JP2009133086A - トーションバーヒンジ

Info

【課題】
トラックの平ボディのサイドゲートは長くて重いので、下ろす時は良いがそれを持ち上げて閉じるのが大変である。
【解決手段】
ヒンジの軸にトーションバーを用いて組み立てた蝶番を作ったことで解決する。
【選択図】図１

本発明は主にトラックの三方開き平ボディに用いる、又物置等の重い蓋の蝶番に用いる。

トラックの三方開きのサイドゲートは長くて大きい為どうしても重くなりがちである、又錠を開けてゲートを一気に煽ると危険であるが、平ボディは三方から荷を積み下ろしが出来るため便利な装備である。

本発明は、トラックの荷台用のゲート以外には屋外に設置した、物置やごみ箱の上蓋に用いると蓋を軽くすることができる。

現在、ワンハンドゲート又はセイコー・ラック(メーカーによって名称が異なる)と言う、コイルスプリングとアームを用いたゲートを軽くする装置がある、それに対して本発明はトーションバースプリングを用いてコンパクトに、荷台に装着できるのが特長である。

トラックの平ボディの煽りゲートは補助スプリングを用いないものは皆重い,特に大型車のリア・ゲートには殆ど装着されていないことが問題である。

もう一つの問題点は、従来のように蝶番を取り付け、そのあと補助スプリングを取り付けるため二重手間になる、本発明はヒンジの軸がトーションバー(捩りバネ)と兼用しているため、一体化しており余分な手間をはぶくことができる。

トーションバーをヒンジの軸に持った蝶番を作ることで解決した。

今は人件費の高騰で助手を使わないで、ドライバー一人で荷物の集配を行うので肉体な疲労が大きい、それをカバーするとともに仕事をする上での安全を高めた。

トーションバーヒンジの厚さがゲートの厚さ内に収まることが最良の形態でる。

トラックの荷台の平ボディ6に両サイドゲート7を取り付け、又後ろにはリアゲート8を平ボディ6に取り付けた構造、図1、図2に示す。

前記のボディ6とゲート7を繋ぐ部品が本発明のトーションバーヒンジである、トーションバーを横長に使用したところを説明すると、貫通金具3をトーションバー1の両端に通して取り付け、そしてストッパー金具2をトーションバー1のもっと両端に取り付けて組み立てた構造である。

トーションバー1の両端は多角形の1―Aのように加工しており、それに合う穴を設けたストッパー金具2をかみ合せて組み立てる、又貫通金具3の中にトーションバー１を通してもトーションバー1の動きを妨げない。

ストッパー金具2の一端を平ボディ6に取り付け、そのもう一方の端をサイドゲー7に取り付けて完成する、なおサイドゲート7を開けた状態ではトーションバー1に捩じれの力が加わり、そして捩られたトーションバー1の反力を利用して、ゲートを閉じるときにゲート自体が軽くなる。

トーションバー1を傷つけないため硬質プラスチック4を貫通金具3との間にかませて組み立てる、又トーションバーの大きさ強さ長さによって貫通金具3をストッパー金具2の間に複数設けてゲートの重さに対処する。

主にトラックの平ボディとゲートの連結の時に使用しますが、その外にも重い蓋の蝶番に使って蓋を軽くする、又コイルスプリングを使った小物の蓋や扉に、トーションバースプリングに置き換えて、広い分野に本発明を利用できる。

サイドゲートが半開きになった状態を示す見取り図。サイドゲート側から見た正面図。平ボディにゲートを取り付けた状態を示す断面図。横長のトーションバーを示す正面図。貫通金具の二方向から見た正面図。ストッパー金具の二方向から見た正面図。トーションバーヒンジを拡大した見取り図。

符号の説明

1、トーションバー
2、ストッパー金具
3、貫通金具
4、スペーサー
5、ボルト
6、平ボディ
7、サイドゲート
8、リアゲート
9、蝶番
10、座金