JP2009121442A - コージェネレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ガス漏れセンサを用いることなく、内燃機関の排気漏れを検出するようにしたコージェネレーション装置を提供する。
【解決手段】発電機と内燃機関からなる発電ユニットと、内燃機関(エンジン)の冷却水を排気熱と熱交換させて昇温する排気熱交換器とを少なくとも備えたコージェネレーション装置において、発電ユニットと排気熱交換器を収容するケース(発電ユニットケース)と、内燃機関の運転に応じて変化する温度を検出する温度検出手段を備えると共に、発電ユニットの運転が開始されてから所定時間が経過したか否か判断し(S10,S12)、発電ユニットが始動されてから所定時間が経過したと判断されるとき、検出された温度を所定値と比較し(S14,S18)と、その比較結果に応じてケース内で内燃機関の排気が漏れていると判定する(S16,S20)。
【選択図】図3

Description

この発明はコージェネレーション装置に関し、より具体的には内燃機関の排気漏れを検出するようにしたコージェネレーション装置に関する。
近年、商用電力系統から電気負荷に至る交流電力の給電路に内燃機関で駆動される発電機を接続し、商用電力系統と連系させて電気負荷に電力を供給すると共に、内燃機関の排気熱を利用して加温した温水などを熱負荷に供給するようにした、いわゆるコージェネレーション装置が提案されており、その例として特許文献1記載の技術を挙げることができる。
特開平8−4586号公報
そのようなコージェネレーション装置にあっては、屋内に設置されるとき、内燃機関の排気が漏れているか否かを検出する必要があるが、ガス漏れセンサは定期交換が必要であると共に、センサ部の故障検知が困難である。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、ガス漏れセンサを用いることなく、内燃機関の排気漏れを検出するようにしたコージェネレーション装置を提供することにある。
上記した課題を解決するために、請求項1にあっては、商用電力系統から電気負荷に至る交流電力の給電路に接続可能な発電機と前記発電機を駆動する内燃機関からなる発電ユニットと、前記内燃機関の冷却水を前記内燃機関の排気熱と熱交換させて昇温する熱交換器とを少なくとも備えたコージェネレーション装置において、前記発電ユニットと排気熱交換器を収容するケースと、前記内燃機関の運転に応じて変化する温度を検出する温度検出手段と、前記発電ユニットの運転が開始されてから所定時間が経過したか否か判断する始動後時間判断手段と、前記発電ユニットの運転が開始されてから所定時間が経過したと判断されるとき、前記検出された温度を所定値と比較する温度比較手段と、前記温度比較手段の比較結果に応じて前記ケース内で前記内燃機関の排気が漏れていると判定する排気漏れ判定手段とを備える如く構成した。
請求項2に係るコージェネレーション装置にあっては、前記所定値が少なくとも2種の値からなると共に、前記比較手段は前記検出された温度を前記少なくとも2種の値と比較し、前記排気漏れ判定手段は前記温度比較手段の比較結果に応じて前記ケース内で漏れている排気の量を判定する如く構成した。
請求項3に係るコージェネレーション装置にあっては、前記温度検出手段が、前記ケース内の温度を検出する温度検出手段と、前記熱交換器から出力される排気の温度を検出する排気温度検出手段と、前記内燃機関の冷却水の水温を検出する水温検出手段の少なくともいずれかからなる如く構成した。
請求項1にあっては、発電機と内燃機関からなる発電ユニットと、内燃機関の冷却水を排気熱と熱交換させて昇温する熱交換器とを少なくとも備えたコージェネレーション装置において、発電ユニットと排気熱交換器を収容するケースと、内燃機関の運転に応じて変化する温度を検出する温度検出手段とを備えると共に、発電ユニットの運転が開始されてから所定時間が経過したと判断されるとき、検出された温度を所定値と比較し、その比較結果に応じてケース内で内燃機関の排気が漏れていると判定する如く構成したので、内燃機関の排気漏れを、定期交換が必要であると共に、センサ部の故障検知が困難であるガス漏れセンサを使用することなく、検出することができる。また、温度センサはガス漏れセンサに比較して安価で構造も簡単なため、コストを低減できると共に、メンテナンス費用も低減することができる。
請求項2に係るコージェネレーション装置にあっては、所定値が少なくとも2種の値からなると共に、検出された温度を少なくとも2種の値と比較し、その比較結果に応じてケース内で漏れている排気の量を判定する如く構成したので、上記した効果に加え、排気漏れの有無のみならず、排気の漏れ量もある程度検出することができる。尚、所定値を3種以上とすることで、排気の漏れ量をさらに詳細に検出することも可能となる。
請求項3に係るコージェネレーション装置にあっては、温度検出手段が、ケース内の温度を検出する温度検出手段と、熱交換器から出力される排気の温度を検出する排気温度検出手段と、内燃機関の冷却水の水温を検出する水温検出手段の少なくともいずれかからなる如く構成したので、上記した効果に加え、比較的検出が簡易な部位の温度を用いれば足りることから、構成が簡易となる。また、3種の検出手段の少なくともいずれかに止まらず、2種または3種の検出手段の検出結果を組み合わせて検出するように構成すれば、排気漏れの検出精度を一層上げることができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係るコージェネレーション装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、この発明の第1実施例に係るコージェネレーション装置を模式的に示す模式図である。
図示の如く、コージェネレーション装置(符号10で示す)は、商用電源(商用電力系統)12から家庭内電気負荷(電気負荷)14に至る交流電力の給電路(電力線)16に接続可能な、多極コイルからなる発電機(「GEN」と示す)20と、発電機20を駆動する内燃機関(「ENG」と示し、以下「エンジン」という)22と、発電制御部24からなる発電ユニット26を備え、屋内に設置される。
商用電源12は、単相3線からAC100/200Vで50Hz(または60Hz)の交流電力を出力する。発電ユニット26は一体化され、発電ユニットケース(筐体)30の内部に収容される。
より具体的には図示の如く、発電ユニットケース30は仕切り30aで2つの室に仕切られ、図において右の室に発電機20とエンジン22が鉛直方向において上下に配置されると共に、左の室に発電制御部24が収容される。発電制御部24はエンジン22から隔離され、エンジン22からの放熱を可能な限り遮断させられるようにエンジン22とは別室に収容される。
エンジン22は都市ガス(あるいはLPガス)を燃料とする、水冷4サイクルの単気筒OHV型の火花点火式のエンジンであり、例えば163ccの排気量を備える。図示は省略するが、発電ユニットケース30においてエンジン22のシリンダヘッドとシリンダブロックは横(水平)方向に配置され、その内部に1個のピストンが往復動自在に配置される。
吸気ダクト22aから供給された吸気はガス供給源から電磁弁(図示せず)を介して供給されたガス(図に「GAS」と示す)とミキサで混合され、生成された混合気は燃焼室に流れ、点火プラグ(図示せず)で点火されるとき燃焼してピストンを駆動し、発電ユニットケース30において縦(鉛直)方向にピストンに連結されるクランクシャフトを回転させる。よって生じた排気は排気管(図1で図示省略)から発電ユニットケース30に接続された排気ダクト32を流れ、屋外に排出される。
冷却水循環路34がエンジン22のシリンダブロックなどの発熱部位の付近を通るように形成され、その内部を流れる、不凍液からなる冷却水は発熱部位と熱交換してエンジン22を冷却させつつ昇温すると共に、排気管に沿って設けられた排気熱交換器36を通過してさらに昇温させられる。
クランクシャフトの上端にはフライホイールが取り付けられると共に、その内側には前記した発電機20が配置される。発電機20はフライホイールとの間で相対回転するとき、交流電力を発電する。発電機20の出力は、発電制御部24に送られる。
図示は省略するが、発電制御部24は、マイクロコンピュータからなる電子制御ユニット(Electronic Control Unit。以下「ECU」という)と、インバータと、DC/DCコンバータを備える。インバータは、DC/DCコンバータを介して発電機20の出力をAC100/200V(単相)に変換する。
また、発電ユニットケース30の外部には操作パネル(図示せず)が設けられ、そこに警告灯などが配置されると共に、オフされるときコージェネレーション装置10の運転を停止させるメインスイッチ(図示せず)がユーザの操作自在に設けられる。発電制御部24のECUは、所定の条件が成立すると、メインスイッチをオフしてコージェネレーション装置10の運転を停止させる。
発電ユニット26の発電出力は、1.0kW程度である。インバータの出力は、ブレーカ38を介して給電路16に接続される。発電機20は商用電源12からインバータを介して通電されるとき、エンジン22をクランキングするスタータモータとしても機能する。発電制御部24のECUは発電機20の機能をスタータとジェネレータの間で切り換えると共に、エンジン22などの動作を制御する。
コージェネレーション装置10は、発電ユニット26に加え、温風暖房ユニット40を備える。
温風暖房ユニット40は、エンジン22の冷却水循環路34に接続される排熱熱交換器42と、バーナ44と、バーナ44の燃焼ガスの吸排気路44aに接続される顕熱熱交換器44bと潜熱熱交換器44cと、吸気を排熱熱交換器42、および顕熱熱交換器44bと潜熱熱交換器44cの双方に送って熱交換させ、よって生成された温風を温風通路から室内に供給するブロア46と、温風暖房ユニット制御部50を備える。温風暖房ユニット40は温風暖房ユニットケース52に収容されると共に、温風通路(図示せず)を介して各部屋に接続される。
以下、上記した構成を個別に説明すると、発電ユニット26と温風暖房ユニット40は、前記した冷却水循環路34で接続される。即ち、冷却水循環路34はエンジン22から温風暖房ユニット40に向けて延び、ブロア46の付近に配置された排熱熱交換器42に接続され、そこでブロア46で吸引された各部屋の冷気と熱交換させられた後、エンジン22に戻る。
冷気は排熱熱交換器42での熱交換で昇温させられて温風となり、ブロア46によって送風ダクト(図示せず)から前記した温風通路を通って各部屋に供給され、各部屋を暖房する。バーナ44は燃焼ファンで屋外から吸排気路44aを介して空気を吸引し、供給ガスと混合させて燃焼させる。それにより生じた燃焼ガスは顕熱熱交換器44bと潜熱熱交換器44cを通り、吸排気路44aから屋外に放出される。
顕熱熱交換器44bと潜熱熱交換器44cは、ブロア46の送風ダクト(図示せず)を通る空気と熱交換させて昇温させる。具体的には、顕熱熱交換器44bは燃焼ガスの露点までの熱を放熱し、潜熱熱交換器44cは露点以下の熱を放熱する。潜熱熱交換器44cで発生する凝縮水はドレンパイプ(図示せず)を介して屋外に排出される。
ブロア46は各部屋から冷気を吸引する一方、排熱熱交換器42で熱交換によって昇温させられると共に、バーナ44の燃焼によってさらに昇温させられた温風を送風ダクトから各部屋に送風し、各部屋を暖房する。
温風暖房ユニット制御部(以下「温風制御部」という)50も発電制御部24のECUと同様、マイクロコンピュータからなるECU(電子制御ユニット)を備える。温風制御部50のECUは、発電制御部24のECUと通信自在に接続されると共に、リモートコントローラ60(各部屋のリモートコントローラを総称して示す)にも通信自在に接続される。リモートコントローラ60はユーザによって操作され、目標室温などの設定に使用される。
図1においてTは温度センサ62(各部屋のセンサを総称して示す),64,66を、Pは排熱ポンプ70、Vはバルブ72を示し、信号線の図示は一部省略するが、それらは温風制御部50に電気的に接続される。
温風制御部50は、排熱ポンプ70とバルブ72を駆動して冷却水循環路34を流れる冷却水を排熱熱交換器42に圧送し、冷却水循環路34を流れる循環水とブロア46で吸引された各部屋の冷気と熱交換させる。
尚、排気熱交換器36の内部での凝縮水の溜り込みによる腐食防止とエンジンオイルの耐久性を考慮し、温風制御部50は、冷却水のエンジン22の入口温度が例えば70℃となるように制御する。
次いで商用電源12と連系してコージェネレーション装置10を運転する際の温風制御部50と発電制御部24の動作を説明すると、暖房運転の場合、温風制御部50は、各部屋に配置された温度センサ62の出力と、リモートコントローラ60を介してユーザから設定された温度と比較し、検出温度が設定された温度を下回ると、発電制御部24に指令して発電ユニット26を稼動させると共に、検出温度が設定された温度に達すると、稼動を停止させる。以降、それを繰り返す。
また、温風制御部50は、規定時間を経過しても検出された室温が設定された温度に達しないとき、あるいは検出された室温と設定された温度との差が既定値を超えるとき、発電ユニット26の稼動のみでは不足と判断し、設定温度に達するまでバーナ44を稼動して燃焼させ、バーナ44で昇温された温風をブロア46で各部屋に供給する。
また、商用電力系統(商用電源)12の電力が不足した場合、発電制御部24は、発電ユニット26を稼動して電気負荷14に電力を供給する。
また、商用電源12に停電が発生した場合など、商用電源12と連系せず、自立的にコージェネレーション装置10を運転する際の動作を説明すると、発電制御部24は、停電発生と同時に発電ユニット26を起動させ、以降、電気負荷の増減に応じて一定の電圧となるように、発電出力を調整する。
尚、発電ユニット26が動作すると、発電出力しないアイドル運転時も含め、熱出力が生じるが、温風制御部50は、熱需要に応じて上記した商用電源12との連系時と同様の暖房運転、バーナ駆動などを行う。
図2は、発電ユニットケース30に収容されたエンジン22と排気熱交換器36の接続関係を模式的に示す説明図である。尚、図2においては簡略化のために発電機20の図示を省略すると共に、冷却水循環路34の入出力方向と排気ダクトの位置を図1と相違させた。即ち、図2は接続関係を模式的に示すに止まり、エンジン22などの重力方向における実際の配置を示すものではない。
図2に示す如く、排気熱交換器36はエンジン22の排気管22bに沿って設けられる。冷却水循環路34は排気熱交換器36とエンジン22のシリンダブロックなどの発熱部位を通って温風暖房ユニット40に延び、その内部を流れる冷却水を熱交換によって昇温させる。
排気熱交換器36はホース74によってマフラ22cに気密に接続される。マフラ22cは、前記した排気ダクト32に気密に接続される。エンジン22から排出される排気は排気熱交換器36からホース74を通り、マフラ22cで消音されつつ、排気ダクト32から屋外に放出される。
同図に示す如く、マフラ22cには排気温度センサ80が配置され、排気熱交換器36とマフラ22cを接続するホース74を通って送られてきた排気の温度(排気温度)Teに応じた出力を生じると共に、発電ユニットケース30の内部の適宜位置にはケース内温度センサ82が配置され、ケース内の温度(ケース内温度)Taに応じた出力を生じる。
また、冷却水循環路34においてエンジン22のシリンダブロックなどの発熱部位を通る部位には水温センサ84が配置され、その位置での冷却水の水温(冷却水温)Twに応じた出力を生じる。センサ80,82,84の出力は、発電制御部24に送られ、そのECUに入力される。尚、エンジン22にはクランク角センサなど他の運転パラメータを検出するセンサ群も配置され、それらの出力も発電制御部24に送られるが、図示を省略する。
図示の如く、マフラ22cには凝縮水ホース86が接続され、マフラ22cで排気中の水分が凝縮することによって生じた凝縮水を発電ユニットケース30の外部に排出するように構成される。
図3は、発電制御部24においてECUが実行する排気漏れ検出処理を示すフロー・チャートである。
以下説明すると、S10において発電ユニット26を稼動する。即ち、エンジン22を始動して発電ユニット26の運転を開始し、次いでS12に進み、発電ユニット26の運転が開始されてから所定時間、例えば30分以上経過したか、換言すれば発電ユニット26などの動作が熱的に安定したか否か判断する。
S12で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS14に進み、ケース内温度センサ82で検出されたケース内温度Taが所定温度(例えば60℃)+4℃を超えるか、あるいは排気温度センサ80で検出された排気温度Teが所定温度(例えば75℃)−3℃未満か、あるいは水温センサ84で検出された冷却水温Twが所定温度(例えば80℃)−2℃未満か否か判断する。
これについて図4から図6を参照して説明する。
図4はケース内温度Taに対する排気の漏れ量の特性を示すグラフである。排気は高温であることから、発電ユニットケース30の内部で排気管22bからマフラ22cまでの部位のいずれかで排気が漏れると、ケース内温度Taは上昇する。実施例に係る発電ユニットケース30において運転が熱的に安定した時点で排気漏れが生じていないときのケース内温度Taを実験によって求めたところ、前記した所定温度60℃程度であった。
従って、ケース内温度Taを検出してそれと比較することで排気漏れを検出することが可能となるが、誤検出を防止するためには余裕分を加算するのが望ましい。図4から明らかな如く、ケース内温度Taは排気の漏れ量が増加するにつれて上昇すると共に、排気漏れが生じている時間が増加するにつれて上昇する。そこで、所定温度に加算される余裕分を排気の漏れ量の大小を示す4℃と3℃の2種とし、それに応じて2種の所定値(しきい値)を設定することで排気漏れの有無に止まらず、排気の漏れ量もある程度検出できるようにした。
図5は排気温度Teに対する排気の漏れ量の特性を示すグラフである。発電ユニットケース30の内部で排気管22bからマフラ22cまでの部位のいずれの部位で排気が漏れると、排気量がその分だけ減少して排気温度Teは低下する。実施例に係る発電ユニットケース30において運転が熱的に安定した時点で排気漏れが生じていないときの排気温度Teを実験によって求めたところ、前記した所定温度75℃程度であった。
従って、排気温度Teを検出してそれと比較することで排気漏れを検出することが可能となるが、誤検出を防止するために余裕分を減算するのが望ましい。図5から明らかな如く、排気温度Teは排気の漏れ量が増加するにつれて低下すると共に、排気漏れが生じている時間が増加するにつれて低下する。そこで、所定温度に減算される余裕分を排気の漏れ量の大小を示す3℃と2℃の2種とし、それに応じて2種の所定値(しきい値)を設定することで排気漏れの有無に止まらず、排気の漏れ量もある程度検出できるようにした。
図6は冷却水温Twに対する排気の漏れ量の特性を示すグラフである。発電ユニットケース30の内部で排気管22bからマフラ22cまでの部位のいずれか、より正確には排気熱交換器36の上流側、例えば排気管22bとの接続部位などで排気が漏れると、熱交換に使用される排気量もその分だけ減少することから、冷却水温Twは低下する。実施例に係る発電ユニットケース30において運転が熱的に安定した時点で排気漏れが生じていないときの冷却水温Twを実験によって求めたところ、前記した所定温度80℃程度であった。
同様に検出値と比較して排気漏れを検出すると共に、誤検出を防止するために余裕分を減算することになるが、図6から明らかな如く、冷却水温Twも排気の漏れ量が増加するにつれて低下すると共に、排気漏れが生じている時間が増加するにつれて低下する。そこで、所定温度に減算される余裕分を排気の漏れ量の大小を示す2℃と1℃の2種として2種の所定値(しきい値)を設定することで排気漏れの有無に止まらず、排気の漏れ量もある程度検出できるようにした。
このように、上記したケース内温度Taと排気温度Teと冷却水温Twは全て、エンジン22から排出される排気の量に応じて変化することから、エンジン22の運転に応じて変化する温度である。
図3の説明に戻ると、S14において少なくともいずれかの条件が成立する、例えばケース内温度Taが所定温度+4℃を超えず、排気温度Teも所定温度−3℃未満ではないが、冷却水温Twが所定温度−2℃未満であるとき、S14の判断は肯定されてS16に進み、排気漏れが生じていると判定する。
即ち、発電ユニットケース30の内部において排気管22bからマフラ22cまでの部位のいずれかで排気が漏れていると判定すると共に、発電ユニット26の運転を停止し、前記した警告灯を点灯する。
他方、S14で否定されるときはS18に進み、検出値を前記した所定温度に第2の余裕分を加減算して得た所定値と比較して判断する。即ち、検出されたケース内温度Taが前記した所定温度(例えば60℃)+3℃を超えるか、あるいは検出された排気温度Teが前記した所定温度(例えば75℃)−2℃未満か、あるいは検出された冷却水温Twが所定温度(例えば80℃)−1℃未満か否か判断する。
S18で否定されると共に、少なくともいずれかの条件が成立する、例えばケース内温度Taが所定温度+3℃を超えると共に、排気温度Teも所定温度−2℃未満ではないが、冷却水温Twが所定温度−1℃未満であるとき、S18の判断は肯定されてS20に進み、発電ユニットケース30の内部において排気管22bからマフラ22cまでの部位のいずれかで排気が漏れていると判定し、発電ユニット26の運転を停止して警告灯を点灯する。
この場合、図4から図6に関して説明した如く、加減算される第2の余裕分は排気漏れ量が小であることを示す値であることから、S14で否定されてS18で肯定されるときは、排気の漏れの量は微小、より正確にはS14で肯定される場合より少ないと判定する。
上記した如く、第1実施例に係るコージェネレーション装置10においては、エンジン22の運転に応じて変化する温度を検出する温度検出手段、即ち、ケース内温度Taと排気温度Teと冷却水温Twを検出するケース内温度センサ82と排気温度センサ80と水温センサ84を備えると共に、発電ユニット26の運転が開始されてから所定時間、例えば30分が経過したと判断されるとき(S12)、検出された温度を所定温度±余裕分からなる所定値と比較し(S14,S18)、その比較結果に応じて発電ユニットケース30内でエンジン22の排気が漏れていると判定する(S16,S20)如く構成したので、エンジン22の排気漏れを、定期交換が必要であると共に、センサ部の故障検知が困難であるガス漏れセンサを使用することなく、検出することができる。
即ち、ケース内温度センサ82などの温度センサをサーミスタから構成すれば、断線・短絡などの故障検知が容易となる。また、ケース内温度センサ82などの温度センサはガス漏れセンサに比較して安価で構造も簡単なため、コストを低減できると共に、メンテナンス費用も低減することができる。
また、所定温度に減算される余裕分を排気漏れ量の大小を示す2種の値にすることで所定値を少なくとも2種の値とし、検出された温度をその2種の値と比較し、その比較結果に応じて発電ユニットケース30内で漏れている排気の量を判定する如く構成したので、上記した効果に加え、排気漏れの有無のみならず、排気の漏れ量もある程度検出することができる。尚、余裕分を増加することで所定値を3種以上とし、排気の漏れ量をさらに詳細に検出するようにしても良い。
また、温度検出手段が、発電ユニットケース30内の温度を検出するケース内温度センサ82と、排気熱交換器36から出力される排気温度Teを検出する排気温度センサ80と排気温度検出手段と、エンジン22の冷却水の水温Twを検出する水温センサ84の少なくともいずれか、より具体的にはその全てからなる如く構成したので、上記した効果に加え、比較的検出が簡易な部位の温度を用いれば足りることから、構成が簡易となる。
また、S14あるいはS18において3種のセンサの少なくともいずれかの検出結果に基づいて排気漏れを検出するように構成したが、1種に止まらず、2種または3種の検出手段の検出結果を組み合わせて判定するように構成すれば、排気漏れの検出精度を一層上げることができる。
図7は、この発明の第2実施例に係るコージェネレーション装置の動作、より具体的には発電制御部24においてECUが実行する排気漏れ検出処理を示す、図3と同様なフロー・チャートである。
以下説明すると、S100においてエンジン22を始動して発電ユニット26の運転を開始し、S102に進み、発電ユニット26の運転が開始されてから所定時間、例えば30分以上経過したか否か判断する。
S102で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS104に進み、ケース内温度Taが前記した所定温度(例えば60℃)+7℃を超えるか、あるいは検出された排気温度Teが前記した所定温度(例えば75℃)−5℃未満か、あるいは検出された冷却水温Twが前記所定温度(例えば80℃)−5℃未満か否か判断する。
S104において否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、少なくともいずれか条件を満たして肯定されてS106に進み、排気漏れが生じていると判定し、発電ユニット26の運転を停止して警告灯を点灯する。
第2実施例においては、S104に示す如く、所定温度に加減算して所定値を構成する余裕分が第1実施例よりも大きな値に設定されることから、第1実施例に比して排気漏れの検出が遅れると共に、漏れ量を検出することはできないが、その分だけ排気漏れを一層確実に検出することができる。
第2実施例に係るコージェネレーション装置においてもS104において1種に止まらず、2種または3種の検出手段の検出結果を組み合わせて排気漏れを検出するように構成して検出精度を一層上げても良いことは第1実施例と同様である。残余の構成および効果も第1実施例と異ならない。
以上の如く、第1、第2実施例にあっては、商用電力系統12から電気負荷14に至る交流電力の給電路16に接続可能な発電機20と前記発電機を駆動する内燃機関(エンジン)22からなる発電ユニット26と、前記内燃機関の冷却水を前記内燃機関の排気熱と熱交換させて昇温する熱交換器(排気熱交換器)36とを少なくとも備えたコージェネレーション装置10において、前記発電ユニット26と排気熱交換器36を収容するケース(発電ユニットケース)30と、前記内燃機関の運転に応じて変化する温度を検出する温度検出手段(ケース内温度センサ82、排気温度センサ80、水温センサ84)と、前記発電ユニットの運転が開始されてから所定時間が経過したか否か判断する始動後時間判断手段(発電制御部のECU,S10,S12,S100,S102)と、前記発電ユニットが始動されてから所定時間が経過したと判断されるとき、前記検出された温度を所定値と比較する温度比較手段(発電制御部のECU,S14,S18,S104)と、前記温度比較手段の比較結果に応じて前記ケース内で前記内燃機関の排気が漏れていると判定する排気漏れ判定手段(発電制御部のECU,S16,S20,S106)とを備える如く構成した。
また、前記所定値が少なくとも2種の値、より具体的には所定温度に2種の余裕分を加減算してなる、排気漏れ量の大小を示す2種の値からなると共に、前記比較手段は前記検出された温度を前記少なくとも2種の値と比較し(発電制御部のECU,S14,18)、前記排気漏れ判定手段は前記温度比較手段の比較結果に応じて前記ケース内で漏れている排気の量を判定する(発電制御部のECU,S16,S20)如く構成した。
また、前記温度検出手段が、前記ケース内の温度を検出する温度検出手段(ケース内温度センサ82)と、前記熱交換器から出力される排気の温度を検出する排気温度検出手段(排気温度センサ80)と、前記内燃機関の冷却水の水温を検出する水温検出手段(水温センサ84)の少なくともいずれかからなる如く構成した。
尚、上記において、排気温度センサ80をマフラ22cに配置したが、図2に想像線で示す如く、ホース74において排気熱交換器36の直下位置付近に配置しても良く、さらにはその下流でマフラ22cの直前までの位置に配置しても良い。
また、所定温度を60℃,75℃,80℃としたが、これらの温度はコージェネレーション装置10の発電能力などの仕様が変更されれば、それに応じて変更されることはいうまでもない。
また、発電機20の駆動源として都市ガス・LPガスを燃料とするガスエンジンとしたが、ガソリン燃料などを使用するエンジンであっても良い。また、発電機20の出力およびエンジン22の排気量などを具体的な値で示したが、それらは例示であって限定されるものではないこともいうまでもない。
この発明の第1実施例に係るコージェネレーション装置を全体的に示すブロック図である。 図1に示す発電ユニットケースに収容された内燃機関(エンジン)と排気熱交換器の接続関係を模式的に示す説明図である。 図1に示すコージェネレーション装置の動作、より具体的には発電制御部においてECUが実行する排気漏れ検出処理を示すフロー・チャートである。 図3フロー・チャートで言及されるケース内温度Taに対する排気の漏れ量の特性を示すグラフである。 図3フロー・チャートで言及される排気温度Teに対する排気の漏れ量の特性を示すグラフである。 図3フロー・チャートで言及される冷却水温Twに対する排気の漏れ量の特性を示すグラフである。 この発明の第2実施例に係るコージェネレーション装置の動作、より具体的には発電制御部においてECUが実行する排気漏れ検出処理を示すフロー・チャートである。
符号の説明
10 コージェネレーション装置、12 商用電源(商用電力系統)、14 家庭内電気負荷(電気負荷)、16 給電路(電力線)、20 発電機、22 エンジン(内燃機関)、22b 排気管、22c マフラ、24 発電制御部、26 発電ユニット、34 冷却水循環路、36 排気熱交換器(熱交換器)、40 温風暖房ユニット、42 排熱熱交換器、44 バーナ、44a 吸排気路、44b 顕熱熱交換器、44c 潜熱熱交換器、50 温風暖房ユニット制御部、74 ホース、80 排気温度センサ(温度検出手段)、82 ケース内温度センサ(温度検出手段)、84 水温センサ(温度検出手段)

Claims (3)

  1. 商用電力系統から電気負荷に至る交流電力の給電路に接続可能な発電機と前記発電機を駆動する内燃機関からなる発電ユニットと、前記内燃機関の冷却水を前記内燃機関の排気熱と熱交換させて昇温する熱交換器とを少なくとも備えたコージェネレーション装置において、
    a.前記発電ユニットと排気熱交換器を収容するケースと、
    b.前記内燃機関の運転に応じて変化する温度を検出する温度検出手段と、
    c.前記発電ユニットの運転が開始されてから所定時間が経過したか否か判断する始動後時間判断手段と、
    d.前記発電ユニットの運転が開始されてから所定時間が経過したと判断されるとき、前記検出された温度を所定値と比較する温度比較手段と、
    e.前記温度比較手段の比較結果に応じて前記ケース内で前記内燃機関の排気が漏れていると判定する排気漏れ判定手段と、
    を備えたことを特徴とするコージェネレーション装置。
  2. 前記所定値が少なくとも2種の値からなると共に、前記比較手段は前記検出された温度を前記少なくとも2種の値と比較し、前記排気漏れ判定手段は前記温度比較手段の比較結果に応じて前記ケース内で漏れている排気の量を判定することを特徴とする請求項1記載のコージェネレーション装置。
  3. 前記温度検出手段が、
    f.前記ケース内の温度を検出する温度検出手段と、
    g.前記熱交換器から出力される排気の温度を検出する排気温度検出手段と、
    h.前記内燃機関の冷却水の水温を検出する水温検出手段、
    の少なくともいずれかからなることを特徴とする請求項1または2記載のコージェネレーション装置。
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