JP2009134808A - 車載用ディスク再生装置の搬送ローラ取付け機構 - Google Patents

車載用ディスク再生装置の搬送ローラ取付け機構 Download PDF

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Abstract

【課題】ローラブラケットのフレームへの取付けを、簡単な構成で、容易に行なえるようにする。
【解決手段】ローラブラケット142の左右側板にバーリング加工によって回動軸149を形成し、フレームの左右側板の少なくとも一方には、取付け溝150を設け、その取付け溝の下端で回動軸を回動自在に支持するようにする。そして、取付け溝の途中から分岐して、回動軸の中心を曲率中心とする円弧溝163を設ける。また、ブラケット側板には円弧溝に挿入する突起160を形成し、ブラケットが上フレームに当接することにより突起が抜け出さず、これによって回動軸を取付け溝の下端に留める構成とした。
【選択図】図16

Description

本発明は、ローラブラケットの、フレームへの取付け作業を容易にした車載用ディスク再生装置の搬送ローラ取付け機構に関する。
特許文献1には次のようなディスク再生装置が記載されている。
すなわち、シャーシ本体211には第二シャーシ300側に開口する溝205a及び206aを形成し、各溝に、フィード板242に設けた突起部242a及び242bを夫々挿入することによって、フィード板242をシャーシ本体211に対して回動自在に取付ける構成が示されている。
また、特許文献2には、記録媒体挿入口1の両側に記録媒体挿入方向に延びるように設けたリブ2、2の上端に凹み2a、2aを設け、リブ2、2に凹み2a、2aを中心とする円弧状のガイド溝2b、2bを設け、ドア3の両端に凹み2a、2aと嵌合する軸3a、3aと円弧状のガイド溝2b、2bと係合する弾性変形可能なフック3b、3bを設けた記録媒体挿入口のドア機構が示されている。
特開平2003−123359号 特開平2000−48553号
特許文献1に開示されたディスク再生装置のローラ取付け機構では、フィード板242に設けた突起部242a,242bを溝205a,206aに上方より挿入するだけであるから、溝205a、206aから突起部242a、242bが抜出さないようにするための抜出し防止手段を講じねばならず、その結果、構成が複雑となる問題があった。
また、特許文献2に記載された構成では、フック3b,3bを弾性変形させて円弧溝2b,2bに嵌合させるようにしているので、この構成をローラブラケットの取付けに適用しようとすると、ローラブラケットの一部に舌片状のフックを設けることになる。そのようにした場合、ローラブラケットの取付けを容易にするためにはフックの長さを長くして柔軟に弾性変形するようにする必要があり、その結果、ローラブラケットが大形になり、かつ、強度が低下する恐れもある。更に、取付ける際にフックが外側に撓むので、その分のスペースを確保しておく必要もある。
本発明は、これらの問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成で、ローラブラケットをフレームに対して容易に取付けることができ、ローラブラケットの小形化が図れ、強度低下も防止でき、余計な取付けスペースも不要な車載用ディスク再生装置の搬送ローラ取付け機構を提供することを目的とする。
ローラブラケットの左右側板にバーリング加工によって回動軸を形成し、フレームの左右側板の少なくとも一方には、取付け溝を設け、その取付け溝の下端で前記回転軸を回動自在に支持するようにする。そして、前記取付け溝の途中から分岐して、前記回動軸の中心を曲率中心とする円弧溝を設ける。また、前記ブラケット側板に形成した突起を前記円弧溝内に移動自在に挿入する。該突起は、前記ローラブラケットと前記上フレームとの当接によって該前記円弧溝からの抜け出しが防止されるように構成される。
前記取付け溝は、開口部の幅を広くし、奥部を幅狭にすると良い。
また、前記取付け溝の開口部は、フレーム側板の上縁より下方へ向けて形成し、前記奥部は、開口部から前記円弧溝に接近する方向へ傾けて形成すると良い。
本発明によれば、左右のブラケット側板には回動軸をバーリング加工によって形成すると共に突起を形成し、フレームの左右側板の少なくとも一方には取付け溝と、この取付け溝の途中から分岐する円弧溝を形成するのみであるから構成が簡単になる。
さらに、前記回動軸及び突起を前記取付け溝に挿入し、回動軸が取付け溝の下端に達したところで前記突起を前記円弧溝に挿入して上フレームを下フレームに取付けるだけでローラ取付け機構の取付けが完了するので、取付け作業を容易に行うことができ、余分なスペースを確保する必要もない。しかも突起の円弧溝からの抜け出しは上フレームによって防止され、突起が円弧溝内に留められている限り回動軸は取付け溝から抜け出さないので、回動軸の取付け溝からの抜け出し防止手段は格別設ける必要がない。よって、構成が複雑になることはなく、ローラブラケットの小形化が図れ、ローラブラケットの強度低下を招くこともない。
特に、取付け溝の開口部を幅広にすると、回動軸及び突起の取付け溝への挿入が一層容易に行える。
さらに、前記取付け溝の開口部をフレーム側板の上縁より下方へ向けて形成し、前記奥部を、前記開口部から前記円弧溝に接近する方向へ傾けて形成すると、回動軸と円弧溝との距離、すなわち円弧溝の曲率半径を短くでき、円弧溝の長さを短くできるので、フレーム側板の強度を保つことができる。また、取付け溝の奥部を傾斜させると、車両走行中の振動による回動軸の跳ね上りを取付け溝奥部の壁面で受けることができ、突起の強度的な負担を軽減できる。その結果、突起及び円弧溝の幅寸法を小さくすることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
図1は車載用のディスク再生装置の機構部1の外観を示す斜視図である。前記ディスク再生装置の機構部1の正面には、ディスクDを挿出するディスク挿入口2が設けられている。矢印Aはディスク挿入方向を示し、その逆方向はディスク排出方向となる。そして、これらディスク挿入方向とディスク排出方向とを合わせて、ディスク挿出方向とする。
図2は、前記ディスク再生装置の機構部1を上ユニット3と下ユニット4とに分けて示し、さらに下ユニット4の一部であるピックアップユニット5とクランプ機構6とを分けて示す分解斜視図である。
図3は前記上ユニット3を示す平面図であり、図4は前記下ユニット4からピックアップユニット5とクランプ機構6とを除いた部位を示す平面図である。また、図5はピックアップユニット5を示す平面図である。
前記上ユニット3は、図2及び図3に示すように、上フレーム7及びディスク検知機構8で構成されている。前記下ユニット4は、図2、図4及び図5に示すように、下フレーム10と、この下フレーム10に取り付けられる3個の緩衝部材よりなるダンパ11と、搬送ローラ機構12と、ターンテーブル13やピックアップ14を含むピックアップユニット5と、クランプ機構6等で構成されている。前記上フレーム7と下フレーム10とで固定シャーシ15すなわち、ディスク再生装置のフレームを構成する。
図2及び図3の如く、金属板からなる前記上フレーム7は、ほぼ四角形をなす天板18の四辺より下方に折曲形成された側板を有し、その左右側板19,20のディスク挿出方向における前部及び後部にそれぞれ重ね合せ部21,22を設けている。
また図2及び図4の如く、金属板からなる前記下フレーム10は、ほぼ四角形をなす底板23の四辺より上方に立上がるフレーム側板を有し、その左右のフレーム側板24,25のディスク挿出方向における前部及び後部に、それぞれ重ね合せ部26,27を設けている。そして、上フレーム7と下フレーム10との合体は、互いの対応する重ね合せ部同志を重ね合わせ、それぞれの後部重ね合わせ部22,27をねじ28(図2において右方のみ記載)にて固定する(図1参照)ことにより行なっている。
図2及び図3の如く、前記天板18には、ほぼ中央に大きく開口した開口部29を設けるとともに、この開口部29に対しディスク挿出方向に直交する方向に位置して、第一及び第二上方被係合部である一対の延出片30を下方へ延出させている。そして、前記天板18の前部には、上面側から下方に向けて押出し加工した左右方向に長い凹みを形成してその部位を装着部31としている。さらに、天板18と装着部31との間の段差部32には、適宜切欠部33を設けている。また、装着部31には、ガイド部34を形成している。
前記ディスク検知機構8は、左右一対の水平回動自在なディスク検知部材35,36と、両検出部材35,36間に掛渡されたコイルばね37(図3に仮想線で示す)と、係止レバー38と、図示しないスイッチとで構成されている。ディスク検知機構8は、装着部31の上面に取付けられている。
前記ディスク検知部材35,36は、ディスクが挿入されたことを検知するもので、装着部31の上面に突設された一対の支軸39にそれぞれ回動自在に装着され、前記ディスク挿入口2の近傍まで延長された各延長端には下方に延びた検知部40,41(図2参照)を有している。
ディスク検知部材35には、図中右方へ延出した連結片42が形成されており、その先端には連結ピン43が上方へ向けて形成されている。一方、ディスク検知部材36には、図中左方へ延出した連結片44が形成されており、その先端付近には連結溝45が形成されている。そして、前記連結ピン43をこの連結溝45に係合させて、両ディスク検知部材35,36が左右対称に同期回動するようにしている。
両ディスク検知部材35,36は、前記切欠部33の範囲内で回動自在となっており、前記コイルばね37の付勢力により装着部31の上面に形成された一対のストッパ部46のそれぞれに一部を当接させて、初期位置を維持している。また、前記検知部40,41の近傍には弾性片47,48が設けられ、これらの弾性片47,48を装着部31の上面に弾性的に常時圧接させて、検知部材35,36の振動によるラットルノイズの発生を防止するようにしている。
前記係止レバー38は装着部31の上面に突設された支軸49に回動自在に装着され、ディスクが再生位置に挿入されたとき該ディスク検知部材35,36を回動位置に係止する。この係止レバー38には、一端に一方のディスク検知部材36に嵌合するピン50、他端にディスク搬送経路内に位置して搬送途中のディスクの外周に摺接する図示しない摺接ピンが、それぞれ形成されている。そして係止レバー38は、時計方向に極めて弱いばねで回動付勢されている。
図2及び図4の如く、前記下フレーム10の底板23には、大きく開口した大開口部52を設け、その大開口部52周辺の底板23上面3箇所には、前記ダンパ11を固着する固定部53を設けている。また、左側板24後部付近において、底板23を上方へ向けて押出し加工にて山形形状とした押出し部54を設け、その前方位置に、左側板24の一部を装置内側へ向けて切曲げした切曲げ部55を設けている。この切曲げ部55には、被係合部である孔56が設けられている(図2参照)。さらに、図中右方には、前記孔56より手前側及び奥側位置に、右側板25より内側に向けて折曲形成された前方及び後方被係合部である一対の折曲部57,57が設けられている。
前記3箇所の固定部53には、それぞれ前記ダンパ11の台座58を固着し、各ダンパ11の有底筒部59を前記ピックアップユニット5の一部に取付けて、ピックアップユニット5がこれらのダンパ11を介して、下フレーム10に対してフローティング状態に支持されるようにしている。また、下フレーム10の左右側板24,25のディスク挿入口2近傍には、前記搬送ローラ機構12が配置されている。
前記ピックアップユニット5は、図2及び図5に示すように、フローティングシャーシ60と、このフローティングシャーシ60に取付けられたピックアップ駆動機構61、ローディング機構62、ディスク回転機構63とで構成されている。
フローティングシャーシ60は金属板製で、ほぼ四角形をなす平板部65と、上方へ折り曲げた左右側板66,67と、下方へ折り曲げた前板68と、上方へ折り曲げた後板69とを有している。前記平板部65には、図5中ほぼ中央から左上方に向けて長い矩形孔70を有し、この矩形孔70の内側にピックアップ14が矩形孔70の長手方向に移動自在に配置されている。
また、該矩形孔70の長手方向と平行にレール部71が設けられ、前記ピックアップ14の一部で、このレール部71を挟む構成となっている。この平板部65において、前記右側板67の近傍には溝72(仮想線で示す)が設けられている。さらに、この平面部65には、ディスクの挿入を規制する左右一対のストッパ片73を設けている。そして、前記矩形孔70の図中右方には第一モータ74が配置されている。
前記ピックアップ駆動機構61は、前記ピックアップ14に挿通し前記レール部71と平行に配置される金属製の主ガイドレール75、一端に小ギヤ76を設けた合成樹脂製の送りねじ77、前記主ガイドレール75及び送りねじ77の両端をそれぞれ支持する第一支持部材78,第二支持部材79、一端をピックアップ14に固定し他端を前記送りねじ77に当接させる薄板製のピックアップ送り板80で構成されている。前記主ガイドレール75、小ギヤ76、送りねじ77、第一、第二支持部材78,79は、前記フローティングシャーシ60の平板部65の下面側に配置される。
前記ローディング機構62は、ピックアップ14をロックするロック部材82と、前記第一モータ74の駆動力を伝達する駆動力伝達手段83と、第一モータ74の駆動力を受け、図中前後に移動するスライド板84と、ディスクを前記ターンテーブル13にチャッキングする直前を検知するトリガ部材85とで構成されている。また、図示しないが、前記ロック部材82にはこの部材を時計方向に付勢するばねが、前記トリガ部材85には反転ばねが、それぞれ取付けられている。
そして、前記ロック部材82、駆動力伝達手段83、トリガ部材85は、平板部65の下面側に配置され、前記スライド板84は、右側板67に配置される。
前記ロック部材82は、略中央に回動支点86を設け、一方に摺接ピン87、他方にロック部88を設けている。なお、ロック部材82は、図示しないばねによって、時計方向に回動付勢されている。
図6はスライド板84とその周辺部品との関係を示す側面図であり、スライド板84の図中中央上部にはカム溝89を設けている。このカム溝89の下方には、前方及び後方被係合部である、上下方向の幅が狭いスリット部90,91と、上下方向幅広の逃げ部92,93とからなる一対の貫通孔94,95を設けている。また、スライド板84の図6における左端には、ローラ位置切換部であるカム面96を設けている。さらに、図5に示す如く、スライド板84には、図中左方に突出した被押圧部97が設けられている。
前記トリガ部材85は、一端側に上方へ延出する被当接部98、他端側にラック99、中間部に回動軸100を、それぞれ設けている。さらに、他端部には上方に突出するボス101も設けている。このボス101は、前記フローティングシャーシ60の溝72に挿通させている。
前記ディスク回転機構63は、前記矩形孔70の図中最前部に取付けられた第二モータ102と、この第二モータ102に直結された前記ターンテーブル13とで構成されている。
前記駆動力伝達手段83は、図5及び図7の如く、ギヤ群を主体とするものである。この伝達手段83は、前記第一モータ74の駆動力を、搬送ローラ機構12等又はピックアップ駆動機構61に適宜伝達する切換手段103と、第三支持部材104と、第四支持部材105とを有している。
前記ギヤ群は、前記第一モータ74のシャフトに装着されたウォームギヤ106と、二段ギヤよりなる第一ギヤ107、第二ギヤ108及び第三ギヤ109と、三段ギヤよりなる第四ギヤ110と、ディスク挿出方向に長く両端部に第一ウォーム111,第二ウォーム112を一体形成した第五ギヤ113と、前記第四支持部材105に取付けられる、二段ギヤよりなる第六ギヤ114と、連結ギヤである第七ギヤ115とで構成されている。この第七ギヤ115は、前記スライド板84のカム面96に近い位置に配置されている。
前記切換手段103は、仮想線で示す金属板製の切換板116と、この切換板116に取付けた前記第二ギヤ108とで構成される。前記切換板116は、図中下端部が右方に曲がった形状をなし、その先端を押圧部117とし、図中上端に円弧部118と傾斜部119とからなるカム部120を有し、中間部を前記第一ギヤ107と共通の軸121に回動自在に軸支されている。前記第二ギヤ108は前記カム部120と軸121とのほぼ中間位置に回転自在に軸支されている。そして、切換板116の回動により第二ギヤ108を、第三ギヤ109又は第四ギヤ110に適宜噛合させて、前記第一モータ74の駆動力をピックアップ駆動機構61又は搬送ローラ機構12に伝達するようにしている。
第一ギヤ107は、前記フローティングシャーシ60の裏面側に軸支され、一段目の大ギヤをヘリカルギヤとして、このヘリカルギヤをウォームギヤ106に噛合させている。第一ギヤ107の二段目の小ギヤは第二ギヤ108の大ギヤに常時噛合させている。第四ギヤ110は、前記フローティングシャーシ60の裏面側に軸支され、中ギヤを第五ギヤ113の第一ウォーム111に噛合させている。
第五ギヤ113は、第一ウォーム111側を前記第三支持部材104に支持され、第二ウォーム112側を第四支持部材105に回転自在に支持されている。この第三支持部材104及び第四支持部材105は前記フローティングシャーシ60の裏面側に取付けられている。第五ギヤ113の第二ウォーム112は第四支持部材105に回転自在に取付けられた第六ギヤ114の小ギヤと噛合している。この小ギヤはヘリカルギヤである。第六ギヤ114の大ギヤは同じく第四支持部材105に回転自在に取付けられた第七ギヤ115に噛合させている。また、第三ギヤ109の大ギヤはピックアップ駆動機構61の一部である前記小ギヤ76に常時噛合させている。
図7に示すように、第二ギヤ108の小ギヤが第四ギヤ110の大ギヤに噛合していると、第一モータ74の駆動力が前記搬送ローラ機構12に伝達される。この状態から切換板116が軸121を中心に反時計方向に回動して、第二ギヤ108の大ギヤが第三ギヤ109の小ギヤと噛合すると、第一モータ74の駆動力がピックアップ駆動機構61に伝達される。
前記クランプ機構6は、図8及び図9に示すように、クランパ122と、このクランパ122を回転支持する薄板製の支持板123と、この支持板123を取着し、上下方向に回動して(回動中心線を一点鎖線で示す)前記クランパ122を前記ターンテーブル13に対して離接させるクランパ支持体124とで構成される。
図9の如く、クランパ122は、図中上方に軸部125と、図中下方にディスクの中心孔に嵌合する略円錐台形突部126とを有し、この略円錐台形突部126の外周にディスクの心出し用テーパ127を有している。
クランパ122は、前記軸部125を前記支持板123の一端側にて回転自在に支持され、支持板123は、他端側をクランパ支持体124に固着され、ターンテーブル13とクランパ122とでディスクを挟持するときは、支持板123の一部でクランパ122の軸端を弾性的に押圧してターンテーブル13とクランパ122との間にディスク挟持圧を付与するようにしている。
クランパ支持体124は、図8に示すように、左右方向に細長い板金製で、平板128の左右端に下方へ折り曲げられた側板129,130を有している。そして平板128には、略菱形状の第一及び第二上方係合部である一対の菱孔131,132を設け、各菱孔131,132には、図中左右角部にそれぞれストレート溝133,134を形成している。クランパ支持体124の図中奥側縁部135は、中央から左方及び右方にかけて僅かに奥側へ傾斜するように形成されている。また、右側板130の図中前端部には係合ピン136が取着されており、この係合ピン136は、前記スライド板84のカム溝89(図6参照)に嵌合する。
前記左側板129は、図9に示すように一部を下方へ延長し、該延長部の下端部が二股形状に形成されており、図中右側を係合部である第一片137、左側を第二片138としている。また、左右側板129,130(図9には左側板129のみ示す)には、それぞれ軸孔139が設けられており、各軸孔139は前記フローティングシャーシ60の左右側板66,67(図5参照)にそれぞれ設けられた突部(図示せず)に係合し、クランパ支持体124は、それらの突部を中心に回動自在となっている。
また、前記クランパ支持体124の前記フローティングシャーシ60に対する回動中心軸(両軸孔139の中心間を結ぶ線)は、前記ターンテーブル13の中心軸線より距離Kだけ奥側にあり、距離KはディスクDの中心孔径(15mm)より大きく、かつ、その2倍(30mm)以内、例えば25mm程度に設定される。さらに、前記クランパ支持体124の奥側縁部135は、中央から左方及び右方にかけて奥側へ僅かに傾斜させている。
搬送ローラ機構12は、図4及び図10の如く、搬送ローラ141と、ローラブラケット142とで構成されている。
搬送ローラ141は、外方端から内方端にかけて漸次小径となる一対の合成ゴム製テーパ筒体143に金属製の軸144を挿通させて構成されている。軸144の両端はテーパ筒体143の外方端から突出し、その突出する軸144の一端側には前記駆動力伝達手段83(図5参照)の一部であるローラギヤ145を、また他端側にはカラー146を、それぞれを取付けている。
ローラブラケット142は金属板よりなるもので、図10に示す如く左右に長い連結板147の左右端に、上方へ向けて折曲形成された左右ブラケット側板148を有し、これらの左右側板148を連結板147より奥側へ延出させている。また、前記フレーム側板148の延出部間では、搬送ローラ141の軸144の両端を回転自在に支持している。これらの側板148は、図16に示す如く各外面側の略中間部にバーリング加工により回動軸となる凸状筒部149,149をそれぞれ有している。さらに、各凸状筒部149の近傍にはブラケット142の一部を外側へ折曲形成した突起160が設けられている。各凸状筒部149,149は、下フレーム10の左右側板24,25に、その上縁より下方へ向けて形成された取付け溝150の下端まで嵌合されている。
これによって、ローラブラケット142は、凸状筒部149,149を支点として上下に回動し、搬送ローラ141は、図16に実線で示すディスクの搬送位置と、仮想線で示す非搬送位置との間を回動自在となっている。なお、搬送ローラ141がディスク搬送位置にあるとき、凸状筒部149の中心と搬送ローラ141の軸144中心とを結ぶ線が、ほぼ水平方向となる。前記取付け溝150は、開口部161の幅を広く、奥部162を幅狭に形成され、この奥部162は、開口部161から図中右方へ傾けて形成されている。また、フレーム側板24,25には、各取付け溝150の途中から分岐して円弧溝163が形成されている。この円弧溝163は前記突起160を挿入させるためのもので、前記凸状筒部149の中心を曲率中心としている。前記奥部162は、図中右方へ傾けたことにより円弧溝163に近接することとなっている。
前記ローラブラケット142を、図16に示すように下フレーム10に対して取付けるには、まず凸状筒部149及び突起160を前記取付け溝150内に挿入し、凸状筒部149が取付け溝150の下端に達したところで、突起160を円弧溝内163に挿入することにより行なわれる。その後、上フレーム7と下フレーム10とを合体させることにより、突起160を円弧溝163から抜き出そうとしても、ローラブラケット142の一部が上フレーム7に当接することにより、突起160は円弧溝163内に留められる。また、突起160が円弧溝163内に留められることにより、凸状筒部149は取付け溝150の奥部162に留められる。
前記連結板147の後縁は裏面側に向けて折曲された山折縁部151となっている。この山折縁部151は、平面図上ではほぼ左右対称となるV形凹状となっているが、その傾斜角度は、ローラの軸心線に対して約1°程度の僅かなものである。また、連結板147の前縁には上方に向けて屈曲した左右一対の屈曲部152,152が設けられている。これらの屈曲部152,152は、搬送ローラ141が下方位置にあるとき、すなわち、ディスクが再生位置に挿入されているときは上方位置にあってディスク挿入口2(図1参照)を塞いで、ディスクの二重挿入を防止する。さらに図10に示すように、前記ローラブラケット142の右側板148の最奥部には、外方へ向けて略直角に曲げられた折曲片153が設けられている。なお、ローラブラケット142は図示しないばねにより、搬送ローラ141を上昇させる方向に常時付勢されている。
また、図12に示す如く、前記フレーム10の底板23の一部に一対の誘導部158,158を設け、スライド板84がディスク排出方向へ移動した際に、スライド板84が両誘導部158,158間に挟まれるようにしている。
以上の如く構成されたディスク再生装置において、ディスクDの挿入を行うときは、ディスク挿入口2からディスクDを図3に示すディスク検知部材35,36の検知部40,41間に挿入する。そして、ディスクDをその外周面で検知部40,41間を押し広げながら挿入すると、ディスク検知部材35,36が回動する。すると、図示しないスイッチがオンされて、ディスクDが挿入されたことを検知して第一モータ74(図7参照)が起動する。
前記第一モータ74が起動すると、スライド板84が図6における左方へ移動すると、スライド板84の移動に伴いローラブラケット142が図16に実線で示す上方位置へ回動し、突起160は円弧溝内163を図中左方へ移動する。このとき、前記搬送ローラ141は非搬送位置からディスク搬送位置へ移動し、突起160は凸状筒部149のほぼ真上に位置するようになる。
そして、搬送ローラ141は第一モータ74に回転駆動されて、ディスクDを搬送する。これによってディスクDは、図8に示すクランパ支持体124の奥側縁部135を通過して、所定の再生位置より僅か奥側まで搬送される(図示せず)。
また、スライド板84の移動に伴い、図6の如く、クランパ支持体124の係合ピン136がカム溝89に沿って下降する。この過程では、図9の如く、クランパ支持体124は、軸139を中心に図中時計方向に回動し、クランパ122が仮想線で示す位置から実線で示す位置まで下降する。このとき、略円錐台形突部126のディスク心出し用テーパ127をディスクDの中心孔上縁に摺接させてディスクDの心出しを行ないながら略円錐台形突部をディスクの中心孔に嵌合させる。同時に、スライド板84の移動で固定シャーシ15に対するフローティングシャーシ60の固定が図11のように解除される。
そして、クランパ122と前記ターンテーブル13とでディスクDを挟持し、ディスクDはディスク再生位置に位置決めされて、ディスクの再生が行なわれる。 この状態にあるときは、前記スライド板84は図中右方に位置しており、前記ローラブラケット142は凸状筒部149,149を中心に時計方向に回動した位置、すなわち、図16に仮想線で示す位置にあり、搬送ローラ141が非搬送位置に位置している。また、図11の如く前記下フレーム10の折曲部57,57が前記スライド板84の逃げ部94,95に位置している。
車両走行中、ローラブラケット142が外部振動により跳ね上がろうとすると、凸状筒部149が奥部162の壁面に当接すると共に、突起160が円弧溝163の壁面に当接してローラブラケット142の振動が抑えられる。
以上の構成によれば、左右のブラケット側板148にはバーリング加工により回動軸となる凸状筒部149,149を形成すると共に突起160を折曲形成し、フレーム側板24,25には取付け溝150と、この取付け溝150の途中から分岐する円弧溝163とを形成するのみであるから構成が簡単になる。
さらに、前記凸状筒部149,149及び突起160を前記取付け溝150に挿入し、凸状筒部149,149が取付け溝150の下端に達したところで前記突起160を前記円弧溝163に挿入して上フレーム7を下フレーム10に取付けるだけでローラブラケット142の取付けが完了するので、取付け作業を容易に行うことができる。
特に、取付け溝150の開口部161を幅広にしたことにより、前記凸状筒部149,149及び突起160の取付け溝150への挿入が一層容易に行える。
さらに、前記取付け溝150の開口部161をフレーム側板24,25の上縁より下方へ向けて形成し、前記奥部162を、前記開口部161から前記円弧溝163に接近する方向へ傾けて形成したことにより、凸状筒部149,149と円弧溝163との距離、すなわち円弧溝163の曲率半径を短くでき、円弧溝163の長さを短くできるので、フレーム側板24,25の強度を保つことができる。また、取付け溝150の奥部162を傾斜させたことにより、車両走行中の振動による凸状筒部149,149の跳ね上りを取付け溝奥部162の壁面で受けることができ、突起160の強度的な負担を軽減できる。その結果、突起160及び円弧溝163の幅寸法を小さくすることができる。さらに、搬送ローラ141がディスク搬送位置にあるとき突起160が凸状筒部149,149のほぼ真上に位置するようにしたことにより、凸状筒部149,149が奥部162の壁面に当接するとき、突起160も円弧溝163の壁面に当接するようになり、凸状筒部149,149と突起160とで負荷を分担でき、両者の強度的な負担を一層、軽減できる。
特に、搬送ローラ141がディスク搬送位置にあるとき、凸状筒部149の中心と搬送ローラ141の軸144の中心とを結ぶ線が、ほぼ水平方向となるようにしたため、車両走行中、ローラブラケット142が搬送ローラ141を支点として振動し、凸状筒部149,149及び突起160の上下振動を助長する。しかしこの振動は、凸状筒部149,149及び突起160が各々奥部162及び円弧溝163の壁面に当接することにより、効果的に抑えられる。
なお、前記実施の形態では、ローラブラケット142の外面側にバーリング加工により凸状筒部149,149を設けるものとしたが、内面側に設けてもよい。
また、突起160は切起して形成したが、バーリング加工で形成してもよい。
また、フレームを固定シャーシ15としたが、フローティングシャーシを本発明のフレームに相当するものとしてもよい。
また、左右のフレーム側板24,25に取付け溝150及び円弧溝163を設けるものとしたが、これらを一方のフレーム側板のみに設け、他方の側板には透孔を設けるものとしてもよい。
ディスク再生装置を示す斜視図。 ディスク再生装置の分解斜視図。 上ユニットを示す平面図。 下ユニットからピックアップユニットとクランプ機構とを除いた状態を示す平面図。 ピックアップユニットを示す平面図。 スライド板と周辺部品との関係を示す側面図。 駆動力伝達手段を示す平面図。 クランプ機構を示す平面図。 クランプ動作を示す左側面図。 搬送ローラ機構を示す斜視図。 ディスク再生状態におけるスライド板とクランパとの関係を示す側面図。 ディスク再生状態における駆動力伝達手段を示す平面図。 スライド板と周辺部品との関係を示す側面図。 スライド板と周辺部品との関係を示す側面図。 クランプ機構を示す平面図。 ローラブラケットと取付け溝との関係を示す側面図。
符号の説明
7 上フレーム
10 下フレーム
15 フレーム
24,25 フレーム側板
96 ローラ位置切換手段
141 ディスク搬送ローラ
142 ローラブラケット
148 ブラケット側板
149,149 回動軸
150 取付け溝
160 突起
161 開口部
162 奥部
163 円弧溝

Claims (3)

  1. ディスク再生装置のフレーム(15)を、上フレーム(7)と下フレーム(10)とを合体して構成し、ディスク搬送ローラ(141)を金属板製ローラブラケット(142)の左右のブラケット側板(148)で回転自在に支持し、前記下フレームの左右のフレーム側板(24,25)で前記左右のブラケット側板を回動自在に支持し、ローラ位置切換手段(96)によりローラブラケットをフレームに対して回動させて、前記搬送ローラの位置をディスク搬送位置と非搬送位置との間で切換えるものにおいて、
    前記左右のブラケット側板にバーリング加工によって形成された回動軸(149,149)と、前記左右のフレーム側板の少なくとも一方に設けられ下端において前記回動軸を回動自在に支持する取付け溝(150)と、前記回動軸の中心を曲率中心として前記取付け溝の途中から分岐して設けられた円弧溝(163)と、前記ブラケット側板に形成され、前記円弧溝内に移動自在に挿入され前記ローラブラケットと前記上フレームとの当接により該円弧溝からの抜け出しが防止される突起(160)とを具備したことを特徴とする車載用ディスク再生装置の搬送ローラ取付け機構。
  2. 前記取付け溝は幅広の開口部(161)と、幅狭の奥部(162)とを有することを特徴とする請求項1に記載の車載用ディスク再生装置の搬送ローラ取付け機構。
  3. 前記取付け溝の開口部をフレーム側板の上縁より下方へ向けて形成し、前記取付け溝の奥部を、前記開口部から前記円弧溝に接近する方向へ傾けて形成したことを特徴とする請求項2に記載の車載用ディスク再生装置の搬送ローラ取付け機構。
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