JP2009141734A - ネットワークシステム及びノード - Google Patents

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Abstract

【課題】リアルタイムパケットの伝送遅延増加を抑制しつつ、コアノードのパケット転送に要する消費電力を低減する。
【解決手段】外部回線から入力されるパケットを受信するエッジノード、前記エッジノードが送信したパケットを転送するコアノード、及び、ノードの動作を制御するセンターノードを備えるネットワークシステムであって、前記センターノードは、ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値及び前記外部回線の最大伝送単位の最大値を取得し、前記取得したネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値と前記外部回線の最大伝送単位の最大値との比を計算し、前記エッジノードは、ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値を超えない範囲で入力されたパケットを多重化し、前記多重化されたパケットを前記コアノードに転送し、前記コアノードは、前記計算された比の値に基づいて、内部のプロセッサの動作周波数を低下する。
【選択図】図7

Description

本発明は、パケットを転送するネットワークシステムに関し、特に、ネットワークシステム内で多重化されたパケットを転送するネットワーク装置の電力消費量削減技術に関する。
ルータやスイッチなどのネットワークノード(以下、ノード)は、パケットを受信する際、受信したパケットのヘッダ情報に基づいて、ネットワークアドレスと送信インタフェースとが対応付けられた経路表を検索し、受信したパケットを送信インタフェースから送信する(このパケット転送動作を“packet−by−packet転送”と呼ぶ)。packet−by−packet転送を実行するノードで生じる電力消費量は、時間あたりの経路表の検索回数に比例する。
そこで、パケット伝送路上のノードにおけるパケット転送時の電力消費量を抑制する手段として、送信先方向が同一である複数のパケットを多重化して送信する方式が提案されている(例えば、非特許文献1参照)。この方式では、ノードが送信待ちのパケット(パケット1)の送信先方向と該パケット1に連続する後続パケットの送信先方向とを比較し、両パケットの送信先方向が同一である場合にパケット1と後続パケットとを多重化し、多重化されたパケットを送信する(多重化によって得られるパケットを多重化パケットと呼ぶ)。
このとき、パケットを多重化するノード(以下、パケット多重化ノード)から送信される多重化パケットのサイズが送信回線の最大伝送単位(MTU:Max Transfer Unit)を越えない限り、パケット1とパケット1に連続する1つ以上の後続パケットとを用いて、パケットの多重化が実行される。多重化パケットは、多重化された各パケットの宛先の装置が収容されるノード(以下、パケット分離ノード)で分離される。
その後、パケット分離ノードは、分離したパケットについて経路表を検索し、検索結果として得られる回線から分離したパケットを送信する。一方、後続パケットの宛先が先行するパケット1の宛先と異なる場合、パケット多重化ノードは、多重化パケットのサイズにかかわらず多重化パケットを分離し、分離されたパケット1及び後続パケットを送信する。
また、パケットを多重化して送信する他の技術として、特許文献1に記載された技術が提案されている。特許文献1に記載された技術によると、複数のネットワークの間に配置されるパケット多重化ノードは、パケット1の送信を完了するまでの間に、送信先がパケット1と同一方向である後続パケットを受信した場合、送信回線のMTUを超えない範囲でパケット1と後続パケットとを多重化する。
特許文献1に記載されたパケット多重化ノードは、非特許文献1に記載されたノードと異なり、パケットの送信先ネットワーク毎に多重化実行領域を設けている。故に、パケット多重化ノードは、パケット1と後続パケットとの送信先ネットワークを意識せず、各多重化実行領域にてパケットの多重化を実行する。すなわち、特許文献1に記載された技術では、パケット1の送信先ネットワークと後続パケットの送信先ネットワークとが異なる場合であっても、パケットを多重化することができる。
パケットを多重化する他の技術として、ネットワークを伝送するトラフィック総量を抑制する為、同一データを持つパケットのヘッダを多重化する方式が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この方式では、パケット多重化ノードが受信したパケット1を経路表検索後に装置内のデータ格納領域へ蓄積する。ここで、パケット1が送信されていないとき、「上記後続パケットのデータ部が該パケット1のデータ部と同一」且つ「該パケット1と該後続パケットとの送信先が同一方向」である場合、パケット多重化ノードは、パケット1のヘッダ部と一つ以上の後続パケットのヘッダ部とを多重化し、パケット1のデータ部と多重化されたパケットのヘッダ部とを統合し、上記パケット分離ノードに向けて送信する。
このとき、パケット多重化ノードは、多重化されたデータに付加すべき新たなヘッダの宛先アドレスとして、パケット分離ノードの装置アドレスを用いる。パケット分離ノードは、多重化された後続パケットのヘッダ数だけパケット1のデータ部を複製する。複製後、パケット1を生成し、多重化された後続パケットのヘッダを分離し、複製したパケット1のデータ部に分離した後続パケットヘッダを付加する。パケット分離ノードは、これらのパケットについて経路表を検索し、検索結果として得られる送信回線からパケットを送信する。
特開2000−83062号公報 特開2005−223656号公報 堀内晋也、外1名,「高効率パケット多重化転送ネットワークの検討」,電子情報通信学会技術報告,社団法人電子情報通信学会,平成12年10月,CQ2000−38,pp.1−6
前述した非特許文献1に記載された技術では、連続するパケットの出力先が異なる場合、パケット多重化ノードはpacket−by−packet転送を実行する。このとき、パケット多重化ノードとパケット分離ノードとの間に存在する経路上のノード(以下、コアノード)は、パケット多重化ノードから送信された各パケットを、packet−by−packet転送しなければならない。このため、パケット転送に必要な消費電力を低減することができない。
前述した特許文献1に記載された技術では、パケット多重化ノードは、パケットを可能な限り多重化する。このとき、コアノードにおける時間当たりの経路表検索回数は、packet−by−packet転送と比べて低減することができる。しかし、特許文献1に記載された技術では、コアノードにおけるパケット転送用モジュールの動作周波数を低減していない為、パケット転送に必要な消費電力の低減が十分でない。
前述した特許文献2に記載された技術では、パケット多重化ノードは、受信した各パケットのデータ部の内容を比較する。パケット多重化ノードにおいて、比較に要する時間はパケットサイズに比例する。また、パケット分離ノードにおいて、パケットの複製に要する時間はパケット1のデータ部のサイズに比例する。故に、特許文献2に記載された技術では、映像や音声等のリアルタイムパケット転送には適さない。
以上から、本発明の課題は、通信ネットワーク内で特にトラフィック量が多いバックボーンネットワークにおいて、リアルタイムパケットの伝送遅延増加を抑制しつつ、コアノードのパケット転送に要する消費電力を低減することである。
本発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、本発明の一例のネットワークシステムは、外部のネットワークと接続するための外部回線から入力されるパケットを受信するエッジノード、前記エッジノードが受信したパケットをネットワークシステム内で転送するコアノード、及び、前記ネットワークシステム内のノードの動作を制御するセンターノードを備えるネットワークシステムであって、前記センターノードは、前記ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値及び前記外部回線の最大伝送単位の最大値を取得し、前記取得した前記ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値と前記外部回線の最大伝送単位の最大値との比を計算し、前記エッジノードは、前記ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値を超えない範囲で入力されたパケットを多重化し、前記多重化されたパケットを前記コアノードに転送し、前記コアノードは、前記計算された比の値に基づいて、内部のプロセッサの動作周波数を低下することを特徴とする。
本発明の一実施形態によると、伝送遅延の増加を抑制しつつ、パケット転送に必要な消費電力を低減することができる。
本発明は、バックボーンネットワークを構成するネットワーク装置と、ネットワークシステムとに適用可能である。
本発明の実施の形態では、バックボーンネットワークにおいてpacket−by−packet転送を実行する場合、全ノードにおけるルーティングモジュールの動作周波数の初期値を同一とすることを前提としている。該バックボーンネットワークに含まれるノードのうち、バックボーンネットワークの境界に配置されるノードをエッジノードと呼び、エッジノードではないノードをコアノードと呼ぶ。また、コアノードの内、バックボーンネットワークの制御を担うノードをセンターノードと呼ぶ。なお、センターノードはコアノードの一つであってもよいし、パケット転送機能を備えなくてもよい。また、各ノードに備わるルーティングモジュールには、動作周波数や内部構成を動的に変更することができるプロセッサ及びメモリを用いる。
コアノードのパケット転送に要する消費電力の低減を図る為、該バックボーンネットワーク内のノード同士を接続する回線MTUの最小値と、該バックボーンネットワークの各エッジノードと外部ネットワークのエッジノードとの間における回線MTUの最大値との比を、2以上に設定することが必要である。このとき、該バックボーンネットワークの入力側エッジノードでは、コアノード経由で同一の出力側エッジノードに送信予定のパケットを多重化することができる為、センターノードを含むコアノードのパケット転送に要する消費電力を低減することができる。従って、コアノードのパケット転送プロセッサの動作周波数は、初期値より低減することができる。
ここで、可変長の多重化パケットをコアノードで紛失させない為には、ルーティングモジュールの動作周波数を、動作周波数の初期値を前記MTUの比で割った値未満に設定してはならない。すなわち、コアノードにおけるルーティングモジュールの動作周波数は、該初期値を上記比で割った値に低減するのが最適である。
上記比を決定する為、各エッジノードは外部ネットワークのエッジノードと共有する全回線のMTU(eMTU)を上記センターノードに通知する。また、各コアノードは全収容回線のMTU(cMTU)を該センターノードに通知する。該センターノードは、上記比である“(最小cMTU/最大eMTU)の商”を求めた後、求められた商及び最小cMTUを該バックボーンネットワーク内の全ノードに通知する。
このとき、各コアノードのルーティングモジュールの動作周波数が該初期値を該商で割った値に変更される。また、各エッジノードは多重化パケットサイズの最大値を最小cMTUに設定する。また、各エッジノードは、外部ネットワークから受信したバックボーンネットワークを伝送するパケットを上記最小cMTU近くまで多重化した上で、コアノードに向けて送信する(但し、受信パケットが映像や音声等のリアルタイムパケットである場合、伝送遅延の増加を抑制する為、上記最小cMTUより小さなサイズの多重化パケットをコアノードに向けて送信してもよい)。
<実施形態1>
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
本実施の形態では、IPv4(Internet Protocol Version 4)パケットを伝送するバックボーンネットワークについて説明する。但し、本発明の効果を奏する限り、本発明が適用される装置、パケットの種類は、実施の形態で開示されたものに限られない。
図1は、本発明の実施の形態のネットワークの構成を示す図である。
バックボーンネットワーク100は、センターノード110、コアノード120−1〜120−6及びエッジノード130−1〜130−4を含む。なお、コアノード120−1〜120−6は、区別する必要がない場合は、コアノード120と総称して説明する。エッジノード130−1〜130−4は、区別する必要がない場合は、エッジノード130と総称して説明する。
コアノード120は、バックボーンネットワーク100内に設置されるパケット転送装置であり、コアノード120のうち一つがセンターノード110となる。エッジノード130は、バックボーンネットワーク100の端部に設置されるパケット転送装置であって、回線L51を経由して他のネットワークのエッジノード14と接続されている。なお、回線L51−1〜L51−6は、区別する必要がない場合は、回線L51と総称して説明する。バックボーンネットワーク100に属さない外部ネットワークのエッジノード140−1〜140−6は、区別する必要がない場合は、エッジノード140と総称して説明する。
本実施の形態では、各エッジノード130及び各コアノード120は、センターノード110のアドレスを保持しており、センターノード110は各エッジノード130のアドレス及び各コアノード120のアドレスを保持している。
ここで、バックボーンネットワーク100の全てのノードがイーサネット(登録商標、以下同じ)回線で接続され、且つ、1518バイト以上のジャンボフレームを転送可能である。
また、バックボーンネットワーク100内の全てのノードにおけるパケットルーティングモジュールの動作周波数は同一であり、初期状態のバックボーンネットワーク100内の各ノードがパケット・バイ・パケット転送を実行する。
図2は、本発明の実施の形態のバックボーンネットワーク100によって伝送されるパケットフォーマットの1例を示す説明図である。
可変長のパケット200は、L2ヘッダ210、IPヘッダ220、及び、ペイロード230を含む。L2ヘッダ210は、OSI(Open Systems Interconnection)参照モデルにおける第2層(データリンク層)ヘッダである。IPヘッダ220は、OSI参照モデルにおける第3層(ネットワーク層)のヘッダである。なお、IPヘッダ220及びペイロード230から構成される(L2ヘッダを含まない)パケットをIPパケット300と呼ぶ。
図3は、本発明の実施の形態のバックボーンネットワーク100に含まれるノード900の構成を示すブロック図である。
バックボーンネットワーク100に含まれるセンターノード110、コアノード120及びエッジノード130は、ノード900である。
ノード900は、物理ポート911−i(i=1〜N)を収容する回線インタフェース910、パケットルーティングモジュール920、パケットクラスタ処理部930、装置制御部940及びバッファ950を備える。
装置制御部940は、ネットワーク管理者が利用する管理端末30に接続され、ネットワークを伝送する制御パケットを解析し、パケットルーティングモジュール920を含む装置全体を制御する。また、装置制御部940は、解析結果を用いて装置内の状態を更新し、解析結果をバックボーンネットワーク100の全ノードに通知する。
ネットワーク間の経路情報の交換を制御するルーティングプロトコルとしてBGP−4(Border Gateway Protocol 4)を用い、ネットワーク内制御のルーティングプロトコルにOSPFv2(Open Shortest Path First Version 2)を用いるとよい。この場合、エッジノード130の装置制御部940は、BGP−4により、外部ネットワークのエッジノード140が保持する全ての経路情報(ネットワークアドレス)を取得することができる。
更に、エッジノード130の該装置制御部940は、OSPFv2によって、バックボーンネットワーク100内の全ノードに、取得したネットワークアドレスを配信する。従って、全てのパケット多重化ノードは各ネットワークアドレスに最も近いエッジノード(パケット分離ノード)を認識することができる。
パケットルーティングモジュール920は、受信パケットに含まれる情報によって、受信パケットの種別を識別し、後段において受信パケットに必要となる処理を決定する。受信パケットに対する後段の処理として、パケットルーティングモジュール920内の経路表800(図4参照)を検索する処理、及び、経路表800の検索結果として得られる送信物理ポート911−iに向けてパケットを出力する処理がある。
経路表800は、図4に示すように、パケットルーティングモジュール920内のパケット転送データベース922に含まれており、受信パケットの宛先を含むネットワークアドレスと送信先情報とが対応付けられている情報である。
更に、受信パケットに対する後段の処理として、パケットクラスタ処理部930へ受信パケットを出力する処理、及び、装置制御部940へ受信パケットを出力する処理がある。パケットクラスタ処理部930は、後述するように、多重化可能なパケットを多重化し、分離可能なパケットを分離する。
図4は、パケットルーティングモジュール920の構成を示すブロック図である。
パケットルーティングモジュール920は、パケット転送プロセッサ921及びパケット転送データベース922を備える。パケット転送プロセッサ921は、主に受信したパケットを転送し、パケット転送データベース922を検索する。パケット転送データベース922は、受信パケットの転送に必要な経路表800を格納する。更に、パケットルーティングモジュール920は、動作周波数や内部構成を動的に変更することができるパケット転送プロセッサ921及びメモリ(図示省略)を用いる。
図5は、経路表800の一例として、エッジノード130−1に備わる経路表800の例を示す。
経路表800には、ネットワークアドレス又は装置アドレスと、検索結果情報とが対応付けられて登録されている。
パケットルーティングモジュール920が、受信パケットを特定の多数の宛先に送信するマルチキャストや、受信したパケットを全物理ポート911から送信するブロードキャストへ対応するために、経路表800は一つの宛先に一つ以上の送信先情報を登録することができる。更に、各ノードで受信したパケットに対する多重化の要否を設定することができる。
経路表800の各エントリは、前述したルーティングプロトコルの制御情報によって登録される。検索結果情報は、送信用の物理ポート911−i及び前述した多重化要否フラグを含む。更に、検索結果情報は、パケット分離ノードの装置IPアドレス、送信先隣接ノードの装置MAC(Media Access Control)アドレス、及び、バックボーンネットワーク100内の最小cMTUを格納する。最小cMTUに関しては後述する。
パケット転送プロセッサ921は、ノード900が受信したパケット200が入力されると、受信パケットに含まれるL2ヘッダ210を削除する。その後、L2ヘッダ210が削除されたIPパケット300に含まれる情報を用いて、IPパケット300の種別を識別する。
種別を識別した結果、IPパケット300が装置制御部940又はパケットクラスタ処理部930に送出すべきパケットである場合、該IPパケットに変更を加えずに信号線L4経由で装置制御部940、又はパケットクラスタ処理部930へ送出する。一方、IPパケット300が装置制御部940又はパケットクラスタ処理部930に送出すべきパケットではない場合、該IPパケットに含まれる情報からパケット転送データベース922を検索するための検索キーを生成し、生成した検索キーを信号線L10へ出力することによって、パケット転送データベース922に格納される経路表800を検索する。
経路表800内のネットワークアドレスに検索キーと一致するアドレスが含まれる場合、パケット転送プロセッサ921は、検索結果として、該一致したネットワークアドレスに対応する検索結果情報をL11経由で得る。得られた検索結果情報に含まれる多重化要否フラグが‘0’を示す場合、「自装置のMACアドレス」、及び、検索結果情報に記載された「送信先隣接ノードのMACアドレス」を用いてL2ヘッダ210を生成する。
その後、生成したL2ヘッダ210へIPパケット300を付加することによって、パケット200を生成する。パケット200の生成後、得られた検索結果情報に含まれる物理信号線L8からポート911−iへ、パケット200を出力する。
一方、得られた検索結果情報に含まれる多重化要否フラグが‘1’を示す場合、IPパケット300及び得られた検索結果情報を、信号線L1からパケットクラスタ処理部930へ出力する。
図6は、パケットクラスタ処理部930の構成を示すブロック図である。
パケットクラスタ処理部930は、パケット入力部931、パケット多重化部932、パケット分離部933、パケット出力部934、及びパケット多重化管理部935とを備える。パケット入力部931は、受信したパケットに必要な後段処理(パケットの多重化又は分離)を決定する。パケット多重化部932は、パケットを多重化する。パケット分離部933は、多重化されたデータ430を分離する。パケット出力部934は、パケットクラスタ処理部930へ入力されたパケットの出力先を決定する。パケット多重化管理部935は、パケットの多重化方式を伝達する。
本発明の第1の実施の形態では、センターノード110、コアノード120及びエッジノード130は、同一の構成(アーキテクチャ)を有するノード900であるが、センターノード110、コアノード120及びエッジノード130が異なる構成でもよい。また、センターノード110、コアノード120及びエッジノード130が同一の構成である場合に、センターノード110及びコアノード120は、パケットクラスタ処理部930を使用しないので、パケットクラスタ処理部930へ供給される電源を遮断、またはパケットクラスタ処理部930の動作周波数を極めて低くしてもよい。同様に、エッジノード130は、バッファ950を使用しないので、バッファ950へ供給される電源を遮断、或いはバッファ950の動作周波数を極めて低くしてもよい。
(パケット多重化転送処理)
以下、上記バックボーンネットワーク100が、packet−by−packet転送からパケット多重化転送へ遷移する場合について説明する。
前述したコアノード120のパケット転送に要する電力消費の効率を向上させるためには、バックボーンネットワーク100の各エッジノード130が受信パケットを多重化し、コアノード120が多重化パケットを転送する際にパケットルーティングモジュール920の動作周波数を初期値(f0)より低減させる必要がある。そこで、本実施の形態では、最初に、バックボーンネットワーク100内のノード同士を接続する回線MTUの最小値と、該バックボーンネットワーク100の各エッジノード130と外部ネットワークのエッジノード140との間の回線L51のMTUの最大値を取得し、両取得した値の比を求める。
一般的に、バックボーンネットワーク100内の各コアノード120に収容される回線のMTU(cMTU)は、対向ノード間で利用可能な最大値を用いてよい。本実施の形態では、バックボーンネットワーク100内の各ノードは、ジャンボフレーム転送をサポートしている。ここで、cMTUへ設定される値は、ジャンボフレーム転送ノードにおいて用いられることが多い‘9216’で統一する。このとき、各コアノード120の装置制御部940は、cMTUの値を含む収容回線MTU通知パケットを生成し、生成された収容回線MTU通知パケットをセンターノードに送信する。
また、バックボーンネットワーク100のエッジノード130と他のネットワークに属するエッジノード140とを接続する回線L51のMTU(eMTU)は、バックボーンネットワーク100と外部ネットワークとの接続であることを考慮し、イーサネットによって規定される値の‘1500’で統一するのとよい。このとき、各エッジノード130の装置制御部940は、eMTUの値を含む外部接続回線MTU通知パケットを生成し、生成された外部接続回線MTU通知パケットをセンターノード110に送信する。
センターノード110の装置制御部940は、バックボーンネットワーク100の全エッジノード130の装置IPアドレス及び全コアノード120の装置IPアドレスを登録しているため、受信した収容回線MTU通知パケットの送信元ノード及び受信した外部接続回線MTU通知パケットの送信元ノードを分類することができる。センターノード110は、全エッジノード130及び全コアノード120から、収容回線MTU通知パケットと外部接続回線MTU通知パケットとを受信した後、eMTUの最大値とcMTUの最小値を装置制御部940に記録する。ここで、eMTUの最大値とcMTUの最小値を記録する理由は、バックボーンネットワーク100がeMTUと同じサイズのパケットを連続して伝送する場合、エッジノード130にて生成された多重化パケットがコアノード120で紛失することを防止するためである。
センターノード110の装置制御部940は、求められる比である、最小cMTUを最大eMTUで割って商を求めた後、該求められた商及び最小cMTUをバックボーンネットワーク内の全ノードにマルチキャストパケットで配信する。このとき、求められた比の値は‘6’となる。なお、このマルチキャストグループには、バックボーンネットワーク100を構成するセンターノード100、全てのコアノード120、及び全てのエッジノード130だけを含める。従って、このマルチキャストパケットは、バックボーンネットワーク100の外部に伝達されない。
ここで、可変長の多重化パケット400をコアノード120又はセンターノード110で紛失させないためには、コアノード120とセンターノード110のパケットルーティングモジュール920の動作周波数を、該初期値f0を求められた比の値‘6’で割った値(f’)未満に設定しないことが必要である。即ち、コアノード120におけるパケットルーティングモジュール920の動作周波数は、初期値f0を上記商‘6’で割った値f’まで低減するのが適切である。
また、各エッジノード130は多重化パケットサイズの最大値として最小cMTUを用いる。更に、各エッジノード130は、バックボーンネットワーク100で伝送されるべき、外部ネットワークから受信したパケットを、前記最小cMTU(=9216)近くまで多重化し、多重化されたパケットをコアノード120に送信する。
各エッジノード130のパケットクラスタ処理部930は、装置制御部940より通知されたcMTUの範囲で、パケット転送プロセッサ921から入力されたコアノードに送信すべきIPパケット300を多重化する。詳述すると、パケット多重化管理部935は、入力された該cMTU及び求められた商‘6’を信号線L95に出力する。その後、cMTUが入力されたパケット多重化部932は、入力されたcMTU及び求められた商‘6’を記録する。
さらに、通常のデータパケットが含まれる多重化パケット400を生成するための時間として、「求められた商‘6’と、最大サイズ(eMTU)パケット転送に必要な有効時間との積」を、パケット多重化部932内の多重化処理管理タイマに設定する。パケット多重化部932は、設定された有効時間を、パケット多重化管理部935を経由して装置制御部940に伝達する。従って、ネットワーク管理者は、管理端末30から信号線L7を介して装置制御部940へアクセスすることにより、該タイマに設定された有効時間を確認することができる。また、ネットワーク管理者は、管理端末30から設定された有効時間を設定値以下に変更することができる。
なお、センターノード110及びコアノード120は、パケットクラスタ処理部930を使用しないため、パケットクラスタ処理部930の電力及び/又はクロックを供給しなくてもよい。
映像や音声等のリアルタイムパケットの多重度数は、前述した求められた商を超えない範囲で、各エッジノード130に接続される管理端末30から入力することができる。リアルタイムパケットの多重度数は、装置制御部940から信号線L3を介してパケットクラスタ処理部930に入力される。その後、パケット多重化部932は、リアルタイムパケットの入力された多重度数を記録する。
リアルタイムパケットの伝送遅延増加を抑制するためには、リアルタイムパケットの多重度数として、前述した求められた商より小さな値を設定するとよい。このとき、パケット多重化部932は、リアルタイムパケットから成る多重化パケット400を生成するための有効時間として、「求められた商‘6’と、最小サイズ(=64バイト)パケット転送に必要な時間との積」を、多重化処理管理タイマに設定する。
各エッジノード130のパケット入力部931は、IPパケット300と共に入力された検索結果情報の多重化指示フラグに‘1’が設定されている場合、IPパケット300と検索結果情報とを信号線L91へ出力する。パケット多重化部932は、IPパケット300及び検索結果情報が入力されると、IPパケット300に含まれる情報を用いてパケットの種別を認識し、その後、多重化パケット400の生成を開始する。このとき、前述したパケットの種別毎の有効時間内に多重化可能なIPパケット300を用いて多重化パケット400を生成する。
パケット多重化の動作において、各エッジノード130のパケット多重化部932は、検索結果情報から多重化パケット400に必要なL2ヘッダ210を生成する。また、多重化パケット400は、パケットを多重化するパケット多重化ノードからパケットを分離するパケット分離ノードまでのバックボーンネットワーク100中の伝送では、多重化されたパケットを単一のIPパケット300のように伝送させる必要がある。そこで、多重化データ430をIPパケット300のペイロード230として認識させるため、パケット多重化ノードは、多重化データ430のカプセル化に必要なトンネルIPヘッダ410を生成する。
ここで、多重化パケットの構造について説明する。図7は、多重化パケット400のフォーマットの1例を示す説明図である。
多重化パケット400は、L2ヘッダ210、トンネルIPヘッダ410、及び、多重化データ430を含む。多重化データ430は、多重化ラベル420及びペイロードを含み、ペイロードには、複数のIPパケット300が含まれる。
トンネルIPヘッダ410は、該パケット多重化ノードの装置IPアドレスを送信元IPアドレスに用い、検索結果情報に含まれるパケット分離ノードの装置IPアドレスを宛先IPアドレスに用いる。このとき、トンネルIPヘッダ410に記載すべき多重化パケット400のサイズは、トンネルIPヘッダ410のサイズと多重化データ430のサイズとの和が用いられる。
多重化データ430は、多重化されたIPパケット300の個数及び全ての多重化されたIPパケット300のサイズが記載された多重化ラベル420、及び、多重化されたIPパケット300を含む。多重化データ430のサイズは、多重化データ430に含まれる各IPパケット300のサイズと多重化ラベル420との和から求めることができる。多重化ラベル420には、多重化ラベル420自体のサイズが記載される。
パケット多重化ノードのパケット多重化部932は、多重化されたIPパケット300のサイズを計測するため、有効時間内において、全ての多重化されたIPパケット300内のIPヘッダ220から読み取る。ここで、読み取った全ての多重化済みIPパケット300のサイズを多重化ラベル420に記載する。多重化データ430のサイズは、IPパケット300を多重化データ430へ追加する毎に増加する。
パケット多重化ノードのパケット多重化部932は、入力された各IPパケット300を多重化する際、該IPパケット300と共に入力される検索結果情報に含まれるパケット分離ノードの装置IPアドレスと宛先アドレスが同一の後続するIPパケットを用いる。例えば、エッジノード130−1において、外部ネットワーク側エッジノード140−1から外部ネットワーク側エッジノード140−4へ伝送されるパケット(フロー1)と、外部ネットワーク側エッジノード140−2から外部ネットワーク側エッジノード140−6へ伝送されるパケット(フロー2)とを分離するパケット分離ノードは、エッジノード130−4である(フロー1とフロー2とは、最短経路上のコアノード120−1、120−2及び120−3を通過し、コアノード120−4、120−5及び120−6は通過しない)。
従って、エッジノード130−1のパケット多重化部932は、フロー1とフロー2とに属するIPパケット300を第1の多重化パケット400に含めることができるパケットとして取り扱う。ここで、外部ネットワーク側エッジノード140−1から外部ネットワーク側エッジノード140−3へ伝送されるパケット(フロー3)がパケット多重化部932に入力される場合、フロー3のパケット分離ノードがエッジノード130−3であるため、パケット多重化部932は、フロー3のパケットを第1の多重化パケット400に含めることができるパケットとして取り扱わない(別途、第2の多重化パケット400作成用領域と上記管理タイマとを用いて多重化パケットを生成する)。
多重化データ430を生成したパケット多重化ノードのパケット多重化部932は、該多重化データ430に生成済みのトンネルIPヘッダ410及びL2ヘッダ210を付加し、多重化パケット400を生成する。その後、該パケット多重化部932は、生成した多重化パケット400及び検索結果情報を信号線L93に出力する。パケット出力部934は、信号線L93から入力された多重化パケット400及び検索結果情報を信号線L5へ出力する(この後、多重化パケット400及び検索結果情報は回線インタフェース910に入力される)。
回線インタフェース910は、パケット200及び検索結果情報が入力されると、検索結果情報に含まれる物理ポート911−iから入力されたパケット200を送信する(多重化パケット400はパケット200と同様に扱われる)。また、エッジノード130−1のパケット多重化部932は、フロー1に属するIPパケット300を一つ受信すると、前記有効時間内にフロー1に属するパケット又はフロー2に属するパケットが入力されるかを判定する。
その結果、前記有効時間内にフロー1に属するパケット又はフロー2に属するパケットのいずれも入力されない場合、パケット多重化部932は、該IPパケット300を多重化することなく、既に生成されたL2ヘッダ210をIPパケット300に付加したパケット200を生成し、生成されたパケット200及び検索結果情報を信号線L5に出力する。回線インタフェース910は、検索結果情報に記載の物理ポート911−iから信号線L5から受け取ったパケット200を送信する。
次に、該バックボーンネットワーク100における入力エッジノードと出力エッジノードが隣接する場合について説明する。
例えば、外部ネットワーク側エッジノード140−1から外部ネットワーク側エッジノード140−5へ伝送されるパケット(フロー4)がエッジノード130−1のパケット転送プロセッサ921に入力されると、該パケット転送プロセッサ921は、入力されたパケットによってパケット転送データベース922を検索する。検索の結果、エッジノード130−1は、次転送先ノードが隣接するエッジノード130−2であることが分かる。この場合、エッジノード130−1は、伝送遅延の増加を抑制するため、packet−by−packet転送を実行すべきである(多重化要否フラグが‘0’に設定されている筈なので、フロー4のIPパケット300を多重化する必要はない)。
従って、エッジノード130−1のパケット転送プロセッサ921は、フロー4のIPパケット300及び検索結果情報を信号線L1に出力せず、送信すべきパケット200を検索結果情報を用いて生成する。その後、生成されたパケット200及び検索結果情報を信号線L8に出力する。さらに、回線インタフェース910は、検索結果情報に含まれる物理ポート911−iから、フロー4のパケット200を送信する。
次に、多重化パケット400を受信したパケット分離ノードにおけるパケットの分離について説明する。
例えば、エッジノード130−3が前述した第1の多重化パケット400を受信する際、パケット転送プロセッサ921は、最初に受信したパケット200からL2ヘッダ210を削除する(すなわち、通常のIPパケット300として取り扱う)。その後、L2ヘッダ210が削除されたIPパケット300は、ルーティングプロトコルで用いられる制御パケットではなく、且つ、IPヘッダ220(実際はトンネルIPヘッダ410)に記載される宛先IPアドレスが自装置のIPアドレスであるため、該IPパケット300が多重化データ430を含むと判定する。
パケット転送プロセッサ921は、多重化データ430を含むパケットによるパケット転送データベース922の検索をせず、該多重化データ430を含むパケットを信号線L1に出力する。パケット入力部931は、該多重化データ430を含むパケットが入力されると、入力されたパケットのIPヘッダ部を確認する。このとき、ルーティングプロトコルで用いられる制御パケットではなく、且つ、IPヘッダ部に記載された宛先IPアドレスが自装置のアドレスであるため、該IPヘッダ部がトンネルIPヘッダ410であると判定される。そのため、パケット入力部931は該多重化データ430付パケットを信号線L92へ出力する。
パケット分離部933は、多重化データ430を含むパケットが入力されると、該多重化データ430を含むパケットからトンネルIPヘッダ410を削除した後、多重化ラベル420を参照する。パケット分離部933は、多重化ラベル420を参照して、多重化ラベル420に記載された多重化ラベル420のサイズと、各IPパケット300のサイズを得る。その後、パケット分離部933は、各IPパケット300のサイズを用いて、多重化データ430からIPパケット300を分離し、分離したIPパケット300を信号線L94に出力する。
パケット出力部934は、信号線L94から入力されたIPパケット300を信号線L2へ出力する。パケット転送プロセッサ921は、信号線L2からIPパケット300が入力されると、パケット転送データベース922を検索し、検索結果として得られる検索結果情報からL2ヘッダ210を生成する。その後、生成したL2ヘッダを該IPパケット300に付加して、パケット200を生成する。そして、生成されたパケット200及び該検索結果情報を信号線L8に出力する。
回線インタフェース910は、検索結果情報に含まれる物理ポート911−iから該パケット200を送信する。
以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、バックボーンネットワーク100を伝送されるパケットのサイズにかかわらず、バックボーンネットワーク100内のパケット転送に要する電力消費効率の向上を実現することができる。
<実施形態2>
本発明の第2の実施の形態では、コアノード120及びセンターノード110におけるパケットルーティングモジュール920の動作周波数をf’から更に低減させる場合について説明する。
コアノード120及びセンターノード110のパケットルーティングモジュール920は、パケット転送し、周期的に(例えば、一定時間毎に)パケットルーティングモジュール920のプロセッサの使用率p(0≦p≦1)を監視する。該使用率p=1の時における該パケットルーティングモジュールの動作周波数は、f’である。
すなわち、パケットルーティングモジュールの動作周波数は、ノードに入力されたパケット量に比例する。よって、パケットルーティングモジュール920のプロセッサの使用率を監視することによって、ノードに入力されたパケット量を監視することができる。これとは逆に、ノードに入力されたパケット量を監視することによって、パケットルーティングモジュール920のプロセッサの使用率を監視することもできる。
使用率pが所定の閾値を越える場合、パケットルーティングモジュール920の動作周波数はf’を維持する。一方、使用率pが所定の閾値以下である場合、パケットルーティングモジュール920の動作周波数をf’からpf’に低減する。
このとき、パケット転送プロセッサ921とパケット転送データベース922を構成するデバイスとでは、一時的にパケット転送に必要な動作を停止しなければならない。故に、パケット転送プロセッサ921は、パケット転送動作を停止している間、受信パケット200を自装置へ出力させないための調停信号を信号線L6経由で回線インタフェース910へ出力する。
回線インタフェース910は、調停が必要な間(例えば、調停信号が入力されている間)、受信パケットを損失させないため、受信パケットを信号線L9経由でバッファ950に出力する。バッファ950は、受信パケットを蓄積する。
パケット転送プロセッサ921は、自装置の動作周波数をpf’に変更した後、パケット転送データベース922の構成デバイスの動作周波数をpf’に変更するための設定コマンドを発行する。該設定コマンドの発行後、調停状態を解除し(例えば、該調停信号の出力を停止し)、パケット転送に必要な動作を再開する。
回線インタフェース910は、調停状態が解除されると、バッファ950に蓄積された受信パケットを受信順にバッファ950から読み出し、信号線L8に出力する。ここで,バッファ950へ蓄積されたパケットと新たに物理ポート911−iから受信したパケットとの間における転送順序の逆転を防止するため、回線インタフェース910は、新たに受信したパケットをバッファ950に蓄積する。回線インタフェース910は、バッファ950に蓄積されたパケットがなくなるまでの間、受信パケットのバッファ950への蓄積及び受信パケットのバッファ950からの読み出しを継続する。
第2の実施の形態では、コアノード120及びセンターノード110について説明したが、第2の実施の形態の動作をエッジノード130に適用してもよい。
<実施形態3>
本発明の第3の実施の形態では、エッジノード130が、バックボーンネットワーク100を伝送されるパケットを多重化する際、パケットをクラス分けする場合について説明する。前述した第1の実施の形態では、多重化パケット400を作成する順に多重化パケット作成用領域を割り当てていたが、第3の実施の形態では、パケットの種別毎に優先度を規定し、多重化パケット作成用領域を優先度に応じて割り当てる。複数の多重化パケットの生成処理が同時に実行される場合、優先度の高い多重パケット作成用領域で生成された多重化パケット400を優先して送信する。
本発明の実施の形態のネットワークの構成を示す図である。 本発明の実施の形態のバックボーンネットワークによって伝送されるパケットフォーマットの1例を示す説明図である。 本発明の実施の形態のバックボーンネットワークに含まれるノードの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態のパケットルーティングモジュールの構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の経路表の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態のパケットクラスタ処理部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態の多重化パケットのフォーマットの1例を示す説明図である。
符号の説明
100 バックボーンネットワーク
110 センターノード
120 コアノード
130 エッジノード
140 外部ネットワーク側エッジノード
900 ノード

Claims (20)

  1. 外部のネットワークに接続される外部回線と、内部のネットワークに接続される内部回線とを収容し、前記外部回線または前記内部回線から入力されるパケットを受信するエッジノード、
    前記内部のネットワークから送信されたパケットをネットワークシステム内で転送するコアノード、及び
    前記ネットワークシステム内のノードの動作を制御するセンターノードを備えるネットワークシステムであって、
    前記センターノードは、前記ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値及び前記外部回線の最大伝送単位の最大値を取得し、取得した前記ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値と前記外部回線の最大伝送単位の最大値との比を計算し、
    前記エッジノードは、前記ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値を超えない範囲で前記外部回線から入力されたパケットを多重化し、前記多重化されたパケットを前記コアノードに転送し、
    前記コアノードは、前記計算された比の値に基づいて、内部のパケット転送モジュールの動作周波数を変更することを特徴とするネットワークシステム。
  2. 前記エッジノードは、転送されるパケットの前記ネットワークシステムからの出口となる出口エッジノードが同一であるパケットを多重化し、
    前記出口エッジノードは、前記多重化されたパケットを分離して、前記分離されたパケットを最終宛先に向けて転送することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  3. 前記センターノードは、前記ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値と、前記計算された比の値とを前記エッジノード及び前記コアノードに通知することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  4. 前記コアノードは、単位時間当たりに入力されるパケット量を監視し、前記監視された入力パケット量に基づいて前記パケット転送モジュールの動作周波数を変更することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  5. 前記コアノードは、前記パケット転送モジュールの動作周波数の変更中に、入力されたパケットをバッファに蓄積することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  6. 前記コアノードは、前記バッファに蓄積されたパケットを蓄積順に読み出して、前記パケット転送モジュールによって前記読み出したパケットを処理することを特徴とする請求項5に記載のネットワークシステム。
  7. 前記エッジノードは、
    前記受信パケットのヘッダを参照して、前記入力されたパケットを多重化するか否かを判定し、
    前記判定結果に基づいて、前記受信パケットを多重化することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  8. 前記エッジノードは、
    前記多重化される各パケットのサイズ及び多重化されるパケットの個数の情報を含む多重化ラベルを生成し、
    前記多重化される各パケットの宛先情報に基づいて、前記多重化されたパケットの転送に必要なヘッダを生成し、
    前記生成されたヘッダの後に前記生成された多重化ラベルを付加し、前記多重化されるパケットを含む多重化データを前記多重化ラベルの後に追加することによって多重化パケットを生成し、
    前記生成された多重化パケットを前記コアノードに転送することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  9. 前記エッジノードは、
    多重化されるパケットの種類を識別し、
    所定の種類のパケットを多重化する際にタイマを起動し、
    前記タイマが所定の時間となった場合に、前記パケットの多重度数が所定値未満であっても、前記多重化されたパケットを前記コアノードに転送することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  10. 前記エッジノードは、前記パケットの種別及び前記タイマ値の設定を受け付けることを特徴とする請求項9に記載のネットワークシステム。
  11. 前記エッジノードは、前記所定の種類のパケットの多重度数が所定値となった場合に、前記タイマが所定の時間となっていなくても、前記多重化されたパケットを前記コアノードに転送することを特徴とする請求項9に記載のネットワークシステム。
  12. 前記エッジノードは、前記多重度数の所定値の設定を受け付けることを特徴とする請求項11に記載のネットワークシステム。
  13. 前記エッジノードは、
    前記多重化されたパケットが入力されると、前記多重化ラベルに従って、前記多重化パケットから元のパケットを分離し、
    前記分離されたパケットを最終宛先に向けて転送することを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  14. 前記エッジノード及び前記コアノードは、受信したパケットを蓄積するバッファ及び前記パケットを多重化する多重化部を備える共通のアーキテクチャを有し、
    前記エッジノードは、前記バッファを蓄積するバッファを動作させず、
    前記コアノードは、前記多重化部を動作させないことを特徴とする請求項1に記載のネットワークシステム。
  15. 外部のネットワークと接続する外部回線から入力されたパケットをネットワークシステム内の他のノードに転送するノードであって、
    パケットを送受信するインタフェースと、入力されたパケットを多重化する多重化部とを備え、
    前記多重化部は、前記ネットワークシステム内の回線の最大伝送単位の最小値に基づいて、入力されたパケットを多重化することを特徴とするノード。
  16. 前記多重化部は、
    前記多重化された各パケットのサイズ及び多重化されたパケットの個数の情報を含む多重化ラベルを生成し、
    前記多重化された各パケットの宛先情報に基づいて、前記多重化されたパケットの転送に必要なヘッダを生成し、
    前記生成されたヘッダの後に前記生成された多重化ラベルを付加し、前記多重化されたパケットを含む多重化データを前記多重化ラベルの後に追加することによって多重化パケットを生成し、
    前記インタフェースは、前記生成された多重化パケットを前記他のノードに転送することを特徴とする請求項15に記載のノード。
  17. 外部のネットワークに接続される外部回線を有するネットワークシステムにおいて、入力されたパケットを転送するノードであって、
    前記ノードは、
    パケットを送受信するインタフェースと、前記ノードの動作を制御する制御部と、入力されたパケットの転送処理をする転送処理部とを備え、
    前記転送処理部は、前記ネットワーク内の回線の最大伝送単位の最小値と前記外部回線の最大伝送単位の最大値との比に基づいて、動作周波数を変更することを特徴とするノード。
  18. 前記制御部は、前記ノードに入力されるパケット量を監視し、
    前記転送処理部は、前記監視された入力パケット量に基づいて、動作周波数を変更することを特徴とする請求項17に記載のノード。
  19. 入力されたパケットを蓄積するバッファを備え、
    前記インタフェースは、
    前記転送処理部の動作周波数の変更中に、入力されたパケットを前記バッファに蓄積し、
    前記バッファに蓄積されたパケットを蓄積順に読み出して、前記転送処理部に送り、
    前記転送処理部は、前記インタフェースから送られたパケットを処理することを特徴とする請求項17に記載のノード。
  20. 外部のネットワークに接続される外部回線を有するネットワークシステムにおいて、入力されたパケットを転送するノードであって、
    前記ノードは、
    前記ネットワーク内の回線の最大伝送単位の最小値及び前記外部回線の最大伝送単位の最大値を取得し、
    前記取得された前記ネットワーク内の回線の最大伝送単位の最小値と前記外部回線の最大伝送単位の最大値との比を計算し、
    前記ネットワーク内の回線の最大伝送単位の最小値と、前記計算された比の値を前記ネットワークシステム内の他のノードに通知することを特徴とするノード。
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