JP2009124325A - テレビジョン受像機及び放送映像表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】CM中に番組名等を表示するテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
【解決手段】多重分離部により分離された番組情報を取得し(ステップs1)、表示する映像がCMであるか判定し(ステップs2)、CMであると判定した時刻が番組切換の時間帯であるか判断し(ステップs3)、番組切換の時間帯であれば次の番組名等を映像データに合成して出力表示し(ステップs4、ステップs6)、番組切換の時間帯でなければ現在の番組名等を映像データに合成して出力表示する(ステップs5、ステップs6)。またCMでないと判定した映像データは番組名等を合成せずに表示する(ステップs2のNo、ステップs6)。
【選択図】図3
【解決手段】多重分離部により分離された番組情報を取得し(ステップs1)、表示する映像がCMであるか判定し(ステップs2)、CMであると判定した時刻が番組切換の時間帯であるか判断し(ステップs3)、番組切換の時間帯であれば次の番組名等を映像データに合成して出力表示し(ステップs4、ステップs6)、番組切換の時間帯でなければ現在の番組名等を映像データに合成して出力表示する(ステップs5、ステップs6)。またCMでないと判定した映像データは番組名等を合成せずに表示する(ステップs2のNo、ステップs6)。
【選択図】図3
Description
本発明は放送される映像の種類に応じて番組名等を表示するテレビジョン受像機に関する。
テレビジョン放送では、番組と番組の間あるいは番組切換の時間帯にCM(コマーシャルメッセージ)とが放送されることが一般的である。CMとして放送される内容は番組と関係ないものが多いため、視聴者はCM中の映像からCM後に放送される番組を窺い知ることができなかった。そのため、電源投入時や、チャンネル切換時、番組切換の時間帯等に、視聴者はCM後に放送される番組名等を知るためにEPG(電子番組案内)を表示させたり、新聞等で番組情報欄を確認したり、番組の開始までCMが終わるのを待ったりすることがあった。
近年のデジタル放送において、視聴者はEPGを基に番組名等を知ることができるので、常にEPGをテレビ画面上に表示させておくことができる。特許文献1は、EPGの表示が番組映像の視聴を妨げないように、EPGを表示画面の下部に横書き1行で表示させる技術である。
特開2002-271710号公報
しかし、特許文献1に開示の技術のように、横書き1行であっても番組映像と直接関係のない情報がテレビ画面上に表示されることは視聴に際して邪魔であることが多い。また、番組とCMとの切り換わりの都度、EPGを表示非表示にする操作を行うことも面倒な場合がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、多重化されたテレビジョン放送波から放送信号を選局して受信する受信手段と、受信手段が受信した放送信号を映像データと音声データと番組情報とに分離する分離手段と、映像を表示する表示手段とを具備するテレビジョン受像機であって、前記分離手段が分離した前記映像データ又は前記音声データ又は前記番組情報の少なくともいずれかに基づいて前記映像データがCMであるか否かを判定するCM検出手段と、前記CM検出手段がCMであると判定した場合に、表示する前記映像データに前記番組情報の一部の情報を合成した映像信号を作成する合成手段と、を具備し、前記合成手段が作成した前記映像信号を表示手段が表示することを特徴とするテレビジョン受像機に存する。
請求項2に記載の発明は、前記受信手段は、前記放送信号を選局するチャンネル切換手段を備え、前記CM検出手段は、前記チャンネル切換手段によるチャンネル切換時または前記テレビジョン受像機の電源投入時の少なくともいずれかにおいて、CMであるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項3に記載の発明は、前記CM検出手段は、CMであると判定した場合に、前記合成手段に予め設定された時間だけ前記映像信号を合成することを指示することを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項4に記載の発明は、前記CM検出手段は、予め設定された時間帯に表示する前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項5に記載の発明は、前記CM検出手段は、前記番組情報から次番組の番組開始時刻を取得し、前記次番組の番組開始時刻から予め設定された時間遡った時間帯に表示する前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項6に記載の発明は、前記CM検出手段は、前記番組情報から番組の出力形式を取得し、取得した前記番組の出力形式と前記テレビジョン受像機の出力形式とが異なる場合に、前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項7に記載の発明は、前記CM検出手段は、番組とCMとを区別可能なCM判別情報に基づいて前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項8に記載の発明は、前記CM検出手段は、前記次番組の番組開始時刻から予め設定された時間遡った時間帯に表示する前記映像データがCMである場合に、次番組の番組情報の合成を前記合成手段に指示し、それ以外の時間帯に表示する前記映像データがCMである場合に、現在番組の番組情報の合成を前記合成手段に指示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項9に記載の発明は、多重化されたテレビジョン放送波から放送信号を選局して受信する受信ステップと、受信ステップが受信した放送信号を映像データと音声データと番組情報とに分離する分離ステップと、映像を表示する表示ステップとを具備する放送映像表示方法であって、前記分離ステップが分離した前記映像データ又は前記音声データ又は前記番組情報の少なくともいずれかに基づいて前記映像データがCMであるか否かを判定するCM検出ステップと、前記CM検出ステップがCMであると判定した場合に、表示する前記映像データに前記番組情報の一部の情報を合成した映像信号を作成する合成ステップと、を具備し、前記映像信号を表示ステップで表示することを特徴とする放送映像表示方法に存する。
請求項2に記載の発明は、前記受信手段は、前記放送信号を選局するチャンネル切換手段を備え、前記CM検出手段は、前記チャンネル切換手段によるチャンネル切換時または前記テレビジョン受像機の電源投入時の少なくともいずれかにおいて、CMであるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項3に記載の発明は、前記CM検出手段は、CMであると判定した場合に、前記合成手段に予め設定された時間だけ前記映像信号を合成することを指示することを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項4に記載の発明は、前記CM検出手段は、予め設定された時間帯に表示する前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項5に記載の発明は、前記CM検出手段は、前記番組情報から次番組の番組開始時刻を取得し、前記次番組の番組開始時刻から予め設定された時間遡った時間帯に表示する前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項6に記載の発明は、前記CM検出手段は、前記番組情報から番組の出力形式を取得し、取得した前記番組の出力形式と前記テレビジョン受像機の出力形式とが異なる場合に、前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項7に記載の発明は、前記CM検出手段は、番組とCMとを区別可能なCM判別情報に基づいて前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項8に記載の発明は、前記CM検出手段は、前記次番組の番組開始時刻から予め設定された時間遡った時間帯に表示する前記映像データがCMである場合に、次番組の番組情報の合成を前記合成手段に指示し、それ以外の時間帯に表示する前記映像データがCMである場合に、現在番組の番組情報の合成を前記合成手段に指示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機に存する。
請求項9に記載の発明は、多重化されたテレビジョン放送波から放送信号を選局して受信する受信ステップと、受信ステップが受信した放送信号を映像データと音声データと番組情報とに分離する分離ステップと、映像を表示する表示ステップとを具備する放送映像表示方法であって、前記分離ステップが分離した前記映像データ又は前記音声データ又は前記番組情報の少なくともいずれかに基づいて前記映像データがCMであるか否かを判定するCM検出ステップと、前記CM検出ステップがCMであると判定した場合に、表示する前記映像データに前記番組情報の一部の情報を合成した映像信号を作成する合成ステップと、を具備し、前記映像信号を表示ステップで表示することを特徴とする放送映像表示方法に存する。
本発明は、電源投入時や、チャンネル切換時、あるいは同じチャンネルを継続して視聴しているときにCMが表示された場合、CM中にCM後の番組名等を表示するので、視聴者はCM後の番組名等を何らの操作を伴わずに得ることができる。
<実施形態1>
以下、図面を用いて本発明の実施形態1について詳細に説明する。
以下、図面を用いて本発明の実施形態1について詳細に説明する。
図1は、本実施形態のテレビジョン受像機Xの構成を示したブロック図である。
図1においてこのテレビジョン受像機Xは、アンテナ1と、チューナー2と、多重分離部3と、音声処理部4と、映像処理部5と、CM検出部6と、OSD処理部7と、音声出力部8と、表示部9と、制御部10と、記憶部11と、I/F部12と、リモコン13と、を備える。
図1においてこのテレビジョン受像機Xは、アンテナ1と、チューナー2と、多重分離部3と、音声処理部4と、映像処理部5と、CM検出部6と、OSD処理部7と、音声出力部8と、表示部9と、制御部10と、記憶部11と、I/F部12と、リモコン13と、を備える。
次に図1における各部の機能を説明する。
まず、チューナー2はアンテナ1で受信した放送波を選局して、復調、誤り訂正等の処理を行い、トランスポートストリームを多重分離部3に出力する。
多重分離部3はチューナー2から入力されたトランスポートストリームを音声データと映像データとその他番組情報を含むシステムデータとに分離して、それぞれを音声処理部4、映像処理部5、CM検出部6へ出力する。
まず、チューナー2はアンテナ1で受信した放送波を選局して、復調、誤り訂正等の処理を行い、トランスポートストリームを多重分離部3に出力する。
多重分離部3はチューナー2から入力されたトランスポートストリームを音声データと映像データとその他番組情報を含むシステムデータとに分離して、それぞれを音声処理部4、映像処理部5、CM検出部6へ出力する。
音声処理部4は多重分離部3から入力された音声データを音声出力部8の出力形式へデコードして音声出力部8へ出力する。
映像処理部5は多重分離部3から入力された映像データを表示部9の出力形式へデコードして表示部9へ出力する。
CM検出部6は、多重分離部3から入力されたその他システムデータを基に、後述する検出処理によってCMである映像データを検出し、後述する合成指示処理によって検出した映像データに番組名等の合成をOSD処理部7に指示する。
映像処理部5は多重分離部3から入力された映像データを表示部9の出力形式へデコードして表示部9へ出力する。
CM検出部6は、多重分離部3から入力されたその他システムデータを基に、後述する検出処理によってCMである映像データを検出し、後述する合成指示処理によって検出した映像データに番組名等の合成をOSD処理部7に指示する。
また、制御部10はマイクロプロセッサ等の演算処理装置である。制御部10は記憶部11に記憶されたプログラムを実行して、チューナー2と、多重分離部3と、音声処理部4と、映像処理部5と、CM検出部6と、OSD処理部7と、音声出力部8と、表示部9と、記憶部11と、I/F部12との各部の動作を制御する。
記憶部11は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置である。
記憶部11は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶装置である。
リモコン13は指定されたチャンネルの選局を指示するチャンネル切換手段である。リモコン13がチャンネル切換を指示するリモコン信号を出力すると、制御部10はI/F部12でリモコン信号を取得するように制御し、I/F部12で取得したリモコン信号で指定されたチャンネルの放送信号を選局するようにチューナー2を制御する。
次にCM検出部6のCM検出処理について詳細する。
CM検出部6は「1.CM判別情報」、「2.所定時間帯の表示」、「3.出力形式の相違」のいずれかの情報を基にCMであるか否かを判定する。以下、それぞれの情報に基づくCM検出処理について説明する。
CM検出部6は「1.CM判別情報」、「2.所定時間帯の表示」、「3.出力形式の相違」のいずれかの情報を基にCMであるか否かを判定する。以下、それぞれの情報に基づくCM検出処理について説明する。
1.「CM判別情報によるCM判定」:
放送局はPSI/SI情報又は番組の映像データ若しくはCMの映像データのいずれか1つ以上に、番組とCMとを区別可能な識別情報であるCM判別情報を予め付加して放送信号を送出するものとする。例えばPSI/SI情報であれば、番組とCMとでevent_idを変えて、CM判別情報をevent_idに付加すればよい。また映像データの場合は、TSパケットのヘッダのトランスポート・プライベート・データにCM判別情報を付加すればよい。
放送局はPSI/SI情報又は番組の映像データ若しくはCMの映像データのいずれか1つ以上に、番組とCMとを区別可能な識別情報であるCM判別情報を予め付加して放送信号を送出するものとする。例えばPSI/SI情報であれば、番組とCMとでevent_idを変えて、CM判別情報をevent_idに付加すればよい。また映像データの場合は、TSパケットのヘッダのトランスポート・プライベート・データにCM判別情報を付加すればよい。
CM検出部6は、付加されたそのCM判別情報に基づいて映像データがCMであるか否かを判断する。CM検出部6は、CMであると判定した場合に、番組名等を映像データに合成処理した映像信号を作成するようにOSD処理部7に指示する。また、CM検出部6は、CMでないと判定した場合に、番組名等の合成処理をOSD処理部7に指示しない。
なお、放送局は映像データにCMであるか番組であるかのCM判別情報を付加するものとしたが、もちろん音声データにCM判別情報を付加してもよい。その場合、CM検出部6はCMであると判定した音声データのPTSと一致するPTSを有する映像データを特定して、その映像データをCMであると判定すればよい。
この検出処理によれば、番組とCMとの時間枠を構成する放送局側が付加したCM判別情報に基づいて、CMの検出を行うため、確実にCM中にCM後の番組名等を表示することができる。
2.「所定時間帯の表示情報によるCM判定」:
通常、CMは、所定時間帯、例えば所定時刻である00分、15分、30分、又は45分の前後数分の時間帯に放送されることが多い。また、所定時間帯は、番組切換の時間帯であることも多い。番組切換の時間帯とは、現在番組の番組終了時刻と次番組の番組開始時刻とが連続している場合は、次番組の番組開始時刻から予め設定された時間遡った時間帯を言い、不連続である場合は、次番組の番組開始時刻と現在番組の番組終了時刻との差の時間帯を言う。
通常、CMは、所定時間帯、例えば所定時刻である00分、15分、30分、又は45分の前後数分の時間帯に放送されることが多い。また、所定時間帯は、番組切換の時間帯であることも多い。番組切換の時間帯とは、現在番組の番組終了時刻と次番組の番組開始時刻とが連続している場合は、次番組の番組開始時刻から予め設定された時間遡った時間帯を言い、不連続である場合は、次番組の番組開始時刻と現在番組の番組終了時刻との差の時間帯を言う。
CM検出部6は、所定時間帯に表示する映像をCMと判定する。所定時間帯の設定は、上記したように所定時刻の前後数分としてもよいし、番組切換の時間帯としてもよい。また所定時間帯は、予め記憶部11に記憶されているものとする。CM検出部6は、記憶部11に記憶された所定時間帯を読み出して本判定に利用する。CM検出部6は、所定時間帯とテレビジョン受像機XのSTC(System Time Clock)とを比較し、一致した時刻に表示する映像をCMと判定する。CM検出部6は、CMと判定した場合に、番組名等を映像データに合成処理した映像信号を作成するようにOSD処理部7に指示する。また、CM検出部6は、CMでないと判定した場合、番組名等の合成処理をOSD処理部7に指示しない。
この検出処理によれば、放送局側がCM判別情報を付加していない番組放送であっても、CM中にCM後の番組名等を表示することができる。また、特に番組切換の時間帯はどのチャンネルでもCMであることが多い。そのため、その所定時間帯をCMとして検出して番組情報を表示するよう合成指示をすることで、CM後の番組の一部を見逃さないようにCM中でも待機すべきチャンネルをすばやく選局させることができる。
3.「出力形式の相違情報によるCM判定」:
通常、完成した1つの番組内のデータは、その番組製作を通して同じ装置や設備を用いるため、番組の出力形式が統一している。この番組の出力形式は、PSI/SI情報の番組情報から取得できる。ここで、出力形式とは、例えばアスペクト比や、解像度、音声情報等であり、番組の出力形式を特定しているものであれば何でもよい。
通常、完成した1つの番組内のデータは、その番組製作を通して同じ装置や設備を用いるため、番組の出力形式が統一している。この番組の出力形式は、PSI/SI情報の番組情報から取得できる。ここで、出力形式とは、例えばアスペクト比や、解像度、音声情報等であり、番組の出力形式を特定しているものであれば何でもよい。
例えばアスペクト比及び解像度の場合、PSI/SI情報からEITのコンポーネント記述子を参照すれば、番組がどのアスペクト比及び解像度で映像を表示するかの情報を取得することができる。そこで、表示する映像データのアスペクト比及び解像度を検出して、その番組放送時間内に番組のアスペクト比及び解像度と異なるアスペクト比及び解像度で表示する映像データをCMと判定することが可能である。
また、音声情報の場合、PSI/SI情報からEITの音声コンポーネント記述子を参照すれば、モノ・ステレオ等の音声モード及びニヶ国語放送等の言語モードの情報を取得することができる。通常、例えば洋画番組の放送は、二ヶ国語放送や5.1chモードであるのに対して、その番組途中のCMは一ヶ国語放送であり、5.1chモードではない。そこで、出力する音声データの音声モード及び言語モードを検出して、その番組放送時間内に番組の音声モード及び言語モードと異なる音声モード及び言語モードで出力する音声データをCMと判定することが可能である。
CM検出部6は、番組の出力形式と異なる出力形式の映像又は音声を検出した場合に、そのとき表示する映像をCMと判定する。CM検出部6は、CMと判定した場合に、番組名等を映像データに合成処理した映像信号を作成するようにOSD処理部7に指示する。また、CM検出部6は、CMでないと判定した場合、番組名等の合成処理をOSD処理部7に指示しない。
この検出処理によれば、放送局側がCM判別情報を付加していない番組放送であっても、CM中にCM後の番組名等を表示することができる。また、出力形式の相違をCM検出条件とするので、多チャンネル間で使い回されることが多いCMの検出に好適である。
以上のCM検出処理により、CM検出部6は表示する映像がCMであるか否かを判定する。CM検出部6は、上記処理を組み合わせてCMを検出してもよいし、いずれか1つを用いてCMを検出してもよい。上記処理を組み合わせてCMを検出する場合、CM検出部6は、CM検出の精度を高めることができる。また、いずれか1つを用いてCMを検出する場合、CM検出部6は、処理に負荷をかけずに速い処理速度でCM検出をすることができる。また、CMの検出処理は上述する以外の公知の技術を用いることも可能である。
次に、CM検出部6の合成指示処理について説明する。
CM検出部6は、上記検出処理によってCMであると判定した場合に、OSD処理部7へ番組名等の合成を指示する。ここで、放送されるCMは、番組の間に放送されるものと、番組切換の時間帯に放送されるものとに分けられる。そこでCM検出部6は、CM後に放送される番組名等の合成処理をOSD処理部7に指示するために、CMであると判定した時刻が番組切換の時間帯にあるかを判断する。CM検出部6は、番組切換の時間帯であると判断した場合、次の番組名等を合成処理するようにOSD処理部7へ指示し、番組切換の時間帯でないと判断した場合、現在の番組名等を合成処理するようにOSD処理部7へ指示する。
この合成指示処理によって、現在の時間帯に放送されている番組名等ではなく、CMの終了後に放送される番組名等を合成して表示することができる。
以上のCM検出処理及び合成指示処理によって、CM検出部6は、CMであると判定した場合に、合成すべき番組名等をOSD処理部7へ指示する。
次に、OSD処理部7はCM検出部6の指示に応じて番組名等を映像データに合成するOSD(オンスクリーンディスプレイ)処理を行う。OSD処理部7は、OSD処理した映像信号を表示部9へ出力する。なお、OSD処理部7の合成処理は、OSD処理に拠るものとして説明するがこれに限るものではなく、CMの映像データと識別可能に番組名等を表示できれば公知の技術を用いることができる。
図2はOSD処理部7によって映像データに合成された番組名等の表示形態を示す図である。
図2(a)、(b)では共通して「番組名」、「チャンネル番号」、「CM中」、「番組のサムネイル画像」を表示している。相違点は、図2(a)は画面全体に番組名等を表示する例であるのに対して、図2(b)は画面の一部に番組名等を表示する例である点である。図2(a)は画面全体を用いて番組名等を表示するため、CMを隠すことができ、また番組名等以外にも番組の詳細情報等を含む多くの情報を表示することができる。図2(b)は画面の一部に番組名等を表示するため、CMを表示しながら補助的に番組名等を表示することができる。
表示する具体的な番組名等の内容は、番組名、番組の開始終了時刻、番組ジャンル、番組の筋書き、出演者名等である。もちろん、このすべてを表示してもよいし、いずれか1つでもよいし、その他の情報を表示させてもよい。また、番組のサムネイル画像は番組情報から取得できる場合に、表示するものとする。また、番組切換の時間帯に番組名を表示する場合は「次の番組は○○です」と表示する。番組名等はテロップ形式で繰り返し表示させてもよい。番組名、チャンネル番号、及びCM中との表示をすることによって、CM中であることが一見して分かり、またそのCM終了後に放送される番組名を考慮したうえで、他局にチャンネル切換したとしても、表示されたチャンネル番号を頼りに元のチャンネルを選局することが可能である。
以上の処理を経て、スピーカ等である音声出力部8と、モニタ等である表示部9とは、出力された音声データと映像データとを再生し表示する。
以上の構成によるテレビジョン受像機Xの動作について、主にCM中にCM後の番組名等を合成して表示する処理に着目して図3に従って説明する。図3は、本実施形態のテレビジョン受像機XにおけるCM中にCM後の番組名等を表示する処理のフローチャート図である。
まずステップs1において、CM検出部6は、多重分離部3が出力したその他システムデータのPSI(番組特定情報)/SI(番組配列情報)情報のEIT(Event Information Table)を参照して、番組情報を取得する。
ステップs2において、CM検出部6は上記したCM検出処理に基づいて、表示する映像データがCMであるか否かの判定を行う。CM検出部6は映像データをCMであると判定した場合、上記した合成指示処理を行う(ステップs2のYes)。またCM検出部6は、CMでないと判定した場合は、上記した合成指示処理を行わない(ステップs2のNo)。
ステップs2でYesの場合、ステップs3において、CM検出部6は上記した合成指示処理を行う。CM検出部6は、OSD処理部7へ合成処理する番組名等を指示するために、CM検出処理でCMであると判定した時刻が番組切換の時間帯であるかを判断する。CM検出部6は、番組切換の時間帯であると判断した場合、次番組の番組名等を合成処理するようにOSD処理部7へ指示する(ステップs3のYes)。また、CM検出部6は、番組切換の時間帯でないと判定した場合、現在番組の番組名等を合成処理するようにOSD処理部7に指示する(ステップs3のNo)。
ステップs3がYesの場合、ステップs4において、OSD処理部7は次番組の番組名等を映像データにOSD処理した映像信号を表示部9へ出力する。また、ステップs3がNoの場合、ステップs5において、OSD処理部7は現在番組の番組名等を映像データにOSD処理した映像信号を表示部9へ出力する。
ステップs6において、表示部9は、ステップs2のNo、ステップs4又はステップs5の処理を経た映像信号を出力表示する。
以上の通り、本実施形態によれば、CM検出部6は映像データがCMであるか否かを判定し、CMであると判定した場合に、OSD処理部7はそのCM後に放送する番組名等をCMの映像に合成し、表示部9が表示する。その結果、視聴者はCM後に放送される番組を調べる手間を省くことができる。また、視聴者はCM後の番組が分からずCMを視聴していたために、他の番組へチャンネルを切換えるタイミングが遅れて、他の番組の一部を見逃す虞を防ぐことができる。なお、予めCMであるとの蓋然性の高い場合に番組名等を表示しても同様の効果が得られる。
また、本実施形態によれば、CM検出部6は、受信した映像データがCMであるか否かを常に判定している。そのため、本実施形態のテレビジョン受像機Xは、電源投入時やチャンネル切換時に、CMと判定されれば即座に番組名等を合成した映像を表示することができる。さらに、本実施形態のテレビジョン受像機Xは、受信した映像がCMであると判定した場合のみ番組名等を合成するので、CMでないと判定した映像データ即ち番組の開始時は自動的に番組名等のない映像を表示するため、番組の視聴の際に余計な表示をしない。
なお、本実施形態において、CM検出部6はテレビジョン受像機XのSTCを基にCM検出処理及び合成指示処理を行ったが、映像データのPTSを基にCM検出処理及び合成指示処理を行ってもよい。
また、上記した合成指示処理において、所定時間継続してCMであると判定した場合、CM検出部6は、CM中であってもOSD処理部7へ番組名等の合成処理を指示しなくてもよい。この場合、CM検出部6は、最初に番組名等の合成処理をOSD処理部7に指示した時刻である合成開始時刻を記憶部11に記憶させておくものとする。CM検出部6は、CMであると判定する度に記憶部11から合成開始時刻を読み出し、合成開始時刻から所定時間経過したかを判断する。CM検出部6は、所定時間経過していないと判断した場合は、OSD処理部7へ番組名等の合成処理を指示し、所定時間経過していると判断した場合は、OSD処理部7へ番組名等の合成処理を指示しない。なお、CM検出部6は、CMでないと判断した場合、チャンネル切換時、及び電源投入時に記憶部11の合成開始時刻を初期化するものとする。本処理によれば、長時間同じ番組名等が表示されないので煩わしくない。
また、上述した各実施形態において、CM中にCM後の番組名等を自動的に合成して表示する実施形態を説明したが、もちろん視聴者がリモコン13を用いて番組名等の表示非表示の操作を行うことも可能である。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々様々に変更が可能であることは言うまでもない。
本発明はテレビジョン放送を受信可能なパーソナルコンピュータや携帯電話機に適用可能である。
1・・・アンテナ
2・・・チューナー
3・・・多重分離部
4・・・音声処理部
5・・・映像処理部
6・・・CM検出部
7・・・OSD処理部
8・・・音声出力部
9・・・表示部
10・・制御部
11・・記憶部
12・・I/F部
13・・リモコン
X・・・テレビジョン受像機
2・・・チューナー
3・・・多重分離部
4・・・音声処理部
5・・・映像処理部
6・・・CM検出部
7・・・OSD処理部
8・・・音声出力部
9・・・表示部
10・・制御部
11・・記憶部
12・・I/F部
13・・リモコン
X・・・テレビジョン受像機
Claims (9)
- 多重化されたテレビジョン放送波から放送信号を選局して受信する受信手段と、受信手段が受信した放送信号を映像データと音声データと番組情報とに分離する分離手段と、映像を表示する表示手段とを具備するテレビジョン受像機であって、
前記分離手段が分離した前記映像データ又は前記音声データ又は前記番組情報の少なくともいずれかに基づいて前記映像データがCMであるか否かを判定するCM検出手段と、
前記CM検出手段がCMであると判定した場合に、表示する前記映像データに前記番組情報の一部の情報を合成した映像信号を作成する合成手段と、を具備し、
前記合成手段が作成した前記映像信号を表示手段が表示することを特徴とするテレビジョン受像機。 - 前記受信手段は、前記放送信号を選局するチャンネル切換手段を備え、
前記CM検出手段は、前記チャンネル切換手段によるチャンネル切換時または前記テレビジョン受像機の電源投入時の少なくともいずれかにおいて、CMであるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載のテレビジョン受像機。 - 前記CM検出手段は、CMであると判定した場合に、前記合成手段に予め設定された時間だけ前記映像信号を合成することを指示することを特徴とする請求項1又は2に記載のテレビジョン受像機。
- 前記CM検出手段は、予め設定された時間帯に表示する前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機。
- 前記CM検出手段は、前記番組情報から次番組の番組開始時刻を取得し、前記次番組の番組開始時刻から予め設定された時間遡った時間帯に表示する前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機。
- 前記CM検出手段は、前記番組情報から番組の出力形式を取得し、取得した前記番組の出力形式と前記テレビジョン受像機の出力形式とが異なる場合に、前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機。
- 前記CM検出手段は、番組とCMとを区別可能なCM判別情報に基づいて前記映像データをCMであると判定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機。
- 前記CM検出手段は、前記次番組の番組開始時刻から予め設定された時間遡った時間帯に表示する前記映像データがCMである場合に、次番組の番組情報の合成を前記合成手段に指示し、それ以外の時間帯に表示する前記映像データがCMである場合に、現在番組の番組情報の合成を前記合成手段に指示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のテレビジョン受像機。
- 多重化されたテレビジョン放送波から放送信号を選局して受信する受信ステップと、受信ステップが受信した放送信号を映像データと音声データと番組情報とに分離する分離ステップと、映像を表示する表示ステップとを具備する放送映像表示方法であって、
前記分離ステップが分離した前記映像データ又は前記音声データ又は前記番組情報の少なくともいずれかに基づいて前記映像データがCMであるか否かを判定するCM検出ステップと、
前記CM検出ステップがCMであると判定した場合に、表示する前記映像データに前記番組情報の一部の情報を合成した映像信号を作成する合成ステップと、を具備し、
前記映像信号を表示ステップで表示することを特徴とする放送映像表示方法。
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JP2011103525A (ja) * | 2009-11-10 | 2011-05-26 | Sharp Corp | Av装置、およびavシステム |
JP2012110050A (ja) * | 2012-02-27 | 2012-06-07 | Toshiba Corp | 放送送信装置、放送受信装置及び放送送信方法 |
JP2013126079A (ja) * | 2011-12-14 | 2013-06-24 | Asutemu:Kk | テレビジョン装置、情報処理方法、およびプログラム。 |
-
2007
- 2007-11-13 JP JP2007294573A patent/JP2009124325A/ja active Pending
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