JP2009141497A - 放送システム及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】地上波放送を受信することが困難な難視聴地域に居住しているケーブルテレビ契約者が、居住地域においてワンセグ放送を受信することが可能である放送システムを提供する。
【解決手段】受信した放送信号を放送電波として再送信する放送システム20であって、ケーブルテレビ網10を介して送信される前記放送信号を受信する放送信号受信手段と、
受信した前記放送信号の所定周波数帯域だけを通過させる放送信号フィルタ40と、前記放送信号フィルタ40を通過させた前記放送信号を増幅する放送信号増幅手段と、を含み、
前記放送信号増幅手段で増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信する再送信手段と、を含む放送システム20を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、放送システム及び方法に関する。
本発明の先行技術である地上デジタル放送は、UHF帯とVHF帯を使用したアナログ放送による地上波テレビ放送をデジタル化したものである。
日本国内においては、2003年12月から地上デジタル放送が開始され、2011年7月まではアナログ放送と地上デジタル放送が共に実施され、2011年7月からはアナログ放送は廃止され、地上デジタル放送のみが実施されることが決定している。
このような状況において、アナログ放送を受信していた視聴者が地上デジタル放送を受信でき、前記視聴者が地上デジタル放送による放送コンテンツを視聴できる環境を整備する必要性は極めて高いと言える。
更に、様々なシチュエーションにおいて、前記視聴者が地上デジタル放送を受信でき、前記視聴者が地上デジタル放送による放送コンテンツ及びその利便性を享受できる環境を整備することも強く求められている。
例えば、特許文献1に開示された技術によれば、トンネルや地下道等の放送電波の届き難いエリアであっても、莫大な設備投資や工事費用を必要とすることなく放送コンテンツを視聴者に提供できるようにしたデジタル放送システムを提供可能である。
又、例えば、地上デジタル放送を普及する方法としては、ケーブルテレビを活用する方法も考えられる。ケーブルテレビは有線ネットワークを介して放送コンテンツを再送信するため、地上デジタル放送の受信がそもそも困難であるいわゆる難視聴地域においては特に有効な方法であると考えられる。
従来のケーブルテレビの放送システムの概要を図1に示す。図1の左側のケーブルテレビ局(CATV局)では、BS放送やCS放送等の衛星放送及び地上波放送などを受信し、ヘッドエンドと呼ばれる装置により、受信した放送をサービスエリア内へ有線ネットワークであるケーブルテレビ網(CATV網)を介して再送信している。又、ケーブルテレビ局によっては、前記受信した放送だけでなく、独自に制作した自主放送も送信している。
又、図1の右側のケーブルテレビ契約者(CATV契約者)においては、例えば図1の右上のような戸建住宅等においては、ケーブルテレビ網(CATV網)は専用の保安器を通してケーブルテレビ契約者(CATV契約者)の宅内に引き込まれる。又、図1の右下のようなビルや集合住宅等においては、ケーブルテレビ網(CATV網)は共聴設備に接続している場合もある。前者の場合は、各宅内では受信した放送信号をセットトップボックス(STB)という装置により変換し、放送コンテンツをテレビ受像機で視聴できる仕組みとなっている。後者の場合は、セットトップボックス(STB)を介さずにケーブルを直接テレビ受像機に接続しても放送コンテンツを視聴可能である。
特開2006−333232号公報
ところで、現在、日本国内において実施されている地上デジタル放送には、地上デジタルテレビジョン放送(いわゆる「地デジ放送」)と、携帯機器向け地上デジタル放送(いわゆる「ワンセグ放送」)の2種類がある。
図3は、地上デジタル放送において、地上デジタルテレビジョン放送と、携帯機器向け地上デジタル放送の棲み分けを表した図である。地上デジタル放送では、UHF帯を13のセグメント(領域)に分割して使用しており、そのうちUHF帯の最も低い周波数帯域から数えて7番目のセグメントを携帯機器向け地上デジタル放送に使用し、残りの12のセグメントを地上デジタルテレビジョン放送に使用している。
ここにおいて、従来のケーブルテレビの放送システムは地デジ放送を送信することが可能である。しかしながら、ワンセグ放送は携帯電話等のワンセグ端末により無線の放送電波を受信する必要があるため、従来のケーブルテレビ放送システムではワンセグ放送を送信することができない。
従って、ケーブルテレビ契約者がワンセグ放送を視聴する場合は、外部の放送電波塔などから発射される地上波の放送電波を受信することになるが、ケーブルテレビ契約者はそもそも地上波放送を受信することが困難な難視聴地域に居住している場合もあり、この場合はワンセグ放送の放送電波も受信できないため視聴できない。又、ケーブルテレビ事業者が独自のワンセグ放送を制作しても、ケーブルテレビ契約者に配信する手段がない。
そこで、本発明は、地上波放送を受信することが困難な難視聴地域に居住しているケーブルテレビ契約者が、居住地においてワンセグ放送を受信することが可能である放送システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下のようなものを提供する。
本発明の請求項1に記載の構成は、受信した放送信号を放送電波として再送信する放送システムであって、ケーブルテレビ網を介して送信される前記放送信号を受信する放送信号受信手段と、受信した前記放送信号の所定周波数帯域だけを通過させる放送信号フィルタと、前記放送信号フィルタを通過させた前記放送信号を増幅する放送信号増幅手段と、を含み、前記放送信号増幅手段で増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信する再送信手段と、を含む放送システムを含む。
本発明の請求項1に記載の構成によれば、前記放送システムは、ケーブルテレビ網を介して送信される前記放送信号を受信し、放送信号フィルタは、受信した前記放送信号の所定周波数帯域だけを通過させ、放送信号増幅手段は、前記放送信号フィルタを通過させた前記放送信号を増幅し、前記放送信号増幅手段で増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信する。
従って、前記放送システムは、前記ケーブルテレビ網を介して送信される前記放送信号を受信することができ、放送信号フィルタは、受信した前記放送信号の所定周波数帯域だけを通過させることができ、放送信号増幅手段は、前記放送信号フィルタを通過させた前記放送信号を増幅することができ、前記放送信号増幅手段で増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信することができる。
その結果、前記放送システムは、地上波放送を受信することが困難な難視聴地域であっても、再送信した前記ワンセグ放送用放送電波が携帯電話等のワンセグ端末で受信可能であれば、視聴者がワンセグ放送を受信することを可能にすると考えられる。
更に、前記放送システムは、前記ワンセグ放送を利用することにより、これまでケーブルテレビ局が実現することが困難であった双方向通信サービスを実現可能とするので、新たなサービスにより顧客の満足度を高めることで、事業の収益を更に高めることが期待できる。
又、更に、前記放送システムが、受信した全ての前記放送信号を再送信した場合、ワンセグ端末で受信されない無用な放送電波を含めて再送信することになるが、受信した前記放送信号のうち所定の周波数帯域のみを前記ワンセグ放送用放送電波として再送信することにより、無用な前記放送電波の再送信を抑制することができる。
尚、戸建住宅等の室内で前記ワンセグ放送を視聴する場合、再送信される前記放送電波は半径数メートル近傍で受信可能な微弱電波であることが望ましい。又、ビルや集合住宅等においては、ビルや集合住宅の全体をカバー可能な強度の電波で発射してもよい。
本発明の請求項2に記載の構成は、請求項1に記載の構成に加えて、前記所定周波数帯域は、地上デジタル放送の周波数帯域であることを特徴とする放送システムを更に含む。
本発明の請求項2に記載の構成によれば、請求項1に記載の作用に加えて、前記放送システムは、放送信号フィルタは、受信した前記放送信号の地上デジタル放送の周波数帯域だけを通過させ、放送信号増幅手段は、前記放送信号フィルタを通過させた前記放送信号を増幅し、前記放送信号増幅手段で増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信する。
従って、前記放送システムは、放送信号フィルタは、受信した前記放送信号の地上デジタル放送の周波数帯域だけを通過させることができ、放送信号増幅手段は、前記放送信号フィルタを通過させた前記放送信号を増幅することができ、前記放送信号増幅手段で増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信することができる。
その結果、前記放送システムは、ワンセグ端末で受信するのに最も適している地上デジタル放送の周波数帯域だけをワンセグ放送用放送電波として再送信することができるため、
前記視聴者が最も好適にワンセグ放送を受信することを可能にすると考えられる。
本発明の請求項3に記載の構成は、請求項1又は請求項2に記載の構成に加えて、無線放送信号を受信する無線放送信号受信手段と、前記無線放送信号の周波数を計測する周波数計測手段と、を更に含み、前記無線放送信号受信手段で受信した前記無線放送信号の周波数帯域において前記ワンセグ放送用放送電波を再送信しない放送システムを更に含む。
本発明の請求項3に記載の構成によれば、請求項1又は請求項2に記載の作用に加えて、前記放送システムは、無線放送信号を受信する無線放送信号受信手段と、前記無線放送信号の周波数を計測する周波数計測手段と、を更に含み、前記無線放送信号受信手段で受信した前記無線放送信号の周波数帯域において前記ワンセグ放送用放送電波を再送信しない。
従って、前記放送システムは、無線放送信号を受信する無線放送信号受信手段と、前記無線放送信号の周波数を計測する周波数計測手段と、を更に含み、前記無線放送信号受信手段で受信した前記無線放送信号の周波数帯域において前記ワンセグ放送用放送電波を再送信しないことができる。
ここで、前記ワンセグ放送用放送電波を再送信する周波数帯域が、外部の放送電波塔などから発射される電波の周波数帯域と一致する場合、再送信された前記ワンセグ放送用放送電波と前記放送電波塔などから発射された電波とによって電波干渉が発生する可能性があるため、前記ワンセグ端末は再送信された前記ワンセグ放送用放送電波を正しく受信できないことが考えられる。
従って、前記放送システムは、前記放送システムが再送信した前記ワンセグ放送用放送電波と前記放送電波塔などから発射された電波とによる電波干渉の発生を回避し、より好適な環境において前記ワンセグ端末が前記ワンセグ放送用放送電波を受信することができると考えられる。
尚、この場合、前記放送信号の周波数を変換し、前記無線放送信号受信手段で受信した前記放送信号とは異なる周波数帯域において、前記ワンセグ放送用放送電波を再送信してもよい。
本発明の請求項4に記載の構成は、請求項1から請求項3のいずれかに記載の構成に加えて、受信した前記放送信号を分配する放送信号分配器を更に含み、前記放送信号分配器で分配した前記放送信号を、前記放送信号フィルタと、テレビ受像機及びセットトップボックスと、に送信する放送システムを更に含む。
本発明の請求項4に記載の構成によれば、請求項1から請求項3のいずれかに記載の作用に加えて、前記放送システムは、受信した前記放送信号を分配する放送信号分配器を更に含み、前記放送信号分配器で分配した前記放送信号を、前記放送信号フィルタと、テレビ受像機及びセットトップボックスと、に送信する。
従って、前記放送システムは、受信した前記放送信号を分配する前記放送信号分配器を更に含み、前記放送信号分配器で分配した前記放送信号を、前記放送信号フィルタと、テレビ受像機及びセットトップボックスと、に送信することができる。
その結果、前記放送システムは、戸建住宅等に居住するケーブルテレビ契約者が利用する場合に、ケーブルテレビの受信設備に前記放送信号分配器を組み込むことにより、経済的にも仕様的にも最も合理的な好適な態様において、前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信することができると考えられる。
本発明の請求項5に記載の構成は、請求項4に記載の構成に加えて、受信した前記放送信号の第2の所定周波数帯域だけを通過させない第2の放送信号フィルタを更に含み、前記放送信号分配器で分配した前記放送信号を、前記第2の放送信号フィルタを介して前記テレビ受像機及びセットトップボックスに送信する放送システムを更に含む。
本発明の請求項5に記載の構成によれば、請求項4に記載の作用に加えて、前記放送システムは、受信した前記放送信号の第2の所定周波数帯域だけを通過させない第2の放送信号フィルタを更に含み、前記放送信号分配器で分配した前記放送信号を、前記第2の放送信号フィルタを介して前記テレビ受像機及びセットトップボックスに送信することができる。
従って、前記放送システムは、受信した前記放送信号のうち特定の周波数帯域で送信された放送信号を前記セットトップボックスや前記テレビ受像機に対して再送信しないことができる。
ここで、前記放送システムが、前記テレビ受像機に対して全ての前記放送信号を再送信した場合、前記テレビ受像機の画面に画像を出力できないなどの誤動作が発生する可能性がある。
特に、受信した前記放送信号が、テレビ放送用の放送信号を含まないワンセグ放送用放送信号のみである場合に、前記誤動作が発生する可能性が高いと考えられる。
その結果、前記放送システムは、前記テレビ受像機に対して前記ワンセグ放送用放送信号を再送信しないことにより、前記テレビ受像機の画面に画像を出力できないなどの誤動作を回避できると考えられる。
その結果、ケーブルテレビ局は、テレビ向けの地上デジタル放送用放送信号を含まない、前記ワンセグ放送用放送信号のみからなる自主ワンセグ放送を送信することが可能となり、より多様な独自のサービスを視聴者に提供可能となる。
本発明の請求項6に記載の構成は、放送センタから送信される前記放送信号を、ケーブルを介して受信する手順と、受信した前記放送信号から特定の周波数だけ通過させる手順と、通過した前記放送信号を増幅する手順と、増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信する手順と、を含む方法を含む。
本発明の請求項6に記載の構成によれば、前記方法は、受信した前記放送信号を特定の周波数だけ取り出して増幅し、増幅した前記放送信号を前記ワンセグ放送用放送電波として再送信する。
従って、本発明の請求項1に記載の前記放送システムにおいて、上記方法を実行することにより、本発明の請求項1に記載の構成と同様の効果が期待できる。
本発明によれば、地上波放送を受信することが困難な難視聴地域に居住しているケーブルテレビ契約者が、居住地においてワンセグ放送を受信することが可能である放送システムを提供することができる。
図2は、本発明の好適な実施形態の一例に係る、本発明によるケーブルテレビの放送システム20の概要を示す図である。
図2の左側のケーブルテレビ局(CATV局)では、従来から放送している放送コンテンツに加えて、例えばケーブルテレビ局が独自に制作した自主ワンセグ放送を送信してもよい。
又、図2の右側のケーブルテレビ契約者(CATV契約者)においては、例えば図1の右上のような戸建住宅等においては、各宅内に設置されたセットトップボックス(STB)の手前で分配器30によって放送信号を分配し、分配した放送信号を放送信号フィルタ40で濾波した後、増幅器50で増幅し、ワンセグ放送用放送電波としてアンテナ60を介して再送信してもよい。
又、例えば図2の右下のような集合住宅等においては、セットトップボックス(STB)を介さずに放送コンテンツを視聴しているので、分配器30において受信した放送信号をワンセグ放送用放送電波として放送信号フィルタ40、増幅器50及びアンテナ60を介して再送信してもよい。
尚、図2の例においては、ケーブルテレビ局が独自に制作した自主ワンセグ放送だけでなく、ケーブルテレビ局が再送信している地上波放送等に含まれるワンセグ放送も同等に放送信号フィルタ40、増幅器50及びアンテナ60を介して再送信してもよい。
尚、本発明による放送システム20は、分配器30と一体型であってもよい。又、アンテナ60と一体型であってもよい。又、セットトップボックスの一部であってもよい。
図4は、本発明の好適な実施形態の一例に係る放送システム20の構成を表すブロック図である。図4は分配器30と一体型となっている放送システムの例である。
放送システム20は、分配器30、放送信号フィルタ40、増幅器50、アンテナ60、第2の放送信号フィルタ70を含んでよい。
ここで、放送信号フィルタ40は、図5に示すように所定周波数帯域f1のみ通過利得があるものとし、第2の放送信号フィルタ70は、図6に示すように第2の所定周波数帯域f2のみ通過利得が0であるものとする。
更に、所定周波数帯域f1は地上デジタル放送の周波数帯域470MHz〜770MHzであり、第2の所定周波数帯域f2は地上デジタル放送の1チャンネル分(例えば485MHz〜491MHz)であることが望ましい。又、第2の所定周波数帯域f2は、ケーブルテレビ局が独自に制作した自主ワンセグ放送を伝送する周波数帯域と等しいことが望ましい。
例えば、入力電波80が放送システム20に入力されたとき、入力電波80は分配器30によって2分割され、放送信号フィルタ40及び第2の放送信号フィルタ70にそれぞれ送信される、第2の放送信号フィルタ70は第2の所定周波数帯域f2をカットしてテレビ受像機に送信する。従って、テレビ受像機では出力電波91のように、第2の所定周波数帯域f2がカットされた電波を受信する。一方、放送信号フィルタ40は所定周波数帯域f1以外の帯域をカットして増幅器50へ電波を送信する。増幅器50は受信した電波を増幅し、アンテナ60を介して電波を発射する。従って、ワンセグ端末では出力電波92のように、所定周波数帯域f1が増幅された電波を受信する。
図7は、本発明の好適な実施形態の一例に係る放送システム20の主要なハードウェア構成を表すブロック図である。
放送システム20は、制御部210、記憶部220、受信部230、増幅部240、フィルタ部250を含んでよく、バス260を介して接続されていてよい。
ここで、制御部210は、情報の演算、処理を行う情報演算処理装置であり、CPU(Central Processing Unit)等であってよい。制御部210は、記憶部120に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、本発明に係る各種機能を実現する。
又、記憶部220は、データを記憶するためのものであり、ローカルメモリ、大容量バルクメモリ、及び当該バルクメモリの検索を効率的に行うために使用するキャッシュメモリ等であってよい。又、記憶部220を実現するコンピュータ可読媒体としては、電気的、磁気的、光学的、電磁的に実現するものであってよく、より具体的には、半導体記憶装置、磁気テープ、フレキシブルディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リードオンリー・メモリ(ROM)、及びCD−ROMやCD−R/WやDVD等を含む光ディスク等であってよい。記憶部220は、制御部210が適宜読み出して実行する各種プログラムを記憶する。
又、受信部230は、ケーブル局から放送波を受信するケーブルやコネクタなどであってよい。又、増幅部240は、ワンセグ放送を送出するUHF帯などの電波出力を増幅するパワーアンプなどであってよい。又、フィルタ部250は、ワンセグ放送を送出する帯域のみを通過させるバンドパスフィルタなどであってよい。
[放送電波再送信処理]
図8は、本発明の好適な実施形態の一例に係る、放送電波再送信処理の手順を示すフローチャートである。
先ず、放送システム20は、受信部230を介して、ワンセグ放送用放送信号を受信する(ステップS110)。
次に、受信した前記ワンセグ放送用放送信号のうち、フィルタ部250により所定周波数帯域だけを通過させる(ステップS120)。
次に、受信した前記ワンセグ放送用放送信号が弱い場合、増幅部240により受信したワンセグ放送用前記放送信号を増幅して再送信する(ステップS130)。
尚、放送システム20に検波器などを追加し、周囲の無線放送信号の周波数を測定するとしてもよい。このとき、測定した周波数が、放送システム20が送出するワンセグ放送用放送電波と同じ周波数であった場合、ワンセグ放送用放送電波を送出しない機能を放送システム20に加えてもよい。あるいは、放送システム20に周波数変換器などをさらに追加し、検波器で測定した周波数が、放送システム20が送出するワンセグ放送用放送電波と同じ周波数であった場合、ワンセグ放送用放送電波を周波数変換器によって周波数変換し、別の周波数帯域で送出するとしてもよい。
従来技術によるケーブルテレビの放送システムの概要を示す図である。 本発明の好適な実施形態の一例に係る、本発明による放送システム20の概要を示す図である。 本発明の先行技術である地上デジタル放送において、地上デジタルテレビジョン放送(地デジ)と、携帯機器向け地上デジタル放送(ワンセグ)の棲み分けを表した図である。 本発明の好適な実施形態の一例に係る、放送システム20の構成を表すブロック図である。 本発明の好適な実施形態の一例に係る、放送信号フィルタ40の特性を表す図である。 本発明の好適な実施形態の一例に係る、第2の放送信号フィルタ70の特性を表す図である。 本発明の好適な実施形態の一例に係る、放送システム20のハードウェア構成を表すブロック図である。 本発明の好適な実施形態の一例に係る、放送電波再送信処理の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10 ケーブルテレビ網
20 放送システム
30 分配器
40 放送信号フィルタ
50 増幅器
60 アンテナ
70 第2の放送信号フィルタ
80 入力電波
91 出力電波
92 出力電波
210 制御部
220 記憶部
230 受信部
240 増幅部
250 フィルタ部
260 バス

Claims (6)

  1. 受信した放送信号を放送電波として再送信する放送システムであって、
    ケーブルテレビ網を介して送信される前記放送信号を受信する放送信号受信手段と、
    受信した前記放送信号の所定周波数帯域だけを通過させる放送信号フィルタと、
    前記放送信号フィルタを通過させた前記放送信号を増幅する放送信号増幅手段と、を含み、
    前記放送信号増幅手段で増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信する再送信手段と、を含む放送システム。
  2. 前記所定周波数帯域は、地上デジタル放送の周波数帯域であることを特徴とする請求項1に記載の放送システム。
  3. 無線放送信号を受信する無線放送信号受信手段と、
    前記無線放送信号の周波数を計測する周波数計測手段と、を更に含み、
    前記再送信手段は、前記無線放送信号受信手段で受信した前記無線放送信号の周波数帯域において前記ワンセグ放送用放送電波を再送信しない請求項1又は請求項2に記載の放送システム。
  4. 受信した前記放送信号を分配する放送信号分配器を更に含み、
    前記放送信号分配器で分配した前記放送信号を、前記放送信号フィルタと、テレビ受像機及びセットトップボックスと、に送信する請求項1から請求項3のいずれかに記載の放送システム。
  5. 受信した前記放送信号の第2の所定周波数帯域だけを通過させない第2の放送信号フィルタを更に含み、
    前記放送信号分配器で分配した前記放送信号を、前記第2の放送信号フィルタを介して前記テレビ受像機及びセットトップボックスに送信する請求項4に記載の放送システム。
  6. 受信した放送信号を放送電波として再送信する方法であって、
    ケーブルテレビ網を介して送信される前記放送信号を受信する手順と、
    受信した前記放送信号の所定周波数だけを通過させる手順と、
    通過させた前記放送信号を増幅する手順と、
    増幅した前記放送信号をワンセグ放送用放送電波として再送信する手順と、を含む方法。
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