JP2009129170A - デバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置 - Google Patents

デバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009129170A
JP2009129170A JP2007303126A JP2007303126A JP2009129170A JP 2009129170 A JP2009129170 A JP 2009129170A JP 2007303126 A JP2007303126 A JP 2007303126A JP 2007303126 A JP2007303126 A JP 2007303126A JP 2009129170 A JP2009129170 A JP 2009129170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
function
unit
control
network
application program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007303126A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5011075B2 (ja
Inventor
Akitsugu Baba
秋継 馬場
Haruo Hoshino
春男 星野
Hide Takechi
秀 武智
Kazuhiro Kamimura
和宏 上村
Shuhei Oda
周平 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Hoso Kyokai NHK, Japan Broadcasting Corp filed Critical Nippon Hoso Kyokai NHK
Priority to JP2007303126A priority Critical patent/JP5011075B2/ja
Publication of JP2009129170A publication Critical patent/JP2009129170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5011075B2 publication Critical patent/JP5011075B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】通信ネットワーク上に接続されるデバイスをネットワーク種別を意識せずに簡易に制御する。
【解決手段】通信ネットワークを介して接続されるデバイスの各種ネットワークの種類毎にアプリケーションプログラムを用いて通信を行い、前記デバイスとのデータの送受信を制御するデバイス制御装置において、各種ネットワークの種類毎に、前記デバイスの接続の有無又は状態変化を検出するネットワーク送受信部と、リアルタイムで受信したアプリケーション、又は予め蓄積された複数のアプリケーションプログラムを選択して実行し、前記デバイスを制御するアプリケーションプログラム実行部と、デバイスの種類に対応させて制御中継部をデバイス1つに対して1つ生成するデバイス管理手段と、制御中継部への参照情報をアプリケーションプログラムに提供するデバイスリスト提供手段とを備えたデバイス統括管理部とを有することにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置に係り、特に通信ネットワーク上に接続されるデバイスをネットワーク種別を意識せずに簡易に制御するためのデバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置に関する。
従来、汎用のパソコン等では、有線や無線等の通信ネットワークを介して外部装置と接続するためのインターフェース拡張装置を有し、その入出力ポートとして、キーボードやマウスを接続するPS(Personal System)/2ポート、モデム等のシリアル情報の送受信を行うデバイスが接続されるシリアルポート、プリンタ等のパラレル情報の送受信を行うデバイスが接続されるパラレルポート、シリアルデバイスを接続するUSB(Universal Serial Bus)ポート等を備え、各種規格の入出力ポートに接続された外部装置との授受情報を各規格の信号に変換するために各種インターフェース制御回路が内部に設けられている。
また、例えば、ハイビジョンの高画質・高音質放送、データ放送や双方向番組、電子番組ガイド(EPG:Electronic Program Guide)等、暮らしに役立つ様々なサービスをコンテンツや番組等により提供するデジタル放送では、映像音声信号に加えて様々なデータを多重して送ることが可能である。そのため、例えば、プログラムを多重して送り、放送受信装置上でプログラムを実行させることによって、単に映像音声を視聴するだけでないインタラクティブなアプリケーションを実行することができる。
例えば、双方向デジタルテレビのための規格であるヨーロッパのDVB−MHP(例えば、非特許文献1参照。)や日本のARIB−J(例えば、非特許文献2参照。)では、受信装置にJava(登録商標)プログラムを送ることでインタラクティブなアプリケーションを実行することが可能となっている。
したがって、放送受信装置は、IPネットワーク等の受信装置に設けられた各種インターフェースを介して様々なネットワークと接続することができるため、例えば受信装置がIPネットワークに接続されている場合、UPnP(Universal Plug and Play)というホームネットワークに接続された機器を連携させるプロトコルを用いることで様々な連携が可能となる。
更に、受信装置がUSBインターフェースを持つ場合には、パソコンと同様に様々な周辺機器を接続することで、その周辺機器が持つ機能を用いた様々な連携が可能となる。なお、USBは、様々な周辺機器を同時に接続できることから、一種のネットワークとして考えることができる。
したがって、上述したような連携を行うためには、受信装置が各ネットワークに接続するためのインターフェースや各ネットワークに接続された機器を制御するためのプロトコル(通信手順)を装備すると同時に、各ネットワークに接続された機器を制御するためのソフトウェアライブラリも実装されていなければならない。ソフトウェアライブラリが上述したDVB−MHP等が用いるJava言語をベースとしたものであれば、放送受信装置で実行されたJavaアプリケーションプログラムから、IPネットワークを介してUPnP対応機器や、USBインターフェースを介してUSB対応機器を連携したインタラクティブな動作が可能になる。
社団法人 電波産業会,ARIB STD−B23,「デジタル放送におけるアプリケーション実行環境標準規格」,1.1版(H16.2.5). ETSI TS 101 812 V1.3.2(2006−08),"Digital Video Broadcasting(DVB),Multimedia Home Platform(MHP) Specification 1.0.3".
しかしながら、パソコン等に設けられているアプリケーションプログラムから各種ネットワークに対応した機器を連携させるためには、各ネットワークに依存したソフトウェアライブラリを呼び出すためのプログラムをそれぞれ記述する必要がある。
例えば、IPネットワークを介したUPnP機器及びUSB機器の両方を連携させたい場合には、UPnP機器用ライブラリ及びUSB機器用ライブラリを制御するための各ネットワークに依存したプログラムを記述する必要がある。
また、デバイス制御装置やそのデバイス制御装置を備えた放送受信装置が接続可能な通信ネットワークが多く存在する場合、アプリケーションプログラムは、各ネットワークを制御するためのプログラムをそれぞれ記述する必要があるため、アプリケーションプログラムの記述量が爆発的に増えるだけでなく、プログラム制作者は各種ネットワークに接続した機器を制御するためのソフトウェアライブラリの仕様を全て理解してプログラムを作成する必要がある。したがって、プログラムを制作することは、煩雑な作業を伴うと共に極めて難度が高くなっている。
更に、今後新たな技術を用いた新たなネットワーク接続に関するインターフェースが、デバイス制御装置や放送受信装置等に装備された場合、過去に制作したアプリケーションプログラムは新たなネットワークを制御するためのプログラムを含んでいないため、新たな技術を用いることはできないという問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、通信ネットワーク上に接続されるデバイスをネットワーク種別を意識せずに簡易に制御するためのデバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、通信ネットワークを介して接続されるデバイスの各種ネットワークの種類毎にアプリケーションプログラムを用いて通信を行い、前記デバイスとのデータの送受信を制御するデバイス制御装置において、前記デバイスと通信を行い、各種ネットワークの種類毎に、前記デバイスの前記通信ネットワークへの接続の有無又は前記デバイスの状態変化を検出するネットワーク送受信部と、リアルタイムで受信したアプリケーション、又は予め蓄積された複数のアプリケーションプログラムのうち、前記デバイスに所定の処理を行わせるためのアプリケーションプログラムを選択して実行し、前記デバイスを制御するアプリケーションプログラム実行部と、前記ネットワーク送受部により得られる各種ネットワークを介して制御可能なデバイスを検知して、デバイスの種類に対応させて制御中継部をデバイス1つに対して1つ生成するデバイス管理手段と、前記制御中継部への参照情報をアプリケーションプログラムに提供するデバイスリスト提供手段とを備えたデバイス統括管理部とを有することを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、通信ネットワーク上に接続されるデバイスをネットワーク種別を意識せずに簡易に制御することができる。具体的には、デバイス統括管理部は、各種ネットワーク上に接続されている利用可能なデバイスの接続状態を一括して管理し、アプリケーションプログラムはネットワークの種別を意識する必要なく、各デバイスに対応する制御中継部への参照情報を取得してデバイスを制御することができる。これにより、各種ネットワークに接続されたデバイスを制御して連携させるアプリケーションプログラムを簡易に記述することができる。
請求項2に記載された発明は、前記デバイス統括管理部は、前記ネットワーク制御部を介して最新のデバイス接続状態を検索するデバイス検索手段を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、最新のデバイス接続状態を把握することができ、デバイスの接続状態に応じた確実なデバイス制御を実現することができる。
請求項3に記載された発明は、前記デバイスリスト提供手段は、新たな制御中継部が生成されるごとにアプリケーションプログラムに通知することで新たに検知したデバイスの制御中継部のみの参照情報を提供する機能と、アプリケーションプログラムからの要求に応じて生成済の全て又は一部の制御中継部への参照情報のリストを提供する機能の一方又は両方を有することを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、制御中継部への参照情報を、デバイスが検出された瞬間に直ちに通知するプッシュ型の提供方法、アプリケーションが必要なときに検出済のデバイス全て又は一部のリストとして渡すプル型の提供方法のどちらか又は両方が実現でき、柔軟な情報提供が実現できる。
請求項4に記載された発明は、前記制御中継部は、共通制御中継部として、何れかのネットワークに接続された制御可能なデバイスが検知された場合、デバイス属性を取得して前記アプリケーションプログラムに提供するデバイス属性提供手段と、制御対象のデバイスの状態変化を検知して、前記アプリケーションプログラムに通知するデバイス状態変化通知手段と、前記デバイスが階層的な機能構成となっている場合に、下の階層にある機能をサブデバイスとして制御するための子の制御中継部への参照情報を保持し、前記アプリケーションプログラムから要求がなされた場合、前記子の制御中継部への参照情報のリストを提供するサブデバイスリスト提供手段と、アプリケーションプログラムが前記デバイスに直接データを送受信する際、又は前記デバイス属性提供手段、前記デバイス状態変化通知手段、並びに前記サブデバイスリスト提供手段のうち少なくとも1つを制御する際に、前記デバイスに対して入出力されるデータを送受信するデバイス制御データ入出力手段とを有することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、属するネットワークの種別や制御するためのプロトコル等、規格の異なる複数のデバイスに対して共通に使用できる制御命令のインターフェースにより、アプリケーションプログラムから呼び出す制御命令を全てのデバイスに対して共通のものを用意することになり、当該デバイスがどのネットワークに接続されていても、アプリケーションプログラムはネットワークやそのソフトウェアライブラリの仕様を意識しないで制御することができる。
請求項5に記載された発明は、前記制御中継部は、機能別共通制御中継部として、前記デバイスが予め設定された複数のデバイス種別のうちの1つである場合、前記共通制御中継部が有する機能を全て引き継ぐと共に、前記デバイスの機能に特化した高レベルな制御を、前記デバイス制御データ入出力手段を用いた低レベルな制御の組み合わせとして行わせる1又は複数の制御命令とを有し、更に、アプリケーションプログラムが前記デバイスに直接データを送受信する際、又は前記デバイス属性提供手段、前記デバイス状態変化通知手段、並びに前記サブデバイスリスト提供手段のうち少なくとも1つを制御する際、又は前記機能別共通制御中継部が有する高レベルな制御命令を行う際に、前記デバイスに対して入出力されるデータを送受信するデバイス制御データ入出力手段を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、属するネットワークの種別や制御するためのプロトコル等、規格の異なる複数のデバイスに対して共通に使用できる制御命令のインターフェースにより、アプリケーションプログラムから呼び出す制御命令を全てのデバイスに対して共通のものを用意することになり、当該デバイスがどのネットワークに接続されていても、アプリケーションプログラムはネットワークやそのソフトウェアライブラリの仕様を意識しないで制御することができる。また、デバイスの機能に特化した高レベルな制御を簡単に行わせることができ、属するネットワークの種別や制御するためのプロトコル等に依存しない低レベルな制御と高レベルな制御を使い分けることで接続されたデバイスに応じて効率よく制御を行うアプリケーションプログラムを簡単に作成することができる。
請求項6に記載された発明は、前記ネットワーク送受信部は、前記デバイスと通信を行い、各種ネットワークの種類毎に、前記デバイスの前記通信ネットワークへの接続の有無、又は前記デバイスの状態変化の検出を行うためのネットワークや制御するデバイスに依存したプロトコルを備えたソフトウェアライブラリと、前記制御中継部のデバイス制御データ入出力手段から、前記ネットワーク送受信部のライブラリを制御するためのインターフェースとして、その他全てのネットワーク送受信部と共通のインターフェースによって制御可能な機能とを有することを特徴とする。
請求項6記載の発明によれば、デバイス制御データ入出力手段と各ネットワーク送受信部との間の制御命令のインターフェースを、全てのネットワーク送受信部に対して共通のものとすることで、ネットワークの種別に依存したプログラムの実装はネットワーク送受信部に対してのみ行えばよく、制御中継部の実装に関しては、全てのネットワークに対して共通に利用することができる。また、制御中継部は、デバイス1つに対して1つ生成する必要があるが、ネットワークに依存しない機能別の実装を使い回すことができるので、ネットワーク種別とデバイス種別との組み合わせでプログラムを実装する必要がなく、プログラムが有するメモリ領域を節約でき、効率的なプログラムアーキテクチャを実現できる。
請求項7に記載された発明は、前記機能別共通制御中継部は、デバイスが映像音声やアプリケーションプログラムの提示機能を有するデバイスである場合、アプリケーションプログラムから制御可能な、再生命令機能、停止命令機能、一時停止命令機能、シーク命令機能、早送り・早戻し再生命令機能、及びスロー再生命令機能のうち、少なくとも1つの機能を有することを特徴とする。
請求項7記載の発明によれば、各種ネットワークに接続された提示デバイスを連携させるアプリケーションプログラムを、ネットワークやその制御プロトコルを意識せずに容易に記述することができる。具体的には、例えば機能別共通制御中継部が、映像音声やアプリケーションプログラムの提示機能を有する提示デバイスを制御する機能をアプリケーションプログラムに提供することにより、提示デバイスの接続されたネットワークや提示デバイスを制御するプロトコルに依存しない普遍的な制御命令を用いて様々な再生制御やトリックプレー等を制御することができる。
請求項8に記載された発明は、前記機能別共通制御中継部は、デバイスがコンテンツ提供機能を有するデバイスである場合、アプリケーションプログラムから制御可能な、デバイスが提供可能なコンテンツの一覧を返すコンテンツ一覧取得制御機能、各コンテンツの属性を返すコンテンツ属性取得制御機能、及び指定したコンテンツを取得することができるコンテンツ取得制御機能のうち、少なくとも1つの機能を有することを特徴とする。
請求項8記載の発明によれば、各種ネットワークに接続されたコンテンツ提供デバイスを連携させるアプリケーションプログラムを、ネットワークやその制御プロトコルを意識せずに容易に記述することができる。具体的には、例えば機能別共通制御中継部が、コンテンツ提供デバイスを制御する機能をアプリケーションプログラムに提供することにより、コンテンツ提供デバイスの接続されたネットワークやコンテンツ提供デバイスを制御するプロトコルに依存しない普遍的な制御命令を用いて様々なコンテンツサーバの機能を制御することができる。
請求項9に記載された発明は、前記機能別共通制御中継部は、デバイスがユーザからの入力を受け付ける機能を有するHID(Human Interface Device)である場合、アプリケーションプログラムから制御可能な、前記HIDの入力機能の属性を提供するHID属性取得制御機能、前記HIDがキー入力を受け付ける場合には入力キー取得制御機能、前記HIDがポインティングデバイスである場合にはポインタ位置取得制御機能、及び前記HIDがスライダ入力を受け付ける場合には値取得制御機能のうち、少なくとも1つの機能を有することを特徴とする。
請求項9記載の発明によれば、各種ネットワークに接続されたHIDを連携させるアプリケーションプログラムを、ネットワークやその制御プロトコルを意識せずに容易に記述することができる。具体的には、機能別共通制御中継部が、HIDを制御する機能をアプリケーションプログラムに提供することによって、HIDの接続されたネットワークやHIDを制御するプロトコルに依存しない普遍的な制御命令を用いて様々なHIDを制御することができる。
請求項10に記載された発明は、前記請求項1乃至9に記載されたデバイス制御装置を備えた放送受信装置である。
請求項10記載の発明によれば、受信装置が複数のネットワークに対応する場合でも、アプリケーションプログラムではそれらのネットワークに依存したプログラムの記述を必要とせずに各種ネットワークに接続された機器を連携することができる。更に、放送によるプッシュ型の配信方式を利用することにより、アプリケーションプログラムだけでなく、新たな機能に対応した機能別共通制御中継部や、新たなネットワークプロトコルに対応したネットワーク送受信部等のソフトウェアライブラリにあたるプログラムを送ることで、ユーザ操作を必要とせずに、自動的に受信機の機能をアップデートすることも実現できる。
本発明によれば、通信ネットワーク上に接続されるデバイスをネットワーク種別を意識せずに簡易に制御することができる。また、効率的なプログラムアーキテクチャを実現することができる。
<本発明の概要>
本発明では、パソコン等のデバイス制御装置を備えた機器が有線、無線を含む複数の通信ネットワーク(IP、USB、Bluetooth等)に接続されているような場合でも、アプリケーションプログラムでは複数の通信ネットワークに依存したプログラムの記述を必要とせずに各種ネットワークに接続された機器を連携可能とする。また、本発明では、上述したデバイス制御装置を具備した放送受信装置を提供する。
以下に、上述したような特徴を有する本発明におけるデバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置を好適に実施した形態について、図面等を用いて詳細に説明する。
<デバイス制御装置の概要構成例>
図1は、本実施形態におけるデバイス制御装置の概要構成の一例を示す図である。なお、図1に示すデバイス制御装置10は、例えば、パソコン等の汎用コンピュータ等により実現される。
図1に示すデバイス制御装置10は、アプリケーションプログラム実行部11と、出力画像生成部12と、デバイス統括管理部13と、制御中継部14と、ネットワーク送受信部15とを有するよう構成されている。
なお、図1に示すデバイス制御装置10は、表示装置21と外部接続されているが、本発明においてはこれに限定されず、例えばデバイス制御装置10内に組み込まれていてもよい。
また、デバイス制御装置10は、1又は複数の通信ネットワーク22を介してデバイス23−1〜23−3とそれぞれ接続されている。具体的には、図1の例では、デバイス23−1,23−2は、通信ネットワーク22−1を介して、ネットワーク送受信部31−1と接続されている。また、デバイス23−3は、通信ネットワーク22−2を介してネットワーク送受信部31−2と接続されている。
また、図1に示すデバイス23−2は、内部に1つのサブデバイス24を有している。ここで、図2は、本実施形態におけるデバイスに含まれるサブデバイスの構成の一例を示す図である。
例えば、図2(a)に示すように、DVD&ハードディスクレコーダー(デバイス23)には、DVD機能を有するサブデバイス24−1とハードディスレコーダー機能を有するサブデバイス24−2とテレビチューナー機能を有するサブデバイス24−3の3つの機能が含まれる。つまり、デバイス23は、複数の機能を階層的に含む構成になっている場合がある。本実施形態では、このようなデバイスに含まれる機能をサブデバイスと呼ぶこととする。
なお、機能が階層的に構成されている場合には、サブデバイスの中に更に1又は複数のサブデバイスを有する場合がある。例えば、図2(b)に示すように、デバイス23に含まれるサブデバイス24−4,24−5のうち、サブデバイス24−4には、更にサブデバイス24−6,24−7が構成されている。
なお、図1では、通信ネットワーク22を2つ設けているが(通信ネットワーク22−1,22−2)、本発明においては、これに限定されず、例えば1つ又は3つ以上の異なるネットワークを用いていてもよい。また、通信ネットワーク22は、インターネット等のIPネットワークでもよく、USB、Bluetooth等の宅内ネットワーク環境におけるネットワーク等でもよい。
次に、デバイス制御装置10の各機能について具体的に説明する。アプリケーションプログラム実行部11は、リアルタイムで受信したアプリケーションプログラム32−1、又は予め蓄積されている1又は複数のアプリケーションプログラム32―2から各種データの送受信や各種デバイスを制御するためのアプリケーションプログラム32−3を選択し、得られたアプリケーションプログラム32−3を実行する。
なお、アプリケーションプログラム32は、例えば何れかのネットワーク送受信部を介して取得したり、リムーバブルメディア等から読み込んだり、インターネット等の通信ネットワークを介してサーバ等からダウンロードすることができる。
このとき、起動中のアプリケーションプログラム32−3は、デバイス統括管理部13から、接続しているデバイス23の各制御を行うために、後述する制御中継部14の参照情報を取得し、取得した参照情報に基づいて、制御中継部14の制御を行うことができる。
また、アプリケーションプログラム実行部11は、表示装置21に表示するための表示用データを出力画像生成部12に出力する。
出力画像生成部12は、アプリケーションプログラム実行部11により選択、実行されるアプリケーションプログラム32やプログラムの実行経過中又は経過後の内容等を画面に表示するための映像(画像、テキストデータ、音声等も含む)を生成する。また、出力画像生成部12は、生成した情報を表示装置21に出力し、表示装置21から各種情報を出力させる。
デバイス統括管理部13は、各ネットワーク送受信部31と通信することで、各種通信ネットワーク22を介して制御可能な全てのデバイス23及びデバイス23に含まれるサブデバイス24の接続状態の検出(接続又は接続解除、及び、デバイス種別の検出等)を行う。
また、デバイス統括管理部13は、接続を検出したデバイスに対し、アプリケーションプログラム32−3が各種デバイスを制御するためのインターフェースとなる制御中継部14を生成する。なお、デバイス統括管理部13は、例えば制御対象となるデバイス23に1対1に対応する共通制御中継部33、又はデバイス23の機能等に応じた機能別共通制御中継部34を生成する。なお、本実施形態では、図1に示すように、機能別共通制御中継部34内に、共通制御中継部33が組み込まれているが、これは機能別共通制御中継部34が共通制御中継部33の全ての機能を引き継いだことを示している。
また、デバイス統括管理部13は、アプリケーションプログラム32−3に生成した共通制御中継部33又は機能別共通制御中継部34への参照情報を提供する。
なお、図1では、デバイス統括管理部13により、共通制御中継部33−2、及び機能別共通制御中継部34−1〜34−3が設けられており、機能別共通制御中継部34−1〜34−3内には、それぞれ共通制御中継部33−1,33−3,33−4が組み込まれている。これらの制御中継部は、通信ネットワーク22を介して接続されているデバイス23−1〜23−3、及びデバイス23−2のサブデバイスに対応して設けられたものである。図1の例では、デバイス23−1,23−3、及びサブデバイス23−4は、予め設定されたデバイス種別で、デバイス23−2は設定されていないデバイスであり、デバイス23−1に機能別制御中継部34−1、デバイス23−2に共通制御中継部33−2、サブデバイス24に機能別共通制御中継部34−2、デバイス23−3に機能別共通制御中継部34−3がそれぞれ対応している。
つまり、本実施形態では、デバイス統括管理部13が生成する共通制御中継部33又は機能別共通制御中継部34の総数は、デバイスの数に対応して設けられ、そのうち機能別共通制御中継部34は、例えばネットワーク送受信部15により識別されたデバイス23の各機能等に基づいて生成される。なお、制御中継部14の詳細については後述する。
ネットワーク送受信部15は、各種ネットワークの種類毎に対応するプロトコル(通信手順)を用いて通信を行うことで、接続されている各デバイス23を制御することができるソフトウェアライブラリを備える。
例えば、IPネットワークにおいて、UPnPデバイスを制御する場合にはIP及びUPnPのソフトウェアライブラリを備え、またUSBデバイスを制御する場合にはUSBライブラリを備える。
これにより、例えばUPnPの場合は、各種UPnPデバイスがネットワークに接続又は接続が解除されたことを検出したり、UPnPデバイスを制御したり、UPnPデバイスから必要なデータを取得したり、UPnPデバイスの何らかの状態変化を検出することができる。
また、全てのネットワーク送受信部31は、共通制御中継部33又は機能別共通制御部34から制御命令を共通のインターフェースで受け付ける。受けた制御命令は、当該ネットワークのソフトウェアライブラリによってネットワークに依存した制御データに変換して、制御対象のデバイスと通信する。
なお、図1では、ネットワーク送受信部15が通信ネットワーク22の数に対応して複数存在する。具体的には、図1に示すようにネットワーク送受信部15は、ネットワーク送受信部31−1,31−2が設けられている。
<デバイス制御装置:ハードウェア構成例>
ここで、上述のデバイス制御装置10は、CPU、RAM等の揮発性の記憶媒体、ROM等の不揮発性の記憶媒体、マウスやキーボード、ポインティングデバイス等の入力装置、画像やデータを表示する表示部、並びに外部と通信するためのインターフェースを備えたコンピュータによって構成することができる。
したがって、デバイス制御装置10が備えるアプリケーションプログラム実行部11、出力画像生成部12、デバイス統括管理部13、制御中継部14、ネットワーク送受信部15における各機能は、これらの機能を記述したプログラムをCPUに実行させることによりそれぞれ実現可能となる。また、これらのプログラムは、磁気ディスク(フロッピィーディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して頒布することもできる。
つまり、上述した各構成における処理をコンピュータに実行させるための実行プログラム(デバイス制御プログラム)を生成し、例えば、汎用のパーソナルコンピュータやサーバ等にそのプログラムをインストールすることにより、デバイス制御処理を実現することができる。
<ハードウェア構成>
ここで、本発明におけるプログラムが実行可能なコンピュータのハードウェア構成例について図を用いて説明する。図3は、本実施形態におけるデバイス制御処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。
図3におけるコンピュータ本体には、入力装置41と、出力装置42と、ドライブ装置43と、補助記憶装置44と、メモリ装置45と、各種制御を行うCPU(Central Processing Unit)46と、ネットワーク接続装置47とを有するよう構成されており、これらはシステムバスBで相互に接続されている。
入力装置41は、使用者等が操作するキーボード及びマウス等のポインティングデバイスやマイク等の音声入力デバイス等を有しており、使用者等からのプログラムの実行等、各種操作信号を入力する。出力装置42は、本発明における処理を行うためのコンピュータ本体を操作するのに必要な各種ウィンドウやデータ等を表示するディスプレイや音声を出力するスピーカ等を有し、CPU46が有する制御プログラムによりプログラムの実行経過や結果等を表示又は音声出力することができる。
ここで、本発明において、コンピュータ本体にインストールされる実行プログラムは、例えば光ディスク等の記録媒体48等により提供される。プログラムを記録した記録媒体48は、ドライブ装置43にセット可能であり、記録媒体48に含まれる実行プログラムが、記録媒体48からドライブ装置43を介して補助記憶装置44にインストールされる。
補助記憶装置44は、ハードディスク等のストレージ手段であり、本発明における実行プログラムや、コンピュータに設けられた制御プログラム等を蓄積し必要に応じて入出力を行うことができる。
メモリ装置45は、CPU46により補助記憶装置44から読み出された実行プログラム等を格納する。なお、メモリ装置45は、ROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等からなる。
CPU46は、OS(Operating System)等の制御プログラム、メモリ装置45に格納されている実行プログラムに基づいて、各種演算や各ハードウェア構成部とのデータの入出力等、コンピュータ全体の処理を制御して各処理を実現することができる。また、CPU46は、プログラムの実行中に必要な各種情報を補助記憶装置44から取得することができ、またCPU46は、処理結果等を格納することもできる。
ネットワーク接続装置47は、通信ネットワーク等と接続することにより、実行プログラムを通信ネットワークに接続されている他の端末等から取得したり、プログラムを実行したりすることで得られた実行結果又は本発明における実行プログラム自体を他の端末等に提供することができる。
上述したようなハードウェア構成により、特別な装置構成を必要とせず、低コストで効率的にデバイス制御処理を実現することができる。また、プログラムをインストールすることにより、容易に本実施形態におけるデバイス制御処理を取得することができる。
<制御中継部14の具体例>
次に、制御中継部14の具体例について説明する。制御中継部14は、上述したように、接続されるデバイスに応じてデバイス統括管理部13により、共通制御中継部33又は機能別共通制御部34を生成する。
共通制御中継部33は、全てのデバイスに1対1に生成され、任意のデバイスに共通に利用可能な低レベルな制御を中継する。なお、共通制御中継部33の詳細については後述する。
ここで、デバイス統括管理部13は、接続を検出したデバイスが、予め設定されたデバイス種別の場合、共通制御中継部33を組み込んだ機能別共通制御中継部34を生成する。
機能別共通制御中継部34は、共通制御中継部33の機能を全て引き継ぐと共に、デバイス23のデバイス種別に特化した高レベルな制御を中継する。機能別共通制御中継部34は、アプリケーションプログラム32に対して、ネットワークの種類毎のソフトウェアライブラリには依存しないが、そのデバイス種別の機能に応じて予め設定された1つ以上の固有の制御命令(API)を提供する。なお、上述したデバイス種別は、例えばデバイス23の機能毎に設定することもできる。なお、機能別共通制御中継部の詳細については後述する。
なお、デバイス統括管理部13は、接続を検出したデバイスがサブデバイスを持つ場合にも、各サブデバイスに対して1対1に、共通制御中継部33又は機能別共通制御中継部34を生成する。
以下、共通制御中継部33又は機能別共通制御中継部34の何れかを示す場合は、単に制御中継部と呼ぶ。
制御中継部14は、当該デバイス23が属するネットワークのネットワーク送受信部15と通信して制御命令を呼び出すことができる。また、制御中継部14は、アプリケーションプログラム32−3に各ネットワークに対応したソフトウェアライブライリに依存しない共通化された制御命令(API:Application Program Interface)を提供し、アプリケーションから受け取った各種制御命令を各ネットワーク送受信部15に出力する。
また、デバイス統括管理部13は、生成した制御中継部14の参照情報をアプリケーションプログラム32−3に提供する。アプリケーションプログラム32−3は、取得した参照情報に基づいて各種デバイスを制御するインターフェースとなる制御中継部14を利用する。これにより、デバイス23の接続されたネットワークの種別毎のソフトウェアライブラリに依存しない共通化された制御命令(API)を用いてデバイスの制御を行うことが可能になる。
このように、アプリケーションプログラムから呼び出す制御命令を全てのデバイスに対して共通のものを用意することで、当該デバイスがどのネットワークに接続されていても、アプリケーションプログラムはネットワークやそのソフトウェアライブラリの仕様を意識しないで制御することができる。
ここで、機能別共通制御中継部34は、設定されたデバイスの種別毎に異なるものが生成され、種別毎にそれぞれ異なる機能を有している。アプリケーションプログラム31−1は、機能別共通制御中継部34の提供する制御命令(API)を用いて当該デバイスを制御することで、当該デバイスが属するデバイス種別に特化した機能を簡単に呼び出すことができる。
<デバイス統括管理部13の機能構成例>
次に、デバイス統括管理部13の機能構成例について図を用いて説明する。図4は、本実施形態におけるデバイス統括管理部の機能構成の一例を示す図である。なお、図4では、デバイス統括管理部13の機能説明を容易にするため、アプリケーションプログラム32−3及びネットワーク送受信部15も示している。
図4に示すデバイス統括管理部13は、デバイス管理手段51と、デバイスリスト提供手段52と、デバイス検索手段53とを有するよう構成されている。
デバイス管理手段51は、各ネットワーク送受信部31−1,31−2と通信可能である何れかのネットワークで制御可能な全てのデバイスの接続を検知する。つまり、デバイス管理手段51は、各通信ネットワーク22で制御可能なデバイスが検知されたという情報をネットワーク送受信部31−1,31−2から取得する。
また、デバイス管理手段51は、あるデバイスの接続を検知した場合には、その度に検知したデバイス23のデバイス種別に応じて制御中継部14(共通制御中継部33又は機能別共通制御中継部34)を生成し、生成した制御中継部14をデバイスリスト提供手段52に登録する。
なお、デバイス管理手段51には、機能別共通制御中継部34を生成するデバイス種別を予め設定しておく。これにより、デバイス管理手段51は、検知したデバイス23が予め設定されていないデバイス種別の場合、共通制御中継部33のみを生成する。
また、デバイス管理手段51は、検知したデバイス23が例えば提示デバイス等の機能別共通制御中継部を生成するために予め設定されたデバイス種別を検知した場合、共通制御中継部33の機能を全て引き継ぐと共に、そのデバイス種別の機能に特化した高レベルな制御を提供する機能別共通制御中継部34を生成する。
なお、デバイス管理手段51は、デバイス23が予め設定されたデバイス種別であるか否かの設定は、例えばデバイスが有するデバイス種別名、デバイス名、デバイスの一意なID、デバイスを制御するプロトコルで設定されているデバイス記述情報等の各種属性に基づいて設定される。
デバイスリスト提供手段52は、接続を検出した全てのデバイス23に対応する制御中継部14への参照情報のリストを蓄積し、管理する制御中継部への参照情報をアプリケーションプログラム32−3に提供する。
なお、上述した参照情報の提供方法としては、例えばデバイス23が生成される毎に当該制御中継部14への参照情報をアプリケーションプログラム32−3に通知したり、アプリケーションプログラム32−3からの要求に応じて、デバイスリスト提供手段52に登録されている現在利用可能な全てのデバイス23に関する制御中継部14への参照情報のリストを提供したりすることができる。
この結果、アプリケーションプログラム32−3は、共通制御中継部33を利用することで、各ネットワークに対応するソフトウェアライブラリを意識する必要がなく、各種デバイスの検知通知を受けたり、利用可能なデバイス23を組み合わせて連携する等の制御を実行したりすることができる。
なお、予め設定されているデバイス種別に該当するデバイス23を制御する場合には、共通制御中継部33に加えて、機能別共通制御中継部34を利用してデバイスを制御する。これにより、アプリケーションプログラム32−3からは、そのデバイス種別の機能に特化した制御を、ネットワークの制御プロトコル等に依存したソフトウェアライブラリを意識せずに実行することができる。
また、機能別共通制御中継部34が生成されないデバイスとしては、利用頻度の少ないデバイス種別や、過去には設定していなかった新しい機能を有するデバイス等を想定し、そのようなデバイスをアプリケーションプログラム32−3から制御したい場合には、共通制御中継部33のみを用いて制御を行う。
ここで、図1に示す例を用いて具体的に説明すると、デバイス管理手段51は、デバイス23−1が接続されたことを検知すると、デバイスリスト提供手段52によって制御中継部14への参照情報をアプリケーションプログラム実行部11のアプリケーションプログラム32−3に提供する。また同様に、デバイス23−2やデバイス23−3、サブデバイス24についての情報もアプリケーションプログラム実行部11のアプリケーションプログラム32−3に提供する。このように、アプリケーションプログラム32−3は、デバイス23の接続されるネットワークに依存したソフトウェアライブラリを意識する必要がなく、そのデバイスを制御するための制御中継部14への参照情報を取得することができる。
デバイス検索手段53は、アプリケーションプログラム32−3からの要求に応じて検索を実行する。具体的には、デバイス検索手段53は、各ネットワーク送受信部15を通してネットワーク上に接続される全てのデバイス23にアプリケーションプログラム32−3からの要求に対応する検索用の信号を送って応答を待ち、通信ネットワーク22に接続された制御可能なデバイスの最新の接続状態を検索する。なお、デバイス検索手段53は、検索結果に基づいてデバイスリスト提供手段52に蓄積された制御中継部14への参照情報のリストを更新するようにすることもできる。
上述した構成によって、アプリケーションプログラム32−3は、デバイス統括管理部13から取得した制御可能デバイスに対応した制御中継部14への参照情報に基づいて、制御中継部14の提供するデバイス制御のための制御命令を介して、ネットワーク種別や、デバイスの制御プロトコルに依存したソフトウェアライブラリを意識せずに各種デバイスを制御することができる。
<制御中継部の機能構成例>
次に制御中継部14(共通制御中継部33、機能別共通制御中継部34)の具体的な機能構成例について図を用いて説明する。
図5は、本実施形態における制御中継部の機能構成の一例を示す図である。なお、図5は、制御するデバイスが予め設定されたデバイス種別でない場合の例を示しており、この場合にはデバイス統括管理部13により共通制御中継部33が生成される。共通制御中継部33は、デバイス属性提供手段61と、デバイス状態変化通知手段62と、サブデバイスリスト提供手段63と、デバイス制御データ入出力手段64とを有するよう構成されている。
デバイス属性提供手段61は、例えばデバイスが有するデバイス名、デバイスの一意なID、デバイスを制御するプロトコルで設定されているデバイス記述情報等の各種属性情報を取得してアプリケーションプログラム32−3に提供する。
また、デバイス状態変化通知手段62は、制御対象のデバイスの何らかの状態が変化した場合、デバイスの状態変化を検知して、アプリケーションプログラム32−3に対して、その状態変化を通知する。
サブデバイスリスト提供手段63は、制御対象のデバイスが階層的な機能構成となっている場合に、階層的な構成によって各階層の機能を制御することを可能にするため、下の階層にある機能を子に当たるデバイス(サブデバイス、入れ子デバイス)として制御するための制御中継部14への参照情報を保持し、またアプリケーションプログラム32−3から要求された場合は、そのサブデバイスの制御中継部14への参照情報のリストを提供する。
デバイス制御データ入出力手段64は、アプリケーションプログラム32−3が、デバイスに対して直接入出力データを送受信する際、又はデバイス属性提供手段61、デバイス状態変化通知手段62、サブデバイスリスト提供手段63等のうち少なくとも1つの制御を行う際、又はデバイス種別に特化し高レベルな制御を行う際に、デバイスに対して入出力されるデータをネットワーク送受信部15に対して送受信する。なお、デバイス制御データ入出力手段64と、各ネットワーク送受信部15との間の制御命令のインターフェース(API)は、全てのネットワーク送受信部に対して共通のインターフェースとする。
次に、本実施形態における制御中継部の他の機能構成例について図を用いて説明する。図6は、本実施形態における制御中継部の他の機能構成の一例を示す図である。なお、図6は、一例として予め設定されたデバイス種別Xに対応したデバイスが接続された場合を示しており、この場合にはデバイス統括管理部13により機能別共通制御中継部34が生成される。
機能別共通制御中継部34は、共通制御中継部33が有する全ての機能に加えて、デバイス種別毎の機能に特化した高レベルな制御(図6においてデバイス種別X用)を有するように構成されている。
また、機能別共通制御中継部34が生成された場合は、デバイス種別に応じてデバイスの機能に特化した制御命令を利用することができる。具体的には、例えば図6に示すように、デバイス種別Xの場合は、機能別共通制御として、X−1〜X−3の各制御命令等を有し、これらの高レベル制御X−1〜X−3によりデバイスの機能に特化した制御命令を実行することができる。また、機能別共通制御中継部34の各制御命令は、デバイス制御データ入出力手段64を介して実行される。
なお、図6において、例えば他のデバイス種別(例えば、デバイス種別Y等)と接続された場合にも、機能別共通制御中継部34を生成することで、そのデバイスに特化した対応する制御命令(例えば、Y−1〜Y−3等)を利用することができる。
上述した図5及び図6の構成により、アプリケーションプログラム32−3は、属するネットワークの種別や制御するためのプロトコル等、規格の異なる複数のデバイスに対して共通に利用できるインターフェースにより、まだ未対応のデバイスが接続された場合にもある程度の低レベルな制御(例えば、属性の取得やデバイス制御データ入出力手段64を用いたread、write等)を実現できる。更に、デバイスが予め設定された複数のデバイス種別のうちの1つである場合、そのデバイスの機能に応じた高レベルな制御も簡単に行わせることができる。
このように、属するネットワークの種別や制御するためのプロトコル等に依存しない低レベルな制御と高レベルな制御とを使い分けることで、接続されたデバイスに応じて効率よく制御を行うアプリケーションプログラムを簡単に作成することができる。
更に、デバイス制御データ入出力手段64と各ネットワーク送受信部15との間の制御命令のインターフェース(API)を、全てのネットワーク送受信部15に対して共通のものとすることで、ネットワークの種別に依存したプログラムの実装はネットワーク送受信部に対してのみ行えばよく、制御中継部14の実装に関しては、全てのネットワークに対して共通に利用することができる。
また、制御中継部14は、デバイス1つに対して1つ生成する必要があるが、ネットワークに依存しない機能別の実装を使い回すことができるので、ネットワーク種別とデバイス種別との組み合わせでプログラムを実装する必要がなく、プログラムが有するメモリ領域を節約でき、効率的なプログラムアーキテクチャを実現することができる。
<本実施形態におけるアプリケーションプログラム例>
次に、本実施形態にて適用されるアプリケーションプログラム例について説明する。
(Javaインターフェース及びAPIの具体例)
上述したデバイス統括管理部13、制御中継部は、何れもアプリケーションプログラムから制御命令(API)を介して制御を受けるプログラムであり、デバイス統括管理部13、制御中継部のプログラムが持つデータと機能を一体化したものである。これを、Java等のプログラム言語では、オブジェクトと呼んでいる。また、オブジェクトの持つデータとその操作手順であるメソッドを纏めたオブジェクトの型を設定したものはJavaではクラスやインターフェースと呼んでいる。
ここで、図7は、デバイス統括管理部をJavaのインターフェースとして設定した一例を示す図である。なお、図7の例では、UML(Unified Modeling Language)のクラス図を用いた例を示している。また、図6では、デバイス統括管理部13を表すJavaインターフェース名を“DeviceManager”とする。
“DeviceManager”は、デバイス統括管理部13によって検知された通信ネットワーク22にアクティブに接続されたデバイスに対応する制御中継部に対応した新しいJavaオブジェクトを生成し、生成したオブジェクトへの参照情報を内部データとして保持する。
更に、“DeviceManager”は、デバイスリスト提供手段63によって、現在制御可能なデバイス群に対応する“Device”オブジェクトへの参照情報の配列(Device[])を返す“getDevices()”等のAPIを持つ。
アプリケーションプログラム32−3は、“getDevces()”を呼ぶことによって、現在利用可能な全てのデバイスに対して、制御中継部に対応したJavaオブジェクトを取得するので、このオブジェクトが持つAPIを呼ぶことにより、如何なるネットワークや制御プロトコルに対応したデバイスであっても、普遍的な制御命令(API)によって制御することができる。
また、“DeviceManager”は、デバイスリスト提供手段として、アプリケーションプログラム32−3がデバイス検知の通知を受け取りたい場合に呼ばれる“addDeviceDiscoveryListener()”及びデバイス検知の通知の受け取りを中止したい場合に呼ばれる“removeDeviceDiscoveryListener()”等のAPIを持つ。
また、“DeviceManager”は、デバイス検索手段53として、デバイスの最新の接続状態を検索する“searchDevices()”等のAPIを持つ。アプリケーションプログラムが“searchDevices()”等のAPIを呼ぶことで、デバイス統括管理部13の制御により各ネットワーク送受信部が当該ネットワークの最新のデバイス接続状態を検索し、新しいデバイスが見つかったらデバイス統括管理部13へデバイスの検知を通知し、デバイス統括管理部13はデバイスの通知を受けるとそれをアプリケーションプログラム32−3に通知することができる。
そのため、結果的にアプリケーションプログラム32−3は、最新のデバイス接続状態を迅速に検知することができ、デバイスの接続状態を確実に把握することが可能になる。
なお、個々で示したJavaインターフェースやAPIはあくまで一例であり、例えばJavaのクラスとして設定したり、Java以外のプログラム言語のクラスとして設定したりしてもよく、また、例えばAPIの名前、種類、引数、返値は、目的とする機能を実現するのであれば異なる形式となっていてもよい。
また、図8は、制御中継部を実装する上でのJavaクラスおよびインターフェースの構成の一例を示す図である。なお、図8では、UMLのクラス図を用いた例を示している。
図8において、共通制御中継部33を表すJavaインターフェース名を“Device”とする(図8(a))。“Device”は、上述したデバイス属性提供手段61として、デバイスの名前を返す“getFriendlyName()”、デバイスのデバイス種別を返す“getDeviceClass()”、デバイスの各種属性記述を返す“getDeviceDescription()”、デバイスの一意なIDを返す“getUDN()”等、文字列(String)を返すAPIを持つ。
また、“Device”は、デバイス状態変化通知手段62として、アプリケーションプログラム31−1がデバイス状態変化イベントを受け取りたい場合に呼ばれる“addDeviceListener()”及びデバイス状態イベントの受け取りを中止したい場合に呼ばれる“removeDeviceListener()”等のAPIを持つ。
また、“Device”は、サブデバイスリスト提供手段63として、デバイスの機能が階層的に設定されている場合に、下の階層にある機能であるサブデバイスの制御中継部のオブジェクトへの参照のリストを返す“getSubDevices()”、自分が属するデバイスの階層構造の頂点のデバイスの制御中継部のオブジェクトへの参照を返す“getRootDevice()”、自分がデバイスの階層の頂点のデバイスかどうかをブール値(Boolean)で返す“isRootDevice()”等のAPIを持つ。
また、“Device”は、デバイス制御データ入出力手段64として、デバイスにデータ(byte[])を送信する“write()”、デバイスからデータ(byte[])を受信し、受信したデータバイト数を返す“read()”、デバイスに整数型(int)の制御コードと、データ送信用、データ受信用のバッファとしてバイト配列(byte[])を渡して制御コードに対応した制御を呼び出して、制御が正常に実行されたかのブール値(boolean)を取得する“ioControl()”等のAPIを持つ。
また、機能別共通制御中継部34は、例えば、図8(b),(c)に示すように、対応するデバイスが予め設定された幾つかのデバイス種別の1つである場合、そのデバイス種別の持つ機能に応じて用意される。つまり、機能別共通制御中継部34は、デバイス種別毎に異なるので、図8の例では仮にデバイス種別X、デバイス種別Yに対応した制御命令(API)を備えたJavaインターフェース名を“X_Device”及び“Y_Device”とする。デバイスXとデバイスYは、異なる機能を持ったデバイスであるため、図8(b),(c)に示すように“X_Device”、“Y_Device”はそれぞれ異なるAPIを持つ。
なお、新たに機能別共通制御中継部34を設定する場合には、そのデバイスの機能に応じてJavaインターフェース名、及び、そのインターフェースが持つAPIを新たに設定することとなる。
ここで、図8では、“X_Device”及び“Y_Device”から“Device”へ向かって矢印で接続されているが、これは、“X_Device”及び“Y_Device”が、“Device”を継承し、Deviceの持つ制御命令(API)を全て引き継いでいることを示す。
このように、新たに機能別共通制御中継部34を設定した場合、そのデバイスに対応するJavaインターフェースは、Deviceインターフェースを継承したものとなる。
なお、ここで示したJavaインターフェースやAPIはあくまで一例であり、例えばJavaのクラスとして設定したり、Java以外のプログラム言語のクラスとして設定したりしてもよく、APIの名前、種類、引数、返値は、目的とする機能を実現するのであれば異なる形式となっていてもよい。
ここで、上述の図8の“Device”、“X_Device”、“Y_Device”は、アプリケーションプログラム32−3がそれぞれの持つ機能を呼び出すインターフェース(API)を規定しただけであり、実際の制御を行う実装クラスは、図8(d)〜(f)となる。図8(d)〜(f)から“Device”、“X_Device”、“Y_Device”等に接続されている矢印が、Javaインターフェースの実装クラスであることを示している。
また、図8(f)は、デバイス制御データ入出力手段64を備えた共通制御中継部33の実装クラス例である。
図8(d),(e)は、デバイス種別X,Yに対応した機能別共通制御中継部の実装クラスである。デバイス種別X、Yの機能に応じた高レベルなAPIについては、共通制御中継部33のデバイス制御データ入出力手段64に対応するread、write、ioControl等のAPIの組み合わせによってプログラムを記述し、共通制御中継部33の実装クラス(図8(f))を呼び出すことによって実行する(なお、図8(d),(e)から(f)への矢印は、参照を示している。)。
この結果、デバイスの属するデバイス種別に応じてそれぞれ定義する必要がある図8(d),(e)の実装クラスには、ネットワーク種別に依存した細かい制御を記述する必要がなくなる。
更に、図8(f)の共通制御中継部33の実装クラスは、各ネットワークのネットワーク送受信部15の機能に対応したクラス“NetworkIO_for_Network1”、“NetworkIO_for_Network2”の各クラスが共通に持つAPIを呼び出すことで、各ネットワークに対して制御命令を送る。
上述した例のように、ネットワークの種別に依存したプログラムの実装は“NetworkIO_for_Network1”、“NetworkIO_for_Network2”に対してのみ行えばよく、制御中継部14の実装“DeviceImpl”、“X_DeviceImpl”、“Y_DeviceImpl”)に関しては、全てのネットワークに対して共通に利用することができる。制御中継部14は、デバイス1つに対して1つ生成する必要があるが、ネットワークに依存しない機能別の実装を使い回すことができる。
そのため、ネットワーク種別とデバイス種別との組み合わせでプログラムを実装する必要がなく、プログラムが有するメモリ領域を節約でき、効率的なプログラムアーキテクチャを実現することができる。
共通制御中継部33では、接続するネットワーク(例えば、IP、USB、Bluetooth等)に依存しない機器の制御が可能であり、今後新たなネットワークに対応した機器が出てきた場合でも、過去に取得しているアプリケーションプログラム(例えば、放送受信装置の場合には、ARIB−Jコンテンツ等)を動作させることが可能である。
また、これまでなかった新しいデバイス種別に対応する場合は、新たなデバイス種別に特化した機能を呼び出すAPIを設定して更新することで対応することができる。
なお、アプリケーションがネットワークの種別やそのプロトコルに依存した制御を行う場合には、例えば、“Device”の“deviceIOCotrol”等の低レベルなデータ入出力を行うAPIで制御の種類を指定することによって、ネットワーク種別やプロトコルに依存した制御を行うこともできる。
(提示デバイス用の機能別共通制御中継部の動作)
次に、機能別共通制御中継部34の一例として、提示デバイス用の機能別共通制御中継部の動作に対応したJavaインターフェースの設定例について説明する。図9は、提示デバイス用の機能別共通制御中継部の動作の一例を示す図である。図9では、制御中継部の1つが、機能別共通制御中継部として映像や音声、アプリケーションプログラムの提示機能を有するデバイス(提示デバイス)を制御する場合、提示デバイスに対するJavaインターフェースの設定例を示したものである。
図9において、提示デバイスを表す機能別共通制御中継部のJavaインターフェース名を“MediaRendererDevice”とする。“MediaRendererDevice”は、各種コンテンツの提示を制御するために、提示デバイスに提示すべきコンテンツのURI(Uniform Resource Identifier)の文字列(String)を設定する“setContent()”、再生を開始する“play()”、再生を停止する“stop()”、再生を一時停止する“pause()”、映像、音声等の指定した位置(int)から再生を開始する“seek()”、早送りを行う“ff()”、早戻しを行う“fr()”、スロー再生を行う“slow()”等の各メソッドを持つ。
なお、ここで示したJavaインターフェースやAPIはあくまで一例であり、例えば、Javaのクラスとして設定したり、Java以外のプログラム言語のクラスとして設定したりしてもよく、また、例えばAPIの名前、種類、引数、返値は、目的とする機能を実現するのであれば異なる形式となっていてもよい。
これにより、各種ネットワークに接続された提示デバイスを連携させるアプリケーションプログラムを、ネットワークやその制御プロトコルを意識せずに容易に記述することができる。具体的には、例えば機能別共通制御中継部が、映像音声やアプリケーションプログラムの提示機能を有する提示デバイスを制御する機能をアプリケーションプログラムに提供することにより、提示デバイスの接続されたネットワークや提示デバイスを制御するプロトコルに依存しない普遍的な制御命令を用いて様々な再生制御やトリックプレー等を制御することができる。
(コンテンツサーバ用の機能別共通制御中継部の動作)
次に、機能別共通制御中継部34の一例として、コンテンツを提供するコンテンツサーバ用の機能別共通制御中継部の動作例について説明する。図10は、コンテンツサーバ用の機能別共通制御中継部の動作の一例を示す図である。
例えば、制御中継部の1つが、機能別共通制御中継部としてコンテンツ提供機能を持ったデバイス(コンテンツ提供デバイス)を制御する場合、コンテンツ提供デバイスに対するJavaインターフェースの設定例は、図10に示すようになる。
図10では、コンテンツ提供デバイスを表す機能別共通制御中継部のJavaインターフェース名を“MediaServerDevice”とする。“MediaServerDevice”は、コンテンツ提供デバイスが提供可能なコンテンツのURIの一覧(String[])を返す“getContentList()”、URI(String)で指定されたコンテンツの各種属性(String)を返す“getContentProperty()”、URI(String)で指定されたコンテンツのデータのストリーム(InputStream)を返す“getContent()”等の各メソッドを持つ。
なお、ここで示したJavaインターフェースやAPIは、あくまで一例であり、例えば、Javaのクラスとして設定したり、Java以外のプログラム言語のクラスとして設定したりしてもよく、また、例えばAPIの名前、種類、引数、返値は、目的とする機能を実現するのであれば異なる形式となっていてもよい。
これにより、各種ネットワークに接続されたコンテンツ提供デバイスを連携させるアプリケーションプログラムを、ネットワークやその制御プロトコルを意識せずに容易に記述することができる。具体的には、例えば機能別共通制御中継部が、コンテンツ提供デバイスを制御する機能をアプリケーションプログラムに提供することにより、コンテンツ提供デバイスの接続されたネットワークやコンテンツ提供デバイスを制御するプロトコルに依存しない普遍的な制御命令を用いて様々なコンテンツサーバの機能を制御することができる。
(HID用の機能別共通制御中継部の動作)
次に、機能別共通制御中継部34の一例として、HID(Human Interface Device)用の機能別共通制御中継部の動作例について説明する。図11は、HID用の機能別共通制御中継部の動作の一例を示す図である。
例えば、制御中継部の1つが、機能別共通制御中継部としてマンマシンインターフェースを担当する機能を有するデバイスを制御する場合、HIDに対するJavaインターフェースの設定例は、図11に示すようになる。
なお、図11において、HIDを表す機能別共通制御中継部のJavaインターフェース名を“HumanInterfaceDevice”とする。“HumanInterfaceDevice”は、HIDの入力機能の属性(String)を返す“getHIDProperty()”、HIDがボタン(キー)入力を受け付ける場合、ある瞬間に押されたボタン(キー)のキーコード(int)を取得する“getKey()”、HIDがポインティングデバイスである場合、ある瞬間のポインタの位置(X,Y座標の値)(int[])を返す“getPosition()”、HIDがボリュームつまみ等のスライダ入力等を持っている場合、ある瞬間のつまみの値(int)を返す“getValue()”等の各メソッドを持つ。
なお、ここで示したJavaインターフェースやAPIはあくまで一例であり、例えば、Javaのクラスとして設定したり、Java以外のプログラム言語のクラスとして設定したりしてもよく、APIの名前、種類、引数、返値は、目的とする機能を実現するのであれば異なる形式となっていてもよい。
これにより、各種ネットワークに接続されたHIDを連携させるアプリケーションプログラムを、ネットワークやその制御プロトコルを意識せずに容易に記述することができる。具体的には、機能別共通制御中継部が、HIDを制御する機能をアプリケーションプログラムに提供することによって、HIDの接続されたネットワークやHIDを制御するプロトコルに依存しない普遍的な制御命令を用いて様々なHIDを制御することができる。
上述したように、接続されるデバイスに対応して汎用処理として処理できるものは共通制御中継部のクラスを利用し、独自の専門的は機能を提供するデバイスに対しては、それぞれ必要に応じて専門的なクラスを共通制御中継部のクラスから継承して設定する。これにより、アプリケーションプログラムは、通信ネットワーク上に接続されているデバイスのネットワーク種別を意識せずに制御できるだけでなく、メモリ容量を節約できる効率的なプログラムアーキテクチャを実現できる。
このため、アプリケーションプログラム制作者は、ネットワークの違いやそれぞれの制御プロトコルを意識する必要がなく容易にアプリケーションプログラムを制作できるだけでなく、各ネットワークや制御プロトコル毎に別々の制御プログラムを記述する場合に比べてプログラム記述量を大幅に削減し、更にアプリケーションプログラムのデータ容量を小さくすることができる。そのため、データ伝送におけるアプリケーションプログラムに割り当てられた伝送帯域を節約することもできる。
また、今後新たなネットワークインターフェース(例えば、ネットワークZ)が登場した場合、ネットワークZ用のネットワーク送受信部を新たに備えた新バージョンの受信装置を作ることで、新たなネットワークに対応することが可能になるが、過去のバージョンの受信装置用に制作されたアプリケーションプログラムでも、アプリケーションプログラムと制御中継部の間のインターフェース(API)は変わらず、アプリケーションプログラムはネットワークに依存しない記述がされているため、新バージョンの受信装置でも動作可能となる。
また、各種ネットワークに接続された提示デバイスやコンテンツ提供デバイス、HIDを連携させるアプリケーションプログラムを、ネットワークやその制御プロトコルや対応するソフトウェアライブラリの仕様を意識せずに容易に記述することができる。
<本発明におけるデバイス制御装置を適用した例>
次に、本発明におけるデバイス制御装置を適用した実施形態について説明する。なお、以下に示す例では、デバイス制御装置を適用した放送コンテンツを受信する放送受信装置について説明するが、本発明の実施形態においては、これに限定されるものではない。また、図1に示すデバイス制御装置と同一構成部分には同一符号を付すこととし重複する説明を省略する。
図12は、本発明におけるデバイス制御装置を適用した放送受信装置の一例を示す図である。なお、放送受信装置100は、所定のコンテンツに含まれる映像音声信号やアプリケーションプログラムを再生してユーザ等に提示するものである。
図12に示す放送受信装置100は、放送受信部101と、蓄積部102と、多重分離部103と、映像・音声再生部104と、アプリケーションプログラム実行部105と、出力画像合成部106と、デバイス統括管理部13と、制御中継部14と、ネットワーク送受信部15とを有するよう構成されている。
図11に示すように、放送受信装置100において、放送受信部101は、例えばデジタル放送等で放送される放送信号の受信において、放送局等のコンテンツ提供者から配信されるコンテンツ110を受信する。また、放送受信部101は、放送信号を受信、復調し、誤り訂正等を行った結果として得られるコンテンツ110を多重分離部103又は蓄積部102に出力する。
また、ネットワーク送受信部15(35−1,35−2)は、通信ネットワーク22−1,22−2に接続され制御可能なデバイス23−1〜23−3とデータの送受信を行う他にコンテンツ111を受信する。受信したコンテンツ111は、多重分離部103又は蓄積部102に出力する。
ここで、放送受信又は通信ネットワークにより受信するコンテンツは、映像、音声、SI(Service Information:番組配列情報)等の様々な付加情報を記述したメタデータ、放送受信装置100で実行可能なアプリケーションプログラム等からなる。
なお、映像、音声コンテンツは、映像や音声のデータであって、例えばMPEG2等の符号化方式によって符号化されたデータである。また、メタデータは、例えば映像、音声コンテンツに関するSI等の各種情報やアプリケーションプログラムで利用する各種情報を含んでおり、例えばXML(Extensible Markup Language)等で記述されている。
また、アプリケーションプログラムは、例えばJavaベースの欧米及び日本の放送用アプリケーション規格であるARIB−J等によって記述されたJavaプログラムである。
蓄積部102は、デジタル放送等で放送される放送信号や通信ネットワーク22介して放送局等のコンテンツ提供者から配信されるコンテンツ110,111を蓄積する。
なお、蓄積部102は、半導体メモリ又はハードディスク等の記録媒体等である。また、蓄積部102は、受信したコンテンツを映像、音声、メタデータ、アプリケーションプログラム等のデータが多重されたまま蓄積してもよく、また例えば多重分離部103によって個々のデータに分離した状態で蓄積してもよい。
多重分離部103は、放送受信部101、ネットワーク送受信部15等で受信したコンテンツ又は蓄積部102に保存されているデータが多重された状態のコンテンツを入力として受け取り、多重されているデータを、映像・音声データ、メタデータ、アプリケーションプログラム等に分離する。
多重分離部103は、分離した映像・音声データを映像・音声再生部104に出力し、分離したアプリケーションプログラム及びメタデータは、アプリケーションプログラム実行部105に出力する。また、多重分離部103は、分離したデータを蓄積する場合、蓄積部102へ出力する。
映像・音声再生部104は、多重分離部103又は蓄積部102から得られる映像・音声データを再生する。ここで、再生された映像・音声は、出力画像合成部106を介してテレビモニタ等の表示装置21によってユーザに提示される。
出力画像合成部106は、映像・音声再生部104が再生する映像・音声及びアプリケーション実行部105が実行するアプリケーションプログラムの表示画面を受け取り、両者を合成して、その合成した結果等を表示装置21によって表示しユーザに提示する。
なお、図12において、通信ネットワーク22−1は、例えばIPネットワークとし、デバイス23−1及び23−2はIPネットワークにおけるデバイス連携プロトコルであるUPnP(Universal Plug and Play)に対応したデバイスとする。また、通信ネットワーク22−2は、例えばUSBのネットワークとし、デバイス23−3はUSB対応デバイスとする。
通信ネットワーク送受信部22−1,22−2は、制御対象の各デバイスに対応した制御プロトコルのデバイス検知の仕組みによって、例えば各デバイスが当該ネットワークに接続されたこと、接続が解除されたことを検知することや、各デバイスの各種状態の変化、例えば利用可能状態からビジー状態になったこと等を検知することもできる。
したがって、図12に示すような構成において、アプリケーションプログラム実行部105でアプリケーションプログラム31−1が起動することで、複数のデバイスをアプリケーションプログラムにより連携して制御することができ、更にコンテンツ等を放送信号や通信ネットワークを介して容易に取得することができる。
また、放送によるプッシュ型の配信を利用することによって、アプリケーションプログラムだけでなく、新たな機能に対応した機能別共通制御中継部や新たなネットワークプロトコルに対応したネットワーク送受信部等のソフトウェアライブラリにあたるプログラムを送ることで、ユーザ操作を必要とせずに、自動的に受信機の機能をアップデートすることも実現できる。
<その他の実施形態>
また、上述した本発明を適用することで、例えばARIB−Jアプリケーションから各種ネットワーク(例えば、IP、USB、Bluetooth等)にアクセスするためのパッケージを追加することができる。したがって、例えば宅内ネットワークのアクセス機能において、様々な機能を持ったデバイスの連携を行う場合、例えばレンダラー機能を持ったデバイスを用いてAVコンテンツの再生や、ARIB−Jコンテンツの提示を分担したり、メディアサーバ機能を持ったデバイスを用いて過去に放送されたコンテンツを関連映像として利用したり、HID機能を持ったデバイスを用いて新たな操作を可能にすることができる。
また、本発明では、IPネットワークの他にUSBやBluetooth等の受信装置が備える各種物理インターフェースを宅内ネットワークとして捉え、ARIB−Jアプリケーションからは機器の持つ機能が同じであればどんなネットワークに接続されていても同じように制御することができる。
上述したように本発明によれば、通信ネットワーク上に接続されるデバイスをネットワーク種別を意識せずに簡易に制御することができる。また、効率的なプログラムアーキテクチャを実現することができる。
具体的には、例えば放送コンテンツに含まれるアプリケーションプログラムを受信装置で動作させ、受信装置が接続された各種ネットワークを介して他のデバイスを制御して連動させるアプリケーションプログラムを制作する際、アプリケーションプログラムの記述にはネットワークの種類や各ネットワーク特有のプロトコルに依存したプログラム記述をする必要がない。
このため、アプリケーションプログラム制作者は、ネットワークの違いやそれぞれの制御プロトコルを意識する必要がなく、容易にアプリケーションプログラムを制作できるだけでなく、各ネットワークや制御プロトコル毎に別々の制御プログラムを記述する場合に比べてプログラム記述量を大幅に削減し、更にアプリケーションプログラムのデータ容量を小さくできる。そのため、コンテンツ伝送におけるアプリケーションプログラムに割り当てられた伝送帯域を節約することが可能となる。
また、今後新たなネットワークインターフェース(例えば、ネットワークZ)が登場した場合、ネットワークZに対応したネットワーク送受信部を新たに備えた新バージョンの受信装置を作ることで、新たなネットワークに対応することが可能になるが、過去のバージョンの受信装置用に制作されたアプリケーションプログラムでも、アプリケーションプログラムと制御中継部の間のインターフェースは変わらず、アプリケーションプログラムはネットワークに依存しない記述がされているため、新バージョンの受信装置でも動作可能となる。
また本発明によれば、各種ネットワークに接続された提示デバイス、コンテンツ提供デバイス、HIDを連携させるアプリケーションプログラムをネットワークやその制御プロトコルを意識せずに容易に記述することができる。
また本発明によれば、属するネットワークの種別や制御するためのプロトコル等の規格の異なる複数のデバイスに対して共通に使用できる制御命令のインターフェース(API)により、アプリケーションプログラムから呼び出す制御命令を全てのデバイスに対して共通のものを用意することになり、当該デバイスがどのネットワークに接続されていても、アプリケーションプログラムはネットワークやそのソフトウェアライブラリの仕様を意識しないで制御することが可能になる。
また、デバイスが予め設定されたデバイス種別の場合は、そのデバイス種別の機能に特化した高レベルな制御をネットワーク種別に依存せずに簡単に行わせることができる。更に、本発明の構成を用いることで、プログラムが有するメモリ領域を節約でき、効率的なプログラムアーキテクチャを実現できる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本実施形態におけるデバイス制御装置の概要構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるデバイスに含まれるサブデバイスの構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるデバイス制御処理が実現可能なハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施形態におけるデバイス統括管理部の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態における制御中継部の機能構成の一例を示す図である。 本実施形態における制御中継部の他の機能構成の一例を示す図である。 デバイス統括管理部をJavaのインターフェースとして設定した一例を示す図である。 制御中継部を実装する上でのJavaクラスおよびインターフェースの構成の一例を示す図である。 提示デバイス用の機能別共通制御中継部の動作の一例を示す図である。 コンテンツサーバ用の機能別共通制御中継部の動作の一例を示す図である。 HID用の機能別共通制御中継部の動作の一例を示す図である。 本発明におけるデバイス制御装置を適用した放送受信装置の一例を示す図である。
符号の説明
10 デバイス制御装置
11,105 アプリケーションプログラム実行部
12 出力画像生成部
13 デバイス統括管理部
14 制御中継部
15,31 ネットワーク送受信部
21 表示装置
22 通信ネットワーク
23 デバイス
24 サブデバイス
32 アプリケーションプログラム
33 共通制御中継部
34 機能別共通制御中継部
41 入力装置
42 出力装置
43 ドライブ装置
44 補助記憶装置
45 メモリ装置
46 CPU
47 ネットワーク接続装置
48 記録媒体
51 デバイス管理手段
52 デバイスリスト提供手段
53 デバイス検索手段
61 デバイス属性提供手段
62 デバイス状態変化通知手段
63 サブデバイスリスト提供手段
64 デバイス制御データ入出力手段
100 放送受信装置
101 放送受信部
102 蓄積部
103 多重分離部
104 映像・音声再生部
106 出力画像合成部
110,111 コンテンツ

Claims (10)

  1. 通信ネットワークを介して接続されるデバイスの各種ネットワークの種類毎にアプリケーションプログラムを用いて通信を行い、前記デバイスとのデータの送受信を制御するデバイス制御装置において、
    前記デバイスと通信を行い、各種ネットワークの種類毎に、前記デバイスの前記通信ネットワークへの接続の有無又は前記デバイスの状態変化を検出するネットワーク送受信部と、
    リアルタイムで受信したアプリケーション、又は予め蓄積された複数のアプリケーションプログラムのうち、前記デバイスに所定の処理を行わせるためのアプリケーションプログラムを選択して実行し、前記デバイスを制御するアプリケーションプログラム実行部と、
    前記ネットワーク送受部により得られる各種ネットワークを介して制御可能なデバイスを検知して、デバイスの種類に対応させて制御中継部をデバイス1つに対して1つ生成するデバイス管理手段と、前記制御中継部への参照情報をアプリケーションプログラムに提供するデバイスリスト提供手段とを備えたデバイス統括管理部とを有することを特徴とするデバイス制御装置。
  2. 前記デバイス統括管理部は、
    前記ネットワーク制御部を介して最新のデバイス接続状態を検索するデバイス検索手段を有することを特徴とする請求項1に記載のデバイス制御装置。
  3. 前記デバイスリスト提供手段は、
    新たな制御中継部が生成されるごとにアプリケーションプログラムに通知することで新たに検知したデバイスの制御中継部のみの参照情報を提供する機能と、
    アプリケーションプログラムからの要求に応じて生成済の全て又は一部の制御中継部への参照情報のリストを提供する機能の一方又は両方を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のデバイス制御装置。
  4. 前記制御中継部は、共通制御中継部として、
    何れかのネットワークに接続された制御可能なデバイスが検知された場合、デバイス属性を取得して前記アプリケーションプログラムに提供するデバイス属性提供手段と、
    制御対象のデバイスの状態変化を検知して、前記アプリケーションプログラムに通知するデバイス状態変化通知手段と、
    前記デバイスが階層的な機能構成となっている場合に、下の階層にある機能をサブデバイスとして制御するための子の制御中継部への参照情報を保持し、前記アプリケーションプログラムから要求がなされた場合、前記子の制御中継部への参照情報のリストを提供するサブデバイスリスト提供手段と、
    アプリケーションプログラムが前記デバイスに直接データを送受信する際、又は前記デバイス属性提供手段、前記デバイス状態変化通知手段、並びに前記サブデバイスリスト提供手段のうち少なくとも1つを制御する際に、前記デバイスに対して入出力されるデータを送受信するデバイス制御データ入出力手段とを有することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載のデバイス制御装置。
  5. 前記制御中継部は、機能別共通制御中継部として、
    前記デバイスが予め設定された複数のデバイス種別のうちの1つである場合、前記共通制御中継部が有する機能を全て引き継ぐと共に、前記デバイスの機能に特化した高レベルな制御を、前記デバイス制御データ入出力手段を用いた低レベルな制御の組み合わせとして行わせる1又は複数の制御命令とを有し、
    更に、アプリケーションプログラムが前記デバイスに直接データを送受信する際、又は前記デバイス属性提供手段、前記デバイス状態変化通知手段、並びに前記サブデバイスリスト提供手段のうち少なくとも1つを制御する際、又は前記機能別共通制御中継部が有する高レベルな制御命令を行う際に、前記デバイスに対して入出力されるデータを送受信するデバイス制御データ入出力手段を有することを特徴とする請求項4に記載のデバイス制御装置。
  6. 前記ネットワーク送受信部は、
    前記デバイスと通信を行い、各種ネットワークの種類毎に、前記デバイスの前記通信ネットワークへの接続の有無、又は前記デバイスの状態変化の検出を行うためのネットワークや制御するデバイスに依存したプロトコルを備えたソフトウェアライブラリと、
    前記制御中継部のデバイス制御データ入出力手段から、前記ネットワーク送受信部のライブラリを制御するためのインターフェースとして、その他全てのネットワーク送受信部と共通のインターフェースによって制御可能な機能とを有することを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載のデバイス制御装置。
  7. 前記機能別共通制御中継部は、
    デバイスが映像音声やアプリケーションプログラムの提示機能を有するデバイスである場合、アプリケーションプログラムから制御可能な、再生命令機能、停止命令機能、一時停止命令機能、シーク命令機能、早送り・早戻し再生命令機能、及びスロー再生命令機能のうち、少なくとも1つの機能を有することを特徴とする請求項5に記載のデバイス制御装置。
  8. 前記機能別共通制御中継部は、
    デバイスがコンテンツ提供機能を有するデバイスである場合、アプリケーションプログラムから制御可能な、デバイスが提供可能なコンテンツの一覧を返すコンテンツ一覧取得制御機能、各コンテンツの属性を返すコンテンツ属性取得制御機能、及び指定したコンテンツを取得することができるコンテンツ取得制御機能のうち、少なくとも1つの機能を有することを特徴とする請求項5に記載のデバイス制御装置。
  9. 前記機能別共通制御中継部は、
    デバイスがユーザからの入力を受け付ける機能を有するHID(Human Interface Device)である場合、アプリケーションプログラムから制御可能な、前記HIDの入力機能の属性を提供するHID属性取得制御機能、前記HIDがキー入力を受け付ける場合には入力キー取得制御機能、前記HIDがポインティングデバイスである場合にはポインタ位置取得制御機能、及び前記HIDがスライダ入力を受け付ける場合には値取得制御機能のうち、少なくとも1つの機能を有することを特徴とする請求項5に記載のデバイス制御装置。
  10. 前記請求項1乃至9に記載されたデバイス制御装置を備えた放送受信装置。
JP2007303126A 2007-11-22 2007-11-22 デバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置 Expired - Fee Related JP5011075B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007303126A JP5011075B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 デバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007303126A JP5011075B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 デバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009129170A true JP2009129170A (ja) 2009-06-11
JP5011075B2 JP5011075B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=40820022

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007303126A Expired - Fee Related JP5011075B2 (ja) 2007-11-22 2007-11-22 デバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5011075B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011166441A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> デジタル放送受信機、端末装置及びコンピュータプログラム
JP2012238943A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ホームネットワークにおけるアクセス制御方法およびこれを用いるホームゲートウェイ装置
JP2013200694A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Nec Corp 情報処理システム、情報処理方法、サーバ、その制御方法および制御プログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002056633A1 (fr) * 2001-01-15 2002-07-18 Sharp Kabushiki Kaisha Systeme de controle
JP2004094835A (ja) * 2002-09-04 2004-03-25 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 制御機器側プロトコル変換方法、制御機器側プロトコル変換装置、制御機器側プロトコル変換プログラムおよび被制御機器側プロトコル変換方法、被制御機器側プロトコル変換装置、被制御機器側プロトコル変換プログラム
JP2004538680A (ja) * 2001-05-03 2004-12-24 ミツビシ・ディジタル・エレクトロニクス・アメリカ・インコーポレイテッド 複数の入力デバイスからなるネットワークのための制御システムおよびユーザインタフェース

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002056633A1 (fr) * 2001-01-15 2002-07-18 Sharp Kabushiki Kaisha Systeme de controle
JP2004538680A (ja) * 2001-05-03 2004-12-24 ミツビシ・ディジタル・エレクトロニクス・アメリカ・インコーポレイテッド 複数の入力デバイスからなるネットワークのための制御システムおよびユーザインタフェース
JP2004094835A (ja) * 2002-09-04 2004-03-25 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 制御機器側プロトコル変換方法、制御機器側プロトコル変換装置、制御機器側プロトコル変換プログラムおよび被制御機器側プロトコル変換方法、被制御機器側プロトコル変換装置、被制御機器側プロトコル変換プログラム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011166441A (ja) * 2010-02-09 2011-08-25 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> デジタル放送受信機、端末装置及びコンピュータプログラム
JP2012238943A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ホームネットワークにおけるアクセス制御方法およびこれを用いるホームゲートウェイ装置
JP2013200694A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Nec Corp 情報処理システム、情報処理方法、サーバ、その制御方法および制御プログラム
US10218816B2 (en) 2012-03-23 2019-02-26 Nec Corporation Information processing system, information processing method, server, and control method and control program of server

Also Published As

Publication number Publication date
JP5011075B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8244829B2 (en) Data transmitting apparatus, data receiving apparatus, data transmitting method and data receiving method
JP4737250B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP5738469B2 (ja) 単一オペレーティングシステムに含まれる基本メディアプレイヤを用いてスマートサービス及びデジタルテレビサービスを提供するスマートセットトップボックス及びその駆動方法
US8880695B2 (en) Information processing apparatus and information processing method
US20160309237A1 (en) Method and apparatus for managing connection between broadcast receiving device and another device connected by network
US10554745B2 (en) Method and apparatus for managing connection between broadcasting reception device and another device which are connected through network
KR100643296B1 (ko) 웹 서비스 기술을 지원하는 a/v 네트워크에서 컨텐츠서비스 제공 방법 및 장치
US8954489B2 (en) Widget activation and communication method
WO2008005235A1 (en) Composition of local user interface with remotely generated user interface and media
US20080250461A1 (en) Multimedia data transmitting apparatus and multimedia data receiving apparatus
JP2011166441A (ja) デジタル放送受信機、端末装置及びコンピュータプログラム
MX2009000687A (es) Aparato de emision de informacion de contenido, aparato de recepcion de informacion de contenido, metodo de emision de informacion de contenido y metodo de recpcion de informacion de contenido.
KR100736030B1 (ko) A/v 네트워크 상의 컨텐츠를 수집하고 그 실행을제어하는 장치 및 방법
US7600045B2 (en) Information processor
JP5011075B2 (ja) デバイス制御装置及び該装置を備えた放送受信装置
KR20080076347A (ko) 디지털 방송의 미들웨어 표준이 다른 장치에서 상호서비스를 제공하는 장치 및 방법
JP2007053538A (ja) サーバおよびその制御方法、通信ネットワークシステム、サーバ制御プログラム、ならびに該プログラムが記録された記録媒体
US20070067456A1 (en) Method and apparatus for controlling network of shared resources
KR101482736B1 (ko) 녹화파일 리스트를 외부로 제공하는 방송수신장치,녹화파일 제공방법 및 녹화파일 제공 시스템
US20100088732A1 (en) Method and apparatus for using service based on objects for implementing different functions of service
WO2015072764A1 (ko) 네트워크 상에서 복수개의 기기 간 연결을 관리하는 방법 및 장치
KR101859766B1 (ko) UPnP를 이용하여 문서 컨텐츠를 디스플레이하는 시스템 및 방법
US20080320400A1 (en) String customization
CN113965785A (zh) 一种资源同步播放方法及显示设备
JP5204405B2 (ja) 分散されたステーションのネットワークでネットワーク加入者ステーション間のデータ接続を自動設定するための方法及びその方法を実行するためのユーザインターフェース機器としてのネットワーク加入者ステーション

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100310

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5011075

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees