JP2009116744A - データ管理システム、データ管理方法、及びデータ管理プログラム。 - Google Patents

データ管理システム、データ管理方法、及びデータ管理プログラム。 Download PDF

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Abstract

【課題】 データに種々の操作が行われた場合に、データ管理システムへの操作を意識することなく、かつ、複数の装置に分散した環境でも、そのデータの系統及び派生関係を適切に管理可能とする。
【解決手段】 データが変更された場合に、変更前のデータと変更後のデータの関係を管理するデータ管理システムであって、一又は二以上のデータ11と、データ11の動作を阻害しない形式でそれぞれのデータ11に埋め込まれたID12を記憶するデータ記憶装置10と、データ11が変更されると、データの変更情報を第二の処理装置40に送信し、第二の処理装置40から受信したIDの変更情報にもとづき、データ記憶装置10におけるID12を更新する第一の処理装置20と、データの変更情報にもとづき、データのIDを変更し、このIDの変更情報を第一の処理装置20に送信する第二の処理装置40を有するデータ管理システムとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンピュータ上のデータが変更された場合に、変更前後のデータの関係を適切に管理可能なデータ管理システムに関する。
従来、データ管理システムにおいて、データを変更することなどにより生じた派生データを適切に管理するためには、一般に管理するデータを一つのコンピュータ上に集約させる必要があり、複数のコンピュータに分散して派生したデータを管理することは困難であるという問題があった。
また、データ管理システム固有のソフトウェアを操作しないとデータの管理ができないという問題があった。
すなわち、従来の文書ファイルなどのデータの管理では、複数のシステム間でバージョン管理などのデータ間の関係を管理しようとした場合、ひとつのデータ管理システムを介してデータ操作(更新、作成など)を行うようにするか、あるいは複数のデータ管理システムを何らかの方法で統合して動作させる必要があった。
したがって、これらのデータ管理システムを介さずにデータ操作を行った場合、システム間におけるデータ管理の一貫性が保証できなくなってしまう。
このため、例えば、複数の場所に点在する系列データ(複製データ、元データ、派生データ、最新データ)について、どのデータから他のデータが派生しているかを検出して管理するために、一つのコンピュータ上にデータを集約するなどの対応が行われていた。
ここで、データ管理に関連する先行技術としては、例えば特許文献1に記載の文書管理システムや、特許文献2に記載のデータベース管理システムなどを挙げることができる。
特許文献1に記載の文書管理システムは、文書を一意に特定する正本IDと、その副本を一意に特定する副本IDとの派生関係を派生関係情報として管理する。これにより、副本IDが指定されたアクセス要求に対してその副本IDに関連づけられた正本IDを一意に特定することができ、その正本IDに対応する文書をアクセス要求元に提供することができる。
また、特許文献2に記載のデータベース管理システムによれば、オブジェクトへの処理操作に伴うオーバヘッドを軽減できる。また、削除済みオブジェクトの格納位置を再利用し、登録中のオブジェクトの格納配置を容易かつ高速に変更できる。
特開2007−004649号公報 特開平09−106368号公報
しかしながら、特許文献1に記載の文書管理システムは、複製した文書の派生関係を管理するためのものであり、複製のみならず、データに様々な変更が加えられた場合にそのデータの派生関係を適切に管理可能なものではなかった。また、データの系統を考慮して派生関係を管理することはできなかった。さらに、このシステムではデータを集約させる必要があり、分散環境において好適に利用できるものではなかった。
また、特許文献2に記載のデータベース管理システムは、単一のデータベース内において処理性能を向上させるためにデータ管理を行うものであり、データが複数のコンピュータや記憶装置に存在する場合に好適に利用できるものではなかった。また、このシステムでは、データの系統を考慮して派生関係を適切に管理することはできなかった。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、データに種々の操作が行われた場合に、データ管理システムへの操作を意識することなく、かつ、複数の装置に分散した環境でも、そのデータの系統及び派生関係を適切に管理可能なデータ管理システム、データ管理方法、及びデータ管理プログラムの提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のデータ管理システムは、データが変更された場合に、変更前のデータと変更後のデータの関係を管理するデータ管理システムであって、一又は二以上のデータと、データの動作を阻害しない形式でそれぞれのデータに埋め込まれたIDを記憶するデータ記憶装置と、データが変更されると、データの変更情報を第二の処理装置に送信し、第二の処理装置から受信したIDの変更情報にもとづき、データ記憶装置におけるIDを更新する第一の処理装置と、データの変更情報にもとづき、データのIDを変更し、このIDの変更情報を第一の処理装置に送信する第二の処理装置とを有する。
また、本発明のデータ管理方法は、データが変更された場合に、変更前のデータと変更後のデータの関係を管理するデータ管理方法であって、一又は二以上のデータと、データの動作を阻害しない形式でそれぞれのデータに埋め込まれたIDを記憶し、データが変更されると、データの変更情報にもとづき、データのIDを変更し、IDの変更情報にもとづき、データに埋め込まれたIDを更新する方法としてある。
また、本発明のデータ管理プログラムは、データが変更された場合に、変更前のデータと変更後のデータの関係をコンピュータに管理させるためのデータ管理プログラムであって、コンピュータを、一又は二以上のデータと、データの動作を阻害しない形式でそれぞれのデータに埋め込まれたIDを記憶するデータ記憶手段、データが変更されると、データの変更情報を第二の処理手段に送信し、第二の処理手段から受信したIDの変更情報を、データ記憶手段におけるIDに更新する第一の処理手段、及び、データの変更情報にもとづき、データのIDを変更し、このIDの変更情報を第一の処理手段に送信する第二の処理手段として機能させる構成としてある。
本発明によれば、データの操作を行った場合に、データ管理システムへの操作を意識することなく、そのデータの系統や派生関係の管理を適切に行うことができる。
また、管理対象のデータを複数の装置や場所に点在した場合でも、そのデータ管理を適切に行うことができる。
以下、本発明に係るデータ管理システムの好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態に示す本発明のデータ管理システムは、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。コンピュータのCPUは、プログラムにもとづいてコンピュータの各構成要素に指令を送り、ID処理装置やデータ処理装置の動作に必要となる所定の処理、例えば、リスト情報取得処理、ID採番処理、リスト情報更新処理、ID変更情報送信処理、データ変更情報送信処理、ID更新処理等を行わせる。このように、本発明のデータ管理システムにおける各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現できるものである。
プログラムは予めROM,RAM等の記録媒体に格納され、コンピュータに実装された記録媒体から当該コンピュータにプログラムを読み込ませて実行されるが、例えば通信回線を介してコンピュータに読み込ませることもできる。
また、プログラムを格納する記録媒体は、例えば半導体メモリ,磁気ディスク,光ディスク、その他任意のコンピュータで読取り可能な任意の記録手段により構成できる。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態のデータ管理システムの構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態のデータ管理システムにおけるID、及びリストの構成を示す図である。
[データ管理システム]
図1に示すように、本実施形態のデータ管理システムは、データ記憶装置10、データ処理装置20、リスト記憶装置30、及びID処理装置40を有している。本実施形態のデータ管理システムにおいて、各装置を一の情報処理装置内に構成することも、異なる複数の情報処理装置に分散して構成することも可能である。
[データ記憶装置10]
データ記憶装置10は、図1に示すように、データ11と、これに関連づけられたID12を記憶する記憶手段である。
データ記憶装置10において、データ11及びID12のセットを一又は二以上記憶させることができる。
データ11は、アプリケーションソフトウェアなどにより操作されるデータであり、管理対象のデータを示している。
ID12は、データ11を管理するために、ID処理装置40により採番された特別なIDであり、図2に示すように、系統識別子12a、派生識別子12b、及び変化識別子12cの3つの識別子から構成されている。
系統識別子12aは、オリジナルのデータごとに一意に定まる識別子を示すものであり、データ11のオリジナルの系統を特定するものである。一のデータから派生したデータには、同一の系統識別子12aがID処理装置40により付与される。なお、ここでいうオリジナルとは、管理対象データとして新たに作成されたことを意味しており、データの創作性や新規性の有無などを必要とする概念ではない。
派生識別子12bは、データの更新により、ID12が重複しないように割り当てられる識別子である。この派生識別子12bにより、派生データ間でさらに同一の系統であるか否かを識別することができる。
変化識別子12cは、データの更新に伴って更新される識別子であり、データの更新回数を表す。
ID12は、データ処理装置20によりデータ11と関連づけられるが、この際、データ11自体の内容には影響を与えず、データ11の動作は阻害されない。すなわち、ID12は、データ11の動作を阻害しない形式でデータ11に埋め込まれている。
このとき、ID12は、アプリケーションプログラムがデータ11を操作する際にアクセスされない形式で、データ11と関連付け(紐付け)られている。すなわち、ID12は、データ11を操作するアプリケーションプログラムが扱わない/扱えない場所にあり、かつ、データ11と関連づけられている。
その方法としては、特に限定されないが、例えばWindows(登録商標)における代替データストリームと呼ばれる機能を用いて、データ11のファイルにID12を関連づけて、データ記憶装置10内に記憶させることができる。
[データ処理装置20(第一の処理装置)]
データ処理装置20は、データ記憶装置10に接続して、データ記憶装置10に記憶されているデータ11に関連づけられたID12の更新を行う処理手段である。
このデータ記憶装置10は、図1に示すように、データ変更情報送信部21、及びID更新部22を備えている。
データ変更情報送信部21は、アプリケーションソフトウェアなどの実行によって、データ11に対してコピーや移動、更新などの各種操作が行われた場合に、その操作後に、データ11のID、所在情報、操作情報(コピー,移動,更新等)を含むデータ変更情報をID処理装置40に送信する。
ID更新部22は、更新されたIDをID処理装置40から受信すると、このIDを対応するデータ11に関連づけられたID12に反映し、ID12を更新する。
[リスト記憶装置30]
リスト記憶装置30は、図1に示すように、リスト31を記憶する記憶手段である。
リスト31は、図2に示すように、データ11のID、所在情報、及び更新前派生識別子を含む情報からなる。
IDは、データ記憶装置10におけるID12と同じ構成であり、系統識別子、派生識別子、及び変化識別子からなる情報である。
所在情報は、データ記憶装置10におけるデータ11のパスなどからなり、データ11を記憶している装置や、その装置におけるデータ11の保存場所、データ11の名称などを示す。
更新前派生識別子は、更新される前のIDの派生識別子を示す情報であり、更新により派生識別子が変更された場合に、新しいIDに対応する更新前派生識別子に更新前の派生識別子が設定される。
[ID処理装置40(第二の処理装置)]
ID処理装置40は、データ処理装置20からデータ11の変更情報を受信して、データ11の変更情報に応じてID12を採番又は変更する処理手段である。また、リスト記憶装置30におけるリスト31を更新し、データの系統や派生関係を管理する。そして、ID処理装置40は、IDの変更情報(採番情報を含む)をデータ処理装置20に送信する。
ID処理装置40は、図1に示すように、リスト情報取得部41、ID採番部42、リスト情報更新部43、及びID変更情報送信部44を備えている。
リスト情報取得部41は、リスト記憶装置30におけるリスト31に含まれる情報をID処理装置40に読み込む。
ID採番部42は、データ処理装置20から送信されてきたデータ変更情報に含まれるID12、データ11の操作情報、及びリスト31に含まれる情報にもとづいて、変更後のデータ11に対応する新たなIDを採番し、又はIDを新たなものに変更する。
リスト情報更新部43は、データ11のID、所在情報、及び更新前派生識別子を含む情報をリスト記憶装置30におけるリスト31に登録する。リスト情報更新部43は、データ11にIDが新たに採番された場合には、この採番されたIDを用いて登録する。
ID変更情報送信部44は、データ11に新たに採番されたID及び所在情報を含むID変更情報をデータ処理装置20に送信する。
[データ管理システムにおける処理手順]
次に、本実施形態のデータ管理システムにおける処理手順について、図3を参照して説明する。同図は、本実施形態のデータ管理システムにおける処理手順を示すフローチャートである。
以下の処理において、ID12は、データ11の動作を阻害しない形式で、データ11に直接紐付けられて、データ記憶装置10に記憶されている。すなわち、データ11の更新やコピー、移動等を行っても、データ11はID12が付与されたままで動作する。本実施形態では、その方法として、Windows(登録商標)における代替データストリームの機能を用いることを想定している。
まず、データ記憶装置10におけるデータ11が、アプリケーションプログラムなどにより操作され、データ11に変更が生じる(ステップA1)。
データ記憶装置10に接続されたデータ処理装置20は、このデータ11の変更を検出する。このデータ11の変更としては、新規作成、更新、コピー、移動、リネーム等を挙げることができる。
そして、データ処理装置20は、変更のあったデータ11のID12、所在情報、及び操作情報をID処理装置40に送信する(ステップA2)。
この操作情報とは、データ11の変更が、新規作成、更新、コピー、移動(本実施形態では、リネームを含む)のいずれによるものであるかを示す情報である。この操作情報は、フィルタドライバの利用や、データ11の作成/更新日時の確認/比較などの既存技術により検出することができる。
ID処理装置40は、データ処理装置20から変化のあったデータ11のID12、所在情報、及び操作情報を受信すると、リスト情報取得部41によりリスト記憶装置30におけるリスト31から全てのIDを取得する(ステップA3)。取得したIDは、後述のステップA9において、IDの重複チェックに用いられる。
次に、ID処理装置40は、操作情報にもとづいて、データ11の変更内容が、新規作成、コピー/移動、更新のいずれであるかを判別する(ステップA4)。
変更内容が新規作成の場合、ID採番部42により系統識別子12aを新規採番するとともに、派生識別子12b及び変化識別子12cに初期値を設定して、新たなIDを作成する(ステップA5)。
そして、リスト情報更新部43により、この新たなID及び対応するデータ11の所在情報をリスト31に追加登録して更新する。
また、この新たなIDと所在情報を含むID変更情報を、ID変更情報送信部44によりデータ処理装置20に送信する。
データ処理装置20は、ID変更情報を受信すると、ID更新部22により、所在情報にもとづきデータ記憶装置10におけるデータ11を特定し、これに関連づけられたID12に、この新たなIDを設定して更新する(ステップA6)。
変更内容がコピー又は移動の場合、ID採番部42は、系統識別子12a、派生識別子12b、及び変化識別子12cのいずれも更新せずに、受信したIDと、対応するデータ11の所在情報を、リスト情報更新部43によりリスト31に追加登録して更新する(ステップA7)。
変更内容が更新の場合、ID採番部42は、系統識別子12aを更新せず、まず受信したIDにおける変化識別子12cのみを更新する(ステップA8)。
次に、ID採番部42は、更新されたIDとリスト31から取得したIDとを比較し、更新されたIDがリスト31に既に重複して存在していないかを確認する(ステップA9)。
そして、重複している場合は、ID採番部42は、さらに派生識別子12bを更新し(ステップ10)、再度更新されたIDがリスト31に既に重複して存在していないかを確認して、重複がなくなるまで、派生識別子12bの更新を繰り返す。
一方、重複していない場合は、派生識別子12bを更新せず、リスト情報更新部43により、変化識別子12cのみ更新されたIDと、対応するデータ11の所在情報をリスト31に追加登録して更新する。
このとき、更新前と更新後の派生識別子12bを関連づけるために、追加登録する情報に更新前派生識別子を含めて更新する。
また、ステップA6と同様に、この更新したIDを、ID12に更新する(ステップA11)。
本実施形態のデータ管理システムにこのような動作を行わせることにより、例えば、データ11の同系列のデータを検索する場合は、データ11に関連づけられているID12にもとづきリスト31を参照することで、同系列のデータか否かが判別でき、その所在情報や派生関係などの情報を得ることが可能である。
また、複数のデータ11にそれぞれ関連づけられたID12を比較することによっても、系統識別子にもとづき同系列のデータか否かが判別できるとともに、変化識別子により更新の前後関係が判別でき、さらに派生識別子によりそれらのデータの派生関係などを確認することが可能である。
次に、図4〜図10に示す具体例を用いて、本実施形態の動作を説明する。
図4は、本実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うIDの変化を示す図である。図5〜図10は、本実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うリストの変化(ステップB1〜B6)を示す図である。
以下の説明における例では、本実施形態のデータ記憶装置10、データ処理装置20、リスト記憶装置30、及びID処理装置40は、Windows(登録商標)が動作するコンピュータ(コンピュータ名:Server)に構成されている。
また、データ11は、Microsoft(登録商標)のWord(登録商標)文書などのファイルである。
さらに、ID12を(系統識別子)-(派生識別子)-(変化識別子)という構成で示し、派生識別子は1桁の英字、派生識別子は1桁の数字、変化識別子は1桁の数字により表している。
まず、図4のステップB1に示す、Serverにおけるデータ記憶装置10内のD:\data1フォルダにデータ「あ.doc」が新規作成された場合について説明する。
このとき、データ処理装置20からID処理装置40に送信される所在情報は、パス情報「\\Server\D$\data1\あ.doc」であり、操作情報は、「新規作成」である。
なお、データ「あ.doc」には、まだIDが付与されていないため、データ処理装置20からID処理装置40にIDは送信されない。
次に、ID処理装置40は、受信した操作情報が「新規作成」であることを確認すると、データ「あ.doc」に対して、新規にID「a-1-1」を採番する。
さらに、ID処理装置40は、リスト記憶装置30内のリスト31に、このID「a-1-1」と、上記受信したパス情報を所在情報として記録する。図5は、このようにして更新されたリスト31を示している。
そして、ID処理装置40は、これらのID及び所在情報をID変更情報としてデータ処理装置20に送信する。
データ処理装置20は、受信した所在情報にもとづきデータ記憶装置10内のデータ「あ.doc」を特定し、このデータにIDを付与するため、「あ.doc:ID」という代替データストリームを作成してIDを埋め込む。
次に、図4のステップB2に示す、「あ.doc」のデータを更新して上書き保存した場合について説明する。
このとき、データ処理装置20は、データ変更情報(ID,所在情報,操作情報)として、ID処理装置40に「a-1-1,\\Server\D$\data1\あ.doc,更新」を送信する。
ID処理装置40は、受信した操作情報が「更新」であることを確認すると、IDにおける変化識別子を更新し、新たなID「a-1-2」を採番する。そして、ID処理装置40は、この新たなIDがリストに登録されているIDと重複していないことを確認する。
次に、ID処理装置40は、リスト記憶装置30内のリスト31に、このID「a-1-2」と、上記受信したパス情報を所在情報として記録する。図6は、このようにして更新されたリスト31を示している。
そして、操作情報が「新規作成」の場合と同様に、ID処理装置40は、これらのID及び所在情報をデータ処理装置20に送信し、データ処理装置20は、受信した所在情報にもとづきデータ記憶装置10内のデータ「あ.doc」を特定して、代替データストリーム「あ.doc:ID」にIDを埋め込む。
以下の操作においても、操作情報が「更新」の場合は、ID処理装置40からデータ処理装置20にID、所在情報を送信して、代替データストリームを用いてデータにIDを埋め込む動作が上記と同様に行われる。
次に、図4のステップB3に示す、「あ.doc」のデータをD:\data2フォルダにコピーした場合について説明する。
このとき、データ処理装置20は、データ変更情報(ID,所在情報,操作情報)として、ID処理装置40に「a-1-2,\\Server\D$\data2\あ.doc,コピー」を送信する。
ID処理装置40は、受信した操作情報が「コピー」であることを確認すると、リスト記憶装置30内のリスト31に、このID「a-1-2」と、上記受信したパス情報を所在情報として記録する。図7は、このようにして更新されたリスト31を示している。
次に、図4のステップB4に示す、「あ.doc」を「い.doc」にリネームした場合について説明する。
このとき、リネームは移動とみなされ、データ処理装置20は、データ変更情報(ID,所在情報,操作情報)として、ID処理装置40に「a-1-2,\\Server\D$\data2\い.doc,移動」を送信する。
ID処理装置40は、受信した操作情報が「移動」であることを確認すると、リスト記憶装置30内のリスト31に、このID「a-1-2」と、上記受信したパス情報を所在情報として記録する。図8は、このようにして更新されたリスト31を示している。
次に、図4のステップB5に示す、「あ.doc」のデータを更新して上書き保存した場合について説明する。
このとき、データ処理装置20は、データ変更情報(ID,所在情報,操作情報)として、ID処理装置40に「a-1-2,\\Server\D$\data1\あ.doc,更新」を送信する。
ID処理装置40は、受信した操作情報が「更新」であることを確認すると、IDにおける変化識別子を更新し、新たなID「a-1-3」を採番する。そして、ID処理装置40は、この新たなIDがリストに登録されているIDと重複していないことを確認する。
さらに、ID処理装置40は、リスト記憶装置30内のリスト31に、このID「a-1-3」と、上記受信したパス情報を所在情報として記録する。図9は、このようにして更新されたリスト31を示している。
また、ID処理装置40からデータ処理装置20にID、所在情報が送信され、データ記憶装置10におけるデータに新たに採番されたIDが埋め込まれる。
次に、図4のステップB6に示す、「い.doc」のデータを更新して上書き保存した場合について説明する。
このとき、データ処理装置20は、データ変更情報(ID,所在情報,操作情報)として、ID処理装置40に「a-1-2,\\Server\D$\data2\い.doc,更新」を送信する。
ID処理装置40は、受信した操作情報が「更新」であることを確認すると、IDにおける変化識別子を更新し、新たなID「a-1-3」を採番する。そして、ID処理装置40は、この新たなIDがリストに登録されているIDと重複していないかを確認する。
この場合、リスト上には既にID「a-1-3」が存在し、IDが重複している。
このため、ID処理装置40は、派生識別子も更新して、重複しない新たなID「a-2-3」を採番する。
そして、ID処理装置40は、リスト記憶装置30内のリスト31に、このID「a-2-3」と所在情報「\\Server\D$\data2\い.doc」と更新前の派生識別子「1」を記録する。図10は、このようにして更新されたリスト31を示している。
さらに、ID処理装置40は、これらのID及び所在情報をデータ処理装置20に送信し、データ処理装置20は、受信した所在情報にもとづきデータ記憶装置10におけるデータ「い.doc」を特定して、代替データストリーム「い.doc:ID」にIDを埋め込む。
以上説明したように、本実施形態のデータ管理システムによれば、データ自体にその動作を阻害することなくIDを保有させ、さらにアプリケーションプログラムなどによりデータの操作が行われた後に、上述した一連のID管理操作を自動的に実行させることができる。
このため、利用者は、データ管理システムへの操作を意識することなく、対象データを操作(更新、作成など)することができる。
また、本実施形態のデータ管理システムによれば、管理対象データが保存されている装置や場所を特定できる情報をリストに備える構成とし、かつ、データ自体にIDをもたせる構成としたため、管理対象のデータが複数の装置や場所に点在していても管理することが可能である。
また、本実施形態のデータ管理システムによれば、同系列データに同一の系統識別子を割り当てるとともに、IDとデータの所在情報をリストにしているため、一つのデータにもとづく系列データ(元データ、派生データ、最新データなど)を容易に検出することが可能である。
また、本実施形態のデータ管理システムによれば、IDに派生識別子を含めているため、一つのデータから作成された複数の派生データを管理することが可能である。
さらに、同一のデータには同一のIDを付与するとともに、リスト上で一つのIDについて複数の場所を記述可能にしているため、同じデータを複数の場所に点在することも可能である。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態について、図11を参照して説明する。同図は、本実施形態のデータ管理システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態は、データ管理システムにおいて、データ記憶装置10及びデータ処理装置20が、それぞれ複数存在している点で第一実施形態と異なる。その他の点については、第一実施形態と同様である。
すなわち、同図に示すように、本実施形態のデータ管理システムは、データ記憶装置10−1,10−2,・・・,10−n、データ処理装置20−1,20−2,・・・,20−n、リスト記憶装置30、及びID処理装置40を備えている。
この場合、データの所在情報として、各データ記憶装置10とデータ処理装置20を備えた情報処理装置の名称等の識別情報が含められる。
また、各データ処理装置20は、第一実施形態におけるものと同様に、それぞれに接続されたデータ記憶装置10におけるデータ11の変更情報をID処理装置40に送信し、ID処理装置40は、データの所在情報にもとづいて、IDの変更情報を当該データの処理を担当するデータ処理装置20に送信する。そして、データ処理装置20は、データ11に関連づけられたID12の更新を行う。
なお、図11の例では、データ記憶装置10とデータ処理装置20が一対一に対応付けられているが、本実施形態のデータ管理システムはこれに限定されるものではなく、一のデータ処理装置20に二以上のデータ記憶装置10が接続される構成などとすることもできる。
以上説明したように、本実施形態のデータ管理システムによれば、一又は二以上のデータ処理装置20を用いることにより、データが複数のデータ記憶装置10に分散している場合でも管理することが可能である。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態について、図12を参照して説明する。同図は、本実施形態のデータ管理システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態は、データ管理システムにおいて、リスト記憶装置30及びID処理装置40が、それぞれ複数存在している点で第二実施形態と異なる。その他の点については、第二実施形態と同様である。
すなわち、同図に示すように、本実施形態のデータ管理システムは、データ記憶装置10−1,10−2,・・・,10−n、データ処理装置20−1,20−2,・・・,20−n、リスト記憶装置30−1,30−2,・・・,30−m、及びID処理装置40−1,40−2,・・・,40−mを備えている。
本実施形態のデータ管理システムでは、ID処理装置40間で連携して、データの系統や派生関係を管理している。このため、これらのID処理装置40間で、IDが重複しないように制御している。
その方法は、限定されるものではないが、例えば、ID処理装置40ごとに異なる固有の情報(例えば、コンピュータ名など)を系統識別子や派生識別子に付与することで行うことができる。
また、本実施形態のデータ管理システムにおいて、ID処理装置40ごとのIDの割り当て範囲を管理するID割り当て装置を設け、このID割り当て装置により、それぞれのID処理装置40が割り当てられた系統識別子や派生識別子の範囲でデータ管理を行う方法により行うことも可能である。
なお、図12の例では、リスト記憶装置30とID処理装置40が一対一に対応付けられているが、本実施形態のデータ管理システムはこれに限定されるものではなく、各ID処理装置40に二以上のリスト記憶装置30が接続される構成などとすることも可能である。
本実施形態のデータ管理システムによれば、複数のID処理装置40を用いることにより、データ管理を分散させることが可能となる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態について、図13を参照して説明する。同図は、本実施形態のデータ管理システムにおけるIDの構成を示す図である。
本実施形態は、IDの一部に更新前派生識別子をもたせた点で第一実施形態と異なる。その他の点については、第一実施形態と同様である。
すなわち、第一実施形態のデータ管理システムでは、更新前派生識別子はリスト記憶装置30におけるリスト31にのみ保有させていたため、データ11の派生関係を確認するためには、リスト31を参照する必要があった。
これに対して、本実施形態のデータ管理システムでは、図13に示すように、ID12に更新前派生識別子12dが含まれているため、リスト31を参照することなく、ID同士の比較のみで派生関係を確認することが可能となる。
[第五実施形態]
次に、本発明の第五実施形態について、図14を参照して説明する。同図は、本実施形態のデータ管理システムにおけるリストの構成を示す図である。
本実施形態は、リスト31に削除情報が含まれている点で第一実施形態と異なる。その他の点については、第一実施形態と同様である。
すなわち、本実施形態のデータ管理システムにおけるリスト31は、各IDごとに、そのIDに対応するデータが削除されたことを示す削除情報を備えている。
そして、本実施形態のID処理装置40は、データ処理装置20からデータの操作内容として「削除」を含むデータ変更情報を受信すると、当該データが削除されたことを示す削除情報を含むレコードをリスト31に追加する。
これによって、リスト31を参照することで、各IDに対応するデータの存在有無を確認することが可能となる。
本発明は、以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態では、データ11が新規作成された時点で系統識別子を新規採番しているが、これに限定されず、任意の時点で系統識別子を新規採番する構成とすることも可能である。これにより、データの新規作成を行う場合のみならず、ユーザが使いやすいタイミングで、既にあるデータにもとづきオリジナルデータを作成し、管理することなども可能となる。
さらに、上記各実施形態のうちの二以上を組み合わせた構成とするなど適宜変更することが可能である。
本発明は、利用者に意識させることなく、操作するデータの系統や派生関係の管理を行う場合に好適に利用することが可能である。また、管理対象のデータを複数の装置や場所に点在して、そのデータ管理を行う場合にも適切に利用することが可能である。
本発明の第一実施形態のデータ管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおけるID、及びリストの構成を示す図である。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおける処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うIDの変化を示す図である。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うリストの変化(ステップB1)を示す図である。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うリストの変化(ステップB2)を示す図である。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うリストの変化(ステップB3)を示す図である。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うリストの変化(ステップB4)を示す図である。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うリストの変化(ステップB5)を示す図である。 本発明の第一実施形態のデータ管理システムにおけるデータの操作に伴うリストの変化(ステップB6)を示す図である。 本発明の第二実施形態のデータ管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第三実施形態のデータ管理システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第四施形態のデータ管理システムにおけるIDの構成を示す図である。 本発明の第五施形態のデータ管理システムにおけるリストの構成を示す図である。
符号の説明
10(10−1,10−2,・・・,10−n) データ記憶装置
11 データ
12 ID
12a 系統識別子
12b 派生識別子
12c 変化識別子
12d 更新前派生識別子
20(20−1,20−2,・・・,20−n) データ処理装置
21 データ変更情報送信部
22 ID更新部
30(30−1,30−2,・・・,30−m) リスト記憶装置
31 リスト
40(40−1,40−2,・・・,40−m) ID処理装置
41 リスト情報取得部
42 ID採番部
43 リスト情報更新部
44 ID変更情報送信部

Claims (15)

  1. データが変更された場合に、変更前のデータと変更後のデータの関係を管理するデータ管理システムであって、
    一又は二以上のデータと、データの動作を阻害しない形式でそれぞれのデータに埋め込まれたIDを記憶するデータ記憶装置と、
    前記データが変更されると、前記データの変更情報を第二の処理装置に送信し、前記第二の処理装置から受信したIDの変更情報にもとづき、前記データ記憶装置におけるIDを更新する第一の処理装置と、
    前記データの変更情報にもとづき、前記データのIDを変更し、このIDの変更情報を前記第一の処理装置に送信する前記第二の処理装置と、を有する
    ことを特徴とするデータ管理システム。
  2. 前記データの変更情報に、前記データのID、前記データの所在情報、及び前記データの操作情報が含まれ、
    前記IDの変更情報に、前記データの変更したID、及び前記データの所在情報が含まれる
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ管理システム。
  3. 請求項1又は2記載のデータ管理システムが、
    前記データ記憶装置、前記第一の処理装置、又は前記第二の処理装置の少なくともいずれかを、それぞれ二以上有する
    ことを特徴とするデータ管理システム。
  4. 前記IDに、データの系統を表す系統識別子と、IDが重複しないように割り当てられる派生識別子と、データの更新に伴い所定の規則で変化する変化識別子とが含まれ、
    前記第二の処理装置は、
    前記データの操作情報が新規作成を示す場合、前記IDの変更において、前記系統識別子を新規採番するとともに、前記派生識別子及び前記変化識別子に初期値を設定し、
    前記データの操作情報が更新を示す場合、前記IDの変更において、前記系統識別子を更新せず、前記変化識別子を前記所定の規則で変化させるとともに、IDが重複する場合に、前記派生識別子をIDが重複しないように割り当て、IDが重複しない場合に、前記派生識別子を更新せず、
    前記データの操作情報がコピー又は移動を示す場合、前記系統識別子、前記派生識別子、及び前記変化識別子を更新しない
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のデータ管理システム。
  5. 前記IDに、更新前派生識別子が含まれ、
    前記第二の処理装置が、前記IDの変更において、前記派生識別子をIDが重複しないように割り当てる場合に、前記IDに更新前の派生識別子を設定する
    ことを特徴とする請求項4記載のデータ管理システム。
  6. 請求項4又は5記載のデータ管理システムが、
    前記データのID及び所在情報を含むリストを記憶する一又は二以上のリスト記憶装置を有し、
    前記第二の処理装置が、前記データの変更情報にもとづき前記データのIDを変更し、この変更したIDを用いて前記リストを更新する
    ことを特徴とするデータ管理システム。
  7. 前記リストに、更新前派生識別子が含まれ、
    前記第二の処理装置が、前記IDの変更において、前記派生識別子をIDが重複しないように割り当てる場合に、前記リストを更新するにあたり、前記リストに更新前の派生識別子を設定する
    ことを特徴とする請求項6記載のデータ管理システム。
  8. 前記リストに、各IDごとに対応するデータが削除されたか否かを示す削除情報が含まれ、
    前記第二の処理装置は、
    前記データの操作情報が削除を示す場合、前記リストに前記データが削除されたことを示す削除情報を含むレコードを追加する
    ことを特徴とする請求項6又は7記載のデータ管理システム。
  9. 前記データ記憶装置におけるデータの動作を阻害しない形式でのIDのデータへの埋め込みが、オペレーティングシステムの代替データストリームを用いて行われる
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のデータ管理システム。
  10. データが変更された場合に、変更前のデータと変更後のデータの関係を管理するデータ管理方法であって、
    一又は二以上のデータと、データの動作を阻害しない形式でそれぞれのデータに埋め込まれたIDを記憶し、
    前記データが変更されると、前記データの変更情報にもとづき、前記データのIDを変更し、
    前記IDの変更情報にもとづき、前記データに埋め込まれたIDを更新する
    ことを特徴とするデータ管理方法。
  11. 前記IDに、データの系統を表す系統識別子と、IDが重複しないように割り当てられる派生識別子と、データの更新に伴い所定の規則で変化する変化識別子とが含まれ、
    前記データの変更情報が新規作成を示す情報を含む場合、前記IDの変更において、前記系統識別子を新規採番するとともに、前記派生識別子及び前記変化識別子に初期値を設定し、
    前記データの変更情報が更新を示す情報を含む場合、前記IDの変更において、前記系統識別子を更新せず、前記変化識別子を前記所定の規則で変化させるとともに、IDが重複する場合に、前記派生識別子をIDが重複しないように割り当て、IDが重複しない場合に、前記派生識別子を更新せず、
    前記データの変更情報がコピー又は移動を示す情報を含む場合、前記系統識別子、前記派生識別子、及び前記変化識別子を更新しない
    ことを特徴とする請求項10記載のデータ管理方法。
  12. データが変更された場合に、変更前のデータと変更後のデータの関係をコンピュータに管理させるためのデータ管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    一又は二以上のデータと、データの動作を阻害しない形式でそれぞれのデータに埋め込まれたIDを記憶するデータ記憶手段、
    前記データが変更されると、前記データの変更情報を第二の処理手段に送信し、前記第二の処理手段から受信したIDの変更情報を、前記データ記憶手段におけるIDに更新する第一の処理手段、及び、
    前記データの変更情報にもとづき、前記データのIDを変更し、このIDの変更情報を前記第一の処理手段に送信する第二の処理手段
    として機能させるためのデータ管理プログラム。
  13. 前記コンピュータを、
    前記データの所在情報とIDを含むリストを記憶する一又は二以上のリスト記憶手段として機能させ、
    前記第二の処理手段に、前記データの変更情報にもとづき、前記リストを更新させる
    ことを実行させるための請求項12記載のデータ管理プログラム。
  14. 前記IDに、データの系統を表す系統識別子と、IDが重複しないように割り当てられる派生識別子と、データの更新に伴い所定の規則で変化する変化識別子とが含まれ、
    前記第二の処理手段に、
    前記データの変更情報が新規作成を示す情報を含む場合、前記IDの変更において、前記系統識別子を新規採番させるとともに、前記派生識別子及び前記変化識別子に初期値を設定させ、
    前記データの変更情報が更新を示す情報を含む場合、前記IDの変更において、前記系統識別子を更新させず、前記変化識別子を前記所定の規則で変化させるとともに、IDが重複する場合に、前記派生識別子をIDが重複しないように割り当てさせ、IDが重複しない場合に、前記派生識別子を更新させず、
    前記データの変更情報がコピー又は移動を示す情報を含む場合、前記系統識別子、前記派生識別子、及び前記変化識別子を更新させない
    ことを実行させるための請求項12又は13記載のデータ管理プログラム。
  15. 二以上のコンピュータにおいて、分散して実行されることを特徴とする請求項12〜14いずれかに記載のデータ管理プログラム。
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