JP2009141473A - サイクリック通信における監視装置および監視方法 - Google Patents

サイクリック通信における監視装置および監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】サイクリック通信において、伝送路の異常等により送信データの一部が抜けた場合、データ更新障害が起きていることを検出できずに、通信継続されてしまう問題点があった。
【解決手段】送信側端末1は、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダ部に更新周期ごとにカウントアップする更新周期シーケンス番号を付与して送信し、受信側端末8は、今回受信した更新周期シーケンス番号と前回受信した更新周期シーケンス番号を参照し、更新周期シーケンス番号が連続でなかった場合、あるいは送信側端末から送信されて来る「送信開始」の制御情報フレーム受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム受信までの時間があらかじめ設定された更新周期を越えた場合に、システムにエラー通知するようにして、一定周期でデータが更新されているかどうか監視する。
【選択図】図6

Description

この発明は、ネットワークを介して接続されている複数の端末間で、仮想的に共有するメモリ空間を互いに定周期データ送信により更新して、ネットワーク全体で共有メモリを実現するサイクリック通信における監視装置および監視方法に関するものである。
サイクリック通信の動作原理は、例えば、イーサネット(登録商標)やATM等の任意のネットワーク(伝送路)を介して接続されている複数の端末(ノード)間で、仮想的に共有するメモリ空間(サイクリックメモリ)を設け、各端末が共有メモリの自端末専用の書き込み領域へのデータ(サイクリックデータ)を一定周期で他の端末に送信することによってネットワーク全体で共有メモリを実現するというものである。
サイクリック通信においては、送信データが一定周期で更新されているかどうかを監視する必要がある。従来のサイクリック通信における監視装置は、受信側端末にサイクリックメモリ更新周期タイマを設け、送信側端末からサイクリックデータの前に送信されて来る「送信開始」の制御情報フレームを受信してから、サイクリックデータの後に送信されて来る「送信完了」の制御情報フレームを受信するまでの時間を、上記サイクリックメモリ更新周期タイマにより監視し、監視された時間があらかじめ定義している更新周期時間を超える場合は、データ更新遅延として監視システムに通知することで、サイクリックデータ更新周期が守られていることを保証していた。(特許文献1参照)
特開2005−303534号公報 (段落番号[0051]〜[0058]、図1、図6、図8)
特許文献1に示す従来のサイクリック通信においては、ネッワークの異常等により、「送信開始」の制御情報フレームから「送信完了」の制御情報フレームまでの送信データが全て抜けてしまった場合は、データ更新障害が起きていることを検出できずに、通信継続されてしまう問題点があった。また、送信データの一部(「送信完了」の制御情報フレーム、「送信完了」の制御情報フレーム、サイクリックデータのいずれか)が抜けた場合は、これら制御情報フレームあるいはサイクリックデータを検出することができず、監視を行うことができない。また、「送信開始」の制御情報フレームまたは「送信完了」の制御情報フレームが抜けてしまった場合は、送信データは全て廃棄となり、サイクリックデータが抜けてしまった場合は、抜けた部分のデータは更新されなかった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、サイクリックデータが一定周期で更新されていることが確実に検出可能なサイクリック通信における監視装置および監視方法を提供することを目的とするものである。
この発明に係わるサイクリック通信における監視装置は、ネットワークを介して接続されている複数の端末間で仮想的に共有するメモリ空間を設け、各端末が共有メモリの自端末専用の書き込み領域へのデータを一定周期で他の端末に送信することによってデータ更新し、ネットワーク全体で共有メモリを実現するサイクリック通信における監視装置であって、
送信側の端末は、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダ部に更新周期ごとにカウントアップする更新周期シーケンス番号を付与する更新周期シーケンス番号付与手段を具備し、受信側の端末は、送信側の端末から送信されて来る更新周期シーケンス番号と前回受信した更新周期シーケンス番号を参照する更新周期シーケンス番号参照手段と、送信側の端末から送信されて来る「送信開始」の制御情報フレーム受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム受信までの時間を測定する更新周期タイマと、更新周期シーケンス番号参照手段が参照した更新周期シーケンス番号が連続でなかった場合あるいは更新周期タイマが測定した値があらかじめ設定された更新周期を越えた場合にシステムにエラー通知するエラー通知手段とを具備することを特徴とするものである。
この発明に係わるサイクリック通信における監視方法は、ネットワークを介して接続されている複数の端末間で仮想的に共有するメモリ空間を設け、各端末が共有メモリの自端末専用の書き込み領域へのデータを一定周期で他の端末に送信することによってデータ更新し、ネットワーク全体で共有メモリを実現するサイクリック通信において、
送信側の端末は、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダ部に更新周期ごとにカウントアップする更新周期シーケンス番号を付与して送信し、受信側の端末は、送信側の端末から送信されて来る更新周期シーケンス番号と前回受信した更新周期シーケンス番号を参照し、更新周期シーケンス番号が連続でなかった場合、あるいは送信側の端末から送信されて来る「送信開始」の制御情報フレーム受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム受信までの時間を測定し、この測定した時間があらかじめ設定された更新周期を越えた場合にシステムにエラー通知するようにしたことを特徴とするものである。
この発明のサイクリック通信における監視装置または監視方法によれば、更新周期ごとにカウントアップする更新周期シーケンス番号を参照すると共に、「送信開始」の制御情報フレーム間の時間を監視することで、一定周期でデータが更新され、かつ、データ抜けが発生していないことを検出できるようになるので、サイクリック通信の信頼性を向上させる効果がある。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1によるサイクリック通信における監視装置および監視方法について、図1〜図7を使用して説明する。図1はこの発明の実施の形態1における送信側端末の構成を示す図、図2はこの発明の実施の形態1における送信処理を示すフローチャート、図3はこの発明の実施の形態1における受信側端末の構成を示す図、図4はこの発明の実施の形態1における受信情報管理テーブルを示す図、図5はこの発明の実施の形態1における受信処理を示すフローチャート、図6はこの発明の実施の形態1における受信処理時のデータ更新周期監視のフローチャート、図7はこの発明の実施の形態1におけるデータ更新周期の監視期間を示した図である。
図1に示す送信側端末の構成図において、ネットワークにサイクリックデータを送信する送信側端末1は、仮想的に共有するメモリ空間の第1のメモリ領域である第1のサイクリックメモリ2mと、第2のメモリ領域である第2のサイクリックメモリ2nと、これらの第1および第2のサイクリックメモリ2m、2nのバンク切替を行う第1の切替回路3aと、第1および第2のサイクリックメモリ2m、2nのバンク切替を行う第2の切替回路3bと、これらの第1および第2の切替回路3a、3bに制御情報を設定する出力レジスタ4とを備えている。また、この送信側端末1はサイクリックメモリ2m、2nに書き込みを行う書き込み処理手段5a〜5nと、この書き込み処理手段5a〜5nの起動順序を制御するスケジューリング処理手段6と、第1および第2のサイクリックメモリ2m、2nの内容を他の端末に送信する送信処理装置7とを備えている。更にこの送信処理装置7には、更新周期シーケンス番号を付与する更新周期シーケンス番号付与手段71を備えている。この更新周期シーケンス番号とは、データの更新周期ごとにカウントアップするシーケンス番号で、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダ部に付与されるものである。
出力レジスタ4は、二値設定可能なレジスタであり、出力レジスタ4に、一方の値を設定した場合は、第1の切替回路3a経由で第1のサイクリックメモリ2mにアクセスするとともに、第2の切替回路3b経由で第2のサイクリックメモリ2nにアクセスするような設定を行うようになっており、他方の値を設定した場合は、第1の切替回路3a経由で第2のサイクリックメモリ2nにアクセスするとともに、第2の切替回路3b経由で第1のサイクリックメモリ2mにアクセスするような設定を行うようになっている。
次に、図1の動作について説明する。送信側端末1の初期化完了後、書き込み処理手段5a〜5nは第1のサイクリックメモリ2mに、送信処理装置7は第2のサイクリックメモリ2nにアクセスする。初期化完了後のメモリの内容は0に設定されている。
また、書き込み処理手段5a〜5nは、サイクリック周期内にそれぞれ第1および第2のサイクリックメモリ2m、2nへの書き込みを行い、送信側端末は、その中で最後に起動する書き込み処理手段をスケジューリング処理手段6に予め登録する。
送信処理装置7は、定周期で起動されて第1および第2のサイクリックメモリ2m、2nの内容を読み出し、他の端末に送信する。一方、書き込み処理手段5a〜5nはスケジューリング処理手段6により順番に起動されてサイクリックメモリ2m、2nに書き込みを行う。
そして、最後の書き込み処理手段5nの処理が完了すると、出力レジスタ4の値が反転し、書き込み処理手段5a〜5nは第1のサイクリックメモリ2nに、送信処理装置7は第2のサイクリックメモリ2mにアクセスする。したがって、送信処理装置7が次に起動されたときには、第1のサイクリックメモリ2mのデータを読み出すことになる。
その後、第2のサイクリックメモリ2nについて、最後の書き込み処理手段5nの処理が完了すると、上記と同様に、出力レジスタ4の値が反転し、書き込み処理手段5a〜5nは第1のサイクリックメモリ2mに、送信処理装置7は第2のサイクリックメモリ2nにアクセスする。以下同様の動作が繰り返される。
図2はこの発明の実施の形態1における送信処理を示すフローチャートである。この送信処理フローは、以下のステップS11〜S17を含むフローで構成されている。
先ず、サイクリックデータの書き込み完了待ち状態(ステップS11)で、書き込みが完了したか否かが確認される。書き込みが未完であると確認(すなわち、NO)されれば、ステップS11に戻る。書き込みが完了であると確認(すなわち、YES)されれば、サイクリックデータのサイズが確認される(ステップS12)。
ステップS12で確認された送信すべきサイクリックデータがひとつの送信フレームに収まらない場合(すなわち、YES)は、複数のフレームに分割する(ステップS13)。ステップS12で確認された送信すべきサイクリックデータがひとつの送信フレームに収まる場合(すなわち、NO)は、サイクリックデータの分割は行われない。
次に、送信側端末では、先頭のサイクリックデータを送信する前に、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダに更新周期シーケンス番号付与手段71により更新周期シーケンス番号を付与する(ステップS14)。こうして更新周期シーケンス番号を付与した後に、「送信開始」の制御情報フレームを送信する(ステップS15)。
次に、分割したサイクリックデータを先頭から順に送信する(ステップS16)。そして、サイクリックデータが送信されたか否かが確認される。末尾のサイクリックデータが送信され全データの送信が確認(すなわち、YES)された後、「送信完了」を示す制御フレームを送信する(ステップS17)。全サイクリックデータが送信されていない(すなわち、NO)場合は、ステップS16に戻る。
図3に示すこの発明における受信側端末の構成において、ネットワークを介して送信されたサイクリックデータを受信する受信側端末8は、送信側端末1から送信されて来る制御情報フレームおよびサイクリックデータを受信する受信処理装置9と、自端末以外の全端末から受信するサイクリックデータを管理するために、端末アドレスをインデクスとする受信情報管理テーブル10と、送信側の端末から送信されて来る「送信開始」の制御情報フレーム受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム受信までの時間を測定する更新周期タイマ11とを備えている。
受信処理装置9には、送信側の端末から送信されて来る更新周期シーケンス番号と前回受信した更新周期シーケンス番号を参照する更新周期シーケンス番号参照手段91と、更新周期タイマ11が測定した値があらかじめ設定された更新周期を越えたかどうかを監視する更新周期監視手段92を有する。更に、更新周期シーケンス番号参照手段91が参照した更新周期シーケンス番号が連続でなかった場合、あるいは更新周期監視手段92により更新周期タイマ11が測定した値があらかじめ設定された更新周期を越えた場合にシステム監視装置にエラー通知するエラー通知手段12を備えている。
なお受信側端末8は図3には図示していないが、送信側端末としても機能するので、図1に示すような構成をすべて具備している。
図4は図3に示す受信情報管理テーブル10の中身の一例を記載したもので、受信側の端末である受信側装置において、更新周期シーケンス番号の受信管理を行うためのものである。この受信情報管理テーブル10は、ネットワークに接続している他のサイクリックデータの送信側端末のアドレス21a〜21nと、受信したサイクリックデータを格納しているバッファアドレスを保持する情報22a〜22nと、受信フェーズ23a〜23nと、「送信開始」の制御情報フレームに付加した更新周期シーケンス番号の情報24a〜24nを含む。
図5はこの発明の実施の形態1における受信処理を示すフローチャートであり、以下のステップS21〜S30を含むフローで構成されている。
図5の処理フローチャートに示すように、サイクリックデータの受信待ち状態(ステップS21)で、サイクリックフレームが受信されたか否かが確認される。サイクリックフレームを受信したら(すなわち、YES)、制御情報フレームの内容により以降の処理フローが決定される(ステップS22)。サイクリックフレームが受信されていなければ(すなわちNO)、ステップS21に戻る。
ステップS22において、受信側端末で「送信開始」を示す制御情報フレームが受信された場合は、その送信元端末アドレスが取り出される(ステップS23)。次に、この送信元端末アドレスから受信情報管理テーブル10のインデクスを算出し受信フェーズ23が確認される(ステップS24)。
ステップS24で、受信フェーズが受信開始待ちの状態であると確認(すなわち、YES)されれば、受信情報管理テーブル10の受信フェーズを受信中状態に変更する(ステップS26)。ステップS26の後、更新周期シーケンス番号およびデータ更新周期を監視するフローに進む(ステップS30)。この更新周期シーケンス番号およびデータ更新周期監視フローについては後述する図6により詳しく説明する。
一方、ステップS24で受信中状態であると確認(すなわち、NO)されれば、受信した「送信開始」制御情報フレームを無視し、受信したデータを廃棄し(ステップS25)、ステップS21に戻る。
ステップS22において、同一端末からサイクリックデータが受信された場合は、ステップS22の後、その送信元端末アドレスが取り出される(ステップS23a)。次に、この送信元端末アドレスから受信情報管理テーブル10のインデクスを算出し受信フェーズが確認される(ステップS24a)。ステップS24aで受信フェーズが受信中であると確認(すなわち、YES)されれば、受信情報管理テーブル10に受信データを格納する(ステップS27)。
一方、ステップS24aで受信状態でないと確認(すなわち、NO)されれば、受信したサイクリックデータを無視し、受信したデータを廃棄し(ステップS25)、ステップS21に戻る。
さらに、ステップS22において、送信側端末から「送信完了」の制御情報フレームが受信された場合は、ステップS22の後、その送信元端末アドレスが取り出される(ステップS23b)。次に、この送信元端末アドレスから受信情報管理テーブル10のインデクスを算出し受信フェーズが確認される(ステップS24b)。
ステップS24bで受信フェーズが受信中であると確認(すなわち、YES)されれば、受信情報管理テーブル10に格納していたサイクリックデータをサイクリックメモリにコピーする(ステップS28)。
一方、ステップS24bで受信中状態でないと確認(すなわち、NO)されれば、受信したサイクリックデータを無視し、受信したデータを廃棄し(ステップS25)、ステップS21に戻る。ステップS28の後、受信フェーズを受信開始待ちに変更する(ステップS29)。
こうして、受信側端末は、「送信開始」を示す制御フレームを受信してから、「送信完了」を示す制御フレームを受信する間に受信したサイクリックデータをサイクリックメモリに反映させる。
次にこの発明の実施の形態1における監視装置の更新周期シーケンス番号の監視およびデータ更新周期監視のフローについて図6により説明する。図6は図5のステップS30に示した更新周期シーケンス番号およびデータ更新周期の監視フローの詳細を示したものであり、ステップS31〜S36を含むフローで構成されている。
送信側端末は、図2に示すようにステップS14において、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダに更新周期シーケンス番号を付与して、「送信開始」の制御情報を送信する時に、同時に受信側端末へ送信している。
受信側端末が、更新周期シーケンス番号が付与された「送信開始」の制御情報フレームを受信すると、図5のステップS26の後、サイクリックメモリの更新周期タイマ11を起動し、更新周期シーケンス番号およびデータ更新周期の監視フロー(ステップS30)に進む。
更新周期シーケンス番号およびデータ更新周期の監視フローを示す図6において、まず、「送信開始」の制御情報フレームに付与されている更新周期シーケンス番号が取り出される(ステップS31)。次に、この送信元端末アドレスから受信情報管理テーブル10のインデクスを算出し、前回受信した更新周期シーケンス番号が確認される(ステップS32)。
そして今回受信した更新周期シーケンス番号と前回受信した更新周期シーケンス番号が更新周期シーケンス番号参照手段91で参照され、今回受信した更新周期シーケンス番号が、送信データの抜けなどが生じて前回の更新周期シーケンス番号に1を加えたものでない場合(すなわち、NO)は、エラー通知手段12に送られ、システムの監視装置に更新周期シーケンス番号の矛盾エラーを通知する(ステップS35)。このエラー通知後に更新周期タイマ11は停止される。
今回受信した更新周期シーケンス番号が前回の更新周期シーケンス番号に1を加えたものである場合(すなわち、YES)は、更新周期タイマ11を停止して、タイマ起動から停止までの経過時間を計測した計測値と、あらかじめ定義しているサイクリック更新周期時間を更新周期監視手段92で比較する(ステップS33)。計測値の方が大きい場合(すなわち、YES)には、更新周期オーバとしてエラー通知手段12に送られ、システムの監視装置に更新周期エラーを通知する(ステップS34)。計測値の方が小さい場合(すなわち、NO)には、サイクリックメモリの更新周期タイマ11を再起動する(ステップS36)。ステップS34、ステップS35でエラーを通知した場合も同様に、サイクリックメモリの更新周期タイマ11は再起動される(ステップS36)。
こうして、更新周期タイマ11は、更新周期シーケンス番号が付与された「送信開始」の制御情報フレームの受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム受信までの時間を測定するようにしておき、データが一定周期で更新されていれば、次の「送信開始」の制御情報フレームを受信する前に再起動され、また更新周期シーケンス番号の矛盾エラーや更新周期エラーが生じた場合も更新周期タイマ11は再起動される。
図7はこの発明の実施の形態1におけるデータ更新周期の監視期間を示した図で、背景技術で説明した特許文献1の監視期間と対比して示している。送信データは、「送信開始」の制御情報フレーム34、サイクリックデータ35、「送信完了」の制御情報フレーム36の順に送信され、「送信開始」の制御情報フレーム34のヘッダ部には更新周期シーケンス番号34aが付与されている。
監視期間は、この発明では「送信開始」の制御情報フレーム34の受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム34の受信までの時間t1に対し、特許文献1では「送信開始」の制御情報フレーム34の受信から「送信完了」の制御情報フレーム36の受信までの時間t2となっている。
以上のように、この発明の実施の形態1における監視装置および監視方法によれば、更新周期ごとにカウントアップする更新周期シーケンス番号を参照し、その更新周期シーケンス番号が連続でない場合は送信データの抜けなどのエラーが生じたことが検出でき、また「送信開始」の制御情報フレーム間の時間を監視することで、一定周期でデータが更新され、かつ、データ抜けが発生していないことを検出できるようになるので、サイクリック通信の信頼性を向上させることができる。
実施の形態2.
次にこの発明の実施の形態2によるサイクリック通信における監視装置および監視方法について、図8〜図13を使用して説明する。図8はこの発明の実施の形態2における送信側端末の構成を示す図、図9はこの発明の実施の形態1における送信処理を示すフローチャート、図10はこの発明の実施の形態1における受信側端末の構成を示す図、図11はこの発明の実施の形態2における受信情報管理テーブルを示す図、図12はこの発明の実施の形態2における受信処理を示すフローチャート、図13はこの発明の実施の形態2における受信処理時のデータ更新周期監視のフローチャートである。
この発明の実施の形態1では、更新周期シーケンス番号を使用することにより、一定周期でデータが更新され、かつ、データ抜けが発生していないことを検出できるようにしたが、この発明の実施の形態2では、送信周期ごとにサイクリックメモリの切り替えが行われていることを検出できるようにしたものである。
図8に示すこの発明の実施の形態2における送信側端末の構成図において、図1に示す送信側端末1に送信処理装置7の一部として、メモリ切替シーケンス番号付与手段72を追加したものである。その他の構成は実施の形態1と同じにつき、同じ符号を付して説明を省略する。
ここで、メモリ切替シーケンス番号とは、送信するデータが、送信側端末が持つ共有するメモリ空間の第1、第2のメモリ領域である2つのサイクリックメモリ2mおよび2nのうち、どちらのサイクリックメモリから取り出された送信データであるかを表すシーケンス番号である。
図9はこの発明の実施の形態2における送信処理を示すフローチャートである。この送信処理フローは、ステップS11〜S18を含むフローで構成されている。この図9のフローチャートは、実施の形態1における送信処理を示す図2のフローチャートの、サイクリックデータを複数のフレームに分割するステップS13と、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダに更新周期シーケンス番号を付与するステップS14との間に、「送信開始」の制御情報フレームにメモリ切替シーケンス番号を付与するステップS18を追加した以外は、図2と同じである。メモリ切替シーケンス番号の付与は図8のメモリ切替シーケンス番号付与手段72により行われる。
実施の形態2における送信側端末の動作および送信処理フローは、図9のステップS13の後に、メモリ切替シーケンス番号付与手段72により「送信開始」の制御情報フレームのヘッダにメモリ切替シーケンス番号を、更新周期シーケンス番号付与手段71により「送信開始」の制御情報フレームのヘッダに更新周期シーケンス番号をそれぞれ付与して(ステップS18、S14)、「送信開始」の制御情報フレームを受信側端末の受信側装置に送信する(ステップS15)。これ以外の処理は実施の形態1と同じにつき、説明を省略する。
図10に示すこの発明の実施の形態2における受信側端末の構成図において、ネットワークを介して送信されたサイクリックデータを受信する受信側端末8は、送信側端末1から送信されて来る制御情報フレームおよびサイクリックデータを受信する受信処理装置9に、メモリ切替シーケンス番号参照手段93を追加したもので、その他の構成は実施の形態1の図3と同じにつき、同じ符号を付して説明を省略する。
メモリ切替シーケンス番号参照手段93は、送信側の端末から送信されて来るメモリ切替シーケンス番号と前回受信したメモリ切替シーケンス番号とを参照し、今回受信したメモリ切替シーケンス番号が前回受信したメモリ切替シーケンス番号と同じ場合はエラー通知手段12に通知し、システムの監視装置へエラー通知するものである。
図11は図10に示す受信情報管理テーブル10の中身の一例を記載したもので、受信側の端末である受信側装置において、メモリ切替シーケンス番号の受信管理を行うためのものである。この受信情報管理テーブル10は、ネットワークに接続している他のサイクリックデータの送信側端末のアドレス21a〜21nと、受信したサイクリックデータを格納しているバッファアドレスを保持する情報22a〜22nと、受信フェーズ23a〜23nと、「送信開始」の制御情報フレームに付加した更新周期シーケンス番号の情報24a〜24nと、「送信開始」の制御情報フレームに付加したメモリ切替シーケンス番号の情報25a〜25nを含む。すなわち、図4に示す実施の形態1における受信情報管理テーブル10に、メモリ切替シーケンス番号の情報25a〜25nを追加したものである。
図12はこの発明の実施の形態2における受信処理フローで、図5に示す実施の形態1における受信処理フローのステップS30の更新周期シーケンス番号およびデータ更新周期の監視フローの後に、メモリ切替周期の更新周期を監視するステップS40を追加したものである。受信側端末がメモリ切替シーケンス番号が付与された「送信開始」の制御情報フレームを受信すると、図12のステップS30の後、メモリ切替周期の監視フロー(ステップS40)に進む。
このメモリ切替周期の更新周期を監視するステップS40のフローを、更新周期シーケンス番号およびデータ更新周期の監視するステップS30のフローと共に、図13により詳細に説明する。
図13に示すデータ更新周期監視フローチャートにおいて、ステップS31〜S35は実施の形態1で説明した更新周期シーケンス番号の監視およびデータ更新周期監視のフローで、ステップS41〜S44が、この実施の形態2で追加されたメモリ切替周期の更新周期を監視するフローである。
図13において、ステップS31〜S35は実施の形態1と同じにつき説明を省略する。ステップS33で更新周期タイマ11の計測値が更新周期定義値より小さい、即ち更新周期をオーバしていない(NOの場合)場合の後に、受信側端末8がメモリ切替シーケンス番号が付与された「送信開始」の制御情報フレームを受信すると、「送信開始」の制御情報フレームのメモリ切替シーケンスNOが取り出される(ステップS41)。次に、この送信元端末アドレスから受信情報管理テーブル10のインデクスを算出し、前回のメモリ切替シーケンス番号が確認される(ステップS42)。
そして今回受信したメモリ切替シーケンス番号と前回受信したメモリ切替シーケンス番号がメモリ切替シーケンス番号参照手段93で参照され、今回受信したメモリ切替シーケンス番号が、前回のメモリ切替シーケンス番号と同じ場合(すなわち、NO)は、エラー通知手段12に送られ、システムの監視装置にメモリ切替シーケンス番号のエラーを通知する(ステップS43)。
今回受信したメモリ切替シーケンス番号が前回のメモリ切替シーケンス番号と異なる場合(すなわち、YES)は、ステップS44に進み、サイクリックメモリの更新周期タイマ11を再起動する。
以上のように、この発明の実施の形態2における監視装置および監視方法によれば、サイクリックメモリの切替が正しく行われていない場合は、システムにエラーが通知されるので、送信側端末の切替回路3bの故障を検知することが可能となり、サイクリック通信の信頼性を向上させることができる。
実施の形態3.
次にこの発明の実施の形態3によるサイクリック通信における監視装置および監視方法について、図14〜図15を使用して説明する。図14はこの発明の実施の形態3における受信処理を示すフローチャート、図15はこの発明の実施の形態3における受信処理時のデータ二重送信監視のフローチャートである。
この発明の実施形態3では、送信周期内にデータが二重に送信されて来たことを検出できるようにしたものである。
この発明の実施の形態3における受信処理フローを示す図14は、図12に示す実施の形態2における受信処理フローのステップS40のメモリ切替周期の更新周期を監視するステップの後に、データの二重送信を監視するステップS50を追加したものである。ステップS50の詳細は図15に示す。その他の受信側端末の構成および受信処理は実施の形態2と同じにつき説明を省略する。
受信側端末が、「送信開始」の制御情報フレームを受信すると、図14のステップS40の後、ステップS50のデータ二重送信監視フローに進む。このデータ二重送信監視フローは図15に示すようにステップS51〜S54を含むフローで構成されている。
次に図15に基づきデータ二重送信監視フローの動作について説明する。図15では、ステップS40の後に、「送信開始」の制御情報フレームの更新周期シーケンス番号が取り出される(ステップS51)。次に、この送信元端末アドレスから受信情報管理テーブル10のインデクスを算出し、前回受信した更新周期シーケンス番号が確認される(ステップS52)。
そして今回受信した更新周期シーケンス番号と前回受信した更新周期シーケンス番号が更新周期シーケンス番号参照手段91で参照され、今回受信した更新周期シーケンス番号が、前回受信した更新周期シーケンス番号と違う場合(すなわち、NO)は、そのまま終了する。
今回受信した更新周期シーケンス番号が、前回受信した更新周期シーケンス番号と同じ場合(すなわち、YES)は、ステップS53に進み、更新周期タイマ11で計測した計測値と、あらかじめ決められているサイクリック更新周期の定義値を更新周期監視手段92で比較し、更新周期オーバがあったかどうかを確認する。更新周期オーバがなかった場合(すなわち、NO)は、更新周期内に「送信開始」の制御情報フレームが2度届いていることを意味するので、エラー通知手段12を介してシステム監視装置にデータ二重到達エラーを通知する。(ステップS54)。更新周期オーバがあった場合(すなわち、YES)は、そのまま終了する。
なお上記した実施の形態3の発明では、図14のステップS30の後に、送信側端末1にメモリ切替シーケンス番号付与手段72を、受信側端末8にメモリ切替シーケンス番号参照手段93を設けて、メモリ切替周期の更新周期を監視するフロー(ステップS40)を設けているが、メモリ切替シーケンス番号付与手段72およびメモリ切替シーケンス番号参照手段93を省略して、ステップS40のメモリ切替周期の更新周期を監視するフローを省略してもよい。
以上のようにして、この発明の実施の形態3におけるデータ更新周期の監視装置および監視方法によれば、例えばリングネットワークにおいて、更新周期内に同じ「送信開始」の制御情報フレームが二重到達した場合は、システムにエラーを通知するので、送信処理装置の故障やネットワークの通信制御不良等を検知することが可能となり、サイクリック通信の信頼性を向上させることができる。
実施の形態4.
次にこの発明の実施の形態4によるサイクリック通信における監視装置および監視方法について、図16〜図20を使用して説明する。図16はこの発明の実施の形態4における送信側端末の構成を示す図、図17はこの発明の実施の形態4における受信側端末の構成を示す図、図18はこの発明の実施の形態4における受信処理を示すフローチャート、図19はこの発明の実施の形態4における再送信処理を示すフローチャート、図20はこの発明の実施の形態4における再送信の手順を示した図である。
実施の形態4の発明は、受信側端末は、更新周期エラー、メモリ切替エラーが発生した場合、送信側端末に対して再送信要求信号を送信し、それを受けた送信側端末はデータを再送信するようにしたものである。
この発明の実施の形態4における送信側端末の構成図を示す図16は、この発明の実施の形態2における図8に示す送信側端末1の構成に、送信処理装置7の一部として、再送信処理手段73と再送信要求受信通知手段74を追加したものである。その他の構成は図8と同じにつき、同じ符号を付して説明を省略する。
この発明の実施の形態4における受信側端末の構成図を示す図17は、この発明の実施の形態2における図10に示す受信側端末8の構成に、受信処理装置9の一部として、再送信要求手段94と再送信処理手段13を追加したものである。その他の構成は図10と同じにつき、同じ符号を付して説明を省略する。
この発明の実施の形態4における受信処理フローチャートを示す図18は、実施の形態2における図12に示す受信処理フローのステップS40の後に、ステップS61およびステップS62を追加したものである。その他の処理フローは図12と同じにつき説明を省略する。
図18に示す受信処理フローチャートにおいて、受信側端末8は、ステップS40の後に、ステップS30で監視した更新周期エラー、ステップS40で監視したメモリ切替エラーの有無を確認する(ステップS61)。このステップS61において、エラーがあった場合(すなわち、YES)は、受信処理装置9の再送信要求手段94と再送信処理手段13により、送信側端末1に再送信要求信号を送信する(ステップS62)。エラーがなかった場合(すなわち、NO)は、そのまま終了する。
この発明の実施の形態4における再送信処理フローチャートを示す図19は、ステップS71〜S78を含むフローで構成されている。
次に、図19に基づき、再送信の処理動作について説明する。送信側端末1は、受信側端末8から送信された再送信要求信号が、再送信要求受信通知手段74により受信されたことを検知し、再送信処理手段73に通知する。
次に、再送信処理手段73は再送信処理を行う。図19の再送信処理フローチャートに示すように、再送信要求信号の受信待ち状態(ステップS71)で、再送信要求信号が受信されたか否かが確認される。再送信要求信号が受信されていなければ(すなわち、NO)、ステップS71に戻る。再送信要求信号を受信したら(すなわち、YES)、サイクリックデータのサイズが確認される(ステップS72)。
ステップS72で確認された送信すべきサイクリックデータがひとつの送信フレームに収まらない場合(すなわち、YES)は、複数のフレームに分割する(ステップS73)。ステップS72で確認された送信すべきサイクリックデータがひとつの送信フレームに収まる場合(すなわち、NO)は、サイクリックデータの分割は行われない。
次に、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダにメモリ切替シーケンス番号と更新周期シーケンス番号を付与して(ステップS74、S75)、「送信開始」を示す制御フレームを送信する(ステップS76)。
次に、分割したサイクリックデータを先頭から順に送信する(ステップS77)。そして、サイクリックデータが送信されたか否かが確認される。末尾のサイクリックデータが送信され全データの送信が確認(すなわち、YES)された後、「送信完了」を示す制御フレームを送信する(ステップS78)。全サイクリックデータが送信されていない(すなわち、NO)場合は、ステップS77に戻る。
以上の再送信の手順を概略的に示した図20を使ってデータ再送信処理の概要を説明する。図20に示すように、まず最初に(1)送信側端末1から受信側端末8にサイクリックデータを送信する。(2)受信側端末8は更新周期の監視またはメモリ切替周期の監視を行い、受信側端末8が更新周期エラーまたはメモリ切替エラーなどのエラーを検出する。そしてエラーが発生した場合、(3)受信側端末8は送信側端末1に対して再送信要求信号を送信する。(4)再送信要求信号を受けた送信側端末1は再送信処理手段73によりサイクリックデータの再送信処理を行う。
なお上記した実施の形態4の発明では、図18のステップS30の後に、送信側端末1にメモリ切替シーケンス番号付与手段72を、受信側端末8にメモリ切替シーケンス番号参照手段93を設けて、メモリ切替周期の更新周期を監視するフロー(ステップS40)を設けたが、メモリ切替シーケンス番号付与手段72およびメモリ切替シーケンス番号参照手段93を省略して、ステップS40のメモリ切替周期の更新周期を監視するフローを省略してもよい。
以上のようにして、この発明の実施の形態4におけるデータ更新周期の監視装置および監視方法によれば、受信側端末がサイクリックデータを正しく受信できなかった場合、送信側端末はサイクリックデータの再送信を行うので、サイクリック通信の信頼性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1における送信側端末の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における送信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1における受信側端末の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1における受信側端末の受信情報管理テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態1における受信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるデータ更新周期監視のフローチャートである。 この発明の実施の形態1におけるデータ更新周期の監視期間を示した図である。 この発明の実施の形態2における送信側端末の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2における送信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2における受信側端末の構成を示す図である。 この発明の実施の形態2における受信側端末の受信情報管理テーブルを示す図である。 この発明の実施の形態2における受信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2におけるメモリ切り替え監視のフローチャートである。 この発明の実施の形態3における受信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3におけるデータ二重送信監視のフローチャートである。 この発明の実施の形態4における送信側端末の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4における受信側端末の構成を示す図である。 この発明の実施の形態4における受信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4における再送信処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4における再送信の手順を示した図である。
符号の説明
1:送信側端末、 2m、2n:サイクリックメモリ、
3a〜3b:切り替え回路、 4:出力レジスタ、
5a〜5n:書き込み処理手段、 6:スケジューリング処理手段、
7:送信処理装置、 8:受信側端末、
9:受信処理装置、 10:受信情報管理テーブル、
11:更新周期タイマ、 12:エラー通知手段、
13:再送信処理手段、 34:「送信開始」の制御情報フレーム、
35:サイクリックデータ、 36:「送信完了」の制御情報フレーム
36a:更新周期シーケンス番号、 71:更新周期シーケンス番号付与手段、
72:メモリ切替シーケンス番号付与手段、
73:再送信処理手段、 74:再送信要求受信通知手段、
91:更新周期シーケンス番号参照手段、 92:更新周期監視手段、
93:メモリ切替シーケンス番号参照手段、
94:再送信要求手段。

Claims (8)

  1. ネットワークを介して接続されている複数の端末間で仮想的に共有するメモリ空間を設け、各端末が共有メモリの自端末専用の書き込み領域へのデータを一定周期で他の端末に送信することによってデータ更新し、前記ネットワーク全体で共有メモリを実現するサイクリック通信における監視装置であって、
    送信側の端末は、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダ部に更新周期ごとにカウントアップする更新周期シーケンス番号を付与する更新周期シーケンス番号付与手段を具備し、受信側の端末は、前記送信側の端末から送信されて来る更新周期シーケンス番号と前回受信した更新周期シーケンス番号を参照する更新周期シーケンス番号参照手段と、前記送信側の端末から送信されて来る「送信開始」の制御情報フレーム受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム受信までの時間を測定する更新周期タイマと、前記更新周期シーケンス番号参照手段が参照した更新周期シーケンス番号が連続でなかった場合あるいは前記更新周期タイマが測定した値があらかじめ設定された更新周期を越えた場合にシステムにエラー通知するエラー通知手段とを具備することを特徴とするサイクリック通信における監視装置。
  2. 請求項1に記載のサイクリック通信における監視装置において、送信側の端末は、共有するメモリ領域を2つ有し、この2つの共有するメモリ領域のうち、どちらのメモリ領域から取り出された送信データであるかを表すメモリ切替シーケンス番号を「送信開始」の制御情報フレームに付与するメモリ切替シーケンス番号付与手段を具備し、受信側の端末は、前記送信側の端末から送信されて来るメモリ切替シーケンス番号と前回受信したメモリ切替シーケンス番号とを参照するメモリ切替シーケンス番号参照手段を具備し、前記メモリ切替シーケンス番号参照手段が参照したメモリ切替シーケンス番号が前回と同じ場合は、前記エラー通知手段によりシステムにエラーを通知することを特徴とするサイクリック通信における監視装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のサイクリック通信における監視装置において、受信側の端末は、前記更新周期シーケンス番号参照手段が前回と同じ更新周期シーケンス番号を確認し、且つ更新周期タイマが測定した値があらかじめ設定された更新周期内の場合、二重送信と判断して前記エラー通知手段からシステムにエラーを通知することを特徴とするサイクリック通信における監視装置。
  4. 請求項1または請求項2に記載のサイクリック通信における監視装置において、受信側の端末は、エラーが発生した場合に再送信要求信号を送信する再送信要求手段を具備し、送信側の端末は、前記再送信要求手段からの再送信要求信号が受信されたことを検知する再送信要求受信通知手段と、この再送信要求受信通知手段で再送信要求信号を受信した場合、再送信処理を行う再送信処理手段とを具備することを特徴とするサイクリック通信における監視装置。
  5. ネットワークを介して接続されている複数の端末間で仮想的に共有するメモリ空間を設け、各端末が共有メモリの自端末専用の書き込み領域へのデータを一定周期で他の端末に送信することによってデータ更新し、前記ネットワーク全体で共有メモリを実現するサイクリック通信において、
    送信側の端末は、「送信開始」の制御情報フレームのヘッダ部に更新周期ごとにカウントアップする更新周期シーケンス番号を付与して送信し、受信側の端末は、前記送信側の端末から送信されて来る更新周期シーケンス番号と前回受信した更新周期シーケンス番号を参照し、更新周期シーケンス番号が連続でなかった場合、あるいは前記送信側の端末から送信されて来る「送信開始」の制御情報フレーム受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム受信までの時間を測定し、この測定した時間があらかじめ設定された更新周期を越えた場合にシステムにエラー通知するようにしたことを特徴とするサイクリック通信における監視方法。
  6. 請求項5に記載のサイクリック通信における監視方法において、送信側の端末は、共有するメモリ領域を2つ有し、この2つの共有するメモリ領域のうち、どちらのメモリ領域から取り出された送信データであるかを表すメモリ切替シーケンス番号を「送信開始」の制御情報フレームに付与して送信し、受信側の端末は、前記送信側の端末から送信されて来るメモリ切替シーケンス番号と前回受信したメモリ切替シーケンス番号を参照し、メモリ切替シーケンス番号が同じ場合は、システムにエラーを通知することを特徴とするサイクリック通信における監視方法。
  7. 請求項5または請求項6に記載のサイクリック通信における監視方法において、受信側の端末は、送信されて来た更新周期シーケンス番号が前回と同じ更新周期シーケンス番号を確認し、且つ送信側の端末から送信されて来る「送信開始」の制御情報フレーム受信から、次の「送信開始」の制御情報フレーム受信までの時間があらかじめ設定された更新周期内の場合、二重送信と判断してシステムにエラーを通知することを特徴とするサイクリック通信における監視方法。
  8. 請求項5または請求項6に記載のサイクリック通信における監視方法において、受信側の端末は、エラーが発生した場合に再送信要求信号を送信し、送信側の端末は、前記再送信要求信号を受信した場合、再送信処理を行うようにしたことを特徴とするサイクリック通信における監視方法。
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