JP2009130830A - 無線通信装置及びそれを用いた無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】無線通信装置において、安定した通信状態の確立を短時間で行うことができ、かつ他の無線通信装置が同一領域の周波数のチャンネルを有効に利用できるようにする。
【解決手段】ビットエラーレート信号発生部52によって発生させたビットエラーレート信号は、送信部31によって減衰部41に送信され、減衰部41によって減衰された後、結合部43に入力される。結合部43は、アンテナ2を介して受信した外来ノイズと減衰後のビットエラーレート信号を結合し、第2受信部45に出力する。電界強度検出部46は、第2受信部45によって受信された信号の電界強度を検出し、ビットエラーレート測定部54は、第2受信部45によって受信された信号のビットエラーレートを測定する。通信品質判定部55は、検出した電界強度及び測定したビットエラーレートに基づいてその周波数チャンネルの無線通信の品質を判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数の機器間で相互に無線通信を行う無線通信装置、特にファクトリ・オートメーション環境で用いて好適な無線通信装置及びそれを用いた無線通信システムに関する。
従来から、無線通信の分野においては、使用チャンネルの電界強度と受信信号のビットエラーレート(BER)を判定することにより、使用チャンネルの通信品質を確認し、適切なチャンネルを選択して、通信品質の安定化を図る技術が知られている(例えば、特許文献1乃至特許文献5参照)。
特開平8−223107号公報 特開2002−101006号公報 特開2003−050677号公報 特開2005−159847号公報 特開2001−217896号公報
しかしながら、上記特許文献に示された技術においては、電界強度とBERの判定にあたって相当の時間を必要とするため、安定した通信状態の確立に時間がかかる。また、相互に無線通信を行おうとする無線通信装置同士が特定のチャンネルを使用して電界強度とBERの判定を行っている間は、他の無線通信装置が同一領域の周波数のチャンネルを使用できないという問題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、安定した通信状態の確立を短時間で行うことができ、かつ他の無線通信装置が同一領域の周波数のチャンネルを有効に利用することができる無線通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、
無線通信を行うために電波と高周波電流を相互に変換するアンテナと、
ビットエラーレート信号を発生させるビットエラーレート信号発生部と、
前記アンテナを介して受信した信号の電界強度を検出する電界強度検出部と、
前記ビットエラーレート信号発生部が発生したビットエラーレート信号のビットエラーレートを測定するビットエラーレート測定部と、
前記電界強度検出部によって検出された電界強度及び前記ビットエラーレート測定部によって測定されたビットエラーレートに基づいて無線通信の品質を判定する通信品質判定部とを備えたものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、
前記アンテナを介して送信する送信信号を発生させる送信信号発生部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して送信信号を送信する送信部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して信号を受信する第1受信部と、
前記ビットエラーレート信号発生部が発生させたビットエラーレート信号を減衰させる減衰部と、
前記アンテナを介して受信した外来ノイズと前記減衰部によって減衰されたビットエラーレート信号を結合する結合部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記結合部によって結合された信号を受信する第2受信部とを備え、
前記送信部は、ビットエラーレート信号発生部が発生させたビットエラーレート信号を前記減衰部に送信し、前記電界強度検出部は、前記第2受信部によって受信された信号の電界強度を検出し、前記ビットエラーレート測定部は、前記第2受信部によって受信された信号のビットエラーレートを測定するものである。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2の無線通信装置において、
前記アンテナを介して送信する送信信号を発生させる送信信号発生部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して送信信号を送信する送信部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して信号を受信する第1受信部と、
前記ビットエラーレート信号発生部が発生させたビットエラーレート信号を減衰させる減衰部と、
前記アンテナを介して受信した外来ノイズと前記減衰部によって減衰されたビットエラーレート信号を結合する結合部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記結合部によって結合された信号を受信する第2受信部とを備え、
前記送信部は、ビットエラーレート信号発生部が発生させたビットエラーレート信号を前記減衰部に送信し、前記電界強度検出部は、前記アンテナを介して受信した信号の電界強度を検出し、前記ビットエラーレート測定部は、前記第2受信部によって受信された信号のビットエラーレートを測定するものである。
請求項4の発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、
前記アンテナを介して送信する送信信号を発生させる送信信号発生部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して送信信号を送信する送信部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して信号を受信する第1受信部と、
前記ビットエラーレート信号発生部によって発生されたビットエラーレート信号を送信する第2送信部と、
前記第2送信部が送信するビットエラーレート信号を減衰させる減衰部と、
前記アンテナを介して受信した外来ノイズと前記減衰部によって減衰されたビットエラーレート信号を結合する結合部と、
周波数チャンネルを切り替えて前記結合部によって結合された信号を受信する第2受信部とを備え、
前記電界強度検出部は、前記第2受信部によって受信された信号の電界強度を検出し、前記ビットエラーレート測定部は、前記第2受信部によって受信された信号のビットエラーレートを測定するものである。
請求項5の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記ビットエラーレート信号発生部がビットエラーレート信号を発生させるとき、前記アンテナと前記送信部を切断する第1スイッチを備えたものである。
請求項6の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記ビットエラーレート信号発生部がビットエラーレート信号を発生させないとき、 前記送信部と前記減衰部を切断する第2スイッチと、前記アンテナと前記結合部を切断する第3スイッチとを備えたことを特徴とするものである。
請求項7の発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、
前記電界強度検出部によって検出された電界強度、前記ビットエラーレート測定部によって測定されたビットエラーレート又は通信品質判定部によって判定された無線通信の品質の履歴を記憶する通信品質記憶部をさらに備えたものである。
請求項8の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記第2受信部及び前記電界強度検出部に供給する電源を制御する電源制御部と、前記電源制御部に接続された計時部をさらに備えたものである。
請求項9の発明は、請求項1に記載の無線通信装置において、
前記電界強度検出部によって検出された電界強度、前記ビットエラーレート測定部によって測定されたビットエラーレート又は通信品質判定部によって判定された無線通信の品質を表示する表示部をさらに備えたものである。
請求項10の発明は、請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置において、
前記第2受信部は、複数の特定の周波数チャンネルの信号のみを受信するものである。
請求項11の発明は、
請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の無線通信装置を用いて無線通信の周波数チャンネルを決定することを特徴とする無線通信システムである。
請求項1の発明によれば、自ら発生したビットエラーレート信号とアンテナから取り込んだ周辺環境のノイズ成分を結合して無線通信の品質を判定するので、この装置の有する自己診断機能によって他の無線通信装置との間で通信を行うことなく適切な周波数チャンネルを決定することができる。従って、周辺環境のノイズ成分を踏まえつつ安定した通信状態の確立を短時間で行うことができる。
請求項2の発明によれば、請求項1に記載の無線通信装置を容易に実現することができる。
請求項3の発明によれば、請求項2の発明と比較すると、結合部を経由することなくアンテナを介して受信した外来ノイズの電界強度を検出できるので、低レベルのノイズを電界強度の検出に反映させることが可能となる。これにより、周波数チャンネルの決定をより一層適切なものにすることができる。
請求項4の発明によれば、第1送信部又は第1受信部によって他の無線通信装置と通信を行うと同時に、第2送信部及び第2受信部によって別の周波数チャンネルの通信品質を判定することができる。これにより、通信中であってもより良好な通信が行える周波数チャンネルを調査することができ、必要に応じて周波数チャンネルを変更することも可能となる。
請求項5の発明によれば、通信に適切な周波数チャンネルを決定するとき、第1スイッチを切断しておくことによりアンテナから電波が発射されない。従って、その間、他の無線通信装置の使用可能な周波数チャンネルを制限することがなくなり、無線通信に使用される周波数チャンネルを有効に利用することが可能となる。
請求6の発明によれば、無線通信の品質を判定しないとき、第2スイッチ及び第3スイッチを切断しておくことにより、減衰部、結合部、第2受信部、電界強度検出部、ビットエラーレート測定部及び通信品質判定部に余計な動作を強いることがなくなる。
請求項7の発明によれば、通信品質記憶部に記憶された履歴を参照することにより、無線通信装置の周辺環境のノイズ発生状況の推移を把握することができる。従って、定期的に無線通信の品質を判定することにより、ノイズの影響を受けにくい時間帯や各時間帯ごとにノイズの影響を受けにくい周波数チャンネルを知得することができ、良好な無線通信が行えるようになる。また、このときの安定した通信状態の確立を短時間で行うことが可能となる。
請求項8の発明によれば、計時部の計時に基づいて電源制御部が第2受信部及び電界強度検出部に供給する電源を制御することができる。例えば、一定時間毎に無線通信の品質を判定する場合、第2受信部及び電界強度検出部に電源を供給する時間を上記判定に要する時間に制限することにより、無線通信装置の省電力化を図ることができる。
請求項9の発明によれば、電界強度、ビットエラーレート又は通信品質判定部の判定結果を表示する表示部を備えているので、ユーザが通信品質を確認することができ、より確実な無線通信を行えるようになる。
請求項10の発明によれば、通信品質を確認する周波数チャンネルを限定することにより、安定した通信状態の確立をより一層短時間で行うことが可能となる。
請求項11の発明によれば、無線通信システムにおいて、請求項1乃至請求項10と同等の効果を得ることができる。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態にかかる無線通信装置について図面を参照して説明する。図1は、無線通信装置の構成を示している。無線通信装置1は、ファクトリ・オートメーション環境で無線通信を行う無線通信システムを構成し、無線通信を行うために電波と高周波電流を相互に変換するアンテナ2と、アンテナ2を介して無線信号を送受信する無線送受信部3と、無線通信にあたって最適な周波数チャンネルを選択するために、周波数チャンネル毎に電界強度等を監視する周波数チャンネルモニタ部4と、無線通信装置1の各部の制御を司る制御部5等を有している。
無線送受信部3は、制御部5から出力された送信信号に基づいて、周波数チャンネルを切り替えてアンテナ2を介して信号を送信する送信部31と、周波数チャンネルを切り替えてアンテナ2を介して信号を受信する第1受信部32と、送信部31又は第1受信部32のいずれかを択一的にアンテナ2と電気的に接続するための第1スイッチ33等を有している。送信部31とアンテナ2が接続されると第1受信部32とアンテナ2が切断され(図1に示す状態)、第1受信部32とアンテナ2が接続されるとアンテナ2と送信部31が切断される。送信部31及び第1受信部32は、制御部5から出力された周波数チャンネル切替信号に応じて、送受信の際の周波数チャンネルを切り替える。
周波数チャンネルモニタ部4は、後述するビットエラーレート信号発生部52が発生し、送信部31が送信するビットエラーレート信号を減衰させる減衰部41と、送信部31と減衰部41を電気的に接続/切断する第2スイッチ42と、アンテナ2を介して受信した外来ノイズと減衰部41によって減衰されたビットエラーレート信号を結合する結合部43と、アンテナ2と結合部43を電気的に接続/切断する第3スイッチ44と、結合部43によって結合された信号を受信する第2受信部45と、第2受信部45によって受信された信号の電界強度を検出する電界強度検出部46等を有している。第2受信部45は、制御部5から出力された周波数チャンネル切替信号に応じて、周波数チャンネルを切り替えて結合部43によって結合された信号を受信する。
制御部5は、無線通信装置1が他の無線通信装置と無線通信する際に送信部31が送信する送信信号を発生させる送信信号発生部51と、送信部31が減衰部41に送信するビットエラーレート信号を擬似的に発生させるビットエラーレート信号発生部52と、第1受信部32が受信した信号を処理する受信信号処理部53と、第2受信部45によって受信された信号のビットエラーレートを測定するビットエラーレート測定部54と、電界強度検出部46によって検出された電界強度及びビットエラーレート測定部54によって測定されたビットエラーレートに基づいて無線通信の品質を判定する通信品質判定部55等を有している。また、制御部5は、ビットエラーレート信号を記憶するビットエラーレート信号記憶部(図示せず)を有している。ビットエラーレート信号記憶部は、例えば、無線通信装置1が他の無線通信装置と無線通信をした際に、第1受信部32が受信した信号から測定したビットエラーレートに関するビットエラーレート信号を予め記憶している。ビットエラーレート信号発生部52は、ビットエラーレート信号記憶部が記憶しているビットエラーレート信号に基づいて典型的な信号パターンの擬似的なビットエラーレート信号を発生させる。
無線通信装置1が他の無線通信装置に対して送信信号発生部51において発生させた送信信号を他の無線通信装置に対して送信する場合は、第1スイッチ33によって送信部31とアンテナ2が接続される。一方、無線通信装置1が他の無線通信装置から送信された無線信号を受信する場合は、第1スイッチ33によって第1受信部32とアンテナ2が接続される。
無線通信装置1は、他の無線通信装置との間で実際に無線通信を行なうことなく、無線通信装置1の周辺環境における無線通信に最適な周波数チャンネルを決定することができる。以下その手順について説明する。まず、ビットエラーレート信号発生部52が擬似的なビットエラーレート信号を発生させ、そのビットエラーレート信号を送信部31が減衰部41に送信する。送信部31がビットエラーレート信号を送信する際に使用する周波数チャンネルは制御部5から無線送受信部3に入力された周波数チャンネル切替信号に基づいている。また、このとき、第1スイッチ33は、送信部31とアンテナ2を切断し、第2スイッチ42は閉じられて、送信部31と減衰部41が接続されている。第1スイッチ33を通過したビットエラーレート信号は、減衰部41によって減衰され、結合部43に入力される。
一方、第3スイッチ44は第2スイッチ42と同様に閉じられていることから、アンテナ2を介して受信した外来ノイズは第3スイッチ44を通過して結合部43に入力される。結合部43に入力された減衰後のビットエラーレート信号及び外来ノイズは、結合部43によって結合され、第2受信部45に入力される。第2受信部45には、制御部5から無線送受信部3に入力された上記周波数チャンネル切替信号と同等の信号が入力され、第2受信部45は、この周波数チャンネル切替信号に基づいて受信周波数を切り替えて、ビットエラーレート信号と外来ノイズが結合された信号を受信する。
その後、電界強度検出部46は、第2受信部45によって受信された信号の電界強度を検出し、その電界強度レベルに応じた信号を通信品質判定部55に出力する。また、ビットエラーレート測定部54は、第2受信部45によって受信された信号のビットエラーレートを測定し、そのビットエラーレートに応じた信号を通信品質判定部55に出力する。通信品質判定部55は、電界強度検出部46及びビットエラーレート測定部54から入力された信号に基づいて、その周波数、すなわち制御部5が無線送受信部3及び第2受信部45に出力した周波数チャンネル切替信号に相当する周波数の無線通信の品質を判定する。以上の処理を行うことにより、制御部5は、上記周波数チャンネル切替信号に相当する特定の周波数の無線通信の品質を知得することができる。従って、制御部5は、周波数チャンネル切替信号を適宜切り替えることにより、他の無線通信装置との間で実際に無線通信を行なうことなく、無線通信装置1の周辺環境における無線通信に最適な周波数を知得することができる。
以上説明したように、本実施形態の無線通信装置1によれば、自ら発生したビットエラーレート信号とアンテナから取り込んだ周辺環境のノイズ成分を結合して無線通信の品質を判定するので、この装置の有する自己診断機能によって他の無線通信装置との間で通信を行うことなく適切な周波数チャンネルを決定することができる。従って、周辺環境のノイズ成分を踏まえつつ安定した通信状態の確立を短時間で行うことができる。また、通信に適切な周波数チャンネルを決定するとき、第1スイッチ33を切断しておくことによりアンテナ2から電波が発射されない。従って、その間、他の無線通信装置の使用可能な周波数チャンネルを制限することがなくなり、無線通信に使用される周波数チャンネルを有効に利用することが可能となる。また、無線通信の品質を判定しないとき、第2スイッチ42及び第3スイッチ44を切断しておくことにより、減衰部41、結合部43、第2受信部45、電界強度検出部46、ビットエラーレート測定部54及び通信品質判定部55に余計な動作を強いることがなくなる。
(第2実施形態)
図2は、本発明の第2実施形態にかかる無線通信装置の構成を示している。無線通信装置10は、電界強度検出部46が第3スイッチ44と結合部43との間のラインに接続されている点で、上記第1実施形態の無線通信装置1と相違する。本実施形態の無線通信装置10によれば、結合部43を経由することなくアンテナ2を介して受信した外来ノイズの電界強度を検出できるので、低レベルのノイズを電界強度の検出に反映させることが可能となる。これにより、周波数チャンネルの決定をより一層適切なものすることができる。
(第3実施形態)
図3は、本発明の第3実施形態にかかる無線通信装置の構成を示している。無線通信装置11は、制御部5が通信品質についての履歴を記憶する通信品質記憶部56をさらに備えている点において上記第1実施形態の無線通信装置1と相違する。通信品質記憶部56は、通信品質判定部55が判定する無線通信の品質の履歴を記憶する。上記無線通信の履歴に代えて又は上記無線通信の履歴と共に電界強度検出部によって検出された電界強度及び/又はビットエラーレート測定部よって測定されたビットエラーレートの履歴を記憶することとしてもよい。本実施形態の無線通信装置11によれば、通信品質記憶部56に記憶された履歴を参照することにより、無線通信装置11の周辺環境のノイズ発生状況の推移を把握することができる。従って、定期的に無線通信の品質を判定することにより、ノイズの影響を受けにくい時間帯や各時間帯ごとにノイズの影響を受けにくい周波数チャンネルを知得することができ、良好な無線通信が行えるようになる。また、このときの安定した通信状態の確立を短時間で行うことが可能となる。
(第4実施形態)
図4は、本発明の第4実施形態にかかる無線通信装置の構成を示している。無線通信装置12は、周波数チャンネルモニタ部4が第2受信部45及び電界強度検出部46に供給する電源を制御する電源制御部47をさらに備えている点、及び制御部5がタイマ(計時部)57をさらに備えている点において上記第1実施形態の無線通信装置1と相違する。無線通信装置12においては、タイマ57の計時に基づいて電源制御部47が第2受信部45及び電界強度検出部46に供給する電源を制御する。例えば、一定時間毎に無線通信装置12の周辺環境の無線通信の品質を判定する場合、第2受信部45及び電界強度検出部46に電源を供給する時間を上記判定に要する時間に制限する。すなわち、無線通信の品質を判定を実行していないときには、第2受信部45及び電界強度検出部46に対する電源の供給を行わない。これにより、無線通信装置の省電力化を図ることができる。
(第5実施形態)
図5は、本発明の第5実施形態にかかる無線通信装置の構成を示している。無線通信装置13は、制御部5に接続された表示部6をさらに備えている点において上記第1実施形態の無線通信装置1と相違する。表示部6は、各種の情報、例えば電界強度検出部46によって検出された電界強度、ビットエラーレート測定部54によって測定されたビットエラーレート又は通信品質判定部55によって判定された無線通信の品質に関する情報を表示する。無線通信装置13においては、表示部6に表示された電界強度、ビットエラーレート又は通信品質判定部の判定結果を見ることにより、ユーザが通信品質を確認することができ、より確実な無線通信を行えるようになる。
(第6実施形態)
図6は、本発明の第6実施形態にかかる無線通信装置の構成を示している。無線通信装置14は、無線送受信部3が第1送信部34を、周波数チャンネルモニタ部4が第2送信部48をそれぞれ備え、かつ第2スイッチ42が省かれている点において上記第1実施形態の無線通信装置1と相違する。また、これに伴い、ビットエラーレート信号発生部52は、第2送信部48と接続されている。本実施形態の無線通信装置14によれば、第1送信部34又は第1受信部32によって他の無線通信装置と通信を行うと同時に、第2送信部48及び第2受信部45によって別の周波数チャンネルの通信品質を判定することができる。これにより、通信中であってもより良好な通信が行える周波数チャンネルを調査することができ、必要に応じて周波数チャンネルを変更することも可能となる。
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、少なくとも自ら発生したビットエラーレート信号とアンテナから取り込んだ周辺環境のノイズ成分を結合して無線通信の品質を判定するように構成されていればよい。また、本発明は、種々の変形が可能であり、例えば、送信部31又は第1送信部34は複数の特定の周波数チャンネルの信号のみを減衰部41に送信し、第2受信部45は、複数の特定の周波数チャンネルの信号のみを受信するものとしてもよい。この場合、上記周波数チャンネルは、例えば、事前に送受信された通信データに付加された周波数チャンネルデータに基づいて特定する。また、第3実施形態にかかる無線通信装置11、第4実施形態にかかる無線通信装置12及び第5実施形態にかかる無線通信装置13の技術的特徴を、第2実施形態にかかる無線通信装置10に組み込んで無線通信装置を構成してもよい。
本発明の第1実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第3実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第4実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第5実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図。 本発明の第6実施形態にかかる無線通信装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
1 無線通信装置
2 アンテナ
31 送信部
32 第1受信部
33 第1スイッチ
41 減衰部
42 第2スイッチ
43 結合部
44 第3スイッチ
45 第2受信部
46 電界強度検出部
51 送信信号発生部
52 ビットエラーレート信号発生部
53 受信信号処理部
54 ビットエラーレート測定部
55 通信品質判定部

Claims (11)

  1. 無線通信を行うために電波と高周波電流を相互に変換するアンテナと、
    ビットエラーレート信号を発生させるビットエラーレート信号発生部と、
    前記アンテナを介して受信した信号の電界強度を検出する電界強度検出部と、
    前記ビットエラーレート信号発生部が発生したビットエラーレート信号のビットエラーレートを測定するビットエラーレート測定部と、
    前記電界強度検出部によって検出された電界強度及び前記ビットエラーレート測定部によって測定されたビットエラーレートに基づいて無線通信の品質を判定する通信品質判定部とを備えたことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記アンテナを介して送信する送信信号を発生させる送信信号発生部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して送信信号を送信する送信部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して信号を受信する第1受信部と、
    前記ビットエラーレート信号発生部が発生させたビットエラーレート信号を減衰させる減衰部と、
    前記アンテナを介して受信した外来ノイズと前記減衰部によって減衰されたビットエラーレート信号を結合する結合部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記結合部によって結合された信号を受信する第2受信部とを備え、
    前記送信部は、ビットエラーレート信号発生部が発生させたビットエラーレート信号を前記減衰部に送信し、前記電界強度検出部は、前記第2受信部によって受信された信号の電界強度を検出し、前記ビットエラーレート測定部は、前記第2受信部によって受信された信号のビットエラーレートを測定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記アンテナを介して送信する送信信号を発生させる送信信号発生部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して送信信号を送信する送信部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して信号を受信する第1受信部と、
    前記ビットエラーレート信号発生部が発生させたビットエラーレート信号を減衰させる減衰部と、
    前記アンテナを介して受信した外来ノイズと前記減衰部によって減衰されたビットエラーレート信号を結合する結合部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記結合部によって結合された信号を受信する第2受信部とを備え、
    前記送信部は、ビットエラーレート信号発生部が発生させたビットエラーレート信号を前記減衰部に送信し、前記電界強度検出部は、前記アンテナを介して受信した信号の電界強度を検出し、前記ビットエラーレート測定部は、前記第2受信部によって受信された信号のビットエラーレートを測定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 前記アンテナを介して送信する送信信号を発生させる送信信号発生部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して送信信号を送信する送信部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記アンテナを介して信号を受信する第1受信部と、
    前記ビットエラーレート信号発生部によって発生されたビットエラーレート信号を送信する第2送信部と、
    前記第2送信部が送信するビットエラーレート信号を減衰させる減衰部と、
    前記アンテナを介して受信した外来ノイズと前記減衰部によって減衰されたビットエラーレート信号を結合する結合部と、
    周波数チャンネルを切り替えて前記結合部によって結合された信号を受信する第2受信部とを備え、
    前記電界強度検出部は、前記第2受信部によって受信された信号の電界強度を検出し、前記ビットエラーレート測定部は、前記第2受信部によって受信された信号のビットエラーレートを測定することを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  5. 前記ビットエラーレート信号発生部がビットエラーレート信号を発生させるとき、前記アンテナと前記送信部を切断する第1スイッチを備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  6. 前記ビットエラーレート信号発生部がビットエラーレート信号を発生させないとき、 前記送信部と前記減衰部を切断する第2スイッチと、前記アンテナと前記結合部を切断する第3スイッチとを備えたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の無線通信装置。
  7. 前記電界強度検出部によって検出された電界強度、前記ビットエラーレート測定部によって測定されたビットエラーレート又は通信品質判定部によって判定された無線通信の品質の履歴を記憶する通信品質記憶部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  8. 前記第2受信部及び前記電界強度検出部に供給する電源を制御する電源制御部と、前記電源制御部に接続された計時部をさらに備えたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  9. 前記電界強度検出部によって検出された電界強度、前記ビットエラーレート測定部によって測定されたビットエラーレート又は通信品質判定部によって判定された無線通信の品質を表示する表示部をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  10. 前記第2受信部は、複数の特定の周波数チャンネルの信号のみを受信することを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の無線通信装置を用いて無線通信の周波数チャンネルを決定することを特徴とする無線通信システム。
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