JP2009106911A - 塗着効率計測装置を有する自動塗装機 - Google Patents

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孝 赤間
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Abstract

【課題】従来の塗着効率の測定方法は、車体1台について非常に日数やアルミ箔の貼り付け等多大な作業工程が係る課題や、実際に車体への塗装作業を行なってみないと実際の塗着効率は判らない問題点があった。
【解決手段】被塗装物Bの表面から近傍の一定範囲を通過する塗料3の粒子P数、粒子径及び粒子速度等のパラメーターを計測可能な粒子分析手段2を設け、計測されたパラメーターから高塗着効率状態を維持させるように塗装条件を制御する制御手段を設けた塗着効率計測装置を有する自動塗装機によって解決する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、自動車車体等の塗装において、被塗装物への自動塗装機からの塗料の塗着効率、すなわち被塗装物に付着した塗料重量と塗装に使用した塗料重量との比率を測定し、高塗着効率状態を維持する塗着効率計測装置を有する自動塗装機に関する。
自動車製造工場などにおいて自動車車体に自動塗装機によって塗装する場合、被塗装物の形状及び塗料がそれぞれ異なるためその組合せ毎にそれぞれの車体全体の塗着効率を測定している。
この車体全体の塗着効率の測定方法は、車体(ボディ)全体に重量を量ったアルミ箔を貼り付ける。次に塗装機単位で車体全体に張り付けたアルミ箔の上から塗装を行ない、焼き付けを終了させる。そして塗装前のアルミ箔重量と塗装後のアルミ箔重量を計測し塗装後のアルミ箔重量から塗装前のアルミ箔重量を引いた値を車体に塗装された塗料重量として計測する。
次に自動塗装機から噴出された塗料重量を計測し、この塗料重量を焼き付けしたものとして、加熱残分である塗装に使用した固形分の塗料重量を算出する。
塗着効率は、以下の式のように計算する。
塗着効率=車体に付着した塗料の固形分重量/塗装に使用した塗料の固形分重量
しかしながら上述したような塗着効率の測定方法では、車体1台について平均で約5日間も係り、アルミ箔の貼り付け等多大な作業工程が係る課題があった。
更に、従来の塗着効率測定方法だとアルミ箔に付着させた塗料との比較のため、あくまでも試算でしかなく、実際に車体への塗装作業を行なってみないと実際の塗着効率は判らない問題点があった。
更に又、車体に塗装された塗料重量が、塗装に使用した固形分の塗料重量に近くなる高塗着効率状態、すなわち限界に近い状態においては、塗装条件のバランスを保つ必要があるが、少しの環境条件変化による自動塗装機の塗装条件変化によって塗着効率の低下に繋がってしまう問題点があった。
上記課題を解決するために、自動塗装機において、被塗装物表面から近傍の一定範囲を通過する塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度等のパラメーターを計測可能な粒子分析手段を設け、計測されたパラメーターから高塗着効率状態を維持させるように塗装条件を制御する制御手段を設けたことを特徴とする塗着効率計測装置を有する自動塗装機を提案する。
また、自動塗装機において、被塗装物表面から近傍の一定範囲を通過する塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度等のパラメーターを計測可能な粒子分析手段を設け、計測されたパラメーターから高塗着効率状態を維持させるように塗装条件を制御する制御手段を設けるとともに、
制御手段は、一定時間で数回塗装条件を変更して計測したデータから、それぞれの条件における単位時間当り平均の塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度を求め、求められた単位時間当り平均の塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度からそれぞれ通過粒子個数別の検量線を作成して、それぞれの塗装条件における塗着効率を計測することによって得られた高塗着効率状態のパラメーターによって制御することを特徴とする塗着効率計測装置を有する自動塗装機を提案する。
この発明によれば、自動車製造時の車体等の被塗装物への自動塗装機による自動塗装において、塗着効率を従来と比較して非常に簡単に、時間を掛けずに測定をすることができる。
また、一定の範囲を通過する塗料の粒子径、粒子速度、粒子数等の塗装状態を示すパラメーターを計測することができるため、このパラメーターを塗装時にフィードバックさせることで塗装条件を制御させ、高塗着効率状態を安定的に維持することができる。
この発明の構造が、光学的な装置のため塗装機に取り付けた場合でも、防爆環境であっても、防爆ボックス等の安全設備の設置が不要になる効果がある。
この発明の実施形態を示す自動塗装機の塗料噴出口付近の拡大説明図を示す図1、粒子分析手段によって測定される計測範囲の拡大図である図2、高塗着効率状態を予測するパラメーターを算出するための作業のフローチャートを示す図3に基づいて説明する。
1は、この発明の自動塗装機の噴出口1を示し、2は粒子分析手段である位相ドップラー式レーザー粒子分析計装置で、3は噴出口1から噴出される塗料であり、Bは被塗装物である自動車の車体である。
位相ドップラー式レーザー粒子分析計装置2は、レーザー光送光部20と、レーザー光受光部21とを有している。位相ドップラー式レーザー粒子分析計装置2は、自動塗装機の噴出口1から噴出される塗料3の流れのうち、図2に示すように約300μm程度のラグビーボール状の計測範囲内を通過した塗料の粒子Pの数、粒子径、粒子速度を計測可能であり、レーザー送光部20からのレーザーを計測範囲内で塗料3に当て、それにより反射されるレーザーを受光部21によって受光することによって計測する。この実施例における計測位置は、車体Bの近傍の位置であり、車体Bの表面から50mm未満の計測位置において、約300μm程度のラグビーボール状の計測範囲Eの中を通過した塗料3の粒子P数、粒子径、粒子速度を計測する。
この計測を塗装条件を変えて一定時間で数回繰り返し、それぞれの条件における被塗装物である車体Bの表面から近傍の一定範囲Eを通過する単位時間当り平均の塗料の粒子Pの数、粒子径及び粒子速度等のデータを計測しパラメーター化する。
求められた単位時間当り平均の塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度からそれぞれ通過粒子個数別の検量線を作成して、それぞれの塗装条件における塗着効率を予測する。
それぞれの塗装条件によって得られた検量線によって高塗着効率状態であるパラメーターを見付け、それによって塗装制御手段の噴出量、噴出速度を制御することにより常に高塗着効率を維持することができる。
この発明は、自動車製造工場等において、被塗装物である車体等の自動塗装に利用する。
この発明の実施形態を示す自動塗装機の塗料噴出口付近の拡大説明図 粒子分析手段によって測定される計測範囲の拡大図 高塗着効率状態を予測するパラメーターを算出するための作業のフローチャート
符号の説明
1 自動塗装機の噴出口
2 位相ドップラー式レーザー粒子分析計装置(粒子分析手段)
20 レ−ザー送光部
21 レ−ザー受光部
3 噴出される塗料
B 車体(被塗装物)
E 計測範囲
P 塗装の粒子

Claims (2)

  1. 自動塗装機において、被塗装物表面から近傍の一定範囲を通過する塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度等のパラメーターを計測可能な粒子分析手段を設け、計測されたパラメーターから高塗着効率状態を維持させるように塗装条件を制御する制御手段を設けたことを特徴とする塗着効率計測装置を有する自動塗装機。
  2. 自動塗装機において、被塗装物表面から近傍の一定範囲を通過する塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度等のパラメーターを計測可能な粒子分析手段を設け、計測されたパラメーターから高塗着効率状態を維持させるように塗装条件を制御する制御手段を設けるとともに、
    制御手段は、一定時間で数回塗装条件を変更して計測したデータから、それぞれの条件における単位時間当り平均の塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度を求め、求められた単位時間当り平均の塗料の粒子数、粒子径及び粒子速度からそれぞれ通過粒子個数別の検量線を作成して、それぞれの塗装条件における塗着効率を計測することによって得られた高塗着効率状態のパラメーターによって制御することを特徴とする塗着効率計測装置を有する自動塗装機。
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