JP2009121802A - 繊維の湿潤を利用した加湿器 - Google Patents

Abstract

【課題】迅速な加湿と過剰加湿の防止の両方を兼ね備えたものは、複雑な電子機器による湿度の計測及び制御が必要であり、簡便でその能力を備えた加湿器を提供する。
【解決手段】繊維を幕状に配置し、上部に水を噴射して蒸発面積を広くすることにより、迅速な加湿と最適な湿度を維持することを特徴とする。
【選択図】図２

Description

本発明は加湿器に関する

居室における相対湿度は人体の健康に大きく影響を与えている。特に冬季の暖房は室内の相対湿度を異状に低下させ乾燥状態になり、不快感を呈するばかりではなく、感染症の媒体となるウイルス、バクテリア等の増殖を招き、健康を害する原因となる。これを防ぐ又は緩和する為に、種々の加湿器を用いて対応してきた。
特許公開 ２０００−１０４９５８ 特許公開 ２０００−０２８１６５

発明が解決しようとしている課題

乾燥した室内を迅速に加湿できる加湿器（加温蒸気による加湿器や水噴霧による加湿器等）は、過剰な加湿による床面への水分の落下、又結露による壁面、ガラス面に水分の付着が発生していた。

人体に適正な湿度を維持する為の制御も，湿度を計測する場所による誤差、計測器、制御器の電子機器の耐久性、信頼度等多くの課題があった。

課題を解決するための手段

繊維を湿潤状態して、該繊維から自然に水分が蒸発する自然科学現象を利用して、迅速な加湿と人体に適正な湿度の維持をする加湿器を提供する。

発明の効果

本発明は加湿器本体の枠に繊維を縦に複数枚張り、該繊維の上部に水を噴射して、繊維を湿潤状態にする。

保水性の高い繊維を使用することにより、該繊維全体が均等に湿潤する。繊維の空気に接触する面積が広くとれる為、蒸発する量を多くすることが出来、迅速な加湿が出来る。

自然科学的に相対湿度が低い場合には多くの水分が蒸発して迅速な加湿となるが、湿度が高くなると加湿の速度が低下し、次第に停止する。

以上の説明のように、迅速な加湿が出来、過剰加湿を抑え、人体に適正な湿度の維持をする加湿器を提供するものです。

該加湿装置を運転する時、水を繊維面に噴射するが、その際噴射した水がその衝撃により空気中に微細な粒子となり周囲にマイナスイオンが発生し、室内空間における快適度を向上することができる。

湿潤した繊維は空気中に浮遊する塵、バクテリア、ウイルス等の微細な粒子の物質を付着し、水に溶解する。これにより空気中の浮遊粉塵の減少ができる。

加湿の際、水を噴射し繊維の上部に当てるが、水が当る位置にトルマリンの粒子固め粒状にしたものを配置し、循環する水に溶解させ抗菌性を付加することにより、雑菌を滅菌及び増殖を防止する。

発明を実施する為の最良の形態

自動湿度調整機能を有した加湿器

以下、本発明の実施の形態を図１から図２に基づいて説明する。

図において、１は水を貯める水槽で、２は繊維を保持する為の金属製の枠である。３の給水用ポンプから、４の給水パイプを通じて、５の噴射ノズル（パイプに水噴射用の穴を水平位置に設けてある）から水を左右に噴射して６の高吸水繊維に当てる。噴射された水は下方に流れ水槽に戻る。該繊維が高吸水性の為、繊維全体に水分が行き渡り、広い面積で保水状態となって、蒸発面積が広くとれる為、迅速な加湿と適正な相対湿度が確保出来る。

マイナスイオンを発生する加湿器

図１において３のポンプが始動すると、４のパイプを介して５の噴射のズルから左右に水を噴射し６の繊維に当てる。

該繊維に水が当る際、衝撃により周囲が細かい霧状になり、いわゆるレナード効果によりマイナスイオンが発生する。

浮遊粉塵の減少が出来る加湿器

湿潤した繊維は空気中に浮遊する塵、バクテリア、ウイルス等の微細な粒子の物質を付着し、水に溶解する。これにより空気中の浮遊粉塵の減少が期待できる

加湿する水に抗菌性を持たせた加湿器

加湿の際、水を噴射し繊維の上部に当てるが、水が当る位置にトルマリンの粒子を固めた物質を配置し、循環する水に溶解させ抗菌性を付加することにより、雑菌の滅菌及び増殖を防止する。

本発明の実施形態を示す正面図である。 同じく側面図である。

符号の説明

１ 水槽
２ 金属製の枠
３ 給水用のポンプ
４ 送水パイプ
５ 噴射ノズル（パイプに水噴射用の穴を水平位置に設けてある）
６ 高吸水繊維（布）

Claims (1)

1. 繊維に水を噴射し、蒸発面積を広くすることにより、迅速な加湿と最適湿度を維持することを特徴とする加湿器。

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