JP2009118925A - X線可動絞り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】X線撮影においてX線受光部にはX線管の焦点で発生するX線だけでなく、焦点以外の陽極の表面で発生する焦点外X線も入射している。焦点外X線によりX線の発生源の面積は厳密には焦点の面積以上に大きくなるため、撮影されるX線画像の画質の劣化を生じている。
【解決手段】可動絞り14内のリーフ15および16よりX線管1の焦点3に近い位置に、その中心が照射野中心線20上にあり、焦点面積より小さい面積の例えば円形の孔であるピンホール7Aを有するピンホール付遮蔽板7を配置する。ピンホール付遮蔽板7はX線吸収体により構成されているので、焦点3で発生したX線も焦点外X線もまずピンホール付遮蔽板7によってコリメートされ、その後さらにリーフ15および16よりコリメートされることにより、X線受光部12に入射する焦点外X線の量を大幅に減らすことができる。
【選択図】 図1
【解決手段】可動絞り14内のリーフ15および16よりX線管1の焦点3に近い位置に、その中心が照射野中心線20上にあり、焦点面積より小さい面積の例えば円形の孔であるピンホール7Aを有するピンホール付遮蔽板7を配置する。ピンホール付遮蔽板7はX線吸収体により構成されているので、焦点3で発生したX線も焦点外X線もまずピンホール付遮蔽板7によってコリメートされ、その後さらにリーフ15および16よりコリメートされることにより、X線受光部12に入射する焦点外X線の量を大幅に減らすことができる。
【選択図】 図1
Description
本発明はX線透視撮影に用いられるX線可動絞り装置に関する。
X線撮影等に用いられるX線は通常その発生源であるX線管焦点から出力されるX線ビームのうち必要な部分のみをコリメートして使用される(例えば特許文献1参照)。このためX線透視撮影装置では図4に示すようにX線管1のX線射出部に可動絞り4が取り付けられる。可動絞り4はそれぞれ照射野中心線20を中心に対向配置されて開閉する2枚のX線吸収体により構成されるリーフ5およびリーフ6を内蔵し、外部からの操作によりそれらを開閉することにより、X線管1の焦点3から出力されるX線が通過できる開口の幅を変化させて、たとえばフラットパネル型X線検出器やX線フィルム等により構成されるX線受光部12に最適な照射野を形成する。ただしX線管1は焦点3以外の陽極2の表面全体からもX線を出力している。これらのX線は焦点外X線と呼ばれ、焦点3でX線が発生するとき同時に発生した2次電子が再度陽極2の表面に衝突して発生するもので、焦点3で発生するX線に比べて強度は小さいが、その一部はリーフ5およびリーフ6の開口部を通過してX線受光部12に至り、X線受光部12を覆ってより広い面積に照射される。
平1−156700号公報
上述したようにX線受光部12にはX線管1の焦点3で発生するX線だけでなく、焦点3以外の陽極2の表面で発生する焦点外X線も入射している。焦点外X線によりX線の発生源の面積は厳密には焦点の面積以上に大きくなるため、撮影されるX線画像の画質の劣化を生じている。本発明はこの問題を低減するためのものである。
請求項1記載の発明は上記の目的を達成するために、X線管のX線照射口に取り付けられ、内蔵するX線遮蔽板を開閉することによりX線の照射野を制限するX線可動絞り装置において、中心が前記照射野の中心線上に位置し前記X線管の焦点の面積より小さい面積の孔を有するピンホール付きX線遮蔽板を前記X線遮蔽板より前記X線管に近い側に内蔵するX線可動絞り装置を提供する。
請求項2記載の発明は上記の目的を達成するために、X線管のX線照射口に取り付けられ、内蔵するX線遮蔽板を開閉することによりX線の照射野を制限するX線可動絞り装置において、回転可能に支持され、前記回転の中心から照射野の中心線までの距離を半径とする円周上に、前記X線管の焦点の面積より小さく、面積の異なる複数個の孔を有し、操作者が回転させることにより前記複数個の孔のうちの任意の孔を照射野の中心線上に配置可能であるピンホール付きX線遮蔽板を前記X線遮蔽板より前記X線管に近い側に内蔵するX線可動絞り装置を提供する。
本発明により可動絞り内のリーフよりX線管の焦点に近い位置に焦点面積より小さい面積の孔を有するX線遮蔽板を配置することにより、X線受光部に入射する焦点外X線の量を大幅に減らすことができるので、焦点外X線によるX線画像の画質の劣化を低減することができる。
本発明の実施例について図1を用いて説明する。X線撮影のためのX線の発生源であるX線管1のX線射出部には、焦点3から出力されるX線ビームのうち撮影に不要な部分を遮断するために可動絞り14が取り付けられる。可動絞り14はそれぞれ照射野中心線20を中心に対向配置されて開閉する2枚のX線吸収体により構成されるリーフ15およびリーフ16を内蔵し、外部からの操作によりそれらを開閉することにより、X線管1の焦点3から出力されるX線が通過できる開口の幅を変化させて、たとえばフラットパネル型X線検出器やX線フィルム等により構成されるX線受光部12に最適な照射野を形成する。ただしX線管1は焦点3以外の陽極2の表面全体からもX線を出力している。これらのX線は焦点外X線と呼ばれ、焦点3でX線が発生するとき同時に発生した2次電子が再度陽極2の表面に衝突して発生するもので、焦点3で発生するX線に比べて強度は小さいが、その一部はリーフ15およびリーフ16の開口部を通過してX線受光部12に至っている。このような焦点外X線によりX線の発生源の面積は厳密には焦点の面積以上に大きくなるため、撮影されるX線画像の画質の劣化を生じている。
以上は背景技術の項で述べたのと同じであるが、本発明では可動絞り14内のリーフ15および16よりX線管1の焦点3に近い位置に、その中心が照射野中心線20上にあり、リーフ15および16の開口が焦点3の両端とピンホール7Aを結ぶ範囲以下となるピンホール7Aを有するピンホール付遮蔽板7を配置している。ピンホール付遮蔽板7はX線吸収体により構成されているので、焦点3で発生したX線も焦点外X線もまずピンホール付遮蔽板7によってコリメートされ、その後さらにリーフ15および16よりコリメートされることにより、X線受光部12に入射する焦点外X線の量を大幅に減らすことができるので、焦点外X線によるX線画像の画質の劣化を低減することができる。なおピンホール7Aの形状は特に円形にこだわるものではなく任意の形状でよい。
次に図2および図3により第二の実施例について説明する。第二の実施例は上記の実施例のピンホール付遮蔽板7の代わりに直径の異なる複数個の円形の孔を有するピンホール付遮蔽板9を配置している。X線吸収体により構成されるピンホール付遮蔽板9はその上面図を図3に示すように、可動絞り8内に取り付けられたパルスモータ11の回転軸に同軸状に取り付けられ、パルスモータ11により回転する歯車10と噛合する歯をその全周に有し、自身の回転軸芯9Eを中心に回転可能に可動絞り8に支持されるとともに、同じく回転軸芯9Eを中心とし、回転軸芯9Eから照射野中心線20までの距離を半径とする円周上に、いずれも焦点3の面積より小さい面積の直径の異なる4個の円形のピンホール9A、9B、9C、9Dが設けられている。そして操作者(図示しない)が可動絞り8の操作パネル(図示しない)を操作して、パルスモータ11に適当数の電力パルスを供給して回転駆動することによりピンホール付遮蔽板9を回転させて4個のピンホール9A、9B、9C、9Dのうちの所望の直径のピンホールを照射野中心線20上に配置することができる。なお図2において図1と同じ符号で示す部品は図1と同じものなので説明は省略する。
4個のピンホール9A、9B、9C、9Dについては、直径が大きくなれば照射野寸法および焦点外X線の影響がともに大きくなり、直径が小さくなればともに小さくなるので、第二の実施例に示す方法により、撮影する被写体の大きさに適した径のピンホールを選定して使用することができる。またピンホールの大きさを変えることにより、実際の焦点3の寸法より小さい4個の焦点3の中から適当なものを選ぶことができる。
上記の実施例でピンホール付遮蔽板9に設けるピンホールの個数は特に4個にこだわるものではなく、2個以上の任意の個数でよい。
上記の実施例でピンホール付遮蔽板9を回転させるために、パルスモータ11および歯車10を用いたが、パルスモータ11の代わりに歯車10と同軸状につまみを取り付け、操作者がつまみを回転させることにより、ピンホール付遮蔽板9を回転させてもよい。またパルスモータ11の代わりに通常のモータを用いてもよい。
本発明はX線透視撮影に用いられるX線可動絞り装置に関する。
1:X線管
2:陽極
3:焦点
4:可動絞り
5:リーフ
6:リーフ
7:ピンホール付遮蔽板
7A:ピンホール
8:可動絞り
9:ピンホール付遮蔽板
9A:ピンホール
9B:ピンホール
9C:ピンホール
9D:ピンホール
9E:回転軸芯
10:歯車
11:パルスモータ
12:X線受光部
14:可動絞り
15:リーフ
16:リーフ
20:照射野中心線
2:陽極
3:焦点
4:可動絞り
5:リーフ
6:リーフ
7:ピンホール付遮蔽板
7A:ピンホール
8:可動絞り
9:ピンホール付遮蔽板
9A:ピンホール
9B:ピンホール
9C:ピンホール
9D:ピンホール
9E:回転軸芯
10:歯車
11:パルスモータ
12:X線受光部
14:可動絞り
15:リーフ
16:リーフ
20:照射野中心線
Claims (2)
- X線管のX線照射口に取り付けられ、内蔵するX線遮蔽板を開閉することによりX線の照射野を制限するX線可動絞り装置において、中心が前記照射野の中心線上に位置し前記X線管の焦点の面積より小さい面積の孔を有するピンホール付きX線遮蔽板を前記X線遮蔽板より前記X線管に近い側に内蔵することを特徴とするX線可動絞り装置。
- X線管のX線照射口に取り付けられ、内蔵するX線遮蔽板を開閉することによりX線の照射野を制限するX線可動絞り装置において、回転可能に支持され、回転軸心から照射野の中心線までの距離を半径とする円周上に、前記X線管の焦点の面積より小さく、面積の異なる複数個の孔を有し、操作者が回転させることにより前記複数個の孔のうちの任意の孔を照射野の中心線上に配置可能であるピンホール付きX線遮蔽板を前記X線遮蔽板より前記X線管に近い側に内蔵することを特徴とするX線可動絞り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007293883A JP2009118925A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | X線可動絞り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007293883A JP2009118925A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | X線可動絞り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2009118925A true JP2009118925A (ja) | 2009-06-04 |
Family
ID=40811771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007293883A Pending JP2009118925A (ja) | 2007-11-13 | 2007-11-13 | X線可動絞り装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2009118925A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016119515A1 (zh) * | 2015-01-30 | 2016-08-04 | 合肥美亚光电技术股份有限公司 | 计算机断层成像设备及通过其拍摄断层图像的方法 |
CN108937976A (zh) * | 2017-05-27 | 2018-12-07 | 上海西门子医疗器械有限公司 | X射线系统、测量x射线管的焦点的偏移的方法、准直器 |
CN108956658A (zh) * | 2017-05-27 | 2018-12-07 | 上海西门子医疗器械有限公司 | X射线系统和校准x射线管的偏转电流的方法 |
CN111053977A (zh) * | 2019-12-20 | 2020-04-24 | 上海联影医疗科技有限公司 | 多叶光栅和放射治疗装置 |
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2007
- 2007-11-13 JP JP2007293883A patent/JP2009118925A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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