JP2009137373A - 列車運行シミュレーション表示装置、表示方法、及び列車運行シミュレーションシステム - Google Patents

列車運行シミュレーション表示装置、表示方法、及び列車運行シミュレーションシステム Download PDF

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Abstract

【課題】シミュレーション結果を分かり易く表示する。
【解決手段】被シミュレーション軌道の位置を軌道形状情報として含む軌道情報に基づいて、軌道画像を表示画面上に表示する軌道画像表示部と、前記被シミュレーション軌道上を仮想的に走行する列車の位置を列車位置情報として含む列車情報に基づいて、列車画像を、前記軌道画像と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示する列車画像表示部と、前記被シミュレーション軌道上の位置と制限速度との対応関係を示す制限速度情報に基づいて、制限速度画像を、前記軌道画像と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示する制限速度画像表示部と、を具備する。
【選択図】図10

Description

本発明は、列車運行シミュレーションシステムに関し、特に、列車運行シミュレーションの結果を表示する列車運行シミュレーション表示装置及びその方法に関する。
新幹線、在来線、APM(ゴムタイヤ式新交通システム)、等の軌道輸送システムでは、列車ダイヤなどを作成するにあたり、シミュレーションが行われる。シミュレーションは、信号システム、軌道の形状、及び列車ダイヤなどを考慮に入れて、実行される。シミュレーションの結果、列車の走行に問題がある場合には、列車ダイヤの再設計や、信号システムの条件変更などが行われる。
軌道輸送システムにおける信号システムでは、「閉そく」と呼ばれる区間を用いたシステムが採用される。このシステムでは、図1に示されるように、軌道が、複数の閉そく(01T〜16T)に分割される。そして、複数の閉そく区間の各々に在線できる列車の数を1本とするようなインタロック論理により、信号の現示が制御される。複数の閉そくの割り付け結果は、軌道輸送システムの性能(運行頻度、単位時間あたりの輸送量能力)に大きく影響を与える。従って、上述のシミュレーションにより、列車の走行に問題が見られる場合には、閉そくの分割位置の調整が行われることがある。
上述のようなシミュレーションを行うためのシミュレーション装置として、特許文献1や2に記載された装置が挙げられる。
特許文献1には、先行列車の運転曲線をもとに、その走行に伴って変化する信号機の信号現示を示す時隔曲線を作成し、その時隔曲線が示す信号現示に対応した制限速度以下で走行できるように、後続列車の運転曲線を作成することが記載されている。
また、特許文献2には、列車走行路に対して閉そく区間を仮設定し、仮設定された閉そく区間の割付に対して列車走行のシミュレーションを行うことで、最適の閉そく区間の割付を自動的に実行することを目的とした技術が記載されている。
シミュレーションの結果は、例えば、図2に示されるようなグラフによって表現される。図2に示されるグラフにおいて、横軸は時刻を表し、縦軸は位置を表している。グラフ中には、列車の先頭及び最後尾の位置が示される。図2の例では、1号車と3号車のそれぞれについて、先頭と最後尾の位置を示す曲線が示されている。また、各閉そく区間(03T〜09T)について、信号の現示(G;グリーン、R;レッド、Y;イエロー)が示されている。このようなグラフが作成され、後続列車がR(赤信号)やY(黄信号)に当たらずに走行できているか否かが調べられる。そして、問題があれば、閉そく分割位置の調整などが行われる。図2の例では、3号車の先頭が、閉そく区間07Tを通過するときに、Y現示区間に侵入している(図中、A部分参照)。従って、各閉そくの割り付けを変更する、運転時隔を広げるようにダイヤを変更する、などの対応が必要となる可能性がある。
特開平11−198815号 公報 特許第3415279号 公報
図2のようなグラフによれば、限られた区間の限られた期間内において、そのダイヤ列車が正常に運行できるか否かが判断できる。しかしながら、列車の本数が多数である場合や、軌道全体の距離が長い場合には、その軌道輸送システム全体の性能を総合的に評価するために、多数のグラフが必要となる。
また、後続列車が停止を示すR現示区間に突入している場合には、ダイヤ変更や、閉そく割の再設計が必要なことは明らかである。しかし、Y現示区間やその他の速度制限現示区間に後続列車が突入している場合には、ダイヤ変更や閉そく割再設計が必要か否かは、列車速度によって決まる。従って、列車速度がわかる資料を別途に用意し、これと図2のグラフを見比べなければならない。また、図2のグラフでは、軌道が分岐している部分や、進行方向の折り返し部分については、表現が更に複雑となり、理解が困難となる。
また、信号システムによっては、制限速度が閉そく毎に設定されるのではなく、線形(軌道上の位置)に沿って、細かく連続的に変化する場合もある。例えば、移動閉そく方式や、デジタルATC(Automatic Train Control)方式では、制限速度が、軌道上の位置に沿って細かく連続的に変化する。このような信号システムでは、図2のようなグラフで性能を検証することは不可能である。
従って、本発明の目的は、シミュレーション結果を分かり易く表示することのできる、列車運行シミュレーション表示装置及びその表示方法を提供することにある。
以下に、[発明を実施するための最良の形態]で使用する括弧付き符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明を実施するための最良の形態]の記載との対応関係を明らかにするために付加されたものであるが、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
本発明の列車運行シミュレーション表示装置(30)は、被シミュレーション軌道の位置を軌道形状情報として含む軌道情報(D2)に基づいて、軌道画像(2)を表示画面上に表示する軌道画像表示部(31)と、その被シミュレーション軌道上を仮想的に走行する列車の位置を列車位置情報として含む列車情報(D1)に基づいて、列車画像(2)を、軌道画像(6)と位置的に対応付けてその表示画面上に表示する列車画像表示部(32)と、その被シミュレーション軌道上の位置と制限速度との対応関係を示す制限速度情報(D3)に基づいて、制限速度画像(4)を、軌道画像(6)と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示する制限速度画像表示部(33)と、を具備する。
このような構成によれば、軌道画像(2)により軌道の形状が表現される。さらに、制限速度画像(4)が軌道画像(2)と対応付けられて表示されることにより、軌道上のどの位置で制限速度がどのように設定されているが、一目瞭然に理解される。加えて、列車画像(2)が軌道画像(2)に対応付けられて表示されることで、列車が制限速度の低い区間に突入しているか否かが一目瞭然に理解される。これにより、シミュレーションの結果により列車の走行に問題があるかないかが、視覚的に簡単に理解される。
本発明の一形態において、軌道情報(D2)が、更に、その被シミュレーション軌道を分割する複数の閉そく区間の位置を、閉そく情報として含んでいるとする。また、制限速度情報(D3)において、制限速度は、複数の閉そく区間の各々に対応付けられていることにより、その被シミュレーション軌道上の位置と対応付けられているとする。このとき、軌道画像表示部(31)は、更に、その閉そく情報に基づいて、複数の閉そく区間の各々同士の境界を示す境界画像(5)を、軌道画像に(6)反映させてその表示画面上に表示することが好ましい。
このように、各閉そく毎に制限速度が設定される場合は、境界画像(5)を表示することで、軌道上でどのように各閉そく区間が割り付けられており、その結果どのように制限速度が設定され、どのように列車が各閉そく区間を通過するかが一目瞭然に理解される。そのため、シミュレーション結果において列車の走行に問題があった場合に、原因の把握が行いやすくなる。
本発明の他の一形態において、その制限速度情報(D3)において、制限速度は、前記列車からの距離と対応付けられていることにより、その被シミュレーション軌道上の位置に対応付けられていることが好ましい。
移動閉そく方式や、デジタルATC方式では、制限速度が列車からの距離によって決定される。このようなシミュレーション結果のデータに対しても、本発明のように制限速度画像(4)を軌道画像(2)上に表示させることにより、列車の走行に問題があるか否かが視覚的に分かり易く理解される。
その列車情報(D1)が、更に、列車の速度を示す速度情報を含んでいるとき、列車画像表示部(32)は、その速度情報に基づいて、速度画像(3)を、列車画像(2)と位置的に対応付けて表示画面上に表示することが好ましい。またこのとき、列車画像表示部(32)は、その列車の速度が制限速度を超えているか否かを示す超過判定画像(9)を、速度画像(3)と位置的に対応付けて表示することが好ましい。
このように、速度画像(3)を列車画像(2)に対応付けて表示することにより、列車速度と制限速度との関係が一目瞭然に理解される。また、超過判定画像(9)をさらに表示すれば、列車速度と制限速度との関係がより分かり易く表現される。
その軌道形状情報が、シミュレーション軌道における分岐の位置を示す分岐情報を含み、その分岐情報が分岐の開通状態を示す分岐状態情報を含んでいるとき、軌道画像表示部(31)は、更に、その分岐情報に基づいて、分岐画像(8)と分岐状態画像(7)とを、軌道画像(6)に反映させて表示することが好ましい。
軌道上に分岐が存在する場合、一般的には分岐の手前で制限速度が低くなる。分岐に関する情報を分岐画像(8)として表示すれば、軌道上における位置と制限速度との関係がより理解し易くなる。これにより、列車の走行に問題があった場合に、その原因をより把握し易くなる。
また、その軌道形状情報において、前記被シミュレーション軌道の位置が三次元座標により表現されているとき、軌道画像表示部(31)、列車画像表示部(32)、及び制限速度画像表示部(33)は、それぞれ、軌道画像(6)、列車画像(2)、及び制限速度画像(4)を、三次元座標系で表示することが好ましい。ここで、その軌道形状情報が、更に、その被シミュレーション軌道上におけるカント、勾配、及びカーブの曲率のうちのの少なくとも一つの情報を含んでいるときに、軌道画像表示部(32)は、そのカント、その勾配、及びそのカーブの曲率のうちの少なくとも一つを、軌道画像(6)に反映させて表示することが好ましい。
制限速度は、通常、軌道の形状により左右される。三次元座標系で表示することにより、軌道の形状がより視覚的に理解され易くなり、軌道上における位置と制限速度との関係が視覚的に理解される。その結果、列車の走行に問題があった場合に、その原因をより把握し易くなる。また、カント、勾配、及びカーブの曲率は、軌道上の制限速度に影響を与える因子である。これらの情報を軌道画像(6)に反映させることにより、軌道上における位置と制限速度との関係が、さらに理解し易くなる。
軌道情報(D2)、列車情報(D1)、及び制限速度情報(D3)が、時刻を示す時刻情報と対応付けられている場合、軌道画像表示部(31)、列車画像表示部(32)、及び制限速度画像表示部(33)は、それぞれ、軌道画像(6)、列車画像(2)、及び制限速度画像(4)を、その時刻情報に基づいて更新しつつ表示することが好ましい。
このように、時刻情報に基づいて表示画面上に表示される画像を更新すれば、列車の動き及び軌道上における制限速度の変化がリアルタイムに表現される。その結果、シュミレーション結果に問題があるか否かが、より詳細に、且つ、より簡単に理解できるようになる。
本発明の列車運行シミュレーション方法は、(a);被シミュレーション軌道の位置を軌道形状情報として含む軌道情報(D2)に基づいて、軌道画像(6)を表示画面上に表示するステップと、(b);被シミュレーション軌道上を仮想的に走行する列車の位置を列車位置情報として含む列車情報(D1)に基づいて、列車画像を前記軌道画像と位置的に対応付けてその表示画面上に表示するステップと、(c);その被シミュレーション軌道上の位置と制限速度との対応関係を示す制限速度情報(D3)に基づいて、制限速度画像(4)を軌道画像(6)と位置的に対応付けてその表示画面上に表示するステップと、を具備する。
その軌道情報(D2)が、更に、その被シミュレーション軌道を分割する複数の閉そく区間の位置を、閉そく情報として含んでおり、制限速度情報(D3)において、制限速度は、その複数の閉そく区間の各々に対応付けられていることにより、その被シミュレーション軌道上の位置と対応付けられているとき、(a)ステップは、更に、(a−1);その閉そく情報に基づいて、複数の閉そく区間の各々同士の境界を示す境界画像(5)を、軌道画像(6)に反映させてその表示画面上に表示するステップ、を含むことが好ましい。
一観点から、その制限速度情報(D3)において、制限速度は、列車からの距離と対応付けられていることにより、前記被シミュレーション軌道上の位置に対応付けられていることが好ましい。
列車情報(D1)が、更に、その列車の速度を示す速度情報を含んでいるとき、(b)ステップは、(b−1);その速度情報に基づいて、速度画像(3)を、列車画像(2)と位置的に対応付けてその表示画面上に表示するステップ、を含んでいることが好ましい。
(b)ステップは、更に、(b−2);列車の速度が制限速度を超えているか否かを示す超過判定画像(9)を、速度画像(2)と位置的に対応付けて表示するステップを含んでいることが好ましい。
その軌道形状情報が、そのシミュレーション軌道における分岐の位置を示す分岐情報を含み、その分岐情報は前記分岐の開通状態を示す分岐状態情報を含んでいるとする。このとき、(a)ステップは、更に、(a−2);その分岐情報に基づいて、分岐画像(8)と分岐状態画像(7)とを、軌道画像(6)に反映させてその表示画面上に表示するステップを含んでいることが好ましい。
その軌道形状情報において、その被シミュレーション軌道の位置が三次元座標により表現されているとき、(a)ステップ、(b)ステップ、及び(c)ステップは、それぞれ、軌道画像(6)、列車画像(2)、及び制限速度画像(4)を、その表示画面上に三次元座標系で表示するステップを含んでいることが好ましい。
その軌道形状情報が、更に、その被シミュレーション軌道上におけるカント、勾配、及びカーブの曲率のうちのの少なくとも一つの情報を含んでいるとき、(a)ステップは、更に、(a−3);そのカント、その勾配、及びそのカーブの曲率のうちの少なくとも一つを、軌道画像(6)に反映させて表示するステップを含んでいることが好ましい。
軌道情報(D2)、列車情報(D1)、及び制限速度情報(D3)が、時刻を示す時刻情報と対応付けられているとき、(a)ステップ、(b)ステップ、及び(c)ステップは、それぞれ、軌道画像(6)、列車画像(2)、及び制限速度画像(4)を、その時刻情報に基づいて更新しつつ表示することが好ましい。
本発明の列車運行シミュレーションシステムは、上述の列車運行シミュレーション表示装置(30)と、軌道情報(D2)と、列車情報(D1)と、制限速度情報(D3)とを生成する列車運行シミュレーション装置と、を具備する。
本発明によれば、シミュレーション結果を分かり易く表示することのできる、列車運行シミュレーション表示装置及びその表示方法が提供される。
(第1の実施形態)
図面を参照しつつ、第1の実施形態について説明する。図3は、本実施形態に係る列車運行シミュレーションシステムの機能構成を示す概略ブロック図である。この列車運行シミュレーションシステムは、シミュレーション装置1と、表示装置30とを備えている。尚、本実施形態のシミュレーション装置1は、閉そく区間が軌道に対して固定して設定され、その閉そく区間ごとに制限速度が設定される、固定閉そく方式またはアナログATC方式で、列車の運行シミュレーションを行うものとする。
シミュレーション装置1は、予め作成された列車ダイヤ、被シミュレーション軌道の形状に関する情報などに基づいて、被シミュレーション軌道上をどのように列車が走行するかのシミュレーションを行う装置である。シミュレーション装置1は、シミュレーションを行った結果により、列車情報D1、軌道情報D2、及び制限速度情報D3を時刻毎に生成する。表示装置30は、シミュレーション装置1にアクセス可能に接続されている。表示装置30は、列車情報D1、軌道情報D2、及び制限速度情報D3を取得すると、同一の表示画面(図3には図示されていない)に列車画像2、軌道画像6、及び制限速度画像4を表示する。このようなシミュレーション装置1及び表示装置30は、例えば、コンピュータにより実現される。
まず、シミュレーション装置1について詳細に説明する。シミュレーション装置1は、ダイヤ情報保持部11、運行管理モデル12、列車モデル13、キロ程・閉そく区間変換処理部14、連動装置モデル15、線形情報保持部17、在線状態保持部18、進路開通状態保持部19、制限速度保持部20、及び制限速度演算部21を備えている。ダイヤ情報保持部11、線形情報保持部17、在線状態保持部18、進路開通状態保持部19、制限速度保持部20は、例えばハードディスクやRAM(Randome access memory)に例示される記憶装置により実現可能である。また、運行管理モデル12、列車モデル13、キロ程・閉そく区間変換処理部14、連動装置モデル15、及び制限速度演算部21は、例えば、ROM(Read only memory)等にインストールされたコンピュータプログラムがCPUにより実行されることで、その機能を実現する。
ダイヤ情報保持部11は、予め作成された走行ダイヤを記憶している。走行ダイヤは、複数の列車の各々について、発車する時刻、始点、終点などの情報を示す情報である。連動条件保持部16には、予め、連動条件が格納されている。進路開通状態保持部19は、進路の開通状態を保持する。
線形情報保持部17には、予め、被シミュレーション軌道についての情報(軌道情報D2)が格納されている。軌道情報D2は、被シミュレーション軌道の形状を示す軌道形状情報と、閉そく区間Aに関する閉そく情報とを含んでいる。軌道形状情報は、リンク情報と分岐情報とを含んでいる。図4乃至7Cを参照して、軌道情報D2について具体的に説明する。
被シミュレーション軌道が、図4に示されるような形状であったとする。また、この被シミュレーション軌道に、閉そく区間A−1が割り付けられているとする。閉そく区間A−1は、軌道回路要素C1〜C4を含んでいるものとする。なお、軌道回路要素Cは、軌道回路要素Cとは、列車の在線を検知するこの出来る最小区間を示している。例えば、被シミュレーション軌道が鉄道路線である場合、軌道回路要素C毎に、一対の線路間に電流が流される。列車が在線する場合、列車により一対の線路間が短絡される。これにより、その軌道回路要素C内に列車が在線するか否かが検知される。尚、実際には、閉そく区間A−1以外にも閉そく区間が割り付けられているが、説明を簡便にするため、閉そく区間A−1以外については図示を省略している。
まず、リンク情報及び分岐情報について説明する。被シミュレーション軌道の形状は、少なくとも一のリンクLと少なくとも一の分岐Nと、これらの接続関係によって、表現される。リンクLは、始点と終点とを接続する線形区間を示している。分岐Nは、3つのリンクを接続するように設けられた分岐区間を示している。なお、図4中には、7個のリンクL1〜L7が示され、4個の分岐N1〜N4が示されている。そのリンク情報は、各リンクLの位置を特定するための情報であり、分岐情報は、各分岐Nの状態及び位置を特定するための情報である。
図5は、リンク情報を示す概念図である。リンク情報は、各リンクL中の複数の地点について、リンク始点からのキロ程と、軌道中央のxyz座標位置、カント、勾配、及びカーブの曲率を示している。図5に示される例では、リンクL1の始点から10キロ程地点において、被シミュレーション軌道の位置が(x=10m、y=0m、z=0m)であり、カントがゼロ、カーブもゼロ(直線)であることが示されている。尚、xyz座標位置は、所定の位置(例えば、被シミュレーション軌道の一端)を基準座標として、設定されている。
図6は、分岐情報を示す概念図である。分岐情報は、各分岐NについてリンクLとの接続関係を示した情報である。すなわち、分岐情報は、入り口、定位側出口、反位側出口のそれぞれが、どのリンクLに接続されるかを示している。また、分岐情報は、各分岐Nについて、その状態も示している。図6の例では、分岐N1について、入り口がリンクL1に接続され、定位側出口がリンクL2に接続され、反位側出口がリンクL3に接続され、状態が定位であることが示されている。
続いて、閉そく情報について説明する。
閉そく情報は、各閉そく区間A同士の境界Bの位置を示す情報(境界情報)を含んでいる。図7Aは、境界情報を示す概念図である。図7Aに示されるように、境界Bは、リンクL名とキロ程とによって示されている。例えば、図7Aでは、境界B1が、リンクL4の30キロ程地点に存在することが示されている。また、図7Bに示されるように、閉そく情報において、各閉そく区間Aは、少なくとも一つの軌道回路要素Cの集合として示される。また、図7Cに示されるように、閉そく情報は、軌道回路要素Cの位置を示す情報を含んでいる。図7Cの例では、軌道回路要素C1について、その始点が境界B1であり、その終点がリンクL4の末端であることが示されている。
以上、図4乃至7Cを用いて説明したように、線形情報保持部17には、軌道情報D2として、リンク情報、分岐情報、及び閉そく情報が格納されている。このうち、分岐情報の分岐状態については、走行シミュレーションの結果、時刻によっては初期に格納された情報と変更される場合がある。従って、シミュレーション終了時において、軌道情報D2は、時刻と対応付けられて格納される。
進路開通状態保持部19、在線状態保持部18、及び制限速度保持部20は、走行シミュレーションによって刻々と変化する情報を格納するものである。これらの情報は、シミュレーションの結果により生成され、時刻毎に格納されている。
進路開通状態保持部19には、例えば、「A地点からB地点が開通している」等の情報が格納されている。
在線状態保持部18には、列車がどの位置に在線しているかの情報が格納されている。
制限速度保持部20には、被シミュレーション軌道上の制限速度情報が格納されている。図8は、ある時刻における制限速度情報D3を示す概念図である。本実施形態において、制限速度は、閉そく単位で設定されるものとする。図8に示されるように、時刻毎に、閉そく名と制限速度との対応関係が示されている。この図の例では、閉そくA1の制限速度が120km/hであり、閉そくA2の制限速度が70km/hであることが示されている。
続いて、図3に戻り、シミュレーション装置1の動作について説明する。運行管理モデル12は、ダイヤ情報保持部11より走行ダイヤを取得し、その走行ダイヤに基づいて、時刻毎に、必要に応じて連動装置モデル15及び列車モデル13に指示を与える。具体的には、走行ダイヤに基づいて、ある列車の進行する進路を決定し、連動装置モデル15に対して進路設定を指示する。また、列車モデル13に対して、走行ダイヤに沿って列車を仮想的に走行させるように、指示する。
連動装置モデル15は、運行管理部モデル12から進路設定の指示を受け取ると、予め設定された連動条件をチェックする。連動装置モデル15は、連動条件に基づいて進路間の競合と在線状態保持部18に保持されている在線状態をチェックし、問題がなければ進路開通を決定し、進路開通状態保持部19にその進路が開通している旨を格納する。また、進路開通のために分岐状態の変更が必要あれば、線形情報保持部17にアクセスして分岐状態を変更する。
制限速度演算部21は、各時刻毎に、在線状態保持部18及び進路開通状態保持部19にアクセスして、列車在線状態と進路開通状態をチェックする。そして、予め設定された、制限速度を決定するための条件に基づいて、被シミュレーション軌道上の閉そく区間A毎に制限速度を決定し、制限速度保持部20に格納する。
列車モデル13は、被シミュレーション軌道上を仮想的に走行する全ての列車について、その位置や速度を計算する機能を実現する。列車モデル13は、運行管理モデル12より走行指示を受け付けると、列車を仮想的に走行させ、時刻毎にその列車の状態を表す列車情報D1を生成する。具体的には、列車情報D1は、列車の位置及び速度を示す情報を生成を含んでいる。図9は、ある列車に関する列車情報を示す概念図である。図9に示される例では、列車が、時刻t1においてリンクL1の30キロ地点に在線しており、その進行方向は上りであり、走行状態であり、その速度は70km/hであり、その加速度は10であることが示されている。列車モデル13は、このような列車情報D1を、予めハードディスクやRAMなどに設定された列車の性能(列車質量、走行抵抗、モータ特性、ブレーキ特性)、運行モデル12から指示された次の停止位置、及び制限速度保持部20に格納された制限速度などに基づいて、計算する。具体的には、列車モデル13は、現在の時刻t1における列車位置をキロ程・閉そく区間変換処理部14に通知する。キロ程・閉そく区間変換処理部14は、線形情報保持部17にアクセスして、その列車が時刻t1において在線している閉そく区間Aの名称を取得し、列車モデル13に通知する。列車モデル13は、制限速度保持部20を参照するとともに、キロ程・閉そく区間変換処理部14より取得した閉そく区間の名称に基づいて、時刻t1において在線している位置における制限速度を取得する。列車モデル13は、時刻t1における列車の速度、加速度、及び制限速度保持部20より取得した制限速度に基づいて、列車の目標加速度またはノッチ段数を決定する。そして、決定したノッチ段数または目標化速度、及び列車の性能(列車質量、走行抵抗、モータ特性、ブレーキ特性)に基づいて、次の時刻t2における列車速度と列車位置などを算出する。これにより、各時刻毎に、列車情報D1が生成されることになる。また、列車モデル13は、計算した列車の位置を時刻と対応付けて在線状態保持部18に通知し、列車の在線状態を更新する。
以上説明したような動作により、シミュレーション装置1は、シミュレーションを行うことにより、時刻毎の、列車情報D1、軌道情報D2、及び制限速度情報D3を生成する。生成された情報は、ハードディスクなどの記憶装置に格納された後、表示装置30により取得される。なお、シミュレーション装置1から直接に表示装置30にこれらの情報が送られてもよい。また、本実施形態で示したシミュレーション装置1は、一実施例であり、列車の位置を示す情報、軌道の形状を示す情報、及び制限速度に関する情報が生成されるような装置であれば、他の装置でも構わない。
続いて、表示装置30について説明する。表示装置30は、上述のシミュレーション装置1によって生成された情報に基づいて、表示画面上に描画を行う。図3に示されるように、表示装置30は、軌道の形状などを画像として表示するための軌道画像表示部31と、列車の画像を示すための列車画像表示部32と、制限速度に関する情報を画像として表示するための制限速度画像表示部33とを備えている。
図10は、表示装置30によって、ある時刻tにおけるシミュレーション結果が表示画面上に表示された状態を示す図である。図10に示されるように、軌道画像表示部31が、軌道情報D2に基づいて、軌道画像6、境界画像5、分岐画像8、及び分岐状態画像7を表示画面上に表示する。また、列車画像表示部31が、列車情報D1に基づいて、列車画像2及び速度画像3を表示画面上に表示する。また、制限速度画像表示部33が、制限速度情報D3に基づいて、制限速度画像4を表示画面上に表示する。これらの各画像は、同一の表示画面上に、同一の3次元座標系で表示される。
ここで、列車画像2は、列車が軌道画像6上を走行しているように見えるように、軌道画像6に対して位置的に対応付けられて表示される。また、制限速度画像4は、軌道画像6上のどの位置の制限速度がどれほどであるのかが視覚的に認識されるように、軌道画像6上に対して位置的に対応付けられて表示される。また、速度画像3は、列車の速度がどれだけであるかが視覚的に認識されるように、列車画像2に対応付けられて表示される。図10の例では、速度画像3は、列車の上方から延びるバーとして表示されている。速度画像3と制限速度画像4とは、列車の速度が制限速度を超えているか否かが一目瞭然に判別されるように、その速度に関するスケールが対応されて表示される。
図11は、画像の表示方法を詳細に説明するための説明図である。図11を参照して、画像の表示方法をより詳細に説明する。
軌道画像表示部31は、軌道情報D2のうち、図5で説明したようなリンク情報の軌道中央のxyz座標に基づいて、軌道の形状を描画するのに必要な点の座標を算出する。リンク情報に含まれる複数の地点a(i=0、1、・・・)の各々について、軌道の幅を表現するための点pi0及び点pi1の座標を算出する。また、同様に、軌道の厚みを表現するための点qi1及び点qi1の座標を算出する。尚、図11において、点qi1は軌道に隠れた位置に表示されるため、描かれていない。
軌道画像表示部31の処理をより具体的に説明する。画像の表示される三次元座標系について、X軸方向の単位ベクトルがe、Y軸方向の単位ベクトルがey、Z軸方向の単位ベクトルがeと、予めRAMなどに設定されているものとする。点aのxyz座標は、リンク情報に基づいて決定される。この点aのxyz座標に基づいて、軌道横断方向の単位ベクトルeyi(pi1→pi0)が、下式1により求められる。
(式1);eyi=Rot(ez、Ψ)・Rot(ex、δ)・e
尚、Rotは、回転行列を示す。すなわち、Rot(e,a)は、ベクトルeを軸にa(rad)だけ回転させることを示している。
また、軌道法線方向の単位ベクトルeziが、下式2により求められる。
(式2);ezi=Rot(ey、θ)・Rot(ez、Ψ)・Rot(ex、δ)・e
尚、式1及び2中、Ψは地点aにおけるカーブの曲率に基づいて求められる値であり、δは地点aにおけるカントに基づいて求められる値であり、θは地点aにおける勾配に基づいて求められる値である。カーブの曲率、カント、及び勾配は、リンク情報を参照することで、求めることができる。
次に、点pi0、及び点pi1の座標が、次の式3及び式4によって夫々求められる。
(式3);pi0=a+eyi・w/2
(式4);pi1=a−eyi・w/2
尚、式3、4において、wは軌道の幅を示す。この軌道の幅wは、予めRAMなどに設定されているものとする。
次に、点qi0、及び点qi1の座標が、次の式5及び式6によって夫々求められる。
(式5);qi0=a+eyi・w/2−ezi・d
(式6);qi1=a−eyi・w/2−ezi・d
尚、式5、6において、dは軌道の厚みを示す。この軌道の厚みdは、予めRAMなどに設定されているものとする。
軌道画像表示部31は、上述のようにして求めた複数の点(pi0、pi1、qi0、及びqi1)を、複数の三角形が形成されるように線でつなぎ、その複数の三角形の各々を色づけするなどすることで、軌道画像6を表示画面上に表示する。
また、軌道画像表示部31は、軌道情報D2のうちの閉そく情報に基づいて、境界画像5を表示画面上に表示する(図10参照)。すなわち、図7Aで示したような閉そくの境界とリンクLのキロ程との関係から、閉そく区間の境界の位置を算出し、表示画面上に表示する。境界画像5は、例えば、軌道を横断する方向に線を設けることで、描画される。
また、軌道画像表示部31は、図6で示したような分岐情報に基づいて、分岐画像8及び分岐状態画像7を、表示画面上に表示する(図10参照)。分岐画像8は、その位置に分岐が存在することが視覚的に判別できる画像であれば、特に限定されない。例えば、分岐画像8は、リンクLの端部同士を線で結ぶように描画される。分岐状態画像7は、例えば、分岐状態が「定位」であることを表す「N」と、分岐状態が「反位」であることを表す「R」とによって、表現される。
続いて、制限速度画像表示部33の処理について説明する。制限速度画像表示部33は、制限速度画像4を、軌道画像6に沿って、軌道画像6の上方から更に上方に延びる面として見えるように、表示する。具体的には、まず、各地点aに対応して、制限速度画像4の下端点bの座標が計算される。下端点bは、軌道画像表示部31によって計算された軌道法線方向の単位ベクトルeziと各地点aの座標とに基づいて、下記式7により、計算される。
(式7);b=a+ezi・l
尚、式7中、lは速度ゼロのときの高さを示す値であり、予めRAMなどに設定されている。
次に、制限速度情報D3と、あらかじめRAM等に設定された速度と表示上の長さの関係を表す係数(例示;0.3[m/(km/h)])に基づいて、各地点aにおける制限速度が長さlに換算される。換算された長さlsと下端点bの座標とに基づいて、下記式8により、制限速度画像4の上端点cの座標が計算される。
(式8);c=b+ezi・l
制限速度画像表示部33は、上述のようにして求めた点b、点cを、複数の三角形が形成されるように線で結び、形成された三角形内を例えば色付けする。これにより、軌道画像6上に位置的に対応して、制限速度画像4が表示される。
続いて、列車画像表示部32の処理について説明する。列車画像表示部32は、図9で示したような列車情報D1に基づいて、各列車の中心のXYZ座標を計算する。また、リンク情報に基づいて、列車が存在する位置のカント、勾配をも計算する。これらの計算は、例えば、列車が位置する前後の軌道中央点(ai=n、ai=n+1)に基づいて、線形補間を行うことで行われる。そして、これらの計算結果に基づいて、列車を描画するの必要な点の座標を、方向行列により計算する。例えば、各列車画像2は、三次元座標系上で直方体に見えるように、描画される。直方体ではなく、より実物に見えるような車体が描画されてもよい。
また、列車画像表示部32は、列車情報D1に含まれる速度の情報に基づいて、各列車の速度を示す速度画像3を表示する。速度画像3は、列車進行方向先端において、列車の上方から鉛直上方に延びるバーとして見えるように、表示される。具体的には、まず、列車情報D1における列車の位置に基づいて、列車の進行方向先端の位置ai=mの座標が算出される。算出された列車先端の位置に対応する下端点bi=mの座標が求められる。ここでの下端点bi=mは、制限速度画像4の下端点bに対応するものである。さらに、列車情報D1に含まれる速度の情報に基づいて、制限速度画像表示部33での処理と同様に、列車の速度が長さlに換算される。lの換算に用いられる係数は、制限速度画像の表示においてlを求めるのに用いられる係数と同じであるものとする。そして、lと下端点bi=mの座標に基づいて、下記式9で示されるように、速度画像3の上端点uが求められる。
(式9);u=bi=m+ezi−m・l
列車画像表示部32は、下端点bi=mと上端点uの座標に基づいて、下端点bi=mから上端点uまで延びる直方体のバーとして見えるように、速度画像3を描画する。直方体のバーとして見えるように描画するためには、例えば、直方体の各頂点の座標位置を、下端点bi=mと上端点uの座標に基づいて、方向行列を計算することにより求めればよい。
また、列車画像表示部32は、列車情報D1と制限速度情報D3とに基づいて、各列車の速度を制限速度と比較する。そして、列車速度が制限速度を超えている場合と、列車速度が制限速度以内である場合とで、速度画像3の色を別にして表示する(超過判定画像9)。このようにすると、各列車が制限速度内で走行しているのか、制限速度を超えてしまっているのかが判別し易くなり、好ましい。
上述した軌道画像表示部31、制限速度画像表示部33、及び列車画像表示部22は、各画像を、時刻tと対応付けて更新しながら、表示画面上に表示する。これにより、列車が実際に動いているように表現され、分岐状態の時間的な変化なども表現される。シミュレーション結果がより分かり易く、表示される。
また、制限速度画像表示部33が制限速度画像4を視覚的に半透明で見えるように表示するようにすれば、制限速度と列車の実速度との関係がより分かり易く理解できるようになり、好ましい。
以上説明したように、本実施形態によれば、軌道画像表示部31、制限速度画像表示部33、及び列車画像表示部32の処理により、図10で示したような画像が表示画像上に表示される。ここで、制限速度画像4、軌道画像6、及び境界画像5が同一の三次元座標系に表示されるので、シミュレーション軌道上のどの閉そく区間Aの制限速度がどのように設定されているかが一目瞭然に判別できることになる。被シミュレーション軌道上の制限速度は、分岐の存在、カント、カーブの曲率、勾配、先行列車との間隔、などの様々な要因によって決定される。シミュレーション軌道上の位置と制限速度との関係が判別し易くなることで、列車の走行に問題があった場合などに、その問題の原因が何であるのかが視覚的に簡単に判断できる。例えば、ある列車がある閉そく区間Aで制限速度を超えてしまったとし、その閉そく区間Aの先の軌道画像6に急なカーブが描かれていたとする。この場合、カーブの存在によりその閉そく区間の制限速度が低くなり、列車の速度が制限速度を超えたということが、簡単に理解される。
また、制限速度画像表示部32と列車画像表示部32とが、制限速度画像4と速度画像3とを視覚的に同一スケールに見えるように表示するので、各列車が制限速度内で走行しているのか、制限速度を超えてしまっているのかが、一目瞭然に判別される。すなわち、列車の走行に問題があるのか否かが分かり易くなる。
また、表示画面上に、三次元座標系で画像が表示されるので、軌道画像6に対して、カント、勾配、カーブの曲率などの制限速度に影響を与える因子を反映させることができる。このような因子を軌道画像6に反映させることで、列車の走行に問題があった場合に、その原因が簡単に理解される。
尚、軌道情報D2に、駅の位置を示す情報が更に含まれている場合には、軌道画像表示部31が軌道画像6に位置的に対応させて駅を示す画像を表示するようにするとよい。駅は、軌道上の制限速度に影響を与えるパラメータである。駅の画像を表示することにより、ある閉そく区間における制限速度がなぜ低くなっているかが、より理解され易くなる。
図12は、表示装置30が表示画面上に表示する画像の他の例を示している。図12に示される例では、制限速度画像4が、軌道画像6が閉そく区間A毎に色分け(例示;赤、橙、黄、黄緑、緑)されることで、表示されている。同様に、速度画像3は、列車画像2が列車の速度に応じて色分けされることにより、表示されている。この図12に示される例のように、制限速度画像4及び速度画像3は、色の違いによっても表示させることができる。表示画面上に表示される画像のスペースを少なくすることができるので、映し出される画像が煩雑とならず、好ましい。
図13は、表示装置30が表示画面上に表示する画像の、さらに他の例を示している。図10で示した例では制限速度画像4が面として見えるように表示されるのに対し、図13に示される例では、その面の上端の形状のみが反映されるように、表示される。制限速度画像4をこのように表示すれば、列車の実速度が制限速度を超えているか否かが、より分かり易く理解できる。
(第2の実施形態)
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、シミュレーション装置1が生成する制限速度情報D3において、制限速度が各閉そく区間Aに対して設定される場合について説明した。これに対して、本実施形態では、シミュレーション装置1による制限速度情報D3において、制限速度は各列車からの距離に対応付けられる。このような制限速度情報D3は、例えば、シミュレーション装置1において移動閉そく方式または、デジタルATC方式によるシミュレーションが行われた場合に生成される。尚、列車情報D1及び軌道情報D2は、第1の実施形態と同様に生成されるものとする。
図14は、本実施形態における制限速度情報D3の内容を示す概念図である。この図14には、ある時刻の、ある列車に関する制限速度が、示されている。具体的には、列車からキロ程と、制限速度との対応関係が示されている。尚、列車の位置は、列車情報D1によって規定されるので、「列車からのキロ程」は実質的にシミュレーション軌道上の位置を示しているものといえる。
図15は、本実施形態において、表示装置30が表示画面上に表示する画像の例を示している。本実施形態においては、制限速度画像表示部33が、制限速度情報D3の「列車からのキロ程」を、列車情報D1に基づいてシミュレーション軌道上の位置に変換する。これにより、ある列車についての制限速度が、シミュレーション軌道上の位置と対応付けられることになる。制限速度画像表示部33は、第1の実施形態と同様に、軌道画像6上の位置と対応させて、制限速度画像4を、表示画面上に表示する。
本実施形態によれば、従来ではシミュレーション結果を表示することの難しかったデジタルATC方式のシミュレーション結果でも、制限速度画像4と軌道画像6とが位置的に対応して表示されるので、列車の走行に問題があるか否かを一目瞭然に判別することができる。
閉そく区間を説明するための説明図である。 従来のシミュレーション結果の表示方法を説明するための説明図である。 第1の実施形態のシミュレーションシステムの機能構成図である。 被シミュレーション軌道の形状を説明するための説明図である。 リンク情報の概念図である。 分岐情報の概念図である。 閉そく情報の概念図である。 閉そく情報の概念図である。 閉そく情報の概念図である。 制限速度情報の概念図である。 列車情報の概念図である。 第1の実施形態の表示装置により表示される画像を示す概念図である。 描画方法を説明するための説明図である。 第1の実施形態の表示装置により表示される画像の他の例を示す概念図である。 第1の実施形態の表示装置により表示される画像の更に他の例を示す概念図である。 第2の実施形態における制限速度情報を示す概念図である。 第2の実施形態の表示装置により表示される画像の更に他の例を示す概念図である。
符号の説明
1 シミュレーション装置
2 列車画像
3 速度画像
4 制限速度画像
5 境界画像
6 軌道画像
7 分岐状態画像
8 分岐画像
9 超過判定画像
11 ダイヤ情報保持部
12 運行管理モデル
13 列車モデル
14 キロ程・閉そく区間変換部
15 連動装置モデル
17 線形情報保持部
18 在線状態保持部
19 進路開通状態保持部
20 制限速度保持部
21 制限速度演算部
30 表示装置
31 軌道画像表示部
32 列車画像表示部
33 制限速度画像表示部
D1 列車情報
D2 軌道情報
D3 制限速度情報
A 閉そく
B 境界
C 軌道回路要素
L リンク
N 分岐

Claims (20)

  1. 被シミュレーション軌道の位置を軌道形状情報として含む軌道情報に基づいて、軌道画像を表示画面上に表示する軌道画像表示部と、
    前記被シミュレーション軌道上を仮想的に走行する列車の位置を示す列車情報に基づいて、列車画像を、前記軌道画像と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示する列車画像表示部と、
    前記被シミュレーション軌道上の位置と制限速度との対応関係を示す制限速度情報に基づいて、制限速度画像を、前記軌道画像と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示する制限速度画像表示部と、
    を具備する
    列車運行シミュレーション表示装置。
  2. 請求項1に記載された列車運行シミュレーション表示装置であって、
    前記軌道情報は、更に、前記被シミュレーション軌道を分割する複数の閉そく区間の位置を、閉そく情報として含んでおり、
    前記制限速度情報において、前記制限速度は、前記複数の閉そく区間の各々に対応付けられていることにより、前記被シミュレーション軌道上の位置と対応付けられており、
    前記軌道画像表示部は、更に、前記閉そく情報に基づいて、前記複数の閉そく区間の各々同士の境界を示す境界画像を、前記軌道画像に反映させて前記表示画面上に表示する
    列車運行シミュレーション表示装置。
  3. 請求項1に記載された列車運行シミュレーション表示装置であって、
    前記制限速度情報において、前記制限速度は、前記列車からの距離と対応付けられていることにより、前記被シミュレーション軌道上の位置に対応付けられている
    列車運行シミュレーション表示装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載された列車運行シミュレーション表示装置であって、
    前記列車情報は、更に、前記列車の速度を示す速度情報を含み、
    前記列車画像表示部は、前記速度情報に基づいて、速度画像を、前記列車画像と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示する
    列車運行シミュレーション表示装置。
  5. 請求項4に記載された列車運行シミュレーション表示装置であって、
    前記列車画像表示部は、前記列車の速度が前記制限速度を超えているか否かを示す超過判定画像を、前記速度画像と位置的に対応付けて表示する
    列車運行シミュレーション表示装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載された列車運行シミュレーション表示装置であって、
    前記軌道情報は、さらに、前記シミュレーション軌道における分岐の位置を示す分岐情報を含み、前記分岐情報は前記分岐の開通状態を示す分岐状態情報を含み、
    前記軌道画像表示部は、更に、前記分岐情報に基づいて、分岐画像と分岐状態画像とを、前記軌道画像に反映させて前記表示画面上に表示する
    列車運行シミュレーション表示装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載された列車運行シミュレーション表示装置であって、
    前記軌道形状情報において、前記被シミュレーション軌道の位置は三次元座標により表現され、
    前記軌道画像表示部、前記列車画像表示部、及び前記制限速度画像表示部は、それぞれ、前記軌道画像、前記列車画像、及び前記制限速度画像を、前記表示画面上に三次元座標系で表示する
    列車運行シミュレーション表示装置。
  8. 請求項7に記載された列車シミュレーション表示装置であって、
    前記軌道形状情報は、更に、前記被シミュレーション軌道上におけるカント、勾配、及びカーブの曲率のうちのの少なくとも一つの情報を含んでおり、
    前記軌道画像表示部は、前記カント、前記勾配、及び前記カーブの曲率のうちの少なくとも一つを、前記軌道画像に反映させて表示する
    列車運行シミュレーション表示装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載された列車シミュレーション表示装置であって、
    前記軌道情報、前記列車情報、及び前記制限速度情報は、時刻を示す時刻情報と対応付けられており、
    軌道画像表示部、列車画像表示部、及び制限速度画像表示部は、それぞれ、前記軌道画像、前記列車画像、及び前記制限速度画像を、前記時刻情報に基づいて更新しつつ、前記表示画面に表示する
    列車運行シミュレーション表示装置。
  10. (a)被シミュレーション軌道の位置を軌道形状情報として含む軌道情報に基づいて、軌道画像を表示画面上に表示するステップと、
    (b)前記被シミュレーション軌道上を仮想的に走行する列車の位置を列車位置情報として含む列車情報に基づいて、列車画像を前記軌道画像と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示するステップと、
    (c)前記被シミュレーション軌道上の位置と制限速度との対応関係を示す制限速度情報に基づいて、制限速度画像を前記軌道画像と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示するステップと、
    を具備する
    列車運行シミュレーション表示方法。
  11. 請求項10に記載された列車運行シミュレーション表示方法であって、
    前記軌道情報は、更に、前記被シミュレーション軌道を分割する複数の閉そく区間の位置を、閉そく情報として含んでおり、
    前記制限速度情報において、前記制限速度は、前記複数の閉そく区間の各々に対応付けられていることにより、前記被シミュレーション軌道上の位置と対応付けられており、
    前記(a)ステップは、
    更に、
    (a−1)前記閉そく情報に基づいて、前記複数の閉そく区間の各々同士の境界を示す境界画像を、前記軌道画像に反映させて前記表示画面上に表示するステップ、を含む
    列車運行シミュレーション表示方法。
  12. 請求項10に記載された列車運行シミュレーション表示方法であって、
    前記制限速度情報において、前記制限速度は、前記列車からの距離と対応付けられていることにより、前記被シミュレーション軌道上の位置に対応付けられている
    列車運行シミュレーション表示方法。
  13. 請求項10乃至12のいずれかに記載された列車運行シミュレーション表示方法であって、
    前記列車情報は、更に、前記列車の速度を示す速度情報を含み、
    前記(b)ステップは、
    (b−1)前記速度情報に基づいて、速度画像を、前記列車画像と位置的に対応付けて前記表示画面上に表示するステップ、を含んでいる
    列車運行シミュレーション表示方法。
  14. 請求項13に記載された列車運行シミュレーション表示方法であって、
    前記(b)ステップは、更に、
    (b−2)前記列車の速度が前記制限速度を超えているか否かを示す超過判定画像を、前記速度画像と位置的に対応付けて表示するステップを含んでいる
    列車運行シミュレーション表示方法。
  15. 請求項10乃至14のいずれかに記載された列車運行シミュレーション表示方法であって、
    前記軌道情報は、さらに、前記シミュレーション軌道における分岐の位置を示す分岐情報を含み、前記分岐情報は前記分岐の開通状態を示す分岐状態情報を含み、
    前記(a)ステップは、更に、
    (a−2)前記分岐情報に基づいて、分岐画像と分岐状態画像とを、前記軌道画像に反映させて前記表示画面上に表示するステップを含んでいる
    列車運行シミュレーション表示方法。
  16. 請求項10乃至15のいずれかに記載された列車運行シミュレーション表示方法であって、
    前記軌道形状情報において、前記被シミュレーション軌道の位置は三次元座標により表現され、
    前記(a)ステップ、前記(b)ステップ、及び前記(c)ステップは、それぞれ、前記軌道画像、前記列車画像、及び前記制限速度画像を、前記表示画面上に三次元座標系で表示するステップを含んでいる
    列車運行シミュレーション表示方法。
  17. 請求項16に記載された列車シミュレーション表示方法であって、
    前記軌道形状情報は、更に、前記被シミュレーション軌道上におけるカント、勾配、及びカーブの曲率のうちのの少なくとも一つの情報を含んでおり、
    前記(a)ステップは、更に、
    (a−3)前記カント、前記勾配、及び前記カーブの曲率のうちの少なくとも一つを、前記軌道画像に反映させて表示するステップを含んでいる
    列車運行シミュレーション表示方法。
  18. 請求項10乃至17のいずれかに記載された列車シミュレーション表示方法であって、
    前記軌道情報、前記列車情報、及び前記制限速度情報は、時刻を示す時刻情報と対応付けられており、
    前記(a)ステップ、前記(b)ステップ、及び前記(c)ステップは、それぞれ、前記軌道画像、前記列車画像、及び前記制限速度画像を、前記時刻情報に基づいて更新しつつ、前記表示画面に表示するステップを含んでいる
    列車運行シミュレーション表示方法。
  19. 請求項10乃至18のいずれかに記載された列車運行シミュレーション方法を、コンピュータに実現させるための列車運行シミュレーションプログラム。
  20. 請求項1乃至9のいずれかに記載された列車運行シミュレーション表示装置と、
    前記軌道情報と、前記列車情報と、前記制限速度情報とを生成する列車運行シミュレーション装置と、
    を具備する
    列車運行シミュレーションシステム。
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