JP2009105798A - 映像再生装置、映像表示システム、及び映像表示方法 - Google Patents

映像再生装置、映像表示システム、及び映像表示方法 Download PDF

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Abstract

【課題】映像再生装置及び映像表示装置の両方のスペックを鑑みて、再生時の映像を、安定して適切な映像モードとできる映像再生装置を提供する。
【解決手段】DVDプレーヤ10は、モニタ30で処理可能な表示設定の種類を示す表示設定情報をモニタ30から取得する手段16と、モニタ30へと出力する映像情報の表示設定を変換処理する映像変換手段14と、予め記憶部17に記憶される評価用映像情報を読み出す手段16と、映像変換手段14を用いて評価用映像情報を表示設定情報に示される各表示設定となるように順次変換処理させ、変換処理された評価用映像情報をモニタ30へと順次出力させる手段16と、順次出力される評価用映像情報を、モニタ30で順次表示した結果に基づいて、表示設定情報の中から再生時にモニタ30へと出力する映像情報の表示設定を決定する手段16と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、記録媒体に記録される映像情報の再生を行う映像再生装置に関し、特に、映像再生装置から出力されて映像表示装置で表示される映像を適切な映像モードとできる映像再生装置に関する。また、本発明は、そのような映像再生装置と、そのような映像再生装置に接続される映像表示装置と、を備える映像表示システムに関する。更に、本発明は、映像再生装置から出力されて映像表示装置で表示される映像を適切な映像モードにして表示できる映像表示方法に関する。
従来、DVD(Digital Versatile Disc)やBD(Blu-ray Disc; Blu-rayは登録商標)等の光ディスクに記録される映像情報を再生することを可能とする光ディスクプレーヤや光ディスクレコーダ等の映像再生装置が普及している。このような映像再生装置は、モニタ等の映像を表示する映像表示装置と通信可能に接続して使用する。最近では、映像再生装置及び映像表示装置にHDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠する端子を設けて、両者をHDMI規格に準拠したケーブルで接続することが行われている。
映像再生装置と映像表示装置とをHDMI規格に準拠して接続する構成においては、映像再生装置は、映像表示装置が処理可能な解像度やフレームレート等について知ることができる。現状では、映像再生装置は、映像表示装置で処理可能な最大解像度や最大フレームレート等(これはHDMIケーブルを介して知り得る)に合わせて映像情報の表示設定を変換し、変換済みの映像情報を映像表示装置へと出力することが一般的に行われている。
ところで、映像表示装置には、映像の解像度を変換する解像度変換処理や、インターレース方式で形成された映像をプログレッシブ方式の映像へと変換するIP変換処理等を行うものがある。このような映像表示装置を用いる場合、映像表示装置で処理可能な最大解像度や最大フレームレート等に合わせて変換された映像情報が映像再生装置から出力された後に、映像表示装置で更に解像度変換処理やIP変換処理等が行われる場合がある。
これについて、もう少し詳しく説明する。映像再生装置がHDMIケーブルを介して映像表示装置から取得する解像度やフレームレート等は、あくまでもインターフェースの能力を示すものであり、必ずしも映像表示装置の解像度やフレームレート等と一致しない場合がある。このようなケースでは、映像再生装置は映像表示装置が実際に備える解像度やフレームレート等を正確に知ることができない。このため、例えば、映像再生装置が映像表示装置で処理可能であるとして取得した最大解像度や最大フレームレート等よりも映像表示装置の実際の能力が低い場合には、映像表示装置で更に解像度変換処理やIP変換処理等が行われることとなる。
このように、映像再生装置を、解像度変換処理やIP変換処理等を行える映像変換手段を備える映像表示装置に接続する場合には、再生映像を表示するにあたって、映像再生装置と映像表示装置との両方で映像変換処理が施される場合がある。このために、映像表示装置で処理可能な最大解像度や最大フレームレート等に合わせて変換された映像情報を、映像再生装置から映像表示装置へと出力する構成としても、映像表示装置で表示される映像は、適切な映像モード(例えば、ユーザにとって好ましい映像モードや、一般的に好ましい映像モードとして受け入れられるような映像モード)とならない場合がある。
この点、特許文献1に示される映像再生装置(光ディスク再生装置又は映像信号出力装置)は、映像表示装置(映像出力装置)とHDMIケーブルを介して接続可能に設けられ、映像表示装置が対応している解像度に関する情報をHDMIケーブルから取得し、ユーザからの解像度を変更する旨の指令に応じて、映像表示装置が対応している解像度の中から、映像の解像度を適宜選択し得るように構成している。
このように構成した場合、ユーザが映像表示装置の解像度を、対応する解像度の中から自分の好みに応じて変更できる。このために、ユーザは、映像再生装置によって再生される映像について好ましい映像モードで鑑賞することが可能となる。
特開2007−150469号公報
しかしながら、特許文献1に示される構成においては、ユーザが解像度を決定するために用いる映像は、ユーザが鑑賞中の再生映像を使用するものである。このように鑑賞中の再生映像を使用する場合、解像度の差をユーザが一見して把握するのは必ずしも容易ではなく、好ましい映像モードを得られる条件を誤る可能性がある。また、その時々で変更される映像に基づいて解像度を決定するために、ユーザにとって好ましい映像モードの映像を安定して得ることができない場合がある。そして、このような場合には、ユーザは、好みの映像モードに合った設定となるように、解像度に関する設定を繰り返し行う必要が発生し、設定操作が煩わしく思われる場合がある。
以上の問題点を鑑みて、本発明の目的は、映像再生装置及び映像表示装置の両方のスペックを鑑みて、再生時の映像を、安定して適切な映像モード(例えば、ユーザにとって好ましい映像モードや、一般的に好ましい映像モードとして受け入れられるような映像モード)とできる映像再生装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、そのような映像再生装置を備え、適切な映像モードの映像を表示できる映像表示システムを提供することである。更に、本発明の他の目的は、映像再生装置及び映像表示装置の両方のスペックを鑑みて、適切な映像モードの映像を安定して表示できる映像表示方法を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、映像を表示する映像表示装置と接続可能に設けられ、記録媒体に記録される映像情報の再生を行う映像再生装置であって、前記映像表示装置で処理可能な表示設定の種類を示す表示設定情報を前記映像表示装置から取得する表示設定情報取得手段と、前記映像表示装置へと出力する映像情報を、前記表示設定となるように変換処理する映像変換手段と、再生時に前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定すべく、予め用意される評価用映像情報を、内蔵或いは外付けの記憶媒体から読み出す評価用映像読み出し手段と、前記映像変換手段を用いて前記評価用映像情報を前記表示設定情報に示される各表示設定となるように順次変換処理させ、変換処理された前記評価用映像情報を前記映像表示装置へと順次出力させる出力指令手段と、前記映像表示装置へと順次出力される前記評価用映像情報を、前記映像表示装置で順次表示した結果に基づいて、前記表示設定情報の中から再生時に前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定する表示設定決定手段と、を備えることを特徴としている。
これによれば、映像表示装置の実際の表示能力を確かめた上で、映像再生装置から映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することが可能となる。このために、映像再生装置からの再生映像情報を適切な映像モードで表示することが可能となる。また、表示設定を決定するにあたって、予め用意した評価用映像情報を利用する構成であるために、適切な映像モードを安定して得ることが可能となる。
また、本発明は、上記構成の映像再生装置において、ユーザが前記表示設定情報の中から1つの表示設定を選択して入力するための入力手段を備え、前記表示設定決定手段は、前記入力手段から入力された入力情報によって、前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することとしてもよい。
これによれば、映像表示装置に表示される評価用映像をユーザが評価して、再生時に映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することができる。このために、映像再生装置から出力されて映像表示装置で表示される映像について、ユーザの好みにあった映像モードとすることが可能となる。
また、本発明は、上記構成の映像再生装置において、前記映像表示手段で表示される映像の少なくとも一部を撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された映像の評価を行う評価手段と、を備え、前記表示設定決定手段は、前記評価手段による評価結果に基づいて、前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することとしてもよい。
これによれば、映像表示装置に表示される評価用映像を客観的に評価して、再生時に映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することができる。このために、映像再生装置から出力されて映像表示装置で表示される映像について、一般的に好ましい映像モードとして受け入れられる映像モードとすることが可能となる。
また、本発明は、上記構成の映像再生装置において、前記表示設定には、解像度、フレームレート、及び走査方式の設定が含まれるのが好ましい。これにより、映像再生装置から出力されて映像表示装置で表示される映像について、適切な映像モードとしやすい。
また、本発明は、上記構成の映像再生装置において、前記映像表示装置との接続をHDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルによって行うためのHDMI端子部が設けられるのが好ましい。これによって、映像再生装置からの再生映像情報を適切な映像モードで映像表示装置に表示することを、容易に実現することが可能となる。
また、上記目的を達成するために本発明は、請求項1から5のいずれかに記載の映像再生装置と、前記映像再生装置に接続される映像表示装置と、を備えることを特徴としている。
これによれば、映像表示装置の実際の表示能力を確かめた上で、映像再生装置から映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することが可能となる。このために、映像再生装置からの再生映像情報を適切な映像モードで表示することが可能となる。また、表示設定を決定するにあたって、予め用意した評価用映像情報を利用する構成であるために、適切な映像モードを安定して得ることが可能となる。
また、上記目的を達成するために本発明は、請求項5に記載の映像再生装置と、前記映像再生装置にHDMIケーブルを介して接続される前記映像表示装置と、を備えることを特徴としている。
これによれば、映像表示装置の実際の表示能力を確かめた上で、映像再生装置から映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することが可能となる。このために、映像再生装置からの再生映像情報を適切な映像モードで表示することが可能となる。また、表示設定を決定するにあたって、予め用意した評価用映像情報を利用する構成であるために、適切な映像モードを安定して得ることが可能となる。そして、HDMI規格を利用する構成であるために、この構成を実現し易い。
また、上記目的を達成するために本発明は、映像再生装置から出力される再生映像情報を映像表示装置で表示する映像表示方法であって、前記映像再生装置が、前記映像表示装置で処理可能な表示設定の種類を示す表示設定情報を前記映像表示装置から取得するステップと、前記映像再生装置において、再生時に前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定すべく予め用意される評価用映像情報を、内蔵或いは外付けの記憶媒体から読み出すステップと、読み出された前記評価用映像情報を、前記表示設定情報に示される各表示設定となるように順次変換処理し、変換処理された前記評価用映像情報を前記映像再生装置から前記映像表示装置へと順次出力するステップと、前記映像表示装置へと順次出力される前記評価用映像情報を、前記映像表示装置で順次表示した結果に基づいて、前記表示設定情報の中から再生時に前記映像再生装置から前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定するステップと、決定された表示設定となるように前記映像再生装置で再生映像情報を処理して前記映像表示装置へと出力するステップと、を具備することを特徴としている。
これによれば、映像表示装置の実際の表示能力を確かめた上で、映像再生装置から映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することが可能となる。このために、映像再生装置からの再生映像情報を適切な映像モードで表示することが可能となる。また、表示設定を決定するにあたって、予め用意した評価用映像情報を利用する構成であるために、適切な映像モードを安定して得ることが可能となる。
本発明によれば、映像再生装置及び映像表示装置の両方のスペックを鑑みて、再生時の映像を、安定して適切な映像モードとできる映像再生装置、映像表示システム、及び映像表示方法を提供することができる。
以下、本発明の映像再生装置、映像表示システム、及び映像表示方法について、実施形態を示し、図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態の映像表示システム1の構成を示すブロック図である。第1実施形態の映像表示システム1は、映像再生装置として機能するDVDプレーヤ10と、映像表示装置として機能するモニタ30と、から成る。DVDプレーヤ10とモニタ30とは、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格に準拠しケーブルであるHDMIケーブル50によって接続されている。
第1実施形態の映像表示システム1を構成するDVDプレーヤ10について、まず説明する。DVDプレーヤ10は、図1に示すように、光ピックアップ11と、信号処理部12と、AVデコーダ13と、映像変換部14と、HDMI変換部15と、プレーヤ制御部16と、記憶部(モニタ30の記憶部と区別するために、以下ではプレーヤ側記憶部と記載する)17と、入力部18と、表示部19と、コネクタ部20と、DVD設置部21と、を備える。
光ピックアップ11は、図示しない半導体レーザと光検出器とを備える。そして、光ピックアップ11は、半導体レーザから出射されるレーザ光(例えば波長650nm)をDVD40に照射し、その際にDVD40(正確にはDVD40の情報記録面)で反射される反射光を光検出器で検出することによって、DVD40に記録される光情報を検出する。光検出器は、光電変換可能に設けられており、光検出器で検出した光情報は電気信号に変換されて信号処理部12に出力される。
信号処理部12は、光ピックアップ11及びAVデコーダ13と接続されている。また、DVDプレーヤ10内に設けられる通信線22を介してプレーヤ制御部16に接続され、プレーヤ制御部16によって制御される。光ピックアップ11から信号を受け取った信号処理部12は、受信した信号(RF信号)をA/D変換し、8/16変調で符号化されているデジタルデータの復調を行い、復調されたデジタルデータの誤り訂正を行う。これら一連の処理によって、映像情報や音声情報等の信号が多重化されたデータであるプログラムストリームを生成する。
また、信号処理部12は、生成されたプログラムストリームをMPEG(Moving Pictures Expert Group)形式の映像情報とAC3形式の音声情報とからなるデジタル信号に分離する。そして、信号処理部12は、分離された映像情報と音声情報とをAVデコーダ13に送信する。
AVデコーダ13は、信号処理部12及び映像変換部14に接続されている。また、通信線22を介してプレーヤ制御部16と接続され、プレーヤ制御部16によって制御される。AVデコーダ13は、信号処理部12から映像情報及び音声情報を受け取ると、それらをそれぞれ所定形式の信号に復号する。AVデコーダ13で復号処理された映像情報及び音声情報は、映像変換部14に送信される。
映像変換部14は、AVデコーダ13及びHDMI変換部15に接続されている。また、通信線22を介してプレーヤ制御部16と接続され、プレーヤ制御部16によって制御される。映像変換部14は、AVデコーダ13から受け取った映像情報について、プレーヤ制御部16が指示する表示設定となるように映像の変換処理を行う。また、映像変換部14は、プレーヤ制御部16がプレーヤ側記憶部17から読み出したテスト映像情報(評価用映像情報)を受信して、このテスト映像情報についても、プレーヤ制御部16の指示にしたがって、所望の表示設定となるように映像の変換処理を行う。
映像変換部14は、IP変換部14aとスケーラ部14bとから成っている。IP変換部14aは、走査方式がインターレース方式である映像情報について、プログレッシブ方式の映像情報へと変換する処理を行う機能を有する。スケーラ部14bは、映像情報の解像度及びフレームレートを変換する機能を有する。映像変換部14は、プレーヤ制御部16に指示にしたがって、IP変換処理、解像度やフレームレートの変換処理を行った映像情報について、HDMI変換部15に送信する。
なお、音声情報についても、映像変換部14を経由してHDMI変換部15に送信される。
HDMI変換部15は、映像変換部14とコネクタ部20とに接続されている。また、通信線22を介してプレーヤ制御部16と接続され、プレーヤ制御部16によって制御される。HDMI変換部15は、映像変換部14から映像情報の変換処理が行われた変換済映像情報を受け取ると、当該変換済映像情報をHDMI規格の情報に準拠したデジタル信号に変換する。そして、変換した映像情報をコネクタ部20及びHDMIケーブル50を介してモニタ30に出力する。
なお、HDMI変換部15は、映像変換部14から受け取った音声情報についても、上述の変換済映像情報と同様に所定の形式に変換する。そして、変換した音声情報をコネクタ部20及びHDMIケーブル50を介してモニタ30に出力する。
プレーヤ制御部16は、上述のように、信号処理部12、AVデコーダ13、映像変換部14、及びHDMI変換部15と、通信線22を介して接続されている。また、プレーヤ制御部16は、プレーヤ側記憶部17、入力部18、及び表示部19のそれぞれと、個々に接続されている。これにより、プレーヤ制御部16は、これらの各構成部材の制御を行っている。
また、プレーヤ制御部16は、HDMIケーブル50(正確には、DDC(Display Data Channel))を介してモニタ30と接続されている。これにより、プレーヤ制御部16は、モニタ30から、モニタ30で処理可能な表示設定の種類を示す表示設定情報(本実施形態では、ここで言う表示設定は、解像度、フレームレート、走査方式である)を取得する。
その他、プレーヤ制御部16は、プレーヤ側記憶部17に記憶されているテスト映像情報を読み出して映像変換部14に送信する。また、プレーヤ制御部16は、テスト映像情報を、モニタ30から取得した表示設定情報に示される各表示設定になるように映像変換部14に指令を出すとともに、変換されたテスト映像情報をモニタ30へと出力するようにHDMI変換部15に指令を出す。更に、プレーヤ制御部16は、再生時にモニタ30へと出力する映像情報の表示設定ついて、ユーザが選択した表示設定(この情報は入力部18から入力される)に決定する。
すなわち、プレーヤ制御部16は、表示設定取得手段、評価用映像読み出し手段、出力指令手段、及び表示設定決定手段としての機能を果たす。
プレーヤ側記憶部17は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)からなり、プレーヤ制御部16と接続されている。ROMには、プレーヤ制御部16が各種処理を行う上で必要となる各種のパラメータや動作プラグラムが記憶される。なお、再生時にモニタ30へと出力する再生映像情報の表示設定を決定可能とすべく、予め用意されるテスト映像情報(評価用映像情報)も、このROMに記憶されている。また、RAMは、各種データを一時的に保持し、例えばプレーヤ制御部16によって各種情報処理が行われる際の処理データや、ユーザから受けた指示命令等を一時的に記憶しておくためのバッファメモリとして機能する。
入力部18は、プレーヤ制御部16と接続されており、ユーザがDVDプレーヤ10に対して指示することを可能とする。具体的には、DVDプレーヤ10本体に設けられる入力ボタンや、DVDプレーヤ10に設けられるリモートコントローラ用の受信部に対して情報を送信可能なリモートコントローラの入力ボタンが該当する。例えばユーザは、異なる表示設定となるように変換処理された各テスト映像を見た後に、再生時にモニタ30へと出力する再生映像情報の表示設定をどれにするかを選択し、この入力部18によって、その情報を入力することができる。
表示部19は、プレーヤ制御部16と接続されており、ユーザに対して情報を示す。この情報には、DVD40の再生位置を示すカウンタや時間を示す時計等の他に、ユーザに対して選択を要求するメッセージ等も含まれる。例えば、再生時にモニタ30へと出力する再生映像情報の表示設定をいずれにするかの選択要求について、この表示部19にメッセージを示して、その選択を要求する。
コネクタ部20は、HDMI規格に準拠した端子(HDMI端子)で形成されている。これにより、HDMIケーブル50一本で、DVDプレーヤ10からモニタ30へと、映像情報の他、音声情報及びその他の情報も送信できる。また、プレーヤ制御部16は、モニタ30から表示設定情報を読み取ることもできる。
DVD設置部21は、DVDプレーヤ10によってDVD40を再生する場合に、DVD40を設置する部分である。具体的には、ディスクトレイ(図示せず)にDVD40を載置して内部に挿入すると、DVD40はターンテーブルにチャックされ、これによりDVD40はDVDプレーヤ10内に設置される。なお、ターンテーブルはスピンドルモータと接続されて回転可能となっている。
次に、第1実施形態の映像表示システム1を構成するモニタ30について説明する。モニタ30は、DVDプレーヤ10から送信されてきた映像情報を表示することが可能な映像表示装置である。本実施形態のモニタ30は、図1に示すようにHDMI制御部31と、記憶部(DVDプレーヤ10側の記憶部と区別するために、以下ではモニタ側記憶部と記載する)32と、を備える。
HDMI制御部31は、HDMIケーブル50を介して(図示していないがモニタ30側にもHDMI規格に準拠したコネクタ部は設けられており、そのコネクタ部、及び、DVDプレーヤ10のコネクタ部20も勿論介する)、DVDプレーヤ10のHDMI変換部15と接続されている。そして、DVDプレーヤ10からTMDS(Transition Minimized Differential Signaling)方式で送られてきた映像情報を受け取るようになっている。HDMI制御部31は、受け取った映像情報(デジタル信号)を、その映像の表示を行うべく、モニタ30内の図示しない所定の構成部へと送信する。
なお、図示しないがモニタ30には、DVDプレーヤ10から受け取った映像情報について、必要に応じて、映像の走査方式、解像度、フレームレート等の表示設定の変換を行う映像変換部(例えば、IP変換部やスケーラ部を備える)が設けられている。このために、DVDプレーヤ10から送信されてきた映像情報について、表示設定が変更される場合がある。
モニタ側記憶部32は、EDID(Extended Display Identification Data)を格納している。EDIDには、モニタ30に対応する表示設定(走査方式、解像度、フレームレート等)に関する表示設定情報が含まれる。したがって、DVDプレーヤ10のプレーヤ制御部16は、DDC通信により表示設定情報を得ることが可能となっている。
次に、第1実施形態の映像表示システム1によって再生映像を表示する場合の映像表示方法(動作)について説明する。第1実施形態の映像表示システム1においては、再生映像を表示する動作を行うにあたって、事前に、DVDプレーヤ10からモニタ30へと出力される映像情報の表示設定を決定する動作を有し、その動作について特徴を有する。このために、この部分について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
なお、DVDプレーヤ10からモニタ30へと出力される映像情報の表示設定を決定する動作については、例えば、ユーザからの指令(例えば入力部18から、その指令を入力する)によって開始する構成としても構わない。また、DVDプレーヤ10がモニタ30と接続された時点で自動的に開始される構成等としても構わない。
この表示設定の決定動作が開始されると、まず、パラメータNがN=0とされる(ステップS1)。
次に、プレーヤ制御部16は、モニタ30とのDDC通信により、EDIDからモニタ30が処理可能な表示設定の種類を示す表示設定情報を取得する(ステップS2)。本実施形態においては、表示設定情報は、走査方式(インターレース方式か、プログレッシブ方式か)、解像度、及びフレームレートに関する情報である。なお、通常は、EDIDから、モニタ30で処理可能な複数種類の表示設定が取得されることになる。
次に、プレーヤ制御部16は、プレーヤ側記憶部17からテスト映像情報(評価用映像情報)を読み出す(ステップS3)。このテスト映像情報は、再生時(DVDプレーヤ10によるDVD40に記録される映像情報の再生時)にモニタ30へと出力する再生映像情報の表示設定を決定可能とすべく、予め用意される情報である。そして、このテスト映像情報は、評価用の映像としての役割を果たすべく、DVDプレーヤ10からモニタ30へと出力される映像情報の表示設定を変更した場合に、それに伴う映像の変化を検出し易いように構成されている。特に、映像のエッジ付近においては表示設定に違いによる影響(ジャギ、モアレ、ビート等)が出易い傾向にあるが、このような影響をユーザが検出しやすいように、テスト映像情報は構成されている。
テスト映像情報が読み出されると、プレーヤ制御部16はテスト映像情報を映像変換部14に送信し、先に読み出した表示設定のうちのいずれか1つの表示設定となるように、テスト映像の変換処理を行わせる(ステップS4)。具体的には、プレーヤ制御部16からの指示にしたがって、映像変換部14において、走査方式、解像度及びフレームレートが適宜変換される。ただし、プレーヤ制御部16からの指示が、テスト映像情報の表示設定と同じ表示設定となるような指示の場合は、特に映像の変換は行われることなく、テスト映像情報は映像変換部14を通過する。
映像変換部14で変換された変換済みのテスト映像情報(上述のように場合によっては、変換されていない場合もある)は、HDMI変換部15に送信されて必要な変換処理が行われた後、プレーヤ制御部16の指示にしたがってモニタ30側に送られる。そして、モニタ30において適宜処理が行われてテスト映像が表示される(ステップS5)。
ここで、モニタ30における処理は、走査方式、解像度、及びフレームレートのうちの少なくとも1つの変換処理を含む場合ある。これは、EDIDから取得される情報は、上述のように、あくまでもインターフェースの能力を示した情報であり、実際のモニタ30で表示できる表示設定とは必ずしも一致しないことに由来する。この点については、あとで一例を挙げて説明する。
テスト映像の表示が行われると、パラメータNについて、1が加算される(ステップS6)。すなわち、パラメータNは、モニタ30でテスト映像の表示が行われた回数を示す。
次に、パラメータNが、先にプレーヤ制御部16がEDIDから読みした表示設定の種類の数(モニタ30で処理可能な表示設定の種類の数)と同じであるか否かが確認される(ステップS7)。Nが、モニタ30で処理可能な表示設定の種類の数より小さい場合には、ステップS3からステップS7が繰り返される。なお、この繰り返し時においては、ステップS4における「処理可能な表示設定」は、それ以前にモニタ30で表示した表示設定とは異なる表示設定のいずれか1つが該当する。
一方、Nが、モニタ30で処理可能な表示設定の種類の数と同じである場合には、後述のステップS8へと進むが、その前に、ステップS1からステップS7までの処理の理解を容易にするために、具体例を挙げて、ステップS1からステップS7を再度説明する。
この例においては、モニタ30は、走査方式がプログレッシブ方式、解像度が1080×768dpi、フレームレートが29.97fpsで、映像を表示するように構成されているとする。一方、モニタ側記憶部32に記憶されるEDIDには、図3に示す480i、480p、1080i(その詳細内容は図3参照)を処理可能という情報が記録されているとする。上述のように、EDIDはインターフェースの能力を示すものであり、本実施形態のモニタ30は、映像を変換する機能を有するために、このような情報がEDIDに記録されていても良いことになっている。
DVDプレーヤ10のプレーヤ制御部16は、変数N=0とし(ステップS1)、ステップS2で、モニタ30が、上述の3種類の表示設定(480i、480p、1080i)を処理可能であると認識する。そして、テスト映像情報を読み出した(ステップS3)後、ステップS4において、例えば、まず480iの表示設定となるようにテスト映像情報を変換処理する指令が出される。
その後、プレーヤ制御部16は、この変換処理された情報をモニタ30へと出力するように指令する。そして、モニタ30は、自己の能力(走査方式がプログレッシブ方式、解像度が1080×768dpi、フレームレートが29.97fps)に合わせて、映像情報を変換して表示する(ステップS5)。
この後、パラメータNに1が加算(この時点ではN=1である)される(ステップS6)。この例においては、モニタ30が処理可能な表示設定の数は3であるために、ステップS7で、ステップS3に戻る処理が行われる。
そして、ステップS4において、例えば480pの表示設定となるようにテスト映像情報を変換処理する指令が出される。ここでは、表示設定480iと異なるいずれかの表示設定となれば良いので、勿論1080iの表示設定となるように映像情報の変換処理を行ってもよいが、ここでは一例として480iに変換することとしている。
次に、プレーヤ制御部16は、この変換処理された情報をモニタ30へと出力するように指令する。480iの表示設定に変換処理されてモニタ30に出力されたテスト映像情報は、モニタ30で自己の能力に合わせて映像情報の変換が行われ、テスト映像が表示される。
この後、Nに1が加算される(ステップS6)が、この時点でN=2(<3)であるために、ステップS3に戻る。 そして、ステップS4において、1080iの表示設定(480i、480pと異なる表示設定)となるようにテスト映像情報を変換処理する指令が出される。次に、プレーヤ制御部16は、この変換処理された情報をモニタ30へと出力するように指令する。1080iの表示設定に変換処理されてモニタ30に出力されたテスト映像情報は、モニタ30で自己の能力に合わせて映像情報の変換が行われ、テスト映像が表示される。
次に、Nが加算されるとN=3となり、パラメータNの数がモニタ30で処理可能な表示設定の数と同じになったために、ステップS8へと進む。
パラメータNの数がモニタ30で処理可能な表示設定の数と同じとなると、表示されたテスト映像(上記の例では3つ)を見たユーザの印象によって、ユーザは、テスト映像が表示された表示設定のうち、いずれの表示設定とするかを選択し、入力部18からその情報を入力する(ステップS8)。
具体的には、本実施形態においては、パラメータNの数がモニタ30で処理可能な表示設定の種類数と同じとなると、DVDプレーヤ10の表示部19に、いずれの表示設定を選択するかについて、入力要求が表示される。そして、ユーザは、例えば複数表示されたテスト映像の中から、その好みで表示設定を選択して入力する(例えば、表示された順番を基準に、好みの映像の順番を入力する)。
なお、本実施形態では、表示設定の選択要求がDVDプレーヤ10の表示部19に表示される構成としているが、これに限らず、表示設定の選択要求が、モニタ30にOSD(On Screen Display)表示される構成等としても構わない。
ユーザによって表示設定が選択され、その情報が入力部18から入力されると、プレーヤ制御部16は、ユーザによって選択された表示設定を、DVD40の再生時における、DVDプレーヤ10からモニタ30へと出力する映像情報の表示設定として決定する(ステップS9)。決定された表示設定は、プレーヤ側記憶部17に記憶され、以後は、ここで決定された表示設定で再生映像情報がモニタ30に出力される。そして、モニタ30で適当な処理が行われて再生映像が表示される。
このように構成することにより、第1実施形態の映像表示システム1においては、DVD40の再生時において、安定して適切な映像モードで映像を表示できる。すなわち、本実施形態の映像表示システム1では、DVDプレーヤ10とモニタ30の能力(スケーラ機能、IP変換機能など)をトータルで評価して、DVDプレーヤ10から出力する映像情報の表示設定を決定する構成であるために、適切な映像モードの選択ができる。そして、再生映像の表示設定を決定するに際して、予め用意したテスト映像を用いて決定する構成であるために、適切な映像モードを安定して得ることが可能となる。
なお、このような表示設定の決定は、DVDプレーヤに接続されるモニタが決定されれば、その後は、モニタの変更等がある場合を除いて行わなくても良い。ただし、ユーザからの要求によって、随時行ってもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の映像表示システム100について説明する。第1実施形態の映像表示システム1においては、DVDプレーヤ10から出力する再生映像情報(DVD40から再生される映像情報)の表示設定の決定を、ユーザの判断に基づく構成とした。この構成の場合、ユーザの主観によるところが大きくなり、客観的に好ましい映像モードであると判断される映像モードとならない場合もあり得る。このため、映像モードをより客観的に選択したいという要求もあると考えられる。その要求に答えるのが第2実施形態である。
図4は、第2実施形態の映像表示システム100の構成を示すブロック図である。図4と図1を比べればわかるように、第2実施形態の映像表示システム100の構成は、基本的に第1実施形態の映像表示システム1の構成と同様である。ただし、DVDプレーヤの構成について相違点を有する。なお、図4においては、第1実施形態と共通する構成要素については、同一の符号を付している。
第2実施形態のDVDプレーヤ110と第1実施形態のDVDプレーヤ10との相違点は、第2実施形態のDVDプレーヤ110が、カメラ111と評価部112とを有している一方で、第1実施形態のDVDプレーヤ10は、そのような構成を有していない点である。以下、この相違する部分について主に説明し、共通する部分については、原則として、その説明を省略する。
カメラ111は、例えばCCDカメラのような撮像装置から成って、モニタ30の表示画面に表示される映像を撮影することが可能となっている。カメラ111は、評価部112に接続されており、撮影した映像を適宜評価部112に送信するように構成されている。また、カメラ111は、プレーヤ制御部16に接続されており、その動作をプレーヤ制御部16によって制御される。このカメラ111は、テスト映像について、その映像の良否を客観的に判断する手段として使用される。
評価部112は、カメラ111に接続されており、カメラ111から送信された信号を解析して、テスト映像の評価を行う。テスト映像の評価としては、送信されてきた映像のモアレ、ビート等の成分に関する評価や、送信されてきた信号の高周波特性等の評価を行う。評価部112は、プレーヤ制御部16に接続されており、その動作をプレーヤ制御部16によって制御される。評価部112による評価結果は、プレーヤ制御部16に送信される。
次に、第2実施形態の映像表示システム100によって再生映像を表示する場合の映像表示方法(動作)について説明する。第2実施形態の映像表示システム1においては、第1実施形態の場合と同様に、再生映像を表示する動作を行うにあたって、事前に、DVDプレーヤ110からモニタ30へと出力される映像情報の表示設定を決定する動作を有し、その動作について特徴を有する。このために、この部分について、図5のフローチャートを参照しながら説明する。
この表示設定の決定動作が開始されると、まず、パラメータNがN=0とされる(ステップS11)。
次に、プレーヤ制御部16は、モニタ30とのDDC通信により、EDIDからモニタ30が処理可能な表示設定の種類を示す表示設定情報を取得する(ステップS12)。本実施形態においては、表示設定情報は、走査方式(インターレース方式か、プログレッシブ方式か)、解像度、及びフレームレートに関する情報である。なお、通常は、EDIDから、モニタ30で処理可能な複数種類の表示設定が取得されることになる。
次に、プレーヤ制御部16は、プレーヤ側記憶部17からテスト映像情報(評価用映像情報)を読み出す(ステップS13)。このテスト映像情報は、再生時(DVDプレーヤ110によるDVD40に記録される映像情報の再生時)にモニタ30へと出力する再生映像情報の表示設定を決定可能とすべく、予め用意される情報である。そして、このテスト映像情報は、第1実施形態の場合と同様に、評価用の映像としての役割を果たすべく、DVDプレーヤ10からモニタ30へと出力される映像情報の表示設定を変更した場合に、それに伴う映像の変化を検出し易いように構成されている。特に、テスト映像情報のエッジ部をカメラ111で撮影した場合に、その変化を評価部112での解析処理によって検出できるように、テスト映像情報は構成されている。
テスト映像情報が読み出されると、プレーヤ制御部16はテスト映像情報を映像変換部14に送信し、先に読み出した表示設定のうちのいずれか1つの表示設定となるように、テスト映像の変換処理を行わせる(ステップS14)。具体的には、プレーヤ制御部16からの指示にしたがって、映像変換部14において、走査方式、解像度及びフレームレートが適宜変換される。ただし、プレーヤ制御部16からの指示が、テスト映像情報の表示設定と同じ表示設定となるような指示の場合は、特に映像の変換は行われることなく、テスト映像情報は映像変換部14を通過する。
映像変換部14で変換された変換済みのテスト映像情報(上述のように場合によっては、変換されていない場合もある)は、HDMI変換部15に送信されて必要な変換処理が行われた後、プレーヤ制御部16の指示にしたがってモニタ30側に送られる。そして、モニタ30において適宜処理が行われてテスト映像が表示される(ステップS15)。ここで、モニタ30における処理は、走査方式、解像度、及びフレームレートのうちの少なくとも1つの変換処理を含む場合ある。これは、第1実施形態の場合と同様である。
テスト映像の表示が行われると、パラメータNについて、1が加算される(ステップS16)。すなわち、パラメータNは、モニタ30でテスト映像の表示が行われた回数を示す。
また、テスト映像の表示が行われると、カメラ111によって、その映像が撮影される(ステップS17)。カメラ111の撮影のタイミングはプレーヤ制御部16によって制御される。この際、カメラ111によるテスト映像の撮影は、テスト映像の全体としても構わないが、本実施形態では、テスト映像の所定位置のエッジ部を撮影する構成となっている。このように、テスト映像の一部のみを撮影する構成とするのは、一つには、一部のみを撮影する構成とする方が、カメラ111の焦点をモニタ30近傍で合わせやすいという理由が挙げられる。また、他の理由として、特にエッジ部の撮像の評価を行うことによって、各表示設定で表示されるテスト映像の違いに関する評価が行い易いということが挙げられる。
カメラ111で撮影された映像が評価部112で評価されて、その評価結果がプレーヤ側記憶部17に記憶される(ステップS18)。評価部112によるテスト映像の評価は、モアレ、ビート等の成分に関する評価や高周波特性の評価等である。
次に、パラメータNが、先にプレーヤ制御部16がEDIDから読みした表示設定の種類の数(モニタ30で処理可能な表示設定の種類の数)と同じであるか否かが確認される(ステップS19)。Nが、モニタ30で処理可能な表示設定の種類の数より小さい場合には、ステップS13からステップS19が繰り返される。なお、この繰り返し時においては、ステップS14における「処理可能な表示設定」は、それ以前にモニタ30で表示した表示設定とは異なる表示設定のいずれか1つが該当する。
一方、Nが、モニタ30が処理可能な表示設定の種類の数と同じである場合には、評価部112で評価した結果(プレーヤ側記憶部17に記憶される)に基づいて、DVD40の再生時における、DVDプレーヤ110からモニタ30へと出力する映像情報の表示設定を決定する(ステップS20)。決定された表示設定は、プレーヤ側記憶部17に記憶され、以後は、ここで決定された表示設定で再生映像情報がモニタ30に出力される。そして、モニタ30で適当な処理が行われて再生映像が表示される。
このように構成することにより、第2実施形態の映像表示システム100においては、第1実施形態の映像表示システム1の場合と同様に、DVD40の再生時において、安定して適切な映像モードで映像を表示できる。更に、DVDプレーヤ110からモニタ30へと出力する再生映像情報の表示設定に関する決定について、ユーザの判断によるのではなく、撮像手段(カメラ)の撮影結果に基づいて判断する構成であるために、客観的な判断に基づいて決定することが可能である。
(その他)
以上に示した実施形態は例示であって、本発明は、以上に示した実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
以上に示した実施形態においては、映像変換部14で変換処理する表示設定が、走査方式、解像度、及びフレームレートである場合について示した。しかし、これに限定される趣旨ではなく、例えば、画質(明るさ、コントラスト)等の表示設定を更に含む構成等としても構わない。
また、以上に示した実施形態においては、テスト映像情報をDVDプレーヤの記憶部に記憶させておく(内蔵型の記録媒体に記憶させておく)構成とした。しかし、例えば外部から挿し込んで接続するようなメモリカード等の外付け型の記録媒体にテスト映像情報を記憶させ、この外付け型の記録媒体を適宜DVDプレーヤに接続してテスト映像情報を読み出す構成であっても勿論構わない。
更に、以上に示した実施形態においては、映像再生装置がDVDプレーヤである場合について示したが、DVDレコーダ(ハードディスクを内蔵するものも含まれる)、BDプレーヤ、BDレコーダ(ハードディスクを内蔵するものも含まれる)等、他のタイプの映像再生装置であってもよいのは、当然である。なお、ハードディスクを内蔵する場合には、テスト映像情報をハードディスクに記憶しておいても構わない。
本発明の映像再生装置、映像表示システム、及び映像表示方法によれば、映像再生装置及び映像表示装置の両方のスペックを鑑みて、再生時の映像を、安定して適切な映像モードとできる。したがって、本発明は、産業上有用な発明である。
は、第1実施形態の映像表示システムの構成を示すブロック図である。 は、第1実施形態の映像表示システムにおいて、DVDプレーヤからモニタへと出力される映像情報の表示設定を決定する動作を説明するためのフローチャートである。 は、図2のフローチャートを説明する際に使用する具体例の条件を示すテーブルである。 は、第2実施形態の映像表示システムの構成を示すブロック図である。 は、第2実施形態の映像表示システムにおいて、DVDプレーヤからモニタへと出力される映像情報の表示設定を決定する動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1、100 映像表示システム
10、110 DVDプレーヤ(映像再生装置)
14 映像変換部
16 プレーヤ制御部
18 入力部
20 コネクタ部(端子部)
30 モニタ
50 HDMIケーブル
111 カメラ(撮像手段)
112 評価部

Claims (8)

  1. 映像を表示する映像表示装置と接続可能に設けられ、記録媒体に記録される映像情報の再生を行う映像再生装置であって、
    前記映像表示装置で処理可能な表示設定の種類を示す表示設定情報を前記映像表示装置から取得する表示設定情報取得手段と、
    前記映像表示装置へと出力する映像情報を、前記表示設定となるように変換処理する映像変換手段と、
    再生時に前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定すべく、予め用意される評価用映像情報を、内蔵或いは外付けの記憶媒体から読み出す評価用映像読み出し手段と、
    前記映像変換手段を用いて前記評価用映像情報を前記表示設定情報に示される各表示設定となるように順次変換処理させ、変換処理された前記評価用映像情報を前記映像表示装置へと順次出力させる出力指令手段と、
    前記映像表示装置へと順次出力される前記評価用映像情報を、前記映像表示装置で順次表示した結果に基づいて、前記表示設定情報の中から再生時に前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定する表示設定決定手段と、
    を備えることを特徴とする映像再生装置。
  2. ユーザが前記表示設定情報の中から1つの表示設定を選択して入力するための入力手段を備え、
    前記表示設定決定手段は、前記入力手段から入力された入力情報によって、前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
  3. 前記映像表示手段で表示される映像の少なくとも一部を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された映像の評価を行う評価手段と、を備え、
    前記表示設定決定手段は、前記評価手段による評価結果に基づいて、前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定することを特徴とする請求項1に記載の映像再生装置。
  4. 前記表示設定には、解像度、フレームレート、及び走査方式の設定が含まれることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の映像再生装置。
  5. 前記映像表示装置との接続をHDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルによって行うためのHDMI端子部が設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の映像再生装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の映像再生装置と、前記映像再生装置に接続される映像表示装置と、を備えることを特徴とする映像表示システム。
  7. 請求項5に記載の映像再生装置と、前記映像再生装置にHDMIケーブルを介して接続される前記映像表示装置と、を備えることを特徴とする映像表示システム。
  8. 映像再生装置から出力される再生映像情報を映像表示装置で表示する映像表示方法であって、
    前記映像再生装置が、前記映像表示装置で処理可能な表示設定の種類を示す表示設定情報を前記映像表示装置から取得するステップと、
    前記映像再生装置において、再生時に前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定すべく予め用意される評価用映像情報を、内蔵或いは外付けの記憶媒体から読み出すステップと、
    読み出された前記評価用映像情報を、前記表示設定情報に示される各表示設定となるように順次変換処理し、変換処理された前記評価用映像情報を前記映像再生装置から前記映像表示装置へと順次出力するステップと、
    前記映像表示装置へと順次出力される前記評価用映像情報を、前記映像表示装置で順次表示した結果に基づいて、前記表示設定情報の中から再生時に前記映像再生装置から前記映像表示装置へと出力する映像情報の表示設定を決定するステップと、
    決定された表示設定となるように前記映像再生装置で再生映像情報を処理して前記映像表示装置へと出力するステップと、
    を具備することを特徴とする映像表示方法。
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