。このため、メモリテーブル10に書き込まれるBankは、Bank(0+Ps+Pg+Pg)となる。このため、Bank(0+3+20+20)=43で、Bank43に書き込まれることになる。
図8は、図7の各グループ7〜9の2行目の発光素子に対する処理からあるタイミング後の、各グループ7〜9の3行目の発光素子に対する画像データ処理についての説明図である。グループ7の画像データ17cの3行目は、バッファメモリ11に書き込まれる。この際に、バッファメモリ11の先頭アドレスから、X方向に2ドット分づれたアドレスから画像データ17cが書き込まれる。これは、グループ7の3行目の左端位置の発光素子の位置が、グループ7の1行目の左端位置の発光素子の位置よりもX方向に2ドットづれて配置されていることによる。
次に、グループ8の画像データ17bの3行目は、バッファメモリ12に書き込まれる。この際に、バッファメモリ12の先頭アドレスから、X方向に18ドット分づれたアドレスから画像データ17bが書き込まれる。これは、グループ7の画像データ17cと、グループ8の画像データ17bがそれぞれ15ドットであり、グループ8の3行目の発光素子の先頭位置は、グループ8ではX方向に3ドット分ずれて配置されていることによる。すなわち、15+15+3=18、となる。
バッファメモリ12に書き込まれた画像データは、読み出し処理15により読み出され、図11のメモリテーブル10に書き込まれる。この際に、グループ7とグループ8間の距離がPg、グループ8内で1行目の発光素子行は3行目の発光素子行とPs+Ps分の距離がある。このため、メモリテーブル10に書き込まれるBankは、Bank(0+Ps+Ps+Pg)となる。図16に示されているように、Pgは20Bank分の距離であるので、Bank(0+3+3+20)=26となり、グループ8の3行目の画像データは、Bank26に書き込まれることになる。
次に、グループ9の発光素子に対する画像データの処理について説明する。グループ9の1行目の画像データ17aは、バッファメモリ13に書き込まれる。この際に、バッファメモリ13の先頭アドレスから、X方向に39ドット分づれたアドレスから画像データ17aの3行目が書き込まれる。これは、グループ7の画像データ17cと、グループ8の画像データ17bがそれぞれ15ドットであり、グループ8の3行目の発光素子の先頭位置は、グループ8ではX方向に9ドット分ずれて配置されていることによる。すなわち、15+15+9=39、となる。
バッファメモリ13に書き込まれた画像データは、読み出し処理16により読み出され、図11のメモリテーブル10に書き込まれる。この際に、グループ7とグループ8間の距離がPg、グループ8とグループ9間の距離がPg、グループ9内で2行目の発光素子行は1行目の発光素子行とPs分の距離がある。このため、メモリテーブル10に書き込まれるBankは、Bank(0+Ps+Pg+Pg)となる。このため、Bank(0+3+20+20)=43で、Bank43に書き込まれることになる。
以下同様の処理が繰り返されるが、図11のメモリテーブル10で、中間色の部分が図6〜図8で説明した画像データの書き込みアドレス18とBankとの対応である。次の画像データの書き込み処理は、図11の黒色部分に示されているようにBankは1つ増加する。
図9は、本発明の実施形態を示す説明図である。図1と同じ個所には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。図9においては、各レンズに対応して配置されている発光素子2に番号を付している。例えば、グループ7のX方向先頭位置のレンズ5に対応する発光素子には、1、2、3とY方向に順次番号を増加させ、4番はY方向の上流位置に戻る。このようにして、1〜15の番号が付されている。
グループ8のX方向先頭位置のレンズ5に対応する発光素子には、16〜30の番号が付されている。また、グループ9のX方向先頭位置のレンズ5に対応する発光素子には、31〜45の番号が付されている。グループ7のX方向2番目の位置のレンズ5に対応する発光素子には、46〜の番号が付されている。
図10は、本発明の実施形態を示す説明図である。図10は、像担持体に形成される画像17をイメージした図であり、Waはラインの幅で例えば2ドットとする。Daは発光素子タン部からの距離で7ドットとする。Laはラインの長さで30ドットとする。
本発明の実施形態においては、4つの感光体に4つのラインヘッドで露光し、4色の画像を同時に形成し、1つの無端状中間転写ベルト(中間転写媒体)に転写する、タンデム式カラープリンター(画像形成装置)に用いるラインヘッドを対象としている。図17は、発光素子として有機EL素子を用いたタンデム式画像形成装置の一例を示す縦断側面図である。
この画像形成装置は、同様な構成の4個の発光体アレイ(ラインヘッド)101K、101C、101M、101Yを、対応する同様な構成である4個の感光体ドラム(像担持体)41K、41C、41M、41Yの露光位置にそれぞれ配置したものであり、タンデム方式の画像形成装置として構成されている。
図17に示すように、この画像形成装置は、駆動ローラ51と従動ローラ52とテンションローラ53が設けられており、テンションローラ53によりテンションを加えて張架されて、図示矢印方向(反時計方向)へ循環駆動される中間転写ベルト(中間転写媒体)50を備えている。この中間転写ベルト50に対して所定間隔で配置された4個の像担持体としての外周面に感光層を有する感光体41K、41C、41M、41Yが配置される。
前記符号の後に付加されたK、C、M、Yはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエローを意味し、それぞれ黒、シアン、マゼンタ、イエロー用の感光体であることを示す。他の部材についても同様である。感光体41K、41C、41M、41Yは、中間転写ベルト50の駆動と同期して図示矢印方向(時計方向)へ回転駆動される。各感光体41(K、C、M、Y)の周囲には、それぞれ感光体41(K、C、M、Y)の外周面を一様に帯電させる帯電手段(コロナ帯電器)42(K、C、M、Y)と、この帯電手段42(K、C、M、Y)により一様に帯電させられた外周面を、感光体41(K、C、M、Y)の回転に同期して順次ライン走査する本発明の上記のような発光体アレイ(ラインヘッド)101(K、C、M、Y)が設けられている。
また、この発光体アレイ(ラインヘッド)101(K、C、M、Y)で形成された静電潜像に現像剤であるトナーを付与して可視像(トナー像)とする現像装置44(K、C、M、Y)と、この現像装置44(K、C、M、Y)で現像されたトナー像を一次転写対象である中間転写ベルト50に順次転写する転写手段としての一次転写ローラ45(K、C、M、Y)と、転写された後に感光体41(K、C、M、Y)の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニング装置46(K、C、M、Y)とを有している。
ここで、各発光体アレイ(ラインヘッド)101(K、C、M、Y)は、発光体アレイ露光ヘッド101(K、C、M、Y)のアレイ方向が感光体ドラム41(K、C、M、Y)の母線に沿うように設置される。そして、各発光体アレイ(ラインヘッド)101(K、C、M、Y)の発光エネルギーピーク波長と、感光体41(K、C、M、Y)の感度ピーク波長とは略一致するように設定されている。
現像装置44(K、C、M、Y)は、例えば、現像剤として非磁性一成分トナーを用いるもので、その一成分現像剤を例えば供給ローラで現像ローラへ搬送し、現像ローラ表面に付着した現像剤の膜厚を規制ブレードで規制し、その現像ローラを感光体41(K、C、M、Y)に接触あるいは押厚させることにより、感光体41(K、C、M、Y)の電位レベルに応じて現像剤を付着させることによりトナー像として現像するものである。
このような4色の単色トナー像形成ステーションにより形成された黒、シアン、マゼンタ、イエローの各トナー像は、一次転写ローラ45(K、C、M、Y)に印加される一次転写バイアスにより中間転写ベルト50上に順次一次転写され、中間転写ベルト50上で順次重ね合わされてフルカラーとなったトナー像は、二次転写ローラ66において用紙等の記録媒体Pに二次転写され、定着部である定着ローラ対61を通ることで記録媒体P上に定着され、排紙ローラ対62によって、装置上部に形成された排紙トレイ68上へ排出される。
なお、図17中、63は多数枚の記録媒体Pが積層保持されている給紙カセット、64は給紙カセット63から記録媒体Pを一枚ずつ給送するピックアップローラ、65は二次転写ローラ66の二次転写部への記録媒体Pの供給タイミングを規定するゲートローラ対、66は中間転写ベルト50との間で二次転写部を形成する二次転写手段としての二次転写ローラ、67は二次転写後に中間転写ベルト50の表面に残留しているトナーを除去するクリーニング手段としてのクリーニングブレードである。
以上、本発明の画像形成装置と画像形成方法をその原理と実施例に基づいて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されず種々の変形が可能である。
本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の処理手順を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の実施形態を示す説明図である。 本発明の電子写真プロセスを用いた画像形成装置の1実施例の全体構成を示す模式的断面図である。 本発明の前提技術を示す説明図である。 本発明の前提技術を示す説明図である。
符号の説明
1・・・発光体アレイ、2・・・発光素子、3・・・基板、4・・・結像スポット、5・・・マイクロレンズ、6・・・マイクロレンズアレイ、7〜9・・・発光素子グループ、、10・・・メモリテーブル、11〜13・・・元画像、14〜16・・・メモリ、17・・・画像データ、18・・・アドレス番号、20・・・制御装置、41(K、C、M、Y)・・・感光体ドラム(像担持体)、42(K、C、M、Y)・・・帯電手段(コロナ帯電器)、44(K、C、M、Y)・・・現像装置、45(K、C、M、Y)・・・一次転写ローラ、50・・・中間転写ベルト、66・・・二次転写ローラ、101K、101C、101M、101Y・・・発光体アレイ(ラインヘッド)

Claims (8)

  1. 基板の感光体の軸方向および感光体の回動方向に複数配した発光素子に対応して、前記感光体の回動方向に複数配した光学倍率がマイナスのレンズを有し、
    前記1つのレンズ内で前記感光体の回動方向からみて下流側の発光素子から点灯させるとともに、前記感光体の回動方向からみて上流側の前記レンズに対応する発光素子から点灯させることを特徴とする、ラインヘッドの制御方法。
  2. 前記レンズを前記感光体の軸方向に複数配したことを特徴とする、請求項1に記載のラインヘッドの制御方法。
  3. 前記感光体の軸方向に複数配したレンズに対応して設けた発光素子で1つのグループを形成し、前記グループを前記感光体の回動方向に複数設けたことを特徴とする、請求項2に記載のラインヘッドの制御方法。
  4. 前記複数の発光素子に供給する画像データを、前記感光体の回動方向からみて上流側の前記レンズに対応する発光素子から点灯させるように並び替えを行うことを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のラインヘッドの制御方法。
  5. 前記画像データを、前記1つのレンズに対応する発光素子では、前記感光体の回動方向からみて下流側の発光素子から点灯させるように並び替えを行うことを特徴とする、請求項1ないし請求項4のいずれか1つに記載のラインヘッドの制御方法。
  6. 前記並び替えを行った画像データを記憶手段に記憶させることを特徴とする、請求項4または請求項5に記載のラインヘッドの制御方法。
  7. 感光体の周囲に帯電手段と、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の方法で制御されるラインヘッドと、現像手段と、転写手段との各画像形成用ユニットを配した画像形成ステーションを少なくとも2つ以上設け、転写媒体が各ステーションを通過することにより、タンデム方式で画像形成を行うことを特徴とする、画像形成装置。
  8. 基板と
    前記基板の感光体の軸方向および感光体の回動方向に複数配した発光素子と、前記複数の発光素子に対応して、前記感光体の回動方向に複数配した光学倍率がマイナスのレンズと、
    前記各発光素子に供給される画像データを記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された画像データを、前記1つのレンズ内で前記感光体の回動方向からみて下流側の発光素子から点灯させるとともに、前記感光体の回動方向からみて上流側の前記レンズに対応する発光素子から点灯させるように並び替えを行う制御手段と、
    を設けたラインヘッド有し、
    各色に対応した複数の前記ラインヘッドを用いて複数色の画像形成を感光体上で同時に行うことを特徴とする、画像形成装置。
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