JP2009111006A - フリップチップledパッケージの製造法 - Google Patents

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許弘宗
▲龍▼先進
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Abstract

【課題】均一な燐層及びSMDの容易さを備えるフリップチップLEDパッケージの製造方法の提供。
【解決手段】湿式エッチングによる少なくとも1つの溝を備えるシリコンサブマウントを製造する。2つのビアを溝底部に画定し、各ビアはその上に接触パッドを有し、その底部に底部電極を有する。LEDダイスをその電極が接触パッドへ電気接続される溝にフリップチップマウンドされる。保護接着剤を溝を充填するため塗布し、平坦な上面を提供する。燐層を印刷により平坦上面に形成する。燐層は平坦上面のため優れた均一性で形成され、均一波長変換効果を提供する。又、予め燐板を作り、所望温度パラメータで選択する。印刷の代わりに、所望色温度パラメータを備える燐板を保護接着剤の平坦上面に取り付ける。
【選択図】図4

Description

この発明はフリップチップLEDパッケージの製造法に関し、特に均一燐層を有するフリップチップLEDパッケージの製造法に関する。
LEDは直接バンドギャップ半導体及び標準半導体製造プロセスで製造されるので、高効率及び安価の利点を有する。更に、高い歩留と高出力の青色LEDが開発されている。従って、LEDは一般照明用と逆光用が期待される。
図1は米国特許出願番号20050274959により開示される従来技術の高出力LEDパッケージを示す。この高出力LEDパッケージを使用して高出力LEDダイス401を囲む。この図に示すように、高出力LEDパッケージは主にシリコンサブマウンド402、熱拡散ステージ409及び集束レンズ413を備える。シリコンサブマウント402は凹型溝及び凹型溝に形成される電極(符号なし)を備える。LEDダイス401を凹型溝にフリップチップマウントされ、ハンダペースト414aと414bにより凹型溝の電極に電気接続される。外部電源により高出力LEDダイスへ電力を供給するため、凹型溝の電極をハンダ線412aと412bにより熱拡散ステージ409の外側の外部電極406aと406bへ電気接続する。LEDダイス401から放射される光を集光するため、集光レンズ413を熱拡散ステージ409の上に配置する。
しかし、上記従来技術の高出力LEDパッケージは以下の欠点を有する:このパッケージで、燐をエポキシと混合し、次に混合物をディスペンサにより溝へ充填する。燐の均一性は制御が困難で、高出力LEDからの放射光は均一でない。
更にLEDの電極はワイヤボンディング工程により外部電極へ電気接続される。この工程は複雑で表面搭載装置(SMD)を提供することは困難である。
均一な燐層及びSMDの容易さを備えるフリップチップLEDパッケージの製造法の提供がこの発明の目的である。
従って、この発明はフリップチップLEDパッケージの製造法を提供する。
少なくとも1つの溝を備えるシリコンサブマウントを湿式エッチングで形成する。2つのビアを溝底部に画定し、各ビアはその上に接触パッド及びその底部に底部電極を有する。 LEDダイスをその電極が接触パッドへ電気接続される溝にフリップチップマウントする。保護接着剤が溝を充填するため塗布され、平坦上面を提供する。燐層を印刷により平坦上面に形成する。平坦上面のため、優れた均一性を備える燐層を形成し、均一波長変換効果を提供する。
又燐層を予め製造し、所望色温度パラメータで選択する。印刷の代わりに、所望色温度パラメータを備える燐板を保護接着剤の平坦上面へ取り付ける。
新規性があると信じられる本発明の特徴を付属の特許請求の範囲で詳細に示す。しかし、本発明自身は付属図面と共に本発明のいくつかの典型的実施形態を記述する本発明の以下の詳細記述を参照することにより最もよく理解される。
図2はこの発明の第1好適実施形態によるフリップチップLEDパッケージの製造法のフローチャートを示す。
又図3Aに関して、ステップ200で、複数溝を備えるシリコン溝アレー300を製造するため、異方性湿式エッチングをシリコンウェハ上に行う。異方性湿式エッチングはKOH又はTMAH溶液により実施される。シリコンウェハはエピタキシャルシリコン・ウェハであり、異方性湿式エッチングの後溝は100〜300mmの深さ及び15〜140度の2θ角度(即ち、図3Bに示す角度θは7.5〜70度である)を有する。
又図3Bに関して、ステップ202で、2つのスルーホール302が穿孔又はレーザエッチングにより溝底部に画定する。2つの底部電極304をチタンアルミ金合金を使用してスルーホール302の下に形成する。
又図3Cに関して、ステップ204で、溝上面のホトレジストによりパターン303を画定する。
又図3Dに関して、ステップ206で、導電材料をスルーホール内に設置し、ビア305を形成するためホトレジストを除去し、ビア305はその上に接触パッド305aと305bを備える。導電材料を例えば電気メッキ又は蒸着により形成する。
又図3Eに関して、ステップ208で、接触パッド305aと305bに電気接続されるその電極(この図に符号なし)を備えるシリコン溝アレー300の各溝にLEDダイスをフリップチップマウントする。従って、LEDダイスは底部電極304から電力を得ることができる。例えばLEDダイスはGaN系青色LEDダイスであり、LEDの陰極と陽極はLEDの同一面上にある。
又図3Eに関して、ステップ208で、LEDダイス310を取り付けたシリコン溝アレー300を複数シリコンサブマウント300aへ組み込み、各シリコンサブマウント300aは実際のニーズにより1つ以上の溝を備える。
又図3Fに関して、ステップ212で、保護接着剤320を結果の構造に塗布し、保護接着剤320はシリコンサブマウント300aに平坦上面を提供する。保護接着剤320は多層シリコンであり、色々なサブステップで塗布される。従って保護接着剤320も適切な指数を有するシリコン層を選択することにより指数一致効果を提供する。
又図3Gに関して、ステップ214で、燐層322を印刷により結果構造上に形成する。この発明の好適実施形態によると、リソグラフ室(黄色室)で保護接着剤320上の燐溶液を掻き取るため、掻き取りナイフを使用して保護接着剤320の平坦上面上に燐層322を形成する。シリコンとYAG黄色燐粉末を重量比100:13で混合することにより燐溶液を調合する。50〜200μmの厚さを備える燐層322を形成し、LEDダイス310に対し100μmの距離を有する。
図4は本発明によるLEDパッケージを示す。保護接着剤320は平坦上面を提供し、燐層322を保護接着剤320上に印刷する。従って、この発明によるLEDパッケージは均一光変換効果を提供できる。
図6Aと6BはLEDダイス310上の電極を示す。図7はビア305(接触パッド305aと305bを除去すれば)の上面図を示す。LEDダイス310の電極310aと310bを、短絡問題を防止するため分離する。更に、LEDダイス310の電極310aと310bは照明効率を向上させるため色々な配置を有する。更に、外部電力のLEDダイス310への接続を容易にするため、各LEDダイス310に2つのビア305を備える。従って、この種のパッケージにおけるLEDダイス310はSMD適用に適する。
図5はこの発明の第2好適実施形態によるフリップチップLEDパッケージの製造法のフローチャートを示す。図5に示すフローチャートは、図2のステップ214を燐板取り付けステップで置換すること以外は図2に示すそれと類似である。鋼鋳型又はガラス鋳型でモールドプレスを行うことにより予め燐板を製造し、次に養生する(ステップ513A)。養生燐板を所定色温度パラメータ(ステップ513B)で分類する。LEDパッケージの従来製造法で、燐をエポキシと混合し、次に燐混合物をディスペンサによりカップ又は溝へ塗布する。従って、パッケージ全体が完成した場合のみ、色温度試験を行うことができる。これは面倒なことであり、製造工程の不安定性を招く。この好適実施形態で、燐板は養生され、決まった色温度パラメータを有する。従って燐板を所定色温度パラメータで選定し、次にLEDパッケージの歩留を向上させるため、所望色温度パラメータを有する燐板を保護接着剤の平坦面へ設置する。
この発明はその好適実施形態に関し述べて来たが、本発明はその詳細に限定しないことは理解されるだろう。色々な置換や変更を上記で示唆しており、他にも当業者には考えられるだろう。従って、このような置換及び変更は全て付属の特許請求の範囲で規定する本発明の範囲内に含まれることを意図する。
従来技術の高出力LEDパッケージを示す。第1好適実施形態によるフリップチップLEDパッケージの製造法のフローチャートを示す。 この発明の第1好適実施形態によるフリップチップLEDパッケージの製造法のフローチャートを示す。 図2のステップに対応する断面図である。 図2のステップに対応する断面図である。 図2のステップに対応する断面図である。 図2のステップに対応する断面図である。 図2のステップに対応する断面図である。 図2のステップに対応する断面図である。 図2のステップに対応する断面図である。 この発明によるLEDパッケージを示す。 この発明の第2好適実施形態によるフリップチップLEDパッケージの製造法のフローチャートを示す。 LEDの電極を示す。 LEDの電極を示す。 ビアの上面図を示す。
符号の説明
300:シリコン溝アレー
300a:シリコンサブマウント
302:スルーホール
303:パターン
304:底部電極
305:ビア
305a、305b:接触パッド
310:LEDダイス
310a、310b:電極
320:保護接着剤
322:燐層
401:LEDダイス
402:シリコンサブマウント
409:熱分散ステージ
406a、406b:外部電極
412a、412b:はんだ線
413:収束レンズ
414a、414b:はんだペースト

Claims (20)

  1. 複数の溝を備えるシリコン溝アレーの準備;
    各溝への複数ビアの形成及び溝底部のビアに対応する接触パッドの形成;
    LEDの電極をビアに対して配置し、金属ブロック上へのLEDダイスの取り付け;
    シリコン溝アレーの、各々が少なくとも1つの溝を備える複数シリコンサブマウントへの組み込み;
    シリコンサブマウントが平坦表面を有するように、保護接着剤での溝の充填;および
    保護接着剤への燐層の印刷;
    からなるフリップチップLEDパッケージの製造法。
  2. ビアの形成ステップは:
    穿孔又はレーザエッチングによる溝底部へのスルーホールの形成;及び
    チタンアルミ金合金の使用によるスルーホールに対応する場所での底部電極の形成;
    からなる、請求項1に記載の方法。
  3. 請求項2に記載の方法であって、更に:
    ホトレジストにより溝の前面でのパターンの画定;
    スルーホール湿式エッチング;及び
    接触パッドをビアの上面に形成し、ビアを形成するため導電材のエッチングされたスルーホールへの充填;からなる方法。
  4. LEDダイスの電極は、LEDダイスを溝にフリップチップマウントする場合、接触パッドへ電気接続される、請求項3に記載の方法。
  5. 導電材は電気メッキ又は蒸着により形成される、請求項3に記載の方法。
  6. 燐層は黄色室で印刷される、請求項1に記載の方法。
  7. 燐層は燐溶液を掻き取るため、掻き取りナイフを使用することにより形成される、請求項6に記載の方法。
  8. 燐溶液はシリコンとYAG黄色粉末を重量比100:13で混合することにより調合される、請求項7に記載の方法。
  9. シリコン溝アレーはシリコンウェハに湿式エッチングを行うことにより作られる、請求項1に記載の方法。
  10. 燐層は50〜200厚で形成され、LEDダイスに対し100μmの距離を有する、請求項1に記載の方法。
  11. 複数の溝を備えるシリコン溝アレーの準備;
    各溝での複数ビアの形成、及び溝底部のビアに対応する接触パッドの形成;
    LEDダイスの電極をビアに対して配置し、金属ブロック上へのLEDダイスの取り付け;
    シリコン溝アレーの、各々が少なくとも1つの溝を有する複数シリコンサブマウントへの組み込み;
    シリコンサブマウントが平坦表面を有するように、保護接着剤での溝の充填;および
    保護接着剤上の所定色温度を有する燐板の準備:
    からなるLEDパッケージの製造法。
  12. 燐板はモールドプレスにより形成され、そして養生され;次に燐板は色温度測定を受ける、請求項11に記載の方法。
  13. 燐板は黄色YAG粉末で作られる、請求項11に記載の方法。
  14. 保護接着剤は多層シリコンを塗布することにより形成され、そして多層シリコンは指数一致効果を提供するため、異なる屈折指数を有する、請求項11に記載の方法。
  15. その中に少なくとも1つの溝を含むシリコンサブマウント;
    ビアに電気接続されるLEDダイスの電極を備える溝にLEDダイスをフリップチップマウントし、溝の底部に形成される複数のビア;
    溝に形成され、平坦上面を有する保護接着剤;及び、
    保護接着剤上に配置される燐層;を備えるLEDダイスをフリップチップパッケージ化するためのパッケージ。
  16. 底部電極をビアの下に備え、底部電極はチタンアルミ金合金で作られる、請求項15に記載の方法。
  17. 保護接着剤は指数一致効果を提供するため、異なる屈折指数を有する多層シリコンで作られる、請求項15に記載のパッケージ。
  18. 溝は100〜300mmの深さ、及び15〜140の角度を有する、請求項15に記載の方法。
  19. 燐層は50〜200μmの厚さを有し、そしてLEDダイスに対し100μmの距離を有する、請求項15に記載の方法。
  20. 燐板は黄色YAG粉末でできている、請求項15に記載の方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108682731A (zh) * 2018-07-18 2018-10-19 易美芯光(北京)科技有限公司 一种具有倒装smd的led封装结构

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