JP2009129776A - 無電極放電灯及び無電極放電灯の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】安定した始動及び点灯を行うことのできる無電極放電灯を提供すること。
【解決手段】無電極放電灯は、透光性材料によって形成された気密容器内に放電ガスが封入された放電管と、放電管の一部を囲む複数の誘導コイルと、を備え、誘導コイルにより形成された電磁界によって放電管内の放電ガスが励起し発光する。複数の誘導コイルは、当該無電極放電灯を製造するために用いられる誘導コイルのインダクタンスの製造ばらつきを示す分布上で、インダクタンスの大きさに応じて分けられた複数の領域からそれぞれ選択された誘導コイルである。
【選択図】図1

Description

本発明は、放電ガスを封入した放電管内に電極を持たない無電極放電灯及び無電極放電灯の製造方法に関する。
無電極放電灯は、放電ガスを封入した放電管内に電極を持たず、誘導コイルに高周波電流を流すことによって発生した高周波電磁界を放電ガスに作用させることで放電ガスを励起させて発光する照明器具である。無電極放電灯は放電管内に電極を持たないため、電極の劣化による不点灯が発生せず、一般の蛍光灯に比べて寿命が長い。
特許文献1に開示された無電極蛍光ランプは、チューブ状の閉ループ構造を有し、水銀蒸気を含む放電ガスが封入された無電極のランプ容器と、ランプ容器を囲む2つのリング状の変成器コアと、各コアに巻装された巻線と、無線周波エネルギー(RF)を各コイルに供給するRFソースとを備える。
無電極放電灯を点灯するためには、コイルに電流を供給するための点灯回路が必要である。図4は、無電極放電灯のため用いられる点灯回路を示す回路図である。図4に示す点灯回路は、商用の交流電源ACから直流出力を生成する直流電源5と、直流電源5からの直流出力を高周波出力に変換して、無電極放電灯6の近傍に配置された誘導コイル7に供給する電力変換回路8とを備える。
電力変換回路8は、直流電源5の出力端間に直列接続された一対のスイッチング素子Q1,Q2を有し、ローサイドのスイッチング素子Q2にインダクタLs及びコンデンサCp,Csから構成される共振回路が接続されたハーフブリッジ型のインバータ回路で構成されている。一対のスイッチング素子Q1,Q2を、駆動回路9から出力される矩形波パルスの駆動信号VDH,VDLにより交互にスイッチングすることで、共振回路を介して誘導コイル7に高周波出力を供給する。なお、スイッチング素子Q1を駆動する駆動信号VDHとスイッチング素子Q2を駆動する駆動信号VDLは、略180度の位相差を有する。
特開平10−116591号公報
上記説明した無電極放電灯は、放電灯内に電極を有する蛍光灯等の放電灯に比べて、始動時に大電力を必要とする。このため、安定した始動及び点灯を行うためには、点灯回路のインバータ回路が有する共振回路のQ値を高く設定する必要がある。しかし、インバータ回路の負荷である誘導コイルのインダクタンスが無電極放電灯毎にばらつくと、点灯回路の出力電圧にもばらつきが生じるため、全ての無電極放電灯での安定した始動及び点灯が困難となる。
本発明の目的は、安定した始動及び点灯を行うことのできる無電極放電灯及び無電極放電灯の製造方法を提供することである。
本発明は、透光性材料によって形成された気密容器内に放電ガスが封入された放電管と、前記放電管の一部を囲む複数の誘導コイルと、を備え、前記誘導コイルにより形成された電磁界によって前記放電管内の前記放電ガスが励起し発光する無電極放電灯であって、前記複数の誘導コイルは、当該無電極放電灯を製造するために用いられる誘導コイルのインダクタンスの製造ばらつきを示す分布上で、インダクタンスの大きさに応じて分けられた複数の領域からそれぞれ選択された誘導コイルである無電極放電灯を提供する。
本発明は、透光性材料によって形成された気密容器内に放電ガスが封入された放電管と、前記放電管の一部を囲む複数の誘導コイルと、を備え、前記誘導コイルにより形成された電磁界によって前記放電管内の前記放電ガスが励起し発光する無電極放電灯の製造方法であって、当該無電極放電灯を製造するために用いられる誘導コイルのインダクタンスの製造ばらつきを示す分布上で、インダクタンスの大きさに応じて分けられた複数の領域からそれぞれ選択された誘導コイルを、前記複数の誘導コイルとして前記放電管に取り付ける無電極放電灯の製造方法を提供する。
本発明に係る無電極放電灯及び無電極放電灯の製造方法によれば、複数の誘導コイルの合成インダクタンスのばらつきを小さくできるため、無電極放電灯の始動及び点灯の安定性が向上する。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、一実施形態の無電極放電灯を示す概略上面図である。図2は、図1に示した無電極放電灯のA−A線断面図である。図1及び図2に示す無電極放電灯は、ループ状の放電管101と、誘導コイル102,103と、高周波電源104とを備える。なお、高周波電源104は、放電管101及び誘導コイル102,103とは別体として設けられている。
放電管101は、ガラス等の透光性材料によって形成された管状の気密容器であって、不活性ガス(ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン等)や水銀蒸気等の放電ガスが封入されている。誘導コイル102,103は、放電管101の一部を囲む磁性体(亜鉛、マンガン、ニッケル、鉄等の金属化合物であるフェライト)のコア121,131と、各コアの少なくとも一部に巻装された巻線123,133から構成されている。誘導コイルの数は2つに限らず3つ以上でも良い。高周波電源104は、誘導コイル102,103の巻線123,133に高周波電流を供給する。
コア121,131は、2つの半円状のコアに分割可能なトロイダルコアである。コア121,131の内側に放電管101が貫装される。本実施形態では高周波電源104に対して誘導コイル102,103は電気的に並列に接続されているが、直列接続でも良い。高周波電源104は、インバータ回路によって構成された共振回路を内部に有する。なお、図1に示す放電管101は楕円形であるが、円形や球形でも良い。
本実施形態の無電極放電灯の動作について説明する。高周波電源104から誘導コイル102,103に例えば135kHzの高周波電流を流すと、コア121,131の周囲に高周波電磁界が発生する。この高周波電磁界によって放電管101内の電子が加速され、加速された電子と不活性ガスが衝突することにより電離が起こり放電する。放電によって水銀原子が励起し、基底状態に戻る際に254nmの紫外線を発生する。この紫外線は、放電管101の内壁に塗布された蛍光体によって可視光に変換され、可視光は、透光性材料を透過して外部に放出される。
上述したように、無電極放電灯は始動時に大電力を必要とする。このため、無電極放電灯が安定して始動及び点灯するために、高周波電源104が有する共振回路のQ値は高く設定されている。但し、高周波電源104の負荷である誘導コイル102,103の合成インダクタンスが無電極放電灯毎にばらつくと、高周波電源104の出力電圧もばらつき、無電極放電灯の始動及び点灯の安定性が低下する。このため、誘導コイル102,103の合成インダクタンスは、製造されたどの無電極放電灯でも一定であることが理想である。
しかし、現実には、誘導コイルの製造工程で、コアのサイズや透磁率、巻線にばらつきが生じる。このため、下記式(1)によって示される誘導コイルのインダクタンスLには、図3に示すような製造ばらつきがある。図3は、誘導コイルのインダクタンスの製造ばらつきを示す図である。図3に示すグラフの横軸は誘導コイルのインダクタンスLの大きさを示し、縦軸は誘導コイルの製造数Mを示す。
Figure 2009129776
(但し、Nは巻数、Φは磁束、Iは電流、Sはコアサイズ、Bは磁束密度、μは透磁率、Hは磁場の強さを示す。)
図3に示すように、誘導コイルのインダクタンスのばらつきは正規分布で表される。本実施形態では、便宜上、正規分布の中心値以上のインダクタンスを有する誘導コイルを誘導コイルL1、中心値未満のインダクタンスを有する誘導コイルを誘導コイルL2という。本実施形態の無電極放電灯の製造時、誘導コイル102,103として誘導コイル群L1,L2の中からそれぞれ1つの誘導コイルが選択され、放電管101に取り付けられる。
この結果、誘導コイル102,103の合成インダクタンスは、製造された無電極放電灯間でのばらつきが小さくなる。例えば、インダクタンスが1、2、3、4、5、6、7、8(μH)の8個の誘導コイルがあり、インダクタンスが1、2、3、4(μH)の誘導コイルを誘導コイルL1とし、インダクタンスが5、6、7、8(μH)の誘導コイルを誘導コイルL2とする。誘導コイル102,103として誘導コイル群L1,L2の中から任意に選択すると、直列接続された誘導コイル102,103の合成インダクタンスの最小値は1+2=3(μH)となり、最大値は7+8=15(μH)となる。このときの最小値と最大値の差は12(μH)である。
一方、誘導コイル102,103として誘導コイル群L1,L2の中からそれぞれ1つの誘導コイルを選択すると、直列接続された誘導コイル102,103の合成インダクタンスの最小値は1+5=6(μH)となり、最大値は4+8=12(μH)となる。このときの最小値と最大値の差は6(μH)である。このように、誘導コイル102,103として誘導コイル群L1,L2の中からそれぞれ1つの誘導コイルを選択することによって、最小値と最大値の差の値を小さくでき、それに伴い、誘導コイル102,103の合成インダクタンスのばらつきも小さくできる。
上記説明した合成インダクタンス(L1+L2)は直列接続された誘導コイル102,103の値であるが、並列接続された誘導コイル102,103の合成インダクタンス(L1×L2/(L1+L2))に対しても同様の関係が成り立つ。
また、図3に示した例では、誘導コイルのインダクタンスの分布を2つの領域に分けたが、3つ以上の領域に分けても良い。例えば、4つ以上の領域L1〜L4に分けた場合、インダクタンスが1、2、3、4、5、6、7、8(μH)の8個の誘導コイルの内、インダクタンスが1、2(μH)の誘導コイルを誘導コイルL1とし、インダクタンスが3、4(μH)の誘導コイルを誘導コイルL2とし、インダクタンスが5、6(μH)の誘導コイルを誘導コイルL3とし、インダクタンスが7、8(μH)の誘導コイルを誘導コイルL4とする。
このとき、誘導コイルL1と誘導コイルL4又は誘導コイルL2と誘導コイルL3を組み合わせると、直列接続された誘導コイル102,103の合成インダクタンスの最小値は1+7=8(μH)又は3+5=8(μH)となり、最大値は2+8=10(μH)又は4+6=10(μH)となる。このときの最小値と最大値の差は2(μH)であり、2つの領域に分けた場合よりも小さい。これに伴い、誘導コイル102,103の合成インダクタンスのばらつきをさらに小さくできる。このように、誘導コイルのインダクタンスの分布を分ける領域の数を増すことによって、合成インダクタンスのばらつきをより小さくできる。
以上説明したように、本実施形態の無電極放電灯によれば、誘導コイル102,103として、インダクタンスの小さい誘導コイル群L1,L2の中からそれぞれ1つの誘導コイルが選択されているため、誘導コイル群L1,L2の中から任意に選択された場合と比較して、誘導コイル102,103の合成インダクタンスのばらつきを小さくできる。合成インダクタンスのばらつきが小さいと、高周波電源104の出力電圧のばらつきも小さくなるため、無電極放電灯の始動及び点灯の安定性が向上する。
本発明に係る無電極放電灯は、安定した始動及び点灯を行うことのできる無電極放電灯等として有用である。
一実施形態の無電極放電灯を示す概略上面図 図1に示した無電極放電灯のA−A線断面図 誘導コイルのインダクタンスの製造ばらつきを示す図 無電極放電灯のため用いられる点灯回路を示す回路図
符号の説明
101 放電管
102,103 誘導コイル
104 高周波電源
121,131 コア
123,133 巻線

Claims (2)

  1. 透光性材料によって形成された気密容器内に放電ガスが封入された放電管と、
    前記放電管の一部を囲む複数の誘導コイルと、を備え、
    前記誘導コイルにより形成された電磁界によって前記放電管内の前記放電ガスが励起し発光する無電極放電灯であって、
    前記複数の誘導コイルは、当該無電極放電灯を製造するために用いられる誘導コイルのインダクタンスの製造ばらつきを示す分布上で、インダクタンスの大きさに応じて分けられた複数の領域からそれぞれ選択された誘導コイルであることを特徴とする無電極放電灯。
  2. 透光性材料によって形成された気密容器内に放電ガスが封入された放電管と、
    前記放電管の一部を囲む複数の誘導コイルと、を備え、
    前記誘導コイルにより形成された電磁界によって前記放電管内の前記放電ガスが励起し発光する無電極放電灯の製造方法であって、
    当該無電極放電灯を製造するために用いられる誘導コイルのインダクタンスの製造ばらつきを示す分布上で、インダクタンスの大きさに応じて分けられた複数の領域からそれぞれ選択された誘導コイルを、前記複数の誘導コイルとして前記放電管に取り付けることを特徴とする無電極放電灯の製造方法。
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