JP2009139623A - 液晶レンズ - Google Patents

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俊郎 行成
Megumi Horiuchi
恵 堀内
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Abstract

【課題】 焦点距離のピントが広い範囲で合う液晶レンズを提供する。
【解決手段】 液晶レンズの液晶にカイラル材を添加して液晶分子をツイスト配向させ、前記液晶層の厚みdと前記カイラル材の添加によって調整される液晶のねじれピッチpの比d/pを、一対の配向膜の配向処理交差角をθとすると、(θ/360°−0.22)<d/p<(θ/360°+0.17)で表される範囲に設定する。ねじれのあるツイスト配向させることで屈折率に等方性が得られ、光路長に偏差が小さくなり焦点距離のピントが合うようになる。
【選択図】 図1

Description

本発明は液晶レンズに関し、特に焦点距離のピント合わせ改善を図った液晶レンズに関する。
従来より、焦点距離を可変にする液晶レンズが知られており、既にその一部が光ピックアップ装置などに使用されてきている。この液晶レンズの構成は様々な構成のものが技術開示されており、例えば下記の特許文献1に記載された輪帯電極を設けた構成もその一つに挙げられる。
特許文献1に記載された輪帯電極を設けた液晶レンズの構成は、図12に示されるように、第1の基板11と第2の基板12を対向して配置し、第1の基板11と第2の基板12の間隙に第1のシール材20及び第2のシール材21を設け、この第1のシール材20及び第2のシール材21の内部にカイラル材が添加されていないネマティック液晶25を封入した構成をなす。
また、第1の基板11には、図11に示されるように、中心部に円形透明電極13と円形透明電極13の外周に第1のスペース16a、第2のスペース16b、第3のスペース16cなどの複数のスペース16を順次設けて第1の環状透明電極15a、第2の環状透明電極15b、第3の環状透明電極15cなどの複数の環状透明電極15をスペース16を挟んで順次設けて輪帯電極を構成している。また、各環状透明電極15を接続するために円形透明電極13で交差するように十字形に外方へ延びる引き出し電極18のパターンを設けた構成をなしている。
また、第1の基板11に設けた円形透明電極13や複数の環状透明電極15上には第1の配向膜23を設けている。
また、第2の基板12には全面に透明電極37を設け、その上に第2の配向膜24を設けた構成をなす。
また、第1のシール材20と第2のシール材21との間にはギャップ材22を設けた構成をなす。
第1の配向膜23と第2の配向膜24はラビング処理が施され、第1の配向膜23のラビング方向と第2の配向膜24のラビング方向は丁度180°反対側を向いた状態で組合せられていて、図12に示されるように、第1の基板11側での液晶分子のプレチルト角θと第2の基板12側での液晶分子のプレチルト角θは互いに反対側に起きる。
特許公開2000−81600号公報
このような構成をなした液晶レンズを写真撮影のカメラなどに用いた場合に次のような問題が現れる。以下、その問題点を図13、図14を用いて説明する。なお、図13は電圧印加時における透過光の光路長を説明する模式的に示した説明図である。また、図14は液晶レンズの輪帯電極を透過して映し出される像の領域部の形状状態を模式的に示した説明図で、分かり易くするために少し誇張して描いてある。
第1の問題点は焦点距離のピントが全体的に合わないと云う問題である。
図13において、C、Dはラビングによる配向方向を示していて、Cは第1の基板11の配向膜23の配向方向、Dは第2の基板12の配向膜24の配向方向を示している。
また、E、F、Gは入射光で、入射光Eは第2の基板12に垂直に入射する入射光を示している。入射光Fと入射光Gは第2の基板12に対して斜めに入射した入射光で、入射光Eに対して左右等角をなして入射した入射光である。
液晶25は誘電率異方性が正のネマティック液晶をもちいているが、誘電率異方性が正のネマティック液晶は液晶分子の長軸方向の誘電率が短軸方向の誘電率より大きく、誘電率異方性の特性を持つ。このため、電圧無印加時においては液晶分子25aは前述の図12で示された僅かなプレチルト角θを持って第1の基板11、第2の基板12と平行なホモジニアス配向をなす。また、しきい値以上の電圧を印加すると電場に沿って液晶分子25aが傾き始める。液晶層の層内においては電圧分布に応じて電位勾配が発生し、第1の基板11及び第2の基板12に近い部位にある液晶分子25aは、図13に示すように、その(長軸の)傾き角αは小さく、層の中央に行くに従って液晶分子25aは傾き角が大きくなって起立する配向をなす。つまり、液晶分子25aは基板近傍においてはホモジニアス(水平配向)に近い状態の配向を示し、層の中央に行くに従って配向傾斜角が大きくなっていって、ある電圧の下ではホメオトロピック配向(垂直配向)状態になる。
また、誘電率異方性が正のネマティック液晶は、液晶分子25aの(長軸の)配向方向の屈折率はその配向方向に垂直な方向の屈折率より大きく、屈折率異方性の特性も有している。
図13に示す配向をなした液晶分子25aに入射する入射光E、入射光F、入射光Gは、液晶分子25aへの入射角がそれぞれ異なるために屈折率異方性の作用で屈折率がそれぞれ異なってくる。そのために、入射光E、入射光F、入射光Gは液晶層を透過したときにはそれぞれ位相差が生じ、入射光E、入射光F、入射光Gは光路長がそれぞれ異なった値をなす。つまり、屈折率に等方性がないために光路長にその偏差が大きく現れる。
このため、液晶レンズでピントを合わせた場合、画面のセンター部、右方向、左方向で最適ピント距離が違ってくる。これは、センター部と上下方向に対しても同じことが起き、センター部でピントを合わせると周辺部はピントが合わず、結果的には、一枚の写真でピントが合わないと云う問題が生まれる。
次に、第2の問題点は映し出される画像の形状に乱れが発生すると云う問題である。
図14において、Oは液晶レンズの中心部で、これは、図11で示した円形透明電極13の中心部を表している。また、Oは一点鎖線で示したx軸、y軸の交差点でもある。x軸は図13で示したラビングによる配向方向C、Dの方向軸をなしている。
楕円形状した13Sは円形透明電極13によって作用された光が透過して映し出される像の領域部を示しており、13Sの周りの楕円状のリング15aSは第1の環状透明電極15aによって作用された光が透過して映し出される像の領域部、楕円状のリング15bSは第2の環状透明電極15bによって作用された光が透過して映し出される像の領域部を示している。
なお、図14は見易くするために円形透明電極13、第1の環状透明電極15a、第2の環状透明電極15bによって作用された光が透過して映し出される領域の部分のみを取り上げて描いている。
円形透明電極13によって作用された光が透過して映し出される像の領域部13Sは液晶分子25aの屈折率異方性の作用を受けてx軸方向、即ち、配向方向(D、C)に広がりを持ち、x軸方向には半径Rx、y軸方向には半径Ryの楕円形状をなす領域になる。
第1の環状透明電極15aによって作用された光が透過して映し出される像の領域部15aS、第2の環状透明電極15bによって作用された光が透過して映し出される像の領域部15bSも同様に楕円リング形状をなす領域になる。
このように楕円形状が現れるのは屈折率に等方性が無いことに起因する。これによって、写真画像に形状乱れが発生し、画像の形状が正しく映し出されないと云う問題を生む。
更にまた、第3の問題点として、映し出される領域部の中心部O’が液晶レンズの中心部Oからずれると云う問題がある。図14において、液晶レンズの中心部Oから距離mだけずれた位置に映し出される領域部の中心部O’がきている。これは、液晶レンズの中心部Oを透過する光も屈折率によって回折し、位置がずれることによる。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、焦点距離のピントが合い、画像の形状が正しく映し出され、また、位置ずれの起きない写真画像が得られる液晶レンズを得ることである。
上記の目的を達成するための手段として、本発明の請求項1に記載の液晶レンズの特徴は、内面に複数の輪帯電極と配向膜を設けた第1透明基板と、内面に対向電極と配向膜を設けた第2透明基板と、前記第1透明基板と前記第2透明基板の間隙にシール材を介して封止した液晶層を有する液晶レンズにおいて、
前記液晶層の液晶はカイラル材を含有して液晶分子がツイスト配向をなしており、
前記液晶層の厚みdと前記カイラル材の添加によって調整される液晶のねじれピッチpの比d/pは、前記一対の配向膜の配向処理交差角をθとすると、
(θ/360°−0.22)<d/p<(θ/360°+0.17)
で表される範囲にあることを特徴とするものである。
カイラル材を添加することで液晶に螺旋状のねじれが生まれてくる。そして、液晶分子はそのねじれに沿ってツイスト配向をなす。つまり、液晶分子(の長軸)の配向方向がねじれ沿って配向方向が変わる。
例えば、誘電率異方性が正のネマティック液晶を用いた場合には、電圧無印加時においては、ツイスト配向をなしながらプレチルト角を有して上下の基板と略平行な配向をなす。また、電圧印加時においては、液晶のねじれが解けてくると共に液晶分子の配向傾斜角が増して起立するようになり、ある電圧の下で液晶のねじれが完全に解け、液晶分子は上下基板に対して垂直な配向をなす。
このため、液晶のねじれに沿って液晶分子がツイスト配向することで液晶を透過する光の屈折率に等方性が得られるようになる。そして、透過する光の光路長に偏差(光路長差)は小さくなる。これによって、画面のセンター部、左右方向、上下方向でのピント距離の差異が小さくなり、全体的にピントの合った写真画像が得られる。また、画像の形状が正しい形状で写真画像に映し出されるようになる。
また、d/pが(θ/360°−0.22)<d/p<(θ/360°+0.17)の範囲にあると、液晶分子の動きが安定動作モード領域となり、電圧印加によって液晶を駆動した場合に液晶分子は正常な動きをなし、また、電圧を解除した場合に液晶分子が元の配向状態に戻り、液晶分子の配向に安定した可逆性が得られる。
また、本発明の請求項2に記載の液晶レンズの特徴は、前記配向処理交差角が90°のときは前記d/pが0.04〜0.41であることを特徴とし、本発明の請求項3に記載の液晶レンズの特徴は、前記配向処理交差角が180°のときは前記d/pが0.29〜0.66であることを特徴とし、本発明の請求項4に記載の液晶レンズの特徴は、前記配向処理交差角が270°のときは前記d/pが0.54〜0.91であることを特徴とするものである。
配向処理交差角が90°のときは液晶分子のツイスト角は概ね90°のツイスト角が得られる。また、配向処理交差角が180°のときは液晶分子のツイスト角は概ね180°のツイスト角が得られ、配向処理交差角が270°のときは液晶分子のツイスト角は概ね270°のツイスト角が得られる。
また、配向処理交差角が90°のときにd/pが0.04〜0.41であるとツイスト角90°での可逆性のある安定的なツイスト配向が得られる。また、配向処理交差角が180°のときにd/pが0.29〜0.66であるとツイスト角180°での可逆性のある安定的なツイスト配向が得られ、配向処理交差角が270°のときにd/pが0.54〜0.91であるとツイスト角270°での可逆性のある安定的なツイスト配向が得られる。
また、本発明の請求項5に記載の液晶レンズの特徴は、前記液晶層は第1の液晶層と第2の液晶層の2層からなり、第1の液晶層を有する第1の液晶レンズ層と第2の液晶層を有する第2の液晶レンズ層とが積層しており、前記第1の液晶層の前記液晶分子のツイスト配向方向と前記第2の液晶層の前記液晶分子のツイスト配向方向は逆向きをなすことを特徴とするものである。
液晶レンズの中心部を透過する光は第1の液晶層の屈折率によって回折して位置がずれる。この位置ずれはツイスト配向方向が逆向きをなす第2の液晶層により補正されて液晶レンズの中心部に戻る。つまり、位置ずれが生じない。
以上のことによって、ピントの合った、そして、画像の形状が正しく映し出され、位置ズレの起きない写真画質が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以降、実施形態と云う)を図を用いなから説明する。
(第1実施形態)
最初に、本発明の第1実施形態に係る液晶レンズを図1〜図6を用いて説明する。なお、図1は本発明の第1実施形態に係る液晶レンズの要部断面図、図2は図1における輪帯電極を設けた第1透明基板の平面図を示している。また、図3は図1の構成の下での電圧無印加時における液晶分子の配向状態を模式的に表した配向状態図で、図3の(a)は側面から見た配向状態図、図3の(b)は上面から見た配向状態図を示している。また、図4は電圧印加時における透過光の光路長を説明する模式的に示した説明図で、図5は図1における液晶レンズの輪帯電極を透過して映し出される像の領域の形状状態を模式的に示した説明図である。また、図6は配向処理交差角とd/pの関係を表したグラフである。
第1実施形態の液晶レンズ40は、図1に示すように、輪帯電極42と配向膜46を設けた第1透明基板41と、対向電極52と配向膜56を設けた第2透明基板51を所定の間隙を設けて対向して配置し、間隙の中に液晶をシール材58を介して封止して液晶層57を設けた構成をなす。
第1透明基板41と第2透明基板51は透明なガラスなどからなり、第1透明基板41の輪帯電極42と第2透明基板51の対向電極52はITO(Indium Tin Oxide)膜からなる。
輪帯電極42は、図2に示すように、複数の電極からなり、中心部に円形なる輪帯電極42aと、所要の間隙dを設けて輪帯電極42aと同心なる複数の環状の輪帯電極42b、42c、42d、42eとから構成している。
なお、図2においては、輪帯電極42として42a〜42eの5個を描いているが、これはレンズの仕様などに応じて所要の数で構成されるものである。
また、輪帯電極42aには外部と接続する接続電極43が設けられており、また、輪帯電極42a、42b、42c、42d、42eと接続する電圧降下抵抗膜44が設けられている。
なお、接続電極43及び電圧降下抵抗膜44はその一方端に端子部43b、44bをそれぞれ有し、この端子部43b、44bを介して外部から電圧を印加するようになっている。この端子部43b、44bは第1透明基板41の延設部41bに設けていて、シール材58の外側に設けている。
対向電極52はベタ面なる電極をなしており、図示はしていないが、その一部分から配線電極が引き出され、第1透明基板41の延設部41bに設けた端子部52bと接続が取られている。
配向膜46、配向膜56はポリイミド樹脂やPVA(ポリビニールアルコール)樹脂などの樹脂を印刷法やスピンコート法などで塗布し、乾燥後に加熱処理を行って形成する。
また、この配向膜46、配向膜56にはラビング処理を施している。本実施形態においては、配向膜46のラビング方向と配向膜56のラビング方向を丁度180°反対側に向けた配置をなしている。図3において矢印のC、Dがラビング方向を示していて、矢印Cが配向膜56のラビング方向、矢印Dが配向膜46のラビング方向を示している。
液晶層17の液晶は誘電率異方性が正のネマティック液晶(以降、p型ネマティック液晶と云う)を用い、カイラル材を添加している。カイラル材を添加することでコレステリック相を持つカイラルネマティック液晶が得られ、液晶が螺旋状にねじれを持ち、液晶分子はそのねじれに沿って分子配向する。つまり、液晶分子がツイスト配向をなす。電圧を印加するとねじれが解け、電圧印加を解除すると元のねじれ状態に戻る。
p型ネマティック液晶は液晶分子の長軸の方が短軸より誘電率が大きく、印加電圧を高くしていくと長軸が立ち上がり、基板に対して垂直配向をなす特性を有する。この特性を利用し、輪帯電極42のそれぞれの電極への印加電圧量を調整して位相変調量を変え、レンズ効果を出現させている。
以上の構成をなした液晶レンズ40においては、液晶層57の液晶分子の配向状態は図3に示すような配向をなす。図3は電圧無印加時における液晶分子の配向状態を示したものである。
図3の(a)において、配向膜46、56のラビング方向C、Dが丁度180°反対側を向いているため、配向膜46、56近傍の液晶分子57aはプレチルト角θを持って互いに反対側を向いた状態で配向する。ここでのプレチルト角θは1°〜2.5°の範囲に抑えている。また、液晶は螺旋状に左回りで180°ねじれており、液晶分子57aはこのねじれに沿って左回りにツイスト配向する。図3の(b)は液晶分子57aが左回りに180°旋回しながら配向した状態を表している。この図から、液晶分子57aがx方向(x方向はラビング方向C、D方向を示している)、並びにy方向にも180°旋回しながら配向していることが分かる。
ツイスト配向のツイスト角は一対のラビング処理した配向膜のラビング方向の配置交差角によって決まってくるので、本実施形態でのツイスト角は概ね180°をなす。
このように配向した液晶に電圧が印可されると、液晶のねじれが解けていくと共に、液晶分子57aは層内の電圧分布に応じて電位勾配が発生し、図4に示すように、第1透明基板41及び第2透明基板52に近い部位にある液晶分子57aはアンカリングの作用を受けて分子長軸の傾き角は小さく、層の中央に行くに従って傾き角が大きくなって起立する配向をなす。
このような配向をなす液晶レンズにおいては、図4で示した入射光E(基板41に垂直に入射した入射光)、F、G(入射光Eに対して入射光Fと等角をなして入射した入射光)の透過光に光路長の差は大きくならない。これは、ねじれによる液晶分子57aのツイスト配向の影響によるもので、液晶層内での屈折率に等方性が得られ、入射光E、F、Gの透過した光の光路長に偏差(光路長差)は小さくなる。
そして、それによって、画面のセンター部、左右方向、上下方向でのピント距離の差異が小さくなり、全体的にピントの合った写真画像が得られる。
更に、図5に示す効果も得られる。図5において、Oは液晶レンズの中心部で、これは、図2で示した輪帯電極42aの中心部を表している。また、Oは一点鎖線で示したx軸、y軸の交差点でもある。x軸は図3で示したラビング方向C、Dの方向軸をなしている。
円形の形状した42aSは輪帯電極42aによって作用された光が透過して映し出される像の領域部を示している。環状円をなす42bSは輪帯電極42bによって作用された光が透過して映し出される像の領域部、同様に、環状円の42cS、42dS、42eSは輪帯電極42c、42d、42eによって作用された光が透過して映し出されるそれぞれの像の領域部を示している。
O’は輪帯電極42aによって作用された光が透過して映し出される像の領域部42aSの中心部を表示している。この中心部O’は液晶レンズの中心部Oから距離n分ずれて現れている。
光路長に偏差が小さくなることで、輪帯電極42a、42b、42c、42d、42eによって作用された光が透過して映し出される像の領域部42aS、42bS、42cS、42dS、42eSは円形をなして輪帯電極42a、42b、42c、42d、42eの形状と同じ形状が得られるようになる。このことは、映し出される写真画像の形状がありのままの形状を正しく映し出されると云う効果が得られる。
しかしながら、液晶レンズの中心から距離n分だけ位置ずれを起こして写真画像が映し出される。
なお、本実施形態においては、液晶分子のツイスト配向はラビング方向を180°反対側に向けて概ね180°のツイスト角を持たせた。前述したように、ツイスト角は、一対の配向膜のラビングによる配向処理方向の交差角によって概ねツイスト角が決まる。そして、安定的なツイスト配向は液晶の層厚dと液晶のねじれピッチpとの比d/pに大きく影響される。
図6は配向処理交差角とd/pの関係について実験の結果得られたデータである。ここでの配向処理交差角はラビングによる配向処理方向の交差角を表している。
図6において、静的低次ツイストモード領域とはd/pが小さい場合にねじれが足りずに所望のツイスト角が得られない領域を指し、静的高次ツイストモード領域とはd/pが大きい場合にねじれ過ぎて所望のツイスト角が得られない領域をさしている。また、静的安定ツイストモード領域とはその配向処理交差角で静的には絶えず安定したツイスト角が得られる領域を指している。
配向処理交差角をθとすると、静的安定ツイストモード領域におけるd/pは、
(θ/360°−0.25)<d/p<(θ/360°+0.25)
の範囲にある。
また、静的安定ツイストモード領域内であっても電圧を印加して液晶を駆動した場合に、d/pの下限側においては低次ツイストが発生し、d/pの上限側においてはストライブドメイン発生領域が現れる。そのため、実質的には太い矢印線で示した安定動作モード領域のd/pが好適なd/pとして選択される。従って、安定した配向性や安定した可逆性、安定した品質などが得られd/pは太い矢印線の安定動作モード領域のd/pが好適なd/pとして設定される。
この安定動作モード領域のd/pは、
(θ/360°−0.22)<d/p<(θ/360°+0.17)
の範囲で与えることができる。
例えば、配向処理交差角が90°のときは、d/pは0.04〜0.41の範囲が好適な範囲となる。また、配向処理交差角が180°のときはd/pが0.29〜0.66の範囲、配向処理交差角が270°のときはd/pが0.54〜0.91の範囲が好適な範囲となる。
d/pの値は、液晶層の層厚を一定にすると液晶のねじれpによって変動する。このねじれpはカイラル材の添加量によって調整することができ、所望のd/pを得るに必要とする量を選択する。
次に、本実施形態における他の形態としてツイスト角を概ね90°に設定した場合を図7を用いて説明する。ツイスト角90°は一対の配向膜のそれぞれの配向方向を90°に交差させることによって得られる。図7は配向処理交差角が90°の場合の液晶分子の配向状態を示した配向状態図で、図7の(a)は側面から見た液晶分子の配向状態図、図7の(b)は上面から見た液晶分子の配向状態図である。
図7において、矢印C、Dで示した上下の配向膜のラビング方向C、Dが90°交差している。そして、液晶が概ね左回りに90°のねじれ、そのねじれに沿って液晶分子57aが左回りに概ねツイスト角90°のツイスト配向をなしている。
ツイスト角90°のツイスト配向をなした場合でも屈折率に等方性が得られ、光路長の偏差は小さくなる。そして、ピントの合った写真画像が得られるようになる。
また、概ね90°のツイスト角は配向処理交差角を90°にすることによって得られるが、この場合のd/pは、前述したごとく、0.04〜0.41の範囲に設定するのが好ましい。
本発明においては、液晶分子をツイスト配向させることで光路長の偏差を小さくし、焦点距離のピント合わせ精度を高めている。ツイスト角は10°〜350°の範囲まで取ることが可能で、好ましい範囲としては90°〜270°、最も好ましい角度としては180°である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る液晶レンズについて図8〜図10を用いて説明する。なお、図8は本発明の第2実施形態に係る液晶レンズの要部断面図、図9は図8における液晶レンズの液晶分子の配向状態を説明する模式的に示した配向状態図を示している。また、図10は図8における液晶レンズを透過して映し出される像の領域の形状状態を模式的に示した説明図である。
図8より、第2実施形態に係る液晶レンズ80は、第2透明基板51を共通基板にして第1の液晶レンズ層80Aと第2の液晶レンズ層80Bを積層したものからなる。第1の液晶レンズ層80Aは液晶層57を有し、第2の液晶レンズ層80Bは液晶層77を有する。ここでの液晶層は2層有するので区別するために、第1の液晶レンズ層80Aの液晶層を第1の液晶層57、第2の液晶レンズ層80Bの液晶層を第2の液晶層77と表すことにする。このように、第2実施形態の液晶レンズ80は第1の液晶層57と第2の液晶層77を積層したものからなる。
第1の液晶レンズ層80Aは前述の第1実施形態での液晶レンズと同じ構成をなしたものであるので同一符号を付している。従って、第1の液晶レンズ層80Aの説明は必要限度に留めることにする。
第1の液晶レンズ層80Aは、輪帯電極42と配向膜46を設けた第1透明基板41と、対向電極52と配向膜56を設けた第2透明基板51を所定の間隙を設けて対向して配置し、間隙の中に液晶をシール材58を介して封止して第1の液晶層57を設けた構成をなす。
第2の液晶レンズ層80Bは、第2透明基板51を共通基板として用い、対向電極62と配向膜66を設けた第2透明基板51と、輪帯電極72と配向膜76を設けた第3透明基板71を所定の間隙を設けて対向して配置し、間隙の中に液晶をシール材78を介して封止して第2の液晶層77を設けた構成をなす。
第1透明基板41に設けた輪帯電極42は、前述の第1実施形態での図2に示したように、複数の電極からなり、中心部に円形なる輪帯電極42aと、所要の間隙dを設けて輪帯電極42aと同心なる複数の環状の輪帯電極42b、42c、42d、42eとから構成している。
また、第3透明基板71に設けた輪帯電極72は、第1透明基板41に設けた輪帯電極42と同じ構成、同じ形状をなしている。即ち、中心部に円形の輪帯電極72aと、所要の間隙dを設けて輪帯電極72aと同心なる複数の環状の輪帯電極72b、72c、72d、72eとから構成している。
共通基板である第2透明基板51の両面に設けた対向電極52、62はベタ面からなる電極をなしている。
ここで、第1の液晶層57の両面側に設けた配向膜46、56、及び、第2の液晶層77の両面側に設けた配向膜66、76は水平配向膜からなる。この水平配向膜の下では、電圧無印加時においては液晶分子が基板に対して水平配向、即ち、ホモジニアス配向をなす。
また、この水平配向膜にラビング処理を施している。図9において、矢印のr46、r56、r66、r76はラビング方向を示しており、r46は配向膜46、r56は配向膜56、r66は配向膜66、r76は配向膜76のラビング方向を示している。
本実施形態においては、第1の液晶層57を挟んだ配向膜46、56のラビング方向r46、r56は丁度180°反対側に向いた配置をなし、第2の液晶層77を挟んだ配向膜66、76のラビング方向r66、r76も丁度180°反対側に向いた配置をなしている。また、配向膜56のラビング方向r56と配向膜66のラビング方向r66は同一方向を向いた配置をなしている。
第1の液晶層57、第2の液晶層77の液晶は、前述の第1実施形態と同様に、p型ネマティック液晶を用いており、カイラル材を添加したものからなっている。
図9において、カイラル材を添加した第1の液晶層57の液晶分子57aは、液晶のねじれに沿って概ね180°のツイスト角をもって上面側(第1透明基板側)から見て左回りにツイスト配向している。また、カイラル材を添加した第2の液晶層77の液晶分子77aは、液晶のねじれに沿って概ね180°のツイスト角をもって上面側(第1透明基板側)から見て右回りにツイスト配向している。つまり、液晶分子57aのツイスト配向と液晶分子77aのツイスト配向は丁度逆向きをなして配向している。
以上、第1の液晶レンズ層80Aと第2の液晶レンズ層80Bの構成を説明したが、第2の液晶レンズ層Bは第1の液晶レンズ層Aを裏返しにした構成と同じ構成をなしている。
次に、上記の構成をなした液晶レンズ80の作用・効果を図10を用いて説明する。図10において、鎖線で示した80Aは第1の液晶レンズ層80A単独での輪帯電極42によって作用された光が透過して映し出される像の領域部を指しており、鎖線で示した80Bは第2の液晶レンズ層80B単独での輪帯電極72によって作用された光が透過して映し出される像の領域部を指している。また、80は第1の液晶レンズ層80Aと第2の液晶レンズ層80Bの合成された液晶レンズ80での映し出される像の領域部を指している。
また、Oは液晶レンズ80のレンズ中心部を示しており、これは、輪帯電極42及び輪帯電極72の中心部にもなっている。また、O’は第1の液晶レンズ層80Aの輪帯電極42によって作用された光が透過して映し出される像の領域部42Sの中心部、O”は輪帯電極72によって作用された光が透過して映し出される像の領域部72Sの中心部を指している。
また、x軸はラビング方向r46、r56、r66、r76の方向軸を示しており、y、y’、y”軸はx軸と直交し、中心部O、O’、O”を通る軸を示している。
第1の液晶レンズ層80A側については、前述の第1実施形態で説明したように、輪帯電極42によって作用された光が透過して映し出される像の領域部42Sは、42aS、42bS、42cS、42dS、42eSから構成され、屈折率に等方性が現れて光路長に偏差が小さくなることから、その形状は円形となって輪帯電極42と同じ形状が得られる。また、像の領域部42Sの中心部O’は中心部Oより距離nだけ離れて現れる。
第2の液晶レンズ層80B側については、第2の液晶レンズ層80Bは第1の液晶レンズ層80Aを丁度裏返しにした構成と同じ構成をなしているので、輪帯電極72によって作用された光が透過して映し出される像の領域部72Sは中心部Oを挟んで第1の液晶レンズ層80A側の領域部42Sと反対側に現れる。
そして、この輪帯電極72によって作用された光が透過して映し出される像の領域部72Sは72aS、72bS、72cS、72dS、72eSから構成され、屈折率に等方性が現れて光路長に偏差が小さくなることから、その形状は円形となって輪帯電極72と同じ形状が得られる。また、領域部72Sの中心部O”は中心部Oより距離nだけ離れて現れる。
そして、第1の液晶レンズ層80Aと第2の液晶レンズ層80Bを積層することで、第1の液晶レンズ層80A側の輪帯電極42によって作用された光が透過して映し出される像の領域部42Sと、第2の液晶レンズ層80B側の輪帯電極72によって作用された光が透過して映し出される像の領域部72Sとが合成され、中心部Oの位置に液晶レンズ80から映し出される像の領域が現れる。
つまり、レンズ中心部を透過した光で映し出される像は写真画像の中心に位置するようになる。
以上のことによって、焦点距離のピントが合い、画像の形状が正しく映し出され、また、位置ずれの起きない写真画像が得られる。
なお、本実施形態においては、第2透明基板を共通基板として用いて液晶レンズを構成したが、それぞれ別個になった液晶レンズ層を2組重ね合わせて構成しても同じ効果を生むものである。
また、本実施形態においては、液晶分子のツイスト角を概ね180°に設定した構成としたが、ツイスト角を180°以外の角度、例えば90°や270°の角度に設定しても同様な効果が得られる。
また、第1実施形態、第2実施形態においては、液晶は誘電率異方性が正のネマティック液晶を用いたものであるが、誘電率異方性が負のネマティック液晶を用いことも可能である。この場合は配向膜を垂直配向膜で構成する。誘電率異方性が負のネマティック液晶を用いた場合も同様な効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る液晶レンズの要部断面図である。 図1における輪帯電極を設けた第1透明基板の平面図である。 図1の構成の下での電圧無印加時における液晶分子の配向状態を模式的に表した配向状態図で、図3の(a)は側面から見た配向状態図、図3の(b)は上面から見た配向状態図である。 電圧印加時における透過光の光路長を説明する模式的に示した説明図である。 図1における液晶レンズの輪帯電極を透過して映し出される像の領域の形状状態を模式的に示した説明図である。 配向処理交差角とd/pの関係を表したグラフである。 他の実施形態として、ツイスト角が90°の場合の液晶分子の配向状態を示した配向状態図で、図7の(a)は側面から見た液晶分子の配向状態図、図7の(b)は上面から見た液晶分子の配向状態図である。 本発明の第2実施形態に係る液晶レンズの要部断面図である。 図8における液晶レンズの液晶分子の配向状態を説明する模式的に示した配向状態図である。 図8における液晶レンズを透過して映し出される像の領域の形状状態を模式的に示した説明図である。 引用文献1に記載された焦点距離可変レンズパネルの一実施形態を示すレーザ光照射側から見た透視図である。 図11のA−A線に沿う模式的な断面図である。 電圧印加時における透過光の光路長を説明する模式的に示した説明図である。 液晶レンズの輪帯電極を透過して映し出される領域部の形状状態を模式的に示した説明図である。
符号の説明
40、80 液晶レンズ
41 第1透明基板
41b 延設部
42、42a、42b、42c、42d、42e、72、72a、72b、72c、72d、72e 輪帯電極
43 接続電極
43b、44b、52b 端子部
44 電圧降下抵抗膜
46、56、66、76 配向膜
51 第2透明基板
52、62 対向電極
57 液晶層(第1の液晶層)
57a、77a 液晶分子
58、78 シール材
42S、42aS、42bS、42cS、42dS、42eS、72S、72aS、72bS、72cS、72dS、72eS 領域部
71 第3透明基板
77 第2の液晶層
80A 第1の液晶レンズ層
80B 第2の液晶レンズ層

Claims (5)

  1. 内面に複数の輪帯電極と配向膜を設けた第1透明基板と、内面に対向電極と配向膜を設けた第2透明基板と、前記第1透明基板と前記第2透明基板の間隙にシール材を介して封止した液晶層を有する液晶レンズにおいて、
    前記液晶層の液晶はカイラル材を含有して液晶分子がツイスト配向をなしており、
    前記液晶層の厚みdと前記カイラル材の添加によって調整される液晶のねじれピッチpの比d/pは、前記一対の配向膜の配向処理交差角をθとすると、
    (θ/360°−0.22)<d/p<(θ/360°+0.17)
    で表される範囲にあることを特徴とする液晶レンズ。
  2. 前記配向処理交差角が90°のときは前記d/pが0.04〜0.41であることを特徴とする請求項1に記載の液晶レンズ。
  3. 前記配向処理交差角が180°のときは前記d/pが0.29〜0.66であることを特徴とする請求項1に記載の液晶レンズ。
  4. 前記配向処理交差角が270°のときは前記d/pが0.54〜0.91であることを特徴とする請求項1に記載の液晶レンズ。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれかに記載の液晶レンズにおいて、前記液晶層は第1の液晶層と第2の液晶層の2層からなり、第1の液晶層を有する第1の液晶レンズ層と第2の液晶層を有する第2の液晶レンズ層とが積層しており、前記第1の液晶層の前記液晶分子のツイスト配向方向と前記第2の液晶層の前記液晶分子のツイスト配向方向は逆向きをなすことを特徴とする液晶レンズ。
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