JP2009124571A - ネットワーク情報設定方法、ネットワーク情報設定システムおよびノード装置 - Google Patents

ネットワーク情報設定方法、ネットワーク情報設定システムおよびノード装置 Download PDF

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Abstract

【課題】人手に頼らずにネットワーク情報を自動設定するネットワーク情報設定方法を提供すること。
【解決手段】光IP網においてリンクを介して互いに通信可能に接続されたノード装置とその隣り合うノード装置とは、自ノード装置にケーブルが挿入されたことをトリガに(S102,S202)、自ノード装置に予め付与された(S101,S201)ノード識別子に基づいて、光IP網のサービスを行うためにリンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を自動払い出しするパラメータ生成ステップ(S103,S203)と、ノード装置とその隣り合うノード装置との間で、パラメータ情報を交換し、生成されたパラメータ情報と取得したパラメータ情報とを関連付けてネットワーク情報として設定するパラメータ交換ステップ(S104〜S106,S204〜S206)とを含んで実行することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、ネットワークに接続された複数のノード装置を用いたネットワークサービスを提供するために必要なネットワーク情報を設定するノード装置、そのノード装置を備えたネットワーク情報設定システム、およびそのネットワーク情報設定方法に関する。
従来、ノード装置を含む光IP(Internet Protocol)網において、ノード装置またはノード装置を管理するための管理装置のオペレータ(以下、単にオペレータという)は、各ノード装置を接続するリンクの設定内容をそれぞれのノード装置に登録する。そして、光IP網のネットワーク敷設/増設時に、予め登録されたデータリンクの設定内容(各種パラメータ情報)を管理するために、ノード装置に設定されたリンクの設定内容の確認等が行われている。パラメータ設定内容の確認や、パラメータ設定誤りのネゴシエーションを行うことによりネットワークサービス提供を可能とするリンク管理方式として、LMP(Link Management Protocol)が知られている(例えば、非特許文献1参照)。
J. Lang、"Link Management Protocol (LMP)"、[online]、2005年10月、RFC4204(Network Working Group Request for Comments:4204)、[平成19年10月22日検索]、インターネット<URL:http://www.ietf.org/rfc/rfc4204.txt>
しかしながら、非特許文献1に開示された現在の規定では、オペレータが事前に設定パラメータ内容を決定し、パラメータを事前に設定する必要がある。例えば、ネットワーク増設時には、増設したノード装置および当該ノード装置に接続されるノード装置に対して、2つのノード装置間に新設されるデータリンクをオペレータが設定(登録)する作業を行わなければならない。そのため、オペレータの負担が大きく、さらに人為的な登録ミスが生じる場合がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、人手に頼らずにネットワーク情報を自動設定するネットワーク情報設定方法、ネットワーク情報設定システムおよびノード装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1に記載のネットワーク情報設定方法は、ネットワークにおいてリンクを介して互いに通信可能に接続されたノード装置とその隣り合うノード装置とが前記リンクに関するネットワーク情報を設定する方法であって、前記ノード装置および前記隣り合うノード装置が、前記ネットワークのサービスを行うために前記リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を、記憶手段に予め保持した元となる情報に基づいて生成するパラメータ生成ステップと、前記ノード装置と前記隣り合うノード装置との間で、前記パラメータ情報を交換し、前記生成されたパラメータ情報と取得したパラメータ情報とを関連付けて前記ネットワーク情報として設定するパラメータ交換ステップとを含んで実行することを特徴とする。
かかる手順によれば、リンクを介して互いに通信可能に接続されているノード装置および隣り合うノード装置は、まず、リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報をそれぞれ自動的に払い出すことで生成し、次いで、生成したパラメータ情報を交換し、自ら生成したパラメータ情報(ローカル情報)と隣のノード装置のパラメータ情報(リモート情報)とを関連付けてリンクに関するネットワーク情報として設定する。ここで、パラメータを生成する際に、設定すべきパラメータ情報の元となる情報としては、ネットワークの中でノード装置を一意に識別するユニークなノード識別子とすることができる。また、ネットワークのサービスにリソースとして提供されるリンクがノード装置間で複数存在する場合に対応するように、ノード装置において各リンクを一意に識別するためにランダムな数値等のユニークな識別情報と、ネットワークの中でノード装置を一意に識別するノード識別子とを組み合わせることで、設定すべきパラメータ情報を生成することもできる。そして、本発明のネットワーク情報設定方法は、隣り合うノード装置間でパラメータ情報を交換するので、各ノード装置は、リンクに関してローカル情報とリモート情報とをすべて取得することができる。したがって、ネットワークのサービスを行うために必要なパラメータ情報をすべて設定することができる。
請求項2に記載のネットワーク情報設定方法は、請求項1に記載のネットワーク情報設定方法において、前記ノード装置および前記隣り合うノード装置の少なくとも一方が、自ノード装置で生成したパラメータ情報、および、自ノード装置の隣に配置されたノード装置から取得したパラメータ情報のうちの少なくとも一方を管理装置に通知する通知ステップをさらに実行することを特徴とする。
かかる手順によれば、ノード装置は、ネットワークのサービスを行うためにリンクに関するネットワーク情報を管理装置に自動送信するので、ノード装置または管理装置のオペレータの負担を軽減できる。ここで、隣り合った各ノード装置は、それぞれ生成したパラメータ情報(ローカル)については交換の前後いずれのタイミングで通知してもよい。また、各ノード装置は、それぞれ取得したパラメータ情報(リモート)を、生成したパラメータ情報(ローカル)と同時に通知してもよいし別のタイミングで通知してもよい。
請求項3に記載のネットワーク情報設定方法は、請求項1に記載のネットワーク情報設定方法において、前記パラメータ生成ステップが、前記ノード装置および前記隣り合うノード装置によって、自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガに、前記パラメータ情報を自動払い出しするものであり、前記パラメータ交換ステップが、前記ノード装置によって、前記隣り合うノード装置に対して、前記隣り合うノード装置で生成されたパラメータ情報の取得を要求するために、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を含むパラメータ交換要求を送信し、前記隣り合うノード装置によって、前記パラメータ交換要求を受信し、前記受信したパラメータ交換要求に含まれるパラメータ情報を自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納し、前記パラメータ交換要求に応じて、前記自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を前記ノード装置に返信し、前記ノード装置によって、前記パラメータ交換要求に応じて前記隣り合うノード装置から送信されたパラメータ情報を受信し、前記受信したパラメータ情報を自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納することを特徴とする。
かかる手順によれば、各ノード装置は、自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガにパラメータ情報を自動払い出しする。したがって、ネットワークのサービスを行うためにリンクの両端のノード装置に設定すべきパラメータ情報をプラグアンドプレイで自動設定することができる。ここで、自ノード装置にリンクが接続されたことを検出するタイミングは、ノード装置の動作中でも起動時でもよい。また、これにより、パラメータ情報を自動的に払い出す際に、例えば、インタフェースにケーブルが挿入された順番や、ケーブルを挿入するインタフェースに対応して割り当てられたスロット番号を、設定すべきパラメータ情報の元となる情報に組み合わせることも可能となる。
請求項4に記載のネットワーク情報設定方法は、請求項1または請求項2に記載のネットワーク情報設定方法において、前記パラメータ情報が、自ノード装置に接続される前記リンクのうち、監視用の制御信号、運用時の制御信号およびデータが流れるデータリンクを制御するための制御信号が流れる制御リンクに関する自ノード装置の属性情報を示すことを特徴とする。
かかる手順によれば、各ノード装置は、自ノード装置に接続された制御リンクに関する自ノード装置の属性情報を、ローカルなパラメータ情報として自動的に払い出し、ノード装置間で交換して関連付けて登録する。ここで、制御リンクに関する属性情報は、例えば、リンク名(IF Name)やチャネルに付与するアドレス(Address)等を示す。
請求項5に記載のネットワーク情報設定方法は、請求項4に記載のネットワーク情報設定方法において、前記制御リンクが、前記ノード装置と前記隣り合うノード装置との間で、運用側の制御リンクと予備側の制御リンクとからなる冗長構成を有し、前記パラメータ生成ステップが、前記パラメータ情報として、前記運用側の制御リンクに関する情報を生成するステップと、前記パラメータ情報として、前記予備側の制御リンクに関する情報を生成するステップとを含み、前記パラメータ交換ステップが、前記パラメータ情報として、前記運用側の制御リンクに関する情報を交換するステップと、前記パラメータ情報として、前記予備側の制御リンクに関する情報を交換するステップとを含むことを特徴とする。
かかる手順によれば、各ノード装置は、例えば、自ノード装置に先に接続された制御リンクを運用側の制御リンク、後から接続された制御リンクを予備側の制御リンクとして自ノード装置の属性情報をパラメータ情報として自動的に払い出し、ノード装置間で交換して関連付けて登録する。これによれば、制御リンクが冗長構成をとっていたとしても、ネットワークのサービスを行うために設定することが必要なパラメータ情報を自動的にすべて設定できる。ここで、運用側の制御リンクのパラメータ情報と、予備側の制御リンクのパラメータ情報とを交換するタイミングは個別であっても同時であってもよい。
請求項6に記載のネットワーク情報設定方法は、請求項5に記載のネットワーク情報設定方法において、前記パラメータ生成ステップが、前記生成した運用側および予備側の制御リンクに関する情報と関連付けて保持するために、前記パラメータ情報として、1つの論理チャネルの情報をさらに生成し、前記パラメータ交換ステップが、前記パラメータ情報として、前記論理チャネルの情報を交換するステップをさらに含むことを特徴とする。
かかる手順によれば、各ノード装置は、ノード装置間に物理的に接続された2つの制御リンクについて、制御リンクで構成される制御プレーンにおいて論理的に1つのリンクとみなしたパラメータ情報を自動的に払い出し、ノード装置間で交換して登録することができる。
請求項7に記載のネットワーク情報設定方法は、請求項1または請求項2に記載のネットワーク情報設定方法において、前記パラメータ情報が、自ノード装置に接続される前記リンクのうち、データが流れるデータリンクに関する自ノード装置の属性情報を示すことを特徴とする。
かかる手順によれば、各ノード装置は、自ノード装置に接続されたデータリンクに関する自ノード装置の属性情報を、ローカルなパラメータ情報として自動的に払い出し、ノード装置間で交換して関連付けて登録する。ここで、データリンクに関する属性情報は、例えば、リンク名(IF Name)、インタフェース種別(IF Type)、チャネルに付与するアドレス(Address)等を示す。
請求項8に記載のネットワーク情報設定方法は、請求項7に記載のネットワーク情報設定方法において、前記データリンクが、前記ノード装置と前記隣り合うノード装置との間で、複数のデータリンクを論理的に1つに束ねたリンクを示すバンドルリンクの構成を有し、前記パラメータ生成ステップが、前記パラメータ情報として、前記複数のデータリンクの情報を生成するステップと、前記パラメータ情報として、前記複数のデータリンクに関する情報と関連付けて保持するために前記バンドルリンクの情報を生成するステップとを含み、前記パラメータ交換ステップが、前記パラメータ情報として、前記複数のデータリンクに関する情報を交換するステップと、前記パラメータ情報として、前記バンドルリンクの情報を交換するステップとを含むことを特徴とする。
かかる手順によれば、各ノード装置は、ノード装置間に物理的に接続された複数のデータリンクをそれぞれ登録する。また、各ノード装置は、複数のデータリンクを論理的に1つに束ねたバンドルリンクとみなしたパラメータ情報を自動的に払い出し、ノード装置間で交換する。このバンドルリンクによれば、ノード装置間で、大容量のトラフィックを転送することが可能となる。
請求項9に記載のネットワーク情報設定システムは、ネットワークにおいてリンクを介して互いに通信可能に接続されたノード装置とその隣り合うノード装置とを備えるネットワーク情報設定システムであって、前記ノード装置および前記隣り合うノード装置が、自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガに、前記ネットワークのサービスを行うために前記リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を、記憶手段に予め保持した元となる情報に基づいて自動払い出しするパラメータ生成手段と、自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガに、前記ネットワークのサービスを行うために自ノード装置に設定することが必要なパラメータ情報を自動払い出しするパラメータ生成手段と、前記ノード装置と前記隣り合うノード装置との間で、前記パラメータ情報を交換し、前記生成されたパラメータ情報と取得したパラメータ情報とを関連付けて前記ネットワーク情報として設定するパラメータ交換手段と、を備え、前記ノード装置の前記パラメータ交換手段が、前記隣り合うノード装置に対して、前記隣り合うノード装置で生成されたパラメータ情報の取得を要求するために、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を含むパラメータ交換要求を送信するパラメータ交換要求送信手段と、前記パラメータ交換要求に応じて前記隣り合うノード装置から送信されたパラメータ情報を受信するパラメータ情報受信手段と、前記受信したパラメータ情報を、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する格納手段とを備え、前記隣り合うノード装置の前記パラメータ交換手段が、前記ノード装置から、前記パラメータ交換要求を受信するパラメータ交換要求受信手段と、前記受信したパラメータ交換要求に含まれるパラメータ情報を、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する格納手段と、前記パラメータ交換要求に応じて、前記自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を、前記ノード装置に送信するパラメータ情報送信手段とを備えることを特徴とする。
かかる構成によれば、ネットワーク情報設定システムにおいては、リンクを介して互いに通信可能に接続されているノード装置および隣り合うノード装置は、まず、リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を、自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガにそれぞれ自動的に払い出すことで生成し、次いで、生成したパラメータ情報を交換し、自ら生成したパラメータ情報と隣のノード装置のパラメータ情報とを関連付けてリンクに関するネットワーク情報として設定する。そして、各ノード装置は、隣り合うノード装置間でパラメータ情報を交換するので、リンクに関するローカル側およびリモート側のすべてのパラメータ情報を取得する。したがって、ネットワークのサービスを行うために必要なパラメータ情報をすべて設定できる。
請求項10に記載のノード装置は、ネットワークにおいてリンクを介して互いに通信可能に接続されたノード装置とその隣り合うノード装置とを備えるネットワーク情報設定システムにおけるノード装置であって、自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガに、前記ネットワークのサービスを行うために前記リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を、記憶手段に予め保持した元となる情報に基づいて自動払い出しするパラメータ生成手段と、自ノード装置とその隣り合うノード装置との間で、前記パラメータ情報を交換し、前記生成されたパラメータ情報と取得したパラメータ情報とを関連付けて前記ネットワーク情報として設定するパラメータ交換手段と、を備え、前記パラメータ交換手段が、隣に配置されたノード装置に対して、前記隣に配置されたノード装置で生成されたパラメータ情報の取得を要求するために、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を含むパラメータ交換要求を送信するパラメータ交換要求送信手段と、前記パラメータ交換要求に応じて前記隣に配置されたノード装置から送信されたパラメータ情報を受信するパラメータ情報受信手段と、前記受信したパラメータ情報を、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する格納手段とを備える構成、および、隣に配置されたノード装置から、前記パラメータ交換要求を受信するパラメータ交換要求受信手段と、前記受信したパラメータ交換要求に含まれるパラメータ情報を、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する格納手段と、前記パラメータ交換要求に応じて、前記自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を、前記隣に配置されたノード装置に送信するパラメータ情報送信手段とを備える構成のうちの少なくともいずれかであることを特徴とする。
かかる構成によれば、ノード装置は、隣のノード装置にリンクを介して接続されたときに、それをトリガに、リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を自動的に払い出し、次いで、生成したパラメータ情報を隣のノード装置と交換し、各ノード装置間のパラメータ情報を関連付けてリンクに関するネットワーク情報として設定する。したがって、ノード装置は、ローカル側およびリモート側のすべてのパラメータ情報を、ネットワークのサービスを行うために必要なパラメータ情報として設定できる。
本発明によれば、ノード装置は、人手に頼らずにネットワーク情報を自動設定することができる。そのため、ネットワーク内にノード装置が増設された場合に、そのノード装置を使用したサービス提供を行うために必要となる情報を自動設定できる。したがって、ノード装置間のリンクに関するネットワーク情報についてオペレータが事前にパラメータ設定を行う必要がなくサービス提供を開始することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明のネットワーク情報設定方法、ネットワーク情報設定システムおよびノード装置を実施するための最良の形態(以下「実施形態」という)について詳細に説明する。
[ネットワーク情報設定システムの全体構成の概要]
図1は、本発明の実施形態に係るネットワーク情報設定システムの構成図である。ネットワーク情報設定システム1は、ネットワークにおいてリンクを介して互いに通信可能に接続されたノード装置とその隣り合うノード装置とを備えている。図1に示すように、ネットワーク情報設定システム1は、例えば、マルチレイヤネットワークからなる光IP網100をベースとしており、複数のノード装置2(2a,2b,2c,2d)を備えている。本実施形態では、ネットワーク情報設定システム1は、ノード装置2に設定された情報を取得する管理装置3も備えている。図1において、ノード装置2や管理装置3の台数は特に限定されるものではない。なお、マルチレイヤネットワークは、異なる階層に属するノード装置が存在するネットワークである。
ノード装置2は、リンクに関するネットワーク情報を設定するものであり、例えば、光クロスコネクト(OXC:Optical Cross Connect)、ルータ、スイッチ等からなる装置である。ノード装置2は、複数のインタフェース4を有している。インタフェース4は、制御プレーンのためのリンク5(以下、制御リンク5という)や、データプレーンのためのリンク6(以下、データリンク6という)としてのケーブルが接続される。なお、インタフェース4の個数は特に限定されるものではない。
図1に示す例では、ノード装置2aとノード装置2bとの間、ノード装置2bとノード装置2cとの間、および、ノード装置2cとノード装置2dとの間には、制御リンク5とデータリンク6とがそれぞれ1本ずつ保持されている。つまり、ノード装置2aとノード装置2dとは、1台のノード装置2とだけ隣り合っている。また、ノード装置2bとノード装置2cとは、2台のノード装置2と隣り合っている。したがって、図1では、ノード装置2a,2dは、境界ノード装置、ノード装置2b,2cは中継ノード装置となっている。この場合、中継ノード装置の台数は限定されるものではない。また、制御リンク5とデータリンク6とを特に区別しない場合には単にリンクと呼ぶ。なお、リンクはノードとノードとの論理的な接続を指しており、物理的にはケーブル等がこれに相当する。
管理装置3は、各ノード装置2の図示しない制御チャネルおよび専用線を介して通信可能に接続されているものとする(図3参照)。なお、管理装置3をオフラインとし、必要なときに接続対象とするノード装置2に接続して使用するように構成してもよい(図1参照)。
ここで、制御プレーンとデータプレーンの具体例について図2を参照して説明する。図2は、図1に示した光IP網の制御プレーンとデータプレーンを説明するための説明図である。以下では、説明の都合上、図1において隣り合うノード装置2bとノード装置2cとを用いて説明し、特に区別しない場合には、ノード装置2と表記することとする。図2(a)に示すように、ノード装置2bと、ノード装置2cとの間に、2本の制御リンク5a,5bが接続されている。また、図2(a)では、制御プレーン200とデータプレーン300とを分けて説明するために、ノード装置2bと、ノード装置2cとの間に、さらに、8本のデータリンク6a〜6hが接続されている様子を模式的に示している。
このうち、制御プレーン200は、ノード装置2bと、ノード装置2cとの間の制御リンク5aや制御リンク5bにより構成されている。ノード装置2は、制御プレーン200として構成された制御ネットワークにて、ルーティングプロトコル、シグナリングプロトコル等によるデータプレーン300の制御機能の役割を果たすと共に、制御ネットワークの運用や監視を行う。したがって、ノード装置2b,2cは、制御リンク5a,5bの管理、例えば、制御リンク5a,5bのケーブルと物理的に接続されるインタフェースの管理をそれぞれ必要とする。ここで、ノード装置2は、制御リンクを1本ずつ管理してもよいが、図2(a)に示すように、冗長構成をとる場合には、2つの制御リンク5a,5bを論理的に1つにまとめて論理チャネル210として管理することができる。
データプレーン300は、ノード装置2bと、ノード装置2cとの間のデータリンク6a〜6hにより構成されている。ノード装置2は、データプレーン300として構成されたネットワークにて、パケット(データ)の転送を行う。したがって、ノード装置2b,2cは、データリンク6a〜6hの管理、例えば、データリンク6a〜6hのケーブルと物理的に接続されるインタフェースの管理をそれぞれ必要とする。ここで、ノード装置2は、データリンクを1本ずつ管理してもよいが、例えば、データリンク6a〜6dを論理的に1つに束ねて、図2(b)に示すように、バンドルリンク(Bundle Link)310を生成することができる。同様に、ノード装置2は、データリンク6e〜6hを論理的に1つに束ねて、図2(b)に示すように、バンドルリンク320を生成することができる。これによれば、データプレーン300において、大容量のトラフィックを転送できる。なお、1つに束ねるデータリンクの本数はこれに限定されず、例えば、8本のデータリンク6a〜6hを1つに束ねてもよい。
[ノード装置の構成]
図3は、図1に示したノード装置の一例を示す機能ブロック図である。ノード装置2は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、HDD(Hard Disk Drive)と、通信を行うためのNIC(Network Interface Card)等から構成されており、図3に示すように、ノード装置2は、入出力手段10と、記憶手段20と、パラメータ生成手段30と、パラメータ交換手段40と、通知手段50とを備えている。なお、ノード装置2は、ネットワーク毎に設けられてルーティング等の処理をそれぞれ独立して行う複数のインスタンス(図示しない)を備えていてもよい。また、ノード装置2は、自身が保持する複数のデータリンクを1つに束ねて管理するためのバンドル設定を行う機能を有しているものとする。
入出力手段10は、所定の情報を入出力するものであり、例えば、制御リンク5やデータリンク6としてのケーブルを差し込む複数のインタフェース4を備えている。
記憶手段20は、例えば、CPUによる演算処理等に利用されるRAMと、所定のプログラムを格納したROMと、各種データベース(DB)等を格納するHDDとを備える。本実施形態では、記憶手段20は、パラメータ記憶手段21を備えている。このパラメータ記憶手段21は、ノード装置2で生成されるパラメータ情報や隣り合ったノード装置から取得したパラメータ情報を登録するDBを記憶するものであり、一般的なハードディスクから構成される。
パラメータ情報とは、従来オペレータにより入力設定されていたリンクに関するネットワーク情報を指すものである。パラメータ情報は、リンクが制御リンク5であるのかデータリンク6であるのかという相違や、リンクの運用方法の相違によって、様々なパラメータを指す。パラメータ情報は、例えば、ケーブルで特定されるリンクに付与するリンク名(IF Name)や、ケーブルが挿入されるインタフェース(またはそのチャネル)に付与するアドレス(Address)等を示す。なお、データリンク6の属性情報としては、リンク名、Switching type、Encording type、最小帯域、最大帯域等が挙げられる。また、パラメータ情報には、複数のリンクを1つに束ねたものを総称するTE(Traffic Engineering)リンク情報も含まれる。なお、設定された後のパラメータ情報は、隣り合ったノード装置2間で対をなす構造を有することとなる。
パラメータ生成手段30は、ネットワークのサービスを行うためにリンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を、記憶手段20に予め保持した元となる情報に基づいて生成するものである。本実施形態では、パラメータ生成手段30は、自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガにパラメータ情報を自動払い出しを行う。つまり、パラメータ生成手段30は、インタフェース4にケーブルが挿入されたことを検出し、検出をトリガに、そのケーブルで特定されるパラメータ情報を自動生成し、パラメータ記憶手段21に格納されたDBに登録する。なお、インタフェース4にケーブルが挿入されたことを検出するタイミングは、動作中でも起動時でもよい。
また、本実施形態では、パラメータ生成手段30は、記憶手段20のROM等に予め保持したノード識別子に基づいてパラメータ情報を生成する(払い出しを行う)。その生成方法は、ノード識別子を活用すれば特に限定されるものではなく、インタフェース4にケーブルが挿入されたときに、生成した所定値と、ノード識別子(例えば「a」)とを組み合わせるランダム選択法でもよい。
ここで、所定値を生成する方法は、例えば、インタフェース4の個数より大きい値、例えば、「100」からランダムに選択してもよい。このとき、そのケーブルを識別する番号の数値が小さいものから優先的に選択するか、または、数値が大きいものから優先的に選択してもよい。また、所定値を生成する方法は、例えば、ケーブルを挿入するインタフェース4に対応して割り当てられたスロット番号の若い順に数値を「1,2,3,4」のように選択してもよい。また、インタフェース4にケーブルが挿入された順番に所定値(以前の番号に1を加算した値)を生成してもよい。具体的には、所定値「2」を生成した場合に、「2a」、「a2」、「a+2」、「a*2」などの単純な組み合わせのパラメータ情報を生成できる。このようなランダム選択方法は、そのアルゴリズムの実現が容易である。
さらに、所定の規則にしたがってパラメータ情報を生成することも可能である。例えば、ノード識別子が、1,2,…のような数値の場合に、その数値を変換する関数を予め用意してもよいし、その数値を入力値とした出力値を予めテーブル化した変換テーブルを用意してもよい。また、インタフェース4にケーブルが挿入された時刻情報を検出して所定値を生成してノード識別子と組み合わせてもよい。
パラメータ交換手段40は、自ノード装置2と隣り合うノード装置2との間で、パラメータ情報を交換し、生成されたパラメータ情報と、取得したパラメータ情報とを関連付けてネットワーク情報として設定するものである。本実施形態では、図3に示すように、パラメータ交換手段40は、パラメータ交換要求送信手段41と、パラメータ交換要求受信手段42と、格納手段43と、パラメータ情報送信手段44と、パラメータ情報受信手段45とを備えている。図3では、パラメータ情報を交換する際に必要な機能だけを強調するために、ノード装置2bに、パラメータ交換要求送信手段41と、格納手段43と、パラメータ情報受信手段45とを記載し、かつ、ノード装置2cに、パラメータ交換要求受信手段42と、格納手段43と、パラメータ情報送信手段44とを記載したが、各ノード装置2b、2cともパラメータ交換手段40の全要素を備えるものとする。
パラメータ交換要求送信手段41は、隣に配置されたノード装置2に対して、隣に配置されたノード装置2で生成されたパラメータ情報の取得を要求するために、自ノード装置2で自動払い出ししたパラメータ情報を含むパラメータ交換要求を送信するものである。
パラメータ交換要求受信手段42は、隣に配置されたノード装置2から、パラメータ交換要求を受信するものである。
格納手段43は、後記するパラメータ情報受信手段45で受信した隣のノード装置2のパラメータ情報を、自ノード装置2で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けてパラメータ記憶手段21に格納されたDBに登録する。
また、格納手段43は、パラメータ交換要求受信手段42で受信したパラメータ交換要求に含まれる隣のノード装置2のパラメータ情報を、自ノード装置2で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けてパラメータ記憶手段21に格納されたDBに登録する。
パラメータ情報送信手段44は、パラメータ交換要求受信手段42で受信したパラメータ交換要求に応じて、自ノード装置2で自動払い出ししたパラメータ情報を、要求先のノード装置2に送信するものである。
パラメータ情報受信手段45は、パラメータ交換要求に応じて隣に配置されたノード装置2から送信されたパラメータ情報を受信するものである。
通知手段50は、自ノード装置2で生成したパラメータ情報、および、自ノード装置2の隣に配置されたノード装置2から取得したパラメータ情報のうちの少なくとも一方を管理装置3に通知するものである。本実施形態では、管理装置3が、各ノード装置2b、2cでパラメータ情報を交換した後で設定される全情報を収集できるのであれば、ノード装置2b、2cのいずれがどのタイミングで通知してもよいものとしている。なお、後記する動作の説明においてタイミングを例示する。
なお、前記したパラメータ生成手段30、パラメータ交換手段40および通知手段50は、CPUが記憶手段のHDD等に格納された所定のプログラムをRAMに展開して実行することにより実現されるものである。
<管理装置>
管理装置3は、例えば、一般的なパーソナルコンピュータやサーバ装置等から構成される。管理装置3は、その機能として、図3に示すように、ノード装置2から送信されるパラメータ情報を受信するパラメータ情報受信手段61と、受信したパラメータ情報を記憶手段63に格納する格納手段62と、パラメータ情報を登録するDBを記憶する記憶手段63とを備えている。なお、管理装置3ごとに、収集機能を分担して割り当ててパラメータ情報を収集するようにしてもよい。
以下では、ノード装置2によるパラメータ情報の自動生成動作および交換動作について、制御プレーン(制御リンク5に関する情報)を第1実施形態、データプレーン(データリンクに関する情報)を第2実施形態として分けて、図4ないし図10を順次参照(適宜図1ないし図3を参照)しつつ説明することとする。
(第1実施形態)
第1実施形態においては、パラメータ情報は、自ノード装置に接続される制御リンク5に関する自ノード装置の属性情報を示す。なお、制御リンク5は、データが流れるデータリンクを制御するための制御信号が流れるリンクである。
<1つの制御リンクに関するパラメータ設定>
図4は、本発明の第1実施形態に係る処理の流れ(その1)を示すシーケンス図である。事前に、ノード装置2bは、ノード識別子を付与されている(ステップS101)。これにより、光IP網100において各ノード装置2は一意に特定が可能となっている。まず、ノード装置2bで保持する制御プレーンのための運用側(Active側)のリンク(制御リンク5の1つ)のために敷設されたケーブルが、運用側の制御リンク5のチャネルに対応したインタフェース4に挿入される(ステップS102)。そして、ノード装置2bは、インタフェース4にケーブルが挿入されたことをトリガに、パラメータ生成手段30により、パラメータ情報を自動生成し、パラメータ記憶手段21のDBに登録して保持する(ステップS103)。ここで生成されるパラメータ情報は、例えば、Link Up Portへのリンク名やAddress等である。
ステップS103において、割当てられるパラメータ情報は、制御プレーンを構築するために必要なパラメータであり、運用側の制御リンク5に付与するリンク名(IF Name)やチャネルに付与するアドレス(Address)等の属性情報である。また、この際に払い出されたアドレス(Address)は、光IP網100に一意なノード識別子と合わせて管理されるため、このアドレス(Address)自体も光IP網100にてユニークなものとなる。なお、ノード装置2bが払い出すアドレス(Address)範囲を事前にノード装置2bに対し設定保持させることも可能である。この場合も、光IP網100において制御リンク5に割り振られたアドレスをユニークなものとすることができる。
同様に、ノード装置2bの隣り合ったノードであるノード装置2cも、ノード識別子を事前に付与されており(ステップS201)、ノード装置2cで保持する運用側の制御リンク5のために敷設されたケーブルが、対応するインタフェース4に挿入され(ステップS202)、ノード装置2cは、インタフェース4にケーブルが挿入されたことをトリガに、パラメータ生成手段30により、運用側の制御リンク5に付与するリンク名やAddressを自動生成し、パラメータ記憶手段21のDBに登録してパラメータ情報として保持する(ステップS203)。
次に、ノード装置2bは、隣りあったノード装置2cのパラメータ情報を取得するために、パラメータ交換手段40のパラメータ交換要求送信手段41によって、自身(ノード装置2b)が生成して設定したパラメータ情報(Address情報等)を含めたパラメータ交換要求情報をノード装置2cへ送信する(ステップS104)。つまり、パラメータ情報の交換を要求する。これにより、ノード装置2cは、パラメータ交換要求受信手段42によって、ノード装置2bから送信されたパラメータ交換要求情報を受信する(ステップS204)。そして、ノード装置2cは、格納手段43により、受信したパラメータ交換要求情報に含まれるノード装置2bのパラメータ情報(ノード装置2cにとっての隣接パラメータ情報)をパラメータ記憶手段21のDBに登録して保持する(ステップS205)。また、ノード装置2cは、パラメータ記憶手段21のDBから、自身(ノード装置2c)が生成して設定されたパラメータ情報(Address情報等)を読み出し、パラメータ情報送信手段44によって、読み出したパラメータ情報をノード装置2bへ送信する(ステップS206)。これにより、ノード装置2bは、パラメータ情報受信手段45によって、ノード装置2cが送信したパラメータ情報(ノード装置2bにとっての隣接パラメータ情報)を受信し(ステップS105)、格納手段43によって、受信した隣接パラメータ情報を、パラメータ記憶手段21のDBに登録して保持する(ステップS106)。
なお、ノード装置2bは、ステップS106の前後またはそれと並行して、通知手段50によって、自ら生成したパラメータ情報と取得した隣接パラメータ情報とを管理装置3に対して通知することが可能である。同様に、ノード装置2cも、ステップS206の前後または並行して、通知手段50によって、自ら生成したパラメータ情報と取得した隣接パラメータ情報とを管理装置3に対して通知することができる。この場合、管理装置3は、パラメータ情報受信手段61によって、パラメータ情報を受信し、格納手段62によって、受信したパラメータ情報を、記憶手段63のDBに登録し、各ノード装置2に付与されたノード識別子と関連付けて保持することが可能である。
なお、また、ノード装置2b、2cのネットワーク情報設定に関する処理については、一般的なコンピュータに、前記した各ステップを実行させるプログラム(ネットワーク情報設定プログラム)をそれぞれが実行することで実現することもできる。これらのプログラムは、通信回線を介して配布することも可能であるし、CD−ROM等の記録媒体に書き込んで配布することも可能である。
<複数の制御リンクに関するパラメータ設定>
次に、制御リンク5が、隣り合うノード装置間で、運用側の制御リンクと予備側の制御リンクとからなる冗長構成を有している場合について説明する。冗長構成になっている場合には、運用側の制御チャネルは、図4を参照して説明したように設定される。したがって、予備側の制御チャネルも同様に設定される。これにより、単純な冗長構成についての複数の制御チャネルの設定ができる。さらに、冗長構成をとる制御プレーンにおいては、ネットワークの安定運用のために、運用側と予備側(Standby側)の制御チャネルを論理的に束ねて論理チャネルを用いて運用管理することがある。そこで、ここでは、ノード装置2のパラメータ生成手段30が、生成した運用側および予備側の制御リンクに関する情報と関連付けて保持するために、パラメータ情報として、1つの論理チャネルの情報をさらに生成することとする。そして、パラメータ交換手段40は、運用側および予備側の制御リンクに関する情報を交換した後で、論理チャネルの情報も交換し、ノード装置2のDBにおいて、交換により取得した論理チャネルの情報を、自ら生成した論理チャネルの情報に関連付けることとする。以下、その流れについて図5を参照して説明する。
図5は、本発明の第1実施形態に係る処理の流れ(その2)を示すシーケンス図である。前記した図4のシーケンスの処理に引き続いて、ノード装置2bは、ノード装置2bで保持する制御プレーンのための予備側のリンク(制御リンク5の1つ)のために敷設されたケーブルが、予備側の制御リンク5のチャネルに対応したインタフェース4に挿入されたことをトリガに、パラメータ生成手段30により、予備側の制御リンク5に付与するリンク名やAddressを自動生成し、パラメータ記憶手段21のDBに登録してパラメータ情報として保持する(ステップS107)。
同様に、ノード装置2cは、ノード装置2cで保持する予備側の制御リンク5のために敷設されたケーブルが、予備側の制御リンク5のチャネルに対応したインタフェース4に挿入されたことをトリガに、パラメータ生成手段30により、予備側の制御リンク5に付与するリンク名やAddressを自動生成し、パラメータ記憶手段21のDBに登録してパラメータ情報として保持する(ステップS207)。
以下、ノード装置2b、2cが実行する処理のうち、ステップS108〜S110およびステップS208〜S210の各処理は、パラメータ情報が予備側の制御リンク5に関するものであることを除いて、図4に示したステップS104〜S106およびステップS204〜S206の各処理と同様なパラメータ交換動作を示すものなので説明を省略する。
S110およびステップS210の処理に続いて、ノード装置2b、2cは、制御プレーンを構成する運用側制御チャネルと予備側制御チャネルとを束ねた論理チャネルにて制御プレーンの運用管理を行うために、パラメータ生成手段30により、パラメータ情報として、論理チャネルのためのパラメータをそれぞれ生成する(ステップS111、ステップS211)。このとき、ノード装置2b、2cは、パラメータ記憶手段21のDBにおいて、運用側および予備側制御チャネルに論理チャネルをマッピングして保持する。ここで、マッピングとは、論理チャネルのパラメータ情報(オブジェクト)を、運用側および予備側制御チャネルのパラメータ情報を登録したデータベースに格納可能な単純な値のグループに変換すること(Object Relational Mapping)を示す。なお、論理チャネルのためのパラメータ情報は、論理リンクアドレス等(以下、Logical IFという)を示す。
以下、ノード装置2b、2cが実行する処理のうち、ステップS112〜S114およびステップS212〜S214の各処理は、パラメータ情報が論理チャネル(Logical IF)に関するものであることを除いて、図4に示したステップS104〜S106およびステップS204〜S206の各処理と同様なパラメータ交換動作を示すものなので説明を省略する。なお、図5では、隣のノードから取得して自ノードのDBに格納する論理チャネル(Logical IF)の情報については、「Remote」と表記した。
このパラメータ交換動作において、ノード装置2cは、論理チャネルのためのパラメータをDBに登録する際には、それ以前に登録したノード装置2bの運用側チャネルまたは予備側チャネルのためのパラメータ情報を関連付けることとする。また、ノード装置2bは、格納手段43により、以前取得したノード装置2cの運用側または予備側制御チャネルのパラメータと関連付けて、論理チャネルのパラメータ情報を格納する。
S114およびステップS214の処理に続いて、ノード装置2b、2cは、格納した予備側チャネルのパラメータと論理チャネル(Logical IF)のパラメータ情報(またはいずれか一方)を、通知手段50により、管理装置3に対し送信することが可能である(ステップS115,S215)。この場合、管理装置3は、パラメータ情報受信手段61によって、予備側チャネルのパラメータと論理チャネル(Logical IF)のパラメータ情報(またはいずれか一方)を受信し(ステップS301)、格納手段62によって、受信したパラメータ情報を、記憶手段63のDBに登録し(ステップS302)、各ノード装置2に付与されたノード識別子と関連付けて保持することが可能である。
<パラメータ情報の交換の具体例>
図6は、制御リンクのパラメータ情報の交換の具体例を示す説明図である。(a)は隣り合った2つのノード装置2b、2c、(b)および(d)はノード装置2bに登録された設定内容の経時経過の一例、(c)および(e)はノード装置2cに登録された設定内容の経時経過の一例をそれぞれ示している。ここでは、図6(a)に示すように、双方のノード装置2は3個ずつのインタフェース4を有し、これらを区別するために、ノード装置2bのインタフェースを601,602,603と表記し、ノード装置2cのインタフェースを604,605,606と表記することとする。また、双方のノード装置2は2本の制御リンクを有し、これらを区別するために、インタフェース601,604に接続された制御リンクを611と表記し、インタフェース602,605に接続された制御リンクを612と表記する。なお、図6(a)では説明上、制御リンクとインタフェースとの間を空けて示したが、実際には接続されている。
図6(b)に示すように、ノード装置2bは、DBにおいて、制御チャネルおよび論理チャネルに対するパラメータ情報として、ローカルインタフェースID(以下、Lbと表記する)の項目と、リモートインタフェースID(以下、Rbと表記する)の項目とを有している。同様に、図6(c)に示すように、ノード装置2cは、DBにおいて、制御チャネルおよび論理チャネルに対するパラメータ情報として、ローカルインタフェースID(以下、Lcと表記する)の項目と、リモートインタフェースID(以下、Rcと表記する)の項目とを有している。
ノード装置2bは、制御リンク611に接続された運用側のインタフェース(IF)601に対して、パラメータ情報「m」を生成し、図6(b)に示すように、DBのLbの項目に登録する。そして、図6(a)に示すように、ノード装置2bは、当該制御リンク611を介して、パラメータ情報「m」を要求メッセージ621に含めてノード装置2cに送信する。また、ノード装置2bは、制御リンク612に接続された予備側のIF602に対して、パラメータ情報「p」を生成し、同様にノード装置2cに送信する。一方、ノード装置2cは、制御リンク611に接続された運用側のインタフェース(IF)604に対して、パラメータ情報「n」を生成し、図6(c)に示すように、DBのLcの項目に登録する。また、ノード装置2cは、制御リンク612に接続された予備側のIF605に対して、パラメータ情報「q」を生成し、同様に登録する。
そして、ノード装置2cは、図6(a)に示すように、要求メッセージ621に含まれるパラメータ情報「m」を、当該制御リンク611を介してIF604で受信し、受信したパラメータ情報「m」を、図6(e)に示すように、DBのRcの項目に登録する。また、ノード装置2cは、パラメータ情報「p」を、制御リンク612を介してIF605で受信し、受信したパラメータ情報「p」を、図6(e)に示すように、DBのRcの項目に登録する。また、ノード装置2cは、図6(a)に示すように、IF604で受信した要求メッセージ621に応答してDBのLcの項目から読み出したパラメータ情報「n」622をノード装置2bに送信する。また、IF605で受信した要求メッセージに応答してDBのLcの項目から読み出したパラメータ情報「q」をノード装置2bに送信する。
そして、ノード装置2bは、図6(a)に示すように、パラメータ情報「n」622をIF601で受信し、受信したパラメータ情報「n」を、図6(d)に示すように、DBのRbの項目に登録する。また、ノード装置2bは、パラメータ情報「q」をIF602で受信し、受信したパラメータ情報「q」を、図6(d)に示すように、DBのRbの項目に登録する。これにより、図6(d)に示す制御チャネルの設定内容と、図6(e)に示す制御チャネルの設定内容とは、ローカルインタフェースIDおよびリモートインタフェースIDに関して対称に配置されることとなる。なお、この例では、後記する論理チャネルのパラメータ交換を前提としたため、運用側および予備側を一度に交換するものとして説明したが、図4および図5のシーケンスを連続して行うことにより、運用側のパラメータ交換を行ってから、予備側のパラメータ交換を行うこともできる。
続いて、ノード装置2bは、運用側の制御チャネルと予備側の制御チャネルとを束ねた論理チャネルに対して、パラメータ情報「V」を生成し、生成したパラメータ情報「V」を、図6(d)に示すように、運用側の制御チャネルおよび予備側の制御チャネルに対してマッピングする(関連付ける)。同様に、ノード装置2cは、運用側の制御チャネルと予備側の制御チャネルとを束ねた論理チャネルに対して、パラメータ情報「W」を生成し、生成したパラメータ情報「W」を、図6(e)に示すように、運用側の制御チャネルおよび予備側の制御チャネルに対してマッピングする(関連付ける)。さらに、ノード装置2b、2cが論理チャネルに対してそれぞれ生成したパラメータ情報「V」と「W」は、前記した手順と同様にして交換される。つまり、図6(d)のRbに「W」が登録され、図6(e)のRcに「V」が登録されることになる。なお、要求メッセージやその応答メッセージの送受信は、制御リンク611,612のいずれを用いてもよい。これにより、ノード装置2b、2cの論理チャネルの各設定内容も、ローカルインタフェースIDおよびリモートインタフェースIDに関して対称に配置されることとなる(図示は省略する)。
<3台のノード装置によるパラメータ情報の交換の具体例>
図7は、両隣のノード装置との間のパラメータ情報の交換の具体例を示す説明図である。ここでは、3台のノード装置2a,2b,2cを想定する。ノード装置2a,2b間では、ノード装置2aのインタフェース4a(4)と、ノード装置2bのインタフェース4b(4)とは、制御リンク5a(5)で接続される。また、ノード装置2b、2c間では、ノード装置2bのインタフェース4c(4)と、ノード装置2cのインタフェース4d(4)とは、制御リンク5b(5)で接続される。
このうち、ノード装置2b、2c間におけるパラメータ情報の交換は、図4のシーケンス図で説明したものと同様なので同一の工程に同一の符号を付している。これにより、ノード装置2bのパラメータ記憶手段21b(21)のDBには、ノード装置2b、2c間の設定パラメータとして、「b2」、「c1」が順次登録される。同様に、ノード装置2cのパラメータ記憶手段21c(21)のDBには、ノード装置2b、2c間の設定パラメータとして、「c1」、「b2」が順次登録される。
ノード装置2a,2b間においても同様にパラメータ情報が交換される。つまり、図7に示すノード装置2a,2b間のステップS71〜ステップS76の各処理は、ノード装置2b、2c間のステップS103、S203、S104、S204およびS205、S206、S105およびS106の各処理に対応している。したがって、詳細な説明は省略する。これにより、ノード装置2aのパラメータ記憶手段21a(21)のDBには、ノード装置2a,2b間の設定パラメータとして、「a1」、「b1」が順次登録される。同様に、ノード装置2bのパラメータ記憶手段21b(21)のDBには、ノード装置2a,2b間の設定パラメータとして、「b1」、「a1」が順次登録される。
その結果、両隣のノード装置との間でパラメータ情報の交換を行ったノード装置2bは、パラメータ記憶手段21b(21)のDBに、制御リンク5a(5)、制御リンク5b(5)に対応した設定パラメータ情報を独立に保有することとなる。なお、ノード装置2a,2b間に、さらに別の制御リンク5が接続された場合には、その制御リンクは、ノード装置2a,2b間の予備側の制御リンクとして機能させるので、制御リンク5a(5)と共に関連付けてDBに登録される。
第1実施形態によれば、ノード装置2は、制御プレーンを構成するための運用側チャネル、予備側チャネル、または、それらを束ねた安定運用のための論理チャネルについて自立的にパラメータ情報を設定できる。したがって、サービス提供のため制御メッセージを交換するための制御プレーンを構築することが可能となる。また、ノード装置2がパラメータ情報を自動設定することから、オペレータによる設定を不要にすることができる。その結果、オペレータによる初期登録ミスや修正時の登録ミスを防止できると共に、ノード装置2や管理装置3のオペレータの負担が軽減される。
(第2実施形態)
第2実施形態においては、パラメータ情報は、自ノード装置に接続されるデータリンク6に関する自ノード装置の属性情報を示す。これらは、データプレーンを構築するために必要なパラメータであり、具体的には、アドレスやインタフェース種別等の属性情報である。
<1つのデータリンクに関するパラメータ設定>
図8は、本発明の第2実施形態に係る処理の流れ(その1)を示すシーケンス図である。事前に、ノード装置2bは、ノード識別子を付与されている。これにより、光IP網100において各ノード装置2は一意に特定が可能となっている。まず、ノード装置2bで保持するデータプレーンを構成するためのデータリンク6のために敷設されたケーブルが、データリンク6のチャネルに対応したインタフェース4に挿入される(ステップS401)。そして、ノード装置2bは、インタフェース4にケーブルが挿入されたことをトリガに、パラメータ生成手段30により、パラメータ情報を自動生成し、パラメータ記憶手段21のDBに登録して保持する(ステップS402)。
ステップS402において、割当てられるパラメータ情報は、データプレーンを構築するために必要なパラメータであり、データリンク6に付与するリンク名(IF Name)、インタフェース種別(IF Type)、アドレス(Address)等の属性情報である。また、この際に払い出されたAddressは、光IP網100に一意なノード装置の識別子と合わせて管理されるため、このAddressも光IP網100にてユニークなものとなる。なお、ノード装置が払い出すAddress範囲を事前にノード装置に対し設定保持させることも可能である。この場合も、光IP網100においてデータリンク6に割り振られたアドレスをユニークなものとすることができる。
同様に、ノード装置2cも、ノード識別子を事前に付与されており、ノード装置2cで保持するデータプレーンを構成するためのデータリンク6のために敷設されたケーブルが、対応するインタフェース4に挿入され(ステップS501)、ノード装置2cは、インタフェース4にケーブルが挿入されたことをトリガに、パラメータ生成手段30により、データリンク6に付与するパラメータ情報を自動生成し、パラメータ記憶手段21のDBに登録して保持する(ステップS502)。
以下、ノード装置2b、2cが実行する、ステップS403〜S406およびステップS503〜S506の各処理、ならびに、管理装置3が実行するステップS601,S602は、パラメータ情報がデータリンク6に関するものであることを除いて、図5に示したステップS112〜S115およびステップS212〜S215ならびに、管理装置3が実行するステップS301,S302の各処理と同様なパラメータ交換動作を示すものなので説明を省略する。なお、図8では、隣のノードから受信および自ノードのDBに格納するデータリンク(Data link)の情報については、「Remote」と表記した。また、ノード装置2が複数のデータリンク6を保持する場合には、前記した作業をデータリンクの本数分だけ実行すればよい。
<バンドルリンクに関するパラメータ設定>
データリンク6が、隣り合うノード装置2間で、複数のデータリンク6を論理的に1つに束ねたリンクを示すバンドルリンクの構成を有している場合について説明する。各データリンク6については、図8を参照して説明したように、設定される。さらに、ここでは、ノード装置2のパラメータ生成手段30が、複数のデータリンクに関する情報と関連付けて保持するためにバンドルリンクの情報をさらに生成することとする。そして、パラメータ交換手段40は、ノード装置間で交換するパラメータ情報として、複数のデータリンクに関する情報を交換すると共に、バンドルリンクの情報をも交換し、双方のノード装置2のDBにおいて関連付けることとする。以下、その流れについて図9を参照して説明する。
図9は、本発明の第2実施形態に係る処理の流れ(その2)を示すシーケンス図である。ここでは、前記した図8のシーケンスの作業が、データリンクの本数分だけ実行されたことを前提とする。そして、ノード装置2は、図示しないインスタンスによって、自身が保持する複数のデータリンク6を1つに束ねて管理するためのバンドル設定を行ったものとする。
これらの前提の上で、まず、ノード装置2bとノード装置2cは、既にバンドル設定されたリンク(バンドルリンク310:図2参照)に対し、パラメータ生成手段30により、アドレス等のパラメータ情報を生成する(ステップS407、ステップS507)。このとき、ノード装置2b、2cは、バンドルリンクにより束ねられた複数のデータリンク6にバンドルリンクをマッピングし、パラメータ記憶手段21のDBに保持する。なお、バンドルリンクのためのパラメータ情報は、アドレス等(以下、Bundled TE-Link情報という)を示す。
次に、ノード装置2bは、パラメータ交換要求送信手段41により、自ノード装置2bで払い出した複数のデータリンク6を束ねたバンドルリンクのパラメータ情報を、ノード装置2cに送信する(ステップS408)。この際、バンドルリンクにより束ねられた複数のデータリンク6のパラメータ情報を含めた情報を送信することも可能である。
ノード装置2cは、パラメータ交換要求受信手段42により、ノード装置2bが送信したバンドルリンクのパラメータ情報等を受信し(ステップS508)、格納手段43により、DBにおいて関連する複数のデータリンク6とくくりつけて(関連付けて)バンドルリンクの情報を格納する(ステップS509)。次に、ノード装置2cは、バンドルリンクに所属する自身の複数のデータリンク6を確認し、バンドルリンクに割り振られたパラメータ情報を(必要があれば、複数のデータリンク6のパラメータ情報も)パラメータ情報送信手段44により、ノード装置2bに送信する(ステップS510)。
ノード装置2bは、パラメータ情報受信手段45により、ノード装置2cが送信したバンドルリンクのパラメータ情報を(必要があれば複数のデータリンク6のパラメータ情報も)受信し(ステップS409)、格納手段43により、受信したパラメータと、自身のバンドルリンクやバンドルリンクにより束ねられた複数のデータリンク6と、を関連付けて格納する(ステップS410)。なお、図9では、パラメータ情報交換の際に、隣のノードから受信および自ノードのDBに格納するバンドルリンクのパラメータ情報(Bundled TE-Link情報)については、「Remote」と表記し、送信する情報を「Local」と表記した。
次に、ノード装置2bとノード装置2cは、格納された、バンドルリンクのパラメータ情報を、バンドルリンクにより束ねられた複数のデータリンク情報と一緒に、通知手段50により、管理装置3に対し送信することが可能である(ステップS411、ステップS511)。この場合、管理装置3は、パラメータ情報受信手段61によって、バンドルリンクのパラメータ情報等を受信し(ステップS603)、格納手段62によって、受信したパラメータ情報を、記憶手段63のDBに登録し(ステップS604)、各ノード装置2に付与されたノード識別子と関連付けて保持する。
図10は、データリンクのパラメータ情報の交換の具体例を示す説明図である。
(a)は隣り合った2つのノード装置2b、2c、(b)はノード装置2bに登録された設定内容の一例、(c)はノード装置2cに登録された設定内容の一例をそれぞれ示している。ここでは、図10(a)に示すように、双方のノード装置2は4個ずつのインタフェース4を有し、これらを区別するために、ノード装置2bのインタフェースを701,702,703,704と表記し、ノード装置2cのインタフェースを711,712,713,714と表記することとする。また、双方のノード装置2は計4本のデータリンクを有している。データリンク721は、インタフェース701,711に接続されている。データリンク722は、インタフェース702,712に接続されている。データリンク723は、インタフェース703,713に接続されている。データリンク724は、インタフェース704,714に接続されている。なお、図10(a)では説明上、データリンクとインタフェースとの間を空けて示したが、実際には接続されている。
図10(b)に示すように、ノード装置2bは、DBにおいて、データリンクおよびバンドルリンクに対するパラメータ情報として、Lbの項目と、Rbの項目とを有している。同様に、図10(c)に示すように、ノード装置2cは、DBにおいて、データリンクおよびバンドルリンクに対するパラメータ情報として、Lcの項目と、Rcの項目とを有している。
ノード装置2b、2cは、それぞれ各データリンクに接続されたインタフェース(IF)に対して、パラメータ情報を生成し、パラメータ交換により、図10(b),図10(c)にそれぞれ示すように、DBにそれぞれ対称に登録する。ここでは、データリンク721,722を1つに束ねたバンドル設定がなされているものとする。また、データリンク723,724を1つに束ねたバンドル設定がなされているものとする。
そして、図10(a)に示すように、ノード装置2bは、例えば、データリンク721を介して、データリンク721,722を束ねたバンドルリンクのパラメータ情報「α」を要求メッセージ731に含めてノード装置2cに送信する。また、ノード装置2bは、データリンク723,724を束ねたバンドルリンクに対して、パラメータ情報「β」を生成し、同様にノード装置2cに送信する。一方、ノード装置2cは、データリンク721,722を束ねたバンドルリンク、および、データリンク723,724を束ねたバンドルリンクに対してパラメータ情報「φ」、「θ」をそれぞれ生成し登録しておく。このとき、ノード装置2cは、DBにおいて、バンドルリンクの情報と、束ねられている各データリンクの情報とを対応付ける。そして、ノード装置2cは、ノード装置2bとの間でバンドルリンクの情報を交換し、DBにおいて、束ねられている各データリンクの情報と対応付ける。つまり、図10(b)のRbに「φ」、「θ」が登録され、図10(c)のRcに「α」、「β」が登録されることになる。これにより、交換の結果、ノード装置2b、2cのDBにおいて、バンドルリンクの各設定内容も、ローカルインタフェースIDおよびリモートインタフェースIDに関して対称に配置されることとなる(図示は省略する)。
第2実施形態によれば、ノード装置2は、データプレーンを構成するためのデータリンク6、または、複数のデータリンク6を束ねたバンドルリンクの自立的なパラメータ設定により、サービス提供のためにパスを確立する際に必要なデータプレーンを構築することが可能となる。また、ノード装置2がパラメータ情報を自動設定することから、オペレータによる設定を不要にすることができる。その結果、オペレータによる初期登録ミスや修正時の登録ミスを防止できると共に、ノード装置2や管理装置3のオペレータの負担が軽減される。
以上、本発明の各実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、その趣旨を変えない範囲で実施することができる。例えば、ノード装置2は、パラメータ交換手段40として、パラメータ交換要求送信手段41、パラメータ交換要求受信手段42、格納手段43、パラメータ情報送信手段44およびパラメータ情報受信手段45を有したベストモードで構成されるものとしたが、例えば、ノード装置2a,2dのようにネットワークの端部(境界)に配設される装置は、パラメータ交換手段40の要素のうち図2に示した組み合わせのみを備えるように構成してもよい。
なお、各実施形態では、設定が終了した際、各ノード装置2が、管理装置3に対し、設定内容を通知するものとしたが、一方のノード装置2だけが通知を実行するようにしてもよいし、通知処理自体を省略することも可能である。また、ノード装置2がシステム内で担う役割によって優先順位を付与し、システム内で優先順位が高いノード装置2の方から、パラメータの交換を要求することもできる。
本発明の実施形態に係るネットワーク情報設定システムの構成図である。 図1に示した光IP網の制御プレーンとデータプレーンを説明するための説明図である。 図1に示したノード装置の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る処理の流れ(その1)を示すシーケンス図である。 本発明の第1実施形態に係る処理の流れ(その2)を示すシーケンス図である。 制御リンクのパラメータ情報の交換の具体例を示す説明図である。 両隣のノード装置との間のパラメータ情報の交換の具体例を示す説明図である。 本発明の第2実施形態に係る処理の流れ(その1)を示すシーケンス図である。 本発明の第2実施形態に係る処理の流れ(その2)を示すシーケンス図である。 データリンクのパラメータ情報の交換の具体例を示す説明図である。
符号の説明
1 光IP網
2(2a,2b,2c,2d) ノード装置
3 管理装置
4 インタフェース
5 データリンク
6 制御リンク
10 入出力手段
20 記憶手段
21 パラメータ記憶手段
30 パラメータ生成手段
40 パラメータ交換手段
41 パラメータ交換要求送信手段
42 パラメータ交換要求受信手段
43 格納手段
44 パラメータ情報送信手段
45 パラメータ情報受信手段
50 通知手段
61 パラメータ情報受信手段
62 格納手段
63 記憶手段

Claims (10)

  1. ネットワークにおいてリンクを介して互いに通信可能に接続されたノード装置とその隣り合うノード装置とが前記リンクに関するネットワーク情報を設定する方法であって、
    前記ノード装置および前記隣り合うノード装置は、
    前記ネットワークのサービスを行うために前記リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を、記憶手段に予め保持した元となる情報に基づいて生成するパラメータ生成ステップと、
    前記ノード装置と前記隣り合うノード装置との間で、前記パラメータ情報を交換し、前記生成されたパラメータ情報と取得したパラメータ情報とを関連付けて前記ネットワーク情報として設定するパラメータ交換ステップと、
    を含んで実行することを特徴とするネットワーク情報設定方法。
  2. 前記ノード装置および前記隣り合うノード装置の少なくとも一方は、
    自ノード装置で生成したパラメータ情報、および、自ノード装置の隣に配置されたノード装置から取得したパラメータ情報のうちの少なくとも一方を管理装置に通知する通知ステップをさらに実行することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク情報設定方法。
  3. 前記パラメータ生成ステップは、
    前記ノード装置および前記隣り合うノード装置によって、自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガに、前記パラメータ情報を自動払い出しするものであり、
    前記パラメータ交換ステップは、
    前記ノード装置によって、
    前記隣り合うノード装置に対して、前記隣り合うノード装置で生成されたパラメータ情報の取得を要求するために、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を含むパラメータ交換要求を送信し、
    前記隣り合うノード装置によって、
    前記パラメータ交換要求を受信し、
    前記受信したパラメータ交換要求に含まれるパラメータ情報を自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納し、
    前記パラメータ交換要求に応じて、前記自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を前記ノード装置に返信し、
    前記ノード装置によって、
    前記パラメータ交換要求に応じて前記隣り合うノード装置から送信されたパラメータ情報を受信し、
    前記受信したパラメータ情報を自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク情報設定方法。
  4. 前記パラメータ情報は、
    自ノード装置に接続される前記リンクのうち、当該リンクの監視用の制御信号、運用時の制御信号およびデータが流れるデータリンクを制御する制御信号が流れる制御リンクに関する自ノード装置の属性情報を示すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワーク情報設定方法。
  5. 前記制御リンクは、前記ノード装置と前記隣り合うノード装置との間で、運用側の制御リンクと予備側の制御リンクとからなる冗長構成を有し、
    前記パラメータ生成ステップは、
    前記パラメータ情報として、前記運用側の制御リンクに関する情報を生成するステップと、
    前記パラメータ情報として、前記予備側の制御リンクに関する情報を生成するステップとを含み、
    前記パラメータ交換ステップは、
    前記パラメータ情報として、前記運用側の制御リンクに関する情報を交換するステップと、
    前記パラメータ情報として、前記予備側の制御リンクに関する情報を交換するステップとを含むことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク情報設定方法。
  6. 前記パラメータ生成ステップは、
    前記生成した運用側および予備側の制御リンクに関する情報と関連付けて保持するために、前記パラメータ情報として、1つの論理チャネルの情報をさらに生成し、
    前記パラメータ交換ステップは、
    前記パラメータ情報として、前記論理チャネルの情報を交換するステップをさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のネットワーク情報設定方法。
  7. 前記パラメータ情報は、
    自ノード装置に接続される前記リンクのうち、データが流れるデータリンクに関する自ノード装置の属性情報を示すことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のネットワーク情報設定方法。
  8. 前記データリンクは、前記ノード装置と前記隣り合うノード装置との間で、複数のデータリンクを論理的に1つに束ねたリンクを示すバンドルリンクの構成を有し、
    前記パラメータ生成ステップは、
    前記パラメータ情報として、前記複数のデータリンクの情報を生成するステップと、
    前記パラメータ情報として、前記複数のデータリンクに関する情報と関連付けて保持するために前記バンドルリンクの情報を生成するステップとを含み、
    前記パラメータ交換ステップは、
    前記パラメータ情報として、前記複数のデータリンクに関する情報を交換するステップと、
    前記パラメータ情報として、前記バンドルリンクの情報を交換するステップとを含むことを特徴とする請求項7に記載のネットワーク情報設定方法。
  9. ネットワークにおいてリンクを介して互いに通信可能に接続されたノード装置とその隣り合うノード装置とを備えるネットワーク情報設定システムであって、
    前記ノード装置および前記隣り合うノード装置は、
    自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガに、前記ネットワークのサービスを行うために前記リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を、記憶手段に予め保持した元となる情報に基づいて自動払い出しするパラメータ生成手段と、
    前記ノード装置と前記隣り合うノード装置との間で、前記パラメータ情報を交換し、前記生成されたパラメータ情報と取得したパラメータ情報とを関連付けて前記ネットワーク情報として設定するパラメータ交換手段と、を備え、
    前記ノード装置の前記パラメータ交換手段は、
    前記隣り合うノード装置に対して、前記隣り合うノード装置で生成されたパラメータ情報の取得を要求するために、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を含むパラメータ交換要求を送信するパラメータ交換要求送信手段と、
    前記パラメータ交換要求に応じて前記隣り合うノード装置から送信されたパラメータ情報を受信するパラメータ情報受信手段と、
    前記受信したパラメータ情報を、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する格納手段とを備え、
    前記隣り合うノード装置の前記パラメータ交換手段は、
    前記ノード装置から、前記パラメータ交換要求を受信するパラメータ交換要求受信手段と、
    前記受信したパラメータ交換要求に含まれるパラメータ情報を、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する格納手段と、
    前記パラメータ交換要求に応じて、前記自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を、前記ノード装置に送信するパラメータ情報送信手段とを備える、
    ことを特徴とするネットワーク情報設定システム。
  10. ネットワークにおいてリンクを介して互いに通信可能に接続されたノード装置とその隣り合うノード装置とを備えるネットワーク情報設定システムにおけるノード装置であって、
    自ノード装置にリンクが接続されたことをトリガに、前記ネットワークのサービスを行うために前記リンクに関して自ノード装置側に設定することが必要なパラメータ情報を、記憶手段に予め保持した元となる情報に基づいて自動払い出しするパラメータ生成手段と、
    自ノード装置とその隣り合うノード装置との間で、前記パラメータ情報を交換し、前記生成されたパラメータ情報と取得したパラメータ情報とを関連付けて前記ネットワーク情報として設定するパラメータ交換手段と、を備え、
    前記パラメータ交換手段は、
    隣に配置されたノード装置に対して、前記隣に配置されたノード装置で生成されたパラメータ情報の取得を要求するために、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を含むパラメータ交換要求を送信するパラメータ交換要求送信手段と、
    前記パラメータ交換要求に応じて前記隣に配置されたノード装置から送信されたパラメータ情報を受信するパラメータ情報受信手段と、
    前記受信したパラメータ情報を、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する格納手段とを備える構成、
    および、
    隣に配置されたノード装置から、前記パラメータ交換要求を受信するパラメータ交換要求受信手段と、
    前記受信したパラメータ交換要求に含まれるパラメータ情報を、自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報に関連付けて記憶手段に格納する格納手段と、
    前記パラメータ交換要求に応じて、前記自ノード装置で自動払い出ししたパラメータ情報を、前記隣に配置されたノード装置に送信するパラメータ情報送信手段とを備える構成のうちの少なくともいずれかである、
    ことを特徴とするノード装置。
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