JP2009133938A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】2画面液晶表示装置において、一方の側から観察される画像に他方の側から観察される画像が重なって表示されることを回避させた液晶表示装置の提供。
【解決手段】少なくとも、マトリックス状に配置された画素を有する液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの観察者側の面に配置された視野バリアとを備え、
前記視野バリアは、その前記液晶表示パネル側の面に、前記液晶表示パネルを第1方向から観た場合に第1画素群からなる各画素を遮光し第2方向から観た場合に第2画素群からなる各画素を遮光する遮光膜が形成され、
前記遮光膜の液晶表示パネル側の面に1/4ラムダ膜が形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
【選択図】図1

Description

本発明は液晶表示装置に係り、特に、たとえば左右からの観察方向の相違によってそれぞれ異なる画像を観察することのできる2画面液晶表示装置に関する。
このような2画面液晶表示装置は、液晶表示パネルの観察者側の面に視差バリアが配置されて構成されている。
前記液晶表示パネルは、マトリックス状に配置されて形成される各画素のうち、たとえば、y方向に並設させた各画素をx方向へたとえば奇数番目ごとに選択して配列される画素群を第1画素群とし、残りの画素群であって、y方向に並設させた各画素をx方向へ偶数番目ごとに選択して配列される画素群を第2画素群として構成し、これら第1画素群と第2画素群とでそれぞれ別個の画像を表示するようになっている。
そして、前記視差バリアは、前記液晶表示パネルを右からの方向から観察した場合に前記第1画素群が目視され第2画素群が目視されないように、また、該液晶表示パネルを左からの方向から観察した場合に前記第2画素群が目視され第1画素群が目視されないように構成されている。
すなわち、前記視差バリアは、そのy方向に延在する遮光領域と光透過領域をx方向に交互に有し、たとえば、透明基板の前記液晶表示パネル側の面の前記遮光領域に遮光膜を被着させて構成されている。
このような構成からなる液晶表示装置は、たとえば下記特許文献1に開示がなされている。
特開2005−78080号公報
しかし、このような構成からなる液晶表示装置において、前記液晶表示パネルを右からの方向から観察した場合に、前記第1画素群による画像に不鮮明ではあるが第2画像群による画像が重なって表示されることが確認された。
このことは、前記液晶表示パネルを左側からの方向から観察した場合にも同様であり、前記第2画素群による画像に第1画像群による画像が重なって表示されてしまう。
この原因を究明した結果、液晶表示パネルをたとえば右の方向から観察した場合、前記第2画素群の各画素からの光を、本来、観察者側へ指向するのを遮るように形成された前記遮光膜によって、わずかながら反射(反射率:約7%)されてしまう現象が生じ、これにより、該反射光は液晶表示パネルに反射されて観察者の目にまで至ってしまうことが判明した。
本発明の目的は、2画面液晶表示装置において、一方の側から観察される画像に他方の側から観察される画像が重なって表示されることを回避させた液晶表示装置を提供することにある。
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、以下のとおりである。
(1)本発明による液晶表示装置は、たとえば、マトリックス状に配置された画素を有する液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの観察者側の面に配置された視野バリアとを備え、
前記視野バリアは、その前記液晶表示パネル側の面に、前記液晶表示パネルを第1方向から観た場合に第1画素群からなる各画素を遮光し第2方向から観た場合に第2画素群からなる各画素を遮光する遮光膜が形成され、
前記遮光膜の液晶表示パネル側の面に1/4ラムダ膜が形成されていることを特徴とする。
(2)本発明による液晶表示装置は、たとえば、(1)の構成を前提とし、 前記第1画素群からなる各画素と前記第2画素群からなる各画素は互いに隣接されて配置されていることを特徴とする。
(3)本発明による液晶表示装置は、たとえば、(1)の構成を前提とし、 観察者側から観て前記液晶表示パネルの背面にバックライトを有し、該バックライト側の前記液晶表示パネルの基板の面に第1偏向板が配置され、前記視野バリアの前記観察者側の面に第2偏光板が配置されていることを特徴とする。
(4)本発明による液晶表示装置は、たとえば、マトリックス状に配置された画素を有する液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの観察者側の面に配置された視野バリアとを備え、
前記視野バリアは、その前記液晶表示パネル側の面に、前記液晶表示パネルを第1方向から観た場合に第1画素群からなる各画素を遮光し第2方向から観た場合に第2画素群からなる各画素を遮光する遮光膜が形成され、
前記遮光膜の液晶表示パネル側の面に複数の凹凸が形成されていることを特徴とする。
(5)本発明による液晶表示装置は、たとえば、(4)の構成を前提とし、 前記第1画素群からなる各画素と前記第2画素群からなる各画素は互いに隣接されて配置されていることを特徴とする。
(6)本発明による液晶表示装置は、たとえば、(4)の構成を前提とし、 観察者側から観て前記液晶表示パネルの背面にバックライトを有し、該バックライト側の前記液晶表示パネルの基板の面に第1偏向板が配置され、前記視野バリアの前記観察者側の面に第2偏光板が配置されていることを特徴とする。
なお、本発明は以上の構成に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
このように構成した液晶表示装置によれば、2画面液晶表示装置において、一方の側から観察される画像に他方の側から観察される画像が重なって表示されるのを回避できる。
以下、図面を用いて、本発明による液晶表示装置の実施例を説明する。
〈実施例1〉
(液晶表示パネルの構成)
図2は、本発明による液晶表示装置に組み込まれる液晶表示パネルPNLの一実施例を示す平面図である。同図は等価回路で示しているが、実際の幾何学的配置に対応して描いている。
図2において、液晶を介して対向配置される一対の基板SUB1、SUB2がある。
前記基板SUB1の液晶側の面には、x方向に伸長しy方向に並設されるゲート信号線GLと、y方向に伸長しx方向に並設されるドレイン信号線DLが形成されている。
一対の隣接するゲート信号線GLと一対の隣接するドレイン信号線DLで囲まれる領域(たとえば図中一点鎖線枠A内)は画素領域となり、この画素領域の集合体で液晶表示領域ARを構成するようになっている。
前記画素領域には、ゲート信号線GLからの走査信号(電圧信号)の供給によってオンされる薄膜トランジスタTFTと、このオンされた薄膜トランジスタTFTを介しドレイン信号線DLからの映像信号(電圧信号)が供給される画素電極PXと、該画素電極PXとの間に電界を発生させる対向電極CTが備えられ、画素を構成するようになっている。
なお、各画素の前記対向電極CTは、たとえばゲート信号線GLと平行に形成される対向電圧信号線CLに接続され、該対向電圧信号線CLを介して前記映像信号に対して基準となる対向電圧信号(電圧信号)が供給されるようになっている。
また、このように構成された各画素は、図中y方向に並設される各画素を同色とし、図中左側から右側へかけたx方向に、たとえば、赤(R)、緑(G)、青(B)、赤(R)、緑(G)、……、の順にカラー表示の各原色を担当するようになっている。
すなわち、前記基板SUB1と液晶を介して対向配置される基板SUBの液晶側の面において、図中y方向に並設される各画素を被うようにして同色の帯状からなるカラーフィルタFILが形成され、これら各カラーフィルタFILは、図中左側から右側へかけたx方向に、順次、赤(R)、緑(G)、青(B)、赤(R)、緑(G)、……のカラーフィルタが配置されるようになっている。
また、このように構成された液晶表示パネルPNLは、図2に対応させて描いた図3に示すように、液晶表示領域ARにおける各画素において、たとえば、y方向に並設させた各画素をx方向へたとえば奇数番目ごとに選択して配列される画素群を第1画素群(図中ハッチングを施す)とし、残りの画素群であって、y方向に並設させた各画素をx方向へ偶数番目ごとに選択して配列される画素群を第2画素群(図中ハッチング無し)として構成している。
これら第1画素群と第2画素群はそれぞれ別個の画像を表示するようになっている。
図示されていないが、前記各ゲート信号線GLは走査信号駆動回路に接続され、前記各ドレイン信号線DLは映像信号駆動回路に接続されており、図中x方向に併設される各画素群を前記走査信号駆動回路によって順次選択するとともに、その選択のタイミングに合わせて、当該画素群の各画素に前記映像信号駆動回路によって映像信号を供給することによって、前記第1画素群に第1画像を表示し、前記第2画素群に第2画像を表示できるようになっている。
なお、第1画素群の各画素において、これら画素のうちで互いに隣接する3個の画素によってカラー表示用の一画素(たとえば図中PIX1)を構成し、第2画素群の各画素において、これら画素のうちで互いに隣接する3個の画素によってカラー表示用の一画素(たとえば図中PIX2)を構成するようになっている。
〈視野バリア〉
上述した構成からなる液晶表示パネルPNLの観察者側の面には、少なくとも前記液晶表示領域ARと対向して配置される視野バリアRVBが配置されている。
図4は、図3のたとえばIV−IV線の箇所の断面を示した図である。図4において、液晶表示パネルPNLは、液晶を介して対向配置される基板SUB1、SUB2が備えられ、前記液晶中において図面左側から右側へかけて、R、G、B、R、G、B、……、で示す各画素が並列されて形成されている。
なお、液晶表示パネルPNLの基板SUB1のバックライトBL側の面には偏光板(第1偏光板)POL1が配置されている。
この偏光板POL1は視野バリアRVB側に配置される後述の偏光板(第2偏光板)POL2とともに、液晶の分子の挙動(駆動)を可視化できるようになっている。
視野バリアRVBは、少なくとも液晶表示パネルPNLの液晶表示領域に対向して配置される透明の基板SUB3と、この基板SUB3の液晶表示パネルPNLの側の面に形成された複数の遮光膜SLFとから構成されている。
各遮光膜SLFは、図4において紙面表から紙面裏にかけて(液晶表示パネルPNL面においてはy方向へ)延在される帯状のパターンからなり、これら遮光膜SLFは、たとえば、y方向へ並設される画素群同士であって互いに隣接する当該画素群の境界部のうち一つおきに配置される境界部を被うようにして形成されている。また、視野バリアRVBの遮光膜SLFは、帯状に限らず、千鳥格子状に配置されてもよい。
なお、この実施例では、これら各遮光膜SLFの液晶表示パネルPNL側の表面に1/4ラムダ膜(図1に符号PHFで示す)が被着されており、この1/4ラムダ膜の機能については図1を用いて後に詳述する。
図4においては、前記視野バリアRVBを通して、図中左側LSから液晶表示パネルPNLを観た場合の画素からの光の経路、および図中右側RSから液晶表示パネルPNLを観た場合の画素からの光の経路を示している。
すなわち、図中左側LSから該液晶表示パネルPNLを観た場合、たとえば前記第1画素群の画素を目視でき、第2画素群の画素は遮光膜SLFによって目視が遮られ、図中右側RSから該液晶表示パネルPNLを観た場合、前記第2画素群の画素を目視でき、第1画素群の画素は遮光膜SLFによって目視が遮られるようになっている。
なお、視野バリアRVBにはその観察者側の基板SUB3の面において偏光板POL2が配置されていることは上述したとおりである。
なお、図4では、観察者側(図中上側)から観て前記液晶表示パネルPNLの背面側にバックライトBLが配置されている。該バックライトBLは該液晶表示パネルPNLの少なくとも液晶表示領域ARに対向して配置された面光源からなり、その光は該液晶表示パネルPNLの各画素の液晶を透過し、前記視野バリアRVBを介して観察者の目に至るようになっている。
図1は、図4の一部を拡大して示した図であり、視野バリアRVBにおける一つの遮光膜SLFとその近傍の構成を示している。上述したように、視野バリアRVBの遮光膜SLFの液晶表示パネルPNL側の表面には1/4ラムダ膜PHFが形成されている。
ここで、本実施例で用いられている液晶はいわゆるノーマリホワイト型と称され、画素に電界が印加されていない状態で白表示がなされるようになっている。
このような液晶表示パネルPNLの構成において、電界が印加されていない画素を斜めハッチングで示し、電界が印加されている画素を格子ハッチングで示している。
まず、図中右側RSに指向する光路αで示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されていない(白表示)画素に到達すると、偏向方向が90度旋回されて紙面に平行方向となる。その後、偏光板POL2に到達し、偏向方向が紙面に平行となっている光は該偏光板POL2を透過する。
また、図中左側LSに指向する光路βで示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されている(黒表示)画素に到達しても、偏向方向は変化せず、紙面に対して前後方向のままとなる。その後、偏光板POL2に到達し、偏向方向が紙面に対して前後方向となっている光は該偏光板POL2によって遮られることになる。
そして、やはり、図中左側LSに指向する光路γで示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されていない(白表示)画素に到達した場合、偏向方向が90度旋回されて紙面に平行方向となる。その後、該光は視野バリアRVBの遮光膜SLFに至り、その一部(約7%)が反射されようとするが、前記遮光膜SLFの表面に1/4ラムダ膜PHFが形成されているため、その反射光の偏向方向は90度旋回し、紙面に対して前後方向に偏向されるようになる。その後、偏光板POL2に到達し、偏向方向が紙面に対して前後方向となっている光は該偏光板POL2によって遮られることになる。
ちなみに図5は、図1と対応した図で、視野バリアRVBの遮光膜SLFの表面に1/4ラムダ膜を形成していない従来の構成を示している。
図5において、図1に示した光路γに対応して示した光路γ'において相異を有している。
すなわち、光路γ'で示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されていない(白表示)画素に到達した場合、偏向方向が90度旋回されて紙面に平行方向となる。その後、該光は視野バリアRVBの遮光膜SLFに至り、その一部(約7%)が反射されようとするが、その反射光の偏向方向は紙面に平行のままとなる。その後、偏光板POL2に到達し、偏向方向が紙面に平行となっている光は該偏光板POL2を透過してしまい、この光(図中点線丸で示す)を観察者はクロストークとして知覚するようになる。
このことから明らかとなるように、図1に示す本実施例の構成によれば、いわゆる2画面液晶表示装置において、一方の側から観察される画像に他方の側から観察される画像が重なって表示されることを回避させることができるようになる。
〈実施例2〉
図6は、本発明による液晶表示装置の他の実施例を示す構成図で、図1と対応した図として描いている。図6において、図1と同符号のものは同一の機能を有する材料で構成されている。
図1に示す実施例では、液晶としてノーマリホワイト型のものが使用されたものであるが、この実施例では、ノーマリブラック型と称されるものが使用され、画素に電界が印加されていない状態で黒表示がなされるようになっている。
また、視野バリアRVBに形成された遮光膜SLFにおいて、その液晶表示パネルPNL側の面に1/4ラムダ膜PHFが形成されていることは図1の場合と同様となっている。
このような液晶表示パネルの構成において、電界が印加されている画素を斜めハッチングで示し、電界が印加されていない画素を格子ハッチングで示している。
まず、図中右側RSに指向する光路αで示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されている(白表示)画素に到達しても、偏向方向は変化せず、紙面に対して前後方向のままとなる。その後、偏光板POL2に到達し、偏向方向が紙面に対して前後方向となっている光は該偏光板POL2を透過する。
また、図中左側LSに指向する光路βで示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されていない(黒表示)画素に到達すると、偏向方向が90度旋回されて紙面に平行方向となる。その後、偏光板POL2に到達し、偏向方向が紙面に平行となっている光は該偏光板POL2によって遮られることになる。
そして、やはり、図中左側LSに指向する光路γで示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されている(白表示)画素に到達しても、偏向方向は変化せず、紙面に対して前後方向のままとなる。その後、該光は視野バリアRVBの遮光膜SLFに至り、その一部(約7%)が反射されようとするが、前記遮光膜SLFの表面に1/4ラムダ膜が形成されているため、その反射光の偏向方向は90度旋回し、紙面に対して平行方向に偏向されるようになる。その後、偏光板POL2に到達し、偏向方向が紙面に平行となっている光は該偏光板POL2によって遮られることになる。
ちなみに図7は、図6と対応した図で、視野バリアRVBの遮光膜SLFの表面に1/4ラムダ膜を形成していない従来の構成を示している。
図7において、図6に示した光路γに対応して示した光路γ'において相異を有している。
すなわち、光路γ'で示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されている(白表示)画素に到達した場合、偏向方向は変化せず、紙面に対して前後方向のままとなる。その後、該光は視野バリアRVBの遮光膜SLFに至り、その一部(約7%)が反射されようとするが、その反射光の偏向方向は紙面に対して前後方向のままとなる。その後、偏光板POL2に到達し、偏向方向が紙面に対して前後方向となっている光は該偏光板POL2を透過してしまい、この光(図中点線丸枠で示す)を観察者はクロストークとして知覚するようになる。
〈実施例3〉
図8は、本発明による液晶表示装置の他の実施例を示す構成図で、図1と対応した図として描いている。図8において、図1と同符号のものは同一の機能を有する材料で構成されている。
図8において、図1と比較して異なる部分は、視野バリアPVBの遮光膜SLBの液晶表示パネルPNL側の面において、微細な凹凸が形成される処理が施され、この面に入射された光は散乱されるように構成されていることにある。
このように構成した液晶表示装置は、図中左側LSに指向する光路γで示すように、バックライトBLから偏光板POL1によって紙面に対して前後方向に偏向された光は、電圧が印加されていない(白表示)画素に到達した場合、偏向方向が90度旋回されて紙面に平行方向となる。その後、該光は視野バリアRVBの遮光膜SLFに至り、その反射光において散乱が生じ、それらの分散された光は観察者側に至ることはなく、このため、クロストークとしては知覚されないようにすることができる。
上述した各実施例はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施例での効果を単独であるいは相乗して奏することができるからである。
本発明による液晶表示装置の一実施例を示す要部断面図である。 本発明による液晶表示装置に用いられる液晶表示パネルの一実施例を示す平面図である。 前記液晶表示パネルにおいて第1画素群と第2画素群の配列の一実施例を示す説明図である。 本発明による液晶表示装置に用いられる視野バリアを液晶表示パネルおよびバックライトとともに示した断面図である。 従来の液晶表示装置を図1に対応させて描いた図である。 本発明による液晶表示装置の他の実施例を示す要部断面図である。 従来の液晶表示装置を図6に対応させて描いた図である。 本発明による液晶表示装置の他の実施例を示す要部断面図である。
符号の説明
PNL……液晶表示パネル、SUB1、SUB2……基板、GL……ゲート信号線、DL……ドレイン信号線、CL……対向電圧信号線、TFT……薄膜トランジスタ、PX……画素電極、CT……対向電極、FIL……カラーフィルタ、PVB……視野バリア、SLF……遮光膜、POL1、POL2……偏光板、BL……バックライト、PHF……1/4ラムダ膜。

Claims (6)

  1. マトリックス状に配置された画素を有する液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの観察者側の面に配置された視野バリアとを備え、
    前記視野バリアは、その前記液晶表示パネル側の面に、前記液晶表示パネルを第1方向から観た場合に第1画素群からなる各画素を遮光し第2方向から観た場合に第2画素群からなる各画素を遮光する遮光膜が形成され、
    前記遮光膜の液晶表示パネル側の面に1/4ラムダ膜が形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1画素群からなる各画素と前記第2画素群からなる各画素は互いに隣接されて配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 観察者側から観て前記液晶表示パネルの背面にバックライトを有し、該バックライト側の前記液晶表示パネルの基板の面に第1偏向板が配置され、前記視野バリアの前記観察者側の面に第2偏光板が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. マトリックス状に配置された画素を有する液晶表示パネルと、該液晶表示パネルの観察者側の面に配置された視野バリアとを備え、
    前記視野バリアは、その前記液晶表示パネル側の面に、前記液晶表示パネルを第1方向から観た場合に第1画素群からなる各画素を遮光し第2方向から観た場合に第2画素群からなる各画素を遮光する遮光膜が形成され、
    前記遮光膜の液晶表示パネル側の面に複数の凹凸が形成されていることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 前記第1画素群からなる各画素と前記第2画素群からなる各画素は互いに隣接されて配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 観察者側から観て前記液晶表示パネルの背面にバックライトを有し、該バックライト側の前記液晶表示パネルの基板の面に第1偏向板が配置され、前記視野バリアの前記観察者側の面に第2偏光板が配置されていることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
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