JP2009110783A - 指向性照明装置 - Google Patents
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Abstract
発光ダイオードからの光を、指向性を持った面状、あるいは線状の発光に変えることにより、限られた光束を効率的に利用して所定の領域を照明でき、眩しさや色ムラを低減でき、低消費電力で安価な照明装置を提供する。
【解決手段】
透明部材からなる導光体の一辺もしくは対向する二辺を入射辺としてLED光源が配置される。該導光体の背面には、反射パターン形成領域と反射パターン非形成領域とが入射辺に直交するストライプ状に形成され、反射パターン形成領域は複数本あり、背面に対向する出光面は、個々の該反射パターン形成領域の法線上に稜線を有するカマボコ状レンズ形状となっている照明装置である。この装置は指向性が高く、光束の小さいLEDでも明るい照射ができ、消費電力が小さい照明装置である。
【選択図】 図1
Description
透明部材からなる導光体1の一辺もしくは対向する二辺を入射辺2としてLED光源3が配置される。該導光体の背面には、3本の反射パターン形成領域14が反射パターン非形成領域15と共に入射辺に直交するストライプ状に形成されており、対向する出光面6は、個々の該反射パターン形成領域の法線上に稜線を有するカマボコ状レンズ形状となっている。反射パターン形成領域には反射パターン5が形成されている。
導光体のX軸方向の寸法をFとすると、カマボコ先端での高さHに対して10倍から300倍の範囲が好ましい。10倍以下では入射対向辺より漏れる光が大きいため利用効率が悪化し、一方、300倍以上では伝達ロスによって利用効率が悪化する。(図1ではFはHの5倍程度になっているが、本来的な特徴が見易くなる比率としたものである。)
一方、導光体のY軸方向の寸法Eは、特に限定されるものではないが、実用性を考えるとHの3倍から30倍程度が好適である。
導光体の量産方法としては、第一の方法はインジェクション成形法により成形する方法である。金型上に凹凸形状の反射パターンによりグラデーションを施し、これを成形時に転写することにより一工程で製造することが可能である。
金型上に反射パターンを形成する方法としては、ドット状のパターンを電鋳(エレクトロフォーミング)あるいはエッチングにより加工する方法、刃物を用いて直接切削加工する方法など、液晶バックライト用の導光板に適用されている方法を用いることができるが、指向性を高くする目的においては、刃物により切削加工する方法が特に好適である。刃物(バイト)を用いてY軸方向に引ききり加工することで平滑性に優れた凹凸面を金型上に高精度に加工できる。これにより成形によって転写された導光体上の反射パターンも鏡面反射性に優れたものにすることができる。X-Z面方向での出射角度は、凹凸形状によって変化するため、対応する先端形状の刃物(バイト)を使用することで出射角度をコントロールでき、法線方向にピークを持つ高い指向性を付与することも可能となる。
インジェクション成形と比較するとパターン加工のための工程が増えるというデメリットがあるが、インジェクション成形の金型は大型になるほど高価になるのに対して、金型費用を低く抑えることができる。また、長細いものでは成形コストもインジェクション成形と比較して低く抑えられる。特に、同一の断面形状で長さのみ異なる種々の製品を製造する場合に大きなメリットがある。
図13ではデスクライトとしての利用例を示した。本発明の照明装置のY-Z面からみた照明装置を簡易的に番号12で示している。この場合、以下のような利点が得られる。
・ 蛍光灯を使用する一般的なデスクライトでの全光束は1000lm以上であるが、本発明の照明装置では照明したいエリアに効率良く配光できるため、LEDの全光束としては1/3から1/2で充足できる。このため、仮に蛍光灯とLEDの発光効率が同程度であったとしても、消費電力は1/2から1/3に抑えることができる。
・ 蛍光灯を利用するデスクライトでは、無指向的な蛍光灯からの直接光が利用者の目に入りやすい。強い直接光が目に入るような使用状況では、瞳孔や視神経感度の調整が繰り返し行われるために目が疲れやすいが、本発明の照明装置では、出射方向が限られるため強い光が直接目に入ることが無く、疲労を軽減できる。
・ 照明の直下部分に偏ることなく、作業面全体を均一に照明することができるようになる。
・ 蛍光灯を利用するデスクライトと比較して、発光ヘッド部分を薄型軽量化できるため、スタイリッシュなデザインを実現できる。
・ 蛍光灯を利用する照明では棚板の手前下部に蛍光灯を配置するため陳列の邪魔となる。本発明の照明装置では棚板の裏側に薄型の装置を配置することになるので、陳列効率を上げることができる。
・ 低温環境においても始動直後から安定した点灯が可能となる。
・ 棚の奥の方まで均一に照明することができる。
・ 紫外線や赤外線の照射が無いため食品の鮮度管理が向上する。
・ LEDの発光波長の選択によって精肉や鮮魚等の商品色調を新鮮に見せ、購入意欲を増進させることができる。
・ 蛍光灯を定期的に交換する手間が省かれる。
・ 照明効率の向上によって照明消費電力が抑えられるが、必要に応じて照度を調整できるため、さらなる省電力化が可能となる。
・ 照明装置の発熱源が両端のLED基板部分だけであるため、陳列棚の側板から効率良く熱エネルギーを逃がすことで冷却を省電力化できる。
この場合、以下のような利点が得られる。
・ 配光が適切にコントロールされ、離れたところまで照明できる。
・ 通行方向に細長い導光体を用いることで、容易に広い範囲を照明できる。
・ 限られた光束を効率良く利用できるため省電力化される。
・ 超寿命であるため、メンテナンスに関わる作業が不要となる。
この場合、以下のような利点が得られる。
・ 発光面積を広く細長くできるので、視認性の良い標識灯ができる。
・ 天地方向に狭い指向特性であり、水平近い角度から見たとき高い輝度で出光面のほぼ全体が均一に発光するため、視認性が優れる。
・ 上方から見た図17で示すように(図17は左側通行での例)、LEDを片側に配置して反射パターンを鏡面性の凹凸面とし、反射面11の角度αを65度〜75度と大きくすることで、法線方向から傾いた角度にピークを持つ指向性を得ることができる。これにより、遠方のドライバーにはっきりと視認させることができる。
・ 薄型コンパクトであるため、ガードレールの凹み部分に収まり、通行の妨げとならない。
・ 超寿命であるため、メンテナンスに関わる作業が不要となる。
2 入射辺
3 発光ダイオード(LED)
4 背面
5 反射パターン
6 出光面
7 連結部
8 肉抜き部
9 反射面
10 第一反射面
11 第二反射面
12 照明装置(Y−Z面外形)
13 照明装置(斜視外形)
14 反射パターン形成領域
15 反射パターン非形成領域
16 リード電極
Claims (2)
- 透明部材からなる導光体と、該導光体外周の一辺もしくは対向する二辺を入射辺として発光ダイオード光源を配置した照明装置であって、該導光体の背面には、2つ以上の反射パターン形成領域と反射パターン非形成領域とが入射辺に直交するストライプ状に形成されており、対向する出光面は、個々の該反射パターン形成領域の法線上に稜線を有するカマボコ状レンズ形状となっており、出射光に指向性を付与するようにしたことを特徴とする指向性照明装置。
- カマボコ状レンズの断面形状において、カマボコ形状の半径をR、反射パターンとカマボコ頂部の距離をH、反射パターン形成領域の幅をW、反射パターン形成領域のピッチをPとしたとき、出射角度を狭く絞りたい用途において、HをRの2〜3倍の範囲とし、WはHの1/10〜1/3の範囲とし、PはRの1.5倍以上とした請求項1の指向性照明装置。
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