JP2009137386A - Bicycle equipped with driving wheel acting as steering wheel - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、駆動輪兼操舵輪を備えた自転車に関する。 The present invention relates to a bicycle provided with driving wheels and steering wheels.
操舵輪である前輪を駆動輪とした自転車がある。その操舵輪の前輪は360°回転可能とされている。これにより、360°の任意の向きに駆動力を伝えることができる。この自転車では、後ろ向き及び斜め後方向きへの移動等、操舵の自由度が大きい。 There are bicycles that use the front wheels, which are steering wheels, as drive wheels. The front wheel of the steered wheel can rotate 360 °. As a result, the driving force can be transmitted in an arbitrary direction of 360 °. This bicycle has a large degree of freedom in steering, such as moving backward and obliquely backward.
図5は、操舵輪である前輪を駆動輪とした従来の自転車102の正面図である。この自転車102が特開2002−337781号公報に記載されている。この自転車102は、主フレーム104の前方にヘッドラック106を備えている。ヘッドラック106は、ハンドルを備えた操舵軸108を360°回転可能に保持している。このヘッドラック106は、第一伝動チェーン110の駆動力を第二伝動チェーン112に伝える駆動伝達機構114を備えている。操舵軸108の下方先端には、前輪122が回転可能に取り付けられている。
FIG. 5 is a front view of a
運転者がクランク116を漕ぐと、第一チェーンギア118が回転する。第一チェーンギア118の回転は、第一伝動チェーン110を介して駆動伝達機構114に伝えられる。駆動伝達機構114は、この駆動力をヘッドラック106の下方に往復の直線運動で伝える。ヘッドラック106の下方でこの直線運動を回転運動に変換して、第二伝動チェーン112に伝える。駆動力は、第二伝動チェーン112を介してフリーホイール120に伝えられる。フリーホイール120に伝えられた駆動力で、前輪122が回転させられている。
When the driver strokes the
この自転車102の駆動伝達機構114は、ヘッドラック106の内部に往復の直線運動をする部分を備えている。この自転車102は、この往復運動によりヘッドラック106の振動が発生しやすい。この自転車102は、凹凸のある路面ではハンドルが取られやすく操縦安定性に劣る。また、操舵輪兼駆動輪である前輪122には、操舵及び駆動による負荷が加わる。前輪122のタイヤでは、駆動輪と操舵輪を別々にされた自転車よりパンクなどのトラブルが発生しやすい。
図6は、図5の自転車の駆動伝達機構114を改良した駆動伝達機構の部分断面が示された側面図である。この駆動伝達機構では、第一伝動チェーン110の駆動力を回転運動として前輪158に伝える。この自転車152では、駆動伝達機構114の往復直線運動する部分に代えて、回転運動として駆動力を伝える構造を備えている。主フレームは、前方にヘッドパイプ154を備えている。このヘッドパイプ154は、ハンドルを備えた操舵軸156を360°回転可能に保持している。この操舵軸156の下端には、前輪158と一体に回転する前輪軸160を回転可能に支持している。前輪軸160は、その軸線を回転軸として回転可能に支持されている。ハンドルにより操舵軸156がきられると、その方向に前輪軸160がきられて進行方向が変えられる。
FIG. 6 is a side view showing a partial cross section of a drive transmission mechanism improved from the bicycle
この駆動伝達機構は、第一伝動チェーン110の駆動力をギア162に伝える。このギア162は、かさ歯車164と一体とされ、ヘッドパイプ154に対して回転可能に支持されている。この駆動力は、ギア162と一体に回転するかさ歯車164から、かさ歯車166に伝えられる。このかさ歯車166は、かさ歯車168とパイプ170を介して一体とされている。かさ歯車166、かさ歯車168及びパイプ170は、操舵軸156に操舵軸156の軸線を回転軸として回転可能に支持されている。かさ歯車166からかさ歯車168に伝えられた駆動力は、かさ歯車172に伝えられる。このかさ歯車172は、前輪158と一体に固定されている。かさ歯車172が回転することで、前輪158が回転させられ駆動される。
This drive transmission mechanism transmits the driving force of the
この駆動伝達機構では、従来技術で示された駆動伝達機構114の往復直線運動する部分に代えて、かさ歯車166、かさ歯車168及びパイプ170からなる縦回転体により、駆動力が前輪158に伝えられている。この駆動伝達機構は、往復直線運動をする部分を含まない。ヘッドパイプ154には、振動が発生しない。この駆動伝達装置を備えた自転車152は、操縦安定性に優れている。駆動伝達機構の構造がシンプルであり、この自転車152は、車体重量を軽量化されている。
In this drive transmission mechanism, the driving force is transmitted to the
この駆動伝達機構では、かさ歯車166、かさ歯車168及びパイプ170は操舵軸156の軸線を回転軸として回転する。操舵軸156は、ハンドルの操舵によりその軸線を回転軸として回転し、進行方向が変更される。この自転車152では、かさ歯車166、かさ歯車168及びパイプ170が回転することにより、操舵軸156を回転させる力が働く。特に静止状態から動力を加えられたときに操舵軸156を回転させる力が働きやすい。このため、ハンドルがしっかり握られていない状態で、クランクをこぎ出すとハンドルが、かさ歯車166、かさ歯車168及びパイプ170の回転方向に取られる現象が生じる。この駆動伝達機構は、始動時の操縦安定性に改良の余地がある。
In this drive transmission mechanism, the
従来の自転車に比べ駆動輪兼操舵輪の前輪158はパンクなどのトラブルが発生しやすい。この前輪158には、かさ歯車172が一体として取り付けられる。この前輪158の取り付け構造は、特殊な構造である。この自転車152では、この特殊な前輪158の交換が必要である。
Compared to a conventional bicycle, the
本発明の目的は、操縦安定性に優れた駆動輪兼操舵輪を備えた自転車の提供にある。 An object of the present invention is to provide a bicycle provided with driving wheels and steering wheels having excellent steering stability.
本発明に係る自転車は、主フレームと、駆動輪と、操舵軸と、駆動装置とを備えている。この操舵軸は、その軸線を回転軸として回転可能に主フレームに支持されている。この駆動輪は、操舵軸に回転可能に支持されている。この駆動装置は、回転軸を水平方向とする第一歯車と、操舵軸を回転軸とする中間歯車と、回転軸を水平方向とする第二歯車を備えている。この自転車は、第一歯車と中間歯車が噛み合って、水平方向を回転軸とする回転を操舵軸を回転軸とする回転に変換している。この自転車は、中間歯車と第二歯車が噛み合って、操舵軸を回転軸とする回転を水平方向を回転軸とする回転に変換している。この第二歯車の回転は、無端連条索を介して駆動輪を回転させる。 The bicycle according to the present invention includes a main frame, drive wheels, a steering shaft, and a drive device. The steering shaft is supported on the main frame so as to be rotatable about the axis thereof. The drive wheels are rotatably supported on the steering shaft. This drive device includes a first gear whose horizontal axis is the rotation axis, an intermediate gear whose rotation axis is the steering axis, and a second gear whose horizontal axis is the rotation axis. In this bicycle, the first gear and the intermediate gear mesh with each other, and the rotation with the horizontal axis as the rotation axis is converted into the rotation with the steering axis as the rotation axis. In this bicycle, the intermediate gear and the second gear mesh with each other, and the rotation with the steering shaft as the rotation axis is converted into the rotation with the horizontal direction as the rotation axis. The rotation of the second gear rotates the driving wheel through the endless continuous rope.
好ましくは、本発明に係る自転車は、前輪と、後輪とを備えている。この前輪又は後輪のいずれか一方を従動輪としており、他方を駆動輪とされている。 Preferably, the bicycle according to the present invention includes a front wheel and a rear wheel. Either the front wheel or the rear wheel is a driven wheel, and the other is a drive wheel.
好ましくは、本発明に係る自転車は、主フレームの前方左右及び後方左右のそれぞれにキャスターを備えている。この自転車では、この主フレームに駆動輪を備えている。 Preferably, the bicycle according to the present invention includes casters on each of the front left and right and the rear left and right of the main frame. In this bicycle, the main frame is provided with drive wheels.
本発明に係る自転車では、駆動力により操舵軸の回転が抑制されている。駆動伝達機構の回転により、操舵軸が回転させられることが抑制されている。この自転車は操縦安定性に優れる。 In the bicycle according to the present invention, the rotation of the steering shaft is suppressed by the driving force. The rotation of the drive transmission mechanism prevents the steering shaft from rotating. This bicycle has excellent handling stability.
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。 Hereinafter, the present invention will be described in detail based on preferred embodiments with appropriate reference to the drawings.
図1は、本発明の一実施形態に係る自転車の正面図である。図1の右向きが、この自転車2の前方向きである。図1の左向きが、自転車2の後方向きである。この自転車2は、主フレーム4と、前輪6と、後輪8と、操舵部10と、駆動装置12とを備えている。この自転車2では、前輪6が駆動輪として駆動されている。前輪6が操舵輪とされている。
FIG. 1 is a front view of a bicycle according to an embodiment of the present invention. The rightward direction in FIG. 1 is the forward direction of the
後輪8は、主フレーム4の後方に回転可能に取り付けられている。この自転車2では、主フレーム4を挟んでこの自転車2の左右側面に一対の後輪8が回転可能に取り付けられている。この主フレーム4は、上方にサドル14を備えている。主フレーム4の前方には、ヘッドパイプ16が備えられている。ヘッドパイプ16は、その内部が空洞であり、円筒状である。
The rear wheel 8 is rotatably attached to the rear of the
操舵部10は、ハンドル18、操舵軸20、一対のホーク22を備えている。ハンドル18は、リング状である。操舵軸20は、丸棒状の形状をしている。ハンドル18のリングの中心が、操舵軸20の上方端に固定されている。操舵軸20の軸線は、リング状のハンドル18の回転軸の軸線に一致させられて、固定されている。
The
図2は、図1の自転車の操舵輪兼駆動輪の部分断面が示された側面図である。操舵軸20の下方端からは一対のホーク22が、下方に延びている。この一対のホーク22は、下方に向かって逆U字状に延びている。操舵軸20は、ヘッドパイプ16に操舵軸20の軸線を回転軸として回転可能に支持されている。この自転車2では、操舵軸20はヘッドパイプ16にベアリングにより回転可能に支持されている。
FIG. 2 is a side view showing a partial cross section of the steering wheel and driving wheel of the bicycle shown in FIG. A pair of
前輪6は、ホイール24、タイヤ26を備えている。ホイール24は、前輪軸28に回転可能に取り付けられている。この前輪軸28の両端が、一対のホーク22に支持されている。前輪6は一対のホーク22の間に位置して、前輪軸28の軸線を回転軸として回転可能に支持されている。
The
図1、図2に示されるように、駆動装置12は、クランク36、駆動ギア38、無端連条索としての第一チェーン42、第一ギア44、第一歯車としての第一かさ歯車46、中間歯車としての両面かさ歯車48、第二歯車としての第二かさ歯車50、第二ギア52、無端連条索としての第二チェーン58及び従動ギア60を備えている。第一ギア44は、フリーホイール40を備えている。
As shown in FIGS. 1 and 2, the driving
一対のクランク36は、それぞれ主フレーム4の左右両側に回転可能に取り付けられている。駆動ギア38が、主フレーム4に対して回転可能に取り付けられている。クランク36の回転軸と駆動ギア38との回転軸は、水平方向であり、同軸である。駆動ギア38には、第一チェーン42が架け渡されている。第一ギア44及び第一かさ歯車46は、ヘッドパイプ16に支持されている。第一ギア44及び第一かさ歯車46は、回転軸を水平方向に回転可能に支持されている。第一チェーン42は、この第一ギア44と駆動ギア38とに架け渡されている。第一ギア44と第一かさ歯車46とは、その回転中心を同軸上にして一体とされている。
The pair of
両面かさ歯車48は、上方のかさ歯54と下方のかさ歯56とを備えている。この両面かさ歯車48は、操舵軸20にその軸線を中心に回転可能に取り付けられている。この自転車2では、両面かさ歯車48は、ベアリングを介して操舵軸20に回転可能に支持されている。第一かさ歯車46のかさ歯は、両面かさ歯車48の上方のかさ歯54と噛み合っている。
The double-
第二かさ歯車50と第二ギア52とは、その回転中心を同軸上にして一体とされている。第二かさ歯車50及び第二ギア52は、操舵軸20に回転可能に支持されている。第二かさ歯車50及び第二ギア52は、水平方向を回転軸として回転可能に支持されている。第二かさ歯車50のかさ歯は、両面かさ歯車48の下方のかさ歯56と噛み合っている。従動ギア60は、ホイール24に固定されている。従動ギア60は、前輪軸28の軸線を回転軸にホイール24と一体に回転可能に固定されている。この自転車2では、特殊な前輪6が必要とされない。第二チェーン58は、第二ギア52と従動ギア60に架け渡されている。
The
図1の自転車2では、クランク36が運転者により漕がれ、クランク36が回転させられる。クランク36の回転により、駆動ギア38が回転させられる。駆動ギア38の回転は、第一チェーン42により、第一ギア44に伝えられる。第一ギア44はフリーホイール40を備えている。このフリーホイール40のラチェット構造により、第一ギア44の回転は一方の回転向きのみが第一かさ歯車46に伝えられる。他方の回転向きはフリーホイール40により第一かさ歯車46に伝えられない。
In the
第一チェーン42により、第一ギア44が一方の回転向きに回転させられると、第一かさ歯車46が水平方向を回転軸として回転させられる。この第一かさ歯車46の回転により、両面かさ歯車48が回転させられる。両面かさ歯車48は、操舵軸20の軸線を回転軸として回転させられる。第一かさ歯車46及び両面かさ歯車48により、水平方向を回転軸とする回転が操舵軸20を回転軸とする回転に変換される。両面かさ歯車48の回転により、第二かさ歯車50及び第二ギア52が回転させられる。両面かさ歯車48及び第二かさ歯車50により、操舵軸20を回転軸とする回転が水平方向を回転軸とする回転に変換される。第二ギア52の回転は、第二チェーン58を介して従動ギア60に伝えられる。従動ギア60の回転により、前輪6が回転させられる。従動ギア60及び前輪6には、駆動力は水平方向の回転として伝えられている。この前輪6の駆動により、自転車2は走行させられる。
When the
図1のハンドル18が、運転者により回転させられる。ハンドル18の回転にともなって、操舵軸20が回転する。操舵軸20の回転により、前輪6の進行方向が変えられる。これにより、自転車2は走行向きが変えられる。
The
この自転車2では、前輪6が駆動輪兼操舵輪である。ハンドル18をまわして、前輪6の進行向きが直進向きから斜め前方に変えられると、自転車2は前進しながら旋回させられる。前輪6の進行向きが直進向きから斜め後方に変えられると、自転車2は後退しながら旋回させられる。前輪6の進行向きが直進向きから180°変えられると、自転車2は後退させられる。この様にこの自転車2は小回りに適している。この自転車2の操舵及び駆動の構成は車椅子にも適している。本発明に係る自転車には車椅子も含まれる。
In this
図3は、図2の自転車2の両面かさ歯車48の断面図である。両矢印Pはこのかさ歯車48のピッチ円を表している。両矢印Tは、この両面かさ歯車48の操舵軸20に通される中心孔の厚みを表している。この両面かさ歯車48では、厚みTが小さい。ピッチ円Pに対する厚みTの比(T/P)は、1以下が好ましい。これにより、図6のかさ歯車166及び168に比べ、かさ歯車から操舵軸に加わる曲げモーメントが小さくされている。これにより、両面かさ歯車48はより円滑に回転させられる。
FIG. 3 is a cross-sectional view of the double-
図2に示されるようにこの自転車2では、第二かさ歯車50の回転は、第二ギア52から第二チェーン58を介して従動ギア60に伝えられている。この第二ギア52及び従動ギア60の間に第二チェーン58が架け渡される。第二ギア52から従動ギア60にチェーンを介して回転を伝えることにより、回転方向の遊びが設けられている。第二ギア52が回転し始めるときに従動ギア60及び前輪6を回転させる負荷が直ちに加わらない。これにより、第二かさ歯車50は、図6のかさ歯車172より静止状態から回転し始めるときの抵抗が小さい。
As shown in FIG. 2, in the
前述のように、両面かさ歯車48が用いられること、第二かさ歯車50が第二チェーン58を介して前輪6を駆動することにより、第二かさ歯車50の回転し始めるときの抵抗が、小さくされている。これにより、特に静止状態から動力を加えられた直後に操舵軸20を回転させる力が抑制されている。ハンドル18を握る力が弱くても、図6の伝達駆動機構を備えた自転車152に比べ、この自転車2ではハンドル18がとられることが抑制されている。この自転車2は、小回りが効き、ハンドル18を握る力が軽減されている。この自転車2の駆動輪兼操舵輪は、身障者及び高齢者のための車椅子に好適である。
As described above, since the
フリーホイール40は、クランク36の一方の回転向きの回転のみかさ歯車46に伝える。クランク36の他方の回転向きの回転はフリーホイール40によりかさ歯車46に伝えられないように構成されている。これにより、前輪6が回転中にクランク36を静止させた状態で、自転車2が走行させられる。
The
自転車2では、無端連条索としてチェーン58を用いている。チェーン58は、第二ギア52と従動ギア60との間に若干の弛みを有して架け渡されている。チェーン58には、第二ギア52及び従動ギア60の歯が隙間を有して噛み込んでいる。この弛み及び歯の隙間を有する噛み込みにより、チェーン58、第二ギア52及び従動ギア60は回転可能になっている。これにより、第二かさ歯車50及び第二ギア52が静止状態から回転し始めるときに、前輪6及び従動ギア60を駆動するための抵抗が小さくされている。この効果が得られる構成として、第二かさ歯車50とチェーン58との組み合わせに代えて、歯車とタイミングベルトとの組み合わせであってもよい。
In the
自転車2では、第一かさ歯車46,第二かさ歯車50及び両面かさ歯車48を用いられている。互いに回転軸が直交する回転の伝達手段であれば、かさ歯車に限られない。かさ歯車では、すぐばかさ歯車、はすばかさ歯車、まがりばかさ歯車及びハイポイドギアのいずれであってもよい。まがりばかさ歯車は、高速度で静かな回転運動が可能であり、好ましい。
In the
図4は、本発明に係る他の自転車の操舵輪兼駆動輪の部分断面が示された側面図である。ここでは、図1の自転車2と異なる構成について説明される。図1の自転車2と同様の構成については、その説明が省略される。この自転車62では、一対の前輪64を用いている。自転車2は前輪6及び一対の後輪8を備えた三輪車であるが、この自転車62は一対の前輪64及び一対の後輪を備えた四輪車である。一対の前輪64は、前輪軸66の両端に固定されている。この前輪軸66は、その中央部を操舵軸20に回転可能に支持されている。この前輪軸66には、従動ギア68が一体に固定されている。
FIG. 4 is a side view showing a partial cross section of a steering wheel and driving wheel of another bicycle according to the present invention. Here, a configuration different from the
この自転車62では、第二チェーン58により従動ギア68が回転させられる。従動ギア68と共に、前輪軸66及び一対の前輪64が回転させられる。一対の前輪64が接地することにより、両面かさ歯車48の回転によりハンドル18が取られる現象が更に抑制される。一方の前輪64が凸部に乗り上げても、他方の前輪64の接地によりハンドルがとられることが抑制されている。一対の前輪64が接地することにより、路面の凹凸により前輪64がとられることが抑制される。一対の前輪64を用いることで、より操縦安定性に優れる。
In the
図1の自転車2では、前輪6を駆動輪兼操舵輪としている。後輪8を駆動輪兼操舵輪としてもよい。後輪8を操舵輪とする自転車では、前方のハンドルの操舵を後方の操舵輪に伝える操舵力伝達機構が設けられる。
In the
自転車の主フレームの前方左右及び後方左右の4箇所にキャスターを備えて、更に駆動輪兼操舵輪を設けてもよい。このキャスターは、進行方向が自由に変えられる車輪である。例えば、主フレームの前方左右のキャスターと後方左右のキャスターとの中間に駆動輪兼操舵輪を設けてもよい。この自転車は、主フレームの前後方向の向きに関わらず、どの方向へも移動できる。この自転車は更に小回りが効き、車椅子に好適である。前方左右のキャスター、後方左右のキャスター及び駆動輪兼操舵輪を設けることで、駆動輪兼操舵輪の進行方向に360°いずれの方向にも直線的な移動も可能である。 Casters may be provided at four locations on the front left and right and rear left and right of the main frame of the bicycle, and driving wheels and steering wheels may be further provided. This caster is a wheel whose traveling direction can be freely changed. For example, driving and steering wheels may be provided between the front left and right casters and the rear left and right casters of the main frame. This bicycle can move in any direction regardless of the front-rear direction of the main frame. This bicycle is more suitable for wheelchairs because it is more effective in turning. By providing front left and right casters, rear left and right casters, and driving and steering wheels, linear movement is possible in any direction of 360 ° in the traveling direction of the driving and steering wheels.
図1の自転車2は、クランク36により駆動する。このクランク36は、足で回転させられる。このクランク36は、主フレーム4の上方に設置されて手動クランクとしてもよい。人力の駆動に代えて駆動ギア38がモータにより駆動されてもよい。
The
この実施形態で示されるように、本発明に係る自転車では、図6の駆動伝達機構を備えた自転車に比べ、操縦安定性に優れている。このように、操縦安定性に優れることから、車椅子の駆動操舵にも適している。この自転車2は、特殊な駆動輪を必要としない。
As shown in this embodiment, the bicycle according to the present invention is superior in steering stability as compared with the bicycle provided with the drive transmission mechanism of FIG. Thus, since it is excellent in steering stability, it is suitable also for the drive steering of a wheelchair. This
本発明は、駆動輪兼操舵輪を備えた、車椅子を含む自転車に適用されうる。 The present invention can be applied to a bicycle including a wheelchair provided with driving wheels and steering wheels.
2・・・自転車
4・・・主フレーム
6・・・前輪
8・・・後輪
10・・・操舵部
12・・・駆動装置
14・・・サドル
16・・・ヘッドパイプ
18・・・ハンドル
20・・・操舵軸
22・・・ホーク
24・・・ホイール
26・・・タイヤ
28・・・前輪軸
36・・・クランク
38・・・駆動ギア
40・・・フリーホイール
42・・・第一チェーン
44・・・第一ギア
46・・・第一かさ歯車
48・・・両面かさ歯車
50・・・第二かさ歯車
52・・・第二ギア
54・・・かさ歯
56・・・かさ歯
58・・・第二チェーン
60・・・従動ギア
62・・・自転車
64・・・前輪
66・・・前輪軸
68・・・従動ギア
102・・・自転車
104・・・主フレーム
106・・・ヘッドラック
108・・・操舵軸
110・・・第一伝動チェーン
112・・・第二伝動チェーン
114・・・駆動伝達機構
116・・・クランク
118・・・第一チェーンギア
120・・・フリーホイール
122・・・前輪
152・・・自転車
154・・・ヘッドパイプ
156・・・操舵軸
158・・・前輪
160・・・前輪軸
162・・・ギア
164・・・かさ歯車
166・・・かさ歯車
168・・・かさ歯車
170・・・パイプ
172・・・かさ歯車
DESCRIPTION OF
Claims (3)
この操舵軸がその軸線を回転軸として回転可能に主フレームに支持されており、
この駆動輪が操舵軸に回転可能に支持されており、
この駆動装置が回転軸を水平方向とする第一歯車と、操舵軸を回転軸とする中間歯車と、回転軸を水平方向とする第二歯車を備えており、
第一歯車と中間歯車が噛み合って、水平方向を回転軸とする回転を操舵軸を回転軸とする回転に変換しており、
中間歯車と第二歯車が噛み合って、操舵軸を回転軸とする回転を水平方向を回転軸とする回転に変換しており、
この第二歯車の回転が無端連条索を介して駆動輪を回転させる自転車。 It has a main frame, drive wheels, a steering shaft, and a drive device,
This steering shaft is supported by the main frame so as to be rotatable about its axis.
This drive wheel is rotatably supported on the steering shaft,
The drive device includes a first gear having a rotation axis as a horizontal direction, an intermediate gear having a steering shaft as a rotation axis, and a second gear having a rotation axis as a horizontal direction,
The first gear and the intermediate gear mesh with each other, and the rotation with the horizontal axis as the rotation axis is converted into the rotation with the steering axis as the rotation axis.
The intermediate gear and the second gear mesh with each other, and the rotation with the steering shaft as the rotation axis is converted into the rotation with the horizontal direction as the rotation axis.
A bicycle in which the rotation of the second gear rotates the driving wheel through an endless continuous rope.
前輪又は後輪のいずれか一方を従動輪としており、
他方を駆動輪とする請求項1に記載の自転車。 It has a front wheel and a rear wheel,
Either the front wheel or the rear wheel is a driven wheel,
The bicycle according to claim 1, wherein the other is a drive wheel.
この主フレームに駆動輪を備える請求項1に記載の自転車。 Casters are provided on each of the front left and right and rear left and right of the main frame,
The bicycle according to claim 1, wherein the main frame is provided with driving wheels.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007314565A JP2009137386A (en) | 2007-12-05 | 2007-12-05 | Bicycle equipped with driving wheel acting as steering wheel |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2007314565A JP2009137386A (en) | 2007-12-05 | 2007-12-05 | Bicycle equipped with driving wheel acting as steering wheel |
Publications (1)
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