JP2009131245A - 釣竿の撓り量検出センサとそのセンサを使用した自動釣りシステム - Google Patents

釣竿の撓り量検出センサとそのセンサを使用した自動釣りシステム Download PDF

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Abstract

【課題】どのような釣竿に付け替えた場合でも、釣竿の撓り性能の低下を防止し、センサ破壊を防止し、温度変化等の外乱影響を排除し、釣り糸の張力に追従した高精度な釣竿の撓り量(撓り力)を検出出来て、有効な魚信を確実に見極めることが可能で万全な釣竿の撓り量検出センサと、この万全な釣竿の撓り量検出センサを使用する自動釣りシステムを提供する。
【解決手段】撓り量を検出する検出体3が撓り部材4に取り付けられて、この撓り部材4と釣竿1を取り付ける複数の接続部材を持ち、この接続部材で釣竿1と撓り部材4を接続することで釣竿1の撓り形状を撓り部材4へ伝達できる構造である撓り量検出センサにおいて、釣竿1の撓る方向に自動で向くための半固定部7と、釣竿のガイド部23と、釣竿1自体の撓り量を排除させる摺動(摺接)や変形する等の半固定部6を持っている。
【選択図】図18

Description

本発明は、釣竿の撓り量検出センサとそのセンサを使用した自動釣りシステムに関する。
従来技術の自動釣り機としては、釣り人の労力を削減させるため、魚信検出センサ102等により魚信を監視し、魚信を検出した場合にブザー音で釣り人に知らせる又は仕掛けを上まで自動で巻き上げるといった自動釣り機が提案されている。
図32は、一般的な従来技術の自動釣り機のブロック図である。
自動釣り機には様々な魚信を検出するセンサが設けられているが、そのセンサの一つとして撓り量を検出するセンサがあり、例えば、特許文献1の自動釣り機は、魚信を検出するために図33に示すように釣竿101に取り付けられた魚信を検出するための魚信検出センサ102であって、魚信検出センサ102は圧力センサ又はストレーンゲージで魚信を検出する検出体103と、この検出体103が接触する撓り部材104と、この撓り部材104を釣竿101に取り付けるための接続部107これらの構造で構成される。
この特許文献1に記載されている自動釣り機の魚信検出センサ102は、二つの接続部107の接続部材と撓り部材104、及び釣竿101が剛体に固定(剛接合)されているため、梁と柱の枠状の剛体である「ラーメン構造等の枠状の剛体の構成」であり、この構成により、図34(a)(c)の構成で釣竿101が撓った場合に、撓り部材104に引っ張りの力がかかり、また図34(b)(d)の構成で釣竿101が撓った場合に、撓り部材104に圧縮の力がかかる、すなわち特許文献1の魚信検出センサ102は、釣竿101自体の撓りを軸力で直接撓り部材104に伝えるセンサであり、オモリの号数(釣り糸の張力)に応じて撓り部材104が撓れない特徴を持つ。
昭和63−186264
魚信には、アワセを行っても釣れない無効な魚信と、アワセを行うと釣れる有効な魚信があり、釣り人は釣りを行っている際に釣竿の撓りの微妙な挙動と撓り量を監視し有効な魚信を見極めてアワセ動作を行っているが、このような釣りを特許文献1の魚信検出センサ102を使用して行った場合、図34に示すように特許文献1の魚信検出センサ102は「ラーメン構造等の枠状の剛体の構成」であるため、図34で示したように釣竿101の長手方向の撓りに応じて撓り部材104が撓れないため、釣竿101の長手方向の撓りに応じて撓った「撓り部材104自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で有効な魚信を見極めることが出来ない問題」がある。
また、特許文献1の魚信検出センサ102は「ラーメン構造等の枠状の剛体の構成」であるため図34で示したように釣り糸の張力で釣竿101が撓れない。さらに釣り糸の張力に応じて撓り部材104も撓れない、すなわち特許文献1の魚信検出センサ102は釣り糸の張力に応じて撓り部材104が撓れないため、釣り糸の張力に応じて撓った「撓り部材104自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で有効な魚信を見極めることが出来ない問題」がある。
図35(a)は船竿10号、図35(b)は船竿30号のそれぞれの釣竿101に特許文献1の魚信検出センサ102を取り付けて、重さの違うオモリを順番にそれぞれの釣竿101に吊り下げて、それぞれの釣竿101の撓り量(釣り糸の張力)を撓り部材104の軸力と、撓り部材104自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で検出した結果である。図35で示すように特許文献1の魚信検出センサ102は「ラーメン構造等の枠状の剛体の構成」であるために、オモリの号数(釣り糸の張力)に応じて釣竿101が撓れないことや、釣竿101の撓りに追従して撓り部材104が撓れないことにより、撓り部材104自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で釣竿101の撓り量(釣り糸の張力)を検出出来なかったことを示している。
さらに、魚釣りは基本的に、まずめと言われる日の出日の入り時の約一時間の間に良く釣れる傾向があり、釣り人はこのまずめの時間帯を含んだ時間に釣りを行うことを好む。また、このまずめは日の出日の入り時の時間帯であるため温度変化が大きい時間帯でも有る。すなわち魚釣りは大きい温度変化の中で行われることが多く、この大きい温度変化の中で特許文献1の「ラーメン構造等の枠状の剛体の構成」の魚信検出センサ102を用いた自動釣り機を使用して釣りを行った場合、特許文献1の魚信検出センサ102は「ラーメン構造等の枠状の剛体の構成」であるために釣竿101の温度影響による膨張収縮の軸力のひずみが直接撓り部材104に伝わり撓り量として検出してしまう不具合、さらに接続部材の温度影響による傾きや撓り部材104自体の温度影響による膨張収縮のひずみを撓り量として検出してしまう不具合がある。図36(b)は図36(a)で示す撓り特性を持つ釣竿101に10号のオモリを吊り下げて温度を変化させ軸力の撓り量を検出した結果である。温度影響により検出した軸力の撓り量が大きく変化し、大きく温度影響を受けたことを示している。
これらにより特許文献1の魚信検出センサ102は「温度影響により魚信が有ると誤判定する問題」が有り。この問題により魚信が無いのに誤って魚信を知らせるブザーを鳴したり、仕掛けを自動で上部まで巻き上げてしまうといった不具合が生じる。この不具合により効果的に自動での釣りが行えなくなり、自動釣り機であるにも関わらず通常行っている釣り以上に釣人の労力及び時間を浪費してしまう。
さらに、釣りを行っている際にまき餌を行うために強く釣竿101をしゃくったり、根ガカリ時に仕掛けを強く引っ張ったり、投げ釣りで遠投する際に釣竿101を大きく撓らせること等があるが、その際に「ラーメン構造等の枠状の剛体の構成」の特許文献1の魚信検出センサ102を使用していた場合「釣竿101自体の過剰な撓り量が直に撓り部材104に伝わり検出体103が破損する問題」が有る。
さらに、釣りを行っている際に釣竿の釣り糸のガイドがズレること等により、釣竿全体に均等に撓らせる力を分散することが出来なくなった場合、釣竿の例えば先端に局部的な撓りが発生し釣竿が折れることがある。特許文献1の「ラーメン構造等の枠状の剛体の構成」の魚信検出センサ102を使用した場合も同様に、魚信検出センサ102を取り付けた部分の釣竿101が図34(a)及び(b)に示すよう撓れないため、魚信検出センサ102を取り付けた両端部の釣竿101に局部的な撓りが発生し「釣竿101が折れる問題」や、「釣竿101の撓り性能が低下する問題」がある。
さらに、釣竿にはワカサギの釣竿のように例えば竿先が0.25mmで非常に極細で柔らかい釣竿や、大きな撓り量が発生する極太で硬いマグロ等の釣竿、先調子の釣竿、胴調子の釣竿等、釣りの対象の魚に応じたいろいろな釣竿が有るが、特許文献1の魚信検出センサ102を使用する場合であれば、釣竿101の撓り量を直接撓り部材104に伝え検出する構造であるので、それぞれの釣竿の性質に応じた魚信検出センサ102を必要とし、それゆえに、多くの魚信検出センサ102を用意しないといけなくなる。
すなわち特許文献1の魚信検出センサ102は、「温度影響により魚信が有ると誤判定する問題」、「釣竿101自体の過剰な撓り量が直に撓り部材104に伝わり検出体103が破損する問題」、「撓り部材104自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で有効な魚信を見極めることが出来ない問題」、「釣竿101が折れる問題」、「釣竿101の撓り性能が低下する問題」及び「それぞれの釣竿の性質に応じた魚信検出センサ102を必要とする問題」、これら数々の問題を持つことで万全な釣竿の撓り量を検出するセンサとは言えない。
本発明の撓り量検出センサは、上記問題点に鑑みてなされたもので、マグロ等の極太で硬い釣竿、ワカサギ等の極細で柔らかい釣竿、先調子の釣竿、胴調子の釣竿等の様々な特性(性質)を持つ釣竿に該撓り量検出センサを付け替えて共用した場合でも、釣竿の撓り性能が低下することを防ぎ折れることを防止し、さらに温度変化等の外乱により各種判定で誤判定が発生することを極力防止し、さらにセンサ部(該検出体)の破損を確実に防止出来、さらに釣り糸の張力や魚信力を高精度に検出でき有効な魚信を見極めることが可能な、万全な釣竿の撓り量検出センサを提供することを目的とする。
また、別の目的として自動の釣りシステムで本発明の万全な釣竿の撓り量検出センサを使用することにより、魚信判定等の各種判定で誤判定を防止出来、信頼度高く判定を行うことが可能になり、例えば、魚信が無いにもかかわらず誤って魚信を知らせるブザーを鳴らしたり、仕掛けを上部まで自動で巻き上げるといった不具合により釣人の労力、時間を浪費するといった問題を解決出来、さらに魚信の中から魚を釣り針にかけることが可能な有効な魚信を見極めることが可能になることにより、魚を釣り針にかけることが可能なタイミングで自動でアワセ動作を行える様になり、釣り針を魚に効率よく掛けることが可能になることで、有効な魚信を知らない釣りの素人でも釣りの玄人と同等、又は釣りの玄人以上の釣果を上げることが可能になり、さらに釣り人のあらゆる釣りの局面や、状況においても、釣り人の代わりに、信頼度高く全自動で釣りを支援することが可能な全自動の自動釣りシステムを提供することを目的とする。
本目的を達成するために、本発明の撓り量検出センサは、釣竿に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサであって、該撓り量検出センサは撓り量を検出する検出体と、該検出体が取り付けられた撓り部材と、該撓り部材を該釣竿に取り付けるための接続部と、からなり、該接続部の接続構造が該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達できる構造であり、かつ該検出体が該釣竿自体の撓り量を検出するのではなく該撓り部材自体に発生する撓り量を検出出来るようにした構造であることを特徴としている。
本発明の請求項1の撓り量検出センサは、該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で全ての枠状を形成する部分の、それぞれの枠状を形成する部分の、該撓り部材、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の、少なくとも一つ以上が半固定部を持つ構造であることを特徴としている。
本発明の請求項1、または請求項2の撓り量検出センサは、該接続部の接続構造が、該撓り部材に固定された少なくとも二つ以上の接続部材で接続する構成であり、そのうちの一つの接続部材が該釣竿に固定され、残りの接続部材が該釣竿に固定されないで該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達出来る構造であることを特徴としている。
本発明の請求項1、請求項2または請求項3の撓り量検出センサは、該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造であることを特徴としている。
本発明の請求項1、請求項2、請求項3または請求項4の撓り量検出センサは、該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該撓り部材を接続している部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材の内の、少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造であることを特徴としている。
本発明の請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、または請求項5の撓り量検出センサは、該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造であることを特徴としている
本発明の自動釣りシステムは、請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、または請求項6に記載の撓り量検出センサを使用することを特徴としている。
なお本発明の撓り量検出センサは釣具分野にとどまらず、広い各分野に適用することが可能である。また撓みセンサ、角度センサ等として、広い各分野に適用することが可能である。
本発明でいう「該接続部の接続構造が該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達できる構造であり、かつ該検出体が該釣竿自体の撓り量を検出するのではなく該撓り部材自体に発生する撓り量を検出出来るようにした構造」とは、例えば図29(a)や例えば図29(b)で示すように「該接続部の接続構造や該撓り部材の形状を工夫することによって該釣竿と該接続部と該撓り部材の構成がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止した、常に該釣竿の柔軟に撓った長手方向の撓りに追従しながら該撓り部材自体に発生する撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出する構造」のことであり、そして、この該工夫にはいろいろな工夫があり、以下に該いろいろな工夫を順に説明する。
該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で全ての枠状を形成する部分の、それぞれの枠状を形成する部分の、該撓り部材、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の、少なくとも一つ以上が半固定部を持つ構造」を、図2の構成内に発生する全ての枠状(枠n)を形成する部分の説明図と、図3の枠状(枠n)の構成内に釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ部分の説明図を参照しつつ、説明する。
図2(a)での「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で全ての枠状を形成する部分」とは、例えば図2(a)で示す“枠1(枠n)”のことであり、
「それぞれの枠状を形成する部分の、該撓り部材、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の、少なくとも一つ以上が半固定部を持つ構造」とは、例えば図3のA〜Dで示すように枠状“枠n”(図2(a)の“枠1”)を形成する部分のA「撓り部材4」、B「接続部材」、C「接続部材が釣竿1を接続する部分」、D「接続部材が撓り部材4を接続する部分」の内の、少なくとも一つ以上が釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造のことである。
また、図2(b)での「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で全ての枠状を形成する部分」とは、例えば図2(b)で示すような接続部9の三つの接続部材が釣竿1と撓り部材4を接続した構成の場合の、“枠1(枠n)”、“枠2(枠n)”、“枠3(枠n)”ことであり、
「それぞれの枠状を形成する部分の、該撓り部材、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の、少なくとも一つ以上が半固定部を持つ構造」とは、例えば図3のA〜Dで示すように、それぞれの枠状“枠n”(図2(b)の“枠1”、“枠2”、“枠3”)を形成する部分のA「撓り部材4」、B「接続部材」、C「接続部材が釣竿1を接続する部分」、D「接続部材が撓り部材4を接続する部分」の内の、少なくとも一つ以上が釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造のことである。
次に、図3のBの「接続部材」、図3のDの「接続部材が撓り部材4を接続する部分」、図3のCの「接続部材が釣竿1を接続する部分」、図3のAの「撓り部材4」の順で、これらに釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造の実施例と、これらに半固定部6を持つ構造を備えた該撓り量検出センサの実施例の説明をする。
まず、図3のBの「接続部材」が、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造の代表的な実施例である図4(断面図、一部側面図)の説明を行う。
図4(a)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材」が、複数の部材からなり、例えばこれらの部材間が摺動する等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
図4(b)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材」が、接続部材自体、又は複数の部材からなる接続部材の内の少なくとも一つ以上の部材が、例えば、ゴム、バネ、スポンジ、シリコン等の弾性体や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる例えばバネや板バネや棒バネ等の変形する、変形する半固定部6を持つ構造の実施例である。また、変形して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。また、弾性体や例えばバネや板バネや棒バネ等を一個または二個以上持つ形態でも良い。
図4(c)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材」が、接続部材自体、又は複数の部材からなる接続部材の内の少なくとも一つ以上の部材が、例えば繊維やゴム等や塩化ビニール等の紐、例えば金属等のワイヤー、例えば繊維やゴム等のベルト状のもの等で変形する、変形する半固定部6を持つ構造の実施例である。
また、変形して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。また、紐やワイヤーやベルト等を一本または二本以上持つ形態でも良い。
図4(d)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材」が、複数の部材からなり、一つの部材が摺動させる例えばレール等を備え、もう一つの部材がこの例えばレール等を、覆う又は挟む等で摺動(摺接)する等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
また、例えば関節等の摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。また、摺動(摺接)する部材を撓り部材4に一体として持たせる形態でも良い
図4(e)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材」が、複数の部材からなり、その内の一つの部材が摺動させる例えば溝等を備え、この溝等をもう一つの部材が例えば摺動(摺接)する等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
また、例えばベアリング状に摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図4(f)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材」が、複数の部材からなり、その内の一つの部材が摺動させる例えば釣竿1の円周方向の例えばレール等を備え、この例えばレール等を、もう一つの部材が備えたレールのガイドで覆う又は挟む等で摺動(摺接)する等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
また、例えばレール等を、レールのガイドで覆う又は挟む等で摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。また、複数の例えばレール等を備える形態にしても良い。レールのガイドを撓り部材4に一体に持たせる、または撓り部材4自体に穴を開けて持つ等の形態でも良い。
図4(g)は、釣竿1内部専用の実施形態の断面図で、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材」が、複数の部材からなり、その内の一つの部材が外側で釣竿1と固定し、内側でもう一つの部材と摺動(摺接)する、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
また、図4(g)は、釣竿1内部専用の実施形態の断面図で、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材」が、複数の部材からなり、その内の一つの部材が外側で釣竿1と固定し、内側でもう一つの部材と摺動(摺接)して例えばベアリング状に回転する釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
次に、図3のBの「接続部材」が釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造を備えた、本発明の撓り量検出センサの代表的な実施例である図5(側面図)の説明を行う。
図5(a)は、接続部9の接続構造が、例えば、釣竿1と撓り部材4を一つの例えば図17で示すような固定部材5等の接続部材(例えば図5(a)では左側)で剛体に固定し、残りの一つ又は複数の接続部材(例えば図5(a)では中央と右側)が、例えば図4で示した釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造を備えた、本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図5(b)は、接続部9の接続構造が備えた全ての接続部材に、例えば図4で示した釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造を備えた、これらで構成される本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
また、図5(b)の実施例の全ての接続部材が、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造である場合、例えば図5(b)で示すような何らかの“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”を設けることが望ましい(但し、摩擦力等で留めることが可能な場合は必要ない)。
また、この図5(b)の構成での接続部9の複数全ての「接続部材」に、例えば図4(d)(e)(f)(g)等の、釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の接続部材を備えた形態は、撓り部材4が釣竿1の長手方向を軸に振り子状に振れる構造となる(この振り子状に振れる構造内の、全ての接続部材の内一つの接続部材が長手方向に摺動(摺接)する範囲を無くす等で“釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6“を持たない構造にしても良い)。また図4(b)(c)等の変形する半固定部7を持つ構造を適用しても良い。
図5(c)は、接続部9の接続構造が、例えば撓り部材4の一端を釣竿1に接続部材(例えば図5(c)では左下側)で固定し、撓り部材4のもう一端(例えば図5(c)では左上側)を、もう一つの接続部材が備えた例えば関節部15等の変形する半固定部6で接続し、さらにこの接続部材自体に例えば関節部15等の変形する半固定部6を持つ構造を備え(例えば図5(c)では右上側)、そして釣竿1に固定(例えば図5(c)では右下側)され構成される本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、例えば関節部15等の代わりに例えばI字型やL字型等の例えば板バネや棒バネ等、変形する半固定部6等を持つ形態でも良い。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図5(d)は、接続部9の接続構造が、例えば、撓り部材4の一端(例えば図5(d)では左側)を釣竿1に固定する接続部材と、撓り部材4のもう一端(例えば図5(d)では右側)を例えば接続部材自体、又は複数の部材からなる接続部材の内の少なくとも一つ以上の部材が、例えば繊維や金属等のワイヤーやベルトや紐状のもの17等からなる接続部材で構成されている等の、例えばワイヤーやベルトや紐状のもの17等の変形する半固定部6を持つ構造を備えた接続部材を使用した、本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、ワイヤーやベルトや紐状のもの17等を複数本持つ形態や、図5(d)で示すように撓り部材4の厚さ(太さ)を可変させる形態や、釣竿1が伸びている状態で撓り部材4に一定の撓りを持たせておく形態等の実施例でもある。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図5(e)は、接続部9の接続構造が、例えば図5(a)の構成で、釣竿1内部専用の本発明の撓り量検出センサの実施例である。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
図5(f)は、接続部9の接続構造が、例えば図5(b)の構成で、釣竿1内部専用の本発明の撓り量検出センサの実施例である。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
次に、図3のDの「接続部材が撓り部材4を接続する部分」に、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造の代表的な実施例である図6(断面図、一部側面図)の説明を行う。
図6(a)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、接続部材の備えた、例えば貫通した穴等で撓り部材4を摺動(摺接)させる、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
図6(b)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、接続部材の備えた、例えば二つの爪状のもの等が、撓り部材4をはめ込んで撓り部材4を摺動(摺接)させる、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
図6(c)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、釣竿1に固定された、例えば繊維やゴム等や塩化ビニール等の紐、例えば金属等のワイヤー、例えば繊維やゴム等のベルト状のもの等や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる、例えばC形状の例えば板や棒等、からなる接続部材が、撓り部材4を釣竿1と摺動(摺接)可能な状態に覆う又は比較的軽く巻く等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である(図のように一周させる形態以外でも良い)。また、例えばゴム等の滑り止めを持つ形態でも良い。
また、図6(c)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、釣竿1に固定されていない、例えば繊維(例えば伸びる包帯等が望ましい)やゴム等や塩化ビニール等の紐、例えば金属等のワイヤー、例えば繊維(例えば伸びる包帯等が望ましい)やゴム等のベルト状のもの等や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる、例えばC形状の例えば板バネや棒バネ等、からなる接続部材が、撓り部材4と釣竿1とを摺動(摺接)することが可能な状態に覆う又は比較的軽く巻く等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。また、この形態は覆う又は比較的軽く巻く等で摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。また、例えばゴム等の滑り止めを持つ形態でも良い。
図6(d)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、例えばゴムや塩化ビニールやガラス繊維や金属等からなる接続部材の備えた、貫通した穴で撓り部材4を摺動(摺接)させる等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
図6(e)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、例えばゴムや塩化ビニールやガラス繊維や金属等からなる接続部材の備えた、凹みが釣竿1との間に貫通した穴状の隙間を作り、この貫通した穴状の隙間で、撓り部材4を摺動(摺接)させる等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。また貫通しない穴状の隙間を持つ形態でも良いが、その場合は撓り部材4の端部等を接続させる接続部材となる。
図6(f)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、接続部材に備えた、例えば繊維やゴム等や塩化ビニール等の紐、例えば金属等のワイヤー、例えば繊維やゴム等のベルト状のもの等や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる、例えばC形状の例えば板や棒等が、撓り部材4を釣竿1と摺動(摺接)可能な状態に比較的軽く巻く等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である(図のように一周させる形態以外でも良い)。
図6(g)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、接続部材に備えた貫通していない穴を持ち、この接続部材の貫通していない穴で撓り部材4を摺動(摺接)させる等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。この形態は撓り部材4の端部等を接続させるものである。またこの実施例は“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”の一端を担うものの一例でもある。
図6(h)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、接続部材に例えばT字状の突起部等を持ち、この接続部材の例えばT字状の突起部等が撓り部材4に設けた例えば直線状の穴等の範囲を摺動(摺接)する等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
また、図6(h)の撓り部材4に設けた例えば直線状の穴等の代わりに、例えば撓り部材4の長手方向の両サイド(片サイドのみでも良い)に凹みや凸凸を設けて、この凹みや凸凸間を接続部材に設けた例えば図6(b)等の例えば爪状等の部材が摺動(摺接)させる等の形態でも良い。
図6(i)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、例えば、ゴム、バネ、スポンジ、シリコン等の弾性体や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる例えばバネや板バネや棒バネ等の変形する、変形する半固定部6で撓り部材4と接続する等の、変形する半固定部6を持つ構造の実施例である。また、弾性体や例えばバネや板バネや棒バネ等を一個または二個以上持つ形態でも良い。また、変形して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図6(j)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、例えば繊維やゴム等や塩化ビニール等の紐、例えば金属等のワイヤー、例えば繊維やゴム等のベルト状のもの等で変形する、変形する半固定部6で撓り部材4と接続する等の、変形する半固定部6を持つ構造の実施例である。また、紐やワイヤーやベルト等を一本または二本以上持つ形態でも良い。また、変形して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図6(k)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる例えば板バネや棒バネ等からなる接続部材で、撓り部材4を摺動(摺接)可能な状態に覆う又は釣竿1に押さえつける等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
図6(l)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、接続部材に備えた、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等のアーム状のもの等で、撓り部材4を摺動(摺接)可能な状態に、はめ込み覆う又ははめ込み押さえる等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。
図6(m)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が、接続部材に備えた、釣竿1の円周方向と釣竿1の長手方向に撓り部材4が摺動(摺接)出来る、例えば穴又は隙間等の空間で、撓り部材4を摺動(摺接)する等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。また、この形態は摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
また接続構造の全ての接続部材に図6(m)を使用する場合は、撓り部材4に接続部材の“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”を一箇所設ける、また、接続部材の例えば円周方向に誘導する溝等を設けて、撓り部材に設けた例えば長方形又は複数の突起部等をそわせて誘導する、また、接続部材の例えば円周方向に直線状の穴を設けこの穴を撓り部材に備えた例えばT字型等の突起部等で摺動させる等で、正確に撓り部材4を円周方向に振れるようにすることが望ましい。
図6(n)は、釣竿1内部専用の実施形態の断面図で、接続部9の接続構造の例えば、釣竿1に一体化又は固定された接続部材が、例えば貫通した穴又は貫通していない穴等を持ち、この接続部材の穴等で撓り部材4を摺動(摺接)させる等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ実施形態である。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
次に図3のDの「接続部材が撓り部材4を接続する部分」が釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造を備えた、本発明の撓り量検出センサの代表的な実施例である図7(側面図)の説明を行う。
図7(a)は、接続部9の接続構造が、例えば、釣竿1と撓り部材4を一つの例えば図17で示すような固定部材5等の接続部材(例えば図7(a)では左側)で剛体に固定し、残りの一つ又は複数の接続部材(例えば図7(a)では中央と右側)が、例えば図6で示した釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6や、変形する半固定部6等の構造を持つ、これらで構成される本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図7(b)は、接続部9の接続構造が備えた全ての接続部材に、例えば図6で示した釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6や、変形する半固定部6を持つ構造を備えた、これらで構成される本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
この形態で全ての接続部材に、例えば図6(a)(b)(c)(d)(e)(f)(k)(l)(m)(n)等の釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ場合、例えば図7(b)で示すような何らかの“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”を設けることが望ましい(但し、図4で示した接続部材を組み合わせた場合や、摩擦力等で留めることが可能な場合は必要ない)。
また、この図7(b)の実施例で円柱状の撓り部材4を採用する場合は、接続部9の接続構造の内の少なくとも一つの接続部材に接続する部分の撓り部材4の形状を、例えば図16(h)の断面図で示すように例えば一つ(複数でも良い)の突起状のもの等を設けることや、例えば正方柱や長方柱や楕円等の形状等に、変化させることが望ましい。これにより撓り部材4が長手方向を軸に回転し、撓り量を正確に検出出来ない問題を防止することが出来る。
また、図7(b)の構成での接続部9の複数全ての「接続部材が撓り部材4を接続する部分」に、例えば図6(m)等の釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造は、撓り部材4が釣竿1の長手方向を軸に振り子状に振れる構造となる(この振り子状に振れる構造内の、全ての接続部材の内一つの接続部材が長手方向に摺動(摺接)する範囲を無くす等で“釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6“を持たない構造にしても良い)。また図6(i)(j)等の変形して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造を適用しても良い。
図7(c)は、例えば、接続部9の接続構造が、例えば図7(a)の構成で、一部の接続部材(例えば図7(c)では右側)が例えば二つの関節部15等(一軸、二軸のどちらでも良い)の変形する等の、変形する半固定部6を持つ本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、例えば変形する関節等の代わりに例えばL字型やI字型の板バネ状のもの等を備えた形態でも良い。また、図7(c)の中央の接続部材は押し当てる形態等の釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ一例である。撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図7(d)は、例えば、接続部9の接続構造が、例えば図7(a)の構成で、一部の接続部材(例えば図7(d)では右側)が例えば、ゴム、バネ、スポンジ、シリコン等の弾性体や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる例えばバネや板バネや棒バネ等の変形するする半固定部6を持つ本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、この例えば板バネや棒バネ等を、例えば撓り部材4や釣竿1と一体化させる形態でも良い。また、図7(d)では中央の接続部材は押し当てる形態等の釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ一例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図7(e)は、接続部9の接続構造が、接続部材(図7(e)では中央)で釣竿1と撓り部材4を接続し、さらに釣竿1に固定した接続部材(例えば図7(e)では、右側、左側)に撓り部材4を摺動(摺接)することを可能な状態にそえる又は押さえる等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ、等で構成される本発明の撓り量検出センサの実施例である。
また、図7(e)の中央の接続部材の代わりに、例えば図17(a)(b)(c)(d)(e)(f)や、例えば図4の(a)(b)(c)(d)(e)(f)や、例えば図6(a)(b)(c)(d)(e)(f)(h)(i)(j)(k)(l)(m)や、例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)等の様々な接続形態を適用することが出来る。
また、図7(e)の撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。但し、撓り部材4を釣竿1の上側に配置させる場合は、下に反った撓り部材4を使用することにより、釣竿1が撓った場合でも、撓った釣竿1に撓り部材4をそわせることが可能になる。
また図7(e)の構造を、撓り量検出センサを一つの構成にしてさらに脱着させやすい構造にするために、中央の接続部材と左右の接続部材を例えば、ゴム、バネ、スポンジ、シリコン等の弾性体や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる例えばバネや板バネや棒バネ等でつなぎ、さらに左右の接続部材と釣竿1を固定させない形態にしても良い。
また、接続部材自体の温度による膨張や収縮による例えば傾く等の温度影響を排除するために図で示すように例えば回転軸16等を設ける形態でも良い。
図7(f)は、例えば、接続部9の接続構造が、例えば、図7(b)の構成で、両端の接続部材に図6(g)を使用した実施例である。またこの実施例は“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”の一例でもある。撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図7(g)は、例えば、接続部9の接続構造が、例えば図7(a)の構成で、釣竿1内部専用の本発明の撓り量検出センサの実施例である。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
図7(h)は、例えば、接続部9の接続構造が、例えば図7(b)の構成で、釣竿1内部専用の本発明の撓り量検出センサの実施例である。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
次に、図3のCの「接続部材が釣竿1を接続する部分」に釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造の代表的な実施例である図8(断面図)の説明を行う。
図8(a)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が釣竿1を接続する部分」が、例えば、二本(複数)のアーム状からなる接続部材が、釣竿1を例えば、挟むことや、そえること等で摺動(摺接)させる、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。またこの形態は釣竿1を例えば、挟むことや、そえること等で摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図8(b)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が釣竿1を接続する部分」が、例えば、接続部材が備えた、アーム状の部材で釣竿1を、例えば、挟むことや、そえること等で釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。またこの形態は釣竿1を例えば、挟むことや、そえること等で摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図8(c)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が釣竿1を接続する部分」が、例えばO形状またはC形状等の筒状の接続部材が、例えば、保持することや、そえること等で釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。またこの形態は例えば、保持することや、そえること等で摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図8(d)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が釣竿1を接続する部分」が、接続部材に備えた、例えば繊維やゴム等や塩化ビニール等の紐、例えば金属等のワイヤー、例えば繊維やゴム等のベルト状のもの等や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる、例えばC形状の例えば板や棒等で、釣竿1を例えば、覆うことや、軽く巻くこと等で釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。またこの形態は釣竿1を例えば、覆うことや、軽く巻くこと等で摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図8(e)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が釣竿1を接続する部分」が、撓り部材に固定した、例えば繊維やゴム等や塩化ビニール等の紐、例えば金属等のワイヤー、例えば繊維やゴム等のベルト状のもの等や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる、例えばC形状の例えば板や棒等、からなる接続部材が、釣竿1を例えば、覆うことや、比較的軽く巻くこと等で釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ構造の実施例である。またこの形態は釣竿1を例えば、覆うことや、比較的軽く巻くこと等で摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図8(f)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が釣竿1を接続する部分」が、例えば、ゴム、バネ、スポンジ、シリコン等の弾性体や、例えば、金属、ガラス繊維、カーボン、塩化ビニール等からなる例えばバネや板バネや棒バネ等で変形する、変形する半固定部6で釣竿1と接続する等の、変形する半固定部6を持つ構造の実施例である。
またこの形態は変形して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図8(g)は、例えば、接続部9の接続構造の「接続部材が釣竿1を接続する部分」が、例えば例えば繊維やゴム等や塩化ビニール等の紐、例えば金属等のワイヤー、例えば繊維やゴム等のベルト状のもの等で変形する、変形する半固定部6で釣竿1と接続する等の、変形する半固定部6を持つ構造の実施例である。また、ベルトや紐状のもの17等を一本または二本以上持つ形態でも良い。
またこの形態は変形して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。
図8(h)は、釣竿1内部専用の実施形態の断面図で、接続部9の接続構造の例えば撓り部材4に一体化又は固定された、例えば、円柱状や方柱状の接続部材が、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ形態である。またこの形態は摺動(摺接)して釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造の実施例でもある。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
次に、図3のCの「接続部材が釣竿1を接続する部分」に釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ形態を使用した、本発明の撓り量検出センサの代表的な実施例である図9(側面図)の説明を行う。
図9(a)は、接続部9の接続構造が、例えば、釣竿1と撓り部材4を一つの例えば図17で示すような固定部材5等の接続部材(例えば図9(a)では左側)で剛体に固定し、残りの一つ又は複数の接続部材(例えば図9(a)では中央と右側)が、例えば図8で示した釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6や、変形する半固定部6等を持つ、これらで構成される本発明の撓り量検出センサの実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図9(b)は、接続部9の接続構造が備えた全ての接続部材に、例えば図8で示した釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6や、変形する半固定部6等を持つ構造を備えた、これらで構成される本発明の撓り量検出センサの実施例である。
この図9(b)の形態で全ての接続部材に、例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)(h)等の摺動(摺接)する釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ場合、図9(b)で示すような例えばクリップ状のもので釣竿1の特定の位置で固定した“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”や、例えばゴムや塩化ビニール等からなる例えばCリング状のもの等で釣竿1の特定の位置に固定した“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”や、例えば釣り竿1の釣り糸のガイド等を“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”として使用する形態や、例えば釣竿1自体に“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”を一体化して持たせる形態等の、何らかの“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”を設け釣竿1の特定の位置に撓り量検出センサ2を留めることが望ましい(但し、図4で示した接続部材を組み合わせた場合や、摩擦力等で留めることが可能な場合は必要ない)。
また、図9(b)の撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。但し下以外に配置させたい場合は、例えば範囲を制限する部材を設けて、摺動(摺接)して振る範囲を制限する必要がある。また左右に撓り部材4を配置する場合は例えば図15で示すような形態となる。
また、この図9(b)の構成での接続部9の複数全ての「接続部材が釣竿1を接続する部分」に、例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)(h)等の、釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造は、撓り部材4が釣竿1の長手方向を軸に振り子状に振れる構造となる(この振り子状に振れる構造内の、全ての接続部材の内一つの接続部材が長手方向に摺動(摺接)する範囲を無くす等で“釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6“を持たない構造にしても良い)。また図6(i)(j)等の変形する半固定部7を持つ構造を適用しても良い。
図9(c)は、接続部9の接続構造が、接続部材(図9(c)では中央)で釣竿1と撓り部材4を接続し、さらに撓り部材4に備えた接続部材(図9(c)では、右側、左側)が釣竿1と摺動(摺接)することが可能な状態に、そえる又は押さえる等の釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ本発明の撓り量検出センサの実施例である。
また、図9(c)の中央の接続部材の代わりに、例えば図17(a)(b)(c)(d)(e)(f)や、例えば図4の(a)(b)(c)(d)(e)(f)や、例えば図6(a)(b)(c)(d)(e)(f)(h)(i)(j)(k)(l)(m)や、例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)等の様々な接続形態を適用することが出来る。
また例えば図9(c)の左右の接続部材が釣竿1と摺動(摺接)する部分の形状は、平らな形状やC形状やU形状やII形状等様々な形状が適用できる。
また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。但し、撓り部材4を釣竿1の上側に配置させる場合は、下に反った撓り部材4を使用することにより、釣竿1が撓った場合でも、撓った釣竿1に撓り部材4をそわせることが可能になる。
また、接続部材自体の温度による膨張や収縮による例えば傾く等の温度影響を排除するために図9(c)で示すように例えば回転軸16等を設ける形態でも良い。
図9(d)は、接続部9の接続構造が、例えば図9(a)の構成で、釣竿1内部専用の本発明の撓り量検出センサの実施例である。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
図9(e)は、接続部9の接続構造が、例えば図9(b)の構成で、釣竿1内部専用の本発明の撓り量検出センサの実施例である。このように釣竿1の内部に撓り量検出センサ2を配置することにより、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡むのを防止出来る構造となる。
次に、図3のAの「撓り部材4」に釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ形態を使用した本発明の撓り量検出センサの代表的な実施例である図10(側面図)の説明を行う。
図10(a)は、例えば、接続部9の接続構造が、釣竿1に複数の接続部材で一体化又は固定された複数の撓り部材4が、例えば伸び縮み可能に摺動(摺接)する等の、変形する半固定部6を持つ、本発明の撓り量検出センサの実施例である。撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。また、図10(a)の図では右側の撓り部材4が接続部材でも良い。
図10(b)は、例えば、接続部9の接続構造が、釣竿1に複数の接続部材で一体化又は固定された複数の撓り部材4が、例えば、ゴムや、バネ等の弾性体14や、弾性の接着剤等で伸び縮み可能に変形する弾性体14で接続する等の変形する半固定部6を持つ、本発明の撓り量検出センサの実施例である。撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。また、図10(b)の図では右側の撓り部材4が接続部材でも良い。
図10(c)は、例えば、接続部9の接続構造が、接続部材(図10(c)では中央)で釣竿1と撓り部材4を接続し、さらに撓り部材4に一体化して備えた接続部材(例えば図10(c)では、右側、左側)が、例えば、そえる又は押し当てる等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ本発明の撓り量検出センサの実施例である。
また、図10(c)の中央の接続部材の代わりに、例えば図17(a)(b)(c)(d)(e)(f)や、例えば図4の(a)(b)(c)(d)(e)(f)や、例えば図6(a)(b)(c)(d)(e)(f)(h)(i)(j)(k)(l)(m)や、例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)等の様々な接続形態を適用することが出来る。
また例えば図10(c)の撓り部材4に一体化して備えた左右の接続部材が釣竿1と摺動(摺接)する部分の形状は、平らな形状やC形状やU形状やII形状等様々な形状が適用できる。
また例えば図10(c)は、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。但し、撓り部材4を釣竿1の上側に配置させる場合は、下に反った撓り部材4を使用することにより、釣竿1が撓った場合でも、撓った釣竿1に撓り部材4をそわせることが可能になる。
また図10(c)の撓り部材4に一体化された左右の接続部材を持たない形態(釣竿1が撓り部材4を直接押す形態)の例えば図10(d)や、釣竿1に撓り部材4全体をそわす形態の例えば例えば図10(e)の形態等でも良い、この図10(e)の形態も三つの接続部材で釣竿1と、撓り部材4を接続した図10(c)と同様の形態である。つまり釣竿1が撓り部材4を押す部分も、一つの釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ接続部材である。
また、また図10(c)で示すように、接続部材自体の温度による膨張や収縮による例えば傾く等の温度影響を排除するために図で示すように例えば回転軸16等を設ける形態でも良い。
すなわち、該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で全ての枠状を形成する部分の、それぞれの枠状を形成する部分の、該撓り部材、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の、少なくとも一つ以上が半固定部を持つ構造」を備えることにより、
取り付けた該撓り量検出センサの影響を殆ど受ない「該釣竿と該接続部と該撓り部材の構成がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止した、常に該釣竿の柔軟に撓った長手方向の撓りに追従しながら該撓り部材自体に発生する撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出する構造」となる。
次に、該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で構成する全てのラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体を形成する部分の、外側の該撓り部材に該検出体を備える構造」の説明を行う。
「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で構成する全てのラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体を形成する部分の、外側の該撓り部材に該検出体を備える構造」とは、例えば図9(c)等の形態の該撓り量検出センサで、釣竿1と撓り部材4とを中央二つの接続部材で剛体に固定した場合に、この二つの接続部材と釣竿1と撓り部材4で出来たラーメン構造等の枠状の剛体をなす、撓り部材4は撓れないので、柔軟に撓り部材4が撓ることが可能な、ラーメン構造等の枠状の剛体の外側の撓り部材4に検出体3を備える構造のことである。
該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で構成する全てのラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体を形成する部分の、外側の該撓り部材に該検出体を備える構造」を備えることにより、
取り付けた該撓り量検出センサの影響を殆ど受ない「該釣竿と該接続部と該撓り部材の構成がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止した、常に該釣竿の柔軟に撓った長手方向の撓りに追従しながら該撓り部材自体に発生する撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出する構造」となる。
次に、該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、該撓り部材に固定された少なくとも二つ以上の接続部材で接続する構成であり、そのうちの一つの接続部材が該釣竿に固定され、残りの接続部材が該釣竿に固定されないで該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達出来る構造」の実施例を、図11を参照しつつ説明する。
例えば図11で示すように、接続部9の接続構造が、撓り部材4に固定された二つ以上の接続部材で構成され、その中の一つの接続部材が、例えば図11(b)が釣竿1に固定され、そして残りの接続部材が、例えば図11(c)(d)が、釣竿1と固定されていない(釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する)構造の実施例である。
また例えば図9(a)(c)や、図10(c)、(d)、(e)等の実施例や、
また例えば後述する図13(a)や、図18や、図19や、図20や、図21や、図22や、図23等の実施例もこの構造である。
また、撓り部材4に固定され、さらに釣竿1と固定されている一つの接続部材として、例えば図17(a)(b)(c)(d)(e)(f)で示す固定部材5や、例えば図4(a)(b)(c)(d)(e)(f)や、例えば図18(b)の中央の接続部材や、例えば図19(b)の右側の接続部材や、例えば図21の右側の接続部材や、例えば図22の右側の接続部材や、例えば図23の右側の接続部材等、様々な接続部材を適用することが出来る。
また、撓り部材4に固定され、さらに釣竿1と固定されていない残りの接続部材としては、例えば図8の(a)(b)(c)(d)(e)や、例えば図9(c)図10(c)、図10(d)、図10(e)等の左右の接続部材や、例えば図18の左右の接続部材や、例えば図19の左側と中央の接続部材や、例えば図21の左側と中央の接続部材や、例えば図22の左側と中央の接続部材や、例えば図23の左側と中央の接続部材等を適用することが出来る。また撓り部材4を釣竿1が直接押す形態(押される部分が接続部材となる形態)でも良い。
また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。左右に配置する場合は、図15等の形態となる。
すなわち、該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、該撓り部材に固定された少なくとも二つ以上の接続部材で接続する構成であり、そのうちの一つの接続部材が該釣竿に固定され、残りの接続部材が該釣竿に固定されないで該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達出来る構造」を備えることにより、取り付けた該撓り量検出センサの影響を殆ど受ない「該釣竿と該接続部と該撓り部材の構成がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止した、常に該釣竿の柔軟に撓った長手方向の撓りに追従しながら該撓り部材自体に発生する撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出する構造」となる。
また、この構造は、釣竿1側に特別な装備を持たす必要が無いので、一般の釣竿に取り付けることが可能で、さらに撓り量検出センサ2が釣竿1に一つの接続部材で固定されているため容易に取り付けや、取り外しが可能である。
次に、該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造」の実施例である図12(側面図)を参照しつつ説明する。
例えば図12(a)(b)(c)(d)は、「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造」の実施例である。以下に順に説明する。
図12(a)は、接続部9の接続構造が、例えば、釣竿1に固定された接続部9の二つの接続部材に撓り部材4が湾曲した状態に取り付けられている実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図12(b)は、接続部9の接続構造が、例えば、釣竿1に例えば接着剤等の接続部材で撓り部材4が湾曲した状態に例えば接着されている等により固定する実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図12(c)は、例えば、図12(a)の形態に、さらに撓り部材4と接続部9の接続部材とを接続する部分に例えば関節部15等を設けて、撓り部材4を均等に撓らせることを可能にする実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
図12(d)は、例えば、図12(a)の形態に、釣竿1の長手方向を軸に撓り部材4が振り子状に振れる構造にするために、全ての接続部材に例えば、関節やベアリング等の釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持たせた構造である。これにより撓り部材4が釣竿1の長手方向を軸に振り子状に振れる構造となる。
すなわち、該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造」を備えることにより、
取り付けた該撓り量検出センサの影響を殆ど受ない「該釣竿と該接続部と該撓り部材の構成がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止した、常に該釣竿の柔軟に撓った長手方向の撓りに追従しながら該撓り部材自体に発生する撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出する構造」となる。
また図12で示した形態で、例えば釣竿1がオモリや仕掛けの取り付けられていない無負荷状態の伸びた状態では撓り部材4が伸びていて、例えばオモリ負荷がかかり釣竿1が撓ることで、図12で示すように撓り部材4が湾曲する形態でも良い。
また図12で示した形態は、この形態にさらに釣竿1と接続する部分や接続部材自体に摺動(摺接)する部分や変形する部分を持たせる形態でも良い。また、この形態は、例えば釣竿のガイド間の釣り糸に押させて釣り糸の張力を検出することが可能な構造でもある。
また、この「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造」は、接続部9の二つの接続部材間の距離を検出していることでもある。また、二つの接続部材間の圧力を検出していることでもある。すなわちこの「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造」は、角度計、変位計、圧力計、たわみ計の機能も供え持つ構造であり、軽量、コンパクト且つ低コストのセンサである。
また図12で示す二つの接続部材間の圧力や変位を圧力計や変位計で検出させる形態の撓り量検出センサ2でも良い。
次に「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該撓り部材を接続している部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材の内の、少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造」の実施例である図13を参照しつつ説明する。
「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該撓り部材を接続している部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材の内の、少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造」とは、
例えば、代表的な実施例である図13(a)で示すように、二つ以上の左右の接続部材で釣竿1と撓り部材4を接続する構成であり、左右それぞれの接続部材の「接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材」のいずれかに少なくとも一つ以上に、釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造である。この構造は全ての接続部材が釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持っているので、撓り部材4を釣竿1の長手方向を軸に振り子状に振れる構造となる。そしてこの構造により釣竿1の横方向の撓りで生じる撓り部材4の歪み(ネジレ)を、撓り部材4自体が戻す力で釣竿1の撓る方向に撓り部材4を自動で向かせることが可能な構造となる。
ちなみに図13(a)は、例えば、左側の接続部材が「接続部材が該釣竿を接続する部分」に摺動(摺接)する釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造であり。そして右側の接続部材が「接続部材自体」にベアリング状に回転する釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造である。
また、この図13(a)の構造は、釣竿1の置いた(設置した)角度に関係無く、釣竿1の撓っていない場合等に、予め撓り部材4の重みで撓り部材4を水面方向の下方向に向かせることが可能になり、これにより、釣竿1の撓り始める際に撓り部材4を円滑に撓り始めさせることが出来る。
また、例えば、代表的な実施例である図13(b)は、左右の接続部材が「接続部材自体」にベアリング状に回転する釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造である。
そして、図13(b)は複数の撓り部材4を備えた構成であり、さらに強い力で釣竿1の撓る方向に撓り部材4を自動で向かせることが可能な構造となる。
また、撓り部材4を振る妨げにならない程度の例えばオモリ(カバーや、筐体や、ガイド等でも良い)等を、例えば振れる接続部材又は撓り部材の下側等に一体化、または取り付けることが望ましい。これにより釣竿1の撓っていない場合等に、例えばオモリ等の重みで撓り部材4を水面方向に向かせることが可能になる。
また、釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ構造としては、例えば図4(b)(c)(d)(e)(f)の接続部材や、例えば図6(m)の接続部材や、図7(c)の右側の接続部材や、例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)の接続部材や、例えば図9(c)図10(c)(d)(e)の左右の接続部材や、例えば、図12(d)の左右の接続部材や、例えば図18の中央、左側、右側の接続部材や、例えば図19の中央、左側、右側の接続部材、等を適用することが出来る。また、これだけに限らず本発明の図面で示す半固定部7を持つ構造の全てを適用することも可能で有る。
すなわち、「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該撓り部材を接続している部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材の内の、少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造」を備えることにより、該釣竿の横方向の撓りで生じる該撓り部材の歪み(ネジレ)を、該撓り部材自体が戻す力で該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能になり、例えば常に自動で風上を向く風見鶏の様に、常に該釣竿が撓る方向に該撓り部材を自動で向かせ、該釣竿の撓る方向の撓りを該撓り部材に伝えることが可能になり、常に該釣竿の撓る方向の該釣竿の撓りに追従して撓った該撓り部材自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出することが可能となり、簡素な該検出体をもつ構造の該撓り量検出センサで該釣竿が撓った方向の撓り量を正確なに検出することが可能になり、置いた(設置した)該釣竿の角度に関係なく正確な撓り量を検出することが可能になり、横方向に対しても該釣竿が柔軟に撓れるようになる。
次に、図13(b)の形態の補足説明を行う。図13(b)の形態は、釣竿1の外側に撓り部材4を配置する構造であり、さらに釣竿1の撓りの中立面(中立軸)や、中立面(中立軸)付近に撓り部材4の中立面(中立軸)を配置する構造である。この構造はさらにもう一つの該いろいろな工夫の内の一つの工夫でもある。また図13(b)の形態での全ての半固定部7を無くした構造も、さらにもう一つの該いろいろな工夫の内の一つの工夫である。
すなわち、該いろいろな工夫の内の一つの工夫である「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿の撓りの中立面(中立軸)に撓り部材4の中立面(中立軸)を配置する構造」を備えることにより、該撓り量検出センサの影響を殆ど受ない「該釣竿と該接続部と該撓り部材の構成がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止した、常に該釣竿の柔軟に撓った長手方向の撓りに追従しながら該撓り部材自体に発生する撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出する構造」となる。さらに該撓り量検出センサを該釣竿に容易に脱着することが出来る構造となる。
ここから、本発明の全ての撓り量検出センサの撓り部材4の代わりに使用可能な、撓る接続部材や、弾性体の接続部材等との複数の部材で構成する撓り部材4の形態を、図14(側面図)を参照しつつ、説明する。
図14(a)は、撓り部材4の片面に撓る接続部材をそえた、又は撓り部材4の片面に撓る接続部材の一部分、部分的、または全体を固定した形態である。
また図14(b)は、撓り部材4の両面に撓る接続部材をそえた形態である。また両面の撓る接続部材の一部分、部分的、または全体を固定した形態である。固定方法は、接着剤又は弾性の接着剤等で固定させた形態等を適用できる。また、両面に撓る接続部材を添える代わりに例えばゴム、バネ、スポンジ、シリコン等の弾性体を用いた形態でも良い。また例えばゴム、バネ、スポンジ、シリコン等の弾性体に撓り部材4を格納した形態等でも良い。
このような、例えば撓り部材4の両面に撓る接続部材をそえた形態等にすることにより、検出体3や撓り部材4の破損を防止することや、撓り部材4に曲げ癖がつくことを防止できる。
図14(c)は、撓り部材4に複数の例えばバネやスポンジ等の弾性体を持つ形態である。また、単数のバネやスポンジ等の弾性体を全体に配置させる形態でも良い。
また図14(c)の該撓り量検出センサの構造は、接続部9の接続構造が、釣竿1と例えばクリップ状のものや棒バネ等の圧接、圧着等で固定する接続部材と、撓り部材4と、さらに接続部材が撓り部材4を釣竿1にそえる例えばスポンジやゴムやバネ等の弾性体14とを備えた構成であり、釣竿1に撓り部材4を押して摺接させる、変形する半固定部6を持つ構造の実施例である。また、撓り部材4を配置する位置を限定したものではない。
ここから、本発明の撓り量検出センサ2の撓り部材4の説明を行う。
撓り部材4は、材質に、例えば、塩化ビニール、ガラス繊維、カーボン、金属等の様々な材質(撓る材質)を適用することができ、また撓り部材4は、形状に図16(a)、(b)、(c)の断面図で示すように、例えば板状・棒状(円柱状・楕円柱状・長方柱・正方柱)等の様々な形状が適用できる。また撓り部材4が部分的に太さ(厚さ、幅)等を変化させる形態でも良い(但し図9(b)等の内部に格納する形態で、円柱状の撓り部材を使用する場合は一部の形状を円以外の形状にする等の軸方向に回転させない手段を持たせる必要がある)。また例えば比較的大きい(長い)ひずみゲージ等を使用する場合等は、例えば2枚のひずみゲージ等を張り合わせたもの等を、検出体3を取り付けた撓り部材4として使用する形態でも良い。
ここから、撓り部材4に検出体3を取り付ける形態の説明を行う。
撓り部材4に検出体3を取り付ける形態は、例えば図16(a)、(b)、(c)の断面図で示すように、撓り部材4に対して二つの検出体3を向かい合わせの位置に取り付けることが望ましい。これにより例えば温度影響等により発生する撓り部材4自体の膨張収縮の軸力ひずみや、構成内に例えばバネ等を設けた場合に発生するバネ等による膨張収縮の軸力ひずみを排除した、撓り部材4自体に発生する純粋な曲げ応力を精度高く検出することが可能になる。また、撓り部材4に検出体3を取り付けた後に、撓り部材4全体、又は検出体3を取り付けた部分を例えばシリコンや、エポキシ等でコーティングすることや、例えば検出体3を撓り部材4に埋め込むこと等で防水することが望ましい。
また、例えば図16(d)の側面図、(e)、(f)、(g)等の断面図で示すように、例えば棒状(円柱状・楕円柱状・長方柱・正方柱)等の撓り部材4に複数の検出体3を取り付けることにより、撓り量に加えて撓っている方向も検出することが可能になる。このような形態でも良い。
ここから、本発明の撓り量検出センサ2の検出体3の説明を行う。
検出体3は、例えば、歪ゲージ、ストレーンゲージ、圧電素子、圧力計、応力計、歪み計、曲げセンサー、光ファイバー、変位計等が適用出来る。
ここで、本発明の撓り量検出センサ2の接続部9の接続構造の接続部材の補足説明を行う。
接続部9の接続部材、または複数の部材からなる接続部材の一部の部材を、撓り部材4と一体化させた形態、釣竿1と一体化させた形態、又は撓り部材4と釣竿1双方と一体化させた形態等でも良い。また接続部9の接続部材は、例えば一部分と複数部分を接続する例えばY字型等の接続部材や、複数部分と複数部分を接続する例えばX字型や、例えばII字型(複数の部材に分かれた形態例えば図8(a)等でも良い)等の形状の接続部材を用いた形態等の様々な形の接続部材を適用することができる。例えば、釣竿1の撓りをガイドする釣竿のガイド部(例えば、釣竿のガイド部23)や、釣り糸をガイドする釣り糸のガイド部(例えば、釣り糸のガイド部24)や、撓り量検出センサのカバーや筐体(例えば、カバー22)等を、接続部9の接続部材や、接続部材の一部の部材とする形態でも良い。また、釣竿1との接続する部分は簡単に脱着出来る形態にすることが望ましい。
また、接続部材の高さを可変させて、釣竿1と撓り部材4との距離を可変させることにより、釣竿1の曲げ半径から撓り部材4の曲げ半径を増減させることが可能になる。これにより例えばあまり撓らない釣竿1でも、検出する撓り量を増幅させ高感度に検出することが出来る。
ここで、本発明の撓り量検出センサ2の接続部9の接続構造の、釣竿1と撓り部材4を接続する接続部材の数の説明を行う。
接続部9の接続構造の釣竿1と撓り部材4を接続する接続部材の数は、基本的には二つ以上であれば良い。しかし最良の数としては三つの接続部材で釣竿1と撓り部材4を接続させる形態が望ましい。これにより撓り部材4が例えば両端側の接続部材と中央側の接続部材から逆方向の力を受けて釣竿1の撓りに合わせて精度高く撓れるようになり、精度高の撓り量を検出することが可能になる。これにより正確に釣り糸の張力や魚信力を検出することが出来る。
また、複数の接続部材に分けて釣竿1と撓り部材4を部分的に接続することにより、釣竿1を接続部材が閉塞させて撓れない等の影響を受ける部分を極力減らすことが出来る。
また、接続部9の接続部材等が釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ構造は、温度影響による接続部材自体の膨張収縮の歪みを逃がすことが可能になり、温度影響による接続部材自体の膨張収縮等の外乱が撓り部材4に伝わらない構造となる。
ここで、本発明の撓り量検出センサ2の摺動(摺接)する半固定部6、半固定部7の説明を行う。
摺動(摺接)する半固定部6、半固定部7は、摺動(摺接)する部分に隙間を設ける形態や、隙間を設けずに摺動させる形態等どちらでも良い。また、摺動(摺接)する隙間等の部分に追従性を向上させるために例えば、ローラー等や繊維やブラシやスポンジやバネや板バネや低反発ウレタン等を設ける形態でも良い。また、摺動(摺接)する部分をスムーズに摺動(摺接)させるために例えば潤滑材の塗布や、ローラーを設ける等の形態でも良い。
ここで、釣竿1に本発明の撓り量検出センサ2を取り付ける位置の説明を行う。
釣竿1に撓り量検出センサ2を取り付ける位置は、釣竿1の撓りを検出できる位置であれば釣竿1内部外部を問わず何処でも良く、また、釣竿1の軸方向に対して撓り量検出センサ2を取り付ける角度も、釣竿1の撓りを検出できる位置であれば釣竿1のどの角度でも良い。すなわち、釣竿1の撓りが撓り部材4に伝わる位置であれば何処でも良い。例えば図15(断面図)の撓り部材4を側面に接続する一例で示すように、例えば撓り部材4を釣竿1の側面等に水平方向に接続する形態でも良い。また例えば、図15(b)で示すように左右に二つの撓り部材4を設ける形態でも良い。また釣竿1の長手方向に複数の撓り部材4を設ける形態でも良い。また、複数の撓り部材4を使用する形態は、必ずしも全ての撓り部材4に検出体3を備えさせる必要は無い。
次に、図17の固定部材5の説明を行う。
図17の固定部材5は、釣竿1と撓り部材4を剛体に固定する接続部材の一例であり、釣竿1の長手方向の特定の位置に撓り部材4を剛体(摺動したり変形したりしない形態)に固定するための接続部9の接続部材である。固定する方法は、例えば圧着固定や、圧接固定、接着固定や、撓り部材4と固定部材5を一体化させた固定や、釣竿1と固定部材5を一体化させた固定や、撓り部材4と釣竿1双方と一体化させた固定等、様々な固定方法を適用することが出来る。
また図17の、本発明においての固定部材5は、釣竿1自体の撓り量を他の接続部材の半固定部6等で排除することが出来る構造のため、比較的強固に固定させる構造で無くても、釣竿1の特定の位置からズレることを防止することが出来る。
また、釣竿1が撓ることや、外部からの外乱影響等により、接続部材自体が例えば変形したり、接続部材が釣竿1や撓り部材4と例えば釣竿1の長手方向に摺動(摺接)するのであれば、それは固定部材5ではなく、半固定部6を持つ接続部9の接続部材である。
また同様に、釣竿1が撓ることや、釣竿1が後述する釣竿のガイド等を押す力により、接続部材自体が例えば釣竿1の長手方向を軸に振り子状に変形したり、接続部材が釣竿1や撓り部材4と例えば釣竿1の長手方向を軸に摺動するのであれば、それは固定部材5ではなく、半固定部7を持つ接続部9の接続部材である。
次に、「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」を、実施例の図18(d)、図19(c)を参照しつつ説明する。
「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」とは、
例えば、前記図13で示した「該接続部の接続構造が、該釣竿と接続する全ての該接続部材に、接続部材自体、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の少なくとも一つに、該釣竿の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部を持ち、該釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振る手段を持つ構造」等の撓り部材4を釣竿1の長手方向を軸に振ることが可能な構造を持つ構造に、
例えば図18(d)で示すように、撓り部材4または該接続部の接続構造の接続部材に取り付けられた釣竿のガイド部23を設ける(図18(d)の実施例はカバー部22を利用した形態である)ことにより、釣竿1の横方向に撓る力で、この釣竿のガイド部23を押させて、釣竿1の撓る方向に撓り部材4を向かせることが可能な構造のことである。
また、実施例の例えば図19(c)で示すように、釣竿1に取り付けられた釣竿のガイド部23を設ける(この実施例はカバー部22を利用した形態である)ことにより、釣竿1の横方向に撓る力で釣竿のガイド部23を押させて、釣竿1の撓る方向に撓り部材4を向かせることが可能な構造のことである。
また、釣竿のガイド部23の材質は金属や塩化ビニール等の様々な材質を適用することが出来る。また釣竿のガイド部23の形態は、例えば骨組みだけで構成される形態や、例えば図18(d)の実施例で示すように例えばカバー22に設ける形態や、複数の部材からなる形態等の様々な形態が適用できる。
また、釣竿のガイド部23が釣竿1の撓りをガイドする部分の数は、釣竿1の長手方向に対して一部分または複数部分等特に問わない。また釣竿1の撓りをガイドする部分の形状は、U字型、O字型、II字型(複数の部材に分かれた形態でも良い)等様々な形状を適用することが出来る。
すなわち「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」を備えることにより、釣竿1が横方向に撓る力で釣竿のガイド部23を押させて、釣竿1の撓る方向に、例えば電池や、撓り検出部31や、カバー22等を備えている等で比較的重い撓り量検出センサ2であったとしてもしっかりと、釣竿1の撓る方向に撓り量検出センサを向かせることが可能になる。これにより釣竿1の撓る方向に向いた撓り量検出センサ2で、釣竿1の撓った方向の釣竿1の撓りを検出することが可能になる。さらに釣竿1の横方向への撓りに対しても、釣竿1が完全に束縛されることなく自由に柔軟に撓ることが可能になる。
また、釣竿のガイド部23やカバー22を、接続部9の接続部材として使用する形態や、接続部材の一部の部材として使用する形態等でも良い。
また、釣竿のガイド部23を、撓り部材4を釣竿1の上側に配置した例えば図21等の形態や、撓り部材4を釣竿1の横側に配置した例えば図13(b)の形態にも適用することが可能である。
また、釣竿のガイド部23を接続部材や撓り部材4に一体化して持たせる等の形態や、後述する釣り糸のガイド部等に持たせる、又は一体化させて持たせる等の形態等でも良い。
また、釣竿のガイド部23を例えば図25や図26の実施例で示すように、該撓り部材を持たない、例えば変位計、圧力計等の該検出体を備えた撓り量検出センサ2にも例えば釣竿のガイド部23を持たせる形態を適用することが出来、同様の効果(但し、該撓り部材に関する効果を除く)を得ることが出来る。
次に、上記の構造とは逆の「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが出来ない構造」の説明をする。すなわちこの構造は「該接続部の接続構造の内の少なくとも一つの剛体の接続部材が該釣竿と該釣竿のガイド部を剛体に固定した構造」であり、この構造を備えることにより、該釣竿の横方向の撓りを制限することが出来、該釣竿の該撓り部材や該検出体の破損を防止出来る構造となる。
次に図20にて、前記の該釣竿が該釣竿のガイド部23を押す代わりに、釣り糸が釣り糸のガイド部24を押す構造である、「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣り糸のガイド部を設け、この該釣り糸のガイド部が該釣竿の横方向に撓ることに伴い釣り糸が横方向に移動する力で押され、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」の実施例である図20を参照しつつ説明する。
この「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣り糸のガイド部を設け、この該釣り糸のガイド部が該釣竿の横方向に撓ることに伴い釣り糸が横方向に移動する力で押され、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」とは、
例えば、前記図13で示した「該接続部の接続構造が、該釣竿と接続する全ての該接続部材に、接続部材自体、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の少なくとも一つに、該釣竿の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部を持ち、該釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振る手段を持つ構造」等の撓り部材4を釣竿1の長手方向を軸に振ることが可能な構造を持つ構造に、
実施例の例えば図20で示すように、撓り部材4または該接続部の接続構造の接続部材に取り付けられた釣り糸のガイド部24を設けることにより、釣竿1の横方向に撓ることに伴い釣り糸が横方向に移動する力で釣り糸のガイド部24を押させて、釣竿1の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造のことである。
図20の実施例で示すように、例えば釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ接続部材に釣り糸のガイド部24を持つ構造である。そして釣り糸のガイド部24は釣竿1の上又は下に取り付けられたの釣り糸のガイドに対応出来るように、上下に釣り糸をガイドする例えば円形等の釣り糸のガイドを備えている(片側のみの形態でも良い)。
また、釣糸のガイド部24を、接続部9の接続部材として使用する形態や、接続部材の一部の部材として使用する形態等でも良い。
また、撓り部材4を釣竿1の例えば下側に配置した例えば図19等の形態にも適用することが可能である。
また、釣糸のガイド部24の材質は金属や塩化ビニールや等の様々な材質を適用することが出来る、すなわち力を伝達出来る部材であれば如何なる材質でも良い。また釣糸のガイド部24の形態は、例えば骨組みだけで構成される形態や、例えば図18(d)の実施例で示すような例えばカバー22に設ける形態や、複数の部材からなる形態等の様々な形態が適用できる。また、釣糸のガイド部24が釣竿1の撓りをガイドする部分の数は、釣竿1の長手方向に対して一箇所または複数箇所等特に問わない。また釣糸のガイド部24を接続部材や撓り部材4に一体化させる形態でも良い。
すなわち「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣り糸のガイド部を設け、この該釣り糸のガイド部が該釣竿の横方向に撓ることに伴い釣り糸が横方向に移動する力で押され、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」を備えることにより、釣竿1が横方向に撓ることに伴い釣り糸が横方向に移動する力で釣竿の釣糸のガイド部24を押させて、釣竿1の撓る方向に、例えば電池や、撓り検出部31や、カバー22等を備えている等で比較的重い撓り量検出センサ2であったとしてもしっかりと、釣竿1の撓る方向に撓り量検出センサを向かせることが可能になる。これにより釣竿1の撓る方向に向いたな撓り量検出センサ2で、釣竿1の撓った方向の釣竿1の撓りを検出することが可能になる。さらに釣竿1の横方向への撓りに対しても、釣竿1が完全に束縛されることなく自由に柔軟に撓ることが可能になる。
また、例えば図25や図26の実施例で示すような、該撓り部材を持たない、例えば変位計、圧力計等の該検出体を備えた撓り量検出センサにも例えば釣り糸のガイド部24を持たせる形態を適用することが出来、釣竿1の撓る方向に検出体を向かすことが出来、制度の高く魚信力を検出することが出来る。
これらの該釣り糸のガイド部に前記の釣竿のガイド部23を合わせてもてせる形態でも良い。
図30(a)は船竿10号、図30(b)は船竿30号の釣竿1にそれぞれ本発明の撓り量検出センサ2を取り付けて、重さの違うオモリを順にそれぞれの釣竿1に吊り下げて、それぞれの釣竿1の撓り量を撓り部材4自体の曲げ応力(軸力を排除)で検出した結果である。図30で示すように本発明の撓り量検出センサ2の構造により、釣り糸の張力(オモリの号数)に応じて釣竿1が撓れるようになり、さらに釣り糸の張力(オモリの号数)に応じて撓った釣竿1と相対的に撓り部材4が撓れるようになり、これらにより釣竿1の撓り量(釣り糸の張力)と相対的に撓った撓り部材4自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で検出出来るようになったことを示している。
また図31(b)は、図30(a)で示す撓り特性を持つ釣竿1に本発明の撓り量検出センサ2を取り付けて一定の10号のオモリを吊るした状態で温度を変化させ撓り部材4自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出した結果である。本発明の撓り量検出センサ2の構造により、温度影響による釣竿1自体の膨張収縮の軸力を排除すること、さらに温度影響により接続部材が例えば傾くことや撓り部材4自体が膨張収縮することにより発生した軸力を排除することが可能になり、検出した撓り部材4自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)が殆ど温度影響を受けていないことを示している。
なお本発明の撓り量検出センサは釣具分野にとどまらず、広い各分野に適用することが可能である。また撓みセンサ、角度センサ等として、広い各分野に適用することが可能である。
次に、釣り人が容易且つ正確に設計上意図する釣竿1の特定の位置に撓り量検出センサ2を取り付けるための形態や、釣り人が容易に釣竿1の例えば硬さ係数を設定するための形態の代表例を説明する。
釣り人が撓り量検出センサ2を釣竿1の正確な位置に容易に取り付けることを可能にするために、釣竿1に、図形や、文字や、数字や、記号等の表記を行う、表記した例えば板状の部材やシールを釣竿1に取り付ける、又は例えば釣竿1に凹凸等を設ける等で、撓り量検出センサ2を釣竿1に取り付ける位置を示す。また、撓り量検出センサ2を釣竿1に取り付ける位置に、その取り付ける位置の釣竿1の硬さを示す例えば係数等も表記させる。
さらにオモリの号数(重さ)に応じて変化する釣竿1の撓りを検出する最良の位置毎に、オモリの号数表記と前記の取り付け位置と前記の例えば硬さ係数等を表記することが望ましい。これにより釣り人が任意で選択するオモリの重さ(号数)に応じた最良の釣竿1の撓りを検出出来る位置に、釣り人が容易且つ正確に撓り量検出センサ2を取り付けることが可能になり、さらに容易に例えば硬さ係数等を設定することが可能になる。
また、釣竿1の例えば硬さ係数等の設定は、釣り人が設定した例えば釣竿1の型番や使用するオモリの号数等を基に、例えば予め後述するEEPROM等に予め登録された釣竿のデータから釣竿1の型番を基に検索した例えば硬さ係数等を設定出来る形態が望ましく、さらに容易に例えば硬さ係数等を設定することが可能になる。
次に、図1の「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や釣り糸の張力に変換する手段」を、以下に図1を参照しつつ説明する。
図1(a)は、例えば先調子等に適した「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や釣り糸の張力に変換する手段」であり、
例えば図1(a)で示すように、釣竿1の特定の位置に取り付けられた撓り量検出センサ2で検出した撓り量(例えば30)と、撓り量検出センサ2を釣竿1に取り付けた釣竿1の特定の位置に対して予め設定した例えばkg等の撓り力に変換する手段の例えば硬さ係数(例えば0.1)とを基に、撓り量検出センサ2を取り付けた釣竿1の特定の位置付近を撓らせている例えばkg等の撓り力(例えば0.1×30=3kg)を算出する。そしてこの算出した結果を釣り糸の張力(例えば3kg)とする。
図1(b)は、例えば胴調子等に適した「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や釣り糸の張力に変換する手段」であり、
図1(b)で示すように、釣竿1の特定の複数箇所に撓り量検出センサ2を取り付け、それぞれの撓り量検出センサ2で検出した撓り量(例えば10、30、0)と、それぞれの撓り量検出センサ2を取り付けた釣竿1のそれぞれの特定の位置に対して予め設定した例えばkg等の撓り力に変換する手段の例えば硬さ係数(例えば0.15、0.1、0.05)とを基に、それぞれの撓り量検出センサ2を取り付けた釣竿1のそれぞれの特定の位置付近を撓らせている例えばkg等の撓り力(例えば1.5kg、3kg、0kg)を算出する。そして算出したそれぞれの撓り力を全て加算した値(例えば1.5kg+3kg+0kg=4.5kg)を釣り糸の張力とする。
この「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や釣り糸の張力に変換する手段」は、硬さ係数だけでなく、変換式や、変換テーブル等を使用する形態でも良い。
さらに後述する設定器46に「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や、釣り糸の張力に変換するための例えば硬さ係数等を設定する手段」をもたせる。
次に、撓り量検出センサ2とその他の従来技術との差異を一部述べる。
他の従来技術で、竿元のリール付近で釣り糸の張力を検出する従来技術があるが、釣竿101の撓りにより釣り糸の張力が吸収され、この釣竿101の撓りにより吸収された釣り糸の張力の全てが誤差になる問題がある。しかし本発明の撓り量検出センサ2を使用した場合は、釣竿1の撓りを基に釣り糸の張力を算出するため、誤差になる問題を解決することが出来、正確な釣り糸の張力を検出(算出)することができる。
また、他の従来技術で、釣竿101に取り付けた不動点に光距離センサを取り付け、釣竿101の竿先に取り付けたターゲットとの距離を測定する従来技術があるが、魚が引くことで海中に竿先が真下に引き込まれ水没し反射光が帰らない等により肝心な場面で撓り量を検出出来ない問題がある。しかし本発明の撓り量検出センサ2を使用した場合は、このような状況が発生した場合でも常に正確な釣竿1の撓り量を検出することが可能である。
「該接続部の接続構造が該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達できる構造であり、かつ該検出体が該釣竿自体の撓り量を検出するのではなく該撓り部材自体に発生する撓り量を検出出来るようにした構造」である『該接続部の接続構造や該撓り部材の形状を工夫
〔「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で全ての枠状を形成する部分の、それぞれの枠状を形成する部分の、該撓り部材、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の、少なくとも一つ以上が半固定部を持つ構造」を備える工夫、
「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で構成する全てのラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体を形成する部分の、外側の該撓り部材に該検出体を備える構造」を備える工夫、
「該接続部の接続構造が、該撓り部材に固定された少なくとも二つ以上の接続部材で接続する構成であり、そのうちの一つの接続部材が該釣竿に固定され、残りの接続部材が該釣竿に固定されないで該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達出来る構造」を備える工夫、
「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造」を備える工夫、
「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿の撓りの中立面(中立軸)に撓り部材4の中立面(中立軸)を配置する構造」を備える工夫、〕
することによって、該釣竿と該接続部と該撓り部材の構成がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止した、常に該釣竿の柔軟に撓った長手方向の撓りに追従しながら該撓り部材自体に発生する撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出する構造』を備えることにより、該釣竿や該撓り量検出センサが受ける温度影響により魚信が有ると誤判定することを防止出来、さらに該釣竿自体の過剰な撓り量が直に該撓り部材に伝わらなくなり該検出体が破損することを防止出来、さらに、該撓り量検出センサを取り付けた影響を殆ど受ることなく、常に柔軟にしなった該釣竿の長手方向の撓りに追従した該撓り部材自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で正確な釣り糸の張力や魚信力を検出することが可能になり有効な魚信を見極めることが出来るようになり、さらに該釣竿が円滑に撓れることで局部的な撓りで該釣竿が破損することや、該釣竿の撓り性能が低下することを防止出来る。
さらに、接続部材を備え持つことにより一般の該釣竿にも容易に固定出来、容易に脱着可能することができる。
さらに、該検出体が該釣竿自体の撓り量を検出するのではなく該撓り部材自体に発生する撓り量を検出できるようにした構造であるので、どのような種類の釣竿であっても、釣竿の性質に直接影響を受けることなく正確に検出出来、したがって、一つの該撓り量検出センサを用意するだけで、いろいろな釣竿を使用することが出来る。
また、「該接続部の接続構造が、該撓り部材に固定された少なくとも二つ以上の接続部材で接続する構成であり、そのうちの一つの接続部材が該釣竿に固定され、残りの接続部材が該釣竿に固定されないで該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達出来る構造」を備えることにより、該釣竿側に特別な装備を持たす必要が無いので一般の該釣竿に取り付けることが出来、さらに一点で該釣竿と固定する形態のため、さらに該釣竿に容易に脱着することが出来る。
また、「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該撓り部材を接続している部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材の内の、少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造」を備えることにより、該釣竿の横方向への撓りで該撓り部材が自動で撓る方向に自動で向くので、簡素な構造の該撓り量検出センサで該釣竿が撓った方向の撓り量を正確に検出することが出来、さらに例えば潮で斜め横方向に仕掛けが引っ張られた状態で魚信があった場合でも正確な釣り糸の張力や魚信力を検出することが出来、さらに該釣竿の横方向の撓りで該撓り部材や該検出体が破損することを防止出来、さらに該釣竿の横方向の撓りに対しても束縛されるとなく自由に柔軟に撓れるようになるので、釣竿1の横方向の撓り性能が低下することを防止出来る。さらに該撓り量検出センサが該釣竿の撓った方向の撓り量を検出出来るので、釣り人が該釣竿の置く角度を調整しなくて済むようになる。
また、「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」を備えることにより、例えば比較的大きい電池等を内蔵した等の、比較的重い撓り量検出センサ2であっても、しっかりと該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが出来、簡素な構造の該撓り量検出センサで該釣竿が撓った方向の撓り量を正確に検出することが出来、さらに例えば潮で斜め横方向に仕掛けが引っ張られた状態で魚信があった場合でも正確な釣り糸の張力や魚信力を検出することが出来、さらに該釣竿の横方向の撓りで該撓り部材や該検出体が破損することを防止出来、さらに該釣竿の横方向の撓りに対しても束縛されるとなく自由に柔軟に撓れるようになるので、釣竿1の横方向の撓り性能が低下することを防止出来る。さらに該撓り量検出センサが該釣竿の撓った方向の撓り量を検出出来るので、釣り人が該釣竿の置く角度を調整しなくて済むようになる。
撓り量検出センサ2を釣竿1に取り付ける位置を示し、さらにその位置の釣竿1の硬さを示す例えば係数等も表記させることにより、釣り人が設計上意図する釣竿1の特定の位置に撓り量検出センサ2を容易且つ正確に取り付けることが可能になり、さらに釣り人が撓り量検出センサ2を釣竿1に取り付けた位置の釣竿1の例えば硬さ係数等の設定を容易に行なえるようになる。
また、「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や釣り糸の張力に変換する手段」や、後述する設定器46に「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や、釣り糸の張力に変換するための例えば硬さ係数等を設定する手段」を持つことにより、検出した撓り量をこの「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や釣り糸の張力に変換する手段」で変換した一元化した例えばkg等の釣り糸の張力である制御用撓り量を基に各種判定を行えることにより、各種判定の例えば様々な魚種の魚信閾値等の各種閾値を一元化した例えばkgで設定することが可能になり、釣り人が変換表等を使わずに直接意図する設定が出来るようになり、さらに各種閾値を様々な性質(特性)を持つ釣竿で共用することが可能になる。これにより該自動釣りシステムを使用する全ての釣り人が様々な魚種の魚信閾値等の各種閾値を共用することが可能になる。
この、「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や釣り糸の張力に変換する手段」や、後述する設定器46に「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や、釣り糸の張力に変換するための例えば硬さ係数等を設定する手段」を持つことは、本発明の撓り量検出センサ2以外の撓り量検出センサ等にも適用することが可能なものである。
これらにより、マグロ等の極太で硬い釣竿、ワカサギ等の極細で柔らかい釣竿、先調子の釣竿、胴調子の釣竿等の様々な特性(性質)を持つ釣竿に撓り量検出センサ2を付け替えて(各種閾値を含め)共用することが可能になり、さらに様々な特性を持つ釣竿のあらゆる方向への撓り性能の低下を防止し、さらに温度変化等の外乱影響による各種判定での誤判定が発生することを防止出来、さらにセンサ部(該検出体)の破損を確実に防止し、さらに釣り糸の張力や魚信力を曲げ応力で高精度に検出することが可能になり、これらにより万全な釣竿の撓り量検出センサ2となる。
また、該自動釣りシステムで本発明の撓り量検出センサ2を使用することにより、魚信判定等の各種判定で誤判定を防止出来、信頼度高く判定を行うことが可能になり、例えば、魚信が無いにもかかわらず誤って魚信を知らせるブザーを鳴らしたり、仕掛けを上部まで巻き上げるといった不具合により釣人の労力、時間を浪費するといった問題を解決出来、さらに該自動釣りシステムを使用する全ての釣り人で共用可能となった各種閾値等で、魚信の中から魚を釣り針にかけることが可能な有効な魚信を見極めることが可能になることにより、魚に釣り針にかけることが可能なタイミングで自動でアワセ動作を行える様になり、釣り針を魚に効率よく掛けることが可能になることで、有効な魚信を知らない釣りの素人でも釣りの玄人と同等、又は釣りの玄人以上の釣果を上げることが可能な信頼度高く全自動で釣りを支援することが可能な全自動の自動釣りシステムとなる。
図18の、本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、さらに釣竿のガイド部が設けられしっかりと釣竿1の横方向の撓りで押され、撓る方向に撓り量検出センサ2自体が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態を以下に説明する。
図18の実施例で示す本発明の撓り量検出センサ2は、実施例の図18(a)の組み立て図で示すように例えば三つ(上段、中段、下段)のパーツの内の点線で囲った上段と中段のパーツで構成されていて、上段のパーツの矢印で示す部分に中段のパーツが例えばはめ込まれる等の構成である。
さらにこの図18の実施例は、中段のパーツ中央の、接続部9の接続部材に固定された釣竿のガイド部23を備えている(この実施例ではカバー部22の両端面を利用した釣竿のガイド部23を備えている)形態の、図18(b)で示す形態で構成されている。
そして、図18で示す本発明の撓り量検出センサ2は、図18(b)で示すように、釣竿1に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサ2であって、撓り量検出センサ2は撓り量を検出する検出体3と、検出体3が取り付けられた撓り部材4と、撓り部材4を釣竿1に接続するための、接続部9の接続構造の例えば三つの接続部材で構成されて、接続部9の接続構造のそのうち一つの接続部材(図18(b)では中央)が二つの部材で構成され、その内の一つの部材が釣竿1に固定する例えば棒バネ状等のものと例えばC形状の筒状のものを備え、もう一つの部材がそのC形状の筒状のものに設けられた、例えば溝にはめ込まれる等で釣竿1の長手方向を軸に、例えばベアリング状に回転する釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持ち、さらに残りの接続部材(図18(b)では左側、右側)が例えばU字やC字状等の形状等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6と、さらに釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持っている。
さらにこの図18の実施例は、さらに中段のパーツ中央の、接続部9の接続部材(撓り部材4でも良い)に固定された、釣竿1の撓りをガイドする例えばU字状の釣竿のガイド部23を備えている(この実施例ではカバー部22の両端面を利用した釣竿のガイド部23を備えている)。
また釣竿1に固定する形態は、上段の例えばC形状の部材が釣竿1を圧着や圧接する等で固定する形態や、上段の例えばC形状の穴に楔状の固定部材を差込みかしめて釣竿1を圧着や圧接する等で固定する形態や、または接続部材が例えばクリップ状の部材等を備え釣竿1を挟み圧着や圧接する等で固定する形態等、様々な固定する形態を適用することが出来る。
また、図での左側、右側の接続部材の上部が例えば平らな形状や、釣竿1が撓り部材4を直接押す(撓り部材4が押された部分が接続部材となる)形態等でも良い。
図18(c)は、例えば幅約15mm、高さ約40mm、長さ約70mmの撓り量検出センサ2を釣竿1の直径2mmの位置に取り付けた実施例である。釣竿1に取り付ける方法は例えば釣竿1の下から撓り量検出センサ2を押し当てて、例えば、棒バネ状のもの(例えば図18では2本)で釣竿1を巻き込み引っ掛ける等の例えば圧着や圧接等により固定する。この状態で使用可能な形態となる。
さらに、例えば図18(d)で示すように、上部から例えばかぶせるカバー部22等を備え、カバー部22等が撓り量検出センサ2全体を覆う構造にすることが望ましく、このようにカバー部22等が撓り量検出センサ2全体を覆うことにより、撓り量検出センサ2の破損を防止、撓り量検出センサ2の脱落を防止、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡む問題を防止出来る。
また図18で示す本発明の撓り量検出センサ2の、図18(b)での中央の釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ接続部材の代わりに、
例えば図4(b)(c)(d)(e)(f)等や、例えば図6(i)(j)(m)等や、例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)等の釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ接続部材を使用する形態等でも良い。
例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)等を使用する場合は“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”をさらに加えた形態にすることが望ましい(但し、摩擦力等で留めることが可能な場合は必要ない)。
次に、図19の本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、さらに釣竿のガイド部が設けられしっかりと釣竿1の横方向の撓りで押され、撓る方向に撓り部材4が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態を以下に説明する。
図19の実施例で示す本発明の撓り量検出センサ2は、図19(a)の組み立て図で示すように二つ(上段、下段)のパーツで構成されていて、上段のパーツの矢印で示す部分に下段のパーツがはめ込まれた形態の、図19(b)で示す形態で構成されている。
また、図19で示す本発明の撓り量検出センサ2は、図19(b)で示すように、釣竿1に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサ2であって、撓り量検出センサ2は撓り量を検出する検出体3と、検出体3が取り付けられた撓り部材4と、撓り部材4を釣竿1に接続するための接続部9の接続構造の、例えば三つの接続部材で構成されて、接続部9の接続構造のそのうち一つの接続部材(図19(b)では右側)が二つの部材で構成され、その内の一つの部材が釣竿1に固定する例えば棒バネ状等のものと、例えばC形状の筒状のものを備え、もう一つの部材がそのC形状の筒状のものに設けられた、例えば溝にはめ込まれる等で釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7と釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持ち、さらに残りの接続部材(図19(b)では左側、中央)がC字状の形状の、釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7と釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持っている。
また釣竿1に固定する形態は、上段の例えばC形状の部材が釣竿1を圧着や圧接する等で固定する形態や、上段の例えばC形状の穴に楔状の固定部材を差込みかしめて釣竿1を圧着や圧接する等で固定する形態や、または接続部材が例えばクリップ状の部材等を備え釣竿1を挟み圧着や圧接する等で固定する形態等、様々な形態を適用することが出来る。
図19(b)は、例えば幅15mm、高さ40mm、長さ80mmの本発明の撓り量検出センサ2を釣竿1の直径2mmの位置に取り付けた実施例である。釣竿1に取り付ける方法は釣竿1の下から撓り量検出センサ2を押し当てて、例えば、棒バネ状等のもの(例えば図19では2本)で釣竿1を巻き込み引っ掛ける等の例えば圧着や圧接等により固定させ、さらに残りの接続部材(図19(b)では左側、中)が備えた、例えばCリンク状の部材を釣竿1にはめ込んで接続させる。この状態で使用可能な形態となる。
さらに、図19(c)で示すように、例えば上部から例えばかぶせるカバー部22等を備えており、このようにカバー部22を備えることが望ましく、これにより、撓り量検出センサ2の破損を防止し、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡む問題を防止出来る。
さらに、図19(c)で示すように、例えば釣竿1に釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部で接続した、釣竿1の撓りをガイドする例えば逆U字状の釣竿のガイド部23を備えている(この実施例ではカバー部22の端面を利用した釣竿のガイド部23を備えている)。
また図19で示す本発明の撓り量検出センサ2の、図19(b)での右側の釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7や釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する半固定部6を持つ接続部材の代わりに、
例えば図4(b)(c)(d)(e)(f)等や、例えば図6(i)(j)(m)等や、例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)等の釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持つ接続部材を使用する形態等でも良い。
例えば図8(a)(b)(c)(d)(e)等を使用する場合は“摺動(摺接)する範囲を制限するもの18”をさらに加えた形態にすることが望ましい(但し、摩擦力等で留めることが可能な場合は必要ない)。
次に、図21の本発明の実施形態に係る、本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、撓る方向(逆方向)に撓り部材4が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態を以下に説明する。
図21の実施例で示す本発明の撓り量検出センサ2は、図19の撓り量検出センサ2を釣竿1の上部に取り付ける形態の実施例の図である。そして釣竿1と固定させる手法の一例として右側の接続部材のC形状の穴に楔状の固定部材を差込んで圧着固定させた形態の実施例である。また図21で示すような撓り部材4を釣竿1の上部に配置する形態は、釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7の回転や振れる範囲を例えば上部180°未満等に制限する部材を取り付けることが望ましい。
次に、図22の本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れる撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態を以下に説明する。
図22(a)(b)の実施例で示す本発明の撓り量検出センサ2は、釣竿1に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサ2であって、撓り量検出センサ2は撓り量を検出する検出体3と、検出体3が取り付けられた撓り部材4と、撓り部材4を釣竿1に接続するための接続部9接続構造が、例えば三つの接続部材で構成されて、そのうち一つの接続部材(図22(a)(b)では右側)が釣竿1と例えば圧着や圧接等により固定する例えばクリップ状のもの等を備え、残りの接続部材(図22(a)(b)では左側、中央)が例えば針金等のC形状のものに釣竿1をはめ込んで摺動(摺接)させる等の釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持っている。
また図22で示す本発明の撓り量検出センサ2の、図22での左側と中央の摺動(摺接)する半固定部6を持つ接続部材の代わりに、例えば図4(a)(b)(c)(d)(e)(f)や、図6(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)(h)(i)(j)(k)(l)(m)(n)や、図8(a)(b)(c)(d)(e)(f)(g)等の釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持つ接続部材を備える形態でも良い。
次に、図23の本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れる撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態であり、また、釣り糸に撓り部材4を押させる形態を以下に説明する。
図23の実施例で示す本発明の撓り量検出センサ2は、釣竿1に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサ2であって、撓り量検出センサ2は撓り量を検出する検出体3と、検出体3が取り付けられた撓り部材4と、撓り部材4を釣竿1に接続するための接続部9の接続構造の、例えば三つの筒状の接続部材とで構成され、さらに撓り部材4に釣り糸のガイドを持っている。
この実施例は三つの筒状の接続部材の内の一つの接続部材(図23では右側)が、さし込まれた釣竿1を例えば圧着又は圧接固定させる等で固定し、残りの筒状の接続部材(図23では左側と中央)が、例えばさし込まれた釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6を持っている。
また、図23の実施例で示した本発明の撓り量検出センサ2の、他の実施形態としては、右側の接続部材のみで釣竿1と撓り部材4を接続(固定)する形態や、釣竿1の先端に撓り部材4を突き出す形で固定し釣り糸10の張力で撓り部材4自体を撓らせる形態や、釣竿1を途中で中継する形で撓り部材4を取り付けて釣り糸10の張力に応じて撓り部材4自体を撓らせる等の形態にしても良い。
これによりいかなる釣竿に付け替えた場合でも、釣り糸の張力を撓り部材4の厚さに依存させた一元化された撓り量で検出することが可能になり、これに様々な釣竿に付け替えた場合でも定量的な撓り量を検出することが可能になり容易に共用することが出来る。さらに釣竿1の性質や特性に依存しない撓り量を検出体3が検出することが可能になり、さらに過剰な撓り量で検出体3を破損することを防止出来る。
すなわち、図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態で示す撓り量検出センサ2は、「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で全ての枠状を形成する部分の、それぞれの枠状を形成する部分の、該撓り部材、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の、少なくとも一つ以上が半固定部を持つ構造」を備えることにより、該釣竿や該撓り量検出センサが受ける温度影響により魚信が有ると誤判定することを防止出来、さらに該釣竿自体の過剰な撓り量が直に該撓り部材に伝わらなくなり該検出体が破損することを防止出来、さらに、該撓り量検出センサを取り付けた影響を殆ど受ることなく、常に柔軟にしなった該釣竿の長手方向の撓りに追従した該撓り部材自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で正確な釣り糸の張力や魚信力を検出することが可能になり有効な魚信を見極めることが出来るようになり、さらに該釣竿が円滑に撓れることで局部的な撓りで該釣竿が破損することや、該釣竿の撓り性能が低下することを防止出来る。
また、図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態で示す撓り量検出センサ2は、「該接続部の接続構造が、該撓り部材に固定された少なくとも二つ以上の接続部材で接続する構成であり、そのうちの一つの接続部材が該釣竿に固定され、残りの接続部材が該釣竿に固定されないで該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達出来る構造」を備えることにより、該釣竿や該撓り量検出センサが受ける温度影響により魚信が有ると誤判定することを防止出来、さらに該釣竿自体の過剰な撓り量が直に該撓り部材に伝わらなくなり該検出体が破損することを防止出来、さらに、該撓り量検出センサを取り付けた影響を殆ど受ることなく、常に柔軟にしなった該釣竿の長手方向の撓りに追従した該撓り部材自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で正確な釣り糸の張力や魚信力を検出することが可能になり有効な魚信を見極めることが出来るようになり、さらに該釣竿が円滑に撓れることで局部的な撓りで該釣竿が破損することや、該釣竿の撓り性能が低下することを防止出来る。
さらに、該釣竿側に特別な装備を持たす必要が無いので一般の該釣竿に取り付けることが出来、さらに一点で該釣竿と固定する形態のため、さらに正確な釣り糸の張力や魚信力を検出することが可能な高性能なセンサでありながら、釣りを行っている際に該撓り量検出センサが破損した場合でも、釣り場で釣り人が容易に素早く予備の該撓り量検出センサに交換することが出来る。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の撓り量検出センサ2の検出体3が釣竿1自体の撓り量を検出するのではなく撓り部材4自体に発生する撓り量を検出できるようにした構造であるので、どのような種類の釣竿であっても、釣竿の性質に直接影響を受けることなく正確に検出出来、したがって、一つの撓り量検出センサ2を用意するだけで、いろいろな釣竿を使用することが出来る。
また、例えば図18、図19、図21の最良の形態の撓り量検出センサ2が「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該撓り部材を接続している部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材の内の、少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造」により、該釣竿の横方向への撓りで該撓り部材が自動で撓る方向に自動で向くので、簡素な構造の該撓り量検出センサで該釣竿が撓った方向の撓り量を正確に検出することが出来、さらに例えば潮で斜め横方向に仕掛けが引っ張られた状態で魚信があった場合でも正確な釣り糸の張力や魚信力を検出することが出来、さらに該釣竿の横方向の撓りで該撓り部材や該検出体が破損することを防止出来、さらに該釣竿の横方向の撓りに対しても束縛されるとなく自由に柔軟に撓れるようになるので、釣竿1の横方向の撓り性能が低下することを防止出来る。さらに該撓り量検出センサが該釣竿の撓った方向の撓り量を検出出来るので、釣り人が該釣竿の置く角度を調整しなくて済むようになる。
また、例えば図18、図19の最良の形態の撓り量検出センサ2が「該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」により、例えば比較的大きい電池等を内蔵した等の、比較的重い撓り量検出センサ2であっても、しっかりと該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが出来、簡素な構造の該撓り量検出センサで該釣竿が撓った方向の撓り量を正確に検出することが出来、さらに例えば潮で斜め横方向に仕掛けが引っ張られた状態で魚信があった場合でも正確な釣り糸の張力や魚信力を検出することが出来、さらに該釣竿の横方向の撓りで該撓り部材や該検出体が破損することを防止出来、さらに該釣竿の横方向の撓りに対しても束縛されるとなく自由に柔軟に撓れるようになるので、釣竿1の横方向の撓り性能が低下することを防止出来る。さらに該撓り量検出センサが該釣竿の撓った方向の撓り量を検出出来るので、釣り人が該釣竿の置く角度を調整しなくて済むようになる。
また、例えば図18(d)や図19(c)で示すように、撓り量検出センサ2が全体を覆うカバー部22等を備えることにより、外部のからの影響を排除出来ることで撓り量検出センサ2が破損する問題や、釣り糸が撓り量検出センサ2に絡む問題を防止出来る。
さらに例えば図18(d)の構造は、釣竿のガイド部23を備えることにより、釣竿1の横方向の撓りで接続部材と釣竿1の接点が外れて撓り量を検出出来なくなる問題を防止出来る構造となる。また、この図18(d)で示す釣竿のガイド部23を備える構造は、例えば図25や図26で示すような、例えば変位計や圧力計等を使用した撓り量検出センサにも適用することが可能で有る。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、接続部9の接続部材の材質として、例えば塩化ビニールや、ガラス繊維や、金属や、針金や、ゴム等様々な材質が適用出来る。また、例えば三つの接続部材の中央の接続部材と中央以外の接続部材の高さを例えば1.5mm変えることが望ましく、これにより図18(c)図19(b)、図21、図22(a)(b)で示すように釣竿1が伸びた状態でも撓り部材4に一定の撓りを発生させ、釣竿1と撓り部材4の隙間を無くして摺接させることが出来る(図23でも同様である)。これにより、様々な太さの釣竿1や、あまり撓らない釣竿1等でも撓り始めの誤差を無くすことが出来、さらに風等による撓り部材4のビビリノイズ等を防止出来、正確で且つ精度の高い撓り量を検出出来るようになる。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、撓り部材4に検出体3を取り付けた後に、撓り部材4全体、又は検出体3を取り付けた部分を例えばシリコンや、エポキシ等でコーティングすることや、例えば検出体3を撓り部材4に埋め込むこと等で防水することが望ましい。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2の撓り部材4は、形状が例えば棒状(円柱状・楕円柱状・長方柱・正方柱)等の様々な形状が適用でき、また撓り部材4が部分的に太さ(厚さ、幅)等を変化させる形状でも良く、また材質は、例えば塩化ビニール・ガラス繊維・カーボン・金属等様々な材質を適用することが出来、また撓り部材4の材質を部分的に変化させ例えば硬さを可変させる形態等でも良い。また例えば接続部材間に複数の撓り部材4を持たせる形態でも良い。また撓り部材4を釣竿1や撓り部材4と一体にする形態でも良い。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2の撓り部材4は、図14(a)の撓り部材4の片面に撓る接続部材をそえた形態や、図14(b)の撓り部材4の両面に撓る接続部材をそえた形態等の、撓る接続部材や、弾性体の接続部材等の複数の部材で構成する撓り部材4を、本発明の撓り部材4を備えた形態の全ての撓り量検出センサ2の撓り部材4として使用する形態でも良い。これにより撓り部材4に曲げくせがつくことを防止できる。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、撓り部材4に検出体3を取り付ける形態が、例えば図16(a)、(b)、(c)の断面図で示すように、撓り部材4に対して二つの検出体3を向かい合わせの位置に取り付けることが望ましい。これにより例えば温度影響等により発生する撓り部材4自体の膨張収縮の軸力ひずみを排除した、撓り部材4自体に発生する純粋な曲げ応力を精度高く検出することが可能になる。また例えば比較的大きい(長い)ひずみゲージ等を使用する場合等は、例えば2枚のひずみゲージ等を張り合わせたもの等を、検出体3を取り付けた撓り部材4として使用する形態でも良い。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、例えば図16(d)の側面図、(e)、(f)、(g)等の断面図で示すように、例えば棒状(円柱状・楕円柱状・長方柱・正方柱)等の撓り部材4に複数の検出体3を取り付けることにより、撓り量に加えて撓っている方向を検出する形態でも良い。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、撓り部材4の長手方向に接続部材を必ずしも均等に配置されていなくても良い。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、三つ以上の接続部材で釣竿1と撓り部材4を接続させる形態が望ましい。これにより撓り部材4が、例えば両端側の接続部材と中央側の接続部材から逆方向の力を受け釣竿1の撓りに応じて精度高く撓ることが可能になる。しかし例えば小型化や原価低減等をするために例えば図18(b)の中央と左側の二つの接続部材で構成させる等の形態でも良い。また4つ以上の形態でも良い。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、摺動(摺接)する部分の追従性を向上させるために例えば、ローラー等や繊維やブラシやスポンジや板バネや低反発ウレタン等を設ける形態でも良い。また、摺動(摺接)する部分をスムーズに摺動(摺接)させるために摩擦抵抗の低い形状や、摩擦抵抗の低い部材を選ぶことが望ましい。またスムーズに摺動させるために、例えば潤滑材や、ローラー等を用いる形態でも良い。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、釣竿1に撓り量検出センサ2を取り付ける位置は、釣竿1の撓りを検出できる位置であれば釣竿1の内部外部を問わず何処でも良く、また、釣竿1の軸方向に対して撓り量検出センサ2を取り付ける角度も、釣竿1の撓りを検出できる位置であれば釣竿1のどの角度でも良い。すなわち、釣竿1の撓りが撓り部材4に伝わる位置であれば何処でも良い。例えば図15の撓り部材4を例えば側面に接続する一例で示すように、例えば撓り部材4を釣竿1の側面等に水平方向に接続する形態でも良い。さらに例えば左右に二つ(複数)の撓り部材4を持たせる等の形態でも良い。
また、例えば図18、図19、図21、図22、図23の最良の形態の本発明の撓り量検出センサ2は、検出した出力を、例えばカバー部22や撓り量検出センサ2に、例えば内蔵したブリッジ回路やオペアンプ等で構成された撓り検出部31を介し、さらに例えばマイクロコンピュータ等で例えば赤外線LEDやブルートゥースやWiMAX等の無線通信等により、例えば電動リール12に内蔵されたコントローラ30に送信する形態や、検出した出力を、物理的な例えば実線で例えば電動リール12に内蔵された撓り検出部31を介してコントローラ30に送信する形態等の、撓り検出部31を内蔵する形態やしない形態、有線の形態や無線の形態等、様々な形態が適応出来る。
また、例えば図24は、本発明の撓り量検出センサ2の高さを変動できる接続部材である、本発明の撓り量検出センサ2の接続部材に、図24で示す接続部材を備えることにより、更に様々な太さの釣竿1に理想的な初期形状で取り付けることが可能になる。このような形態でも良い。
図30(a)は船竿10号、図30(b)は船竿30号の釣竿1にそれぞれ本発明の撓り量検出センサ2を取り付けて、重さの違うオモリを順にそれぞれの釣竿1に吊り下げて、それぞれの釣竿1の撓り量を撓り部材4自体の曲げ応力(軸力を排除)で検出した結果である。図30で示すように本発明の撓り量検出センサ2の構造により、釣り糸の張力(オモリの号数)に応じて釣竿1が撓れるようになり、さらに釣り糸の張力(オモリの号数)に応じて撓った釣竿1と相対的に撓り部材4が撓れるようになり、これらにより釣竿1の撓り量(釣り糸の張力)と相対的に撓った撓り部材4自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で検出出来るようになったことを示している。
また図31(b)は、図30(a)で示す撓り特性を持つ釣竿1に本発明の撓り量検出センサ2を取り付けて一定の10号のオモリを吊るした状態で温度を変化させ撓り部材4自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出した結果である。本発明の撓り量検出センサ2の構造により、温度影響による釣竿1自体の膨張収縮の軸力を排除することや、温度影響により接続部材が例えば傾くことや撓り部材4自体が膨張収縮することにより発生した軸力を排除することが可能になり、検出した撓り部材4自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)が殆ど温度影響を受けていないことを示している。
なお本発明の撓り量検出センサは釣具分野にとどまらず、広い各分野に適用することが可能である。また撓みセンサ、角度センサ等として、広い各分野に適用することが可能である。
ここから、該撓り部材を使用しない形態の、撓り量検出センサ2を図25、図26を参照しつつ説明する。
図25は、本発明の実施形態に係る、撓り部材4の代わりに変位計や圧力計を使用した、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、さらに釣竿のガイド部が設けられしっかりと釣竿1の横方向の撓りで押され、撓る方向に撓り量検出センサ2自体が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態を以下に説明する。。
図25で示す本発明の撓り量検出センサ2は、実施例の図25(a)の組み立て図で示すように例えば三つ(上段、中段、下段)のパーツで構成されていて、上段のパーツの矢印で示す部分に中段のパーツが例えばはめ込まれる等の構成である。
さらにこの図25の実施例は、中段のパーツ中央の、接続部9の接続部材に固定された釣竿のガイド部23を備えている(この実施例ではカバー部22の両端面を利用した釣竿のガイド部23を備えている)形態の、図25(b)で示す形態で構成されている。
そして、図25で示す本発明の撓り量検出センサ2は、図25(b)で示すように、釣竿1に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサ2であって、撓り量検出センサ2は撓り量を検出する検出体3と、検出体3が取り付けられた釣竿1に接続するための、接続部9の接続構造の接続部材で構成されて、接続部9の接続構造のそのうち一つの接続部材(図25では中央)が二つの部材で構成され、その内の一つの部材が釣竿1に固定する例えば棒バネ状等のものと例えばC形状の筒状のものを備え、もう一つの部材がそのC形状の筒状のものに設けられた、例えば溝にはめ込まれる等で釣竿1の長手方向を軸に、例えばベアリング状に回転する釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持ち、一つ又は複数備えた検出体3が例えばU字やC字状等の形状等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6と、さらに釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持っている。
さらにこの図25の実施例は、さらに中段のパーツ中央の、接続部9の接続部材に固定された、釣竿1の撓りをガイドする例えばU字状の釣竿のガイド部23を備えている(この実施例ではカバー部22の両端面を利用した釣竿のガイド部23を備えている)。
さらにこの図26の実施例は、中段のパーツ中央の、接続部9の接続部材に固定された釣竿のガイド部23を備えている(この実施例ではカバー部22の両端面を利用した釣竿のガイド部23を備えている)形態の、図26(b)で示す形態で構成されている。
また、図25や図26の実施例で示す形態で、左側と中央の接続形態の撓り量検出センサの形態でも良い。
すなわちこの図25の構造は、「釣竿に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサであって、該撓り量検出センサは撓り量を検出する検出体と、該検出体が取り付けられた接続部材からなり、該接続部の接続構造が該釣竿の撓りを該検出体に伝達できる構造、」、「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該検出体を接続した部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分に少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造」、「該接続部の接続構造の接続部材、該検出体、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造」および「該釣竿と該接続部と該検出体の接続構造がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止した、常に該釣竿の柔軟に撓った長手方向の撓りを該検出体で撓り量を検出する構造」を備え持つことにより、釣竿1の撓る方向の撓り量を検出することが可能になり、簡素な構造の該撓り量検出センサで該釣竿が撓った方向の撓り量を正確に検出することが出来、さらに例えば潮で斜め横方向に仕掛けが引っ張られた状態で魚信があった場合でも正確な撓り量を検出出来るので正確な魚信力を検出することが出来、さらに勝手に該撓り量検出センサが自動で該釣竿の撓る方向へ向くので、釣り人が釣竿の置く角度を意識して調整しなくて済む、さらに該竿1の横方向への撓りで該検出体が自動で撓る方向に向くので、該検出体が破損することを防止出来、さらに釣竿1の横方向の撓りに対しても束縛されるとなく自由に柔軟に撓れるようになるので、釣竿1の横方向の撓り性能が低下することを防止出来る。
図26は、本発明の実施形態に係る、撓り部材4の代わりに変位計や圧力計を使用した、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れる、撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態を以下に説明する。
図26で示す本発明の撓り量検出センサ2は、実施例の図25(a)の組み立て図で示すように例えば三つ(上段、下段)のパーツが例えばはめ込まれる等の構成である。
そして、図26で示す本発明の撓り量検出センサ2は、図26(b)で示すように、釣竿1に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサ2であって、撓り量検出センサ2は撓り量を検出する検出体3と、検出体3が取り付けられた釣竿1に接続するための、接続部9の接続構造の接続部材で構成されて、接続部9の接続構造のそのうち一つの接続部材(図26では中央)が二つの部材で構成され、その内の一つの部材が釣竿1に固定する例えば棒バネ状等の釣竿と固定する部材を持ち、一つ又は複数備えた検出体3が例えばU字やC字状等の形状等の、釣竿1の長手方向に摺動(摺接)する半固定部6と、さらに釣竿1の長手方向を軸に回転する(振り子状に振れる)半固定部7を持っている。
さらにこの図26の実施例は、さらに上段のパーツの、接続部9の接続部材に固定された、釣竿1の撓りをガイドする例えばU字状の釣竿のガイド部23を備えている(この実施例ではカバー部22の両端面を利用した釣竿のガイド部23を備えている)。
すなわちこの図26の構造は、「釣竿に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサであって、該撓り量検出センサは撓り量を検出する検出体と、該検出体が取り付けられた接続部材からなり、該接続部の接続構造が該釣竿の撓りを該検出体に伝達できる構造、」、「該接続部の接続構造の接続部材又は該検出体が該撓り量検出センサを該釣竿の上下方向から被せるカバーを備えている構造」であり、この構造を備えることにより、常に柔軟にしなった該釣竿の長手方向の撓りを該検出体で検出することが可能になり有効な魚信を見極めることが出来るようになり、さらに釣竿1が円滑に撓れることで局部的な撓りで釣竿1が破損することや、釣竿1の撓り性能が低下することを防止出来、さらに釣り糸が絡むことを防止出来る。
なお本発明の撓り量検出センサは釣具分野にとどまらず、広い各分野に適用することが可能である。また撓みセンサ、角度センサ等として、広い各分野に適用することが可能である。
次に、図27(a)(b)は、該自動釣りシステムの概要図である。
本発明の自動釣りシステムは、例えば、図27(a)(b)に示すように、釣竿1と、釣竿1に装着される電動リール12と、電動リール12によって巻き上げ又は送り出される釣り糸10と、釣竿1に取り付けられた釣竿1の撓り量を検出する撓り量検出センサ2と、電動リール12を駆動させる例えば、電源部13と、図27(a)においては電動リール12の釣り糸10を手動で巻き上げるハンドル11等を装備している。
電動リール12は、例えば同軸リールで、同軸リールを手動で操作するための標準的な機能である、回転させることで糸巻き部のスプールが回転し釣り糸10を巻き上げることが出来るハンドル11と、オモリの重みで仕掛けを送り出すために糸巻き部のスプールがフリーに回転できる状態にするスプールフリースイッチと、ハンドル11を巻き上げ方向にしか回らなくする巻き上げ専用のロックスイッチ等を装備している。
また電動リール12は、同軸リールに限らず、スピニングリールで糸巻き部のスプールを後述するモーター42で回転させるような形態等でも良い。これにより、例えば投げ釣りでの引き釣り等を自動化することが可能になる。
図28は、本発明の自動釣りシステムのブロック図である。
本発明の自動釣りシステムにおいて、電動リール12は、釣り糸10の送り出しや巻き上げ駆動を行うもので、リールを駆動するモーター42と、このモーター42を後述するコントローラ30の制御によって駆動するモータードライバ39を備えている。また電動リール12の駆動速度は送り出し方向、巻き上げ方向の各方向に、例えば低速(速度1)〜高速(速度10)までの10段階にわたって切り替えられるようになっている。またモータードライバ39は電気的なブレーキをかける機能をもつものが望ましい。
リール回転検出器38は、電動リール12の糸巻き部(スプール)の回転量と回転方向を検出するものであり、例えば、ロータリーエンコーダー等で構成される。そして、リール回転検出器38の検出出力は、後述するコントローラ30に取り込まれるようになっている。
撓り量検出センサ2は、例えば、釣竿1の撓り量を検出するためのもので、釣竿1の撓る部分に取り付けられている。そして、撓り量検出センサ2の検出出力は、例えば、ブリッジ回路やオペアンプ等で構成された撓り検出部31を介して後述するコントローラ30に取り込まれるようになっている。なお本発明の自動釣りシステムは、本発明の撓り量検出センサ2に限らず、他の撓り量検出センサを使用する形態や、釣り糸の張力を検出するセンサを使用する形態でも良い。
外乱検出体37は、波風等の外乱に起因して釣竿1に生じる大きい有害な外乱量を検出するもので、例えば、傾斜計や、振動計や、加速度計や、ジャイロや、歪計や、温度計等を適用することができ、そして外乱検出体37の検出出力は、例えば、ブリッジ回路やオペアンプ等で構成された外乱検出部44を介して後述するコントローラ30に取り込まれるようになっている。また、この外乱検出体37の数は一つでも良いが、例えば、多種、多数の外乱検出体37で、多方向、多種類の外乱を検出する形態でも良い。
コントローラ30は、例えば、マイクロコンピュータで構成され、後述するメモリ36に予めインストールされた所定のプログラムに従い、撓り量検出センサ2の検出出力、リール回転検出器38の検出出力、および後述する設定器46により設定された各種釣り条件に基づいて、電動リール12の駆動量を制御して仕掛けを目標深度の深さまで移動させる目標深度移動処理(移動目標深度←目標深度変数)、有効な魚信があると判定するまで魚信判定を繰り返し行う魚信判定処理、有効な魚信があると判定された場合に電動リール12で釣り糸を一定量だけ巻き上げ駆動するアワセ動作、アワセ動作後一定時間カカリ判定で釣り針に魚が掛かったと判定するまでカカリ判定を繰り返し行うカカリ判定処理、カカリと判定された場合に電動リール12の駆動量を制御して仕掛けを上まで移動させ魚を釣り上げる目標深度移動処理(移動目標深度←0)の一連のシーケンスである自動釣り処理の実行と、外乱検出体37の検出出力をもとに有害な外乱を監視し魚信判定処理やカカリ判定処理の結果をキャンセルする等で誤判定を防止する有害外乱判定処理の実行と、外乱検出体37の検出出力をもとに撓り量検出センサ2で検出した撓り量から外乱影響による撓り量を排除(補正)する外乱補正処理の実行と、通信機41で受信した魚群探知機からの魚群情報や近隣の他の該自動釣りシステムからの魚群の深度等の横通し情報等を該自動釣りシステムに反映(自動で設定)させる処理の実行と、これらを実行するためのものである。そして、このコントローラ30には、時限処理を行うための内部タイマ43、また、後述するメモリ36内に保持している該自動釣りシステムでの釣り履歴等に、日時情報を付加するために時計40を備えている。
なお本実施例は、例えばコントローラ30が一定間隔毎の撓り量検出センサ2の検出出力に、例えば釣竿1の硬さ係数を掛けkg等の撓り力に変換した値を、制御を行ううえでの撓り量(制御用撓り量)としている。
操作器32は、該自動釣りシステムにおける様々な操作を行うもので、例えば、現深度で自動釣りを行う自動釣り処理(初期移動なし)の開始ボタンや、予め設定した目標深度に仕掛けを移動させた後に自動釣りを行う自動釣り処理の開始ボタンや、自動釣り処理の終了や、仕掛けを上まで巻き上げる目標深度移動処理(移動目標深度←0)の開始や、釣り人がマニュアルで仕掛けを上又は下方向への移動させる操作や速度調整を行うもので、ボタンスイッチ、ボリューム、や後述する通信機41等からなる。
報知器34は、該魚信判定処理で有効な魚信が有ると判定されたことや、該カカリ判定処理で釣り針に魚が掛かったと判定されたことや、自動餌替時間が経過したことや、電動リール12で釣り糸10を巻き上げ中に釣竿1で比較的大きい撓りを撓り量検出センサ2で検出したこと等の該自動釣りシステムにおける様々な事象を外部に報知するもので、例えば、メロディを発生させるサウンド回路や、スピーカーや、後述する通信機41等からなり、通信機41は、さらに該魚信判定処理で有効な魚信が有ったと判定された仕掛けの深度や、有効な魚信の有ったと判定された後述するGPS45で検出した位置座標や、有効な魚信が有ると判定された魚種や、有効な魚信が有ると判定した判定条件(魚信判定パターン)や、該カカリ判定処理で釣り針に魚が掛かったと判定された後述するGPS45で検出した位置座標や、釣り針に魚が掛かったと判定した判定条件(カカリ判定パターン)等を報知(送信)するものである。
表示器35は、例えば、有効な魚信を検出したことや、釣り針に魚が掛かったことや、餌交換時間が経過したことや、仕掛けが底に着いたことや、仕掛けを移動させる際に釣竿1が大きく撓ったこと等の該自動釣りシステムで発生する様々な事象等や、各種設定メニューや、各種設定内容や、各種設定内容の一覧等を画像や文字等で表示するためのもので、例えば液晶パネル等を備えている。
メモリ36は、設定器46で設定されたデータや自動釣り動作における釣り履歴や予めコントローラ30の制御用のプログラム等が登録される例えばEEPROMや、設定器46で設定されたデータや制御用プログラムで使用する各種変数や撓り量の履歴や外乱量の履歴や撓り量検出センサ2や外乱検出体37やリール回転検出器38やGPS45からの検出出力を一時的に記憶するRAMを備えている。
通信機41は、表示器35の表示情報や報知器34での報知情報等を含む該自動釣りシステムで得られる釣り情報や、設定器46の設定情報や、メモリ36内に保持している釣り履歴情報や、他の該自動釣りシステムに横通す情報等をアンテナから、例えば、赤外線LEDやWiMAXやブルートゥースなどの無線通信を介して、例えば、携帯電話やゲーム機や他の該自動釣りシステムやパーソナルコンピュータ等の端末機等に送信するものであり、さらに設定器46の代わりに外部端末を使用して設定値を受信、操作器32の代わりに外部端末を使用して操作命令を受信、他の該自動釣りシステムからの横通し情報を受信、魚群探知機から魚群情報を受信、外部端末からのコントローラ30の最新プログラムを受信、これ等を受信するためのものである。
これにより、例えば外部端末を介しインターネットから通信機41で各種設定を受信し設定することが可能になることで、例えばプロの釣り師が作成した多種の魚の複雑な魚信を定量化した魚信判定パターン等で受信し設定することが可能になり釣り人が学習していない魚信に対しても、自動でプロの釣り師と同等の魚信判定等を行うことが出来るようになる。さらに釣り人がプロの釣り師の魚信判定方法を、定量化した明確な魚信判定パターン等で学習することが可能になる。さらに会話の出来ない位置(例えば船のキャビンの裏側や近隣の他の船等)にいる不特定多数の該自動釣りシステムを使用した釣り人同士が有効な魚信があったことや魚が釣れた深度等の様々な釣り情報を即時に横通しをし合うことにより、釣果を向上させることが可能になる。また、通信機41が携帯電話の機能を有する形態でも良い。
GPS45は、メモリ36内に保持している該自動釣りシステムでの釣り履歴に位置座標情報を付加することや、他の該自動釣りシステムへ送信する横通し情報に位置座標情報を付加するためのものである。これにより、釣り人が意識しなくても、例えば、いつ(年月日)、どこの漁礁(位置座標)で、どの深度でアコウ(キジハタ)が釣れた等の履歴を自動で残すことが可能になる。また例えばアンカーを下ろさず船を潮流に流して釣る釣りの場合などで、常時船が潮流により移動することで釣り人は魚信の多かった位置や魚が釣れた位置が後で正確に分からない問題があるが、この様な場合でも何時何処の位置でどの深度で何が釣れたか等の記録を自動で残すことが出来るようになる。これにより釣り人が自宅に帰り釣り履歴を、通信機41を介しパソコン等で取り込み釣り日誌を作成することや、例えばパソコン画面上で地図や海図等の上にこれらの情報を表示させ履歴を確認することが可能になる。またGPS45のかわりに例えば、船の魚群探知機から位置座標情報を、通信機41を介し位置座標を受け取る形態でも良い。
設定器46は、各種釣り条件(例えば初期設定、基本動作設定、各種判定パターン設定等)を設定するもので、例えば、設定メニューボタンや、設定項目選択ボタンや、設定/解除ボタンや、設定ボリュームや、表示器35(例えば液晶パネルに、メニューや設定結果等を表示することが出来るようになっている)等で構成され、また通信機41が携帯電話や近傍の他の該自動釣りシステムやゲーム機等の外部の端末から設定値を受信し同様の設定を行うことも可能なものである。
設定器46の設定の種類は、仕掛けが水面の位置で設定を行う深度の0設定や、釣竿1の無負荷状態の撓り量を設定する無負荷撓り量設定や、釣竿1に仕掛けやオモリで撓った中立の撓り量を設定する中立撓り量の設定や、釣竿1の型番を設定する釣竿の型番設定や、釣竿1の該硬さ係数の設定や、底釣りをする底モードや中層で釣りをする中層モードの設定等がある。
また、例えば、特願2007-84072等の手法を用いて全自動化させる。
本発明の実施形態に係る「撓り量検出センサ2で検出した撓り量から、一元化した例えばkg等の撓り力や釣り糸の張力に変換する手段」の説明図である。 本発明の実施形態に係る構成内に発生する全ての枠状(枠n)を形成する部分の説明図である。 本発明の実施形態に係る枠状(枠n)の構成内に半固定部6を持つ部分の説明図である。 本発明の実施形態に係る「接続部材」に半固定部6や半固定部7を持つ代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る「接続部材」に半固定部6を持つ形態を使用した、本発明の撓り量検出センサの代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る「接続部材が撓り部材4を接続する部分」に半固定部6や半固定部7を持つ代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る「接続部材が撓り部材4を接続する部分」に半固定部6を持つ形態を使用した、本発明の撓り量検出センサの代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る「接続部材が釣竿1を接続する部分」に半固定部6や半固定部7を持つ代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る「接続部材が釣竿1を接続する部分」に半固定部6を持つ形態を使用した、本発明の撓り量検出センサの代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る「撓り部材4」に半固定部6や半固定部7を持つ形態を使用した、本発明の撓り量検出センサの代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る「該接続部の接続構造が、該撓り部材に固定された少なくとも二つ以上の接続部材で接続する構成であり、そのうちの一つの接続部材が該釣竿に固定され、残りの接続部材が該釣竿に固定されないで該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達出来る構造」の実施例である。 本発明の実施形態に係る「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造」の実施例である。 本発明の実施形態に係る「該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該撓り部材を接続している部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材の内の、少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造」の実施例である。 本発明の実施形態に係る、「本発明の全ての撓り量検出センサの撓り部材4の代わりに使用可能な、撓る接続部材や、弾性体の接続部材等との複数の部材で構成する撓り部材4の形態」の代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る、撓り部材4を側面に接続する実施例である。 本発明の実施形態に係る、撓り部材4に検出体3を取り付ける代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る、接続部材や、接続部材が該釣竿を接続する部分や、接続部材が該撓り部材を接続する部分に、摺動(摺接)や、変形する半固定部6及び半固定部7を持たない固定部材5の代表的な実施例である。 本発明の実施形態に係る、ガイド部23を設ける実施例であり、さらに半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、さらに釣竿のガイド部が設けられしっかりと釣竿1の横方向の撓りで押され、撓る方向に撓り量検出センサ2自体が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態である。 本発明の実施形態に係る、ガイド部23を設ける実施例であり、さらに半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、さらに釣竿のガイド部が設けられしっかりと釣竿1の横方向の撓りで押され、撓る方向に撓り部材4が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態である。 本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、さらに釣り糸のガイド部が設けられしっかりと釣糸の横方向の移動で押され、撓る方向に撓り部材4が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態である。 本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、撓る方向(逆方向)に撓り部材4が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態である。 本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れる撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態である。 本発明の実施形態に係る、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れる撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態であり、また、釣り糸に撓り部材4を押させる形態である。 本発明の実施形態に係る、釣竿の様々な太さに応じて最良の撓り部材4の初期撓りを調整できる半固定部を持つ接続部材の実施例である。 本発明の実施形態に係る、撓り部材4の代わりに変位計や圧力計を使用した、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れ、半固定部7を備え釣竿1の長手方向を軸に振れて、さらに釣竿のガイド部が設けられしっかりと釣竿1の横方向の撓りで押され、撓る方向に撓り量検出センサ2自体が自動で向く撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態。 本発明の実施形態に係る、撓り部材4の代わりに変位計や圧力計を使用した、半固定部6を備え釣竿が柔軟に撓れる、撓り量検出センサ2の本発明を実施するための最良の形態。 本発明の自動釣りシステムの概要図である。 本発明の自動釣りシステムの制御系ブロック図である。 本発明の実施形態に係る、釣竿1と接続部9と撓り部材4の構成がラーメン構造等の枠状の剛体や合板構造等の剛体で構成されるのを防止し、常に釣竿1の柔軟に撓った長手方向の撓りに追従しながら撓り部材4自体に発生する撓り量を検出する構造の実施例である。 本発明の実施形態に係る、本発明の撓り量検出センサ2が、釣り糸の張力を撓り部材4自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)を検出出来たことを示す折れ線グラフである。 本発明の実施形態に係る、本発明の撓り量検出センサ2で検出した撓り部材4自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)が温度影響を殆ど受けなかったことを示す折れ線グラフ図である。 従来技術の自動釣り機のブロック図である。 従来技術のセンサ概略図である。 従来技術で釣り糸の張力に追従して釣竿が撓らない問題の詳細図。 従来技術の魚信検出センサ102が、釣り糸の張力を撓り部材104自体の撓り量(軸力を排除した曲げ応力)で検出することが出来なかったことを示す折れ線グラフ図である。 従来技術の魚信検出センサ102で検出した撓り量(軸力)が温度影響を大きく受けたことを示す折れ線グラフ図である。
符号の説明
1 釣竿
2 撓り量検出センサ
3 検出体(撓り量)
4 撓り部材
5 固定部材
6 半固定部(釣竿1の長手方向に摺動(摺接)や、変形する)
7 半固定部(釣竿の長手方向を軸に回転や、振り子状に振る)
9 接続部
10 釣り糸
11 ハンドル
12 電動リール
13 電源部
14 弾性体(バネ等)
15 関節部
16 回転軸
17 紐状のもの
18 摺動(摺接)する範囲を制限するもの
22 カバー部
23 釣竿のガイド部
24 釣り糸のガイド部
30 コントローラ
31 撓り検出部
32 操作器
34 報知器
35 表示器
36 メモリ
37 外乱検出体
38 リール回転検出器
39 モータードライバ
40 時計
41 通信機
42 モーター
43 内部タイマ
44 外乱検出部
45 GPS
46 設定器
101 釣竿
102 魚信検出センサ
103 検出体
104 撓り部材
105 固定部
107 接続部
112 電動リール

Claims (7)

  1. 釣竿に取り付けられて魚信を検出するための撓り量検出センサであって、該撓り量検出センサは撓り量を検出する検出体と、該検出体が取り付けられた撓り部材と、該撓り部材を該釣竿に取り付けるための接続部と、からなり、該接続部の接続構造が該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達できる構造であり、かつ該検出体が該釣竿自体の撓り量を検出するのではなく該撓り部材自体に発生する撓り量を検出出来るようにした構造であることを特徴とする撓り量検出センサ。
  2. 該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿と接続部材と該撓り部材で全ての枠状を形成する部分の、それぞれの枠状を形成する部分の、該撓り部材、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分の内の、少なくとも一つ以上が半固定部を持つ構造であることを特徴とする請求項1の撓り量検出センサ。
  3. 該接続部の接続構造が、該撓り部材に固定された少なくとも二つ以上の接続部材で接続する構成であり、そのうちの一つの接続部材が該釣竿に固定され、残りの接続部材が該釣竿に固定されないで該釣竿の撓りを該撓り部材に伝達出来る構造であることを特徴とする請求項1、または請求項2の撓り量検出センサ。
  4. 該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、該釣竿に所定の間隔で固定された接続部材間に該撓り部材が湾曲した状態で取り付けられている構造であることを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項3の撓り量検出センサ。
  5. 該接続部の接続構造が、二つ以上の接続部材で該釣竿と該撓り部材を接続する構成であり、それぞれの接続部材が該釣竿と該撓り部材を接続している部分の、接続部材、接続部材が該釣竿を接続する部分、接続部材が該撓り部材を接続する部分、該撓り部材の内の、少なくとも一つ以上に、釣竿の長手方向を軸に該撓り部材を振り子状に振る半固定部(該釣竿の長手方向を軸に回転する半固定部)を持つ構造であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、または請求項4の撓り量検出センサ。
  6. 該接続部の接続構造の接続部材、該撓り部材、該釣竿の内の少なくとも一つに取り付けられた釣竿のガイド部を設け、この該釣竿のガイド部が該釣竿の横方向に撓る力で押されて、該釣竿の撓る方向に該撓り部材を向かせることが可能な構造であることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、または請求項5の撓り量検出センサ。
  7. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、または請求項6に記載の撓り量検出センサを使用することを特徴とする自動釣りシステム。
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