JP2009130751A - リソース予約装置、システム、方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドオーバ前にリソースを予約できるアクセスポイントにおいて、移動局が予約したリソースをどれほどの確率で実際に使用しているか判らないため、正確なリソースの消費予測が立てられない。よってアクセスポイントは移動局からのリソース要求に対して適切な応答ができず、移動局はアクセスポイントの持つリソースを効率的に使用することができなかった。

【解決手段】アクセスポイントは移動局のそのアクセスポイントにおいるリソース予約状況とリソース使用状況とからリソース使用確率を計算する。アクセスポイントはその計算結果に基づいて移動局のリソース要求の受入を判断することにより、リソースの効率的な使用をすることができる。

【選択図】図3

Description

本発明は、通信リソースの予約を行う装置、システム等に関する。
従来、無線LAN(Local Area Network)では移動局が現在使用しているアクセスポイントから別のアクセスポイントへハンドオーバを行う前に、ハンドオーバ先のアクセスポイントに対して事前にリソースを予約することができなかった。ここで、リソースとは、例えば通信速度に応じて使用される電力、メモリの量、周波数帯域または通信速度そのものなどを指す。そのため、ハンドオーバが発生したときに、ハンドオーバ先のアクセスポイントで通信の継続に必要なリソースが確保できない場合は、ハンドオーバに失敗してしまう。
しかしIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.11r規格によって無線LANにおいてもハンドオーバ前に事前にアクセスポイントに対して通信リソースを予約することが可能になった。これにより、ハンドオーバを失敗する確率を減らすことができる。
IEEE 802.11r規格(Draft 7.0)で規定されているハンドオーバについて、図1と図2を用いて説明する。
図1は、無線LANシステムの構成を示す図である。図1の無線LANシステムは、移動局(111)、移動局(111)が無線通信によりアクセスする複数のアクセスポイント(101〜107)と、移動局(111)がモビリティドメインのネットワークにアクセスすることが許された移動局であることの認証をする認証サーバ(131)から構成されており、アクセスポイント(101〜107)と認証サーバ(131)は有線ネットワークにより接続されている。
図2は、IEEE 802.11r規格(Draft 7.0)で規定されているハンドオーバ時のシーケンスを示すシーケンス図である。移動局(111)は図1のようにアクセスポイント(103)の配下に居て、アクセスポイント(103)と通信中であり、アクセスポイント(104)の方向に向かっているとする。このとき、移動局(111)はアクセスポイント104に対して事前にリソースを予約するために、最初に802.11 Authentication Request(201)を送信する。するとアクセスポイント104は移動局(111)に対して802.11 Authentication Responseを返信する(202)。本フレームを受信すると移動局(111)はMean Data Rateや、Minimum Data Rate,Peak Data Rateなどの要求リソース量等の情報を含む802.11 Authentication Confirmフレームを送信する(203)。それに対してアクセスポイント104はそのリソース予約を受け付けるか受け付けないかの返答を載せた802.11 Authentication ACKフレームを返信する(204)。
移動局が要求したリソースが受け入れられた場合は事前予約に関するフレーム交換はこれで終わりだが、受け入れられなかった場合は、移動局は予約したいリソース量を変更して再度のリソース予約をアクセスポイント(104)に対して提示することも可能である。この後、初めてこの移動局(111)がモビリティドメイン(141)に入った際にあるアクセスポイントとの間で行われるFast BSS Transition Initial Mobility Domain Association時にそのアクセスポイントから通知されたAuthentication ACKフレーム内で示される期限Reassociation DeadlineまでにReassociation Request(205)を発行すれば、802.11 Authentication Confirmフレーム(203)で予約したリソースが有効となり、そのリソースを用いてアクセスポイント104との通信が可能となる(例えば、非特許文献1参照)。Reassociation Request(205)に対してアクセスポイント104はReassociation Response(206)を送信する。
特許文献1には、ハンドオーバ時に移動局固有の優先度に基づいて決定される数の予約基地局数の基地局に対して、移動局が、直接又は他の基地局を介して予約を行う技術が開示されている。直接移動局が基地局に対して予約を行う場合は、移動局が基地局数分の基地局に個別に予約情報を送信する。他の基地局を介する場合には移動局は予約基地局数を含めた予約情報を現在通信中の基地局に送信し、さらにその予約情報を受信した基地局が、予約基地局数分の近隣基地局を選択して、予約情報を転送する。このようにして予約を移動局から直接、または他の基地局を介して受信した各基地局は、移動局から要求されているリソース量と自局の空きリソース量を比較し、空きリソース量が要求されているリソース量以上ならば予約の受け入れを行い、空きリソース量が要求されているリソース量未満ならばリソース予約の受け入れの拒否を行う。
特願2004−266713号公報(第4−9頁) IEEE 802.11r規格、Draft 7.0、2007年7月、11A6節 第61−67頁
しかしながら特許文献1で記載した移動通信システムにおいて、基地局は移動局から要求されているリソース量と空きリソース量を比較してリソース予約の受け入れを判断している。移動局がハンドオーバするのは複数予約したうちの1つの基地局であるにも関わらず、1つの基地局の空きリソース量と要求されているリソース量との比較により、予約の受け入れを行うか否かを判断している。予約が行われたリソース量だけ他の移動局が予約または使用できるリソース量が減るため、特定の移動局が多数の基地局のリソースを予約してしまった場合には、基地局にリソースの予約を受け付けて貰うことができる移動局の数が減ってしまう、または移動局が予約を受け付けてもらえる基地局の数が減ってしまうなど、リソースの予約を効率的にできないという問題があった。
そこで、本発明は上記問題を解決することを課題とし、その目的は、効率的なリソース予約ができる通信システム、装置、およびその方法、プログラムを提供することにある。
上記課題を解決する本発明は、リソースの予約を受けつける通信装置であって、リソースの予約を行う通信装置からのリソース予約要求を受け付けるリソース予約受付判断手段を少なくとも有し、リソース予約受付判断手段は、少なくとも1つのリソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約の受付を行うことを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、少なくとも1つのリソースの予約を行う通信装置と少なくとも1つのリソースの予約を受けつける通信装置を含む通信システムであって、リソースの予約を受けつける通信装置は、少なくとも1つのリソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約の受付を行うことを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、予約を受けつける通信装置のリソースの予約受付を判断する方法であって、リソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約の受付を判断することを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、少なくとも1つのリソースの予約を行う通信装置と少なくとも1つのリソースの予約を受けつける通信装置を含む通信システムの予約受付を判断する方法であって、リソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約の受付を判断することを特徴とする。
上記課題を解決する本発明は、情報処理装置に処理を実行させるプログラムであって、プログラムは、情報処理装置にリソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約を受けつける通信装置のリソースの予約の受付の処理を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、リソースの予約を受けつける通信装置が、リソースの予約を行う通信装置のリソース使用確率に基づいて予約の受付を行うことにより、効率的なリソース予約が可能となる。
(第1の実施の形態)
本実施の形態ではリソースの予約を受けつける通信装置は、リソース使用確率に基づいて、予約の受付を行う。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。
リソース使用確率とはリソースの予約を行う通信装置が移動局ごとにその移動局のリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるものであるが、ここでは一例として予約期限前に移動局がリソースを使用した回数をその移動局がリソースの予約を行った回数で除算することにより求められるものとする。
図1は、本発明の一実施の形態としてのネットワークの構成を示す図である。図1で示されるネットワークは、アクセスポイント(101〜107)、移動局(111)、ネットワーク(121)、認証サーバ(131)、外部ネットワーク(151)から構成される。
アクセスポイント(101〜107)は、リソース管理機能を提供するアクセスポイントである。以下では、IEEE 802.11e規格、および高速なハンドオーバ機能を提供するIEEE 802.11r規格に準拠したアクセスポイントを例として説明する。それぞれのアクセスポイントは例えばIEEE802.3で規定されているようなネットワークで互いに接続されており、また外部のネットワーク(151)とも接続されている。また、説明を簡単とするために、以下では、これらのアクセスポイントは同一のモビリティドメインに属すると仮定する。ここで、モビリティドメインとは、属するアクセスポイント間においてIEEE802.11rに準拠した高速なハンドオーバが実施可能となるようなドメインである。これらのアクセスポイントは、IEEE 802.11k規格で規定される方式に従って、自身の近隣に存在するアクセスポイントの情報を交換できる機能を持っていても良い。
移動局(111)は、無線通信機能及びハンドオーバ前に事前にアクセスポイントに対して通信リソースを予約する機能を備えた移動局である。以下では、IEEE 802.11e規格およびIEEE 802.11rに準拠した無線LAN機能を備えた移動局を例として説明する。
認証サーバ(131)は例えばRADIUSプロトコルなどを用いて、移動局(111)がアクセスポイント(101〜107)に接続する際に、移動局(111)がモビリティドメインのネットワークにアクセスすることが許された移動局であることを認証するためのサーバである。
外部ネットワーク(151)は、モビリティドメイン(141)に属さないネットワークである。
図3は、本発明の一実施の形態としてのアクセスポイント(101〜107)の構造を示すブロック図である。図3を参照してアクセスポイントの構成例を説明すると、アクセスポイント(101〜107)は、IEEE 802.3 PHY部(301)、IEEE 802.3 MAC部(302)、IEEE802.3ネットワーク(303)、アンテナ(304)、IEEE 802.11 PHY部(305)、IEEE 802.11 MAC部(306)、ブリッジ(307)、IEEE 802.11 PLME部(308)、IEEE 802.11 MLME部(309)、SME部(310)から構成される。
IEEE 802.3 PHY部(301)は、IEEE 802.3規格で規定されるPHY機能を処理する手段である。
IEEE 802.3 MAC部(302)は、IEEE 802.3規格で規定されるMAC機能を処理する手段である。
IEEE802.3ネットワーク(303)は、IEEE 802.3規格に準拠したネットワークである。
アンテナ(304)は、IEEE 802.11 PHY部(305)で変調された無線信号の送信や他の移動局(111)から送信された無線信号を受信するための手段である。
IEEE 802.11 PHY部(305)は、例えばIEEE 802.11gで規定されるものであり、IEEE 802.11 MAC部(306)から送られてくるフレームを電波信号に変調しアンテナ(304)を通して送信する機能、およびアンテナ(304)から受信した電波信号を復調し、受信フレームとしてIEEE 802.11 MAC部(306)へ渡す機能を持つ。
IEEE 802.11 MAC部(306)は、IEEE 802.11e仕様で規定される機能およびIEEE 802.11r仕様で規定される機能を処理する。
ブリッジ(307)は、IEEE 802.3 MAC部(302)から送られてきた受信フレームのあて先アドレスを調べ、もしそのあて先アドレスで示されるノードが本アクセスポイントのカバーエリアに存在する移動局である場合、そのフレームをIEEE 802.11 MAC部(306)へ渡す。逆にIEEE 802.11 MAC部(306)から受け取った受信フレームのあて先がIEEE802.3ネットワーク(303)内のノードであれば、そのフレームをIEEE 802.3 MAC部(302)へ渡す。
IEEE 802.11 PLME部(308)はIEEE 802.11 PHY部(305)を制御するためのエンティティであり、IEEE 802.11g、IEEE 802.11e、IEEE 802.11rで規定されるMLME_PLME_SAPおよびPLME_SAPを処理できるものである。
IEEE 802.11 MLME部(309)はSME部(310)からの指示に従い、IEEE 802.11 MAC部(306)を制御するエンティティである。
なお、本実施の形態で用いるIEEE 802.11 MLME部(309)は、IEEE 802.11g、IEEE 802.11e、IEEE 802.11rで規定されるMLME_SAPを処理する機能に加え、要求リソース量が格納されたAuthentication Confirmフレームを受信すると、その数を他のパラメータとともにSME部(310)に通知できる機能も含むものとする。
SME部(310)はIEEE 802.11 PHY部(305)およびIEEE 802.11 MAC部(306)を、IEEE 802.11 PLME部(308)およびIEEE 802.11 MLME部(309)を通して管理するエンティティである。SME部(310)は、リソース予約受付判断手段(311)、リソース管理手段(312)、リソース管理データベース(313)およびリソース予約・使用履歴データベース(314)を含むものである。
リソース予約受付判断手段(311)は、移動局(111)からAuthentication Confirmフレームを受信すると、IEEE 802.11 MLME部(309)よりそれらの情報が渡される。そして、リソース管理データベース(313)に記録されている現在のリソースの使用状態とリソースの予約状態、およびIEEE 802.11 MLME部(309)より通知された要求リソース量と、予約期限前に移動局がリソースを使用した回数を移動局がリソースの予約を行った回数で除算することによりリソース使用確率を計算する。そして、そのリソース使用確率に基づいてリソース要求を受け入れるかどうか判断する。そのリソース要求を受け入れる場合、リソース確保成功をIEEE 802.11 MLME部(309)に対して通知する。それと同時に、リソース管理データベース(313)に、要求元移動局のMACアドレス、802.11 AUTHENTICATION CONFIRMフレーム(203)に含まれるMean Data Rateが示す要求リソース量、そのリソース予約の期限をセットする。そしてまたリソース使用状態に “予約中”という状態をセットする。なお、セットする要求リソースはMean Data Rateに限らずMinimum Data RateやMaximum Data Rate等でもよい。反対にそのリソース要求を受け入れない場合、リソース確保失敗をIEEE 802.11 MLME部(309)に対して発行する。
リソース管理手段(312)は、IEEE 802.11 MLME部(309)よりリソースの使用が通知されると、そのプリミティブのパラメータに含まれている送信元のアドレスを調べ、その移動局の予約中のリソースが無いかどうかリソース管理データベース(313)を用いて調べる。もし送信元の移動局が予約しているリソースが存在し予約の期限が切れていなければ、そのリソースの状態を“使用中”に変更する。
リソース管理データベース(313)は例えば図4に示すようなリソース管理テーブルが格納される。このテーブルには、要求者のアドレス、要求リソース量、リソースの使用状態、リソース予約の期限が記録される。要求者アドレスにはリソースの予約を行う通信装置である移動局のアドレスが記録される。リソースの使用状態には該要求者アドレスの移動局がリソースを使用中であるか、予約中であるかを示す情報が記録される。リソース予約の期限はリソースの使用状態が予約中のリソースであればその期限が記録される。
図4の1行目を例に取るとアドレスがSTA1のリソースの要求者はリソース量として64kbps、リソースの使用状態が予約中であり、リソース予約の期限は2007年1月27日の22時45分00秒までとなっている。
リソース予約・使用履歴データベース(314)は例えば図5に示すようなリソース予約・使用履歴テーブルが格納される。リソース予約・使用履歴テーブルには、要求者のアドレス、リソース予約回数、使用回数が記録される。リソース予約回数にはそのアクセスポイントに対して過去にリソース予約を行った回数が記録される。使用回数には移動局が過去にリソースを予約して実際にそのリソース使用して通信を行った回数が記録される。
図5の1行目を例に取るとアドレスがSTA1のリソースの要求者は10回のリソース予約回数に対して、9回実際にそのリソース使用して通信を行ったことが示されている。
移動局が行ったリソースの予約の受入をアクセスポイントが判断する際の処理と、予約されていたリソースが実際に使われ、情報が更新される際の処理について図3及び図6から図9を用いて説明する。
図6はアクセスポイント(101〜107)内にあるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。この動作は移動局が行ったリソースの予約の受入をアクセスポイントが判断するものである。IEEE 802.11 MLME(309)からリソースの予約要求があったかどうかを調べる(ステップ101)。まだ要求がない場合は再び処理をステップ101へ戻し、受信するまで待機する。もし要求があった場合は、変数addrにリソース予約を行った移動局のアドレスを示すPeerMACAddressを代入する(ステップ102)。次にリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理(ステップ103)を行い、予約期限前に移動局がリソースを使用した回数を移動局がリソースの予約を行った回数で除算することにより計算されるリソース使用確率を得る。リソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の詳細は後述する。
リソース使用確率と予め定められた予約受付閾値を比較し(ステップ104)、リソース使用確率の方が大きければリソースが確保できたことを通知し(ステップ105)、リソース使用確率の方が小さければリソースを確保できなかったことを通知する(ステップ106)。ステップ106の後はステップ101へ戻りリソースの予約要求があるまで待機する。一方、ステップ105の後はリソース管理テーブルに予約を受けつけたことを示す情報を追加する(ステップ107)。ここでリソース使用状態としては“予約中”をセットされる。そしてリソース予約・使用履歴テーブル更新処理(ステップ108)が実行された後はステップ101へ戻りリソースの予約要求があるまで待機する。リソース予約・使用履歴テーブル更新処理の詳細は後述する。
図7はリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作を示すフローチャートである。
まず初めにリソース使用確率を格納する変数probabilityに0を代入し初期化する(ステップ201)。次にリソース予約・使用履歴テーブルの処理行を格納する変数iに1をセットする(ステップ202)。その後リソース予約・使用履歴テーブルi行目の要求者アドレスが変数addrと同じかどうか調べる(ステップ203)。同じである場合は予約された回数の合計を格納する変数num_reservedにリソース予約・使用履歴テーブルi行目のリソース予約回数を代入する(ステップ204)。また予約が実際に実行された回数の合計を格納する変数num_invokedに処理行の使用回数を代入する(ステップ205)。次にリソース使用確率を格納する変数probabilityに変数num_invokedの値を変数num_reservedの値で除した値を格納する(ステップ206)。確率が計算し終わると本処理の呼び出し元に処理を復帰する。
一方、前述のステップ203においてリソース予約・使用履歴テーブルi行目の要求者アドレスが変数addrと同じでない場合はi行目がリソース予約・使用履歴テーブルの最終行かどうか調べる(ステップ207)。最終行である場合は本処理の呼び出し元に処理を復帰する。そうでない場合は変数iに1を加え(ステップ208)、ステップ203に処理を移す。
図8はリソース予約・使用履歴テーブル更新処理の動作を示すフローチャートである。この処理によりリソース予約・使用履歴テーブルのうちリソース予約回数の内容が更新される。
まず初めに、リソース予約・使用履歴テーブルで処理するテーブルの行を示す変数iに先頭行である1をセットする(ステップ301)。次にリソース予約・使用履歴テーブルのi行目の要求者アドレスが変数addrの値と同じかどうか調べる(ステップ302)。同じである場合はリソース予約・使用履歴テーブルのi行目のリソース予約回数に1を加え(ステップ303)、本処理の呼び出し元に処理を復帰する。
一方、リソース予約・使用履歴テーブルのi行目の要求者アドレスが変数addrの値と同じでない場合は、i行目はリソース予約・使用履歴テーブルの最終行かどうか調べる(ステップ304)。最終行である場合は本処理の呼び出し元に処理を復帰する。最終行でない場合は、変数iの値に1を加え(ステップ305)、ステップ302に処理を戻す。
以上によりアクセスポイントはリソース使用確率に基づいて移動局からが行ったリソースの予約の受入を判断する。このようにリソース使用確率は予約期限前に移動局がリソースを使用した回数を移動局がリソースの予約を行った回数で除算することにより求まるが、IEEE802.11rにおける規定では予約内容が上書きされることがありえる。その場合、上書きされた回数をリソースの予約を行った回数に含めてもよいし含めなくてもよい。
図9はリソース管理手段(312)の動作を示すフローチャートである。この処理により予約されていたリソースが実際に使われた際にリソース予約・使用履歴テーブルのうち使用約回数の内容が更新される。
まず初めに、IEEE 802.11 MLME(309)からリソースの使用が通知されたかをチェックする(ステップ401)。通知されていない場合は再び処理をステップ401へ戻し通知まで待機する。通知された場合、変数addrにリソース予約を行った移動局のアドレスを示すPeerSTAAddressを代入する(ステップ402)。次にリソース管理テーブルの処理する行を示す変数iを1に初期化する(ステップ403)。そして、リソース管理テーブルのi行目のリソース要求者のアドレスがaddrと同じかどうか調べる(ステップ404)。同じであった場合、リソース管理テーブルのi行目の状態を“使用中”に変更する(ステップ405)。そしてリソース予約・使用履歴テーブルを更新するために、変数jを1に初期化し(ステップ406)、ステップ409へ進む。
一方前述のステップ404においてリソース要求者のアドレスがaddrと異なる場合は、リソース管理テーブルのi行目が最後の行かどうか調べる(ステップ407)。最後の行である場合はリソース管理テーブルに要求者アドレス等を含んだ行を追加し(ステップ413)、ステップ406へ進む。最後の行でない場合は、変数iに1を加え処理をステップ404に戻す(ステップ408)。
ステップ406の後、リソース予約・使用履歴テーブルのj行目の要求者のアドレスがaddrと同じかどうか調べる(ステップ409)。同じである場合、リソース予約・使用履歴テーブルのj行目の使用回数に1を加え(ステップ410)、処理をステップ401へ戻す。一方、リソース予約・使用履歴テーブルのj行目の要求者のアドレスがaddrと同じでない場合、テーブルのj行目はリソース予約・使用履歴テーブルの最終行かどうか調べる(ステップ411)。最終行である場合は処理をステップ401へ戻しイベントの受信を待機する。そうでない場合は変数jに1を加え(ステップ412)、再び処理をステップ409へ戻す。なお、本実施の形態では使用回数を保持する形態としたが、使用されなかった回数を保持し、予約回数から予約が使用されなかった回数を減算することで使用回数を求めるという形態でもよい。
本実施の形態では無線LAN、特にアクセスポイントと移動局との間のハンドオーバとして記載したが、アクセスポイントの代わりが移動局であるようなアドホック通信である移動局間の通信にも適用してもよい。また、リソース予約回数及び使用回数によりリソース使用確率が計算され、リソース使用確率に基づいてリソースの予約を受けつけるか判断するという処理を行っていれば無線、有線を問わず適用できることは言うまでもない。
また、本実施例では予約されたリソースが実際に使用される確率を考慮しているためアクセスポイントにおいて効率的にリソースを使用することが可能となる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態ではリソース使用確率と予約受入閾値の大小を比較することで受入を判断したが、本実施の形態では予約を受けつける通信装置は、リソース使用確率と同じ確率で受入を判断することを特徴としている。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。
本実施の形態についてその基本的構成は第1の実施の形態の通りであるが、図3の構成に示されるアクセスポイント(101〜107)におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作が異なる。
図10は本実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。
第1の実施の形態ではリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理(ステップ103)を行った後はリソース使用確率と予約受付閾値の大小を比較していたが、本実施の形態ではステップ103の後、0〜1の乱数を発生させ(ステップ501)、リソース使用確率とステップ501で発生させた乱数の大小を比較する(ステップ502)。そして、リソース使用確率の方が大きければリソースが確保できたことを通知し(ステップ105)、リソース使用確率の方が小さければリソースが確保できなかったことを通知する。
本実施の形態ではリソース使用確率そのものの確率を基に割り当てを行うとして説明を行ったが、リソース使用確率そのものの確率に限ったものではなく、例えば0を下限、1を上限として(リソース使用確率+L)の確率で割り当てを行うなどリソース使用確率に比例するような形態であってもよい(Lは−1から1の間の数)。
また、リソース使用確率そのものではなく、リソース使用確率に応じて閾値を段階的に設定するという形態でもよい。
図11は閾値を段階的に設定するリソース予約受付確率テーブルの一例を示すものである。リソース予約受付確率テーブルには上限使用確率と予約受付確率が記載されている。上限使用確率は、その行に示す値から次の行に示す値の範囲にある確率を示すものである。例えば1行目に記載されている1が意味するものは確率の値が2行目の0.8よりも大きく1以下のものがこの範囲に該当する。予約受付確率はこの確率でリソースの受付を行う値である。例えばリソース使用確率が0.7であるならば、範囲が0.6より大きく0.8以下である上限使用確率が0.8の行に対応するため確率0.9でリソースの予約を受けつけるように処理する。
第1の実施の形態では、リソース使用確率と閾値を比較してリソースの予約受付の判断を行っていたが、本実施の形態ではリソース使用確率と同一の確率でリソースの受入を判断しているため細かいリソースの制御が可能となる。この処理によりアクセスポイントにおいてリソースの効率的な使用ができるという効果がある。
(第3の実施の形態)
本実施の形態では予約を受けつける通信装置は、リソース使用確率に基づいて予約の受入を判断することに加えて、要求されたリソース量、使用中のリソース量、既に予約が行われているリソース量を加味して予約の受入を判断することを特徴としている。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。
本実施の形態についてその基本的構成は第1の実施の形態の通りであるが、図3の構成に示されるアクセスポイント(101〜107)におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作が異なる。
図12は本実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。図6と比較して要求されたリソース量、使用中のリソース量、既に予約が行われているリソース量を加味して予約の受入を判断する処理であるステップ601〜ステップ614が追加されていることが異なる。
以下、図6と比較して異なる点であるステップ601〜ステップ614の説明を行う。
ステップ104においてリソース使用確率が予約受付閾値より大きい場合、要求リソース量を示す変数requestに802.11 AUTHENTICATION CONFIRMフレーム(203)に含まれるMean Data Rateを代入する(ステップ601)。次に使用リソース量を示す変数usedに0を代入し、初期化を行う(ステップ602)。さらにリソース管理テーブルの行数を示す変数iに1を代入する(ステップ603)。ここでリソース管理テーブルのi行目のリソース使用状態が“使用中”であるか調査する(ステップ604)。
i行目のリソース使用状態が“使用中”であればusedにi行目のMean Data Rateの値を加えたものをusedに代入する(ステップ605)。その後、i行目はリソース管理テーブルの最終行であるか調査する(ステップ606)。なお、ステップ604においてi行目のリソース使用状態が“使用中”でなければステップ606へ処理を進める。ステップ606においてi行目が最終行であれば既に予約が行われているリソース量を示す変数reservedに0を代入し、初期化を行い(ステップ607)、iに1を代入する(ステップ608)。一方、ステップ606においてi行目が最終行でなければiに1を加え(ステップ609)、ステップ604へ戻す。
ステップ608の後、リソース管理テーブルのi行目のリソース使用状態が“予約中”であるか調査を行う(ステップ610)。“予約中”であれば、reservedにi行目のMean Data Rateの値を加え(ステップ612)、i行目はリソース管理テーブルの最終行であるか調査する(ステップ613)。ステップ610においてリソース使用状態が“予約中”でなければ処理をステップ613へ進める。
ステップ613においてi行目が最終行であれば、usedとreservedとrequestedとを合計したリソース量とアクセスポイントが持つ合計リソース量の比較を行う(ステップ614)。両者が等しいもしくはアクセスポイントが持つ合計リソース量の方が大きければステップ105へと進む。一方、アクセスポイントが持つ合計リソース量の方が小さければiに1を加え(ステップ615)、処理をステップ610へと戻す。
なお、図12の処理では予約要求がある度にused等をリソース管理テーブルの1行目から計算しているが、アクセスポイントは使用リソースを常に把握しておき使用状況に変更があった時等必要な時に計算しなおすという処理でもよい。図13はこの使用リソース計算処理の一例を示すフローチャートである。使用リソース計算処理が初めて行われるときにusedに0を代入して初期化する(ステップ701)。続いてリソース管理テーブルの行数を示す変数iに1を代入し、初期化し(ステップ702)、通信を開始した移動局があるか調査を行う(ステップ703)。通信を開始した移動局があれば変数addrに通信を開始した移動局のアドレスを代入し(ステップ704)、通信を開始した移動局がなければ通信を終了した移動局があるか調査を行う(ステップ705)。通信を終了した移動局があれば変数addrに通信を終了した移動局のアドレスを代入し(ステップ706)、通信を終了した移動局がなければステップ703へ処理を戻す。ステップ704の後、リソース管理テーブルのi行目のリソース要求者がaddrと一致するか調査を行う(ステップ707)。一致していればusedにリソース管理テーブルのi行目のMean Data Rateを加え(ステップ708)、一致していなければi行目はリソース管理テーブルの最終行であるかを調べる(ステップ709)。最終行であればステップ702へ処理を戻し、最終行でなければiに1を加え(ステップ710)、処理をステップ707へ戻す。ステップ708の後もステップ702へ処理を戻す。前述のステップ706の処理の後、リソース管理テーブルのi行目のリソース要求者がaddrと一致するか調査を行う(ステップ711)。一致していればusedからリソース管理テーブルのi行目のMean Data Rateを減算し(ステップ712)、一致していなければi行目はリソース管理テーブルの最終行であるかを調べる(ステップ713)。最終行であればステップ702へ処理を戻し、最終行でなければiに1を加え(ステップ714)、処理をステップ711へ戻す。ステップ712の後もステップ702へ処理を戻す。この計算処理によって得られた値をusedとして使用することは図12のステップ602からステップ606及びステップ609の処理と置き換えることが可能である。なお、この計算はusedについて説明したがreservedについて適用してもよく、この場合ステップ607からステップ613及びステップ615の処理と置き換える。
本実施の形態ではusedとreservedとrequestedとを合計したリソース量とアクセスポイントが持つ合計リソース量の比較を厳密に行うものとして説明を行ったが、例えばusedとreservedとrequestedとを合計したリソース量が、アクセスポイントが持つ合計リソース量のM%を超えた場合に受入を行わないなどのある程度の幅を持たせるというような形態でもよい(Mは正の数)。また、必ずしもusedとreservedとrequestedとを合計する必要はなく、例えばusedとrequestedとを合計したものを用いてもよい。
それから、本実施の形態は第1の実施の形態をもとに説明を行ったが、第2の実施の形態に要求されたリソース量、使用中のリソース量、既に予約が行われているリソース量を加味するという処理を加えた形態であってもよい。
本実施の形態ではアクセスポイントのリソースの空き状況も加味してリソースの受入を判断しているため移動局がハンドオーバを行った際にリソース不足により通信を継続することができなくなることを防ぐことが可能になるという効果がある。
(第4の実施の形態)
本実施の形態では予約を受けつける通信装置は、リソース使用確率を要求されたリソース量の期待値を求めることに使用し、要求されたリソース量の期待値、使用中のリソース量、既に予約が行われているリソース量に基づいて予約の受入を判断することを特徴としている。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。
本実施の形態についてその基本的構成は第3の実施の形態の通りであるが、図3の構成に示されるアクセスポイント(101〜107)におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作が異なる。
図14は本実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。図12と比較して、ステップ104が削除され、変数requestedに要求されたリソース量であるMean Data Rateとリソース使用確率を乗算した値を代入するステップ801が追加されていることが異なる。この乗算結果は要求されたリソース量の期待値を示す。
なお、図14の処理では予約要求がある度にused等をリソース管理テーブルの1行目から計算しているが、図12のように使用状況に変更があった時に計算しなおすという形態でもよい。
本実施の形態では要求されたリソース量の期待値を計算し、受入の判断を行ったが、要求されたリソース量だけではなく既に予約が行われているリソース量についても移動局の各々について期待値を計算し、その結果によって予約の受入を判断するという形態でもよい。
また、本実施の形態ではusedとreservedとrequestedとを合計したリソース量とアクセスポイントが持つ合計リソース量の比較を厳密に行うものとして説明を行ったが、例えばusedとreservedとrequestedとを合計したリソース量が、アクセスポイントが持つ合計リソース量のN%を超えた場合に受入を行わないなどのある程度の幅を持たせるというような形態でもよい。(Nは正の数)
本実施の形態のでは第1から第3までの実施の形態とは異なり、使用量をも見込んでリソースの予約の受入を判断することでアクセスポイントのリソースを効率的に使用することができるという効果がある。
(第5の実施の形態)
第1の実施の形態では予約を受けつける通信装置は、予約を行う通信装置個別のリソース使用確率に基づいて予約の受付を判断していた。一方、本実施の形態では予約を受けつける通信装置は、移動局個別ではなく全ての予約を行う通信装置のリソース使用状況から計算されるリソース使用確率に基づいて予約の受入を判断することを特徴としている。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。
本実施の形態についてその基本的構成は第1の実施の形態の通りであるが、図3の構成に示されるアクセスポイント(101〜107)におけるリソース予約受付判断手段(311)、特にリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作が異なる。
図15は本実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作を示すフローチャートである。
第1から第4の実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理と比較してステップ203及びステップ207が削除され、ステップ901、ステップ902、ステップ903が追加されている。
追加されたステップについて説明する。ステップ201でリソース使用確率probabilityに0を代入して初期化した後、リソース予約回数を示す変数num_reservedに0を代入して初期化し(ステップ901)、使用回数を示す変数num_invokedに0を代入して初期化する(ステップ902)。また、ステップ205でnum_invokedにリソース要求受付通知テーブルのi行目の使用回数を加えた後にi行目がリソース要求受付通知テーブルの最終行であるか調査する(ステップ903)。最終行であればステップ206としてリソース利用確率probabilityにnum_invokedをnum_reservedで除した結果を代入し、最終行でなければステップ208でiに1を加える。
本実施の形態では各移動局のリソース予約回数及び使用回数の和を取るという処理を行ったが、全ての移動局の総和を計算した行を予め保持し、その値をもとにリソース使用確率を計算するという形態を取ってもよい。また、第1の実施の形態をもとに説明を行ったが、第2から第4の実施の形態に適用することも可能である。
第1から第4の実施の形態のように移動局個別にリソース使用確率を計算していると信頼度が低い場合がある。そのような場合には本実施の形態のように、個別ではなく全ての移動局を考慮することで母数が増え、統計的に見ると信頼度が上がる。よって、アクセスポイントではより高い信頼度に基づいて効率的なリソース使用が可能になるという効果がある。
(第6の実施の形態)
予約を受けつける通信装置は、第1の実施の形態では予約を受けつける通信装置個別の、第5の実施の形態では予約を受けつける通信装置全体のリソース使用確率をもとに予約の受入を判断していた。一方、本実施の形態では予約を受けつける通信装置は、予約を行う通信装置を通信速度やアプリケーションの種類、契約形態などでグループ分けし、リソースの予約をしてきた通信装置と同一のグループに属する予約を行う通信装置のリソース使用状況により計算されるリソース使用確率に基づいて予約の受入を判断することを特徴としている。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。また、本実施の形態では通信速度をもとにグループ分けを行ったものとして説明する。
本実施の形態についてその基本的構成は第5の実施の形態の通りであるが、図3の構成に示されるアクセスポイント(101〜107)におけるリソース予約受付判断手段(311)、特にリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作が異なる。また、リソース予約・使用履歴データベース(314)に格納されているリソース予約・使用履歴テーブルの形態が異なる。
図16は本実施の形態におけるリソース予約・使用履歴テーブルを示すものであり、図17は本実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作を示すフローチャートである。
図16は図5と比較して通信速度を示すMean Data Rateの項目が追加されている点が異なっており、この項目は移動局のグループ分けを行うことを目的としている。
図17は図15と比較してステップ1001からステップ1004が追加されている点が異なる。ステップ201、ステップ901、ステップ902、ステップ202において変数probabilitynum_reserved、num_invokedのそれぞれに0を代入し、iに1を代入して初期化する。その後、リソース予約・使用履歴テーブルのi行目のMead Data Rateが802.11 AUTHENTICATION CONFIRMフレーム(203)に含まれるMean Data Rateと一致するか調べる(ステップ1001)。一致していれば変数num_reservedにリソース予約・使用履歴テーブルi行目のリソース予約回数を加えるステップ204へ進み、一致していなければi行目がリソース要求テーブルの最終行であるかを調べる(ステップ1002)。最終行であればリソース要求テーブルに行を追加し、この移動局の要求者アドレス、Mean Data Rateを入れ、リソース予約回数に1を、使用回数に0を入れる(ステップ1003)。本実施の形態ではステップ1001に示すように通信速度が一致していない場合は別速度としているが、上下Rkbpsまでの範囲は通信速度が一致しているとしてもよい(Rは正の数)。その後、リソース使用確率を示す変数probabilityに0を代入し(ステップ1004)、リソース予約処理受付判断手段へと復帰する。一方、ステップ1002において最終行で無かった場合はiに1を加えるステップ208へ進む。リソース予約処理受付判断手段へと復帰した後の処理は第5の実施の形態と同一である。
なお、本実施の形態では第5の実施の形態をもとに説明を行ったが、第1から第4の実施の形態に適用することが可能である。また、本実施の形態では通信速度毎にリソース使用確率を計算するとして説明を行ったが、アプリケーションや契約形態毎に計算するという形態でもよい。同一の移動局において複数のアプリケーションを実行している場合には
本実施の形態では、グループごとに使用状況が似ているという場合には移動局をグループ分けした後にリソース使用確率を計算することでリソース予約回数及び使用回数の母数が増え、リソース使用確率の信頼度が上がるという効果がある。
(第7の実施の形態)
本実施の形態では予約を受けつける通信装置は、予約を行う通信装置のグループに応じて受入閾値を変えることを特徴としている。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。また、本実施の形態では通信速度をもとにグループ分けを行ったものとして説明する。
本実施の形態についてその基本的構成は第1の実施の形態の通りであるが、図3の構成に示されるアクセスポイント(101〜107)の構成及びリソース予約受付判断手段(311)の動作が異なる。
図18は本実施の形態におけるアクセスポイント(101〜107)の構成を示すブロック図である。図3と比較し、閾値データベース(401)が加わっている点が異なる。
図19は閾値データベース(401)に含まれる予約閾値テーブルを示すものである。予約閾値テーブルにはMean Data Rateでグループ化された移動局に対する受入閾値が示されている。
図20は本実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。図6と比較してステップ104が削除され、ステップ1101からステップ1106が加わっている点が異なる。ステップ103においてリソース使用確率を求め、リソース予約受付判断手段の処理に復帰した後、受入閾値テーブルの行数を示すiを1へ初期化する(ステップ1101)。その後、受入閾値テーブルi行目のMean Data Rateが802.11 AUTHENTICATION CONFIRMフレーム(203)に含まれるMean Data Rateと一致するか調べ(ステップ1102)、一致すれば受入閾値テーブルの現在示している行に含まれる受入閾値とリソース使用確率の大小を比較する(ステップ1106)。リソース使用確率の方が大きければ、ステップ105へ進み、小さければステップ106へ進む。
一方、ステップ1102で一致していない場合はi行目が受入閾値テーブルの最終行であるか調べる(ステップ1103)。最終行であるときは受入閾値テーブルに行を追加し、この移動局のMean Data Rate、受入閾値を入れ(ステップ1104)、最終行でないときはiに1を加え(ステップ1105)、ステップ1102へ処理を戻す。
なお、本実施の形態では通信速度に応じて閾値を変更するとして説明を行ったが、アプリケーションの種類に応じて閾値を変更するという形態でもよい。また、本実施の形態では第1の実施の形態をもとに説明を行ったが、第2、第3、第5、第6の実施の形態のそれぞれに適用することも可能である。
本実施例のようにグループごとに受入閾値を変更することで、例えば通信速度の速い移動局は受け入れやすくするなどの移動局に応じたリソースの制御が可能となるという効果がある。
(第8の実施の形態)
本実施の形態では予約を受けつける通信装置は、通信速度をリソース量として統計的に使用してリソース使用確率を求め、その確率に基づいて予約の受入を判断することを特徴としている。例えば、予約を行う通信装置が通信を行う際に実際に使用したリソース量の総和を予約していたリソース量の総和で除算することによりリソース使用確率が計算される。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。
本実施の形態についてその基本的構成は第1の実施の形態の通りであるが、図3の構成に示されるアクセスポイント(101〜107)の構成、リソース予約受付判断手段(311)及びリソース管理手段(312)の動作、リソース管理データベース(313)及びリソース予約・使用履歴データベース(314)の内容が異なる。
図21は本実施の形態におけるアクセスポイント(101〜107)の構成を示すブロック図である。図3と比較してSME部(310)に通信速度計測手段(501)及び通信速度データベース(502)が追加されている。通信速度計測手段(501)では移動局ごとに当該アクセスポイントにおける実効速度を計測し、通信速度データベース(502)に渡される。この計測は一度通信が終了した後はリセットされ、計測しなおされる。
図22はリソース予約・使用履歴データベース(314)に含まれるリソース予約・使用履歴テーブルを示すものである。図5では要求者アドレス、リソース予約回数及び使用回数を記載するものであったが、本実施の形態では要求者アドレス、予約したリソース量の総和である予約量及び実際に使用したリソース量の総和である使用量を記載するものである。
図23は通信速度データベース(502)に含まれる通信速度テーブルを示すものである。このテーブルには要求者アドレス、通信速度計測手段(501)において計測された当該アクセスポイントにおける通信の実効速度が記載される。
図24はリソース予約・使用履歴テーブル更新処理(ステップ108)の動作を示すフローチャートである。図8と比較してステップ303がステップ1201へと変更されている。ステップ302においてリソース予約・使用履歴テーブルi行目の要求者アドレスがaddrと一致していればリソース予約・使用履歴テーブルのi行目の予約量の項目に記載されている値に802.11 AUTHENTICATION CONFIRMフレーム(203)に含まれるMean Data Rateを加え(ステップ1201)、リソース予約処理受付判断手段処理へと復帰する。
図25はリソース管理手段(312)の動作を示すフローチャートである。図9と比較してステップ401からステップ405がステップ1301からステップ1304に変更され、ステップ410がステップ1305に変更されている。
リソース管理手段の処理が開始されると当該アクセスポイントで通信を行っている移動局の通信が終了したか調査を行い(ステップ1301)、終了していれば変数addrに通信を終了した移動局のアドレスを代入し(ステップ1302)、終了していなければステップ1301に戻る。ステップ1302の後、通信速度テーブルの行数を示す変数iに1を代入する(ステップ1303)。その後、リソース管理テーブルのi行目のリソース要求者アドレスがaddrと一致しているか調べ(ステップ1304)、一致していればステップ406へ進み、一致していなければステップ407へ進む。
ステップ409においてリソース予約・使用履歴テーブルのj行目の要求者アドレスとaddrが一致していれば、リソース予約・使用履歴テーブルのj行目の使用量の値に通信速度テーブル内の要求者アドレスが一致する欄の通信速度を加え(ステップ1305)、ステップ1301へ戻る。
なお、本実施の形態では再送を考慮した実効速度を使用量とする形態で説明をしたが、プロトコルのオーバヘッドなどを含む通信速度を使用量とする形態でもよい。また、通信速度計測手段(501)及び通信速度データベース(502)はSME部(310)に属するものとしたが、他のプロトコルの処理を行う部分に属するという形態でもよい。
また、本実施の形態では第1の実施の形態をもとに説明を行ったが、第2から第7の実施の形態に適用することもできる。
実際の通信においてはリソース使用量が予約していた量よりも少ない場合があると考えられる。本実施の形態のように通信を行う際に使用したリソース量の総和を予約していたリソース量の総和で除算することにより計算されるリソース使用確率に基づいて予約の受入を判断することにより、実際の使用量を考慮することができるため、効率的なリソース使用ができるという効果がある。
(第9の実施の形態)
本実施の形態では予約を受けつける通信装置は、予約を行う通信装置ごとのリソース予約回数が一定の値に達するまではリソース使用確率として予め定められた固定値を使用することを特徴としている。
以下、予約を受けつける通信装置をアクセスポイント、予約を行う通信装置を移動局とし、アクセスポイントと移動局からなる無線LANシステムを一例として、説明する。
本実施の形態についてその基本的構成は第1の実施の形態の通りであるが、図3の構成に示されるアクセスポイント(101〜107)におけるリソース予約受付判断手段(311)、特にリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作が異なる。
図26は本実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作を示すフローチャートである。図7と比較してステップ1401、ステップ1402が追加されている点が異なる。
ステップ203においてリソース予約・使用履歴テーブルのi行目のアドレスがaddrと一致しているか調べ、一致していた場合にはi行目のリソース予約回数が予め定められている予約回数閾値以上であるかを調べる(ステップ1401)。予約回数閾値以上であれば、ステップ204へ進み、予約回数閾値未満であればリソース使用確率probabilityに予め定められている初期確率を代入する(ステップ1402)。
本実施の形態は第1の実施の形態をもとに説明を行ったが、第2から第8の実施の形態にも適用することができる。
なお、本実施の形態ではリソース使用確率を切り替え可能とすることとして説明を行ったが、受入閾値を切り替えるという形態でもよい。この場合、受入閾値を用いる第1、第2及び第4から第8の実施の形態に適用することができる。
例えば、アクセスポイント設置直後は移動局のハンドオーバ実施数が少ないため、1回のリソース使用によりリソース使用確率が大きく変化してしまう。本実施の形態のように、リソース予約回数が一定の値に達するまでは固定されたリソース使用確率を使用することで、精度の低いリソース使用確率の使用を防ぐことができるという効果がある。
第1から第9の実施の形態についてリソースの予約状況及び使用状況は蓄積されていくという形態で説明を行ってきたが、蓄積されたデータの全てを用いる必要はなく周期的または管理者の作業等イベントによりリセットしてもよい。リセットをすることで比較的新しいデータのみを用いることにより精度の低いリソース使用確率の使用を防ぐことができるという効果がある。
本発明の活用例として、無線LANのアクセスポイント、携帯電話の基地局などの無線通信装置の基地局が挙げられる。
無線LANシステムの構成を示す図である。 IEEE 802.11r規格(Draft 7.0)で規定されているハンドオーバ時のシーケンス図である。 第1の実施の形態におけるアクセスポイント(101〜107)の構造を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるリソース管理データベース(313)に格納されるリソース管理テーブルの一例である。 第1の実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース(314)に格納されるリソース予約・使用履歴テーブルの一例である。 第1の実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)内のリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)内のリソース予約・使用履歴テーブル更新処理の動作を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるリソース管理手段(312)の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。 第2の実施の形態におけるリソース予約受付確率テーブルの一例を示すものである。 第3の実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。 第3の実施の形態における使用リソース計算処理の一例を示すフローチャートである。 第4の実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。 第5の実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作を示すフローチャートである。 第6の実施の形態におけるリソース予約・使用履歴テーブルの一例を示すものである。 第6の実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作を示すフローチャートである。 第7の実施の形態におけるアクセスポイント(101〜107)の構成を示すブロック図である。 第7の実施の形態における閾値データベース(401)に含まれる予約閾値テーブルの一例を示すものである。 第7の実施の形態におけるリソース予約受付判断手段(311)の動作を示すフローチャートである。 第8の実施の形態におけるアクセスポイント(101〜107)の構成を示すブロック図である。 第8の実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース(314)に含まれるリソース予約・使用履歴テーブルの一例を示すものである。 第8の実施の形態における通信速度データベース(502)に含まれる通信速度テーブルの一例を示すものである。 第8の実施の形態におけるリソース予約・使用履歴テーブル更新処理の動作を示すフローチャートである。 第8の実施の形態におけるリソース管理手段(312)の動作を示すフローチャートである。 第9の実施の形態におけるリソース予約・使用履歴データベース確率取得処理の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
101〜107 アクセスポイント
111 移動局
121 IEEE802.3ネットワーク
131 認証サーバ
141 モビリティドメイン
151 外部ネットワーク

Claims (22)

  1. リソースの予約を受けつける通信装置であって、
    リソースの予約を行う通信装置からのリソース予約要求を受け付けるリソース予約受付判断手段を少なくとも有し、
    前記リソース予約受付判断手段は、少なくとも1つの前記リソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約の受付を行うことを特徴とする通信装置。
  2. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置において前記リソースの予約を行う通信装置を複数のグループに分け、
    前記グループ毎に求められることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置における全ての前記リソースの予約を行う通信装置について求められることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  4. 前記リソース予約状況は前記リソースの予約を行う通信装置が予約を行った回数であり、前記リソース使用状況は前記リソースの予約を行う通信装置がリソースを実際に使用した回数であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記リソース予約状況は前記リソースの予約を行う通信装置が予約を行ったリソース量の合計であり、
    前記リソース使用状況は前記リソースの予約を行う通信装置が実際に使用したリソース量の合計であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記リソース予約受付判断手段は、
    前記リソース使用確率と予め定められた予約受付閾値を比較した結果に基づいて、予約の受付を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記リソース予約受付判断手段は、
    前記リソース使用確率をもとに定められた確率で予約の受付を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  8. 前記リソースの予約を受けつける通信装置は、
    さらに自通信装置のリソースの状況を管理するリソース管理手段を有し、
    前記リソース予約受付判断手段は、
    少なくとも自通信装置が予約の受付を判断するときに使用しているリソース量と前記リソースの予約を行う通信装置が予約をしてきたリソース量の期待値とを合計したリソース量と、前記リソースの予約を受けつける通信装置が保有している全リソース量とを比較することで予約の受付を行うことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記リソースの予約を受けつける通信装置は、
    さらに自通信装置のリソースの状況を管理するリソース管理手段を有し、
    前記リソース予約受付判断手段は、
    少なくとも自通信装置が予約の受付を判断するときに使用しているリソース量と前記リソースの予約を行う通信装置が予約をしてきたリソース量とを合計したリソース量と、前記リソースの予約を受けつける通信装置が保有している全リソース量とを比較することで予約の受付を行うことを特徴とする請求項6または7のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記リソース予約受付判断手段は、
    所定の条件下で前記リソース使用確率を固定値と計算した値とで切り替えることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の通信装置。
  11. 少なくとも1つのリソースの予約を行う通信装置と少なくとも1つのリソースの予約を受けつける通信装置を含む通信システムであって、
    前記リソースの予約を受けつける通信装置は、少なくとも1つの前記リソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約の受付を行うことを特徴とする通信システム。
  12. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置において前記リソースの予約を行う通信装置を複数のグループに分け、
    前記グループ毎に求められることを特徴とする請求項11に記載の通信システム。
  13. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置における全ての前記リソースの予約を行う通信装置について求められることを特徴とする請求項11に記載の通信システム。
  14. 予約を受けつける通信装置のリソースの予約受付を判断する方法であって、リソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約の受付を判断することを特徴とする予約受付判断方法。
  15. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置において前記リソースの予約を行う通信装置を複数のグループに分け、
    前記グループ毎に求められることを特徴とする請求項14に記載の予約受付判断方法。
  16. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置における全ての前記リソースの予約を行う通信装置について求められることを特徴とする請求項14に記載の予約受付判断方法。
  17. 少なくとも1つのリソースの予約を行う通信装置と少なくとも1つのリソースの予約を受けつける通信装置を含む通信システムの予約受付を判断する方法であって、リソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約の受付を判断することを特徴とする予約受付判断方法。
  18. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置において前記リソースの予約を行う通信装置を複数のグループに分け、
    前記グループ毎に求められることを特徴とする請求項17に記載の予約受付判断方法。
  19. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置における全ての前記リソースの予約を行う通信装置について求められることを特徴とする請求項17に記載の予約受付判断方法。
  20. 情報処理装置に処理を実行させるプログラムであって、前記プログラムは、前記情報処理装置にリソースの予約を行う通信装置の自通信装置におけるリソース予約状況とリソース使用状況とから求められるリソース使用確率に基づいて、予約を受けつける通信装置のリソースの予約の受付の処理を実行させることを特徴とするプログラム。
  21. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置において前記リソースの予約を行う通信装置を複数のグループに分け、
    前記グループ毎に求められることを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
  22. 前記リソース予約状況及び前記リソース使用状況は、
    自通信装置における全ての前記リソースの予約を行う通信装置について求められることを特徴とする請求項20に記載のプログラム。
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