JP2009124360A - 無線通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】端末装置のグループ別に送信優先度の制御を行う。
【解決手段】ASN2とCSN1を有し、ASN2には基地局装置B1、B2を備え、基地局装置は端末装置A1〜A4と無線により通信する無線通信システムにおいて、CSNでは、グループ優先度記憶手段14が端末装置に関するグループと優先度との対応を記憶し、グループ優先度送信手段14がグループと優先度との対応に関する情報をASNへ送信し、ASNでは、グループ優先度受信手段11がCSNからグループと優先度との対応に関する情報を受信し、端末優先度取得手段11が受信情報及び端末装置とグループとの対応に関する情報に基づいて端末装置と優先度との対応を特定する情報を取得し、基地局装置では、スケジューリング手段が取得情報により特定される優先度に基づいて端末装置との無線通信で使用する通信領域の割り当てを行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基地局装置と端末装置とが無線により通信する無線通信システムに関し、特に、端末装置のグループ別に送信優先度の制御を行う無線通信システムに関する。
近年、新しい無線通信技術の一つとしてWiMAX(ワイマックス)が注目されている。WiMAXは基地局装置と端末装置との間で広帯域な無線通信を行うシステムであり、通信規格はIEEE802.16で規定されている。例えば、モバイル通信に対応したIEEE802.16e規格が2005年に標準化されており、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)通信方式を採用している(非特許文献1参照。)。
IEEE802.16e規格では、基地局装置においてコネクション毎に送信の優先度制御(スケジューリングにおける制御)を行うために、コネクション単位でQoS(Quality Of Service)のパラメータを設定することができるように規定されている(非特許文献1参照。)。
特開2007−158885号公報 IEEE standard 802.16e−2005
ところで、WiMAX通信システムの運用上において、例えば、端末装置をグループ化して、グループ単位で優先度付けを行うことが希望される場合がある。具体例としては、ユーザがWiMAX通信システムの運営者に対して支払う使用料金によってユーザをグループ化し、高い使用料金を支払っているユーザのグループに対しては高い優先度を与える場合などがある。
しかしながら、端末装置をグループ化して送信の優先度制御を行う仕組みについては非特許文献1には規定されておらず、新たな検討が必要であった。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、例えば、IEEE802.16e規格に準拠したものにおいて、端末装置のグループ別に送信優先度の制御を行うことができる無線通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ASN(Access Service Network)とCSN(Connectivity Service Network)を有し、前記ASNには基地局装置を備え、前記基地局装置は端末装置と無線により通信する無線通信システムにおいて、次のような構成とした。
すなわち、前記CSNでは、グループ優先度記憶手段が端末装置に関するグループと優先度との対応を記憶し、グループ優先度送信手段が前記グループ優先度記憶手段に記憶されたグループと優先度との対応に関する情報(例えば、その対応を特定する情報)を前記ASNへ送信する。
前記ASNでは、グループ優先度受信手段が前記CSNから送信されたグループと優先度との対応に関する情報を受信し、そして、端末優先度取得手段が、前記グループ優先度受信手段により受信された情報及び端末装置とグループとの対応に関する情報(例えば、その対応を特定する情報)に基づいて、端末装置と優先度との対応を特定する情報を取得する。
また、前記ASNに備えられた前記基地局装置では、スケジューリング手段が、前記ASNに備えられた端末優先度取得手段により取得された情報により特定される優先度に基づいて、端末装置との無線通信で使用する通信領域の割り当て(スケジューリング)を行う。
従って、例えば、IEEE802.16e規格に準拠したものにおいて、端末装置のグループ別に送信優先度の制御を行うことができる。
ここで、ASNに備えられる基地局装置の数や、或いは、端末装置の数としては、それぞれ、種々な数が用いられてもよい。
また、各グループは、例えば、識別情報(ID)などにより特定される。
また、グループの数や、各グループに対する端末装置の所属状況などとしては、種々な態様が用いられてもよい。
また、各装置は、例えば、識別情報(ID)或いは各装置の所定のアドレスなどにより特定される。
また、優先度としては、種々なものが用いられてもよく、例えば、値が大きいほど優先度が高い(又は、低い)ことを示す数値や、或いは、「優先度が高、優先度が中、優先度が低」のような幾つかのレベル、などを用いることができる。
また、記憶手段は、例えば、メモリを用いて構成することができる。
また、スケジューリング(通信領域の割り当て)の対象となる無線通信としては、例えば、基地局装置から端末装置への方向の通信が用いられてもよく、或いは、端末装置から基地局装置への方向の通信が用いられてもよく、或いは、これら両方の方向の通信が用いられてもよい。
また、通信領域としては、一例として、n及びmを1以上の整数として、通信リソースとなる(時間×周波数)のマスである(nシンボル×mサブキャリア)の単位(タイル)を用いて割り当てを行うことができる。
また、スケジューリング(通信領域の割り当て)の態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、端末装置毎の優先度ばかりでなく、それ以外の事項も考慮されてスケジューリングが行われてもよい。
また、端末装置とグループとの対応に関する情報としては、例えば、CSN或いはASNに記憶されていてもよく、或いは、各端末装置が、自装置(当該各端末装置)が所属するグループをメモリに記憶していて、そのグループを特定する情報をASNへ送信して通知することで、ASNが当該情報(端末装置とグループとの対応を特定する情報)を取得するような構成が用いられてもよい。
一構成例として、端末装置とグループとの対応を記憶する手段がCSNに備えられ、端末装置とグループとの対応に関する情報(例えば、その対応を特定する情報)がCSNからASNへ送信されて通知される。他の一構成例として、端末装置とグループとの対応を記憶する手段がASNの基地局装置(或いは、GW(Gateway)などの他の装置)に備えられる。
一構成例として、ASNは、グループと優先度との対応を記憶する手段と、CSNにおいて記憶されているグループと優先度との対応に関する情報(例えば、その対応を特定する情報)の受信内容に基づいて自己(当該ASN)で記憶しているグループと優先度との対応を更新する手段を備える。
一構成例として、ASNの基地局装置は、端末装置と優先度との対応を記憶する手段を備える。
以上説明したように、本発明に係る無線通信システムによると、例えば、IEEE802.16e規格に準拠したものにおいて、基地局装置と端末装置とが無線により通信するに際して、その無線通信について、端末装置のグループ別に送信優先度の制御を行うことができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
図1には、本発明の一実施例に係るOFDMA通信方式を使用するWiMAXの無線通信システムの構成例を示してある。
本例の無線通信システムは、CSN(Connectivity Service Network)1と、ASN(Access Service Network)2と、CSN1とASN2とを接続する有線LAN(Local Area Network)3と、複数(本例では、4個)の端末装置A1〜A4を備えている。
CSN1には、ポリシーサーバ14と、端末管理サーバ15を備えている。
ここで、CSN1は、ポリシーサーバ14、端末管理サーバ15などから構成されるネットワークを指している。
ASN2には、有線LAN3を介してCSN1(ポリシーサーバ14や端末管理サーバ15)と接続されるASN−GW(Gateway)11と、複数(本例では、2個)の基地局装置B1、B2と、各基地局装置B1、B2とASN−GW11とを接続する有線LAN12、13を備えている。
ここで、ASN2は、基地局装置B1、B2とASN−GW11から構成されるネットワークを指している。
各端末装置A1〜A4は、IEEE802.16e規格に準拠した無線通信を行って、自装置を収容する基地局装置B1、B2に接続して、データ通信を行う。
各基地局装置B1、B2は、IEEE802.16e規格に準拠した無線通信を行って、自装置が収容する1又は複数の端末装置A1〜A4と接続し、また、IEEE802.3準拠の有線LAN12、13を用いてASN−GW11と接続している。各基地局装置B1、B2は、各端末装置A1〜A4の状態管理などを行う。
ASN−GW11は、ポリシーサーバ14や端末管理サーバ15や複数の基地局装置B1、B2と有線LAN3、12、13を介して接続しており、各基地局装置B1、B2の状態管理や、CSN1(ポリシーサーバ14や端末管理サーバ15)との情報のやりとりなどを行う。
CSN1は、有線LAN3を介してASN−GW11と接続しており、各端末装置A1〜A4の認証処理や課金処理、或いは、外部ネットワーク(例えば、インターネット)との接続処理などを行う。
CSN1内に設置されているポリシーサーバ14では、WiMAX通信システムの運営者が、グループと優先度に関する情報を管理している。また、ポリシーサーバ14は、有線LAN3を介してASN−GW11と接続されている。
CSN1内に設置されている端末管理サーバ15では、WiMAX通信システムの運営者が、端末装置A1〜A4とグループに関する情報を管理している。また、端末管理サーバ15は、有線LAN3を介してASN−GW11と接続されている。
図2には、各基地局装置B1、B2のハードウエア構成の一例を示してある。なお、本例では、各基地局装置B1、B2のハードウエア構成は同様である。
本例の各基地局装置B1、B2は、CPU(Central Processing Unit)21と、メモリ22と、コンソールコントローラ23と、コンソール24と、ネットワークコントローラ(本例では、ネットワークコントローラAと言う)25と、無線I/F(I/F:インタフェース)26と、ネットワークコントローラ(本例では、ネットワークコントローラBと言う)27と、有線LAN28(なお、有線LAN28は基地局装置B1、B2の外部のものでもよい)を備えている。
なお、各基地局装置B1、B2の構成としては、必ずしも本例の構成に限定されず、例えば、コンソールコントローラ23やコンソール24が備えられない構成が用いられてもよい。
メモリ22は、プログラムなどのデータを記憶(格納)する。
CPU21は、メモリ22に記憶されたプログラムを読み出して実行して、装置全体の動作を制御する。
コンソール24は、ユーザ(人)との間で入出力を行うためのものであり、例えば、ユーザにより入力された指示や情報を受け付け、ユーザに対して情報を画面表示などする。
コンソールコントローラ23は、コンソール24を制御する。
無線I/F26は、無線通信のインタフェースとして機能する。
ネットワークコントローラA25は、無線I/F26を制御する。
ネットワークコントローラB27は、有線LAN28を制御する。
図3には、グループ対優先度テーブル31の管理の様子の一例を示してある。
グループ対優先度テーブル31は、グループと優先度との対応を記載したテーブルである。本例では、グループ対優先度テーブル31は、ポリシーサーバ14のメモリに保存(記憶)されており、WiMAX通信システムの運営者によって必要に応じてそのテーブルの内容を修正することが可能である。
グループ対優先度テーブル31の内容については、定期的に或いは修正があったときに、そのテーブルの内容の情報を含む信号41がポリシーサーバ14からASN−GW11へ送信される。
ASN−GW11は、ポリシーサーバ14から受信したグループ対優先度テーブル31の内容の情報に基づいて、その内容を有するグループ対優先度テーブル32をメモリに保管(記憶)する。
図4(a)には、グループ対優先度テーブル31(グループ対優先度テーブル32も同様)のフォーマットの一例を示してある。
本例のグループ対優先度テーブル31、32は、グループIDと優先度とを対応付けて構成されている。
グループIDは、WiMAX通信システムの運営者などが定めたグループのIDであり、本例では、「グループA」、「グループB」、「グループC」、「グループD」などがある。
優先度は、基地局装置B1、B2における送信の優先度制御に用いられるものであり、本例では、「50」、「20」、「60」、「90」などがある。
具体例として、グループAの優先度は50となっており、グループBの優先度は20となっている。
図5には、基地局装置B1が優先度の情報を取得する様子の一例を示してある。なお、基地局装置B2の動作についても同様である。
図3に示されるように、ASN−GW11は、グループ対優先度テーブル32を保存している。
端末管理サーバ15は、端末対グループテーブル33をメモリに記憶して管理している。端末対グループテーブル33は、端末装置A1〜A4とグループとの対応を記載したテーブルである。
基地局装置B1は、端末対優先度テーブル34をメモリに記憶して管理している。端末対優先度テーブル34は、端末装置A1〜A4と優先度との対応を記載したテーブルである。
ここで、図4(b)には、端末対グループテーブル33のフォーマットの一例を示してある。
本例の端末対グループテーブル33は、端末IDとグループIDとを対応付けて構成されている。
端末IDは、各端末装置A1〜A4を識別するためのIDであり、例えばMACアドレスが使用され、本例では、「端末1」、「端末2」、「端末3」、「端末4」などに対応した情報が用いられる。
グループIDは、WiMAX通信システムの運営者により定められたグループのIDである。
具体例として、端末1のグループIDはグループDとなっており、端末3のグループIDはグループAとなっている。
ここで、本例では、端末対グループテーブル33は、端末管理サーバ15で管理されている。
他の構成例として、端末対グループテーブル33をASN−GW11で管理することも考えられるが、端末対グループテーブル33は、WiMAX通信システムを使用する全ての端末装置に関するグループ情報を持つ必要があり、WiMAX通信システムの利用者(端末装置)が多数であるような場合にはその情報量が膨大となる。従って、本例のように端末管理サーバ15で端末対グループテーブル33を一括管理する方法の方が、より現実的であると考えられる。
図4(c)には、端末対優先度テーブル34のフォーマットの一例を示してある。
本例の端末対優先度テーブル34は、端末IDと優先度とを対応付けて構成されている。
端末IDは、各端末装置A1〜A4を識別するためのIDであり、例えばMACアドレスが使用される。
優先度は、基地局装置B1における送信の優先度制御に用いられるものである。
具体例として、端末3の優先度は50となっており、端末1の優先度は90となっている。
図5に示される動作を説明する。
基地局装置B1は、端末装置(例えば、端末装置A1など)を指定した優先度要求51のメッセージをASN−GW11へ送信することにより、当該優先度要求51で指定した端末装置の優先度に関する問い合わせをする。これに対して、ASN−GW11は、優先度応答52のメッセージを基地局装置B1へ送信することにより、優先度要求51で指定された端末装置の優先度の情報を回答する。
ASN−GW11は、端末装置(例えば、端末装置A1など)を指定したグループ要求53のメッセージを端末管理サーバ15へ送信することにより、当該グループ要求53で指定した端末装置のグループに関する問い合わせをする。これに対して、端末管理サーバ15は、グループ応答54のメッセージをASN−GW11へ送信することにより、グループ要求53で指定された端末装置のグループの情報を回答する。
図6(a)には、優先度要求51のフォーマットの一例を示してある。
本例の優先度要求51のメッセージは、送信元アドレス61と、宛先アドレス62と、メッセージ種別63と、端末ID64と、オプション65から構成されている。
送信元アドレス61には、優先度要求51を送信した基地局装置B1、B2のアドレスが格納される。基地局装置B1、B2のアドレスとしては、例えば、MACアドレスやIP(Internet Protocol)アドレスが使用される。
宛先アドレス62には、優先度要求51の宛先のアドレス(本例では、ASN−GW11のアドレス)が格納される。
メッセージ種別63には、メッセージの種別を判別するための情報が格納される。
端末ID64には、優先度要求51の送信元の基地局装置B1、B2によって優先度を問い合わせたい対象となる端末装置A1〜A4の識別情報(ID)が格納される。端末装置A1〜A4のIDとしては、例えば、MACアドレスが使用される。
オプション65には、その他の情報を格納することができる。
図6(b)には、優先度応答52のフォーマットの一例を示してある。
本例の優先度応答52のメッセージは、送信元アドレス71と、宛先アドレス72と、メッセージ種別73と、端末ID74と、優先度75と、オプション76から構成されている。
送信元アドレス71には、優先度応答52を送信したASN−GW11のアドレスが格納される。ASN−GW11のアドレスとしては、例えば、MACアドレスやIPアドレスが使用される。
宛先アドレス72には、優先度応答52の宛先のアドレス(本例では、基地局装置B1、B2のアドレス)が格納される。
メッセージ種別73には、メッセージの種別を判別するための情報が格納される。
端末ID74には、優先度要求51によって基地局装置B1、B2により優先度が問い合わせられた端末装置A1〜A4のIDが格納される。端末装置A1〜A4のIDとしては、例えば、MACアドレスが使用される。
優先度75には、端末ID74に対応する優先度の情報が格納される。
オプション76には、その他の情報を格納することができる。
図6(c)には、グループ要求53のフォーマットの一例を示してある。
本例のグループ要求53のメッセージは、送信元アドレス81と、宛先アドレス82と、メッセージ種別83と、端末ID84と、オプション85から構成されている。
送信元アドレス81には、グループ要求53を送信したASN−GW11のアドレスが格納される。ASN−GW11のアドレスとしては、例えば、MACアドレスやIPアドレスが使用される。
宛先アドレス82には、グループ要求53の宛先のアドレス(本例では、端末管理サーバ15のアドレス)が格納される。
メッセージ種別83には、メッセージの種別を判別するための情報が格納される。
端末ID84には、グループ要求53の送信元のASN−GW11によってグループを問い合わせたい対象となる端末装置A1〜A4のIDが格納される。端末装置A1〜A4のIDとしては、例えば、MACアドレスが使用される。
オプション85には、その他の情報を格納することができる。
図6(d)には、グループ応答54のフォーマットの一例を示してある。
本例のグループ応答54のメッセージは、送信元アドレス91と、宛先アドレス92と、メッセージ種別93と、端末ID94と、グループID95と、オプション96から構成されている。
送信元アドレス91には、グループ応答54を送信した端末管理サーバ15のアドレスが格納される。端末管理サーバ15のアドレスとしては、例えば、MACアドレスやIPアドレスが使用される。
宛先アドレス92には、グループ応答54の宛先のアドレス(本例では、ASN−GW11のアドレス)が格納される。
メッセージ種別93には、メッセージの種別を判別するための情報が格納される。
端末ID94には、グループ要求53によってASN−GW11によりグループが問い合わされた端末装置A1〜A4のIDが格納される。端末装置A1〜A4のIDとしては、例えば、MACアドレスが使用される。
グループID95には、端末ID94に対応するグループの識別情報(ID)が格納される。
オプション96には、その他の情報を格納することができる。
図7には、基地局装置B1、B2により行われる参加端末の登録処理の手順の一例を示してある。
本例では、端末装置A1〜A4がWiMAX通信システムに参加する際には、基地局装置B1、B2と参加端末との間で、IEEE802.16eの規定に従ったネットワークエントリ(Network Entry)の処理が行われる(ステップS1)。その後、本例に特徴的なステップS2〜S4の処理が行われる。
すなわち、基地局装置B1、B2では、参加端末(本例では、新たに参加する端末装置A1〜A4)の優先度を知るために、その端末IDを優先度要求51に格納して、当該優先度要求51をASN−GW11へ送信する(ステップS2)。次に、ASN−GW11から優先度応答52を受信して(ステップS3)、受信した優先度応答52内の端末ID74と優先度75を端末対優先度テーブル34に登録して記憶する(ステップS4)。
これにより、基地局装置B1、B2では、更新された端末対優先度テーブル34の情報を参照することで、登録された各端末装置A1〜A4の優先度を把握することができ、その内容に従って送信優先度制御を行うことができる。
図8には、ASN−GW11により行われる処理の手順の一例を示してある。
初めに、グループ対優先度テーブル32をポリシーサーバ14から受信したか否かを確認し(ステップS11)、受信した場合にはグループ対優先度テーブル32を更新する一方(ステップS12)、受信しない場合にはグループ対優先度テーブル32を更新せずに、次の処理へ移行する。
次の処理では、基地局装置B1、B2から優先度要求51を受信したか否かを確認し(ステップS13)、受信した場合には受信した優先度要求51内の端末ID64をグループ要求53内の端末ID84に格納して当該グループ要求53を端末管理サーバ15へ送信する一方(ステップS14)、受信しない場合にはグループ要求53を送信せずに、次の処理へ移行する。
次の処理では、端末管理サーバ15からグループ応答54を受信したか否かを確認し(ステップS15)、受信した場合には、グループ対優先度テーブル32と受信したグループ応答54内のグループID95を参照して受信したグループ応答54内の端末ID94に対応する優先度を決定して(ステップS16)、受信したグループ応答54内の端末ID94と決定した優先度をそれぞれ優先度応答52内の端末ID74と優先度75に格納してその優先度応答52を基地局装置B1、B2へ送信する一方(ステップS17)、受信しない場合にはこのような処理を行わずに、ステップS11の処理へ戻る。
図9には、本例の無線通信システムにおける基地局装置B1、ASN−GW11、ポリシーサーバ14、端末管理サーバ15により行われる処理の流れの一例を示してある。なお、基地局装置B2により行われる処理についても、同様である。
ポリシーサーバ14は、グループ対優先度テーブル14の情報を、例えば定期的に或いは修正があったときに、ASN−GW11へ送信する(処理T1)。
この処理T1とは非同期に、処理T2〜T7が行われる。
すなわち、初めに、基地局装置B1において、参加端末のネットワークエントリ処理が行われる(処理T2)。次に、基地局装置B1は、ASN−GW11へ優先度要求51を送信する(処理T3)。
優先度要求51を受信したASN−GW11は、グループ要求53を端末管理サーバ15へ送信する(処理T4)。
グループ要求53を受信した端末管理サーバ15は、端末対グループテーブル33の情報を参照して、受信したグループ要求53内の端末ID84に対応するグループIDを検索する(処理T5)。次に、端末管理サーバ15は、受信したグループ要求53内の端末ID84と検索したグループIDをそれぞれグループ応答54内の端末ID94とグループID95に格納して、そのグループ応答54をASN−GW11へ送信する(処理T6)。
グループ応答54を受信したASN−GW11は、グループ対優先度テーブル32の情報を参照して、優先度応答52を基地局装置B1へ送信する(処理T7)
このように、基地局装置B1、B2では、端末対優先度テーブル34を管理して、その管理内容を、スケジューリング(通信領域の割り当て)処理を行う際に、優先度制御の判断基準の一つとして用いることができる。例えば、優先度の値が大きいほど優先度が高いとすると、図4(c)に示される例では、端末3の優先度は50であり、端末1の優先度は90であるため、他について同じ条件下においては、端末1の方が優先されてスケジューリング処理が行われる。
ここで、優先度としては、種々な事項に基づいて設定されてもよく、一例として、複数のユーザ(複数の端末装置)について、支払っている料金が高い方が高い優先度となるように設定することができる。この場合、優先度が高い(料金が高い)端末装置のデータ通信が優先的に行われ、優先度が低い(料金が低い)端末装置のデータ通信は後に回される。
また、スケジューリングは、例えば、複数の種類の優先度を総合的に勘案して行われてもよく、一例として、本例の優先度(例えば、料金に基づく優先度)と、他の優先度(例えば、無線品質が良好なほど高い優先度を設定する仕方で設定される優先度など)とを組み合わせて、総合的な優先度を決定して、これをスケジューリングに用いるようなことも可能である。
以上のように、本例では、端末装置A1〜A4、基地局装置B1、B2、ASN−GW11、ポリシーサーバ14、端末管理サーバ15を有する無線通信システムにおいて、ポリシーサーバ14及びASN−GW11はグループと優先度との対応表(グループ対優先度テーブル31、32)を持ち、端末管理サーバ15は端末装置A1〜A4とグループとの対応表(端末対グループテーブル33)を持ち、基地局装置B1、B2は端末装置A1〜A4と優先度との対応表(端末対優先度テーブル34)を持ち、そして、基地局装置B1、B2が第1のメッセージ(本例では、優先度要求51)をASN−GW11へ送信すると、ASN−GW11は端末装置A1〜A4と優先度の情報を生成してその内容を第2のメッセージ(本例では、優先度応答52)により基地局装置B1、B2へ送信する。
また、本例では、ASN−GW11は、第1のメッセージ(本例では、優先度要求51)を受信すると、第3のメッセージ(本例では、グループ要求53)を端末管理サーバ15へ送信し、これに応じて端末管理サーバ15は第4のメッセージ(グループ応答54)をASN−GW11へ送信する。
また、本例では、ポリシーサーバ14は、グループ対優先度テーブル31の情報を、例えば定期的に或いは当該グループ対優先度テーブル31内の情報(内容)が更新された場合に、ASN−GW11へ送信することで、ASN−GW11が持つグループ対優先度テーブル32の内容を更新する。
従って、本例の無線通信システムでは、端末装置A1〜A4のグループ別に送信優先度の制御を行うことができ、例えば、WiMAX通信システムの運営者などが定めるグループを、基地局装置B1、B2における送信優先度制御の判断基準の一つとして取り入れることができ、よりきめ細かな送信優先度制御を実現することができる。
なお、本例の無線通信システムでは、CSN1のポリシーサーバ14に、グループと優先度との対応(グループ対優先度テーブル31)を記憶する手段(グループ優先度記憶手段)や、その対応の情報をASN2のASN−GW11へ送信する手段(グループ優先度送信手段)が備えられており、また、CSN1の端末管理サーバ15に、端末装置A1〜A4とグループとの対応(端末対グループテーブル33)を記憶する手段や、その対応の情報をASN2のASN−GW11へ送信する手段が備えられており、また、ASN2のASN−GW11に、CSN1のポリシーサーバ14からグループと優先度との対応の情報を受信する手段(グループ優先度受信手段)や、グループと優先度との対応(グループ対優先度テーブル32)を記憶する手段や、前記受信情報(なお、前記受信情報が記憶された情報でもよい)及びCSN1の端末管理サーバ15から受信された端末装置A1〜A4とグループとの対応の情報に基づいて端末装置A1〜A4と優先度との対応を取得する手段(端末優先度取得手段)が備えられており、また、ASN1の基地局装置B1、B2に、ASN−GW11から端末装置A1〜A4と優先度との対応の情報を受信する手段や、端末装置A1〜A4と優先度との対応(端末対優先度テーブル34)を記憶する手段や、端末装置A1〜A4の優先度に基づいて通信領域の割り当て(スケジューリング)を行う手段(スケジューリング手段)が備えられている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々なシステムや装置として提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の一実施例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 基地局装置のハードウエア構成の一例を示す図である。 グループ対優先度テーブルの管理の一例を示す図である。 (a)はグループ対優先度テーブルの一例を示す図であり、(b)は端末対グループテーブルの一例を示す図であり、(c)は端末対優先度テーブルの一例を示す図である。 基地局装置が優先度を取得する様子の一例を示す図である。 (a)は優先度要求のフォーマットの一例を示す図であり、(b)は優先度応答のフォーマットの一例を示す図であり、(c)はグループ要求のフォーマットの一例を示す図であり、(d)はグループ応答のフォーマットの一例を示す図である。 基地局装置における参加端末の登録処理の手順の一例を示す図である。 ASN−GWにおける処理の手順の一例を示す図である。 無線通信システムにおける処理の流れの一例を示す図である。
符号の説明
1・・CSN、 2・・ASN、 3、12、13・・有線LAN、 11・・ASN−GW、 14・・ポリシーサーバ、 15・・端末管理サーバ、 21・・CPU、 22・・メモリ、 23・・コンソールコントローラ、 24・・コンソール、 25、27・・ネットワークコントローラ、 26・・無線I/F、 28・・有線LAN、 31、32、41・・グループ対優先度テーブル、 33・・端末対グループテーブル、 34・・端末対優先度テーブル、 51・・優先度要求、 52・・優先度応答、 53・・グループ要求、 54・・グループ応答、 61、71、81、91・・送信元アドレス、 62、72、82、92・・宛先アドレス、 63、73、83、93・・メッセージ種別、 64、74、84、94・・端末ID、 65、76、85、96・・オプション、 75・・優先度、 95・・グループID、
A1〜A4・・端末装置、 B1〜B2・・基地局装置、

Claims (1)

  1. ASNとCSNを有し、前記ASNには基地局装置を備え、前記基地局装置は端末装置と無線により通信する無線通信システムであって、
    前記CSNは、端末装置に関するグループと優先度との対応を記憶するグループ優先度記憶手段と、前記グループ優先度記憶手段に記憶されたグループと優先度との対応に関する情報を前記ASNへ送信するグループ優先度送信手段と、を備え、
    前記ASNは、前記CSNから送信されたグループと優先度との対応に関する情報を受信するグループ優先度受信手段と、前記グループ優先度受信手段により受信された情報及び端末装置とグループとの対応に関する情報に基づいて端末装置と優先度との対応を特定する情報を取得する端末優先度取得手段と、を備え、
    前記ASNに備えられた前記基地局装置は、前記ASNに備えられた端末優先度取得手段により取得された情報により特定される優先度に基づいて端末装置との無線通信で使用する通信領域の割り当てを行うスケジューリング手段を備えた、
    ことを特徴とする無線通信システム。
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