JP2009111841A - 画像管理装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】
記録済み静止画に近いタイミングの静止画を事後的に抽出することを可能にしつつ、空き容量を増やす。
【解決手段】
記録媒体(24)に記録される静止画とその作成日時である静止画作成日時を検索する。この検索結果に従い、記録媒体(24)に記録される動画の内で、当該静止画と同時に撮影された動画又は、当該静止画と時間的に最も近い動画を除き、記録再生処理装置(20)は、CPU(34)からの指示に従い、動画を記録媒体(24)から消去する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体に記録される動画と静止画を管理する画像管理装置及び方法に関する。
デジタルビデオカメラ又はデジタルスチルカメラ等の撮像装置の中には、動画撮影中に静止画を撮影できるものがある(例えば、特許文献1)。この場合、同一記録媒体上に、同じ被写体に対する動画と静止画が混在して記録される。
特開平11−234623号公報
このような撮像装置の記録媒体は、例えば、光ディスク、ハードディスク又はフラッシュメモリ等の固体メモリであり、記録容量は有限である。従って、空き容量が少なくなってくれば、何れかの記録画像を消去することになる。
動画撮影中に静止画を撮影している場合、動画中の一場面に注目している静止画を撮影したとか、静止画の前後の状況を後で理解しやすいように動画撮影を併用したと思われる。従って、このような画像は、優先的に保存しておく必要性がある。しかし、従来の撮像装置及び、撮像装置で撮影された画像を管理する記録再生装置には、このような要望を満たす機能が装備されていない。
本発明は、このような要望を満たす画像管理装置及び方法を提示することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像管理装置は、記録媒体に記録される静止画とその作成日時を検索する検索手段と、前記検索手段の結果に従い、前記記録媒体に記録される動画の内で、前記静止画と同時に撮影された動画又は、前記静止画と時間的に最も近い動画を残して、動画を前記記録媒体から消去する消去手段とを具備することを特徴とする。
本発明に係る画像管理方法は、記録媒体に記録される静止画とその作成日時を検索する検索ステップと、前記検索ステップの結果に従い、前記記録媒体に記録される動画の内で、前記静止画と同時に撮影された動画又は、前記静止画と時間的に最も近い動画を残して、動画を前記記録媒体から消去する消去ステップとを具備することを特徴とする。
本発明によれば、静止画と同時に撮影された動画、又は当該静止画と最も近い時間に撮影(記録)された動画を記録媒体に残すことができる。これにより、当該静止画に近いタイミングの静止画を事後的に抽出することを可能にしつつ、空き容量を増やすことができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る画像管理装置の一実施例を装備した撮像装置又は記録再生装置の概略構成ブロック図を示す。
撮影レンズ10は被写体の光学像を撮像素子12の撮像面に結像する。撮像素子12は、撮像素子12は撮影レンズ10による光学像を電気画像信号に変換する素子であり、例えばCCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサ等からなる。A/D変換器14は、撮像素子12から出力されるアナログ画像信号をデジタル信号に変換する。カメラ信号処理装置16は、A/D変換器14からのデジタル画像信号にγ変換、色変換及び色バランス調整等の公知の処理を施し、その結果の映像データを画像メモリ18に格納する。
マイク22は、周囲の音声を取り込み、音声信号を記録再生処理装置20に供給する。
記録再生処理装置20は、動画データの記録時においては画像メモリ18に格納される映像データを読み出し、公知のMPEG方式に従って圧縮符号化する。また、記録再生処理装置20は、マイク22からの音声信号を符号化し、映像データと共に図2に示すようなフォーマットで記録媒体24に記録する。記録媒体は、光ディスク、ハードディスク装置又は固体メモリ装置からなる。
また、静止画データの記録時においては、画像メモリに順次格納される動画データのうち、操作パネル38からの静止画撮影指示に応じた1フレームを抽出する。そして、この1フレームの画像データを、公知のJPEG方式に従って符号化し、後述の如くファイルヘッダの情報を付加して、一つの静止画ファイルとして記録媒体24に記録する。
また、本実施例では、動画データの記録中においても、同時に静止画データの撮影、記録が可能である。即ち、動画データの記録中に操作パネル38からの静止画撮影指示があると、記録再生処理装置20は、静止画撮影指示に応じた1フレームの画像データを抽出し、JPEG符号化する。そして、一旦画像メモリ18に保持しておき、動画データの記録停止後、画像メモリ18から静止画データを読み出し、記録媒体24に記録する。
再生モードでは、記録再生処理装置20は、記録媒体24に記録される映像データを読み出し、復号処理してD/A変換器26に供給する。D/A変換器26は、記録再生処理装置20からの映像データをアナログ信号に変換する。ビデオエンコーダ28は、D/A変換器26からの映像信号を液晶表示パネル(LCD)30の表示に適した映像形式に変換して、LCD30に供給する。これにより、再生映像がLCD30の画面上に表示される。記録再生処理装置20はまた、記録媒体24に記録される音声データを読み出してスピーカ32に出力する。これにより、再生音声がスピーカ32から出力される。
また、本実施例では、再生した動画データ中のうち、所望の画面をユーザが選択して、静止画データとして記録媒体24に記録することが可能である。即ち、動画データの再生中に、ユーザが操作パネル38を操作して、静止画取り込みを指示すると、記録再生処理装置20は、再生データ中、取り込み指示に応じた1画面を選択する。そして、この選択した1画面のデータを改めてJPEG符号化し、静止画ファイルとして記録媒体24に記録する。
CPU34は、レンズモータ36を介して撮影レンズ10のフォーカスを制御する。ユーザは、操作パネル38により、CPU34に種々の動作を指示できる。例えば、動作モードの変更、記録モードでの撮影記録動作、再生モードでの再生動作、及び消去モードでの消去対象の選択と消去等である。
なお、記録モードの記録スタンバイ時及び記録時には、記録再生処理装置20は、画像メモリ18からの映像データをそのまま又は間引きしてD/A変換器26に供給する。これにより、LCD30には、撮影(記録)中の映像が表示され、LCD30をファインダとして使用できる。
図2は、記録媒体24に記録される映像音声データの記録フォーマットを示す。符号50は記録媒体24上のデータファイル構造を示す。図示例では、媒体管理情報50aに続けて、3つの映像ファイル50b,50c,50dが記録媒体24に記録されている。媒体管理情報50aには、映像ファイル50b,50c,50dの作成日時、タイトル及びサムネイル情報等が記録されている。本実施例では、操作パネル38による記録開始の指示から記録停止の指示までの間に記録された映像データ(動画データ)及び音声データを一つの映像ファイルとして管理する。
符号52は、映像ファイル50cの詳細な構成を示す。映像ファイル50cは管理情報52aを先頭に有し、この後に映像情報52b,52dと音声情報52c,52eが交互に続く。例えば、映像情報52bと音声情報52cが一定時間又は任意時間の1シーンを構成し、映像情報52dと音声情報52eが、後続の1シーンを構成する。管理情報52aには、映像情報52b,52d及び音声情報52c,52eの記録位置と種別を示す情報が格納される。媒体管理情報50aには、先に記した情報に加えて、映像情報52b,52d及び音声情報52c,52eの記録順序を示す情報、及び再生順序を示す情報等が格納される。
符号54は、映像ファイル内の個々の映像情報52b,52dのデータ構造を示す。各映像情報52b,52dは、MPEG2の場合で、シーケンスヘッダとGOP(Group Of Pictures)の符号化画像データを単位として、これを複数、収納する。GOPは、いわゆるIピクチャ、Pピクチャ及びBピクチャからなる。シーケンスヘッダには、画素数及び量子化マトリクス等を含むフォーマットに関する情報が記録されている。
図3は、記録媒体24に静止画と動画が混在して記録された場合のファイル構成例を示す。符号60は記録媒体24上のデータファイル構造を示す。図示例では、ファイル管理情報60aに続けて、3つの映像ファイル60b,60c,60dが記録媒体24に記録されている。映像ファイル60bは静止画ファイルであり、映像ファイル60c,60dは動画ファイルである。ファイル管理情報60aには、映像ファイル60b,60c,60dの作成日時、タイトル及びサムネイル情報、並びに静止画/動画の区別等が記録されている。
符号62は、静止画である映像ファイル60bのデータ構造を示す。即ち、映像ファイル60bは、ファイルヘッダと符号化された静止画像データ(例えば、JPEGデータ)からなる。ファイルヘッダには、画素数及び量子化マトリクス等を含むフォーマットに関する情報が記録されている。
各映像ファイル60b,60c,60dの作成日時を対比することで、映像ファイル60bの静止画が撮影されたときに同時に撮影された動画の映像ファイルを特定できる。また、動画の映像ファイルの作成日時は、動画の撮影開始時における日時を記録する。そのため、作成日時の情報だけでは、一つの動画ファイル中で静止画が撮影された位置を特定することができない。そのため、開始点からの経過時間を考慮することで、動画ファイル内で静止画に近似する時間帯部分を特定できる。
例えば、ユーザが動画と静止画を同時に撮影している状況下において、静止画を撮影しようとした時に被写体の前に障害物が飛び込んできたり、あるいは手ぶれが大きかったりして、静止画のシャッタチャンスを逃がすことがある。これは、しばしば、同時撮影した動画を後で再生してみて分かることであり、動画から静止画を抽出することで、ある程度の回復が可能である。
本実施例では、記録媒体24の記録残量が少なくなった時などのため、動画ファイルの中から削除候補をユーザに提示して消去する機能を持つ。そして、前述のような観点で、本実施例では、記録媒体24の動画ファイルを消去する際に、先ず、静止画の映像ファイルを検索し、静止画と同時に撮影されていない動画ファイルを検索する。静止画と同時撮影されていない動画ファイルを、検索された静止画の作成日時(撮影日時又は記録日時)から時間的に最も離れたものから順にユーザに提示する。ユーザの消去の指示に従い、該当する動画ファイルを消去する。1つの動画ファイルを一括して消去する方法以外に、消去指定された動画ファイルを、符号52で示すような映像と音声の記録単位で消去してもよいし、映像に対しては符号54で示すようなGOP単位で消去してよい。更には、GOP内のピクチャ単位で消去しても良いし、GOP内のPピクチャとBピクチャのみを消去しても良い。
図3を参照して、具体的に説明する。図3に示す例では、先に説明したように、映像ファイル60bが静止画であり、映像ファイル60c,60dが動画である。そして、映像ファイル60cが静止画60bと同時に撮影された動画であるとする。ファイル管理情報60aから、映像ファイル60bが静止画であることが分かり、映像ファイル60b,60c,60dの作成日時も分かる。更に、映像ファイル60cが同時撮影されたものであることも分かる。
CPU34は、静止画と同時撮影でない動画(以下、「単独撮影の動画」という)の中で、静止画の映像ファイル60bの作成日時から時間的に最も離れた時間に作成(記録)された動画を、消去候補としてユーザに提示する。ユーザは、提示された動画を消去して良ければ、操作パネル38で消去をCPU34に指示する。CPU34は、この消去指示に従い、記録再生処理装置20を介して、指示された動画の映像ファイルを記録媒体24から消去する。他の単独撮影の動画に対しても、同様に処理する。図3に示す例では、映像ファイル60dの消去の可否をユーザに尋ね、その後、映像ファイル60cの消去の要否をユーザに尋ねる。
1つの映像ファイルを一括して消去するのではなく、シーン単位の映像・音声を消去しても良い。例えば、音声情報64eの消去の可否をユーザに尋ねる。音声情報64eを消去して良ければ、映像情報64dの消去の可否をユーザに尋ねる。映像情報64dを消去して良ければ、音声情報64cの消去の可否をユーザに尋ねる。音声情報64cを消去して良い場合、最後の映像情報64bについては、より細かいGOP66b,66c,66d,・・・単位での消去の可否をユーザに尋ねる。即ち、映像情報64bの内の最後のGOPから順に時間的に遡って、消去の可否をユーザに尋ねる。全GOP66b,66c,66d,・・・を消去する場合、シーケンスヘッダ66aも消去することは勿論である。
ここでは、消去の要否を、都度、ユーザに尋ねるとしたが、静止画と同時撮影の動画、これが存在しない場合には、静止画と最も時間的に近く撮影された動画を残し、他の動画を自動的に消去するようにしてもよい。消去しない動画については、図3を参照して説明したように、映像ファイル60cを残す、映像情報64bのみを残す、GOP66bのみを残す、の何れでもよい。静止画を抽出する目的からは、映像ファイル60cを残すのが好ましい。
このように、本実施例では、記録媒体24から動画データを消去する際の消去候補として、静止画と同時に撮影されていない動画ファイルのみを選択してユーザに提示している。この結果、静止画が同時に撮影された動画を誤って消去してしまうことがない。また、静止画の撮影忘れや、動画撮影中に静止画を撮影した際に手ぶれがあっても、同時に撮影されている動画データの中から、静止画撮影指示の前後の画像を得ることができる。
上記実施例では、同時撮影の動画又は最も時間的に近い動画を、最終的にGOP単位で残すとしたが、そのGOP内のIピクチャのみを残すようにしても良い。図4は、その説明図を示す。図3と同じ構成要素には同じ符号を付してある。
映像ファイル60cの映像情報64bの最初のGOP66bは、図4に符号68で示すように、それぞれI,B又はPピクチャである複数のピクチャからなる。この実施例では、GOP66bの内の、コアフレームであるIピクチャのみを残すようにする。これにより、記録媒体24の空きを更に大きくすることができる。
上記各実施例では、動画データのうちの消去候補をユーザに提示し、その都度ユーザが消去の可否を決定していた。これ以外にも、動画データの一括消去機能を設け、記録媒体24に記録された動画データのうち、掃除に静止画が撮影されている動画データ以外を一括して消去するようにしてもよい。この場合、記録媒体に記録される動画の一括消去を指示した場合でも、記録される静止画と同時に撮影された動画を記録媒体に残すことができる。これにより、当該静止画に近いタイミングの静止画を事後的に抽出することが可能になる。残す動画を映像ファイルの全部、映像ファイルの1シーン、1GOP又はIピクチャの何れにしてもよい。残す映像フレームが多いほど、好ましい場面の静止画を抽出できることは明らかである。
本発明の一実施例の概略構成ブロック図である。 記録媒体24に記録されるデータの構造を示す模式図である。 第1実施例の動作説明図である。 第2実施例の動作説明図である。
符号の説明
10:撮影レンズ
12:撮像素子
14:A/D変換器
16:カメラ信号処理装置
18:画像メモリ
20:記録再生処理装置
22:マイク
24:記録媒体
26:D/A変換器
28:ビデオエンコーダ
30:液晶表示パネル(LCD)
32:スピーカ
34:CPU
36:レンズモータ
38:操作パネル

Claims (8)

  1. 記録媒体に記録される静止画とその作成日時を検索する検索手段と、
    前記検索手段の結果に従い、前記記録媒体に記録される動画の内で、前記静止画と同時に撮影された動画又は、前記静止画と時間的に最も近い動画を残して、動画を前記記録媒体から消去する消去手段
    とを具備することを特徴とする画像管理装置。
  2. 前記消去手段は、
    前記記録媒体に記録される動画の内で、前記静止画と同時に撮影された動画又は、前記静止画と時間的に最も近い動画を残した動画の消去の要否をユーザに尋ねる手段と、
    ユーザからの消去の指示に従い、その動画を前記記録媒体から消去する手段
    とを具備することを特徴とする請求項1に記載の画像管理装置。
  3. 前記消去手段は、前記検索手段の結果に従い、前記記録媒体に記録される動画の内で、前記静止画と同時に撮影された動画又は、前記静止画と時間的に最も近い動画を残して、前記静止画の作成日時から時間的に最も離れた動画から順に前記記録媒体から消去する請求項1又は2に記載の画像管理装置。
  4. 前記消去手段は、前記静止画と同時に撮影された動画又は前記静止画と時間的に最も近い動画の1シーン、1GOP及びIピクチャのいずれかを残して、残りを消去することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像管理装置。
  5. 記録媒体に記録される静止画とその作成日時を検索する検索ステップと、
    前記検索ステップの結果に従い、前記記録媒体に記録される動画の内で、前記静止画と同時に撮影された動画又は、前記静止画と時間的に最も近い動画を残して、動画を前記記録媒体から消去する消去ステップ
    とを具備することを特徴とする画像管理方法。
  6. 前記消去ステップは、
    前記記録媒体に記録される動画の内で、前記静止画と同時に撮影された動画又は、前記静止画と時間的に最も近い動画を残した動画の消去の要否をユーザに尋ねるステップと、
    ユーザの消去の指示に従い、その動画を前記記録媒体から消去するステップ
    とを具備することを特徴とする請求項5に記載の画像管理方法。
  7. 前記消去ステップは、前記検索ステップの結果に従い、前記記録媒体に記録される動画の内で、前記静止画と同時に撮影された動画又は、前記静止画と時間的に最も近い動画を残して、前記静止画の作成日時から時間的に最も離れた動画から順に前記記録媒体から消去する請求項5又は6に記載の画像管理方法。
  8. 前記消去ステップは、前記静止画と同時に撮影された動画又は前記静止画と時間的に最も近い動画の1シーン、1GOP及びIピクチャのいずれかを残して、残りを消去することを特徴とする請求項5乃至7の何れか1項に記載の画像管理方法。
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