JP2009123657A - Heating cooker - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、加熱調理器本体と、この加熱調理器本体に配設された左右一対の加熱手段と、これらの加熱手段を制御するインバータユニットとを具備した加熱調理器に関する。 The present invention relates to a heating cooker including a heating cooker body, a pair of left and right heating means disposed in the heating cooker body, and an inverter unit that controls these heating means.
従来より、上記加熱調理器にあっては、加熱手段として例えば誘導加熱コイルを備えたものが提供されている(例えば特許文献1参照)。この加熱調理器は、上部ユニットと下部ユニットとに分けられており、上部ユニットのケースの上面に、調理プレート(トッププレート)が配置されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, in the heating cooker, for example, a heating means provided with an induction heating coil has been provided (for example, see Patent Document 1). This cooking device is divided into an upper unit and a lower unit, and a cooking plate (top plate) is arranged on the upper surface of the case of the upper unit.
このトッププレートの下側には、前方左右の2箇所に誘導加熱コイルが配設され、後方中央に1個のヒータが設けられている。また、上部ユニットのケースの内部には、左右方向の中間部に位置して誘導加熱コイルを冷却するための冷却装置が設けられている。この冷却装置は、回転軸が略鉛直方向を指向するファンモータと、このファンモータにより回転される軸流ファンとを備え、この軸流ファンの回転による冷却風の一部を、左右両側の誘導加熱コイルへ流すようになっている。
他方、下部ユニットのケースの内部には、誘導加熱コイル等を制御する制御回路や電装品が配設されると共に、これら制御回路や電装品を冷却するための冷却装置が設けられている。
On the other hand, a control circuit and electrical components for controlling the induction heating coil and the like are disposed inside the case of the lower unit, and a cooling device for cooling these control circuits and electrical components is provided.
上記誘導加熱コイルは、それ自体の発熱やヒータの輻射熱あるいはトッププレート上の被加熱調理器等からの熱的影響によって比較的高温の状態になることから、特に上部ユニットの冷却装置の冷却効率を高めることが望ましい。ところが、前記の冷却装置では、軸流ファンによりトッププレート側に向けて送風されるため、その風がトッププレートに当たって流れの方向を変える際に、冷却風の流れの乱れが生じ圧力損失が大きくなって冷却が不充分となる問題を内在している。そこで、軸流ファンを高い回転数で駆動させることにより誘導加熱コイルの過熱を抑えることが考えられるが、軸流ファンの回転数の増加に伴い耳障りな騒音が発生する惧れがある。 Since the induction heating coil is in a relatively high temperature state due to its own heat generation, radiant heat of the heater, or thermal influence from the cooker on the top plate, the cooling efficiency of the cooling device of the upper unit is particularly high. It is desirable to increase. However, in the above cooling device, since the air is blown toward the top plate by the axial fan, when the wind hits the top plate and changes the flow direction, the flow of the cooling air is disturbed and the pressure loss increases. Therefore, the problem of insufficient cooling is inherent. Therefore, it is conceivable to suppress overheating of the induction heating coil by driving the axial fan at a high rotational speed, but there is a possibility that annoying noise may be generated as the rotational speed of the axial fan is increased.
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、加熱手段に対する冷却効率を向上させることができる低騒音の加熱調理器を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above circumstances, and an object thereof is to provide a low-noise cooking device that can improve the cooling efficiency of the heating means.
上記の目的を達成するために本発明の加熱調理器は、加熱調理器本体と、この加熱調理器本体に配設された左右一対の加熱手段と、これらの加熱手段を制御するインバータユニットと、前記加熱手段の下方に配設された電装品と、ファンモータと、このファンモータにより回転される冷却ファンとを具備し、前記冷却ファンは、回転軸方向から吸入した空気を径方向外側に吹き出す遠心ファンであって、前記回転軸が前記加熱調理器本体の略前後方向を指向した状態で一方の加熱手段の下方に配置され、前記一方の加熱手段側から他方の加熱手段側に向けて送風するように回転することを特徴とする。 In order to achieve the above object, a heating cooker of the present invention includes a heating cooker body, a pair of left and right heating means disposed in the heating cooker body, an inverter unit for controlling these heating means, An electrical component disposed below the heating means, a fan motor, and a cooling fan rotated by the fan motor are provided, and the cooling fan blows out the air sucked from the rotation axis direction to the outside in the radial direction. A centrifugal fan, which is disposed below one heating means in a state where the rotating shaft is oriented substantially in the front-rear direction of the heating cooker body, and blows air from the one heating means side toward the other heating means side. It rotates so that it may do.
上記手段によれば、冷却ファンを、回転軸が略前後方向を指向する遠心ファンから構成し、一方の加熱手段の下方に配置したので、一方の加熱手段側から他方の加熱手段側に向かう円滑な空気の流れを形成することができる。これにより、前述した圧力損失の問題を解消し冷却効率を高めることができると共に、冷却ファンの回転数を高めることなく加熱手段の冷却に必要な送風作用を得ることができ、低騒音化を図ることができる。 According to the above means, the cooling fan is constituted by the centrifugal fan whose rotating shaft is directed substantially in the front-rear direction, and is disposed below one heating means, so that the smoothing from one heating means side to the other heating means side is smooth. Air flow can be formed. As a result, the above-described pressure loss problem can be solved and the cooling efficiency can be increased, and the air blowing action necessary for cooling the heating means can be obtained without increasing the number of rotations of the cooling fan, thereby reducing noise. be able to.
以下、本発明の一実施例を示す図1乃至図6を参照して説明する。そのうち図2は、システムキッチンの天板2に加熱調理器1を組込んだ状態(所謂ビルトインタイプ)の外観斜視図、図1は同横断平面図、図3は同縦断正面図、図4は同縦断側面図を示している。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. 2 is an external perspective view of a state where the
加熱調理器1は、後述する加熱手段や空冷手段等を内蔵し上面を開放した略矩形箱状の加熱調理器本体3と、その上面に装着されたトッププレート4とを具備して構成されている。キッチンの天板2には開口部2a(図3,4参照)が形成されていて、当該開口部2aに加熱調理器本体3部分が落とし込まれることにより、加熱調理器1がトッププレート4の裏面側において天板2の開口周縁部で支持されている。
The
図2に示すように、加熱調理器本体3の正面である前面には、その図示右側に操作パネル部5が設けられており、この操作パネル部5に調理のための条件設定を操作するダイヤルや表示部等が配設されている。また、加熱調理器本体3の左側には、図示しないシーズヒータを内蔵したロースター手段6が配備されていて、その前面に出し入れ可能な扉6aが設けられ、これに内部の焼き網や受け皿(何れも図示せず)が連動する構成としている。
As shown in FIG. 2, an
一方、加熱調理器1の上面を構成するトッププレート4は、例えば透明な耐熱強化ガラス製にて平坦な矩形板状に形成されている。その上面には、例えば図2中、円形枠線で示す3箇所に、鍋7などの被加熱調理器を加熱するに好適とする載置部を指示する加熱部8,9,10を印刷表示している。そのうち、前方左右の2箇所の加熱部8,10は、例えば、加熱調理器本体3内に設けられた加熱手段としてのIH用の加熱コイル(誘導加熱手段)11,12に基づき被加熱調理器たる鍋7を加熱可能としている。また、後方中央に位置する加熱部9は、例えば、加熱手段としてのラジエントヒータ(電熱加熱手段)13によって、鍋7などの被加熱調理器をトッププレート4を介して加熱可能としており、所謂三つ口コンロを形成している。尚、トッププレート4の後方部位には、多数の通気孔を有するカバー部材4aが着脱可能に被着されている。これは、後述する吸排気用の開口部を覆うものである。
On the other hand, the
ここで、加熱調理器本体3内に配設された加熱手段等について詳述する。加熱調理器本体3の上部には、薄形矩形箱状の上部ケース14が装着されており、当該上部ケース14とトッププレート4とで囲まれた閉空間S1が形成されている。この上部ケース14内には、図1において左側から順に左IH用の加熱コイル11と、ラジエントヒータ13と、右IH用の加熱コイル12とが、夫々加熱部8,9,10に対応するように配設されている。ラジエントヒータ13は、例えばニクロム線で構成されている。
Here, the heating means etc. which are arrange | positioned in the heating cooker
上部ケース14の底壁14aには、右IH用の加熱コイル12下方の後部寄りに、平面視にて矩形状をなす切欠部15(図1、図5、図6参照)が設けられている。この切欠部15には、後述する冷却装置18(ファンケーシング23)の上端部が臨むようになっている。
詳しい図示は省略するが、上部ケース14内の前部には、複数のプリント基板が配設されており、これらプリント基板に、両加熱コイル11,12及びラジエントヒータ13の出力状態を表示するためのLED群が夫々実装されている。尚、図4は右IH用の加熱コイル12に対応したプリント基板16と、そのLED群を構成するLED17の1つを示している。
The
Although not shown in detail, a plurality of printed circuit boards are arranged in the front part of the
さて、加熱調理器本体3内には、上部ケース14の下方に位置し且つ操作パネル部5の後方に位置して、空冷手段としての冷却装置18が設けられている。その冷却を要する対象部品は、加熱手段たる加熱コイル11,12をはじめ、該加熱手段を駆動し制御すべく高周波電流を供給するインバータユニット19,20(図3参照)や、マイクロコンピュータを主とした制御装置、電気部品等の電装品である。特に、加熱コイル11,12は、それ自体の発熱やラジエントヒータ13の輻射熱あるいはトッププレート4上の被加熱調理器等からの熱的影響によって比較的高温の状態になるため、冷却する必要性が高い。
Now, in the heating cooker
そこで、本実施例の冷却装置18は以下のように構成されている。即ち、冷却装置18は、ファンモータ21と、このモータ21により回転される冷却ファン22と、このファン22を収容するファンケーシング23とを備えている。図5,図6等に示すように、ファンケーシング23は、全体として略円筒状をなし、上端部が上部ケース14の切欠部15に対し下側から嵌合するように配置されている。このファンケーシング23の上端部には、右IH用の加熱コイル12に臨むように送風口24が形成されると共に、送風口24の外周縁部に、左IH用の加熱コイル11に向けて(左方へ)傾斜した導風板25が設けられている。
Therefore, the
ファンケーシング23の後面には、モータ取付板(図示せず)を介してファンモータ21が回転軸21aを前向きとした状態で取付けられている。この回転軸21aは略前後方向へ略水平に延びており、当該回転軸21aに、遠心ファンからなる冷却ファン22が設けられている。図6に示すように、冷却ファン22は、ファンケーシング23内にて、主板26の前後両側に羽根27を突出させた構成の前後両吸い込み型となっている。この場合、冷却ファン22において、羽根27の前後方向の仕切位置となる主板26の外周部26aは、羽根27の前後方向の中心よりも後寄り(つまりファンモータ21側)に位置している。この冷却ファン22に対応して、ファンケーシング23の前面に前部吸込口23aが形成され、後面に後部吸込口23b(何れも図6参照)が形成されている。
A
図4に示すように、加熱調理器本体3の右側後部には、吸気ダクトの一部を構成する後部ダクト28が設けられている。後部ダクト28の上面開口部は吸気口29となっていて、この吸気口29の上部に前述したカバー部材4aが配置されている。この後部ダクト28の下部には、前方へ延びる吸気ダクトとしての補助ダクト30,31,32(図3、図4参照)が配置されている。これら補助ダクト30,31,32は、夫々前端部と後端部とが開放された矩形箱状をなし、図3に示すように、ファンケーシング23の両側部と下部を「コ」の字状に囲うように配置されている。
As shown in FIG. 4, a
また、補助ダクト30,31,32は、インバータユニット19,20や前記電装品を収容するためのケースとしても機能する。具体的には、例えば、ファンケーシング23下部の補助ダクト30内には、右IH用の加熱コイル12を制御するインバータユニット20が収容配置されている。このインバータユニット20はプリント基板33a上に設けられていて、このプリント基板33a上に、放熱部材34aが複数個(例えば2個、図4参照)設けられると共に電装品35aが設けられている。同様に、ファンケーシング23左側部の補助ダクト31内には、左IH用の加熱コイル11を制御するインバータユニット19がプリント基板33b上に設けられていて、このプリント基板33b上に、放熱部材34bや電装品35bが設けられている。ファンケーシング23右側部の補助ダクト32内には、プリント基板33c上に、ラジエントヒータ13を制御するための制御回路36、放熱部材34c、電装品35c等が設けられている。尚、冷却装置18のファンケーシング23は、補助ダクト30の上面に固定されるようになっている。また、ファンケーシング23の後側には、補助ダクト30,31,32で囲まれたモータ収容室37が形成されている。
Further, the
図4に示すように、操作パネル部5の裏側には電装品収容部38が形成されていて、この電装品収容部38に制御装置や電気部品などの電装品39が配設されている。そして、各補助ダクト30,31,32及びファンケーシング23は、夫々の前側の開放面が電装品収容部38に臨んでいる。
As shown in FIG. 4, an electrical
上記のように、加熱調理器本体3外部(以下、単に外部と略す)とファンケーシング23の前部吸込口23aとは、後部ダクト28及び補助ダクト30,31,32を介して連通しており、これら後部ダクト28及び補助ダクト30,31,32は、冷却ファン22前側の吸い込みによって、外部の空気が流入する前側吸気経路A1(図4参照)を形成する。また、外部とファンケーシング23の後部吸込口23bとは、後部ダクト28及びモータ収容室37を介して連通しており、後部ダクト28及びモータ収容室37は、冷却ファン22後側の吸い込みによって外部の空気が流入する後側吸気経路A2を形成する。
As described above, the outside of the heating cooker body 3 (hereinafter simply referred to as the outside) and the
他方、冷却装置18の吐出側である上部ケース14内(つまり閉空間S1)には、ラジエントヒータ13の外周縁部に位置して図1示すような断面円弧状の防風板40が配置されている。この防風板40は、その後端部40aがファンケーシング23の送風口24の後端側に向けて傾斜し、前端部がラジエントヒータ13の前端部まで延びるように形成されることで、ラジエントヒータ13への送風を防止して加熱コイル11,12側に導くようになっている。
On the other hand, in the upper case 14 (that is, the closed space S1) on the discharge side of the
また、図1に示すように、上部ケース14の左側壁14bには、前後方向で加熱コイル11,12と対応する部位に排出口41が形成されると共に、上部ケース14の後側壁14cには、左側に後側排出口42が形成されている。トッププレート4左側の後方部位には、後側排出口42と連通する排気口43が形成されており、後側排出口42や排出口41から排出される排気が外部へ排出されるようになっている。
As shown in FIG. 1, the
更に、加熱調理器本体3の内方左側に設けた前記ロースター手段6は、ロースタケース44内に、前記シーズヒータを配設した構成となっていて、上記閉空間S1とは区画された別の閉空間S2が形成されている。ロースタケース44の左側後部には、このロースタケース44内と連通するL字形のロースタ用排気ダクト45が接続されている。このロースタ用排気ダクト45の上部は上方に向けて開口したロースタ用排気口46が形成されている。つまり、ロースター手段6の閉空間S2における吸排気作用は、特に煙などの排気熱による自然対流を利用して排気を促進すべく、ロースタ用排気ダクト45を外部側の排気口46にいくほど上昇する通路形態としている。
Furthermore, the roaster means 6 provided on the inner left side of the
次に上記した構成の作用を説明する。
IH用の加熱コイル11,12の一方または双方が使用される時には、ファンモータ21が通電され、このファンモータ21によって、冷却ファン22が図5中、反時計回り方向(矢印B方向)に回転される。この冷却ファン22の送風作用により、外部の空気が、吸気口29から後部ダクト28及び補助ダクト30,31,32を通って電装品収容部38側へ流入し、前部吸込口23aからファンケーシング23内に吸入される(前側吸気経路A1参照)と共に、後部ダクト28からモータ収容室37を通り後部吸込口23bからファンケーシング23内に吸入される(後側吸気経路A2参照)。
Next, the operation of the above configuration will be described.
When one or both of the heating coils 11 and 12 for IH are used, the
この場合、前側吸気経路A1を通る空気(風)は、補助ダクト30,31,32にて主にインバータユニット19,20や制御回路36(この他、放熱部材34a,34b,34c、電装品35a,35b,35c等)を冷却し、電装品収容部38にて、電装品39を冷却する。他方、後側吸気経路A2を通る空気は、モータ収容室37にてファンモータ21のみを冷却する。つまり、本実施例では、前述した冷却ファン22における主板26の外周部26aが、冷却対象部品数(ないし発熱量)に応じて、ファンモータ21側(後側吸気経路A2側)寄りに形成されているため、前側吸気経路A1は、後側吸気経路A2よりも風量が多く確保されている。
In this case, the air (wind) passing through the front intake path A1 is mainly transmitted through the
そして、ファンケーシング23の送風口24から上部ケース14の閉空間S1側へ吐出される空気は、冷却ファン22の矢印B方向の回転により、右IH用の加熱コイル12側から左IH用の加熱コイル11側に向けて流れる(図1,図3及び図5の矢印C参照)。このとき、送風口24は右IH用の加熱コイル12に臨み且つ送風口24の外周縁部に導風板25が形成されているので、吐出される空気は直接、右IH用の加熱コイル12を冷却し且つ左IH用の加熱コイル11に向かう略水平方向の円滑な流れを形成する。
The air discharged from the
また、この流れの一部は、ラジエントヒータ13の外周縁部の防風板40に沿って流れることにより(図1の矢印C1参照)、ラジエントヒータ13を避けて加熱コイル11,12側へ導かれるようになっている。こうして、加熱コイル11,12を冷却した空気は、左側部の排出口41或は後側排出口42から外部へ排出される。
Further, a part of this flow flows along the
上記した実施例によれば、次のような効果を得ることができる。
冷却ファン22を、回転軸21aが略前後方向を指向する遠心ファンから構成し、右IH用の加熱コイル12の下方に配置すると共に、その加熱コイル12側から左IH用の加熱コイル11側に向けて送風するように回転させることで、円滑な空気の流れを形成することができる。これにより、冷却ファンの回転数を高めることなく加熱コイル11,12の冷却に必要な送風作用を得ることができ、低騒音化を図ることができる。即ち、前述した特許文献1に記載の冷却装置では、軸流ファンによりトッププレート側に向けて送風されるため、その風がトッププレートに当たって流れの方向を変える際に、冷却風の流れの乱れが生じ圧力損失が大きくなって冷却が不充分となる惧れがあった。これに対し、本実施例では、遠心ファンからなる冷却ファン22によって、右IH用の加熱コイル12側から左IH用の加熱コイル11側に向けて送風するため、圧力損失の問題を解消することができると共に冷却効率を高めることができる。
According to the above embodiment, the following effects can be obtained.
The cooling
また、ファンケーシング23の送風口24を右IH用の加熱コイル12に臨むように設けたので、当該加熱コイル12に対し、送風口24から直接冷却風を吹き付け良好に冷却することができる。
このファンケーシング23の送風口24に、左IH用の加熱コイル11側に向かう導風板25を設けた。これによれば、送風口24から吹き出される風がトッププレート4(乃至加熱コイル12)に沿って左側(他方の加熱コイル11側)にスムーズに流れるようになるため、前述したような冷却風の流れの乱れを極力抑制することができ、より冷却効率を高めることができる。
In addition, since the
An
冷却ファン22を前後両吸い込みの遠心ファンから構成したので、その冷却ファン22の両側からの吸い込みによって、加熱調理器本体3の内部に、冷却ファン22に向かう前方及び後方からの双方向の風を形成することができる。
Since the cooling
加熱調理器本体3外部とファンケーシング23とを連通させると共に、冷却ファン22の前後両吸い込みにより前側吸気経路A1と後側吸気経路A2を形成する吸気ダクトとしての後部ダクト28及び補助ダクト30,31,32を設けた。両吸気経路A1,A2に、ファンモータ21、インバータユニット19,20及び電装品35a,35b,35c,39を分けて配置することで、これら冷却対象部品に対して冷却ファン22の前後両吸い込みを利用した良好な冷却を行うことができる。従って、上記実施例によれば、1個の冷却ファン22で、加熱コイル11、12と前記冷却対象部品とを良好に冷却することができる。
A
また、インバータユニット19,20及び電装品35a,35b,35c,39を前側吸気経路A1に配置すると共にファンモータ21を後側吸気経路A2に配置し、冷却ファン22の羽根27の仕切位置を後側吸気経路A2寄りに形成した。これによれば、前記吸気ダクト内において、前側吸気経路A1の風量(ファンケーシング23の前側からの吸い込み量)をより多く確保することができ、冷却対象部品数や発熱量などに応じた風量を設定することができる。
Further, the
前側吸気経路A1に、ファンケーシング23の周囲に位置してインバータユニット19,20や電装品35a,35b,35c,39等を配置した。これによれば、ファンケーシング23の周囲のスペースに外部の空気が後方から前方へ流れるため、このスペースを有効に利用して、インバータユニット19,20や電装品35a,35b,35c,39等を効率良く冷却することができる。
インバータユニット20をファンケーシング23の下側に配置し、インバータユニット20と右IH用の加熱コイル12との間に冷却ファン22を配置した。これによれば、右IH用の加熱コイル12及びインバータユニット20に対し冷却ファン22を近づけ送風距離を短くすることができ、前述した圧力損失を極力抑制することができると共に、冷却ファン22から吹き出す風を直接に加熱コイル12側に供給することができる。
The
加熱調理器本体3における一対の加熱コイル11,12と異なる位置に、電熱加熱手段たるラジエントヒータ13を設けると共に、このラジエントヒータ13外周側に当該ラジエントヒータ13への送風を避ける防風板40を設けた。これによれば、加熱手段のうちラジエントヒータ13等、冷却を要しないものに対する送風を避けることができる。また、防風板40は、全体として円弧状をなし、その後端部40aがファンケーシング23の送風口24の後端側に向けて傾斜すると共に、送風口24から吹き出された風を、加熱コイル11,12側に導くように配置されているため、両加熱コイル11,12に円滑かつ良好に送風することができる。
In the
尚、本発明は上記しかつ図面に示す実施形態にのみ限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。本発明は、ビルトインタイプに限られず据置きタイプ等の加熱調理器全般にも適用できるものである。
加熱手段は、加熱調理器本体3に配設された左右一対の誘導加熱手段を有するものであればよく、電熱加熱手段としてのラジエントヒータ13と誘導加熱手段としての加熱コイル11,12に限定されるものではない。例えば、電熱加熱手段は他の通電発熱体であってもよく、一対の誘導加熱手段は、互いに前後方向にずれたものでも左右方向に重なり合いがあって全体として左右に並んだものであればよい。
The present invention is not limited to the embodiment described above and shown in the drawings, and can be modified or expanded as follows. The present invention is not limited to the built-in type and can be applied to general cooking devices such as a stationary type.
The heating means only needs to have a pair of left and right induction heating means arranged in the
冷却ファン22を、左IH用の加熱コイル11の下方に配置し、その加熱コイル11側から右IH用の加熱コイル12側に向けて送風するように回転させるようにしてもよい。つまり、冷却ファン22は、一対の誘導加熱手段のうち一方の加熱手段の下方に配置され、当該一方の加熱手段側から他方の加熱手段側に向けて送風するように回転する構成であればよい。上記した略前後方向は、前後方向を包含するものであり、例えば、冷却ファン22を、回転軸21aが前後方向を水平に指向した状態で配置してもよい。
The cooling
前記吸気ダクトは、後部ダクト28及び補助ダクト30,31,32に限定されるものではない。例えば、補助ダクト30,31,32に代えて、加熱調理器本体3とファンケーシング23の外周面とで吸気ダクトの一部を構成し(つまり補助ダクト30,31,32を省略し)、両者の適宜の隙間を利用してファンケーシング23の前側からの吸気経路を形成してもよい。即ち、吸気ダクトは、加熱調理器本体3外部とファンケーシング23とを連通させると共に、冷却ファン22の前後両吸い込みにより一方の吸気経路と他方の吸気経路を形成する構成であればよい。また、吸気口28を、加熱調理器本体3の後部の上面に設けたが、加熱調理器本体3の任意の位置に設けてもよい。
The intake duct is not limited to the
上記実施例とは異なり、ラジエントヒータ13に代えてIH用の加熱コイルを設けた場合(つまり加熱手段として3つのIH用の加熱コイルを設けた場合)、補助ダクト32内に、ラジエントヒータ13用の制御回路36等に代えてIH用の加熱コイルに対応したインバータユニットを設けるようにしてもよい。これら3つ(上記実施例では2つ)のインバータユニットを、1枚のプリント基板にまとめて設け、例えば補助ダクト30内(冷却ファン22の下側)に配置してもよい。
Unlike the above embodiment, when an IH heating coil is provided in place of the radial heater 13 (that is, when three IH heating coils are provided as heating means), the
ファンモータ21、インバータユニット19,20及び電装品35a,35b,35c,39は一方の吸気経路と他方の吸気経路とに分けて配置されていればよく、上記実施例の配置位置は、その一例を示すものである。また、これら冷却対象物の発熱量などに応じて、冷却ファン22の羽根27の仕切位置を前後方向にずらして設けることで、一方の吸気経路と他方の吸気経路における所望の風量比を設定することができる。更に、本発明は、ファンケーシング23の送風口24に導風板25に相当する導風部を一体成形する等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
The
図面中、1は加熱調理器、3は加熱調理器本体、11,12はIH用の加熱コイル(誘導加熱手段、加熱手段)、13はラジエントヒータ(電熱加熱手段、加熱手段)、19,20はインバータユニット、21はファンモータ、21aは回転軸、22は冷却ファン、23はファンケーシング、24は送風口、25は導風板、26は主板、26aは外周部(羽根の仕切位置)、27は羽根、28は後部ダクト(吸気ダクト)、29は吸気口、30,31,32は補助ダクト(吸気ダクト)、35a,35b,35c電装品、39は電装品、40は防風板を示す。
In the drawings, 1 is a heating cooker, 3 is a heating cooker body, 11 and 12 are IH heating coils (induction heating means, heating means), 13 is a radiant heater (electric heating means, heating means), 19, 20 Is an inverter unit, 21 is a fan motor, 21a is a rotating shaft, 22 is a cooling fan, 23 is a fan casing, 24 is an air outlet, 25 is an air guide plate, 26 is a main plate, 26a is an outer peripheral portion (blade partition position),
Claims (9)
この加熱調理器本体に配設された左右一対の加熱手段と、
これらの加熱手段を制御するインバータユニットと、
前記加熱手段の下方に配設された電装品と、
ファンモータと、
このファンモータにより回転される冷却ファンとを具備し、
前記冷却ファンは、
回転軸方向から吸入した空気を径方向外側に吹き出す遠心ファンであって、前記回転軸が前記加熱調理器本体の略前後方向を指向した状態で一方の加熱手段の下方に配置され、前記一方の加熱手段側から他方の加熱手段側に向けて送風するように回転することを特徴とする加熱調理器。 Heating cooker body,
A pair of left and right heating means disposed in the heating cooker body;
An inverter unit for controlling these heating means;
Electrical components disposed below the heating means;
A fan motor,
A cooling fan rotated by the fan motor,
The cooling fan is
A centrifugal fan that blows out the air sucked in from the direction of the rotation axis to the outside in the radial direction, wherein the rotation shaft is disposed below one heating means in a state of being directed substantially in the front-rear direction of the heating cooker body, A heating cooker that rotates so as to blow air from the heating means side toward the other heating means side.
前記ファンケーシングに、一方の加熱手段に臨むように送風口を設けたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。 A fan casing that houses the cooling fan;
The cooking device according to claim 1, wherein the fan casing is provided with an air outlet so as to face one of the heating means.
ファンモータ、インバータユニット及び電装品を、前記一方の吸気経路と前記他方の吸気経路とに分けて配置したことを特徴とする請求項4記載の加熱調理器。 In addition to communicating the outside of the main body of the heating cooker and the fan casing, it has an intake duct that forms one intake path and the other intake path by sucking both the front and rear of the cooling fan,
The heating cooker according to claim 4, wherein the fan motor, the inverter unit, and the electrical component are arranged separately in the one intake path and the other intake path.
前記一方の吸気経路に、前記ファンケーシングの周囲に位置して少なくともインバータユニット或は電装品を配置したことを特徴とする請求項5又は6記載の加熱調理器。 The intake duct is provided with an intake port for sucking outside air from the rear part of the heating cooker body, and one intake path guides the air sucked from the intake port to the front side of the fan casing through the periphery of the fan casing. Configured as
The cooking device according to claim 5 or 6, wherein at least an inverter unit or an electrical component is disposed in the one intake path around the fan casing.
加熱調理器本体における前記一対の誘導加熱手段と異なる位置に電熱加熱手段を設け、
前記電熱加熱手段の外周側に当該電熱加熱手段への送風を避ける防風板を設けたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の加熱調理器。 The pair of heating means is composed of induction heating means,
An electric heating means is provided at a position different from the pair of induction heating means in the heating cooker body,
The cooking device according to any one of claims 1 to 8, wherein a windbreak plate for avoiding air blowing to the electric heating means is provided on an outer peripheral side of the electric heating means.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007299335A JP2009123657A (en) | 2007-11-19 | 2007-11-19 | Heating cooker |
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JP2007299335A JP2009123657A (en) | 2007-11-19 | 2007-11-19 | Heating cooker |
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ID=40815568
Family Applications (1)
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011040170A (en) * | 2009-08-06 | 2011-02-24 | Mitsubishi Electric Corp | Induction heating cooker |
JP2016018624A (en) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | 日立アプライアンス株式会社 | Induction heating cooker |
JP2018022583A (en) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | 日立アプライアンス株式会社 | Induction heating cooker |
-
2007
- 2007-11-19 JP JP2007299335A patent/JP2009123657A/en active Pending
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JP2016018624A (en) * | 2014-07-07 | 2016-02-01 | 日立アプライアンス株式会社 | Induction heating cooker |
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