JP2009119740A - 電飾具の製造方法及び電飾具 - Google Patents
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Abstract
【課題】どの形状にも好適に対応可能な電飾ケーブルを用いた電飾具を容易に製造できる方法、また容易に製造できる電飾具を提供する。
【解決手段】エクストルーダ11で透光性樹脂を溶融し、ノズルから線状樹脂を押し出して、電飾具本体の成形型13に流し入れる。流し入れられた溶融樹脂は成形型13の内壁面で受け止められ、曲がりくねった状態で折り重なる。線状樹脂の重なり高さが略均一となるように調整しながら、成形型13の内壁面全面が溶融樹脂で覆われるようにエクストルーダ11をx軸方向・z軸方向に移動させていく。成形型13に流し入れられた樹脂が未固化状態の間に電飾ケーブル12の少なくとも一部を接触させる。そして、当該接触状態を維持したまま樹脂を固化し、電飾ケーブル12を本体14と接触させる。最後に本体14を成形型13から外すことで、電飾具が製造される。
【選択図】図2
【解決手段】エクストルーダ11で透光性樹脂を溶融し、ノズルから線状樹脂を押し出して、電飾具本体の成形型13に流し入れる。流し入れられた溶融樹脂は成形型13の内壁面で受け止められ、曲がりくねった状態で折り重なる。線状樹脂の重なり高さが略均一となるように調整しながら、成形型13の内壁面全面が溶融樹脂で覆われるようにエクストルーダ11をx軸方向・z軸方向に移動させていく。成形型13に流し入れられた樹脂が未固化状態の間に電飾ケーブル12の少なくとも一部を接触させる。そして、当該接触状態を維持したまま樹脂を固化し、電飾ケーブル12を本体14と接触させる。最後に本体14を成形型13から外すことで、電飾具が製造される。
【選択図】図2
Description
本発明は、配線ケーブルの長手方向に沿って複数のLEDランプを配設した電飾ケーブルを用いた電飾具の製造方法及びその電飾具に関するものである。
従来、配線ケーブルの長手方向に沿って複数のLEDランプを配設した電飾ケーブルを用いてイルミネーションを実現する電飾具が使用されている。あるいは、ポリ塩化ビニル等から成るチューブ内にLED回路を内蔵したチューブライトを用いてイルミネーションを実現する電飾具も用いられている。その中でも、鉄やプラスチック等のワイヤによって本体形状の土台となるフレームを形成し、そのフレームに電飾ケーブルを巻きつけた電飾具、又はそのフレームにチューブライトを留めた電飾具が多く見られる(例えば非特許文献1、非特許文献2及び非特許文献3)。これら電飾具は、キャラクター人形、動物、星、アルファベット、クリスマス用モチーフ、自動車、電車、航空機等、種々のモチーフの形状に象られており、室内や屋外を装飾するために利用されている。
クリスマス&イルミネーションと飾りのPROショップ、クリスマスイルミネーション、LEDモチーフ3、型番WG−7347、商品名:LEDクリスタルモチーフスノーマン(ホワイト)、[online]、株式会社イチハシスタジオ、[平成19年11月9日検索]、インターネット<URL:http://www.kanban-display.co.jp/page/x'mas-page/x'mas-0607-page/xmas-07-ledmotif3-p/wg-7437.html>、電飾ケーブルを用いた電飾具の従来例、図6を参照 アピタのクリスマスツリー屋さん、イルミネーション電飾・モチーフ、インテリアライト、Xmas 高輝度LEDクリスタルイルミネーション・112cmティラノザウルス(ホワイト&パステルグリーンLED) CKT−TSR−WVG、商品番号:cb725−370212、[online]、ユニー株式会社アピタeショップ、[平成19年11月9日検索]、インターネット<URL:http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/apita/cabinet/xmas37cb/cb725-370212.jpg>、電飾ケーブルを用いた電飾具の従来例、図7を参照 神戸クリスマスギャラリーのネットショップ、チューブライトモチーフ、商品ID:31MLSA、商品名:チューブライトサンタ、[online]、神戸クリスマスギャラリー、[平成19年11月9日検索]、インターネット<URL:http://kobe-xmas.com/cgi-bin/item.cgi?item_id=31MLSA&ctg_id=g%2d1&page=1>、チューブライトを用いた電飾具の従来例、図8を参照
クリスマス&イルミネーションと飾りのPROショップ、クリスマスイルミネーション、LEDモチーフ3、型番WG−7347、商品名:LEDクリスタルモチーフスノーマン(ホワイト)、[online]、株式会社イチハシスタジオ、[平成19年11月9日検索]、インターネット<URL:http://www.kanban-display.co.jp/page/x'mas-page/x'mas-0607-page/xmas-07-ledmotif3-p/wg-7437.html>、電飾ケーブルを用いた電飾具の従来例、図6を参照 アピタのクリスマスツリー屋さん、イルミネーション電飾・モチーフ、インテリアライト、Xmas 高輝度LEDクリスタルイルミネーション・112cmティラノザウルス(ホワイト&パステルグリーンLED) CKT−TSR−WVG、商品番号:cb725−370212、[online]、ユニー株式会社アピタeショップ、[平成19年11月9日検索]、インターネット<URL:http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/s/?@0_mall/apita/cabinet/xmas37cb/cb725-370212.jpg>、電飾ケーブルを用いた電飾具の従来例、図7を参照 神戸クリスマスギャラリーのネットショップ、チューブライトモチーフ、商品ID:31MLSA、商品名:チューブライトサンタ、[online]、神戸クリスマスギャラリー、[平成19年11月9日検索]、インターネット<URL:http://kobe-xmas.com/cgi-bin/item.cgi?item_id=31MLSA&ctg_id=g%2d1&page=1>、チューブライトを用いた電飾具の従来例、図8を参照
上記チューブライトは、チューブの肉厚部の厚みやLED回路の導線の脆弱性等のため、鋭角に屈曲させることが困難で、鋭角に屈曲させて所望の位置にライトを配置したい場合には不向きである。したがって、鋭角に屈曲させた方が高い装飾効果を得られる形状においては使用することが難しい。一方、電飾ケーブルは屈曲性に優れており、電飾ケーブルを鋭角に屈曲させてランプを所望の位置に配置することができる。このため、鋭角部を多数有するフレーム形状にも好適に利用することが可能であり、この利点によって、フレームの土台に対して電飾ケーブルが用いられることが多い。
ところで、電飾具の製造工程においては多くの部分を作業者の手作業に依存しており、例えば、本体形状の土台となるフレーム形成や、フレームに電飾ケーブルを巻きる作業又はフレームにチューブライトを留める作業は、作業者が行う場合が多い。上記利点により電飾ケーブルを用いる場合でも、特に、キャラクター人形や動物等の複雑な立体形状の電飾具の製造においては、フレームに電飾ケーブルを巻きつける作業は複雑で手間がかかり、作業者の負担が大きい。また、そもそも複雑な立体形状の場合、フレーム形成の作業自体が容易でなく、これも作業者の負担を増大させている。
本発明は、どの形状にも好適に対応可能な電飾ケーブルを用いた電飾具を容易に製造できる方法、また容易に製造できる電飾具を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
すなわち、第1の手段は、配線ケーブルの長手方向に沿って複数のLEDランプを配設した電飾ケーブルを用いた電飾具を製造する方法であり、溶融した透光性樹脂を電飾具本体の成形型に流し入れる流入工程と、前記電飾ケーブルの少なくとも一部を未固化状態の樹脂と接触させる接触工程と、当該接触状態を維持したまま樹脂を固化する固化工程とを含む。
第1の手段では、溶融樹脂を成形型に流し入れた上で電飾ケーブルの少なくとも一部を未固化状態の樹脂と接触させ、この状態のまま樹脂を固化する。これにより、本体としての樹脂成形体が形成されるとともに、電飾ケーブルが樹脂成形体に接着されるため、複雑な作業を必要とすることなく、電飾ケーブルを用いた電飾具を容易に形成することができる。
第2の手段では、前記接触工程において、電飾ケーブルの少なくとも一部を、未固化状態の樹脂中に埋没させる。
第2の手段によれば、未固化状態の樹脂中に埋没した電飾ケーブルの部分全体が樹脂によって覆われるため、高い防水性を得ることができる。
第3の手段では、前記流入工程において、溶融樹脂を線状に押出し成形型内に流し入れ、曲がりくねった状態で成形型の内壁面上に折り重ね立体網状に集合させる。
第3の手段では、樹脂を立体網状に集合させた状態で固化させることにより、イルミネーション効果の高い複雑な形状の電飾具を形成することができる。
第4の手段は、前記接触工程の前に、前記流入工程にて流入れた溶融樹脂を一旦固化する前固化工程をさらに含み、前記接触工程では、当該固化樹脂上に配した電飾ケーブルの上からさらに溶融樹脂を流し入れることによって、当該電飾ケーブルと未固化状態の樹脂とを接触させる。
第4の手段のように、樹脂を一旦固化してから電飾ケーブルを配るようにすれば、電飾ケーブルの配置調整を容易に行うことができ、複雑な本体形状に対応させて電飾ケーブルを配置したい場合は特に有効である。
第5の手段では、前記接触工程において、各LEDランプが所定間隔で配置されるように、電飾ケーブルを配する。
第5の手段のように、各LEDランプを所定間隔で配置すれば、装飾効果の高い電飾具を製造することができる。
第6の手段では、前記接触工程において、各LEDランプが成形型の内壁面に沿って配置されるように、電飾ケーブルを配する。
第6の手段のように、各LEDランプを成形型の内壁面に沿って配置すれば、装飾効果の高い電飾具を製造することができる。
第7の手段では、前記流入工程において、溶融樹脂を成形型の内壁面に沿って一定の厚みに流し入れ、開口部を有し成形型に沿った形状に固化されるように調整し、前記固化工程を経て成形型形状に固化した二つの樹脂成形体の各開口部を対向させて接着し、中空の樹脂成形体を形成する接着工程をさらに含む。
第7の手段によれば、電飾ケーブルを用いた中空形状の電飾具も複雑な工程を要することなく容易に製造することができる。
第8の手段は、透光性樹脂により成形された本体と、配線ケーブルの長手方向に沿って複数のLEDランプを配設した電飾ケーブルとを備え、前記電飾ケーブルは、少なくともその一部が本体の肉厚部内に埋込まれている電飾具である。
第8の手段では、電飾ケーブルを用いても複雑な作業を要することなく容易に製造することができる電飾具を提供することが可能である。
第9の手段は、前記電飾ケーブルにおいて、LEDランプが本体肉厚部内に埋込まれている電飾具である。また、第10の手段は、前記LEDランプが、本体形状に沿って点在配置されている電飾具である。
これら第9の手段及び第10の手段では、イルミネーション効果及び装飾効果の高い電飾具を提供することができる。
(第1実施形態)
以下に、本発明を具現化した第1実施形態について図面に基づいて説明する。最初に、図1〜図3に基づいて、第1実施形態における電飾具の製造工程を説明する。なおこれらの図では、本発明と関連しない構成等は適宜省略されている。
以下に、本発明を具現化した第1実施形態について図面に基づいて説明する。最初に、図1〜図3に基づいて、第1実施形態における電飾具の製造工程を説明する。なおこれらの図では、本発明と関連しない構成等は適宜省略されている。
図1(a)に示すように、エクストルーダ11に、ポリスチロール、ポリカーボネート、ポリプロピレン、アクリル等の透光性樹脂の材料チップR1を入れて加熱溶融し、エクストルーダ11の下面に突設された複数のノズル11aから溶融樹脂R2を線状に押し出す。エクストルーダ11は、図1(b)に示すように、中心線Lを軸として回転しながらx軸方向・z軸方向に移動可能である。
図2(a)に示すように、エクストルーダ11の下方に、電飾具本体の形状に応じた成形型13を配置し、エクストルーダ11を回転しながら、線状の溶融樹脂を未固化状態のまま流し入れる。流し入れられた溶融樹脂は成形型13の内壁面で受け止められ、曲がりくねった状態で折り重なる。そして、線状樹脂の重なり高さが略均一となるように(成形型13に沿った形状になるように)調整しながら、成形型13の内壁面全面が溶融樹脂で覆われるようにエクストルーダ11をx軸方向・z軸方向に移動させていく。
成形型13内の溶融樹脂が未固化状態の間に電飾ケーブル12を成形型内に配し(図2(b))、電飾ケーブルの少なくとも一部を溶融樹脂と接触させる。なお、この電飾ケーブル12には、長手方向に沿って複数のLED12aが配設されており、溶融樹脂と接触させる際には各LED12aが所定間隔で配置されるように調整することが好ましい。また、成形型13の形状に沿って、成形型13の内壁面から一定高さの位置に配するように調整するとさらに好ましい。これらの調整により、装飾効果の高い電飾具を製造することができる。
そして、前記接触状態を維持したまま、常温の雰囲気中で溶融樹脂を固化させる(図2(c))。これにより、本体14としての樹脂成形体が形成されるとともに、電飾ケーブル12が本体14に接着される。
最後に本体14を成形型13から外せば、立体網状に形成された樹脂成形体である本体14に電飾ケーブル12が接着された電飾具が完成する。
なお、電飾ケーブル12を溶融樹脂に接触させる際に、電飾ケーブル12を溶融樹脂中に埋没させてもよい。これにより、より確実な接着性を得ることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明を具現化した第2実施形態における電飾具の製造工程について、図3を参照し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお図3においては、第1実施形態と同じ構成等については同じ符号を付すものとする。
次に、本発明を具現化した第2実施形態における電飾具の製造工程について、図3を参照し、第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお図3においては、第1実施形態と同じ構成等については同じ符号を付すものとする。
第2実施形態では、電飾ケーブル12を配する前に、先に成形型内に流し入れておいた樹脂を固化して基層を形成しておく。なおこの基層も、線状樹脂の重なり高さが略均一(成形型に沿った形状)に形成しておく。そして、基層が固化した段階で成形型から外す。その上で、図3(a)に示すように、基層としての固化樹脂上に電飾ケーブル12を配し、電飾ケーブル12の上から溶融樹脂をさらに流し入れ、電飾ケーブル12と溶融樹脂とを接触させる。そして、この接触状態を維持したまま、流し入れた溶融樹脂を固化させる。これにより、本体14が形成されるとともに、電飾ケーブル12が本体14に接着される。
なお、電飾ケーブル12を固化樹脂(基層)上に配する際に、止め具や結束具等を使用して電飾ケーブルを固化樹脂(基層)に固定してもよい。これにより、電飾ケーブルの配置のずれを有効に防止することができる。
本実施形態では、基層としての固化樹脂上に電飾ケーブル12を配することにより、各LED12aの配置調整を容易に行うことができ、本体14を複雑な形状に形成しそれに対応させた配置を行いたい場合には特に有効である。
さらに本実施形態では、1本の電飾ケーブル12を二つの本体で共有する。すなわち、図3(b)に示すように、電飾ケーブル12の他端側をもう一つの基層内に配し、本体14と同様の工程にて本体16を形成する。そして、図3(c)に示すように、二つの本体14,16の各開口部を対向させて接着する。これにより、中空部を有する形状が形成される。この場合、本体16に電飾ケーブルを圧迫しないための切欠部16aを形成しておくとよい。
なお、基層が固化した段階で成形型から外さずに、そのまま成形型内に留めておいてもよい。そして、成形型内の基層上に電飾ケーブル12を配し、その電飾ケーブル12の上から溶融樹脂をさらに流し入れて固化した後に成形型から外してもよい。
また、基層上に配した電飾ケーブル12上に溶融樹脂を流し入れて固化した後に、さらにその層の上に電飾ケーブルを配し溶融樹脂を流し入れて固化させる工程を繰り返すことも可能である。これにより、電飾ケーブルを多重に配することができ、より効果的な電飾を実現する電飾具を製造することが可能となる。
(第3実施形態)
次に、本発明を具現化した第3実施形態における電飾具の製造工程について、図4を参照し、先の第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお図4においては、第1実施形態と同じ構成等については同じ符号を付すものとする。
次に、本発明を具現化した第3実施形態における電飾具の製造工程について、図4を参照し、先の第1実施形態との相違点を中心に説明する。なお図4においては、第1実施形態と同じ構成等については同じ符号を付すものとする。
第3実施形態では、図4(a)に示すように、エクストルーダ11の下面に太いノズル11bを突設し、成形型23内に液体状の溶融樹脂R3を流し入れる。流し入れられた溶融樹脂は成形型23の内壁面で受け止められ面的に拡がり、平滑状の表面を有する溶融樹脂層が形成されていく。この場合、溶融樹脂の粘着性に応じ、エクストルーダ11をx軸方向又はz軸方向に移動させて平滑状の表面が略均一高さに形成されるように調整してもよい。このようにして、平滑状の表面を有する溶融樹脂層の高さが連続的に増加していく。
図4(b)のように、成形型23の所定高さまで溶融樹脂が流し入れられた段階で、溶融樹脂が未固化状態の間に電飾ケーブル12を成形型23内に配し、電飾ケーブル12の少なくとも一部を溶融樹脂と接触させる。そして、この接触状態を維持したまま、常温の雰囲気中で溶融樹脂を固化させる。これにより、電飾ケーブル12が、樹脂成形体としての本体24に接着される。最後に本体24を成形型23から外せば、クリスタル状に形成された本体24に電飾ケーブル12が接着された電飾具が完成する。
図2(c)は、このように製造された電飾具25の利用態様例を示している。この例では、複数の電飾具25をケーブルタワー26に配設し、全体で1つの電飾具27を構成している。
なお、本実施形態においても、電飾ケーブル12を溶融樹脂に接触させる際に、電飾ケーブル12を溶融樹脂中に埋没させてもよい。これにより、より確実な接着性を得ることができる。また、埋没した部分は溶融樹脂に覆われることになるため、高い防水性を得ることもできる。
(第4実施形態)
次に、本発明を具現化した第4実施形態における電飾具の製造工程について、図5を参照し、先の第1実施形態及び第3実施形態との相違点を中心に説明する。なお図5においては、第1実施形態及び第3実施形態と同じ構成等については同じ符号を付すものとする。
次に、本発明を具現化した第4実施形態における電飾具の製造工程について、図5を参照し、先の第1実施形態及び第3実施形態との相違点を中心に説明する。なお図5においては、第1実施形態及び第3実施形態と同じ構成等については同じ符号を付すものとする。
本実施形態においても、成形型33内に流し入れられた溶融樹脂は、第3実施形態と同様に、一定高さの平滑状の表面を有する溶融樹脂層を形成しながらその表面高さを連続的に増加させていく。但し、本実施形態では、図5(a)に示すように、表面高さが所定高さH1に到達したら、そこで一旦樹脂を固化させ基層を形成する。基層としての固化樹脂上に電飾ケーブル12を配した後、電飾ケーブル12の上からさらに溶融樹脂R3を流し入れ、電飾ケーブル12と溶融樹脂とを接触させる。そして、この接触状態を維持したまま、図5(b)に示すように、溶融樹脂の表面高さが所定高さH2に到達したら、流し入れを止めて溶融樹脂を固化させる。これにより、電飾ケーブル12が樹脂成形体としての本体34に接着され、電飾具が完成する。
上記のように形成された電飾具35の利用態様例が、図5(c)に示されている。この例では、電飾具35が水族館の水槽36の水中内に配置されている。電飾具35では、本体34中で電飾ケーブル12全体が溶融樹脂に覆われているため、高い防水性を有し、特に水中用としての利用価値が高い。
以上説明した第1〜第4実施形態により製造される電飾具の形状としては、キャラクター人形、動物、星、アルファベット、クリスマス用モチーフ、自動車、電車、航空機等、種々のモチーフの形状がある。また、これら電飾具の利用方法としては、住宅や店舗の室内又は屋外の装飾用、屋外の看板用、水中イルミネーション用等、種々の態様がある。
(他の実施形態)
なお、以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に示した形態で実施することもできる。
なお、以上説明した実施の形態に限らず、例えば以下に示した形態で実施することもできる。
・第1実施形態及び第2実施形態においては、線状の溶融樹脂を複数のノズル11aから押し出していたが、ノズル11aは1本でもよい。
・第1実施形態及び第2実施形態において、ノズル11aの先端を、線状の溶融樹脂自体が回転しながら降下していく形状に形成してもよい。この場合、エクストルーダ11自体は回転しなくてもよい。
・第3実施形態又は第4実施形態の方法によって本体24又は34を形成した後に、線状の溶融樹脂を本体24又は34の表面上に折り重ねて立体網状に集合させてもよい。これにより、本体24又は34中では電飾ケーブル12全体が樹脂に覆われて高い防水性を得られるとともに、表面はイルミネーション効果の高い複雑な立体網状の電飾具が形成される。
・本体を形成する樹脂は、種々の色に着色されていてもよい。但し、透光性を損なう着色が施されると、LEDの光が透過せず、電飾具としての効果が低減されてしまうため、透光性を維持する着色であることが好ましい。
11…エクストルーダ、12…電飾ケーブル、14…本体、16…本体、23…成形型、24…本体、25…電飾具、33…成形型、34…本体、35…電飾具。
Claims (10)
- 配線ケーブルの長手方向に沿って複数のLEDランプを配設した電飾ケーブルを用いた電飾具を製造する方法であって、
溶融した透光性樹脂を電飾具本体の成形型に流し入れる流入工程と、
前記電飾ケーブルの少なくとも一部を未固化状態の樹脂と接触させる接触工程と、
当該接触状態を維持したまま樹脂を固化する固化工程と、
を含む電飾具の製造方法。 - 前記接触工程では、電飾ケーブルの少なくとも一部を、未固化状態の樹脂中に埋没させることを特徴とする請求項1の電飾具の製造方法。
- 前記流入工程では、溶融樹脂を線状に押出し成形型内に流し入れ、曲がりくねった状態で成形型の内壁面上に折り重ね立体網状に集合させることを特徴とする請求項1又は2に記載の電飾具の製造方法。
- 前記接触工程の前に、前記流入工程にて流入れた溶融樹脂を一旦固化する前固化工程をさらに含み、
前記接触工程では、当該固化樹脂上に配した電飾ケーブルの上からさらに溶融樹脂を流し入れることによって、当該電飾ケーブルと未固化状態の樹脂とを接触させることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の電飾具の製造方法。 - 前記接触工程では、各LEDランプが所定間隔で配置されるように、電飾ケーブルを配することを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の電飾具の製造方法。
- 前記接触工程では、各LEDランプが成形型の内壁面に沿って配置されるように、電飾ケーブルを配することを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載の電飾具の製造方法。
- 前記流入工程では、溶融樹脂を成形型の内壁面に沿って一定の厚みに流し入れ、開口部を有し成形型に沿った形状に固化されるように調整し、
前記固化工程を経て成形型形状に固化した二つの樹脂成形体の各開口部を対向させて接着し、中空の樹脂成形体を形成する接着工程をさらに含むことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載の電飾具の製造方法。 - 透光性樹脂により成形された本体と、
配線ケーブルの長手方向に沿って複数のLEDランプを配設した電飾ケーブルとを備える電飾具であって、
前記電飾ケーブルは、少なくともその一部が本体の肉厚部内に埋込まれていることを特徴とする電飾具。 - 前記電飾ケーブルは、LEDランプが本体肉厚部内に埋込まれていることを特徴とする請求項8に記載の電飾具。
- 前記LEDランプは、本体形状に沿って点在配置されていることを特徴とする請求項8又は9に記載の電飾具。
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CN104930394A (zh) * | 2015-06-17 | 2015-09-23 | 邝镜棠 | 一种圣诞装饰灯 |
JP2016167132A (ja) * | 2015-03-09 | 2016-09-15 | 株式会社タカラトミー | 画像表示システム |
JP2018049773A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | 有限会社 トラスト21 | 照明機器 |
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- 2007-11-15 JP JP2007296843A patent/JP2009119740A/ja active Pending
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