JP2009125360A - 高圧ゴムホースを用いたビル用消火栓設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】設置が容易あり、初期消火に適した簡易なビル用消火栓設備を提供すること。
【解決手段】ビル用消火栓設備1は、ビル20の各階に設置されている消火栓ユニット2と、ビル20の地下室に設置されている消火用水タンク3と、この消火用水タンク3に貯留されている消火用水を圧送するための圧送ユニット4と、この圧送ユニット4によって圧送される消火用水を各階の消火栓ユニット2に供給するための垂直圧送管5とを有している。垂直圧送管5には、15Mpa以上の耐圧特性を備えた高圧ゴムホースが用いられている。垂直圧送管5には、各階の消火栓ユニット2に対応する部位に分岐管6が接続されている。各階の消火栓ユニット2は、垂直圧送管5の分岐管6に後端が接続されている消火用ホース7と、この消火用ホース7の先端に取り付けられている放水ノズル8とを備えている。消火用ホース7にも高圧ゴムホースが用いられている。
【選択図】図1
【解決手段】ビル用消火栓設備1は、ビル20の各階に設置されている消火栓ユニット2と、ビル20の地下室に設置されている消火用水タンク3と、この消火用水タンク3に貯留されている消火用水を圧送するための圧送ユニット4と、この圧送ユニット4によって圧送される消火用水を各階の消火栓ユニット2に供給するための垂直圧送管5とを有している。垂直圧送管5には、15Mpa以上の耐圧特性を備えた高圧ゴムホースが用いられている。垂直圧送管5には、各階の消火栓ユニット2に対応する部位に分岐管6が接続されている。各階の消火栓ユニット2は、垂直圧送管5の分岐管6に後端が接続されている消火用ホース7と、この消火用ホース7の先端に取り付けられている放水ノズル8とを備えている。消火用ホース7にも高圧ゴムホースが用いられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、簡単かつ安価に設置でき、初期消火に適した操作が簡単なビル用消火栓設備に関する。
マンションやホテルなどのビルの屋内には、建物の内部に及んだ火災を消すための消火栓設備が設置されている。消火栓設備は、建物の地下に設けられた防火用水槽と、この防火用水槽から防火用水を汲み上げて圧送する消火栓ポンプと、汲み上げられた防火用水を各階毎に設置されている消火栓に送るための送水管と、消火栓に接続されている消防ホースと、消防ホースの先端に取り付けられている放水ノズルを有している。消火栓、消防ホースおよび放水ノズルは消火栓箱内に収められている。
火災が発生すると、消火栓箱から放水ノズルおよび消防ホースを取り出し、消防ホースを延焼場所まで延ばして、放水ノズルの開閉弁を開く。開弁動作に伴って消火栓ポンプが動作するので、放水が始まる。このような消火栓設備は特許文献1に記載されている。
特開2002−369893号公報
消火栓設備には、水源容量、放水圧力、放水量、送水管の強度などに関する基準が消防法施行規則等によって設けられている。例えば、放水ノズル先端における放水量が60リットル/分以上などと規定されている。また、送水管は合成樹脂製で消防庁長官が定める基準に適合するもの、などと規定されている。
これらの規格は、火災発生直後に行われる初期消火に対しては、十分過ぎるものである。例えば、てんぷら油に火がついた場合、火災発生直後であれば5リットル程度の水で鎮火させることができると言われている。また、ストーブが発火した場合でも10リットル程度の水で鎮火させることができるといわれている。従って、60リットル/分の放水量で初期消火を行うと、初期消火のために室内を水浸しにし、下階まで浸水させてしまうことがある。また、これらの基準を満たす消火栓設備を設置するためには、コストがかかる。さらに、防火用水槽の設置や送水管をビル内に敷設する作業が大変であり、既存のビル内に設置することは容易ではない。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、簡単かつ安価に設置でき、初期消火に適した操作が簡単なビル用消火栓設備を提案することにある。
上記の課題を解決するために、本発明のビル用消火栓設備は、ビルの各階に設置されている消火栓ユニットと、ビル内に設置されている消火用水タンクと、この消火用水タンクに貯留されている消火用水を圧送するための圧送ユニットと、前記圧送ユニットによって圧送される消火用水を各階の消火栓ユニットに供給するために、ビルの1階から最上階まで垂直に延びている垂直圧送管とを有し、この垂直圧送管には、高圧ゴムホースが用いられていることを特徴としている。
図1は、本発明を適用したビル用消火栓設備を示す概略構成図である。ビル20は、たとえば、地上150mの50階建てである。ビル用消火栓設備1は、ビル20の各階に設置されている消火栓ユニット2と、ビル20の地下室に設置されている消火用水タンク3と、この消火用水タンク3に貯留されている消火用水を圧送するための圧送ユニット4と、この圧送ユニット4によって圧送される消火用水を各階の消火栓ユニット2に供給するために、ビル20の地下から最上階までほぼ垂直に延びている垂直圧送管5とを有している。消化用水タンク3にはシスターンを取り付けておき、水源から水を補給して常に一定量の水量を確保しておくようにしてもよい。
この垂直圧送管5には、好ましくは、15Mpa以上の耐圧特性を備えた高圧ゴムホースが用いられている。この垂直圧送管5には例えば3cm直径程度のものを用いることができる。また、垂直圧送管5には、各階の消火栓ユニット2に対応する部位に分岐管(カプラ)6が接続されている。さらに、凍結防止用のオートマチックドレーン30を取り付けておくことが望ましい。
各階の消火栓ユニット2は、垂直圧送管5の分岐管6に後端が接続されている消火用ホース7と、この消火用ホース7の先端に取り付けられている放水ノズル8とを備えている。消火用ホース7にも高圧ゴムホースを用いることが望ましい。また、各階の消火栓ユニット2は、放水ノズル8が配置されている放水ノズル配置部9と、この放水ノズル配置部9から放水ノズル8が取り外されるとスタート信号を発信するスタートスイッチ10とを備えている。
ビル20の地下室に配置されている圧送ユニット4は、例えば、エンジン11、圧送ポンプ12および制御盤13を備えている。制御盤13は、各階のスタートスイッチ10からスタート信号を受け取ると、エンジン11を駆動して圧送ポンプ12によって消火用水の圧送を開始する。
例えば、圧送ポンプ12によって放水ノズル8から5〜10リットル/分の放水量が得られるようになっている。このため、垂直圧送管5は直径が約3cmの高圧ゴムホースが使用されている。また、放水ノズル8はピストル型をしており、グリップ部8bを握ることにより放水可能である。さらに、放水ノズル8の先には噴霧角度調整具8aが取り付けられており、噴霧角度を広狭に調整可能となっている。例えば、棒状に放水する噴霧角度が0度の状態A、約60度の角度範囲で噴霧する状態B、約120の角度範囲で噴霧する状態Cが選べるようになっている。
本発明のビル用消火栓設備では、圧送管、または、圧送管および消火用ホースに、高圧ゴムホースを用いている。高圧ゴムホースは、簡単に曲げることができるので、エレベータダクト、設備配管用ダクトなどにおける空きスペースを利用して簡単に敷設できる。したがって、既存のビルにも簡単に敷設できる。また、耐圧ゴムホースとして15Mpaの耐圧に耐えるものを用いれば、地上150mのビルの最上階まで消火用水を圧送可能である。特に、5〜10リットル/分の放水量でよい初期消火に適している。
さらに、放水ノズルを取り外すとスタート信号が発生するスタートスイッチを備えている場合には、放水開始のための開栓操作、開弁操作などが不要であるので、操作が簡単になる。
さらにまた、放水ノズルは噴霧角度が調整可能であるので、てんぷら油に引火した場合や、ストーブが発火した場合には、噴霧角度を調節して強力な霧を発生させることにより、火元を酸欠状態にして消火することができる。
1 消火栓設備
2 消火栓ユニット
3 消火用水タンク
4 圧送ユニット
5 垂直圧送管
6 分岐管
7 消火用ホース
8 放水ノズル
8a 噴霧角度調整具
8b グリップ部
9 放水ノズル配置部
10 スタートスイッチ
11 エンジン
12 圧送ポンプ
13 制御盤
20 ビル
2 消火栓ユニット
3 消火用水タンク
4 圧送ユニット
5 垂直圧送管
6 分岐管
7 消火用ホース
8 放水ノズル
8a 噴霧角度調整具
8b グリップ部
9 放水ノズル配置部
10 スタートスイッチ
11 エンジン
12 圧送ポンプ
13 制御盤
20 ビル
Claims (6)
- ビルの各階に設置されている消火栓ユニットと、
ビル内に設置されている消火用水タンクと、
この消火用水タンクに貯留されている消火用水を圧送するための圧送ユニットと、
前記圧送ユニットによって圧送される消火用水を各階の消火栓ユニットに供給するために、ビルの1階から最上階まで垂直に延びている垂直圧送管とを有し、
この垂直圧送管には、高圧ゴムホースが用いられていることを特徴とするビル用消火栓設備。 - 請求項1に記載のビル用消火栓設備において、
垂直圧送管には、各階の消火栓ユニットに対応する部位に分岐管が接続されており、
各階の消火栓ユニットは、垂直圧送管の分岐管に後端が接続されている消火用ホースと、この消火用ホースの先端に取り付けられている放水ノズルとを備えており、
消火用ホースには、高圧ゴムホースが用いられていることを特徴とするビル用消火栓設備。 - 請求項2に記載のビル用消火栓設備において、
各階の消火栓ユニットは、放水ノズルが配置されている放水ノズル配置部と、この放水ノズル配置部から放水ノズルが取り外されるとスタート信号を発信するスタートスイッチとを備えており、
圧送ユニットは、スタート信号を受け取ると消火用水の圧送を開始することを特徴とするビル用消火栓設備。 - 請求項1、2または3に記載のビル用消火栓設備において、
高圧ゴムホースは、15Mpa以上の耐圧性能を備えていることを特徴とするビル用消火栓設備。 - 請求項1ないし4のうちのいずれかの項に記載のビル用消火栓設備において、
放水ノズルからの放水量が5〜10リットル/分であることを特徴とするビル用消火栓設備。 - 請求項5に記載のビル用消火栓設備において、
放水ノズルは噴霧角度を調整可能であることを特徴とするビル用消火栓設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007304370A JP2009125360A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 高圧ゴムホースを用いたビル用消火栓設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007304370A JP2009125360A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 高圧ゴムホースを用いたビル用消火栓設備 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009125360A true JP2009125360A (ja) | 2009-06-11 |
Family
ID=40816859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007304370A Pending JP2009125360A (ja) | 2007-11-26 | 2007-11-26 | 高圧ゴムホースを用いたビル用消火栓設備 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009125360A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107246063A (zh) * | 2017-07-11 | 2017-10-13 | 佛山市领卓科技有限公司 | 一种建筑及其消防灭火方式 |
CN112587832A (zh) * | 2020-12-15 | 2021-04-02 | 重庆电子工程职业学院 | 一种高层外墙灭火系统 |
CN113694441A (zh) * | 2021-09-10 | 2021-11-26 | 深圳市鹏宸建筑安装工程有限公司 | 一种建筑节水型末端消防系统及其消防方法 |
-
2007
- 2007-11-26 JP JP2007304370A patent/JP2009125360A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN113694441A (zh) * | 2021-09-10 | 2021-11-26 | 深圳市鹏宸建筑安装工程有限公司 | 一种建筑节水型末端消防系统及其消防方法 |
CN113694441B (zh) * | 2021-09-10 | 2022-08-02 | 深圳市鹏宸建筑安装工程有限公司 | 一种建筑节水型末端消防系统及其消防方法 |
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