JP2009138768A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】変速線の高車速側への変更要求が発生した場合においても、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止できる自動変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】トランスミッションECUは、変速中のモータの最大回転数および回転勾配を算出する(ステップS11)。そして、アップシフト変速線の高車速側への変更要求がある場合には(ステップS12でYes)、最大回転数が所定値N1より小さく(ステップS13でYes)、回転勾配が所定値K1より大きい(ステップS14でYes)という条件下で、アップシフト変速線を高車速側へ変更する(ステップS15)。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動変速機の制御装置に関し、特に、摩擦係合要素の係合および解放により変速を行う自動変速機の制御装置に関する。
従来、自動変速機の制御装置の中には、車両が加速され変速線を越えると、自動変速機の一方の摩擦係合要素を解放し他方の摩擦係合要素を係合する、所謂クラッチtoクラッチの変速制御を実行して変速段をアップシフトするものがある。自動変速機の制御装置は、一方および他方の摩擦係合要素に係合トルクを持たせた期間が発生するように、一方の摩擦係合要素の解放圧および他方の摩擦係合要素の係合圧を調圧する油圧制御を行い、自動変速機を所望の変速段に形成するようになっている。
このような自動変速機の制御装置においては、変速時における動力源の出力軸の最大回転数が予め定められた過回転領域に入らないよう変速線図の変速線を変更することにより、動力源としての内燃機関を保護するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載された従来の自動変速機の制御装置は、変速時における動力源の出力軸の最大回転数を検出する検出手段を備え、変速時における検出された最大回転数が予め設定された設定値と一致するように変速線を変更するようになっている。したがって、変速中における出力軸の最大回転数が所定値より大きい場合には、変速線を低車速側に変更し、次回の変速における出力軸の最大回転数を所定値と一致させることにより、動力源および出力軸を過回転から保護するようになっている。
特許第3322054号公報
しかしながら、従来の特許文献1に記載の自動変速機の制御装置にあっては、動力源の変速時の最大回転数が所定値を超えた場合には、変速線を低車速側に変更して動力源を保護するようになっているものの、変速中の回転軸の回転勾配を考慮したものではなかった。したがって、変速線の高車速側への変更要求が発生した場合に、動力源の出力軸の回転数が所定値より大きくなければ、回転勾配が小さくても、高車速での変速が実行されることとなる。このため、変速時間が特に長くなるので、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができないという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、変速線の高車速側への変更要求が発生した場合においても、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる自動変速機の制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記目的達成のため、(1)車両に搭載され、変速線に応じて一方の摩擦係合要素の係合と他方の摩擦係合要素の解放とにより変速が行われる自動変速機の制御装置であって、前記変速線の高車速側への変更要求があるか否かを判断する要求判断手段と、前記自動変速機に動力を伝達する動力源の出力軸の回転数を測定する回転数測定手段と、前記回転数測定手段によって測定された測定結果に基づいて、前記変速時における前記回転数の回転勾配を算出する回転勾配算出手段と、前記要求判断手段により変更要求があると判断され、かつ、前記変更要求前に前記回転勾配算出手段により算出された前記回転勾配が所定値よりも大きい場合に、前記変速線を高車速側に変更する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成により、変速時における回転勾配が所定値以下の場合には、変速線の高車速側への変更要求が発生しても変速線を高車速側に変更せず、高車速側の変速線に基づいた変速を防止することができる。したがって、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)に記載の自動変速機の制御装置において、(2)前記回転数測定手段によって測定された測定結果に基づいて、前記変速時における前記出力軸の最大回転数を算出する最大回転数算出手段を備え、前記制御手段が、前記要求判断手段により変更要求があると判断され、前記変更要求前に前記回転勾配算出手段により算出された前記回転勾配が所定値よりも大きく、かつ、前記変更要求前に前記最大回転数算出手段により算出された前記最大回転数が所定値よりも小さい場合に、前記変速線を高車速側に変更することを特徴とする。
この構成により、変速時における出力軸の最大回転数が所定値以上の場合には、変速線を高車速側に変更せず、高車速側の変速線に基づいた変速を防止することができる。したがって、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができるとともに、動力源および自動変速機の過回転を防止することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(2)に記載の自動変速機の制御装置において、(3)前記制御手段が、前記最大回転数算出手段により算出された前記出力軸の最大回転数が所定値以上の場合に、前記変速線を低車速側に変更することを特徴とする。
この構成により、変速時における出力軸の最大回転数が所定値以上の場合には、低車速側の変速線に変更するため、低車速側の変速線に基づいて変速を実行することができる。したがって、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができるとともに、動力源および自動変速機の過回転を防止することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)から(3)に記載の自動変速機の制御装置において、(4)前記制御手段が、前記回転勾配算出手段により算出された前記回転勾配が所定値以下の場合に、前記変速線を低車速側に変更することを特徴とする。
この構成により、変速時における回転勾配が所定値以下の場合には、変速線を低車速側に変更することにより、低車速側の変速線に基づいて変速を実行することができる。したがって、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)から(4)に記載の自動変速機の制御装置において、(5)前記変速線が、アップシフト変速線であることを特徴とする。
この構成により、車両の加速時における変速の開始速度が高車速側に変更されるので、車両の加速性を高めるとともに、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)から(4)に記載の自動変速機の制御装置において、(6)前記変速線が、アップシフト変速線およびダウンシフト変速線であることを特徴とする。
この構成により、車両の減速時において、車両の走行速度が比較的高い状態でダウンシフトを実行するので、車両の再加速時における加速性を高めるとともに、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)から(6)に記載の自動変速機の制御装置において、(7)前記動力源が、回転電機により構成されていることを特徴とする。
この構成により、ハイブリッド車両など回転電機により駆動する車両に搭載された摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
また、本発明に係る自動変速機の制御装置は、上記(1)から(6)に記載の自動変速機の制御装置において、(8)前記動力源が、内燃機関により構成されていることを特徴とする。
この構成により、内燃機関により駆動する車両に搭載された摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
本発明によれば、変速線の高車速側への変更要求が発生した場合においても、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止できる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両を模式的に示す概略構成図である。なお、本実施の形態においては、本発明に係る自動変速機の制御装置をハイブリッド車両に適用した場合について説明する。
図1に示すように、ハイブリッド車両1は、エンジン2と、エンジン2の出力軸3にダンパ4を介して接続された遊星歯車機構5と、遊星歯車機構5に接続された第1モータジェネレータ(同図中MG1で示す)6と、第2モータジェネレータ(同図中MG2で示す)7と、第2モータジェネレータ7の出力軸8に接続された変速機構9と、変速機構9の出力軸10に接続された遊星歯車機構5の出力軸11にディファレンシャルギア12を介して接続された駆動輪13と、を備えている。
エンジン2、第1モータジェネレータ6および遊星歯車機構5は、主動力源14を構成している。また、遊星歯車機構5、第1モータジェネレータ6および変速機構9は、自動変速機35を構成している。
エンジン2は、ガソリンや軽油などの炭化水素系の燃料を燃焼させて動力を出力する公知の動力装置であり、エンジン2に接続されたエンジンECU(Engine Electronic Control Unit)15によりスロットル開度(吸入空気量)や燃料供給量、点火時期などの運転状態が電気的に制御されるようになっている。
エンジンECU15は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入力インターフェース、および出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。CPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、エンジン2の出力制御などを実行するようになっている。また、エンジンECU15には、エンジン回転数センサ16、MG2回転数センサ17、および車速センサ18などが接続されている。さらに、エンジンECU15には、後述するMG−ECU(Motor Generator Electronic Control Unit)26およびトランスミッションECU(Transmission Electronic Control Unit)33が接続されており、データのやり取りを相互に行うようになっている。
エンジン回転数センサ16は、エンジン2の出力軸3の回転数(以下、「エンジン回転数」という。)NEを検出し、検出したエンジン回転数NEを表す信号をエンジンECU15に出力するようになっている。
MG2回転数センサ17は、第2モータジェネレータ7のロータと接続された出力軸8の回転数(以下、「MG2回転数」という。)Nm2を検出し、検出したMG2回転数Nm2を表す信号をエンジンECU15に出力するようになっている。ここで、本実施の形態に係るロータおよび出力軸8は、本発明に係る動力源の出力軸を構成している。
車速センサ18は、遊星歯車機構5の出力軸11の回転数(以下、「出力軸回転数」という。)NOUTから車速Vを検出し、検出した車速Vを表す信号をエンジンECU15に出力するようになっている。
遊星歯車機構5は、出力軸11側と、第1モータジェネレータ6側とに動力を分配する動力分配機構として機能するようになっている。遊星歯車機構5は、外歯歯車のサンギヤ19と、このサンギヤ19に対して同心円上に配置された内歯歯車のリングギヤ20と、サンギヤ19に噛合するとともにリングギヤ20に噛合するピニオンギヤ21と、このピニオンギヤ21を自転かつ公転自在に保持しているキャリア22と、を備えた公知の歯車機構である。
キャリア22には、エンジン2の出力軸3がダンパ4を介して連結されている。サンギヤ19には、第1モータジェネレータ6が連結されている。リングギヤ20には、変速機構9を介して第2モータジェネレータ7が連結されている。第1モータジェネレータ6が発電機として機能するときには、キャリア22から入力されるエンジン2からの動力をサンギヤ19側とリングギヤ20側にそのギヤ比に応じて分配し、第1モータジェネレータ6が電動機として機能するときには、キャリア22から入力されるエンジン2からの動力とサンギヤ19から入力される第1モータジェネレータ6からの動力を統合してリングギヤ20に出力する。
第1モータジェネレータ6および第2モータジェネレータ7は、発電機として駆動することができるとともに、電動機としても駆動することができる周知の同期発電電動機により構成されており、インバータ23、24を介してバッテリ25と電力のやり取りを行うようになっている。インバータ23には、インバータ24およびバッテリ25が接続されており、第1モータジェネレータ6および第2モータジェネレータ7の一方で発電される電力を他のモータで消費することができるようになっている。バッテリ25は、第1モータジェネレータ6および第2モータジェネレータ7により生じた電力や不足する電力により充放電されるようになっている。また、第1モータジェネレータ6および第2モータジェネレータ7は、インバータ23、24に接続されたMG−ECU26により駆動制御されるようになっている。
MG−ECU26は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入力インターフェース、および出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。CPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、第1モータジェネレータ6および第2モータジェネレータ7の駆動制御などを実行するようになっている。MG−ECU26には、エンジンECU15および後述するトランスミッションECU33が接続されており、データのやり取りを相互に行うようになっている。
ここで、遊星歯車機構5の出力軸11の回転数を一定とした場合、第1モータジェネレータ6の回転数を電気的に大小に変化させることにより、エンジン2の回転数を連続的(無段階)に変化させることができる。このように、主動力源14は、電気的にギヤ比を無段階に変化させる電気式無段変速部として機能する。
変速機構9は、一組のラビニヨ型遊星歯車機構によって構成されている。すなわち、変速機構9には、外歯歯車の第1サンギヤ27と第2サンギヤ28とが設けられており、その第1サンギヤ27に第1のピニオン29が噛合するとともに、その第1のピニオン29が第2のピニオン30に噛合し、その第2のピニオン30が各サンギヤ27、28と同心円上に配置されたリングギヤ31に噛合している。なお、各ピニオン29、30は、キャリア32によって自転かつ公転自在に保持されている。また、第2サンギヤ28が第2のピニオン30に噛合している。したがって、第1サンギヤ27とリングギヤ31とは、各ピニオン29、30とともにダブルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成し、第2サンギヤ28とリングギヤ31とは、第2のピニオン30とともにシングルピニオン型遊星歯車機構に相当する機構を構成している。
また、変速機構9には、第1サンギヤ27を選択的に固定するブレーキB1と、リングギヤ31を選択的に固定するブレーキB2とが設けられている。ブレーキB1、B2は、摩擦力によって係合力を生じるいわゆる摩擦係合要素であり、多板形式の係合装置またはバンド形式の係合装置を採用することができる。また、ブレーキB1、B2は、油圧による係合力に応じてそのトルク容量が連続的に変化するように構成されている。
ここで、本実施の形態に係るブレーキB1は、本発明に係る一方の摩擦係合要素を構成している。また、本実施の形態に係るブレーキB2は、本発明に係る他方の摩擦係合要素を構成している。
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るラビニヨ型遊星歯車機構の共線図である。
トランスミッションECU33(図1参照)は、リングギヤ31をブレーキB2によって固定することにより、低速段Loを形成する。低速段Loが形成されている場合には、第2モータジェネレータ7から出力されるトルクが、変速比に応じて増幅され、出力軸11に出力される。
一方、第1サンギヤ27がブレーキB1により固定されると、低速段Loより変速比が小さい高速段Hiが形成される。高速段Hiも変速比が1より大きいため、第2モータジェネレータ7から出力されるトルクが、変速比に応じて増幅され、出力軸11に出力される。
変速段がLoあるいはHiに形成され定常状態となると、第2モータジェネレータ7の出力トルクは、変速比に応じて増幅され出力軸11に出力される。これに対し、変速段LoからHiあるいは変速段HiからLoへの変速過渡状態では、ブレーキB1およびB2のトルク容量や、回転数の変化に伴う慣性トルクの影響を受けたトルクとなる。
なお、出力軸11に出力されるトルクは、第2モータジェネレータ7が駆動状態の場合には正トルクとなり、第2モータジェネレータ7が被駆動状態の場合には負トルクとなる。
この各変速段の間での変速は、要求駆動力、車速、および現在のギヤの状態などの走行状態に基づいて実行される。具体的には、アクセルの踏み込み量から要求駆動力を算出するようになっており、例えば図示しないアクセルペダルの踏み込み量と車速とをパラメータとしたマップに基づいて算出することができる。また、変速段領域を予めマップ(変速線図)として定めておき、後述するトランスミッションECU33によって油圧制御回路34(図1参照)が制御されてブレーキB1、B2(図1参照)を係合または解放させることにより、検出された運転状態に応じていずれかの変速段を設定するようになっている。
図1に戻り、トランスミッションECU33は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、入力インターフェース、および出力インターフェース等を備えたマイクロコンピュータによって構成されている。CPUは、RAMの一時記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラムに従って信号処理を行うことにより、変速機構9の変速制御などを実行するようになっている。トランスミッションECU33には、エンジンECU15およびMG−ECU26が接続されており、データのやり取りを相互に行うようになっている。
なお、トランスミッションECU33は、後述するように、本発明に係る自動変速機の制御装置、要求判断手段、回転数測定手段、回転勾配算出手段、最大回転数算出手段および制御手段を構成する。
ハイブリッド車両1は、さらに、アクセル開度を測定するための図示しないアクセル開度センサを備えている。アクセル開度センサは、例えば、ホール素子を用いた電子式のポジションセンサにより構成されており、ハイブリッド車両1に搭載されたアクセルペダルが運転者により操作されると、アクセルペダルの位置が示すアクセル開度を表す信号を、エンジンECU15およびトランスミッションECU33に出力するようになっている。
図3は、本発明の第1の実施の形態に係るハイブリッド車両の自動変速機をアップシフトする際のタイミングチャートである。
図3において、MG2回転数Nm2、B1ブレーキの油圧指令、およびB2ブレーキの油圧指令の時間的変化を示すタイミングチャートである。
まず、トランスミッションECU33は、要求駆動力、車速、および現在のギヤの状態などの走行状態および変速線図に基づき、変速段をLoからHiに変速すると判断した場合には、ブレーキB2に対する係合油圧の低下を油圧制御回路34を介して開始する(時間T1)。
次に、トランスミッションECU33は、MG2回転数センサ17から入力される信号に基づき、MG2回転数Nm2が第2モータジェネレータ7の吹き上がりに起因して、ある回転数に到達した後に下がり始めた場合には、この回転数を変速時における最大回転数Nであると判断する(時間T2)。具体的には、トランスミッションECU33は、変速時において所定時間ごとにMG2回転数Nm2を取得してRAMに記憶するようになっており、今回取得したMG2回転数Nm2と、前回取得したRAMに記憶されているMG2回転数Nm2とを比較した結果、今回取得したMG2回転数Nm2が前回取得したMG2回転数Nm2より大きい場合には、MG2回転数Nm2が増加している最中であると判断し、今回取得したMG2回転数Nm2が前回取得したMG2回転数Nm2より小さくなった時点で、前回取得したRAMに記憶されているMG2回転数Nm2が最大回転数Nであると判断する。
次に、トランスミッションECU33は、MG2回転数Nm2が下がり、MG2回転数Nm2が仮に変速が行われていなかった場合に到達すると推定される回転数を下回ったならば(図3における点A)、変速がイナーシャ相に入ったと判断する(時間T3)。
次に、トランスミッションECU33は、変速がイナーシャ相に入ったと判断すると、MG2回転数Nm2が安定しているため、MG2回転数Nm2の回転勾配Nの算出を開始する(時間T4乃至T5)。
以下、本発明の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を構成するトランスミッションECUの特徴的な構成について、図1乃至図3を参照して説明する。
自動変速機35の制御装置を構成するトランスミッションECU33は、変速線図におけるアップシフト変速線の高車速側への変更要求があるか否かを判断するようになっている。具体的には、トランスミッションECU33は、運転者によりドライブモードが通常モードから加速性を高めるパワーモードに切換えられた場合に、アップシフト変速線の高車速側への変更要求があると判断する。
なお、トランスミッションECU33は、ドライブモードにかかわらず、変速用のプログラムに常にアップシフト変速線の高車速側への変更要求を発生させることにより、常にアップシフト変速線の高車速側への変更要求があると判断するようにしてもよい。この場合、各トリップの初回の変速に使用されるアップシフト変速線が低車速側に設定されるようにする。あるいは、各トリップにおいて最後の変速時に使用されたアップシフト変速線を不揮発性のRAMに記憶するようにし、次回のトリップにおいて、RAMに記憶されたアップシフト変速線が初回の変速で用いられるようにする。
したがって、トランスミッションECU33は、変速線の高車速側への変更要求があるか否かを判断する要求判断手段を構成している。
また、トランスミッションECU33は、第2モータジェネレータ7の出力軸の回転数を測定するようになっている。具体的には、トランスミッションECU33は、自動変速機35に動力を伝達する第2モータジェネレータ7のMG2回転数Nm2を表す信号をエンジンECU15を介して取得し、取得したMG2回転数Nm2を表す信号に基づいて第2モータジェネレータ7の出力軸8の回転数を測定するようになっている。
したがって、トランスミッションECU33は、自動変速機に動力を伝達する動力源の出力軸の回転数を測定する回転数測定手段を構成している。
また、トランスミッションECU33は、変速のイナーシャ相において、MG2回転数Nm2の回転勾配Nを算出するようになっている。
具体的には、トランスミッションECU33は、MG2回転数センサ17から取得した第2モータジェネレータ7のMG2回転数Nm2を表す信号から、変速時すなわちイナーシャ相におけるMG2回転数Nm2の単位時間当たりの変化量を求め、回転勾配Nを算出するようになっている。また、トランスミッションECU33は、算出した回転勾配NをRAMに記憶するようになっている。したがって、トランスミッションECU33は、回転数測定手段によって測定された測定結果に基づいて、変速時における回転勾配を算出する回転勾配算出手段を構成している。
なお、トランスミッションECU33は、MG2回転数Nm2が最大回転数Nから下がり始め、仮に変速が行われていなかった場合に到達すると推定される回転数を下回ったならば、変速がイナーシャ相に入ったと判断する。
あるいは、トランスミッションECU33は、変速開始時における第2モータジェネレータ7のMG2回転数Nm2を取得し、変速中における第2モータジェネレータ7のMG2回転数Nm2が変速開始時における回転数を下回った時点において、イナーシャ相が開始されたと判断するようにしてもよい。
あるいは、トランスミッションECU33は、変速が開始された時間T1(図3参照)または最大回転数Nに達した時間T2(図3参照)から所定の時間が経過したときに、イナーシャ相に入ったと判断してもよい。
また、トランスミッションECU33は、第2モータジェネレータ7のMG2回転数Nm2を表す信号から、変速時におけるMG2回転数の最大値を算出するようになっている。また、トランスミッションECU33は、算出した回転勾配NをRAMに記憶するようになっている。したがって、トランスミッションECU33は、回転数測定手段によって測定された測定結果に基づいて、変速時における動力源の出力軸の最大回転数を算出する最大回転数算出手段を構成している。
また、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線の高車速側への変更要求があり、かつ、イナーシャ相におけるMG2回転数Nm2の回転勾配が所定値よりも大きい場合には、アップシフト変速線を高車速側に変更するようになっている。
具体的には、トランスミッションECU33は、上記のように変更要求があると判断し、かつ、上記のようにRAMに記憶されているMG2回転数Nm2の回転勾配Nと予めROMに記憶されている所定値K1とを比較した結果、回転勾配Nが所定値K1よりも大きい場合には、アップシフト変速線を高車速側に変更するようになっている。
ここで、本発明に係る「変更要求前に回転勾配算出手段により算出された回転勾配」とは、本実施の形態に係る「RAMに記憶されているMG2回転数Nm2の回転勾配N」を意味する。すなわち、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線の高車速側への変更要求があると判断すると、この判断の直前に行われた変速におけるMG2回転数Nm2の回転勾配NをRAMから取得し、所定値K1との比較を行うようになっている。
所定値K1は、アップシフト変速線を高車速側に変更した場合においても、B1ブレーキにおいて発生する熱量が許容値以下となる範囲で設定される。
また、アップシフト変速線の高車速側への変更とは、ROMから読み出した変速線図を表すデータを変更することによって行われる。このとき、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線が現在の設定よりも予め定められた所定の値だけ高車速側に変更されるようデータを変更するようになっている。
したがって、トランスミッションECU33は、要求判断手段により変更要求があると判断され、かつ、変更要求前に回転勾配算出手段により算出された回転勾配が所定値よりも大きい場合に、変速線を高車速側に変更する制御手段を構成している。
なお、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線の高車速側の変更要求があり、RAMに記憶されているMG2回転数Nm2の回転勾配Nが所定値K1よりも大きく、かつ、RAMに記憶されているイナーシャ相における最大回転数Nが所定値N1よりも小さい場合に、アップシフト変速線を現在の設定よりも高車速側に変更するようにしてもよい。
ここで、本発明に係る「変更要求前に最大回転数算出手段により算出された最大回転数」とは、本実施の形態に係る「RAMに記憶されているイナーシャ相における最大回転数N」を意味する。すなわち、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線の高車速側への変更要求があると判断すると、この判断の直前に行われた変速におけるMG2回転数Nm2の最大回転数NをRAMから取得し、所定値N1との比較を行うようになっている。
所定値N1は、アップシフト変速線を高車速側に変更しても、MG2回転数Nm2がハード限界や制御限界の回転数まで到達しないよう定められる。
また、トランスミッションECU33は、イナーシャ相におけるMG2回転数Nm2の回転勾配が所定値以下の場合には、アップシフト変速線を低車速側に変更するようになっている。具体的には、トランスミッションECU33は、上記のように変更要求があると判断し、かつ、上記のように算出されRAMに記憶されたMG2回転数Nm2の回転勾配Nと予めROMに記憶されている所定値K1とを比較した結果、回転勾配Nが所定値K1以下の場合には、アップシフト変速線を低車速側に変更するようになっている。
したがって、トランスミッションECU33は、回転勾配算出手段により算出された回転勾配が所定値以下の場合に、変速線を低車速側に変更する制御手段を構成している。
また、トランスミッションECU33は、RAMに記憶されたMG2回転数Nm2の変速時における最大回転数Nが所定値N1以上の場合には、アップシフト変速線を現在の設定よりも低車速側に変更するようになっている。したがって、トランスミッションECU33は、最大回転数算出手段により算出された動力源の出力軸の最大回転数が所定値以上の場合に、変速線を低車速側に変更する制御手段を構成している。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
なお、以下の処理は、トランスミッションECU33を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、トランスミッションECU33は、ハイブリッド車両1の変速時に、第2モータジェネレータ7の最大回転数Nおよび回転勾配Nを算出する(ステップS11)。具体的には、トランスミッションECU33は、車速センサ18から入力される信号、要求駆動力およびROMに記憶されている変速線図に基づき、ハイブリッド車両1の走行状態がアップシフト変速線を越えたか否かを判断する。トランスミッションECU33は、アップシフト変速線を越えたと判断した場合には、油圧制御回路34を介して、ブレーキB2の係合油圧の低減を開始するとともに、変速中であると判断する。
次に、エンジンECU15を介してMG2回転数センサ17から入力される信号に基づき、変速中における第2モータジェネレータ7の最大回転数Nを算出し、RAMに記憶する。また、トランスミッションECU33は、MG2回転数センサ17から入力される信号に基づき、イナーシャ相における第2モータジェネレータ7の回転勾配Nを算出し、RAMに記憶する。
次に、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線の高車速側への変更要求があるか否かを判断する(ステップS12)。具体的には、トランスミッションECU33は、ドライブモードがパワーモードにある場合、あるいは常時高車速側への変更要求が発生するよう予め変速用のプログラムにより定められている場合には、変更要求があると判断する(ステップS12でYes)。一方、トランスミッションECU33は、ドライブモードが通常モードなど比較的低速で変速を行うモードに設定されている場合には、アップシフト変速線の高車速側への変更要求がないと判断し(ステップS12でNo)、Returnへ進む。
ステップS12でYesの場合には、トランスミッションECU33は、算出した最大回転数Nが、所定の回転数N1より小さいか否かを判断する(ステップS13)。
具体的には、トランスミッションECU33は、RAMに記憶された前回の変速における最大回転数Nと予めROMに記憶されているN1とを比較する。比較の結果、N<N1であったならば(ステップS13でYes)、ステップS14に移行する。一方、N≧N1であったならば(ステップS13でNo)、ステップS16に移行する。
次に、トランスミッションECU33は、算出した回転勾配Nが、所定値K1より大きいか否かを判断する(ステップS14)。
具体的には、トランスミッションECU33は、RAMに記憶された前回の変速における回転勾配Nと予めROMに記憶されている所定値K1とを比較する。比較の結果、N>K1であったならば(ステップS14でYes)、ステップS15に移行する。一方、N≦K1であったならば(ステップS14でNo)、ステップS16に移行する。
ステップS14でYesの場合には、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線を高車速側に変更する(ステップS15)。具体的には、予め読み込んだ変速線図を表すデータを、アップシフト変速線が現在の設定よりも高車速側になるよう変更する。トランスミッションECU33は、次回のアップシフト変速時に、変更されたデータに基づいて変速制御を行うので、結果として、次回のアップシフトの際に高車速側のアップシフト変速線に基づいて変速が行われる。
図5は、変更前の変速線と変更後の変速線との位置関係を比較するための模式図である。
高車速側への変更後の変速線図におけるアップシフト変速線38は、要求駆動力が所定値以上の場合において、変更前のアップシフト変速線37に対して高車速側に位置するようになっている。したがって、トランスミッションECU33は、ハイブリッド車両1の走行時に要求駆動力が所定値以上である状態において、変更後のアップシフト変速線38に基づいて変速を実行する場合には、自動変速機の変速段のアップシフトを遅らせることが可能となる。
図4に戻り、ステップS13あるいはステップS14でNoの場合には、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線を低車速側に変更する(ステップS16)。
具体的には、予め読み込んだ変速線図を表すデータを、アップシフト変速線が現在の設定より低車速側になるよう変更する。トランスミッションECU33は、次回のアップシフト変速時に、変更されたデータに基づいて変速制御を行うので、結果として、次回のアップシフトの際に低車速側のアップシフト変速線に基づいて変速が行われる。
なお、以上の説明においては、上記の各処理が、トランスミッションECU33を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行される場合について説明したが、これに限定されず、エンジンECU15を構成するCPUによって実行されてもよい。例えば、エンジンECU15により上記の各処理が実行される場合には、油圧制御回路34に対する制御はトランスミッションECU33を介して実行することとなる。
また、以上の説明においては、変速時の回転勾配Nが所定値K1以下の場合、あるいはMG2回転数Nm2の変速時における最大回転数Nが所定値N1以上の場合には、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線を現在の設定よりも低車速側に変更する場合について説明した。しかしながら、変速時の回転勾配Nが所定値K1以下の場合、あるいはMG2回転数Nm2の変速時における最大回転数Nが所定値N1以上の場合には、変速線が現在の設定に維持されるようにしてもよい。
また、以上の説明においては、ハイブリッド車両1がエンジンECU15およびトランスミッションECU33を備える場合について説明したが、これに限らず、1つのECUがエンジンECU15およびトランスミッションECU33の機能を併せ持つようにしてもよい。
また、以上の説明においては、トランスミッションECU33がMG2回転数センサ17から入力される信号に基づいて、イナーシャ相における第2モータジェネレータ7の回転勾配Nを算出する場合について説明した。しかしながら、トランスミッションECU33は、バッテリ25から第2モータジェネレータ7に供給される電力の変化に基づいて、第2モータジェネレータ7の回転勾配Nを推定するようにしてもよい。この場合、トランスミッションECU33は、MG−ECU26を介して、バッテリ25から第2モータジェネレータ7に供給される電力を表す信号を取得し、取得した信号の変化に基づいて回転勾配Nを算出するようにする。
以上のように本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、変速時における回転勾配Nが所定値K1以下の場合には、変速線の高車速側への変更要求が発生しても変速線を高車速側に変更せず、高車速側の変速線に基づいた変速を防止することができる。したがって、ブレーキB1に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。結果として、ブレーキB1の耐久性を向上させることができる。
また、変速時における出力軸8の最大回転数Nが所定値N1以上の場合には、変速線を高車速側に変更せず、低車速側の変速線に基づいて変速を実行することができる。したがって、ブレーキB1に過大な熱負荷が発生するのを防止することができるとともに、第2モータジェネレータ7および自動変速機35の過回転を防止することができる。
また、変速時における回転勾配Nが所定値K1以下の場合には、変速線を現在の設定より低車速側に変更することにより、低車速側の変速線に基づいて変速を実行することができる。したがって、ブレーキB1に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
また、ハイブリッド車両1の加速時における変速の開始速度が高車速側に変更されるので、ハイブリッド車両1の加速性を高めるとともに、ブレーキB1に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
なお、上述した実施の形態においては、第2モータジェネレータの最大回転数が所定値より小さく回転勾配が所定値より大きい場合に、アップシフト変速線が高車速側へ変更される場合について説明しているが、これに限定されず、次に説明する第2の実施の形態のように、第2モータジェネレータの最大回転数が所定値より小さく回転勾配が所定値より大きい場合に、アップシフト変速線およびダウンシフト変速線のいずれもが高車速側へ変更されるようにしてもよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置について、図1および図6を参照して説明する。
なお、第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成は、上述の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成とほぼ同様であり、各構成要素については、図1に示した第1の実施の形態と同様の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
トランスミッションECU33は、アップシフト変速線を高車速側に変更した場合には、ダウンシフト変速線の高車速側への変更要求があるか否かを判断するようになっている。
具体的には、トランスミッションECU33は、運転者によりドライブモードが通常モードから加速性を高めるパワーモードに切換えられた場合に、ダウンシフト変速線の高車速側への変更要求があると判断する。なお、アップシフト変速線が高車速側に変更された場合に、ダウンシフト変速線の高車速側への変更要求が常に発生するよう予め変速用のプログラムに定められていてもよい。
また、トランスミッションECU33は、ダウンシフト変速線の高車速側への変更要求があると判断した場合には、読み込まれた変速線図を表すデータを変更し、ダウンシフト変速線を現在の設定よりも高車速側に変更するようにする。なお、アップシフト変速線の高車速側への移動量と、ダウンシフト変速線の高車速側への移動量とを等しくすると、高車速側への変更の有無にかかわらずアップシフト変速線とダウンシフト変速線との間隔が保持されるので好適である。
同様に、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線を低車速側に変更した場合には、ダウンシフト変速線を低車速側に変更するようになっている。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。
なお、以下の処理は、トランスミッションECU33を構成するCPUによって所定の時間間隔で実行されるとともに、CPUによって処理可能なプログラムを実現する。
まず、トランスミッションECU33は、ハイブリッド車両1の変速時に、第2モータジェネレータ7の最大回転数Nおよび回転勾配Nを算出する(ステップS21)。具体的には、トランスミッションECU33は、車速センサ18から入力される信号、要求駆動力およびROMに記憶されている変速線図に基づき、ハイブリッド車両1の走行状態がアップシフト変速線を越えたと判断した場合には、油圧制御回路34を介して、ブレーキB2の係合油圧の低減を開始するとともに、変速中であると判断する。
次に、トランスミッションECU33は、エンジンECU15を介してMG2回転数センサ17から入力される信号に基づき、変速中における第2モータジェネレータ7の最大回転数Nを算出し、RAMに記憶する。また、トランスミッションECU33は、MG2回転数センサ17から入力される信号に基づき、イナーシャ相における第2モータジェネレータ7の回転勾配Nを算出し、RAMに記憶する。
次に、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線の高車速側への変更要求があるか否かを判断する(ステップS22)。具体的には、トランスミッションECU33は、ドライブモードがパワーモードにある場合、あるいは常時高車速側への変更要求が発生するよう予め変速用のプログラムにより定められている場合には、変更要求があると判断する(ステップS22でYes)。一方、トランスミッションECU33は、ドライブモードが通常モードなど比較的低速で変速を行うモードに設定されている場合には、アップシフト変速線の高車速側への変更要求がないと判断し(ステップS22でNo)、Returnへ進む。
ステップS23でYesの場合には、トランスミッションECU33は、算出した最大回転数Nが、所定の回転数N1より小さいか否かを判断する(ステップS23)。
具体的には、トランスミッションECU33は、RAMに記憶された前回の変速における最大回転数Nと予めROMに記憶されているN1とを比較する。比較の結果、N<N1であったならば(ステップS23でYes)、ステップS24に移行する。一方、N≧N1であったならば(ステップS23でNo)、ステップS28に移行する。
次に、トランスミッションECU33は、算出した回転勾配Nが、所定値K1より大きいか否かを判断する(ステップS24)。
具体的には、トランスミッションECU33は、RAMに記憶された前回の変速における回転勾配Nと予めROMに記憶されている所定値K1とを比較する。比較の結果、N>K1であったならば(ステップS24でYes)、ステップS25に移行する。一方、N≦K1であったならば(ステップS24でNo)、ステップS28に移行する。
ステップS24でYesの場合には、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線を高車速側に変更する(ステップS25)。具体的には、予め読み込んだ変速線図を表すデータを、アップシフト変速線が現在の設定よりも高車速側になるよう変更する。トランスミッションECU33は、次回のアップシフト変速時に、変更されたデータに基づいて変速制御を行うので、結果として、アップシフトの際に高車速側のアップシフト変速線に基づいて変速が行われる。
次に、トランスミッションECU33は、ダウンシフト変速線の高車速側への変更要求があるか否かを判断する(ステップS26)。具体的には、ドライブモードがパワーモードなど、再加速時における加速性を高めるモードに設定されている場合、あるいはアップシフト変速線が高車速側に変更された場合にダウンシフト変速線も高車速側に変更するよう予め変速用のプログラムに定められている場合に、ダウンシフト変速線の高車速側への変更要求があると判断する。
トランスミッションECU33は、ダウンシフト変速線の高車速側への変更要求があると判断した場合には(ステップS26でYes)、ダウンシフト変速線を現在の設定よりも高車速側に変更する(ステップS27)。具体的には、トランスミッションECU33は、ステップS27において変更された変速線図を表すデータに対し、ダウンシフト変速線が現在の設定よりも高車速側に変更されるよう変更する。トランスミッションECU33は、次回のダウンシフト変速時に、変更されたデータに基づいて変速制御を行うので、結果として、ダウンシフトの際に高車速側のダウンシフト変速線に基づいて変速が行われる。
一方、トランスミッションECU33は、ダウンシフト変速線の高車速側への変更要求がないと判断した場合には(ステップS26でNo)、Returnへ進む。
また、トランスミッションECU33は、ステップS23あるいはステップS24でNoの場合には、アップシフト変速線を現在の設定よりも低車速側に変更するとともに(ステップS28)、ダウンシフト変速線を現在の設定よりも低車速側に変更する(ステップS29)。
具体的には、予め読み込んだ変速線図を表すデータを、アップシフト変速線およびダウンシフト線が現在の設定よりも低車速側になるよう変更する。トランスミッションECU33は、次回のアップシフト変速時およびダウンシフト変速時に、変更されたデータに基づいて変速制御を行うので、結果として、低車速側のアップシフト変速線およびダウンシフト変速線に基づいて変速が行われる。
以上のように本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、変速時における回転勾配Nが所定値K1以下の場合においては、変速線の高車速側への変更要求が発生しても変速線を高車速側に変更せず、高車速側の変速線に基づいた変速を防止することができる。したがって、ブレーキB1に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
また、ハイブリッド車両1の減速時において、ハイブリッド車両1の走行速度が比較的高い状態でダウンシフトを実行するので、ハイブリッド車両1の再加速時における加速性を高めるとともに、ブレーキB1に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
なお、上述した実施の形態においては、トランスミッションECU33が、ハイブリッド車両1に搭載される場合について説明した。しかしながら、次に説明する第3の実施の形態のように、トランスミッションECU33が、エンジンのみを動力源とする車両に搭載されるようにしてもよい。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態に係る自動変速機の制御装置について、図7および図8を参照して説明する。
なお、第3の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成は、上述の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の構成とほぼ同様であり、各構成要素については、図1に示した第1の実施の形態と同様の符号を用いて説明し、特に相違点についてのみ詳述する。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係る制御装置を搭載したエンジンにより駆動する車両を模式的に示す概略構成図である。
図7に示すように、車両40に搭載された自動変速機41は、図示しないエンジンのクランクシャフトに連結された入力軸42を有するトルクコンバータ43と、遊星歯車機構の第1セット50と、遊星歯車機構の第2セット60と、出力ギヤ70と、ギヤケース71に固定されたブレーキB1、ブレーキB2およびブレーキB3と、クラッチC1と、クラッチC2と、ワンウェイクラッチFとによって構成されている。
第1セット50は、シングルピニオン型の遊星歯車機構である。第1セット50は、サンギヤS(UD)51と、ピニオンギヤ52と、リングギヤR(UD)53と、キャリアC(UD)54とによって構成されている。
サンギヤS(UD)51は、トルクコンバータ43の出力軸44に固定されている。ピニオンギヤ52は、キャリアC(UD)54に回転自在に支持されている。ピニオンギヤ52は、サンギヤS(UD)51およびリングギヤR(UD)53と係合している。
リングギヤR(UD)53は、ブレーキB3によりギヤケース71に選択的に固定される。キャリアC(UD)54は、ブレーキB1によりギヤケース71に選択的に固定される。
第2セット60は、ラビニヨ型の遊星歯車機構である。第2セット60は、サンギヤS(D)61と、ショートピニオンギヤ62と、キャリアC(1)63と、ロングピニオンギヤ64と、キャリアC(2)65と、サンギヤS(S)66と、リングギヤR(1)67とによって構成されている。
サンギヤS(D)61は、キャリアC(UD)54に連結されている。ショートピニオンギヤ62は、キャリアC(1)63に回転自在に支持されている。ショートピニオンギヤ62は、サンギヤS(D)61およびロングピニオンギヤ64と係合している。キャリアC(1)63は、出力ギヤ70に連結されている。
ロングピニオンギヤ64は、キャリアC(2)65に回転自在に支持されている。ロングピニオンギヤ64は、ショートピニオンギヤ62、サンギヤS(S)66およびリングギヤR(1)67と係合している。キャリアC(2)65は、出力ギヤ70に連結されている。
サンギヤS(S)66は、クラッチC1によりトルクコンバータ43の出力軸44に連結される。リングギヤR(1)67は、ブレーキB2により、ギヤケース71に選択的に固定され、クラッチC2によりトルクコンバータ43の出力軸44に連結される。また、リングギヤR(1)67は、ワンウェイクラッチFに連結されており、1速ギヤ段の駆動時に回転不能となる。
さらに、車両40は、トルクコンバータ43のタービン回転数Ntを検出する図示しないタービン回転数センサを備えており、図示しないトランスミッションECUは、検出されたタービン回転数Ntに基づいて、変速時における最大回転数Nおよびイナーシャ相における回転勾配Nを算出し、RAMに記憶するようになっている。
なお、本実施の形態に係るタービン回転数は、本発明に係る動力源の出力軸の回転数を意味する。
図8は、エンジンにより駆動する車両に搭載された自動変速機の作動表である。
自動変速機の作動表において、「○」は係合を表している。「×」は解放を表している。「◎」はエンジンブレーキ時のみの係合を表している。「△」は駆動時のみの係合を表している。この作動表に示された組合わせで、図示しないトランスミッションソレノイド、リニアソレノイドの励磁、非励磁によって各ブレーキおよび各クラッチを作動させることにより、1速〜6速の前進ギヤ段と、後進ギヤ段が形成される。
このような自動変速機41を有する車両40においては、たとえば、変速段が3速から4速にアップシフトされる場合、クラッチC2が係合されるとともに、ブレーキB3が解放される、所謂クラッチtoクラッチの変速が実行される。
したがって、本実施の形態に係るクラッチC2は、本発明に係る一方の摩擦係合要素を構成し、ブレーキB3は、本発明に係る他方の摩擦係合要素を構成している。
このような車両40に対して、上述した自動変速機の制御装置を搭載すれば、3速から4速への変速時にトルクコンバータ43の出力軸44の最大回転数Nおよびイナーシャ相における回転勾配Nを算出し、算出の結果、最大回転数Nが所定値N1より小さく回転勾配Nが所定値K1よりも大きければ、3速から4速へのアップシフト変速線が高車速側に移行するようになる。したがって、アップシフト変速線が高車速側に移行されるよう要求された場合においても、回転勾配NがK1以下であったり、最大回転数NがN1以上であった場合には、低車速側のアップシフト変速線にしたがって変速することにより、ブレーキB3にかかる熱負荷を制限できるので、結果として、ブレーキB3を熱負荷から保護し、耐久性を高めることができる。
以上のように本発明の第3の実施の形態に係る自動変速機の制御装置においては、エンジンにより駆動する車両40に搭載されたブレーキB3に過大な熱負荷が発生するのを防止することができる。
なお、以上の説明においては、トランスミッションECU33が、所定値N1を予めROMに記憶しておく場合について説明したが、これに限定されず、所定値N1をRAMに記憶するようにしてもよい。この場合、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線の位置に応じて所定値N1を変化させることが可能となる。したがって、トランスミッションECU33は、アップシフト変速線が高車速側に変更された場合に、所定値N1を増加させることにより、アップシフト変速線が高車速側と低車速側との間で頻繁に変更されることを防止できるようになる。
また、以上の説明においては、トランスミッションECU33が、現在設定されている変速線に対して次回の変速に用いられる変速線を高車速側あるいは低車速側に変更する場合について説明した。しかしながら、トランスミッションECU33が、変速線が高車速側にある高車速側変速線図と、変速線が低車速側にある低車速側変速線図との2つの変速線図をROMに記憶し、変速時の回転勾配Nおよび最大回転数Nとに基づいて、トランスミッションECU33が次回の変速時に使用する変速線図を2つの変速線図の間で変更するようにしてもよい。
以上のように、本発明に係る自動変速機の制御装置は、変速線の高車速側への変更要求が発生した場合においても、摩擦係合要素に過大な熱負荷が発生するのを防止できるという効果を奏するものであり、摩擦係合要素の耐久性を向上することができる自動変速機の制御装置に有用である。
本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置を搭載した車両を模式的に示す概略構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係るラビニヨ型遊星歯車機構の共線図である。 本発明の第1の実施の形態に係るハイブリッド車両の自動変速機をアップシフトする際のタイミングチャートである。 本発明の第1の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 変更前の変速線と変更後の変速線との位置関係を比較するための模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る自動変速機の制御装置の動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る制御装置を搭載したエンジンにより駆動する車両を模式的に示す概略構成図である。 エンジンにより駆動する車両に搭載された自動変速機の作動表である。
符号の説明
1 ハイブリッド車両(車両)
2 エンジン
3 出力軸
5 遊星歯車機構(自動変速機)
6 第1モータジェネレータ(自動変速機)
7 第2モータジェネレータ(動力源)
8 出力軸(動力源の出力軸)
9 変速機構(自動変速機)
10 出力軸
11 出力軸
13 駆動輪
14 主動力源
15 エンジンECU
16 エンジン回転数センサ
17 MG2回転数センサ
18 車速センサ
26 MG−ECU
33 トランスミッションECU(制御装置、要求判断手段、回転数測定手段、回転勾配算出手段、制御手段、最大回転数算出手段)
34 油圧制御回路
35 自動変速機
40 車両
41 自動変速機

Claims (8)

  1. 車両に搭載され、変速線に応じて一方の摩擦係合要素の係合と他方の摩擦係合要素の解放とにより変速が行われる自動変速機の制御装置であって、
    前記変速線の高車速側への変更要求があるか否かを判断する要求判断手段と、
    前記自動変速機に動力を伝達する動力源の出力軸の回転数を測定する回転数測定手段と、
    前記回転数測定手段によって測定された測定結果に基づいて、前記変速時における前記回転数の回転勾配を算出する回転勾配算出手段と、
    前記要求判断手段により変更要求があると判断され、かつ、前記変更要求前に前記回転勾配算出手段により算出された前記回転勾配が所定値よりも大きい場合に、前記変速線を高車速側に変更する制御手段と、を備えたことを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 前記回転数測定手段によって測定された測定結果に基づいて、前記変速時における前記出力軸の最大回転数を算出する最大回転数算出手段を備え、
    前記制御手段が、前記要求判断手段により変更要求があると判断され、前記変更要求前に前記回転勾配算出手段により算出された前記回転勾配が所定値よりも大きく、かつ、前記変更要求前に前記最大回転数算出手段により算出された前記最大回転数が所定値よりも小さい場合に、前記変速線を高車速側に変更することを特徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 前記制御手段が、前記最大回転数算出手段により算出された前記出力軸の最大回転数が所定値以上の場合に、前記変速線を低車速側に変更することを特徴とする請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
  4. 前記制御手段が、前記回転勾配算出手段により算出された前記回転勾配が所定値以下の場合に、前記変速線を低車速側に変更することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1の請求項に記載の自動変速機の制御装置。
  5. 前記変速線が、アップシフト変速線であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の自動変速機の制御装置。
  6. 前記変速線が、アップシフト変速線およびダウンシフト変速線であることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1の請求項に記載の自動変速機の制御装置。
  7. 前記動力源が、回転電機により構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1の請求項に記載の自動変速機の制御装置。
  8. 前記動力源が、内燃機関により構成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1の請求項に記載の自動変速機の制御装置。
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