JP2009111597A - 通信システム、通信方法、プロトコル変換装置、制御局、プロトコル変換装置の関連付けプログラム、及び、制御局の関連付けプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる場合においても、通信網内の制御局が、ユーザの識別情報と端末の識別情報とを関連付けることができるようにする。
【解決手段】 本発明のプロトコル変換装置は、端末に係るユーザ認証や、端末へのアドレス付与を、通信網側と協働して実行する際に、ユーザの識別情報と端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信する関連付け情報通知部を有する。通信網におけるトラヒックを制御する本発明の制御局は、関連付け情報通知部が送信した関連付け情報を受信して保存する関連付け情報受信部を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明のプロトコル変換装置は、端末に係るユーザ認証や、端末へのアドレス付与を、通信網側と協働して実行する際に、ユーザの識別情報と端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信する関連付け情報通知部を有する。通信網におけるトラヒックを制御する本発明の制御局は、関連付け情報通知部が送信した関連付け情報を受信して保存する関連付け情報受信部を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、通信システム、通信方法、プロトコル変換装置、制御局、プロトコル変換装置の関連付けプログラム、及び、制御局の関連付けプログラムに関し、例えば、いわゆるWiFi端末をいわゆるWiMAX網での端末として機能させるシステムなどに適用して好適なものである。
IEEE802.11準拠の無線LAN(WiFiと呼ばれている)の端末(WiFi端末)は、かなり普及している一方、IEEE802.16e準拠の無線MAN(WiMAXと呼ばれている)に係る網(WiMAX網)の研究、開発も盛んであり、実用化も目前である(非特許文献1参照)。このような状況において、WiFiプロトコル及びWiMAXプロトコル間の変換を行うゲートウェイ装置(以下、WiWi−GWと呼ぶ)を介して、既存のWiFi端末が、WiMAX網を利用できるようにすることも考えられている(非特許文献2参照)。
WiMAX網においては、無線アクセス回線に収容されるWiMAX端末に関し、契約ユーザのID認証については制御局を介して行い、無線アクセス回線への接続は無線基地局が行い、その接続情報は基地局から制御局に通知される。
WiWi−GWを介してWiFi端末をWiMAX網に接続するので、WiFi端末のWiMAX網における無線アクセス回線への接続は、WiWi−GWが代行して行う。そのため、無線アクセス契約のユーザか否かの認証問合せについても、WiWi−GWがWiFi端末に代行して行う。
服部武、藤岡雅宣編著、「改訂版ワイヤレス・ブロードバンド教科書−高速IPワイヤレス編」、2005年12月株式会社インプレスR&D発行、第4章及び第5章 庄納崇著、「ワイヤレス・ブロードバンド時代を創るWiMAX」、2006年6月株式会社インプレスR&D発行、p32
服部武、藤岡雅宣編著、「改訂版ワイヤレス・ブロードバンド教科書−高速IPワイヤレス編」、2005年12月株式会社インプレスR&D発行、第4章及び第5章 庄納崇著、「ワイヤレス・ブロードバンド時代を創るWiMAX」、2006年6月株式会社インプレスR&D発行、p32
しかしながら、無線アクセス契約のユーザか否かの認証問合せについても、WiWi−GWがWiFi端末に代行して行うため、制御局は、その認証結果を保持しない。すなわち、WiFi端末及びWiWi−GW間はIEEE802.11準拠の認証手順に従い、WiWi−GW及び制御局間はIEEE802.16e準拠の認証手順に従って認証処理を行うため、制御局は、上述した認証結果を保持しない。
そのため、その後、WiFi端末が、払い出されたIPアドレスを挿入したIPパケットを送信して制御局に到達しても、制御局は、どのWiFi端末が送信したものかを捉えることができない。逆に、制御局は、IPパケットを受信しても、どのWiFi端末に送信されたものかを捉えることができない。
そのため、制御局は、通信に供しているIPパケットの無線アクセス契約のユーザを把握できないことにより、所定の処理を実行し得ないことも生じる。例えば、あるサービスを提供するために、WiFi端末にIPパケットを送信しているにも拘わらず、課金をできないようなことも生じる。また、IPパケットが異常であるような場合でも、WiFi端末を特定できないため、障害解析や障害管理を適切に実行できないことも生じる。
このような課題は、例えば、Ethernet(登録商標)端末を、ゲートウェイ装置を介してWiMAX網に接続させるような場合にも同様に生じる。
そのため、あるプロトコル網に係る端末が、プロトコル変換装置を介して他のプロトコル網に接続される場合においても、他のプロトコル網の制御局が、ユーザの識別情報と端末の識別情報とを関連付けることができる、通信システム、通信方法、プロトコル変換装置、制御局、プロトコル変換装置の関連付けプログラム、及び、制御局の関連付けプログラムが望まれている。
第1の本発明は、第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる通信システムにおいて、(1)上記プロトコル変換装置は、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信する関連付け情報通知部を有し、(2)上記通信網におけるトラヒックを制御する制御局は、上記関連付け情報通知部が送信した関連付け情報を受信して保存する関連付け情報受信部を有することを特徴とする。
第2の本発明は、第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる通信方法において、(1)上記プロトコル変換装置の関連付け情報通知部は、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信し、(2)上記通信網におけるトラヒックを制御する制御局の関連付け情報受信部は、上記関連付け情報通知部が送信した関連付け情報を受信して保存することを特徴とする。
第3の本発明は、第1のプロトコルに従う端末を、第2のプロトコルに従う通信網に接続させるプロトコル変換装置において、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信する関連付け情報通知部を有することを特徴とする。
第4の本発明は、第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる通信システムにおける、上記通信網に設けられ、上記通信網のトラヒックを制御する制御局において、上記プロトコル変換装置の関連付け情報通知部が、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信した関連付け情報通知部を、受信して保存する関連付け情報受信部を有することを特徴とする。
第5の本発明は、第1のプロトコルに従う端末を、第2のプロトコルに従う通信網に接続させるプロトコル変換装置に搭載されるコンピュータを、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信する関連付け情報通知部として機能させることを特徴とする。
第6の本発明は、第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる通信システムにおける、上記通信網に設けられ、上記通信網のトラヒックを制御する制御局に搭載されるコンピュータを、上記プロトコル変換装置の関連付け情報通知部が、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信した関連付け情報通知部を、受信して保存する関連付け情報受信部として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、あるプロトコル網に係る端末が、プロトコル変換装置を介して他のプロトコル網に接続される場合においても、他のプロトコル網の制御局が、ユーザの識別情報と端末の識別情報とを関連付けることができるようになる。
(A)主たる実施形態
以下、本発明による通信システム、通信方法、プロトコル変換装置、制御局、プロトコル変換装置の関連付けプログラム、及び、制御局の関連付けプログラムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態の無線通信システムは、いわゆるWiFi端末をいわゆるWiMAX網での端末として機能させるシステムである。
以下、本発明による通信システム、通信方法、プロトコル変換装置、制御局、プロトコル変換装置の関連付けプログラム、及び、制御局の関連付けプログラムの一実施形態を、図面を参照しながら詳述する。なお、この実施形態の無線通信システムは、いわゆるWiFi端末をいわゆるWiMAX網での端末として機能させるシステムである。
(A−1)実施形態の構成
図1は、実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、実施形態の通信システム1は、WiFi端末11を、WiWi−GW12を介して、WiMAX網2に接続させるものである。
図1は、実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。図1において、実施形態の通信システム1は、WiFi端末11を、WiWi−GW12を介して、WiMAX網2に接続させるものである。
WiMAX網2は、基地局13、制御局14、認証サーバ15、DHCPサーバ16及びルータ17などを構成要素としており、インターネット3とも接続可能なものである。
WiFi端末11は、IEEE802.11準拠の無線LAN端末であり、既存のものと同様なものである。
WiWi−GW12は、WiFi端末11をWiMAX網2の無線アクセス回線に接続して、IP通信を実行させるゲートウェイ装置(実施形態のプロトコル変換装置)である。WiWi−GW12は、WiMAX網2に対してはWiMAX端末として振る舞うものであり、WiFi端末11に対しては、WiMAX網側装置(基地局13)として振る舞うものである。この実施形態の場合、WiWi−GW12が、後述する関連付け情報通知部23Aを有することが1つの特徴になっている。
例えば、基地局13及び制御局14は、ネットワーク接続事業者(Network Access Provider;NAP)に係るアクセスサービスネットワーク(Access Service Network;ASN)の構成要素であり、認証サーバ15、DHCPサーバ16及びルータ17は、WiMAXアクセスサービス事業者であるネットワーク提供事業者(Network Service Provider;NSP)に係る接続サービスネットワーク(Connectivity Service Network;CSN)の構成要素である。なお、実施形態に係るNSP(構成要素15〜17)は、後述するように、他のNSPに適宜接続されるものである。
基地局(BS)13は、基本的には、WiMAX端末(図示せず)との無線接続を実現するものであるが、この通信システムでは、WiWi−GW12との無線接続を実現するものである。基地局13は、既存のものと同様なものである。
制御部14は、いわゆるASN−GWやFA(Foreign Agent)が該当し、基地局13、認証サーバ15、DHCPサーバ16、ルータ17と接続し、各種パケットの授受などの仲介や、基地局13等を制御したりするものである。この実施形態の場合、制御部14が、後述する関連付け情報受信部32Aを有することが他の1つの特徴になっている。
認証サーバ15は、いわゆるAAA(Authentication,Authorization and Accouting;認証・許可・課金機能)又はAAAプロキシーが該当し、ユーザIDの認証などを行うものである。認証サーバ15は、既存のものと同様なものである。
DHCPサーバ16は、制御局14の制御下で、IPアドレスを払い出すサーバである。DHCPサーバ16は、既存のものと同様なものである。
ルータ17は、いわゆるHA(Home Agent)が該当し、IPパケットをルーティングしてインターネット3へ接続するものである。ルータ17は、既存のものと同様なものである。
制御局14、認証サーバ15、DHCPサーバ16及びルータ17などはそれぞれ、1個の物理的な装置で構成されている必要はなく、複数の装置によって分散処理構成として構築されたものであっても良い。また、逆に、1個の装置が、制御局14、認証サーバ15、DHCPサーバ16及びルータ17の2個の機能を兼ねたものであっても良い。例えば、制御局14及び認証サーバ15が物理的には1個の装置で構築されたものであっても良い。
図2は、WiWi−GW12の詳細構成を示すブロック図である。図2において、WiWi−GW12は、WiFi無線部21、WiFi制御部22、プロトコル変換部23、WiMAX制御部24及びWiMAX無線部25を有する。WiFi制御部22、プロトコル変換部23及びWiMAX制御部24は、例えば、CPU及びそれが実行するプログラム(その一部として、実施形態のプロトコル変換装置の関連付けプログラムを含む)によって実現される。
WiFi無線部21は、WiFiにおける無線通信のプロトコルに従って、WiFi端末11との無線通信を実行するものである。
WiFi制御部22は、WiFi端末11に対して、恰もWiFi基地局と同様に振る舞うものである。
WiMAX無線部25は、WiMAXにおける無線通信のプロトコルに従って、WiMAXの基地局13との無線通信を実行するものである。
WiMAX制御部24は、基地局13に対して、恰もWiMAX端末と同様に振る舞うものである。
プロトコル変換部23は、WiMAX制御部24から与えられたWiMAX準拠のパケットをWiFi準拠のパケットに変換してWiFi制御部22に与えたり、WiFi制御部22から与えられたWiFi準拠のパケットをWiMAX準拠のパケットに変換してWiMAX制御部24に与えたりなど、WiMAX及びWiFi間のプロトコル変換を実行するものである。プロトコル変換部23は、後述する動作の項で明らかにするAuthenticator(認証懇願元の機能部)やRouterを内蔵している。
この実施形態の場合、プロトコル変換部23は、上述した関連付け情報通知部23Aを有している。関連付け情報通知部23Aは、WiFi端末11の認証処理(802.1X認証)やモバイルIPアドレス(MIP)の取得処理(MIP処理)を通じて、あるWiFi端末11に関するユーザIDとIPアドレスとを取得し、ユーザIDとIPアドレス(後述するHoA)とを関連付けるものであり、関連付け情報(ユーザID及びIPアドレス)を、WiMAX網2の制御局14に通知するものである。
図3は、制御局14の詳細構成を示すブロック図である。図3において、制御局14は、IPインタフェース部(IP−IF部)31と、呼制御部32とを有する。なお、呼制御部32は、例えば、CPU及びそれが実行するプログラム(その一部として、実施形態の制御局の関連付けプログラムを含む)によって実現される。
IPインタフェース部31は、基地局13、認証サーバ15、DHCPサーバ16又はルータ17と、IPに従った情報授受を行う部分である。
呼制御部32は、WiMAXに従った呼制御(セッション制御)を実行する部分である。呼制御部32は、例えば、WiWi−GW12の認証の仲介をしたり、WiWi−GW12のIPアドレスの取得に仲介をしたり、ルータ17から気付けアドレス(CoA)を受信して登録したり、WiWi−GW12に気付けアドレスではない一般のIPアドレス(HoA)を送信(付与)したりなどする。
この実施形態の場合、呼制御部32は、上述した関連付け情報受信部32Aを有している。関連付け情報受信部32Aは、WiWi−GW12の関連付け情報通知部23Aが通知してきた、あるWiFi端末11についての関連付け情報(ユーザID及びIPアドレス)を受信して格納するものである。
関連付け情報通知部23Aの格納情報は、例えば、以下のように利用される。例えば、呼制御部32は、関連付け情報通知部23Aに格納された関連付け情報に基づいて、通過していくIPパケットのIPアドレスから、そのIPパケットの送信元又は送信先であるWiFi端末11(ユーザID)を認識し、課金の指示を認証サーバ15に送信する。また例えば、障害が発生したときに、呼制御部32は、関連付け情報通知部23Aに格納された関連付け情報に基づいて、障害に係るIPパケットを解析し、障害元のWiFi端末11(ユーザID)を認識したりする。
(A−2)実施形態の動作
次に、実施形態の通信システム1の動作を、図面を参照しながら説明する。以下では、ユーザIDとIPアドレスの関連付け情報を制御局へ通知し、それを受信、格納するために関係する動作を中心に説明する。
次に、実施形態の通信システム1の動作を、図面を参照しながら説明する。以下では、ユーザIDとIPアドレスの関連付け情報を制御局へ通知し、それを受信、格納するために関係する動作を中心に説明する。
あるWiFi端末11が、インターネット3側とIPパケットを授受するためには、予め、(フェーズ1)WiFi端末11を収容するWiWi−GW12がWiMAX認証を得ていること、(フェーズ2)WiFi端末11を収容するWiWi−GW12がIPアドレス(MIP)を取得していること、(フェーズ3)WiFi端末11が認証を得ていること、(フェーズ4)WiFi端末11が使用するIPアドレス(MIP)を取得していること、が必要となる。
以下、図4〜図7のシーケンス図はそれぞれ、フェーズ1〜フェーズ4の動作を示すものである。図8のシーケンス図は、あるWiFi端末11が、インターネット3側とIPパケットを授受する様子を示している。
WiFi端末11を収容するWiWi−GW12がWiMAX認証を得るフェーズ1の動作は、図4に示すように、図示しないWiMAX端末がWiMAXのユーザ認証を行う動作と同様であるので、その詳細説明は省略する。なお、WiMAX認証を得る動作では、WiWi−GW12は、WiMAX端末と同様に振る舞うものである。
WiFi端末11を収容するWiWi−GW12がモバイルIPアドレス(MIP:HoA)を取得するフェーズ2の動作も、図5に示すように、図示しないWiMAX端末がIPアドレス(HoA)を取得する動作と同様であるので、その詳細説明は省略する。なお、IPアドレスを取得する動作では、WiWi−GW12は、WiMAX端末と同様に振る舞うものである。また、このフェーズ2の動作時において、制御局14には、WiMAX端末の移動による基地局13の変化などを考慮し、気付けアドレス(CoA)が登録される。
モバイル端末であるWiFi端末11が認証を得るフェーズ3の動作は、図6に示すように、WiFi端末11を収容するWiWi−GW12が、Authenticator(認証懇願元)として動作する802.1X認証の動作とほぼ同様である。但し、以下の点が従来とは異なっている。
この認証には、例えば、EAP−TTLS(EAP−Tunneled TLS)が適用されているので、WiFi端末11からユーザIDを伴ったパスワードが、Authenticatorとして認証サーバ15に認証を懇願するWiWi−GW12に与えられる。この実施形態の場合、認証OKが認証サーバ15から返信されたときに、WiWi−GW12の関連付け情報通知部23AがWiFi端末11のユーザIDを保存することとした(処理A)。なお、WiWi−GW12は、認証要求がWiFi端末11から上がってきたときにユーザIDを直ちに保存し、認証NGが認証サーバ15から返信されたときに、保存したユーザIDを消去するようにしても良い(処理Aの変形例)。また、認証に、EAP−TTLSに代え、EAP−TLSやPEAPなどの他の認証方式を適用するようにしても良い。
認証サーバ15は、自己が認証するものであっても良く、さらに他の認証サーバに認証を依頼するものであっても良いことは勿論である。
WiFi端末11が使用するIPアドレス(MIP;HoA)を取得するフェーズ4の動作も、図7に示すように、モバイル端末であるWiFi端末11を収容する収容装置(WiWi−GW12)が、そのRouterの機能より、制御局14から気付けアドレス(CoA)を取得した後、その気付けアドレスを利用してIPアドレスを得る、OMIPv4の動作とほぼ同様である(図7では、Foreign Agent Modeでの動作を示しているが、他のモードでの動作であっても良い)。但し、以下の点が従来とは異なっている。
WiFi端末11が取得したIPアドレス(HoA)がWiFi端末11に通知するIPパケットが通過する際には、WiWi−GW12の関連付け情報通知部23AはIPアドレスを複写して取り込み、予め処理1で保存したユーザIDと関連付けて内部に保存する(処理2)。また、関連付け情報通知部23Aは、ユーザIDとIPアドレスとの関連付け情報を、制御局14の関連付け情報受信部32Aへ通知する(処理3)。この際の通知方法は任意であり、IPパケットの利用の有無は問わない。制御局14の関連付け情報受信部32Aは、通知されたユーザIDとIPアドレスとの関連付け情報を内部に格納する。
図8は、あるWiFi端末11が、インターネット3側とIPパケットを授受する様子を示すシーケンス図である。この際の通信動作自体は従来と同様である。図8には記載していないが、関連付け情報通知部23Aに格納された関連付け情報は、上述したように、IPパケットの授受時に必要となる課金処理などで利用させる。
(A−3)実施形態の効果
上記実施形態によれば、WiFi網に係るWiFi端末が、WiWi−GW12を介してWiMAX網の接続される場合においても、WiMAX網の制御局が、ユーザIDとWiFi端末に付与されたIPアドレスとを関連付けることができるようになる。その結果、WiMAX網の制御局は、課金、障害管理等の運用、管理情報を得ることができ、また、そのような情報を一元管理することもできる。
上記実施形態によれば、WiFi網に係るWiFi端末が、WiWi−GW12を介してWiMAX網の接続される場合においても、WiMAX網の制御局が、ユーザIDとWiFi端末に付与されたIPアドレスとを関連付けることができるようになる。その結果、WiMAX網の制御局は、課金、障害管理等の運用、管理情報を得ることができ、また、そのような情報を一元管理することもできる。
(B)他の実施形態
上記実施形態では、WiFi端末11をWiMAX網の端末として利用可能にしたものを示したが、本発明は、これに限定されるものではなく、プロトコル変換を行うゲートウェイ装置(プロトコル変換装置)を介して、あるプロトコル網に係る端末が他のプロトコル網に接続される場合に適用することができる。例えば、WiFi端末11に代え、ブルートゥース(登録商標)端末を適用するようにしても良い。また、無線端末だけに限定されず、例えば、WiFi端末11に代え、イーサネット(登録商標)端末を適用するようにしても良い。網に関しても、WiMAX網に限定されず、例えば、IPモバイル網に適用するようにしても良い。
上記実施形態では、WiFi端末11をWiMAX網の端末として利用可能にしたものを示したが、本発明は、これに限定されるものではなく、プロトコル変換を行うゲートウェイ装置(プロトコル変換装置)を介して、あるプロトコル網に係る端末が他のプロトコル網に接続される場合に適用することができる。例えば、WiFi端末11に代え、ブルートゥース(登録商標)端末を適用するようにしても良い。また、無線端末だけに限定されず、例えば、WiFi端末11に代え、イーサネット(登録商標)端末を適用するようにしても良い。網に関しても、WiMAX網に限定されず、例えば、IPモバイル網に適用するようにしても良い。
また、上記実施形態では、ゲートウェイ装置(プロトコル変換装置)が1種類の端末(WiFi端末)にのみ対応できるものを示したが、ゲートウェイ装置(プロトコル変換装置)が2種類以上の端末(例えば、WiFi端末及びイーサネット端末)に対応できるものであっても良い。
さらに、上記実施形態では、関連付け情報がユーザIDとIPアドレスとを関連付けたものを示したが、本発明は、これに限定されず、ユーザを識別する情報(例えば、端末の製品番号)と、通信に供している端末を識別する情報(例えば、MACアドレス)とを関連付けるものであれば良い。
1…通信システム、2…WiMAX網、3…インターネット、11…WiFi端末、112…WiFi/WiMAX変換ゲートウェイ装置(WiWi−GW)、13…基地局、14…制御局、15…認証サーバ、16…DHCPサーバ、17…ルータ、21…WiFi無線部、22…WiFi制御部、23…プロトコル変換部、23A…関連付け情報通知部、24…WiMAX制御部、25…WiMAX無線部、31…IPインタフェース部(IP−IF部)、32…呼制御部、32A…関連付け情報通知部。
Claims (6)
- 第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる通信システムにおいて、
上記プロトコル変換装置は、
上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信する関連付け情報通知部を有し、
上記通信網におけるトラヒックを制御する制御局は、
上記関連付け情報通知部が送信した関連付け情報を受信して保存する関連付け情報受信部を有する
ことを特徴とする通信システム。 - 第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる通信方法において、
上記プロトコル変換装置の関連付け情報通知部は、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信し、
上記通信網におけるトラヒックを制御する制御局の関連付け情報受信部は、上記関連付け情報通知部が送信した関連付け情報を受信して保存する
ことを特徴とする通信方法。 - 第1のプロトコルに従う端末を、第2のプロトコルに従う通信網に接続させるプロトコル変換装置において、
上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信する関連付け情報通知部を有することを特徴とするプロトコル変換装置。 - 第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる通信システムにおける、上記通信網に設けられ、上記通信網のトラヒックを制御する制御局において、
上記プロトコル変換装置の関連付け情報通知部が、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信した関連付け情報通知部を、受信して保存する関連付け情報受信部を有することを特徴とする制御局。 - 第1のプロトコルに従う端末を、第2のプロトコルに従う通信網に接続させるプロトコル変換装置に搭載されるコンピュータを、
上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信する関連付け情報通知部として機能させる
ことを特徴とするプロトコル変換装置の関連付けプログラム。 - 第1のプロトコルに従う端末を、プロトコル変換装置を介して、第2のプロトコルに従う通信網に接続させる通信システムにおける、上記通信網に設けられ、上記通信網のトラヒックを制御する制御局に搭載されるコンピュータを、
上記プロトコル変換装置の関連付け情報通知部が、上記端末に係るユーザ認証や、上記端末へのアドレス付与を、上記通信網側と協働して実行する際に、上記ユーザの識別情報と上記端末の識別情報とを含む関連付け情報を得て送信した関連付け情報通知部を、受信して保存する関連付け情報受信部として機能させる
ことを特徴とする制御局の関連付けプログラム。
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