JP2009127612A - ファンモータのベンチュリー構造 - Google Patents

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Shuji Maehara
修治 前原
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Abstract

【課題】ファンモータの空気吸い込み側付近に障害物がある場合、障害物に起因して発生する風切音などの騒音を低減化することができるファンモータのベンチュリー構造を提供する。
【解決手段】外枠2の内側に形成されるベンチュリー4に切欠を作る。例えば外枠2の厚さの40%程度の深さの切欠とする。吸い込み口付近に障害物があっても、吸い込み空気の一部は四隅のベンチュリーの切欠を通ってファン内に入るため、障害物とファンの周端との間に発生する渦は抑えられ、騒音が低減化する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ファンモータを障害物に接近して設けた場合、障害物に起因して発生する風切音などの騒音を低減化することができるファンモータのベンチュリー構造に関する。
図6は従来のベンチュリー構造を有するファンモータの側面断面図、図7は平面図である。薄形のアウターロータ形モータで、角形の外枠22に一体にベンチュリー24が形成されている。中央のハウジング31は4個のステー37により外枠22に支持された構造であり、外枠に一体に形成されている。ハウジング31に形成された孔に軸受用ハウジング34が固定され、その外周にコイル17およびヨーク33が取り付けられている。軸受用ハウジング34内に圧入された軸受32にシャフト25が回転可能に取り付けられている。シャフト25に固定されたロータ28の周面に7枚のファン29が植設されている。ファン29の周端はベンチュリー24の内壁面に対面するように配置され、回転するファン29によりベンチュリーの上面から空気を吸い込み、反対面に排出する。
ファンモータはフリーエアーであれば、設計された通りの性能を発揮する。しかしながら、実際は、高密度実装製品内に用いられる場合が多く、製品内筐体の配置制限から他の部品などの障害物の近くにファンモータの吸い込み口を設置しなければならないことがある。かかる場合、ファンモータの性能は本来持ち合わせている性能を発揮することはできないため、空気の取入構造の改良を施す必要がある。
その1つとして本件出願人は遮蔽物に接近してファン吸入口を設けた場合でも効率良く風を流すことができるものとして、ファンモータの側面から空気を吸入してファンモータの軸方向に排出するベンチュリー構造を提案している(特許文献1)。
この工夫はファンモータの能率を、機器に取り付ける位置にかかわらずできるだけ確保する場合に役立つものである。
特開2004−68711号公報
しかしながら、側面から吸入する構造を取らない場合、図8に示すようにファンモータ吸い込み側近傍に存在する障害物35により、ベンチュリーのファン(羽根)の先端部で渦36が発生し、風切音などの騒音が発生する。障害物35が存在することによってファンモータの性能がすこし低下することは否めないとしても、所定以下の静音性を保てないのは大きな障害となる。
本発明の目的は、ファンモータの空気吸い込み側付近に障害物がある場合、障害物に起因して発生する風切音などの騒音を低減化することができるファンモータのベンチュリー構造を提供することにある。
前記目的を達成するために本発明の請求項1は、四角形状の外枠の内側にベンチュリーを有し、該外枠の厚さと略同じ厚さのファンモータ部を前記ベンチュリー内に配置し、前記外枠の一面から空気を吸引し、他面から空気を排出する構造のファンモータにおいて、前記ベンチュリーの厚さを前記外枠の厚さより低くし、前記外枠の一面から入る空気の一部を前記低くしたベンチュリーの上面付近を経由させてベンチュリー内に吸引することを特徴とする。
本発明の請求項2は請求項1記載の発明において前記外枠の厚さを1とすると、前記外枠の空気吸い込み面から、外枠の厚さの0.2〜0.5の深さにベンチュリーを形成することを特徴とする。
上記構成によれば、ファンモータの吸い込み側に障害物が存在する場合でも、羽根の先端部とベンチュリーの間には渦が生じないため風切音などの騒音を低減できる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳しく説明する。
図1は本発明によるベンチュリー機構を有するファンモータの外枠の側面断面図、図2はその平面図である。
外枠筐体は四角形状の外枠2とその内側に形成された円柱空間形状を持つベンチュリー4より構成されている。外枠2の厚さをhとすると、ベンチュリー4の切欠4aは0.4hの深さになっている。この切欠の深さは実際にはhの20%〜50%の深さであり、障害物の対面する面積や接近の度合いによって切欠の深さを決定する。
外枠2の4隅の内側のベンチュリー4にネジを止め用のネジ孔3が設けられている。ベンチュリー4の下面から中央に向けて延出した4つのステー15はロータ,ステータなどを取り付けるための孔11aを有するハウジング11を支持している。外枠2,ステー15およびハウジング11は一体に構成されている。11bは基板下面からリード線を取り出すために確保された切欠である。
図3は本発明によるベンチュリー機構を適用したファンモータの側面断面図、図4はその平面図である。
モータドライバのIC回路などを搭載した基板10は中央に軸受用ハウジング14と嵌合するための孔が設けられている。
ハウジング11の孔11aと上記基板10の孔を合致させて基板10を搭載した状態で軸受用ハウジング14をハウジング11の孔11aに圧入固定される。軸受用ハウジング14の外周にヨーク13とコイル7よりなるステータが取り付けられている。
ロータ8を固定したシャフト5は軸受用ハウジング14に取り付けられた軸受12に回転可能に支持されている。ロータ8は内周面にマグネット6が取り付けられ、外周面にファン9が植設されている。
ファン9の周端は、ファンの高さの半分の位置がベンチュリー切欠4aの底部に向き合っている。すなわち、ファンの上半分がベンチュリー4の切欠4aの部分に入った状態となっている。したがって、外枠2の上側から入る空気の他に、4隅のベンチュリー切欠4aの底面付近まで空気の一部が移動し、ファン9の周端から入るようにもなる。
図5は本発明によるベンチュリー機構を適用したファンモータの付近に障害物を設けた斜視図である。
図8に示すように従来のファンモータに障害物を接近させた場合と同じ条件で障害物を設けた場合の例であり、風量を一定とした時の騒音を比較した。
従来品では42.3dBの大きさであるのに対し、本発明品では39.8dBの大きさとなり、2.5dB改善し、騒音を低減できた。
電子機器等の冷却に用いられる薄形ファンモータである。
本発明によるベンチュリー機構を有するファンモータの外枠の側面断面図である。 本発明によるベンチュリー機構を有するファンモータの外枠の平面図である。 本発明によるベンチュリー機構を適用したファンモータの側面断面図である。 本発明によるベンチュリー機構を適用したファンモータの平面図である。 本発明によるベンチュリー機構を適用したファンモータの付近に障害物を設けた斜視図である。 従来のベンチュリー構造を有するファンモータの側面断面図である。 従来のベンチュリー構造を有するファンモータの平面図である。 障害物に接近させたファンモータの1例を示す斜視図である。
符号の説明
1 ファンモータ
2 外枠
3 ネジ孔
4 ベンチュリー
5 シャフト
6 マグネット
7 コイル
8 ロータ
9 ファン
10 基板
11 ハウジング
12 軸受
13 ヨーク
14 軸受用ハウジング
15 ステー

Claims (2)

  1. 四角形状の外枠の内側にベンチュリーを有し、該外枠の厚さと略同じ厚さのファンモータ部を前記ベンチュリー内に配置し、前記外枠の一面から空気を吸引し、他面から空気を排出する構造のファンモータにおいて、
    前記ベンチュリーの厚さを前記外枠の厚さより低くし、前記外枠の一面から入る空気の一部を前記低くしたベンチュリーの上面付近を経由させてベンチュリー内に吸引することを特徴とするファンモータのベンチュリー構造。
  2. 前記外枠の厚さを1とすると、前記外枠の空気吸い込み面から、外枠の厚さの0.2〜0.5の深さにベンチュリーを形成することを特徴とする請求項1記載のファンモータのベンチュリー構造。
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