JP2009138514A

JP2009138514A - パネル体

Info

Publication number: JP2009138514A
Application number: JP2007341726A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Nishimoto; 武司西本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2007-12-10
Filing date: 2007-12-10
Publication date: 2009-06-25

Abstract

【課題】表面意匠を容易に交換できる、内装壁材、建具、間仕切りパネル、家具材用パネル等に好適に用いられるパネル体を提供する。
【解決手段】周囲枠体２と、周囲枠体２が形成する開口面に装着される面体４と、面体４の周囲枠体２への取り付け具７とからなり、周囲枠体２がその連続する方向に沿って取り付け溝５を備え、取り付け具７は面体４の縁部に沿って付設されるものであり、面体４の縁部に取り付け具７が付設された状態において、取り付け具７が周囲枠体２の取り付け溝５に取り外し可能に嵌合されることで面体４が周囲枠体２に取り付けられて構成されることを特徴とするパネル体。
【選択図】図２

Description

この発明は、内装壁材、建具、間仕切りパネル、家具材用パネル等として用いられるパネル体に関する。

従来における内装壁材や建具等として、表面に布や合成樹脂製のシートが装着されたものがあり、このものはその布やシートとして意匠性に優れるものが採用されることで全体が装飾性に優れるものとされている。

しかしながら、上記従来品の場合にはその装飾性に次に述べるように限界があった。すなわち、表面の布やシートは、パネル基材面に接着剤で貼り付けられたり、またその周縁が周囲枠に接着剤で固着されたりして固定的に取り付けられているので、使用期間が長くなった場合や、また、季節か変わるごとに表面意匠を変えようとしても、その交換が容易に行えなかった。

発明が解決しようとする課題

この発明は、上記の問題点を解消するように行ったもので、表面意匠を容易に交換できる、内装壁材、建具、間仕切りパネル、家具材用パネル等に好適に用いられるパネル体を提供する。

課題を解決するための手段

この発明では、周囲枠体と、前記周囲枠体が形成する開口面に装着される面体と、前記面体の前記周囲枠体への取り付け具とからなり、前記周囲枠体がその連続する方向に沿って取り付け溝を備え、前記取り付け具は前記面体の縁部に沿って付設されるものであり、前記面体の縁部に前記取り付け具が付設された状態において、前記取り付け具が前記周囲枠体の取り付け溝に取り外し可能に嵌合されることで前記面体が前記周囲枠体に取り付けられて構成されることを特徴とするパネル体を提供する。

この発明のパネル体によれば、面体が付設される取り付け具部分で周囲枠体に取り外し可能に取り付けられるので、これにより、面体の交換が容易に行える。この発明のパネル体は内装壁材、扉、引き戸、襖、障子、間仕切りパネル、家具材用パネル等の形態として用いられ、その用いる形態に対応して適宜の意匠模様を持つ布材、紙材、合成樹脂シート等が面体として選択使用される。例えば、一対の面体として光透過性のものを用い、さらにその面体間に照明具を配置することできわめて装飾性に優れる襖等が得られる。内装壁材とする場合には片面にのみ面体を装着する。周囲枠体としてはアルミサッシの他に合成樹脂製のものが用いられる。また、この発明のパネル体は、周囲枠体に面体が取り付けられただけの構成であるので軽量なものとなる。

発明の効果

この発明によれば、表面意匠を容易に交換できて装飾性に優れ、さらに軽量で取り扱いが容易な、内装壁材、建具、間仕切りパネル、家具材用パネル等に好適に用いられるパネル体が得られる。

図１はこの発明のパネル体の斜視図、図２はその要部断面図、図３は取り付け具の付設説明図、図４は布材の装着説明図ある。この実施形態におけるパネル体１は、間仕切りや、ドア、引き戸等として用いられるものであり、パネル体１は方形のアルミサッシよりなる周囲枠体２の開口６の両面に印刷模様３の付された布材（面体）４が装着されて構成されている。周囲枠体２の両面にはその連続する方向に沿って取り付け溝５がその断面を傾斜状として設けられ、その取り付け溝５内に布材４の周縁が以下に説明するように固定されている。

７のそれぞれは弾力性合成樹脂の押し出し成形品よりなる取り付け具であり、扁平棒状で、その断面構成において一対の押さえ片８、９を備え、それらの一端側が連続することで長手方向に沿って全体が開閉可能な構成とされている。一方の押さえ片８の端部には止め部１０が一体に設けられ、この止め部１０の内側に他方の押さえ片９の端部が止められることで取り付け具７は押さえ片８、９それぞれが互いに接する閉じ状態を維持するようになっている。

上記取り付け具７が、図３に示すように開かれた状態において、その押さえ片８、９間に布材４の周縁が納められ、押さえ片８、９が閉じられることで取り付け具７は布材４の周縁に付設される。取り付け具７は、図４に示すように布材４の４周縁それぞれに付設される。

布材４を一体とする取り付け具７の取り付け溝５内への嵌合は、まず布材４を取り付け具７の全体を覆うように巻き付け、その布材４の巻き付けられた取り付け具７を取り付け溝５内に嵌め込んで行う。

その際、取り付け具７の幅はその取り付け溝５の幅とほぼ等しいか若干小さく設計され、布材４の厚みが加わることで取り付け具７は取り付け溝５内に弾力的に安定した状態に納められる。また、取り付け溝５の外側周縁に沿って押さえ用の突起１１が連続して形成されているとともに、取り付け溝５が傾斜しその内側周縁の角部１２が鋭角となっていることで、取り付け具７に抜け方向の力がかかった際の抜けが防止されるようになっている。すなわち、布材４が周囲枠体２の開口６に緩むことなくピンと張った状態に装着されると、布材４に付設された取り付け具７には引っ張り力が及ぶが、まず角部１２が鋭角となっていることでそれに係止し、かつ、突起１１で押さえられていることで取り付け具７が取り付け溝５内から離脱することが防止される。

また、布材４はその周縁が取り付け具７を巻くようにして取り付け溝５内に納められているので、引っ張り力がかかった際に布材４のみが取り付け溝５内から抜け出ることがなく、また、布材４の緩みも発生しない。さらに、布材４で取り付け具７が完全に覆われることで取り付け部分が見栄えのよいものとなる。布材４の残る４角部は棒片等より取り付け溝５の角部に適宜押し込むことで差し入れる。このようにして布材４は周囲枠体２の開口６面に安定した状態に見栄えよく装着される。布材４の取り外しは、布材４の角部を取り付け溝５内から引き出し、取り付け溝５の角部において取り付け具７の端部を取り付け溝５内から取り出すことにより行う。

上記のようにして周囲枠体２に対して布材４やその他樹脂製造シート等の面体の装着、取り外しが接着剤等を用いることなく行え、これにより面体が汚れた場合や、季節等に対応した取替えが容易になされる。このようにして、きわめて装飾性に優れるパネル体１が得られる。なお、パネル体１は周囲枠体２に面体が取り付けられただけの構成であるので、軽量で取り扱いが容易になされるものである。

この発明のパネル体の実施形態の斜視図この発明のパネル体の実施形態の要部断面図この発明のパネル体において用いる取り付け具の付設説明図この発明のパネル体の布材の装着説明図

符号の説明

１パネル体
２周囲枠体
４布材（面体）
５取り付け溝
６開口
７取り付け具

Claims

周囲枠体と、前記周囲枠体が形成する開口面に装着される面体と、前記面体の前記周囲枠体への取り付け具とからなり、
前記周囲枠体がその連続する方向に沿って取り付け溝を備え、
前記取り付け具は前記面体の縁部に沿って付設されるものであり、
前記面体の縁部に前記取り付け具が付設された状態において、前記取り付け具が前記周囲枠体の取り付け溝に取り外し可能に嵌合されることで前記面体が前記周囲枠体に取り付けられて構成されることを特徴とするパネル体。