JP2009113204A - ラインヘッドの制御方法および該ラインヘッドを用いた画像形成装置 - Google Patents

ラインヘッドの制御方法および該ラインヘッドを用いた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】幅方向に互いにずらして設けられた複数の発光素子グループに対して、発光タイミング制御の簡素化を実現可能とする技術を提供する。
【解決手段】ラインヘッドは、発光素子グループ毎にグループ化された複数の発光素子を有する基板と、発光素子グループの発光素子が発光した光ビームを結像して像面にスポット潜像を形成する結像光学系を設けたアレイとを有する。像面は第1方向に直交もしくは略直交する第2方向に移動する。ラインヘッドでは、複数の発光素子グループを第2方向に対応する方向にずらした発光素子グループ列が第1方向に複数設けられる。スポット潜像が第1方向に並んで形成されるように発光素子グループ内の発光素子の発光を制御する発光タイミング制御が、各発光素子グループに対して実行され、第2方向に対応する方向に互いにずれた各発光素子グループに対して共通の発光タイミング制御が実行される。
【選択図】図18

Description

この発明は、発光素子から射出された光ビームを結像光学系により結像するラインヘッドの制御方法、および該ラインヘッドを用いた画像形成装置に関するものである。
このようなラインヘッドとして、複数の発光素子から射出された光ビームを、スポットとして結像するものが知られている。例えば、特許文献1に記載のラインヘッド(同文献の露光ヘッド)では、1ライン分に相当する個数の発光素子が主走査方向に対応する方向に並んでおり、各発光素子から射出された光ビームが屈折率分布型レンズによりスポットとして結像される。そして、副走査方向に移動する像面に対して1ライン毎の潜像が順次形成されることで、所望の画像に対応した2次元の潜像が形成される。
特開2004−66758号公報
ところで、より良好なスポット潜像を形成するにあたっては、各発光素子の大きさを大きくして、十分な光量でスポット潜像を形成することが望まれる。しかしながら、1ライン分の発光素子を並べた上記構成では、発光素子の大きさを大きくすることは容易ではない。なんとなれば、発光素子を大きくした場合、隣接する発光素子間で干渉が発生してしまう可能性があるからである。ましてや高解像度化を狙って発光素子間のピッチを小さくしたような場合には、発光素子の大きさを大きくすることはなおさら難しくなる。
そこで、より良好なスポット潜像形成を簡便に実現すべく、次のような構成を備えたラインヘッドを用いることができる。このラインヘッドは、複数の発光素子を発光素子グループ毎にグループ化して設けている。しかも、複数の発光素子グループが副走査方向に対応する方向(ラインヘッドの幅方向)に互いにずらして設けられている。こうして、発光素子グループを幅方向にずらして設けることで、発光素子の大きさを簡便に大きくすることが可能となり、良好なスポット潜像形成が実現可能となっている。
そして、このラインヘッドは、次のようにして像面に潜像を形成することができる。つまり、像面の副走査方向への移動に応じて、発光素子グループ内の発光素子の発光タイミングが制御されることで、像面にスポット潜像が主走査方向に並んで形成される。
ところで、上述の通りこのラインヘッドでは、複数の発光素子グループが幅方向に互いにずらして設けられている。したがって、像面に対してスポット潜像を並んで形成するために、発光素子グループ毎に異なる発光タイミング制御を行う場合があった。しかしながら、このように発光素子グループ毎に異なる発光タイミング制御を行う構成は、発光タイミング制御の複雑化の一因となる。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、幅方向に互いにずらして設けられた複数の発光素子グループに対して、発光タイミング制御の簡素化を実現可能とする技術の提供を目的としている。
この発明にかかるラインヘッドの制御方法は、上記目的を達成するために、発光素子グループ毎にグループ化された複数の発光素子を有する基板と、発光素子グループの発光素子が発光した光ビームをスポットとして結像して像面にスポット潜像を形成する結像光学系を発光素子グループ毎に設けたアレイとを有するラインヘッドの発光タイミングを制御する制御工程を備え、像面は第1方向に直交もしくは略直交する第2方向に移動し、基板では、複数の発光素子グループを第2方向に対応する方向に互いにずらした発光素子グループ列が第1方向に複数設けられ、制御工程では、スポット潜像が第1方向に並んで形成されるように発光素子グループ内の発光素子の発光を制御する発光タイミング制御が、各発光素子グループに対して実行され、第2方向に対応する方向に互いにずれた各発光素子グループに対して共通の発光タイミング制御が実行されることを特徴としている。
また、この発明にかかる画像形成装置は、上記目的を達成するために、表面が第1方向に直交もしくは略直交する第2方向に移動する潜像担持体と、発光素子グループ毎にグループ化された複数の発光素子を有する基板と、発光素子グループの発光素子が発光した光ビームをスポットとして結像して潜像担持体の表面にスポット潜像を形成する結像光学系を発光素子グループ毎に設けたアレイとを有するラインヘッドと、スポット潜像が第1方向に並んで形成されるように発光素子グループ内の発光素子の発光を制御する発光タイミング制御を、各発光素子グループに対して実行する制御手段とを備え、制御手段は、第2方向に対応する方向に互いにずれた各発光素子グループに対して共通の発光タイミング制御を実行することを特徴としている。
このように構成された発明(ラインヘッドの制御方法、画像形成装置)では、スポット潜像が第1方向に並んで形成されるように発光素子グループ内の発光素子の発光を制御する発光タイミング制御が、各発光素子グループに対して実行される。しかも、第2方向に対応する方向に互いにずれた各発光素子グループに対して共通の発光タイミング制御が実行される。つまり、この発明では、第2方向に互いにずれた各発光素子グループに対する発光タイミング制御が共通化されており、発光タイミング制御の簡素化が実現可能となっている。
また、発光タイミング制御は発光素子グループ内の各発光素子を同じタイミングで発光させる制御であっても良い。あるいは、発光素子グループでは、第1方向対応する方向に複数の発光素子が並ぶ発光素子行が、第2方向に対応する方向に複数並ぶ構成においては、発光タイミング制御は、発光素子グループ内の互いに異なる発光素子行を同じタイミングで発光させる制御であってもよい。このように構成した場合、各発光素子を同じタイミングで発光させることができるため、発光タイミング制御をより簡素化することが可能となる。
また、発光素子グループを駆動発光する駆動回路が、第2方向に対応する方向に互いにずれた各発光素子グループそれぞれに隣接して設けられても良い。このような構成では、各発光素子グループに対して駆動回路が隣接して設けられているため、駆動回路から発光素子グループにつながる配線等の引き回しを短くすることが可能となる。したがって、駆動回路から発生するノイズ等の悪影響を抑制することができる。
また、発光素子グループは、対応する結像光学系の光軸に対して軸対称であるようにラインヘッドを構成しても良い。このように構成することで、比較的収差の少ない良好な光学特性でもって、発光素子の光ビームを結像することが可能となり、良好なスポット形成が実現可能となる。
また、制御手段からの発光タイミング制御に関する信号を各発光素子グループに伝える制御線を備えた画像形成装置にあっては、制御線を第2方向に対応する方向に互いにずれた各発光素子グループ間で共通化して、制御線を簡素化しても良い。
A.用語の説明
本発明の実施形態を説明する前に、本明細書で用いる用語について説明する。
図1および図2は、本明細書で用いる用語の説明図である。ここで、これらの図を用いて本明細書において用いる用語について整理する。本明細書では、感光体ドラム21の表面(像面IP)の搬送方向を副走査方向SDと定義し、該副走査方向SDに直交あるいは略直交する方向を主走査方向MDと定義している。また、ラインヘッド29は、その長手方向LGDが主走査方向MDに対応し、その幅方向LTDが副走査方向SDに対応するように、感光体ドラム21の表面(像面IP)に対して配置されている。
レンズアレイ299が有する複数のレンズLSに一対一の対応関係でヘッド基板293に配置された、複数(図1および図2においては8個)の発光素子2951の集合を、発光素子グループ295と定義する。つまり、ヘッド基板293において、複数の発光素子2951からなる発光素子グループ295は、複数のレンズLSのそれぞれに対して配置されている。また、発光素子グループ295からの光ビームを該発光素子グループ295に対応するレンズLSにより像面IPに向けて結像することで、像面IPに形成される複数のスポットSPの集合を、スポットグループSGと定義する。つまり、複数の発光素子グループ295に一対一で対応して、複数のスポットグループSGを形成することができる。また、各スポットグループSGにおいて、主走査方向MDおよび副走査方向SDに最上流のスポットを、特に第1のスポットと定義する。そして、第1のスポットに対応する発光素子2951を、特に第1の発光素子と定義する。
また、図2の「像面上」の欄に示すように、スポットグループ行SGR、スポットグループ列SGCを定義する。つまり、主走査方向MDに並ぶ複数のスポットグループSGをスポットグループ行SGRと定義する。そして、複数行のスポットグループ行SGRは、所定のスポットグループ行ピッチPsgrで副走査方向SDに並んで配置される。また、副走査方向SDにスポットグループ行ピッチPsgrで且つ主走査方向MDにスポットグループピッチPsgで並ぶ複数(同図においては3個)のスポットグループSGをスポットグループ列SGCと定義する。なお、スポットグループ行ピッチPsgrは、副走査方向SDに互いに隣接する2つのスポットグループ行SGRそれぞれの幾何重心の、副走査方向SDにおける距離である。また、スポットグループピッチPsgは、主走査方向MDに互いに隣接する2つのスポットグループSGそれぞれの幾何重心の、主走査方向MDにおける距離である。
同図の「レンズアレイ」の欄に示すように、レンズ行LSR、レンズ列LSCを定義する。つまり、長手方向LGDに並ぶ複数のレンズLSをレンズ行LSRと定義する。そして、複数行のレンズ行LSRは、所定のレンズ行ピッチPlsrで幅方向LTDに並んで配置される。また、幅方向LTDにレンズ行ピッチPlsrで且つ長手方向LGDにレンズピッチPlsで並ぶ複数(同図においては3個)のレンズLSをレンズ列LSCと定義する。なお、レンズ行ピッチPlsrは、幅方向LTDに互いに隣接する2つのレンズ行LSRそれぞれの幾何重心の、幅方向LTDにおける距離である。また、レンズピッチPlsは、長手方向LGDに互いに隣接する2つのレンズLSそれぞれの幾何重心の、長手方向LGDにおける距離である。
同図の「ヘッド基板」の欄に示すように、発光素子グループ行295R、発光素子グループ列295Cを定義する。つまり、長手方向LGDに並ぶ複数の発光素子グループ295を発光素子グループ行295Rと定義する。そして、複数行の発光素子グループ行295Rは、所定の発光素子グループ行ピッチPegrで幅方向LTDに並んで配置される。また、幅方向LTDに発光素子グループ行ピッチPegrで且つ長手方向LGDに発光素子グループピッチPegで並ぶ複数(同図においては3個)の発光素子グループ295を発光素子グループ列295Cと定義する。なお、発光素子グループ行ピッチPegrは、幅方向LTDに互いに隣接する2つの発光素子グループ行295Rそれぞれの幾何重心の、幅方向LTDにおける距離である。また、発光素子グループピッチPegは、長手方向LGDに互いに隣接する2つの発光素子グループ295それぞれの幾何重心の、長手方向LGDにおける距離である。
同図の「発光素子グループ」の欄に示すように、発光素子行2951R、発光素子列2951Cを定義する。つまり、各発光素子グループ295において、長手方向LGDに並ぶ複数の発光素子2951を発光素子行2951Rと定義する。そして、複数行の発光素子行2951Rは、所定の発光素子行ピッチPelrで幅方向LTDに並んで配置される。また、幅方向LTDに発光素子行ピッチPelrで且つ長手方向LGDに発光素子ピッチPelで並ぶ複数(同図においては2個)の発光素子2951を発光素子列2951Cと定義する。なお、発光素子行ピッチPelrは、幅方向LTDに互いに隣接する2つの発光素子行2951Rそれぞれの幾何重心の、幅方向LTDにおける距離である。また、発光素子ピッチPelは、長手方向LGDに互いに隣接する2つの発光素子2951それぞれの幾何重心の、長手方向LGDにおける距離である。
同図の「スポットグループ」の欄に示すように、スポット行SPR、スポット列SPCを定義する。つまり、各スポットグループSGにおいて、長手方向LGDに並ぶ複数のスポットSPをスポット行SPRと定義する。そして、複数行のスポット行SPRは、所定のスポット行ピッチPsprで幅方向LTDに並んで配置される。また、幅方向LTDにスポットピッチPsprで且つ長手方向LGDにスポットピッチPspで並ぶ複数(同図においては2個)のスポットをスポット列SPCと定義する。なお、スポット行ピッチPsprは、副走査方向SDに互いに隣接する2つのスポット行SPRそれぞれの幾何重心の、副走査方向SDにおける距離である。また、スポットピッチPspは、主走査方向MDに互いに隣接する2つのスポットSPそれぞれの幾何重心の、長手方向LGDにおける距離である。
B.実施形態
図3は本発明にかかる画像形成装置の一例を示す図である。また、図4は図3の画像形成装置の電気的構成を示す図である。この装置は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)の4色のトナーを重ね合わせてカラー画像を形成するカラーモードと、ブラック(K)のトナーのみを用いてモノクロ画像を形成するモノクロモードとを選択的に実行可能な画像形成装置である。なお図3は、カラーモード実行時に対応する図面である。この画像形成装置では、ホストコンピューターなどの外部装置から画像形成指令がCPUやメモリなどを有するメインコントローラMCに与えられると、このメインコントローラMCはエンジンコントローラECに制御信号などを与えるとともに画像形成指令に対応するビデオデータVDをヘッドコントローラHCに与える。また、このヘッドコントローラHCは、メインコントローラMCからのビデオデータVDとエンジンコントローラECからの垂直同期信号Vsyncおよびパラメータ値とに基づき各色のラインヘッド29を制御する。これによって、エンジン部EGが所定の画像形成動作を実行し、複写紙、転写紙、用紙およびOHP用透明シートなどのシートに画像形成指令に対応する画像を形成する。
画像形成装置が有するハウジング本体3内には、電源回路基板、メインコントローラMC、エンジンコントローラECおよびヘッドコントローラHCを内蔵する電装品ボックス5が設けられている。また、画像形成ユニット7、転写ベルトユニット8および給紙ユニット11もハウジング本体3内に配設されている。また、図3においてハウジング本体3内右側には、2次転写ユニット12、定着ユニット13、シート案内部材15が配設されている。なお、給紙ユニット11は、装置本体1に対して着脱自在に構成されている。そして、該給紙ユニット11および転写ベルトユニット8については、それぞれ取り外して修理または交換を行うことが可能な構成になっている。
画像形成ユニット7は、複数の異なる色の画像を形成する4個の画像形成ステーションY(イエロー用)、M(マゼンダ用)、C(シアン用)、K(ブラック用)を備えている。また、各画像形成ステーションY,M,C,Kは、主走査方向MDに所定長さの表面を有する円筒形の感光体ドラム21を設けている。そして、各画像形成ステーションY,M,C,Kそれぞれは、対応する色のトナー像を、感光体ドラム21の表面に形成する。感光体ドラムは、軸方向が主走査方向MDに略平行となるように配置されている。また、各感光体ドラム21はそれぞれ専用の駆動モータに接続され図中矢印D21の方向に所定速度で回転駆動される。これにより感光体ドラム21の表面が、主走査方向MDに直交もしくは略直交する副走査方向SDに搬送されることとなる。また、感光体ドラム21の周囲には、回転方向に沿って帯電部23、ラインヘッド29、現像部25および感光体クリーナ27が配設されている。そして、これらの機能部によって帯電動作、潜像形成動作及びトナー現像動作が実行される。したがって、カラーモード実行時は、全ての画像形成ステーションY,M,C,Kで形成されたトナー像を転写ベルトユニット8が有する転写ベルト81に重ね合わせてカラー画像を形成するとともに、モノクロモード実行時は、画像形成ステーションKで形成されたトナー像のみを用いてモノクロ画像を形成する。なお、図3において、画像形成ユニット7の各画像形成ステーションは構成が互いに同一のため、図示の便宜上一部の画像形成ステーションのみに符号をつけて、他の画像形成ステーションについては符号を省略する。
帯電部23は、その表面が弾性ゴムで構成された帯電ローラを備えている。この帯電ローラは帯電位置で感光体ドラム21の表面と当接して従動回転するように構成されており、感光体ドラム21の回転動作に伴って感光体ドラム21に対して従動方向に周速で従動回転する。また、この帯電ローラは帯電バイアス発生部(図示省略)に接続されており、帯電バイアス発生部からの帯電バイアスの給電を受けて帯電部23と感光体ドラム21が当接する帯電位置で感光体ドラム21の表面を帯電させる。
ラインヘッド29は、その長手方向が主走査方向MDに対応するとともに、その幅方向が副走査方向SDに対応するように、感光体ドラム21に対して配置されており、ラインヘッド29の長手方向は主走査方向MDと略平行となっている。ラインヘッド29は、長手方向に並べて配置された複数の発光素子を備えるとともに、感光体ドラム21から離間配置されている。そして、これらの発光素子から、帯電部23により帯電された感光体ドラム21の表面に対して光が照射されて、該表面に静電潜像が形成される。
現像部25は、その表面にトナーが担持する現像ローラ251を有する。そして、現像ローラ251と電気的に接続された現像バイアス発生部(図示省略)から現像ローラ251に印加される現像バイアスによって、現像ローラ251と感光体ドラム21とが当接する現像位置において、帯電トナーが現像ローラ251から感光体ドラム21に移動してラインヘッド29により形成された静電潜像が顕在化される。
このように上記現像位置において顕在化されたトナー像は、感光体ドラム21の回転方向D21に搬送された後、後に詳述する転写ベルト81と各感光体ドラム21が当接する1次転写位置TR1において転写ベルト81に1次転写される。
また、この実施形態では、感光体ドラム21の回転方向D21の1次転写位置TR1の下流側で且つ帯電部23の上流側に、感光体ドラム21の表面に当接して感光体クリーナ27が設けられている。この感光体クリーナ27は、感光体ドラムの表面に当接することで1次転写後に感光体ドラム21の表面に残留するトナーをクリーニング除去する。
転写ベルトユニット8は、駆動ローラ82と、図3において駆動ローラ82の左側に配設される従動ローラ83(ブレード対向ローラ)と、これらのローラに張架され図示矢印D81の方向(搬送方向)へ循環駆動される転写ベルト81とを備えている。また、転写ベルトユニット8は、転写ベルト81の内側に、感光体カートリッジ装着時において各画像形成ステーションY,M,C,Kが有する感光体ドラム21各々に対して一対一で対向配置される、4個の1次転写ローラ85Y,85M,85C,85Kを備えている。これらの1次転写ローラ85は、それぞれ1次転写バイアス発生部(図示省略)と電気的に接続される。そして、後に詳述するように、カラーモード実行時は、図3に示すように全ての1次転写ローラ85Y,85M,85C,85Kを画像形成ステーションY,M,C,K側に位置決めすることで、転写ベルト81を画像形成ステーションY,M,C,Kそれぞれが有する感光体ドラム21に押し遣り当接させて、各感光体ドラム21と転写ベルト81との間に1次転写位置TR1を形成する。そして、適当なタイミングで上記1次転写バイアス発生部から1次転写ローラ85に1次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、それぞれに対応する1次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写してカラー画像を形成する。
一方、モノクロモード実行時は、4個の1次転写ローラ85のうち、カラー1次転写ローラ85Y,85M,85Cをそれぞれが対向する画像形成ステーションY,M,Cから離間させるとともにモノクロ1次転写ローラ85Kのみを画像形成ステーションKに当接させることで、モノクロ画像形成ステーションKのみを転写ベルト81に当接させる。その結果、モノクロ1次転写ローラ85Kと画像形成ステーションKとの間にのみ1次転写位置TR1が形成される。そして、適当なタイミングで前記1次転写バイアス発生部からモノクロ1次転写ローラ85Kに1次転写バイアスを印加することで、各感光体ドラム21の表面上に形成されたトナー像を、1次転写位置TR1において転写ベルト81表面に転写してモノクロ画像を形成する。
さらに、転写ベルトユニット8は、モノクロ1次転写ローラ85Kの下流側で且つ駆動ローラ82の上流側に配設された下流ガイドローラ86を備える。また、この下流ガイドローラ86は、モノクロ1次転写ローラ85Kが画像形成ステーションKの感光体ドラム21に当接して形成する1次転写位置TR1での1次転写ローラ85Kと感光体ドラム21との共通内接線上において、転写ベルト81に当接するように構成されている。
駆動ローラ82は、転写ベルト81を図示矢印D81の方向に循環駆動するとともに、2次転写ローラ121のバックアップローラを兼ねている。駆動ローラ82の周面には、厚さ3mm程度、体積抵抗率が1000kΩ・cm以下のゴム層が形成されており、金属製の軸を介して接地することにより、図示を省略する2次転写バイアス発生部から2次転写ローラ121を介して供給される2次転写バイアスの導電経路としている。このように駆動ローラ82に高摩擦かつ衝撃吸収性を有するゴム層を設けることにより、駆動ローラ82と2次転写ローラ121との当接部分(2次転写位置TR2)へのシートが進入する際の衝撃が転写ベルト81に伝達しにくく、画質の劣化を防止することができる。
給紙ユニット11は、シートを積層保持可能である給紙カセット77と、給紙カセット77からシートを一枚ずつ給紙するピックアップローラ79とを有する給紙部を備えている。ピックアップローラ79により給紙部から給紙されたシートは、レジストローラ対80において給紙タイミングが調整された後、シート案内部材15に沿って2次転写位置TR2に給紙される。
2次転写ローラ121は、転写ベルト81に対して離当接自在に設けられ、2次転写ローラ駆動機構(図示省略)により離当接駆動される。定着ユニット13は、ハロゲンヒータ等の発熱体を内蔵して回転自在な加熱ローラ131と、この加熱ローラ131を押圧付勢する加圧部132とを有している。そして、その表面に画像が2次転写されたシートは、シート案内部材15により、加熱ローラ131と加圧部132の加圧ベルト1323とで形成するニップ部に案内され、該ニップ部において所定の温度で画像が熱定着される。加圧部132は、2つのローラ1321,1322と、これらに張架される加圧ベルト1323とで構成されている。そして、加圧ベルト1323の表面のうち、2つのローラ1321,1322により張られたベルト張面を加熱ローラ131の周面に押し付けることで、加熱ローラ131と加圧ベルト1323とで形成するニップ部が広くとれるように構成されている。また、こうして定着処理を受けたシートはハウジング本体3の上面部に設けられた排紙トレイ4に搬送される。
また、この装置では、ブレード対向ローラ83に対向してクリーナ部71が配設されている。クリーナ部71は、クリーナブレード711と廃トナーボックス713とを有する。クリーナブレード711は、その先端部を転写ベルト81を介してブレード対向ローラ83に当接することで、2次転写後に転写ベルトに残留するトナーや紙粉等の異物を除去する。そして、このように除去された異物は、廃トナーボックス713に回収される。また、クリーナブレード711及び廃トナーボックス713は、ブレード対向ローラ83と一体的に構成されている。したがって、次に説明するようにブレード対向ローラ83が移動する場合は、ブレード対向ローラ83と一緒にクリーナブレード711及び廃トナーボックス713も移動することとなる。
図5は、本発明にかかるラインヘッドの概略を示す斜視図である。また、図6は、図5に示したラインヘッドの幅方向断面図である。上述の通り、その長手方向LGDが主走査方向MDに対応するとともに、その幅方向LTDが副走査方向SDに対応するように、ラインヘッド29は感光体ドラム21に対して配置されている。なお、長手方向LGDと幅方向LTDは、互いに略直交する。ラインヘッド29は、ケース291を備えるとともに、かかるケース291の長手方向LGDの両端には、位置決めピン2911とねじ挿入孔2912が設けられている。そして、かかる位置決めピン2911を、感光体ドラム21を覆うとともに感光体ドラム21に対して位置決めされた感光体カバー(図示省略)に穿設された位置決め孔(図示省略)に嵌め込むことで、ラインヘッド29が感光体ドラム21に対して位置決めされる。そして更に、ねじ挿入孔2912を介して固定ねじを感光体カバーのねじ孔(図示省略)にねじ込んで固定することで、ラインヘッド29が感光体ドラム21に対して位置決め固定される。
ケース291は、感光体ドラム21の表面に対向する位置にレンズアレイ299を保持するとともに、その内部に、該レンズアレイ299に近い順番で、遮光部材297及びヘッド基板293を備えている。ヘッド基板293は、光ビームを透過可能な材料(例えばガラス)により形成されている。また、ヘッド基板293の裏面(ヘッド基板293が有する2つの面のうちレンズアレイ299と逆側の面)には、ボトムエミッション型の有機EL(Electro-Luminescence)素子が発光素子2951として複数配置されている。これら複数の発光素子2951は、後述するように、発光素子グループ295毎にグループ化して配置されている。そして、各発光素子グループ295から射出された光ビームは、ヘッド基板293の裏面から表面へと透過して、遮光部材297へ向う。
遮光部材297には、複数の発光素子グループ295に対して一対一で複数の導光孔2971が穿設されている。また、かかる導光孔2971は、ヘッド基板293の法線と平行な線を中心軸として遮光部材297を貫通する略円柱状の孔として穿設されている。したがって、発光素子グループ295から射出された光ビームのうち、該発光素子グループ295に対応する導光孔2971以外に向う光ビームは、遮光部材297により遮光される。こうして、1つの発光素子グループ295から出た光は全て同一の導光孔2971を介してレンズアレイ299へ向うとともに、異なる発光素子グループ295から出た光ビーム同士の干渉が遮光部材297により防止される。そして、遮光部材297に穿設された導光孔2971を通過した光ビームは、レンズアレイ299により、感光体ドラム21の表面にスポットとして結像されることとなる。
図6に示すように、固定器具2914によって、裏蓋2913がヘッド基板293を介してケース291に押圧されている。つまり、固定器具2914は、裏蓋2913をケース291側に押圧する弾性力を有するとともに、かかる弾性力により裏蓋を押圧することで、ケース291の内部を光密に(つまり、ケース291内部から光が漏れないように、及び、ケース291の外部から光が侵入しないように)密閉している。なお、固定器具2914は、ケース291の長手方向に複数箇所設けられている。また、発光素子グループ295は、封止部材294により覆われている。
図7は、レンズアレイの概略を示す斜視図である。また、図8は、レンズアレイの長手方向LGDの断面図である。レンズアレイ299は、レンズ基板2991有する。そして、該レンズ基板2991の裏面2991BにレンズLSの第1面LSFfが形成されるとともに、レンズ基板2991の表面2991AにレンズLSの第2面LSFsが形成される。そして、互いに対向するレンズの第1面LSFfと第2面LSFsと、これら2面に挟まれるレンズ基板2991とで、1つのレンズLSとして機能する。なお、レンズLSの第1面LSFfおよび第2面LSFsは、例えば樹脂により形成することができる。
レンズアレイ299は、複数のレンズLSをそれぞれの光軸OAが互いに略平行となるように配置している。また、レンズアレイ299は、レンズLSの光軸OAがヘッド基板293の裏面(発光素子2951が配置されている面)に略直交するように配置されている。レンズLSは発光素子グループ295に対して一対一で設けられており、後述する発光素子グループ295の配置に対応して、複数のレンズLSが2次元的に配置されている。つまり、幅方向LTDにおいて互いに異なる位置に3個のレンズLSを配置したレンズ列LSCが、長手方向LGDに沿って複数並んでいる。
図9はヘッド基板の裏面の構成を示す図であり、ヘッド基板の表面から裏面を見た場合に相当する。図10は各発光素子グループにおける発光素子の配置を示す図である。なお、図9において、レンズLSが二点鎖線で示されているが、これはレンズLSに対して発光素子グループ295が一対一で設けられていることを示すためのものであり、レンズLSがヘッド基板裏面に配置されていることを示すものではない。図9に示すように、幅方向LTDにおいて互いに異なる位置に3個の発光素子グループ295を配置した発光素子グループ列295Cが、長手方向LGDに沿って複数並んでいる。換言すれば、長手方向LGDに沿って複数の発光素子グループ295を並べた発光素子グループ行295Rが、幅方向LTDに3行並んでいる。このとき、長手方向LGDにおいて各発光素子グループ295が互いに重ならないように、各発光素子グループ行295Rは長手方向LGDに相互にずれている。ここで、3行の発光素子グループ行に対して、幅方向LGDの上流側から順番に符号295R_A,295R_B,295R_Cを付した。
各発光素子グループ295において、長手方向LGDに沿って4個の発光素子2951を並べた発光素子行2951Ra,2951Rbが、幅方向LTDに2行並んでいる(図10)。このとき、長手方向LGDにおいて各発光素子2951が互いに重ならないように、各発光素子行2951Ra,2951Rbは長手方向LGDに相互にずれている。その結果、8個の発光素子2951が千鳥状に配置されている。また、図10に示すように、各発光素子グループ295は、対応するレンズLSの光軸OAに対して軸対称に配置さている。つまり、発光素子グループ295を構成する8個の発光素子2951は、光軸OAに対して対称に配置されている。したがって、光軸OAから比較的離れた発光素子2951からの光ビームも、収差の少ない状態で結像することが可能となっている。
各発光素子グループ行295R_A,295R_B,295R_Cに対応して、駆動回路DC_A(各発光素子グループ行295R_A用),DC_B(各発光素子グループ行295R_B用),DC_C(各発光素子グループ行295R_C用)が設けられており、これらの駆動回路DC_A等は例えばTFT(Thin Film Transistor)により構成される(図9)。各駆動回路DC_A等は、対応する発光素子グループ295R_A等の幅方向LTDの一方側に、この発光素子グループ295R_Aに隣接して配置されている。また、各駆動回路DC_A等は、該発光素子グループ295R_A等の発光素子2951と配線WLにより接続されている。このように、本実施形態では、発光素子グループ295_A等に対して駆動回路DC_A等が隣接して設けられているため、駆動回路DC_A等から発光素子グループ295_A等につながる配線WL等の引き回しを短くすることが可能となる。したがって、駆動回路DC_A等から発生するノイズ等の悪影響を抑制することができる。そして、駆動回路DC_A等が各発光素子2951に駆動信号を与えると、各発光素子2951は互いに等しい波長の光ビームを射出する。この発光素子2951の発光面はいわゆる完全拡散面光源であり、発光面から射出される光ビームはランバートの余弦則に従う。
この駆動回路DCの駆動動作はビデオデータVDに基づいて制御される。つまり、メインコントローラMCは、ヘッドコントローラHCから垂直リクエスト信号VREQを受け取ると、1ページ分のビデオデータVDを生成する(図4)。また、メインコントローラMCが水平リクエスト信号HREQをヘッドコントローラHCから受け取る度に、ビデオデータVDは1ライン分ずつヘッドコントローラHCに送信される。そして、ヘッドコントローラHCは、受信したビデオデータVDに基づいて駆動回路DCを制御する。次にこれらの制御動作を実現する具体的構成について説明する。
なお、本実施形態では、上記した各信号、すなわちヘッドコントローラHCからメインコントローラMCへ送られるリクエスト信号VREQ、HREQおよびメインコントローラMCからヘッドコントローラHCに送られるビデオデータVDが、YMCK各色に対応して4組存在する。以下では、必要に応じて各信号にハイフンおよび色を表す符号を付すことで色の区別をする。例えば、イエロー用の垂直リクエスト信号、水平リクエスト信号およびビデオデータはそれぞれVREQ−Y、HREQ−YおよびVD−Yと表す。
図11はメインコントローラの構成を示すブロック図である。メインコントローラMCは、外部装置から与えられる画像形成指令に含まれる画像データに必要な信号処理を行う画像処理部51と、メイン側通信モジュール52とを備えている。画像処理部51には、RGB画像データを各トナー色に対応したCMYK画像データに展開する色変換処理ブロック511が設けられている。さらに、画像処理部51には、画像処理ブロック512Y(イエロー用),512M(マゼンタ用),512C(シアン用),512K(ブラック用)が各トナー色に対応して設けられており、画像データに対して次のような信号処理が実行される。つまり、画像処理ブロック512Y等では、画像データがラインヘッド29の解像度に応じてビットマップ展開されるとともに、ビットマップ展開後のデータに対してはスクリーン処理やガンマ補正などが実行されて、ビデオデータVD−Y等が生成される。こうして、画像データは画素を最小単位とする情報に変換される。ここで、画素はラインヘッド29が形成する画像を構成する最小単位である。この一連の信号処理は垂直リクエスト信号VREQ−Yの入力毎に1ページ分の画像について実行され、生成された1ラインごとのビデオデータVD−Y等が順次メイン通信モジュール52に出力される。
メイン側通信モジュール52では、画像処理部51から出力される4色のビデオデータVD−Y、VD−M、VD−C、VD−Kが時分割多重化されるとともに、多重化後のビデオデータVDが差動出力端子TX+,TX−を介してヘッドコントローラHCにシリアル送信される。一方、差動入力端子RX+,RX−を介してヘッドコントローラHCから時分割多重化された垂直リクエスト信号VREQ−Y,VREQ−M,VREQ−C,VREQ−Kおよび水平リクエスト信号HREQ−Y,HREQ−M,HREQ−C,HREQ−Kが入力される。これらのリクエスト信号VREQ,HREQはパラレル展開されるとともに、各色の垂直リクエスト信号VREQ(VREQ−Y等)は対応する色の画像処理ブロック512(512Y等)に入力される。
図12はヘッドコントローラの構成を示すブロック図である。ヘッドコントローラHCは、ヘッド側通信モジュール53とヘッド制御モジュール54とを備えている。ヘッド側通信モジュール53では、ヘッド制御モジュール54から出力される4色の各リクエスト信号、すなわち垂直リクエスト信号VREQ−Y,VREQ−M,VREQ−C,VREQ−Kおよび水平リクエスト信号HREQ−Y,HREQ−M,HREQ−C,HREQ−Kが時分割多重化される。この時分割多重化されたリクエスト信号は差動出力端子TX+,TX−を介してメインコントローラMCにシリアル送信される。一方、差動入力端子RX+,RX−を介してメインコントローラMCから時分割多重化されたビデオデータVD−Y、VD−M、VD−C、VD−Kが入力される。これらのビデオデータVD−Y等はパラレル展開されて、対応する色のヘッド制御ブロック541Y等に入力される。
ヘッド制御モジュール54では、4組のヘッド制御ブロック541Y(イエロー用),514M(マゼンタ用),514C(シアン用),514K(ブラック用)が各色に対応して設けられている。ヘッド制御ブロック541Y等は、ビデオデータVD−Y等を要求すべく各リクエスト信号VREQ−Y,HREQ−Y等を出力する一方、受け取ったビデオデータVD−Y等に基づいて対応する色のラインヘッド29の露光動作を制御する。
図13は本実施形態でのヘッド制御ブロックの構成を示すブロック図である。ここではイエロー用のYヘッド制御ブロック541Yについて説明するが、他の各ブロック541M、541C、541Kもその構造は同じである。Yヘッド制御ブロック410Yには、エンジンコントローラECから与えられる同期信号Vsyncに基づきリクエスト信号VREQ−Y,HREQ−Yを生成するリクエスト信号生成部542が設けられている。リクエスト信号生成部542は、同期信号Vsyncを受信すると内部タイマのカウントを開始し、所定の待機時間が経過するとページの先頭を示す垂直リクエスト信号VREQ−Yを出力する。垂直リクエスト信号VREQ−Yの出力に続いて、リクエスト信号生成部542は、1ページの画像を構成するライン数に相当する数の水平リクエスト信号HREQ−Yを一定の周期で繰り返し出力する。これらのリクエスト信号VREQ−Y、HREQ−Yはヘッド側通信モジュール53に送られ、他の色のリクエスト信号とともに時分割多重化されてメインコントローラMCに送信される。
水平リクエスト信号HREQ−Yはさらに分割HREQ信号生成部543にも入力されており、分割HREQ信号生成部543は、入力されたリクエスト信号HREQ−Yを例えば16倍に逓倍して分割HREQ信号を生成する。この分割HREQ信号は発光順序制御部544に入力されており、発光順序制御部544は分割HREQ信号に基づいて、ビデオデータVD−Yを並び替える。かかるデータの並び替えは、ページの先頭から1ラインずつ受信したビデオデータVD−Yを、駆動回路DC_A等に送信する順番に並び替えるものである。
つまり、後述するように、各発光素子グループ行295Rは、副走査スポットグループピッチPsgsだけ副走査方向SDに互いにずれた位置に、スポットグループSGを形成する(図14〜図16等)。したがって、1ライン分のスポット潜像を主走査方向MDに並べて形成するためには、このようなスポットグループSGの形成位置の違いを考慮して、ビデオデータVD−Yを駆動回路DC_A等に送信する必要がある。具体的には、副走査スポットグループピッチPsgsを副走査画素ピッチRsdで除して求まる値を「遅延ライン数」としたとき、各発光素子グループ行295R_A等に対して、副走査方向SDにおいて遅延ライン数だけ互いにずれたビデオデータVD−Yが同じ送信タイミングで送信されるように、ビデオデータVD−Yは並び替えられる。例を挙げると、発光素子グループ行295R_Aに1ライン目のビデオデータVD−Yが送信されるタイミングにおいては、発光素子グループ行295R_Bには161ライン目(=1ライン+遅延ライン数)のビデオデータVD−Yが送信され、発光素子グループ行295R_Cには321ライン目(=1ライン+2×遅延ライン数)のビデオデータVD−Yが送信されることとなる。なお、スポット潜像はスポットSPにより感光体ドラム表面に形成される潜像である。
出力バッファ545は、こうして並び替えられたビデオデータVD−Yを、データ転送線を介して各駆動回路DC_A,DC_B,DC_Cに供給する。これらの出力バッファ545は例えばシフトレジスタにより構成されており、出力バッファ545から各駆動回路DC_A等に繋がるデータ転送線は駆動回路間で共通化されている。そして、駆動回路DC_A等は、出力バッファ545から供給されたビデオデータVD−Yに基づいて発光素子2951を駆動発光する。このとき、駆動回路DC_A等の駆動発光は、次に説明する発光タイミング生成部546から供給される発光切換タイミングTa,Tbに同期して行われる。
分割HREQ信号は発光タイミング生成部546にも入力されており、発光タイミング生成部546はこの分割HREQ信号に基づいて発光切換タイミングTa,Tbを生成する。発光タイミング生成部546は各駆動回路DC_A等と2本の発光タイミング制御線LTa,LTbを介して接続されており、発光タイミング制御線LTa,LTbのそれぞれは駆動回路間で共通化されている。発光タイミング生成部546は発光タイミング制御線LTaを介して各駆動回路DC_A等に発光切換タイミングTaを供給するとともに、発光タイミング制御線LTbを介して各駆動回路DC_A等に発光切換タイミングTbを供給する。駆動回路DC_A等は、各発光切換タイミングTa,Tbで、予め供給されたビデオデータVD−Yに基づいて対応する発光素子グループ行295R_A等の発光素子2951を駆動発光する。こうして各発光切換タイミングTa,Tbで発光素子2951の駆動発光が制御されることで、感光体ドラム表面の画素PXに対して各スポットSPを形成することが可能となる。そこで、かかるスポット形成動作について以下に説明する。
図14はスポット形成動作を説明するための斜視図であり、図15は本実施形態での発光切換タイミングTaにおいて感光体ドラム表面に形成されるスポットグループを示す図であり、図16は本実施形態での発光切換タイミングTbにおいて感光体ドラム表面に形成されるスポットグループを示す図である。なお、図14においてレンズアレイ299の記載は省略されている。ここでは、先ずスポットグループSGと画素PXとの関係について説明した後に、発光切換タイミングTa,Tbにおけるスポット形成について説明する。
図14に示すように、各発光素子グループ295は、主走査方向MDにおいて互いに異なる露光領域ERにスポットグループSGを形成可能である。ここで、スポットグループSGは、発光素子グループ295の全発光素子2951が同時発光して形成される複数のスポットSPの集合である。本実施形態では、主走査方向MDに連続する露光領域ERにスポットグループSGを形成可能である3個の発光素子グループ295は、幅方向LTDに相互にずらして配置されている。つまり、例えば、主走査方向MDに連続する露光領域ER_1,ER_2,ER3にスポットグループSG_1,SG2,SG3を形成可能である3個の発光素子グループ295_1,295_2,295_3は、幅方向LTDに相互にずらして配置されている。これら3個の発光素子グループ295は発光素子グループ列295Cを構成し、複数の発光素子グループ列295Cが長手方向LGDに沿って並ぶ。その結果、図9の説明の際にも述べたが、3行の発光素子グループ行295R_A,295R_B,295R_Cが幅方向LTDに並ぶとともに、各発光素子グループ行295R_A等は、副走査方向SDにおいて互いに異なる位置にスポットグループSGを形成する。
図15および図16の破線に示すように、感光体ドラム21の表面には、複数の画素PXが仮想的に設けられており、主走査方向MDに1ライン分の画素PXを並べたものが、副走査方向SDに複数ライン並んでいる。主走査方向MDにおける隣接画素間のピッチは主走査画素ピッチRmdであり、副走査方向SDにおける隣接画素間のピッチは副走査画素ピッチRsdである。これらの図では、主走査解像度および副走査解像度は何れも600dpi(dot per inch)であり、主走査画素ピッチRmdと副走査画素ピッチRsdは互いに等しい。ここで、解像度は画素の密度であり、1インチ辺りの画素数を表す。
ところで、感光体ドラム表面における画素ピッチは、例えば用紙に形成された画像の画素ピッチから求めることができる。但し、副走査方向SDにおいて感光体ドラム表面の移動速度と用紙の搬送速度とは僅かに異なる場合があり、この場合、副走査画素ピッチは感光体ドラム表面と用紙との間で異なる。したがって、用紙に形成された画像から感光体ドラム表面での副走査画素ピッチを求める場合は、感光体ドラム表面の移動速度と用紙の搬送速度との速度比を、用紙上の画像から求まる副走査画素ピッチに乗じればよい。なお、この速度比としては、例えばプリンタ等の画像形成装置の仕様に記載の値等を用いることができる。
図14〜図16に示すとおり、各スポットグループSGでは、2個のスポット行SPRa,SPRbが副走査方向SDにスポット行ピッチPsprで並んでいる。スポット行SPR_aは発光素子行2951Raにより形成されるとともに、スポット行SPRbは発光素子行2951Rbにより形成される。図15および図16ではスポット行に対して符号SPRa,SPRbが付されているが、同じ符号が付されたスポット行同士については、スポットグループSG内での副走査方向SDにおける位置(グループ内副走査位置)は互いに等しい。ここで、「グループ内副走査位置」とは、スポットグループSG毎に設けられたMD−SD座標軸に対する対象物(スポットあるいはスポット行)の副走査方向SDにおける位置であり、例えば図17においては、スポットSPのグループ内副走査位置は位置Psd1であり、スポット行SPRのグループ内副走査位置は位置Psd2である。なお、図17はグループ内副走査位置の説明図である。
本実施形態では、このスポット行ピッチPsprは副走査画素ピッチRsdの非整数倍(1.5倍)に設定されている(図15、図16)。また、互いに異なる発光素子グループ行295Rにより形成されるスポットグループSGは、副走査方向SDにおいて互いに異なる位置にあり、これらのスポットグループSGの間の副走査方向SDにおけるピッチは、副走査スポットグループピッチPsgsとなる。この副走査スポットグループピッチPsgsは、副走査画素ピッチRsdの整数倍(160倍)に設定されている。なお、本実施形態では、長手方向LTDにおける発光素子グループ間のピッチPegr、および長手方向LTDにおけるレンズLS間のピッチPlsrは、互いに等しいとともに、副走査画素ピッチの整数倍(160倍)となるように、ラインヘッド29は構成されている。つまり、このようにラインヘッド29を構成することで、副走査スポットグループピッチPsgsを副走査画素ピッチRsdの整数倍に簡便に設定することができる。
このように、本実施形態のラインヘッドでは、副走査スポットグループピッチPsgsが副走査画素ピッチRsdの整数倍に設定されている。したがって、グループ内副走査位置が互いに等しいスポット行SPRの間のピッチは、副走査画素ピッチRsdの整数倍となる。例えば、グループ内副走査位置が互いに等しいスポットグループSG1のスポット行SPRaとスポットグループSG2のスポット行SPRaとの間のピッチは、副走査画素ピッチRsdの整数倍となっている(図15)。よって、グループ内副走査位置が互いに等しい各スポット行は、同じタイミングで各画素PXに対して形成可能である。
そこで、本実施形態は、グループ内副走査位置が互いに等しいスポット行に対しては、スポットグループSGに依らず発光切換タイミングを共通化している。つまり、各発光素子行SPRaに対しては発光切換タイミングTaが設けられるとともに、各発光素子行SPRbに対して発光切換タイミングTbが設けられている。そして、スポット行SPRaの各スポットSPが画素PXに対応する位置に来るタイミングTaで、スポット行SPRaのスポットSPを形成する各発光素子2951の発光が切換わる(図15)。ここで、発光の切換とは、非発光から発光への切換、および発光から非発光への切換を意味する。一方、スポット行SPRbの各スポットSPが画素PXに対応する位置に来るタイミングTbで、スポット行SPRbのスポットSPを形成する各発光素子2951の発光が切換わる(図16)。本実施形態では、発光素子2951の発光がこのような発光切換タイミングTa,Tbで切換えられることで、各画素PXに対してスポットSPが形成されて(制御工程)、スポット潜像を各画素PXに形成することが可能となっている。
図18はスポット潜像形成動作の一例を示す図である。同図の「発光切換タイミングTa」の欄に示すように、発光切換タイミングTaで発光素子行2951Raが駆動発光されて、スポット行SPRaの各スポットSPが形成されると、各画素PXに対してスポット潜像Lspaが形成される。次に副走査画素ピッチRsdの0.5倍に相当する距離だけ感光体ドラム21の表面が移動した発光切換タイミングTbで、発光素子行2951Rbが駆動発光されて、スポット行SPRbの各スポットSPが形成される。こうして、感光体ドラム表面の移動に応じて、各発光切換タイミングTa,Tbで発光素子グループ295内の発光素子2951が駆動発光されることで、複数のスポット潜像が主走査方向MDに並んで形成される。つまり、本実施形態では、発光素子グループ295内の発光素子2951の発光を発光切換タイミングTa,Tbに基づいて制御する「発光タイミング制御」が、発光素子グループ295に対して実行されている。
上述の通り、本実施形態では、副走査スポットグループピッチPsgsは副走査スポットグループピッチPsgsの整数倍であるため、グループ内副走査位置が互いに等しいスポット行SPRの間の副走査方向SDにおけるピッチは、副走査画素ピッチRsdの整数倍となっている。したがって、グループ内副走査位置が互いに等しいスポット行SPRは同じタイミングで画素PXに対して形成可能であり、例えば、各スポットグループSGのスポット行SPRaは何れも発光切換タイミングTaで画素PXに対して形成可能である。よって、スポット行SPRa,SPRbに対し設けられた発光切換タイミングTa,Tbを、各発光素子グループ295間で共通して用いている。換言すれば、本実施形態では、幅方向LTDに互いにずれた各発光素子グループ295(つまり、発光素子グループ列295Cを構成する各発光素子グループ295)に対する「発光タイミング制御」が共通化されており、発光タイミング制御の簡素化が実現可能となっている。
また、このように共通の発光切換タイミングTa,Tbを用いることで、各発光素子グループ295間で発光タイミング制御線LTa,LTbを共通化することが可能となっており、画像形成装置1の構成の簡素化が図られている(図9、図13)。
このように上記実施形態では、主走査方向MDが本発明の「第1方向」に相当し、副走査方向SDが本発明の「第2方向」に相当し、レンズLSが本発明の「結像光学系」に相当し、感光体ドラム21が本発明の「潜像担持体」に相当し、感光体ドラム21の表面が本発明の「像面」に相当し、ヘッド基板293が本発明の「基板」に相当し、レンズアレイ299が本発明の「アレイ」に相当している。また、発光切換タイミングTa,Tbが本発明の「発光タイミング制御に関する信号」に相当している。
C.その他
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば、図19は別の実施形態でのヘッド制御ブロックの構成を示すブロック図であり、図20は別の実施形態での発光切換タイミングTuにおいて感光体ドラム表面に形成されるスポットグループを示す図である。この実施形態においても、副走査スポットグループピッチPsgsは副走査画素ピッチRsdの整数倍(160倍)に設定されている。さらに、この実施形態では、各スポットグループSGにおいて、副走査方向SDにおいて互いに異なる位置に形成されるスポットSPの間のピッチが、副走査画素ピッチRsdの整数倍(1倍)に設定されている(図20)。つまり、副走査方向SDにならぶスポット行SPRa,SPRb間の副走査方向SDにおけるピッチPsprが、副走査画素ピッチRsdの整数倍(1倍)に設定されている。
その結果、別の実施形態では、発光切換タイミングTuにおいて同時に、全てのスポットSPを画素PXに対して形成することが可能となる。したがって、全ての発光素子2951を同一の発光切換タイミングTuで制御するだけで(換言すれば、発光素子グループ295内の各発光素子行2951RA,2951Rbのそれぞれを同じタイミングTuで発光させるだけで)、スポット潜像を主走査方向MDに並んで形成することが可能となっており、発光タイミング制御がより簡素化されている。また、同一の発光切換タイミングTuで全発光素子2951を制御可能であるため、全発光素子グループ行295R_A,295R_B,295R_Cの間で、1つの発光タイミング制御線LTuを共通して用いることが可能となり、画像形成装置1の構成がより簡素化されている(図19)。
また、上述の実施形態では、図9に示すように、各駆動回路DC_A等は対応する発光素子グループ295R_A等の幅方向LTDの一方側に配置されている。しかしながら、例えば図21に示すように、全ての駆動回路DC_A,〜DC_Cを、ヘッド基板293の幅方向LTDの一方端部にまとめて配置しても良い。ここで、図21は駆動回路の別の配置例を示す図である。
また、上記実施形態では、主走査解像度および副走査解像度は何れも600dpiであるが、各解像度は600dpiに限られない。特に、副走査解像度に関しては、所謂PWM(Pulse Width Modulation)制御と呼ばれるパルス幅変調制御により発光素子2951の発光時間を細分化することで、600dpi以上の解像度が比較的簡単に実現可能である。したがって、例えば、主走査解像度を600dpiとする一方で、副走査解像度を2400dpiとして副走査解像度を上げても良い。このとき、副走査解像度は主走査解像度の4倍であるので、副走査画素ピッチRsdは主走査画素ピッチRmdの4分の1となる。
また、上記実施形態では、3個の発光素子グループ295により発光素子グループ列295Cは構成されているが、発光素子グループ列295Cを構成する発光素子グループ295の個数はこれに限られず、2個以上であれば良い。
また、上記実施形態では、スポットグループSGは2行のスポット行SPRから構成されているが、スポットグループSGを構成するスポット行SPRの行数はこれに限られず、1行でも良いし、あるいは3行以上でも良い。
また、上記実施形態では、スポット行SPRは4個のスポットSPから構成されているが、スポット行SPRを構成するスポットSPの個数はこれに限られない。
本明細書で用いる用語の説明図。 本明細書で用いる用語の説明図。 本発明にかかる画像形成装置の一例を示す図。 図3の画像形成装置の電気的構成を示す図。 本発明にかかるラインヘッドの概略を示す斜視図。 図5に示したラインヘッドの幅方向断面図。 レンズアレイの概略を示す斜視図。 レンズアレイの長手方向LGDの断面図。 ヘッド基板の裏面の構成を示す図。 各発光素子グループにおける発光素子の配置を示す図。 メインコントローラの構成を示すブロック図。 ヘッドコントローラの構成を示すブロック図。 本実施形態でのヘッド制御ブロックの構成を示すブロック図。 スポット形成動作を説明するための斜視図。 本実施形態で感光体ドラム表面に形成されるスポットグループを示す図。 本実施形態で感光体ドラム表面に形成されるスポットグループを示す図。 グループ内副走査位置の説明図。 スポット潜像形成動作の一例を示す図。 別の実施形態でのヘッド制御ブロックの構成を示すブロック図。 別の実施形態で感光体ドラム表面に形成されるスポットグループを示す図。 駆動回路の別の配置例を示す図。
符号の説明
21Y、21K…感光体ドラム(潜像担持体)、 29…ラインヘッド、 293…ヘッド基板(基板)、 295…発光素子グループ、 295C…発光素子グループ列、 2951…発光素子、 299…レンズアレイ、 LS…レンズ(結像光学系)、 SP…スポット、 SG…スポットグループ、 MD…主走査方向(第1方向), SD…副走査方向(第2方向)、 LGD…長手方向、 LTD…幅方向、 LTa,LTb,LTu…発光タイミング制御線(制御線)

Claims (7)

  1. 発光素子グループ毎にグループ化された複数の発光素子を有する基板と、前記発光素子グループの前記発光素子が発光した光ビームをスポットとして結像して像面にスポット潜像を形成する結像光学系を前記発光素子グループ毎に設けたアレイとを有するラインヘッドの発光タイミングを制御する制御工程を備え、
    前記像面は第1方向に直交もしくは略直交する第2方向に移動し、
    前記基板では、複数の前記発光素子グループを前記第2方向に対応する方向に互いにずらした発光素子グループ列が前記第1方向に複数設けられ、
    前記制御工程では、前記スポット潜像が前記第1方向に並んで形成されるように前記発光素子グループ内の前記発光素子の発光を制御する発光タイミング制御が、各発光素子グループに対して実行され、前記第2方向に対応する方向に互いにずれた前記各発光素子グループに対して共通の前記発光タイミング制御が実行されることを特徴とするラインヘッドの制御方法。
  2. 前記発光タイミング制御は、前記発光素子グループ内の前記各発光素子を同じタイミングで発光させる制御である請求項1記載のラインヘッドの制御方法。
  3. 前記発光素子グループでは、前記第1方向対応する方向に複数の前記発光素子が並ぶ発光素子行が、前記第2方向に対応する方向に複数並び、
    前記発光タイミング制御は、前記発光素子グループ内の互いに異なる発光素子行を同じタイミングで発光させる制御である請求項1または2記載のラインヘッドの制御方法。
  4. 前記発光素子グループを駆動発光する駆動回路が、前記第2方向に対応する方向に互いにずれた前記各発光素子グループそれぞれに隣接して設けられている請求項1ないし3のいずれか一項に記載のラインヘッドの制御方法。
  5. 前記発光素子グループは、前記結像光学系の光軸に対して軸対称である請求項1ないし4のいずれか一項に記載のラインヘッドの制御方法。
  6. 表面が第1方向に直交もしくは略直交する第2方向に移動する潜像担持体と、
    発光素子グループ毎にグループ化された複数の発光素子を有する基板と、前記発光素子グループの前記発光素子が発光した光ビームをスポットとして結像して前記潜像担持体の表面にスポット潜像を形成する結像光学系を前記発光素子グループ毎に設けたアレイとを有するラインヘッドと、
    前記スポット潜像が前記第1方向に並んで形成されるように前記発光素子グループ内の前記発光素子の発光を制御する発光タイミング制御を、各発光素子グループに対して実行する制御手段と
    を備え、
    前記制御手段は、前記第2方向に対応する方向に互いにずれた前記各発光素子グループに対して共通の前記発光タイミング制御を実行することを特徴とする画像形成装置。
  7. 前記制御手段からの発光タイミング制御に関する信号を前記各発光素子グループに伝える制御線を備え、
    前記制御線は、前記第2方向に対応する方向に互いにずれた前記各発光素子グループ間で共通化されている請求項6記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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