JP2009132082A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 地紋の重ね/透かしの制御をアトリビュートプレーンを用いることで制御を行っているため、ハーフトーンレンダラであっても、アトリビュートプレーンを描画する必要がある。このとき、ラスタイメージに加えアトリビュートプレーンの描画を行うため、描画のパフォーマンスが2分の1程度に落ちてしまう。
【解決手段】 マルチプロセッサでラスタイメージとアトリビュートプレーンを効率良く描画させるためのスケジューリングを行う。
【選択図】 図10
【解決手段】 マルチプロセッサでラスタイメージとアトリビュートプレーンを効率良く描画させるためのスケジューリングを行う。
【選択図】 図10
Description
本発明は、PDLデータから中間データへPDLインタプリタを介して変換を行い、該中間データに基づいて、描画処理を実行する画像形成装置に関するものである。
近年、プロセッサ単体の処理性能については、発熱量及び消費電力増加に伴い頭打ちになっている。そのため現在、複数のプロセッサを使用することで処理性能の向上を図る検討が様々な場面で行われている。
画像形成装置の描画処理においても、それは例外では無く、複数個のプロセッサを搭載した場合の描画処理の処理速度向上について検討が行われている。複数個のプロセッサを用いた処理速度向上の検討としては、複数個のプロセッサそれぞれに対して、最適な処理の割り当てを行い、プロセッサが遊休状態になっていること及び無駄な処理を行わせないようにスケジューリングを行わせることが挙げられる。
そのような例として、特許文献1のような技術がある。特許文献1では、描画を行うために必要な中間データ(DisplayList)の解析を行い、解析結果に応じて、どのプロセッサにどのバンドの描画処理を割り当てるかを決定して処理を行っている。特許文献1では、上記の方法をとって描画処理を高速に行う描画処理方法を提案している。
特開2006-088433号公報
しかしながら、描画イメージに加えて、描画イメージの1画素毎の属性情報を格納している属性プレーンの描画を行う場合、描画処理部は、描画イメージを2つ形成することに相当する。そのため、上述した方法を適用した場合、およそ描画処理の処理速度が半減してしまう。しかし、描画イメージと属性プレーンを描画する場合においても、描画イメージのみを描画したときと比較しても、あまり処理速度を落とさないで描画処理を行わせることが求められている。
そこで、複数のプロセッサを用いて描画イメージと属性プレーンを形成する描画処理では、描画イメージと属性プレーンの描画処理に掛かるバランスを考慮したプロセッサの割り当て方法が求められるが、その手法が確立されていないという問題点がある。
本発明は、上記問題を解決するものであり、複数のプロセッサによる描画イメージと属性プレーンの効率的な描画処理を行うことを可能する画像形成装置及び画像形成方法を提供することが目的である。
上述した課題を解決するために、本発明の画像形成装置では、以下の手段を備えることにする。
PDLデータを受信する受信手段と、
受信された前記PDLデータを中間データへ変換する変換手段と、
前記中間データを中間データ格納領域へ登録する手段と、
前記中間データ格納領域に登録された中間データを複数のプロセッサを用いて、
中間データを展開して、描画イメージを形成する描画イメージ形成手段と、
該描画イメージの1画素単位の付加情報をもつ属性プレーンを形成する属性プレーン形成手段とを有する画像形成装置において、
中間データ格納領域に登録された中間データ解析手段で解析を行い、前記中間データ解析手段での解析結果に応じて描画イメージと該描画イメージに対応する属性プレーンの描画処理を順次ひとつのプロセッサで行う直列描画処理と、描画イメージの描画処理にひとつのプロセッサを割当て、該描画イメージに対応する属性プレーンの描画処理に前記プロセッサ以外のプロセッサを割当て並列に描画処理行う並列描画処理を選択して行うことを特徴とする。
受信された前記PDLデータを中間データへ変換する変換手段と、
前記中間データを中間データ格納領域へ登録する手段と、
前記中間データ格納領域に登録された中間データを複数のプロセッサを用いて、
中間データを展開して、描画イメージを形成する描画イメージ形成手段と、
該描画イメージの1画素単位の付加情報をもつ属性プレーンを形成する属性プレーン形成手段とを有する画像形成装置において、
中間データ格納領域に登録された中間データ解析手段で解析を行い、前記中間データ解析手段での解析結果に応じて描画イメージと該描画イメージに対応する属性プレーンの描画処理を順次ひとつのプロセッサで行う直列描画処理と、描画イメージの描画処理にひとつのプロセッサを割当て、該描画イメージに対応する属性プレーンの描画処理に前記プロセッサ以外のプロセッサを割当て並列に描画処理行う並列描画処理を選択して行うことを特徴とする。
本発明を用いることで、描画イメージと属性プレーンの描画処理のバランスを良く行うことができる。具体的には、複数プロセッサにより同一のデータで同一処理を行ってしまう二度手間を軽減させること及びキャッシュ効率の良い描画処理を行わせることが可能となる。そのため、描画イメージと属性プレーンの描画処理において、プロセッサリソースの無駄を軽減させることができ、無駄の少ない高速な描画処理を行いことができる。
以下に、本発明の実施形態について説明する。
図2は、本発明の印刷装置の実施の一形態であるプリンタの構成を示すブロック図である。
プリンタコントローラ部203と、プリンタエンジン部205と、パネル部204とを備える。プリンタコントローラ部203は、ホストコンピュータなどの外部機器201からコードデータ(ESCコード、各種ページ記述言語(PDL)が入力され、そのコードデータを解析することによってイメージデータ(ページ情報)を生成する。
この生成されたイメージデータはインタフェースを介してプリンタエンジン部205に送信する。プリンタエンジン部205は、電子写真プロセスにより、プリンタコントローラ部203によって生成されたイメージデータが示す画像を用紙上に形成する。
プリンタエンジン部205には、各機構と、その各機構による各印字プロセス処理(例えば、給紙処理など)に関する制御を行うエンジン制御部とが含まれている。パネル部204は、ユーザとのインタフェースを司り、プリンタ202に対する所望の動作を指示するための入力操作を行うための操作部を構成する。
次にプリンタコントローラ部203の構成について図3を参照しながら説明する。
プリンタコントローラ部103は、プリンタコントローラ部103全体を制御するためのメインプロセッサ308と、外部機器201と間でやり取りされる信号の入出力部を構成する。またプリンタコントローラ部は外部機器201との間の通信制御を行うホストI/F部302とを有している。ホストI/F部302には、外部機器301から送出された印刷データを入力する入力バッファ及び外部機器301へ送出する信号を一時的に保持する出力バッファとが設けられている。ホストI/F部302を介して入力されたコードデータは、画像データ発生部303に与えられる。画像データ発生部303は、入力されたコードデータに基づきプリンタエンジン部305が処理可能なビットマップデータ(イメージデータ)の作成を行う。この作成されたビットマップデータは画像メモリ304に格納される。メインプロセッサ308は、ROM320に格納されているPDLデータ変換処理部321に従いPDLデータから中間データの作成を行う。作成された中間データは、中間データ解析処理部322で中間データの解析を行ってから中間データ格納部331に登録される。また描画プロセッサ309、310、311、312は、中間データ格納部331に登録された中間データに従って、描画イメージ描画処理部323と属性プレーン描画処理324で描画イメージと属性プレーンの形成を行う。形成された描画イメージと属性プレーンは、それぞれ、描画イメージ格納部332及び属性プレーン格納部333に格納される。そして、メインプロセッサ308は、形成した描画イメージと地紋データ格納部335に登録されている地紋データとの合成処理を属性プレーンの情報を元にを行う。
上記PDLデータ変換処理部321により作成された中間データは、RAM330に設けられた中間データ格納部331に格納される。また、RAM330には、属性プレーン格納部333、描画用メモリ217、作業領域部334、ディザデータを格納するディザデータ格納部335が設けられている。属性プレーン格納部332は、描画イメージにディザ処理を行って最終的に出力されるイメージを作成する際に、ディザ処理を描画イメージ上の描画オブジェクトの属性毎に切替えるために必要な属性プレーンの情報が格納されている。描画用メモリ217には、中間データ格納部331に登録されている中間データを展開するために必要な領域が確保されている。作業領域部218には、メインプロセッサ308がその他作業で使用する領域が確保されている。画像メモリ304に格納されているビットマップデータは、DMA制御部306で制御され、このDMA制御部306による画像メモリ304からのビットマップデータの読出しに対する制御はメインプロセッサ308からの指示に基づき行われる。
画像メモリ304から読み出されたビットマップデータは、エンジンI/F部305を介してビデオ信号としてプリンタエンジン部105に転送される。エンジンI/F部305には、プリンタエンジン部305へ転送するビデオ信号を一時的に保持する出力バッファと、プリンタエンジン部305から送出された信号を一時的に保持する入力バッファ(図示せず)とが設けられている。エンジンI/F部305は、プリンタエンジン部105と間でやり取りされる信号の入出力部を構成するとともに、プリンタエンジン部105との間の通信制御を行う。パネル部104(図2に示す)から操作入力によって出されたモード設定に関する指示などは、パネルI/F部301を介して入力され、パネルI/F部301はパネル部104とメインプロセッサ308との間のインタフェーイスを構成する。
メインプロセッサ308は、パネル部104から指示されたモードに応じて上述の各ブロックに対する制御を行い、この制御はROM320に格納されている制御プログラムに基づき実行される。(制御プログラムはPDLデータ変換処理部321、中間データ解析処理部322、描画イメージ描画処理部323、属性プレーン描画処理部、324、ディザ処理部325を含む。)このROM320に格納されている制御プログラムは、システムクロックによってタスクと称されるロードモジュール単位に時分割制御を行うためのOSと、このOSによって機能単位に実行制御される複数のロードモジュールとから構成される。このロードモジュールを含む制御プログラムは必要に応じてEEPROM(不揮発性メモリ)307に格納される。上述のメインプロセッサ308を含む各ブロックは、システムバス340にCPU308がアクセス可能なように接続されている。システムバス340は、アドレスバスとシステムバスとから構成される。
次に中間データ格納領域の構造について、図4を参照しながら説明する。
中間データ格納領域215の内部は、中間データ格納領域の内部構造401のようになっている。中間データは、各バンド毎にまとまって格納されている。そして、各バンド毎の中間データ群ごとにヘッダー情報402をもっている。ヘッダー情報402には、各バンド毎に必要な制御情報が格納されている。ヘッダー情報402の具体的な構造をバンド情報構造体403に示す。バンド情報構造体は、バンド毎の制御情報として、直列描画処理用カウンタ、並列描画処理用カウンタ、直列/並列描画処理決定フラグをもっている。直列描画処理カウンタは、各バンドで、直列描画処理が適している中間データの数を保持しているカウンタである。並列描画処理カウンタは、各バンドで並列描画処理が適している中間データの数を保持しているカウンタである。直列/並列描画処理決定フラグは、実際に描画処理時に直列描画処理及び並列描画処理のどちらを行うか、その決定情報を保持しているフラグである。
次に属性プレーンについて説明する。
属性プレーンは、描画イメージ上で描画データの属性(自然画、図形、及び文字など)によって、1画素単位で使用するディザを切替える場合に使用される。
属性プレーンは、描画イメージの任意の画素に対応する属性情報をもつ必要がある。そのため、描画イメージと同じ幅と高さをもち描画イメージの任意の画素との位置の対応をとっている。また、表現したい属性情報の分のビットの深さをもっている。そのため、属性プレーンを形成することは、描画イメージの他にもう一つ画像を形成することに相当する。そして、中間データがひとつ描画イメージに描画される度に、属性プレーン側でもその中間データの属性情報を参照して、属性プレーン上に属性情報の描画を行う必要がある。そのため、図5のように描画イメージへの描画と同じタイミングで属性プレーンへの描画を行うことが望まれる。
次に本特許で行う直列描画処理について図6を参照しながら説明を行う。
なお、ここでは、説明を簡略化するために、中間データとして、圧縮された文字データが来た場合について説明を行うことにする。
中間データとして、圧縮された文字データが来た場合、S601で、圧縮データの伸張を行う。伸張を行った文字データに対して、S602で中間データに記載されている文字データの高さ分、S603で中間データに記載されている文字データの幅分のループ制御部を行われる。S604で描画イメージの一画素への描画を行い、次いでS605で、属性プレーンのS604で描画を行った画素に対応する箇所へ属性情報の描画(書き込み)を行う。直列描画では、一バンド分の上記S601からS605までの処理を一つのプロセッサで行う。
次に本特許で行う並列描画処理について図7を参照しながら説明を行う。
なお、ここでは、説明を簡略化するために、中間データとして、圧縮された文字データが来た場合について説明を行うことにする。
中間データとして、圧縮された文字データが来た場合、S701(S711)でプロセッサ1、圧縮データの伸張を行う。伸張を行った文字データに対して、S702(S712)で中間データに記載されている文字データの高さ分、S703(S713)で中間データに記載されている文字データの幅分のループ制御部を行われる。
次にプロセッサ1では、S704で描画イメージの一画素への描画を行う、一方で、プロセッサ2では、S714でプロセッサ1がS704で描画を行った画素に対応する箇所へ属性情報の描画(書き込み)を行う。
並列描画では、プロセッサ1で1バンド分の描画イメージの描画処理をS701からS704で行い、プロセッサ2では、プロセッサ1が描画した描画イメージに対応する属性プレーンの描画処理をS711からS714で行う。
ここで、図6、図7に記載せれている前段処理及び後段処理について、説明を行う。前段処理とは、中間データに記載されている指定される処理であって、描画処理部において描画処理(S602からS605、S702からS704、及びS712からS714)の前に行う処理である。具体的には、中間データがもつ描画オブジェクトの回転処理、拡大・縮小処理、伸張処理などを示している。後段処理とは、描画処理部において実際に行う描画処理を(S602からS605、S702からS704、及びS712からS714)を示している。
次に、図8、9を参照しながら、データフローの観点から直列描画処理及び並列描画処理の特性について説明を行う。図8は、直列描画処理のデータフローの概略図である。一方、図9は、並列描画処理のデータフローの概略図である。図8及び図9より、直列描画処理では、同じデータに対して、前段処理を1つのプロセッサで一回行っていることに対して、並列描画処理では、同じデータに対して前段処理を2つのプロセッサで2回を行っていることがわかる。そのため、並列描画処理では、前段処理において2度手間が発生していることが分かる。つまり、前段処理にプロセッサの処理時間が掛かる場合、並列描画処理より、直列描画処理が効率的に処理を行えることが分かる。
次に、図10を参照しながらメモリアクセスの観点から直列描画処理及び並列描画処理の特性について説明を行う。図10より、直列描画処理は、描画イメージの描画と属性プレーンの描画を交互に行っていることが分かる。そのため、離散しているメモリ領域へのアクセスを頻繁に行うため、キャッシュのヒット率が低いことが分かる。一方、並列描画処理では、一つのプロセッサが描画イメージの展開されているメモリ領域、もう一つのプロセッサが属性プレーンの展開されているメモリ領域へのアクセスを行っていることが分かる。そのため、それぞれのプロセッサが連続したメモリ領域へアクセスを行うため、キャッシュのヒット率が高いことが分かる。つまり、後段処理単体に注目した場合、直列描画処理より並列描画処理が効率的に処理を行えることが分かる。
以上のことから、前段処理にプロセッサの処理時間が掛かる場合は、直列描画処理を選択して、前段処理にプロセッサの処理時間が掛からない場合、並列描画処理を選択することが望まれる。
次に、プリンタコンローラ部203による直列/並列描画処理を複数の描画プロセッサ309、310、311、312への割り当て方について説明を行う。
まず図11を参照しながら、PDL変換処理部で作成された中間データを中間データ格納領域に登録する前に行う中間データ解析処理部での中間データの解析処理について説明を行う。S1101で作業変数Wの初期化を行う。S1102中間データの読込みを行う。S1103では、中間データが伸張処理を行うかどうかを調べる。S1103で伸張処理を行うと判定された場合、S1104でWにCdecを追加する。Cdecは、予め調べた一画素あたりの画像の伸張に掛かる処理時間が格納されている。次にS1105で中間データが回転処理を行うかどうかを調べる。S1105で回転処理を行うと判定された場合、S1106でWにCrotを追加する。Crotは予め調べた一画素あたりの画像の伸張に掛かる処理時間が格納されている。S1107で中間データが拡大・縮小処理を行うか否かを調べる。S1107中間データが拡大・縮小処理を行うと判定された場合、S1108でWにCmag×Pmagの値を追加する。Cmagは予め調べた一画素あたりの画像の拡大・縮小に掛かる処理時間が格納されている。また、Pmagには、どの程度拡大ないし縮小を行うか、その拡大(縮小率)のパラメータが格納されている。これは、拡大・縮小処理がその拡大(縮小)率により、処理時間が変動するためである。次にS1109でWと予め定めた閾値Thrdとの比較を行う。S1109での比較の結果Wの値がThrdより小さいと判定された場合、S1110で並列描画用のカウンタParaCntの値を1ほどインクリメントを行う。一方、S1109でWの値がThrdより大きいと判定された場合、S1111で、SeqCntの値を1ほどインクリメントを行う。
ここで、S1109の関係式と閾値Thrdの定め方について説明する。
S1109で用いた関係式は、図14に記載した論理によって導かれる。S1109の関係式の大元にあるのは、直列描画処理の処理時間Tseqと並列描画処理の処理時間Tparaとの間での計算時間の比較である。Tseq<Tparaの場合直列描画処理を行うと定めたとき、
Tseq ={(Cdec + Crot + Cmag × Pmag) + Cras-non + Catt-non}(H × W)
Tpara={2(Cdec + Crot + Cmag × Pmag) + Cras-cas + Catt-cas}(H × W)
であることを考慮すると
(Cras-non + Catt-non) − (Cras-cas + Catt-cas) < (Cdec + Crot + Cmag × Pmag)
が導かれる。ここで、
作業変数W=Cdec+Crot+Cmag×Pmagであること及び、
閾値 Thrd= (Cras-non + Catt-non) − (Cras-cas + Catt-cas)
と置くと、S1109の関係式は導かれることが分かる。
Tseq ={(Cdec + Crot + Cmag × Pmag) + Cras-non + Catt-non}(H × W)
Tpara={2(Cdec + Crot + Cmag × Pmag) + Cras-cas + Catt-cas}(H × W)
であることを考慮すると
(Cras-non + Catt-non) − (Cras-cas + Catt-cas) < (Cdec + Crot + Cmag × Pmag)
が導かれる。ここで、
作業変数W=Cdec+Crot+Cmag×Pmagであること及び、
閾値 Thrd= (Cras-non + Catt-non) − (Cras-cas + Catt-cas)
と置くと、S1109の関係式は導かれることが分かる。
そのため、S1109では、Thrd<Wの場合、該中間データは直列描画処理が適していると判断される。
次に図12を参照しながら、各バンドをそれぞれ直列描画処理を実行するか、並列描画処理を実行するかを決定する処理について説明を行う。S1201では、作業用ポインタPtの初期化を行う。S1202では、S1203以降の処理がバンドの数分だけループされるので、その制御を行う。S1203では、直列描画処理カウンタSeqCntと並列描画処理カウンタParaCntの間でSeqCn<ParaCntが成立した場合、S1204の処理を行う。S1204では、該当するバンドのヘッダー情報403の直列/並列描画処理決定フラグの値に直列描画処理を明示する値の代入を行う。一方、S903で、SeqCnt=>ParaCntが成立した場合、S1205の処理を行う。S1205では、作業用ポインタPtの値がNULLか否かを調べる。Pt=NULLの場合、S1206で該当するバンドのヘッダー情報403が格納されている領域のメモリアドレスを作業用ポインタPtへ代入を行う。S1207では、該当するバンドのヘッダー情報の直列/並列描画処理決定フラグの値に一旦、直列描画処理を明示する値の代入を行う。S1205でPt≠NULLの場合、S1208の処理を行う。S1208では、該当するバンドのヘッダー情報403及び、作業用ポインタが示すバンドのヘッダー情報403の直列/並列描画処理決定フラグの値に並列描画を明示する値の代入を行う。以上のようにして、中間データ解析処理部での中間データ解析処理及び、直列/並列描画決定処理を行うことで、図13に示すようにバンド単位で、描画イメージ及び属性プレーンの描画処理を直列で行うか並列で行うかを最適に決定することが可能となる。
202 プリンタコントローラ部
203 プリンタ
322 中間データ解析処理部
323 描画イメージ描画処理部
324 属性プレーン描画処理部
331 中間データ格納領域
403 バンド情報構造体
203 プリンタ
322 中間データ解析処理部
323 描画イメージ描画処理部
324 属性プレーン描画処理部
331 中間データ格納領域
403 バンド情報構造体
Claims (5)
- PDLデータを受信する受信手段と、
受信された前記PDLデータを中間データへ変換する変換手段と、
前記中間データを中間データ格納領域へ登録する手段と、
前記中間データ格納領域に登録された中間データを複数のプロセッサを用いて、中間データを展開して、描画イメージを形成する描画イメージ形成手段と、
該描画イメージの1画素単位の付加情報をもつ属性プレーンを形成する属性プレーン形成手段とを有する画像形成装置において、
中間データ格納領域に登録された中間データ解析手段で解析を行い、前記中間データ解析手段での解析結果に応じて描画イメージと該描画イメージに対応する属性プレーンの描画処理を順次ひとつのプロセッサで行う直列描画処理と、描画イメージの描画処理にひとつのプロセッサを割当て、該描画イメージに対応する属性プレーンの描画処理に前記プロセッサ以外のプロセッサを割当て並列に描画処理行う並列描画処理を選択して行う画像形成装置。 - 前記中間データの解析として、中間データで指定され描画処理部で行う、伸張処理、回転処理、拡大、縮小処理に掛かる1画素当たりの処理時間の和と、直列描画処理と並列描画処理の間での描画イメージと属性プレーンの1画素当たりの描画処理時間の差との大小関係を比較し、前記中間データで指定され描画処理部で行う、伸張処理、回転処理、拡大、縮小処理に掛かる1画素当たりの処理時間の和が直列描画処理と並列描画処理の間での描画イメージと属性プレーンの1画素当たりの描画処理時間の差より、大きい場合に該中間データは直列描画処理が適していると判断を行うこと、及び、前記中間データで指定され描画処理部で行う、伸張処理、回転処理、拡大、縮小処理に掛かる1画素当たりの処理時間の和が直列描画処理と並列描画処理の間での描画イメージと属性プレーンの1画素当たりの描画処理時間の差より小さい場合に該中間データは並列描画処理が適していると判断を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記複数のプロセッサによる描画処理は、1ページ分の描画処理をバンドに分割したバンド単位の描画処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記中間データの解析結果から1バンド中の直列描画処理に適している中間データが1バンド中の並列描画処理に適している中間データより多い場合、バンドに描画する中間データで直列描画処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記中間データの解析結果から1バンド中の並列描画処理に適している中間データが1バンド中の直列描画処理に適している中間データより多い場合、バンドに描画する中間データで並列描画処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012245363A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Square Enix Holdings Co Ltd | 描画制御装置、その制御方法、プログラム、記録媒体、描画サーバ、及び描画システム |
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2007
- 2007-11-30 JP JP2007310960A patent/JP2009132082A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012245363A (ja) * | 2011-05-25 | 2012-12-13 | Square Enix Holdings Co Ltd | 描画制御装置、その制御方法、プログラム、記録媒体、描画サーバ、及び描画システム |
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