JP2009129746A - 検査装置及び偏向制御回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】ビーム偏向制御回路の構成素子で発生する偏向回路雑音による電子ビーム照射位置のずれによる二次元画像化したときの画素ずれを低減して画質及び欠陥検出感度を向上させたSEM式検査装置を提供することにある。
【解決手段】電子ビームを用いた検査装置において、電子ビーム偏向制御回路は、電子ビーム走査方向成分の信号を生成する第一の偏向回路部と、被検査試料の移動方向成分の信号を生成する第二の偏向回路部を備え、前記第一及び第二の偏向回路部の偏向回路特性を独立に設定する設定手段を備える。
【選択図】図4
【解決手段】電子ビームを用いた検査装置において、電子ビーム偏向制御回路は、電子ビーム走査方向成分の信号を生成する第一の偏向回路部と、被検査試料の移動方向成分の信号を生成する第二の偏向回路部を備え、前記第一及び第二の偏向回路部の偏向回路特性を独立に設定する設定手段を備える。
【選択図】図4
Description
本発明は、微細パターンを有する半導体装置、基板、ホトマスク(露光マスク)、液晶などの製造装置、検査装置に関する。特に本発明は電子ビームを用いて微細パターンを検査するSEM式等の検査装置に関する。
検査装置の関する従来技術としては、特許文献1(特開平5−258703号公報)が知られている。該特許文献1には、通常のSEMの100倍以上(10nA以上)の電子ビーム電流を基板(半導体ウエハ)に照射し、発生する二次電子・反射電子・透過電子のいずれかを検出し、その検出信号から得られる画像により欠陥を検出する方法が記載されている。さらに、特許文献1の中においてビーム偏向器は20極プレート2段で構成され、ビーム偏向制御回路は偏向波形発生部と、高電圧で低雑音の増幅アンプとにより構成し、±180Vのランプ波形を発生すると記載されている。
また、従来のビーム偏向制御回路の構成を図10に示す。従来のビーム偏向制御回路100は、偏向波形生成部110X、増幅部111Xとで構成する第一の偏向回路部101Xと、偏向波形生成部110Y、増幅部111Yとで構成する第二の偏向回路部101Yと、加算部121及び出力ドライバ122で構成する偏向出力部120とで構成される。そして、X方向に電子ビームを走査、Y方向に試料台が連続的に移動して被検査試料を検査する場合、X方向の電子ビーム走査に必要な電圧成分を第一の偏向回路部101Xで、Y方向の被検査試料の移動量に追従する電圧成分を第一第二の偏向回路部101Yで出力する。ここで、X方向,Y方向としてビーム走査方向、ウェハの送り方向が上記と逆転する場合には、第一の偏向回路部101Xと第二の偏向回路部101Yの役割も逆転することになる。
検査動作は、制御部78からの制御信号12X,12Yによって偏向波形生成部110X、偏向波形生成部110Yが図9に図示するようなランプ波形を生成する。偏向波形生成部110X,110Yで生成された両ランプ波形は、増幅部111X,111Yでそれぞれ増幅されて信号102X,102Yとなる。偏向出力部120の加算部121で102X,102Yの波形が加算された後に、出力ドライバ122で増幅して多極偏向電極6に印加される。
従って、従来のビーム偏向制御回路100では、偏向波形生成部110X,110Yが、検査条件によって変化する制御信号12X,12Yに応じた振幅の波形を出力し、同一回路、同一増幅度で構成された増幅部111X,111Yで増幅する。このため、第一及び第二の偏向回路部101X,101Yは、両者とも同一の増幅度、同一の回路帯域であるため、出力信号102X,102Yの偏向回路雑音は、検査条件によらず一定であった。
ところで、SEM式検査装置において、画質向上と欠陥検出感度を向上させるためには、電子ビーム照射によって得られる二次元画像の画素ずれ量の低減が必要である。
しかしながら、上記従来の電子ビーム照射位置を制御するためのビーム偏向制御回路では、該ビーム偏向制御回路の構成素子で発生する偏向回路雑音が検査領域といった検査条件によらず一定であったため、被検査試料における電子ビーム照射位置のずれが生じ、その結果該電子ビーム照射の位置ずれが、二次元画像化したときの画素ずれとなり、検査装置において検査精度を劣化させるという課題を有していた。
また、上記偏向回路雑音はランダムな雑音であるため、同じ検査ラインまたは同じ検査領域を何度か繰り返し走査して、平均化することで画素ずれ量を低減する方法も用いられるが、この方法では、同じ検査ラインまたは同じ検査領域を繰り返し走査するために検査時間が増大してしまうという課題がある。
本発明の目的は、上記課題に鑑み、ビーム偏向制御回路の構成素子で発生する偏向回路雑音による電子ビーム照射位置のずれによる二次元画像化したときの画素ずれを低減して画質及び欠陥検出感度を向上させたSEM式等の検査装置及び検査方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、電子ビームを発生させる電子源と、該電子源から発生した前記電子ビームを被検査試料に照射する照射手段と、前記被検査試料を保持及び移動する手段と、前記被検査試料上の電子ビーム照射位置を走査制御する電子ビーム偏向制御回路と、前記電子ビーム照射により前記被検査試料から発生する二次電子、反射電子、透過電子、吸収電子雑音の何れかを検出信号として検出する検出手段と、前記検出手段より得られる検出信号を画像に変換し、前記被検査試料の欠陥検査を行う欠陥検査手段を備えた検査装置において、前記電子ビーム偏向制御回路は、電子ビーム走査方向成分の信号を生成する第一の偏向回路部と、前記被検査試料の移動方向成分の信号を生成する第二の偏向回路部とを備え、前記第一及び第二の偏向回路部の偏向回路特性を独立に設定する設定手段を備えたことを特徴とする検査装置及び検査方法である。
また、本発明は、前記検査装置及び検査方法において、前記設定手段は、前記被検査試料の前記電子ビーム走査方向と前記被検査試料の移動方向とに応じて、前記第一及び第二の偏向回路部の偏向回路特性を可変に設定できるように構成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記検査装置及び検査方法において、前記第一の偏向回路部は、第一の波形生成部と増幅度の切替可能な第一の可変増幅部と出力周波数帯域の切替可能な第一の可変フィルタとを備えて構成し、前記第二の偏向回路部は、第二の波形生成部と増幅度の切替可能な第二の可変増幅部と出力周波数帯域の切替可能な第二の可変フィルタとを備えて構成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記検査装置及び検査方法において、前記第一の偏向回路部は、第一の波形生成部と減衰度の切替可能な第一の可変減衰部と出力周波数帯域の切替可能な第一の可変フィルタとを備えて構成し、前記第二の偏向回路部は、第二の波形生成部と減衰度の切替可能な第二の可変減衰部と出力周波数帯域の切替可能な第二の可変フィルタとを備えて構成したことを特徴とする。
本発明によれば、ビーム偏向制御回路の構成素子で発生する偏向回路雑音による電子ビーム照射位置のずれによる二次元画像化したときの画素ずれを低減して画質及び欠陥検出感度を向上させることが可能となる。
本発明に係るSEM技術を応用した検査装置(以下、SEM式検査装置と称す。)の実施の形態について図面を用いて説明する。図1は、本発明に係るSEM式検査装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。なお、図1は、本発明係るSEM式検査装置概要を説明するために構成の一例を示したものであり、図1の構成に限定されるものではない。図1に示すX,Yの座標は、図示する横方向をX方向、図示する縦方向をY方向と定義するものであり、以下、X,Yの座標に従って説明する。本発明に係る検査装置では、図2に示す半導体ウェハ67の検査領域50は、図3に示すように、例えば図示するX方向に電子ビームを走査し、図示するY方向にウェハが連続的に移動する検査の場合、検査ラインあたりn画素、m検査ラインのn×m画素の領域を検査する。1画素あたりの大きさや検査画素の量は、検査対象とするウェハのプロセスや製造工程により変化し、例えば1画素あたりの大きさが100nm、4096画素×4096画素という領域を検査する。このように、ホストコンピュータ79には、被検査試料(半導体ウエハ)67の検査領域50が例えば100×100といった画素と呼ばれる大きさで設定され、更に画像作成のための検査領域として、例えば4096×4096画素(=409.6μm×409.6μm)が設定される。ホストコンピュータ79には、その他、検査に必要な種々の条件(電子ビーム量やウェハの送り方向など)も設定される。条件等の設定は、予めホストコンピュータ79に保存されている場合もある。これらの画素や検査領域などの検査条件は、検査したい欠陥の大きさや各製造工程、半導体プロセス等によって決定される。
制御部78は、検査したい欠陥の大きさや各製造工程、半導体プロセス等によって決定されるホストコンピュータ79からの画素や検査領域などの検査条件に応じた信号を受け、電子銃61、画像処理部73、ブランキング偏向制御回路74、ビーム偏向制御回路80、ExB偏向制御回路75、対物レンズ電源76、試料台68の制御を行う。電子光学部77を制御する制御部78から制御信号を受けた電子銃61は、電子ビーム(一次ビーム)62を出力する。電子光学系77において、電子銃61より出射された電子ビーム62は、該電子ビームを被検査試料(半導体ウエハ)67に照射するため、ブランキング偏向器63、スリット64、多極の偏向電極6、ExB偏向器65、対物レンズ66を通って試料台68上の被検査試料67に焦点を結んで照射される。電子ビーム62が照射されると、半導体ウエハ67からは二次電子69が発生する。二次電子69は、ExB偏向器65により偏向され、検出器70で検出される。
ここで、例えば被検査試料67を、試料台68を図示するY方向へ連続的に移動させながら、電子ビーム62を、被検査試料67上で図示するX方向に繰返し走査するようにビーム偏向制御回路80器4を動作させて、前記繰返し走査に同期して半導体ウエハ67から発生する二次電子69を検出器70で検出することで、被検査試料67の検査対象領域一面の画像(二次元の電子ビーム画像)が画像処理部73によって生成される。また、試料台68をX方向へ移動して検査する場合は、電子ビーム62が半導体ウエハ67上をY方向に繰返し走査するように制御を行う。
そして、検出器70で検出された信号は、プリアンプ71で増幅された後、A/D変換器72によってデジタル信号に変換される。画像処理部73は、上記のように得られた取得画像(検査画像)と、予め被検査試料67の同一パターンを持つ別検査領域や、マスクなどの設計データなどから作成された比較画像(基準となる参照画像)との比較や差分演算処理等を行って差分画像を生成する。そして、画像処理部73は、同差分画像内にある欠陥を検出し、その検出結果や差分画像データを検査画像としてホストコンピュータ79に送ることで被検査試料67の検査が行われる。
ここで、試料台68は、図示するX方向またはY方向の2方向に連続的に移動する場合について説明したが、試料台68が物理的に回転し、図示するX方向またはY方向の一方向のみに連続的に移動するものでも構わなく、試料台68の構成を限定するものではない。また、検出器70は、被検査試料67から発生する二次電子69を検出するように構成したが、被検査試料67から発生する反射電子、透過電子若しくは吸収電子を検出するように構成してもよい。
ところで、本発明に係るSEM式検査装置では、被検査試料上の電子ビーム照射位置を走査制御する電子ビーム偏向制御手段において、該ビーム偏向制御回路の構成素子で発生する偏向回路雑音(偏向回路ノイズ)による電子ビーム照射位置のずれによる二次元画像化したときの画素ずれを低減して画質及び欠陥検出感度を向上させる必要である。
次に、本発明に係る被検査試料(半導体ウェハ)の検査と、構成素子で発生する偏向回路雑音(偏向回路ノイズ)による電子ビーム照射位置のずれによる、比較画像として二次元画像化したときの画素ずれを低減して画質及び欠陥検出感度を向上させたビーム偏向制御回路80の一実施の形態について図2及び図3を用いて説明する。
図2に図示する半導体ウェハ67の検査領域50は、図3に図示するように、例えば図示するX方向に電子ビームを走査し、図示するY方向にウェハが連続的に移動する検査の場合、検査ラインあたりn画素、m検査ラインのn×m画素の領域を検査する。1画素あたりの大きさや検査画素の量は、検査対象とするウェハのプロセスや製造工程により変化し、例えば1画素あたりの大きさが100nm、4096画素×4096画素という領域を検査する。
図示する検査ライン(1)、検査ライン(2)といったビーム走査時(検査時)を考えたとき、図4のビーム偏向回路制御部80では、例えば第一の偏向回路30Xで検査ライン方向である4096画素分を走査するための振幅をもつランプ波形21Xを、第二の偏向回路30Yでは、ウェハが送られる1画素分の振幅をもつランプ波形21Yを生成する。このビーム走査時(ランプ波の立ち上がり時)は、欠陥検出感度の向上のために、ビーム偏向制御回路80での構成素子で発生する偏向回路雑音(偏向回路ノイズ)による低雑音性が求められる。
一方で、図3に図示する振り戻し時(非検査時)は、検査時間短縮のために高速の振り戻しが要求されるとともに、検査ライン開始画素での高精度位置設定が求められる。例えば、上記4096画素×4096画素の検査領域で、検査ライン開始位置で0.5画素までのずれを誤差として許容したとすると、ビーム偏向回路制御部80の第一及び第二の偏向回路30X、30Yは、上述のように波形の振幅が異なるため、第一の偏向回路部30Xでは振り戻し時間内に4096画素分の電圧から0.5画素分までの電圧(低下割合99.98%=4095.5画素/4096画素)まで低下させ(立ち下がり)、第二の偏向回路部30Yでは振り戻し時間内に1画素分の電圧から0.5画素分までの電圧(低下割合50%=0.5画素/1画素)に低下させる(立ち下がる)ランプ波形となる。一般に、単位時間(本実施の形態では、ビーム振り戻し時間)当たりの電圧変化量が大きい波形には、波形に偏向回路雑音として高周波成分が多く含まれ、逆に、単位時間時間当たりの電圧変化量が小さいときには、単位時間当たりの変化量が大きい波形よりも偏向回路雑音として低周波の成分が含まれる。より具体的には、例えば図12に示す抵抗RとコンデンサCの一次応答特性を例にとれば、振幅を1、時間をtとしたときの出力の応答波形V(t)は、V(t)=exp(−t/CR)となる。この式から、上記の説明における第一及び第二の偏向回路部30X,30Yのランプ波形を例にとると、第一の偏向回路部30Xでは低下割合99.98%(振幅100%から振幅0.02%)までの立ち下がり時間t1はt1=8.31CRであり、第二の偏向回路部30Yでは低下割合50%(振幅100%から振幅50%)までの立ち下がり時間t2はt2=0.69CRである。一方で、図12の回路帯域BWはBW=1/(2πCR)であるから第一の偏向回路部30XではBW1=1.32/t1、第二の偏向回路部30YではBW2=0.11/t2の関係が成り立つ。ここで、仮に第一の偏向回路部30Xでの必要な最大回路帯域BW1を10MHzとすると、第一の偏向回路部30Xでは立ち下がり時間t1=132ns(=1.32/10MHz)であり、第二の偏向回路部30Yでも同じ立ち下がり時間t1が検査では求められるため、t1=132nsをt2に代入すると、BW2=833.3kHz(=0.11/132ns)となり、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yで必要な回路帯域BW1,BW2が異なる。このように、ビーム走査時(ランプ波の立ち上がり時)、振り戻し時(ランプ波の立ち下がり時)ともに、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの出力波形や求められる回路特性に差が生じることになる。
そこで、本発明は、上記特性差を利用して、被検査試料上の電子ビーム照射位置を走査制御するビーム偏向制御回路(電子ビーム偏向制御手段)80を構成する第一の偏向回路部30X及び第二の偏向回路部30Yの偏向回路特性を、ホストコンピュータ79に設定された検査条件に応じた制御部78から得られる制御信号(10X,11X;10Y,11Y)に基づいてそれぞれ独立に設定可能とする設定手段(可変増幅部2X又は増幅部7X及び可変減衰部8X、並びに可変フィルタ3X;可変増幅部2Y又は増幅部7Y及び可変減衰部8Y、並びに可変フィルタ3Y)を備えることによって偏向回路雑音の低雑音化を図るものである。なお、上記の説明では、ランプ波の立ち上がりでビームを走査し、立ち下がりで振り戻す例を説明したが、図11に示すようにランプ波の立ち下がりでビームを走査し、立ち上がりで振り戻すようにしても構わない。また、検査の一例として図3に示すビーム走査を示したが、ビーム走査の方法を限定するものではなく、他のビーム走査方法による検査でも構わない。
[第1の実施の形態]
まず、本発明に係るSEM式検査装置におけるビーム偏向制御回路80の第1の実施の形態について図4乃至図7を用いて具体的に説明する。
まず、本発明に係るSEM式検査装置におけるビーム偏向制御回路80の第1の実施の形態について図4乃至図7を用いて具体的に説明する。
図4は、本発明に係るビーム偏向制御回路(電子ビーム偏向制御手段)の第1の実施の形態を示す図である。即ち、本発明に係るビーム偏向制御回路の第1の実施の形態80は、偏向波形生成部1X、可変増幅部2X、可変フィルタ3Xで構成される第一の偏向回路部30Xと、偏向波形生成部1Y、可変増幅部2Y、可変フィルタ3Yで構成される第二の偏向回路部30Yと、加算部35と出力ドライバ4とで構成する偏向出力部5で構成される。
第一の偏向回路部30Xと第二の偏向回路部30Yは、図1に示すX,Yの各方向成分に対する信号31X,31Yをある一定割合で加算して出力する役割の回路であり、例えば図1に示すX方向に電子ビームを走査し、Y方向に試料台68を連続的に移動して被検査試料67を検査する場合、X方向の電子ビーム走査に必要な電圧成分31Xを第一の偏向回路部30Xで、Y方向の被検査試料67の移動量に追従する電圧成分31Yを第二の偏向回路部30Yで出力する。ここで、X方向、Y方向としてのビーム走査方向、ウェハ(被検査試料)の送り方向が上記と逆転する場合には、第一の偏向回路部30Xと第二の偏向回路部30Yの役割も逆転することになる。
検査動作は、制御部78からの制御信号12X,12Yによって偏向波形生成部1X,1Yが図示するようなランプ波形11X,11Yを生成する。偏向波形生成部1X,1Yで生成された両ランプ波形11X,11Yは、ゲイン制御信号10X,10Yの夫々で増幅度が独立して設定された可変増幅部2X,2Yの夫々で信号21X,21Yに増幅され、さらにLPF制御信号11X,11Yの夫々で出力周波数帯域が独立に設定された可変フィルタ3X,3Yの夫々で偏向回路雑音が低減されて信号31X,31Yとなる。偏向出力部5の加算部35で31X,31Yの波形が、多極偏向電極6の電極配置に対応させた成分で加算された後に、出力ドライバ4で増幅して多極偏向電極6の各電極に印加される。偏向電極6への印加信号は、図9に図示するように検査ライン(1)を走査する波形部分と、次の検査ライン(2)の始点まで振り戻す波形部分からなっており、この波形の繰り返しにより、図2に示すように被検査試料67上の検査領域50に電子ビームを照射する。そして、図1を用いて上記で説明したように、電子ビーム照射によって二次元の画像が生成され、画像処理部73において生成された取得画像と参照画像とを比較して被検査試料67の欠陥検査が行われる。
なお、図2の検査領域50の検査において、検査ライン方向(X方向)のみに電子ビームを走査して、次の検査ラインまで振り戻すという検査を例に説明したが、これは電子ビームの走査方法の一例を説明したもので、これに限定するものではない。検査領域内の各検査ライン全てで電子ビーム走査が可能であればどのような方法でも良く、それに合わせて、図4に図示する偏向波形生成部1X,1Yの生成波形と、図9に図示する偏向電極6への印加波形との波形形状をランプ波形から変更してもよい。
ところで、本発明に係るビーム偏向制御回路80の特徴とするところは、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの回路構成であり、具体的には、偏向波形生成部1X,1Yの次段増幅部の増幅度が可変できるゲイン可変増幅部2X,2Yとし、可変フィルタ3X,3Yを接続する構成としたことである。
偏向回路雑音(偏向回路ノイズ)は、雑音源となる回路構成部品の入力端子換算雑音が、回路増幅部の増幅度Aと、ほぼ回路出力帯域BWの平方根に比例して増倍出力される。さらに、上記偏向回路雑音に起因する比較画像での画素ずれ量には、ビーム走査方向とウェハ送り方向との画素ずれ量があるため、欠陥検出感度向上には、両方向の各画素ずれ量の低減が必須となる。
このため、図4に示す第一の実施の形態によれば、ホストコンピュータ79から得られる検査条件に応じた制御部78からのゲイン制御信号10X,10Yにより、ゲイン可変増幅部2X,2Yの増幅度を独立に設定することで、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの出力信号31X,31Yの偏向回路雑音を低減することができる。
また、ビーム振り戻し時(被検査時)では、既に説明したように、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yで必要な回路帯域が異なる。
このため、図4に示す第一の実施の形態によれば、ホストコンピュータ79から得られる検査条件に応じた制御部78からのLPF制御信号11X,11Yにより各偏向回路部30X,30Yでのビーム振り戻し時間当たりの電圧変化量に応じて可変フィルタ部2X,2Yの出力周波数帯域を独立に設定することで、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの出力信号31X,31Yの偏向回路雑音を低減することができる。
例えば、X方向に電子ビームを走査し、図示するY方向にウェハが連続的に移動する検査で、1画素あたりの大きさが100nm、4096画素のラインというラインを検査する場合、第一の偏向制御部30Xの出力信号31Xは、4096画素分(409.6μm=100nm×4096画素)を走査する成分の電圧振幅A1を持つランプ波形を、第二の偏向制御部30Yの出力信号31Yは、ウェハが送られる1画素分(=0.1μm)を走査する成分の電圧振幅B1(B1<<A1)を持つランプ波形を出力する必要がある。このとき、例えば制御部78からの制御信号12Xによって偏向波形生成部1Xが振幅A1のランプ波波形を出力し、制御部78からのゲイン制御信号10Xによって可変増幅部2Xのゲインを1に設定し、制御部78からのLPF制御信号11Xによって可変フィルタ3XをBW1とする。また、制御部78からの制御信号12Yによって偏向波形生成部1Yが振幅B1のランプ波波形を出力し、制御部78からのゲイン制御信号10Yによって可変増幅部2Xのゲインを1/B1に設定し、制御部78からのLPF制御信号11Xによって可変フィルタ3XをBW2(BW2<BW1)とする。この設定によって第一、及び第二の偏向制御部30X,30Yの出力信号31X,31Yは所望の振幅のランプ波得ることができ、且つ第二の偏向制御部30Yは第一の偏向制御部30Xよりも、回路ゲイン、回路帯域とも小さくなるため、多極偏向電極へ印加する偏向信号の雑音を小さくすることができ、その結果、検査での画素ずれ量を低減することができる。
更に本実施例では、例えば1画素あたりの大きさが50nm、4096画素のラインというラインに変更して検査する場合には、上記で説明した可変増幅部2X、2Yのゲインと、可変フィルタ3X、3Yの帯域周波数を更に小さく最適な値に設定することが可能であるから、検査領域に応じて検査での画素ずれ量を制御し、従来よりも低減することができる。このような検査領域に応じた最適なゲイン、回路帯域の設定する制御信号の仕組みは、例えばホストコンピュータのプログラムや、制御部の構成などによって任意に変化することができる。なお、上記で説明した回路ゲインや回路帯域の設定は、その一例を示したもので、可変増幅部2X,2Yの増幅度の設定値や、可変フィルタのフィルタ周波数(=回路帯域)を限定するものではなく、偏向波形生成部1X,1Yの回路構成や可変増幅部2X,2Yの増幅可変範囲、可変フィルタ3X,3Yのフィルタ周波数の可変範囲などに応じて任意に変化させて構わない。
以上のように、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの各々における増幅度、出力周波数帯域を、ホストコンピュータ79から得られる検査条件に応じた制御部78からの制御信号に基づいて、可変増幅部2X,2Y、可変フィルタ3X,3Yで独立に設定することによって、ビーム偏向制御回路80の偏向回路雑音を低減することで、取得画像(検査画像)と参照画像(基準画像)との差画像(比較画像)から欠陥を抽出して欠陥検査を行うための、偏向回路雑音(偏向回路ノイズ)に起因する上記取得画像と参照画像との間の比較画像でのX及びY方向の画素ずれ量を低減することができ、その結果、検査装置において画質及び欠陥検出感度を向上させることが可能となる。また本第1の実施の形態によれば、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの各々における増幅度、出力周波数帯域を独立に設定することができるため、ビーム走査方向とウェハ送り方向とを入れ換えた検査など種々のビーム走査方式、検査条件に対応することができるため、偏向回路雑音に起因するビーム走査方向とウェハ送り方向の両画素ずれ量を最小にすることができるため、ビーム走査方式、検査条件に関わらず従来の検査装置に比べて画質及び欠陥検出感度が向上させることが可能となる。
次に、本発明に係る第1の実施の形態における可変増幅部、可変フィルタ部の具体的構成について図5乃至図7を用いて説明する。なお、上述の実施の形態の説明から明らかなように、本発明の構成は、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの各々において、可変増幅器2X,2Yによる増幅度、及び可変フィルタ3X,3Yによる出力周波数帯域を、ホストコンピュータ79から得られる検査条件に合わせて制御部78からのゲイン制御信号10X,10Y及びLPF制御信号11X,11Yに基づいて独立に設定可能とすることに特徴がある。このため、以後説明する図5乃至図7の回路構成に限定されるものではなく、ビーム走査方向とウェハ送り方向との両方向において増幅度、及び出力周波数帯域を可変して偏向回路雑音を低減できる構成であれば構わない。また、本実施の形態では、回路特性を独立に設定できる偏向回路部が2回路(第一及び第二の偏向回路部30X,30Y)のみのように記されているが、これに限定するものではなく、例えば多極偏向電極6の極数に合わせて複数の偏向回路部を設けても構わない。
図5は、本発明に係る第1の実施の形態における可変増幅部2X,2Yの具体的な回路構成の一実施例を示したものである。図5の可変増幅部45(2X,2Y)は、オペアンプ44と、第一のゲイン切替抵抗41と、第二のゲイン切替抵抗42と、ゲイン切替用スイッチ40と、帰還抵抗43とで構成される。可変増幅部45(2X,2Y)の回路ゲインは、第一のゲイン切替抵抗41をR1、第二のゲイン切替抵抗42をR2、帰還抵抗43をR3とすると、検査条件に合わせた制御部78から得られるゲイン制御信号46(10X,10Y)によりスイッチ40をオフとした場合には、−R3/R1の増幅度、ゲイン制御信号46(10X,10Y)によりスイッチ40をオンとした場合には、−R3/[(R1×R2)/(R1+R2)]の増幅度となるため、増幅度の切替が可能となる。
図5では、増幅度の可変として2つの増幅度の切替を図示したが、検査条件に応じて増幅度の切替数を増すために種々変更しても構わななく、例えば、帰還抵抗値R3の切替による切替や、スイッチのオン/オフ制御ではなく、可変抵抗によって抵抗値自体を変化させる構成でも良い。また、可変増幅部やこれを含めた回路をIC化して検査装置(SEM式検査装置)内に実装しても良い。
図6は、本発明に係る第1の実施の形態における可変フィルタ部23(3X,3Y)の具体的な回路構成の実施例を示したものである。該実施例は、fa,fb…fnと帯域周波数が異なる複数のフィルタ20a、20b…20nを、検査条件に合わせた制御部78から得られるLPF制御信号24(11X,11Y)に基づいて切替用スイッチ21、22で、フィルタ20a、20b…20nの内、任意のフィルタを選択することで、帯域周波数を切替ることが可能となる。
図7は、本発明に係る第1の実施の形態における可変フィルタ部23'(3X,3Y)の具体的な回路構成の別の実施例を示したものである。該別の実施例は、第一の抵抗26と、第二の抵抗27と、第一のコンデンサ28と第二のコンデンサ29とLPF制御信号(1)13及びLPF制御信号(2)14(11X,11Y)に基づいて制御されるスイッチ15,16で構成する。図7は、抵抗とコンデンサとで一次のフィルタを構成する実施例であり、検査条件に応じて制御部78から得られるLPF制御信号(1)13及びLPF制御信号(2)14(11X,11Y)に基づくスイッチ15,16のオン/オフの組合せによって抵抗値と、コンデンサの容量値が変化するため帯域周波数を切替ることができる。図7では、スイッチ15,16のオン/オフの組合せによって4つの異なる帯域周波数をもつフィルタを切替構成する実施例を図示したが、検査条件に応じて制御部78から得られるLPF制御信号(11X,11Y)に基づく異なる帯域周波数をもつフィルタの切替構成数を増すために種々変更しても構わなく、スイッチのオン/オフ制御ではなく、可変抵抗や可変コンデンサによって抵抗値や容量値自体を変化する構成でも構わない。また、可変フィルタ部やこれを含めた回路をIC化して検査装置(SEM式検査装置)内に実装しても良い。また、図6及び図7とも任意の高周波の帯域を遮断するローパスフィルタ(LPF)を構成するように図示したが、LPFに限定するもでなく、被検査試料に応じて高周波とバンドパスフィルタ(BPF)や種々フィルタの組合せで構成しても構わない。
[第2の実施の形態]
次に、本発明に係るSEM式検査装置におけるビーム偏向制御回路80の第2の実施の形態について図8を用いて具体的に説明する。
次に、本発明に係るSEM式検査装置におけるビーム偏向制御回路80の第2の実施の形態について図8を用いて具体的に説明する。
本第2の実施の形態において、前記第一の実施の形態と相違する点は、可変増幅部2X,2Yを、増幅部7X,7Yと可変減衰部8X,8Yとで構成した点にある。即ち、第一の偏向回路部30Xを、偏向波形生成部1X、増幅部7X、可変減衰部8X、可変フィルタ3Xで構成し、第二の偏向回路部30Yを、偏向波形生成部1Y、増幅部7Y、可変減衰部8Y、可変フィルタ3Yで構成したことにある。
可変減衰部8X,8Yは、信号を種々の減衰度で減衰させるものであり、第一の実施の形態(図4)では、増幅度制御という手段により、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの増幅度を制御していたものを、第二の実施の形態(図8)では、減衰度制御という手段により、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの増幅度を制御する。
以上のように、第一及び第二の偏向回路部30X,30Yの増幅度、出力周波数帯域を検査条件に応じて、可変減衰部8X,8Y、可変フィルタ3X,3Yで独立に設定することによって、ビーム偏向制御回路80の偏向回路雑音を低減することができる。その結果、欠陥検査を行う画素ずれ量が低減し、検査装置の画質及び欠陥検出感度を向上することが可能となる。
以上、本発明者によってなされた発明を第一及び第二の実施の形態にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
本発明によれば、SEM式検査装置におけるビーム偏向制御回路において、ビーム走査方向とウェハ送り方向の偏向回路の回路特性を独立して制御できるように構成したので、偏向回路雑音による電子ビーム照射位置のずれによる二次元画像化したときの画素ずれを低減して画質及び欠陥検出感度を向上させることができる。
1X、1Y…偏向波形生成部、2X、2Y、45…ゲイン可変増幅部、3X、3Y、23、23'…可変フィルタ部、4…出力ドライバ、5…偏向出力部、6…多極偏向電極、7X,7Y…増幅部、8X,8Y…可変減衰部、10X、10Y、46…ゲイン制御信号、11X、11Y、24…LPF制御信号、13…LPF制御信号(1)、14…LPF制御信号(2)、15、16…スイッチ、20a〜20n…フィルタ、21、22…切替用スイッチ、26…第一の抵抗、27…第二の抵抗、28…第一のコンデンサ、29…第二のコンデンサ、30X…第一の偏向回路部、30Y…第二の偏向回路部、40…スイッチ、41…第一のゲイン切替抵抗、42…第二のゲイン切替抵抗、43…帰還抵抗、44…オペアンプ、50…検査領域、61…電子銃、62…電子ビーム、64…スリット、65…ExB偏向器、66…対物レンズ、67…被検査試料(半導体ウェハ)、68…試料台、69…二次電子、70…検出器、71…プリアンプ、72…A/D変換器、73…画像処理部、74…ブランキング偏向制御回路、75…ExB偏向制御回路、76…対物レンズ電源、77…電子光学系、78…制御部、80…ビーム偏向制御回路、79…ホストコンピュータ。
Claims (4)
- 電子ビームを発生させる電子源と、該電子源から発生した前記電子ビームを被検査試料に照射する照射手段と、前記被検査試料を保持及び移動する手段と、前記被検査試料上の電子ビーム照射位置を走査制御する電子ビーム偏向制御回路と、前記電子ビーム照射により前記被検査試料から発生する二次電子、反射電子、透過電子、吸収電子雑音の何れかを検出信号として検出する検出手段と、前記検出手段より得られる検出信号を画像に変換し、前記被検査試料の欠陥検査を行う欠陥検査手段を備えた検査装置において、
前記電子ビーム偏向制御回路は、電子ビーム走査方向成分の信号を生成する第一の偏向回路部と、前記被検査試料の移動方向成分の信号を生成する第二の偏向回路部とを備え、前記第一及び第二の偏向回路部の回路特性を独立に設定する設定手段を備えたことを特徴とする検査装置。 - 前記設定手段は、前記電子ビーム走査方向及び前記被検査試料の移動方向に応じて、前記第一及び第二の偏向回路部の偏向回路特性を可変に設定できるように構成したことを特徴とする請求項1記載の検査装置。
- 前記第一の偏向回路部は、第一の波形生成部と増幅度の切替可能な第一の可変増幅部と出力周波数帯域の切替可能な第一の可変フィルタとを備えて構成し、前記第二の偏向回路部は、第二の波形生成部と増幅度の切替可能な第二の可変増幅部と出力周波数帯域の切替可能な第二の可変フィルタとを備えて構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の検査装置。
- 前記第一の偏向回路部は、第一の波形生成部と減衰度の切替可能な第一の可変減衰部と出力周波数帯域の切替可能な第一の可変フィルタとを備えて構成し、前記第二の偏向回路部は、第二の波形生成部と減衰度の切替可能な第二の可変減衰部と出力周波数帯域の切替可能な第二の可変フィルタとを備えて構成したことを特徴とする請求項1又は2記載の検査装置。
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2007
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