JP2009104905A - 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法。 - Google Patents

燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法。 Download PDF

Info

Publication number
JP2009104905A
JP2009104905A JP2007275854A JP2007275854A JP2009104905A JP 2009104905 A JP2009104905 A JP 2009104905A JP 2007275854 A JP2007275854 A JP 2007275854A JP 2007275854 A JP2007275854 A JP 2007275854A JP 2009104905 A JP2009104905 A JP 2009104905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
catalyst
fuel cell
carbon
paste
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007275854A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Tsutazumi
重伸 傳住
Sai Hayakawa
菜 早川
Keiichi Ito
敬一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Equos Research Co Ltd filed Critical Equos Research Co Ltd
Priority to JP2007275854A priority Critical patent/JP2009104905A/ja
Publication of JP2009104905A publication Critical patent/JP2009104905A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)
  • Inert Electrodes (AREA)

Abstract

【課題】高出力が安定して得られる燃料電池の電極用ペーストを製造可能にする。
【解決手段】触媒担持カーボンを真空乾燥した後、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が16〜27の範囲となるように添加割合を制御しながら加え、公転しながら自転する遠心撹拌装置によって混合撹拌する(第1工程)。これにより、各触媒担持カーボンの表面から空気が強制的に追い出され、カーボン粉末の隙間にも水が充填される。そして、さらに第2工程として、ナフィオン溶液を添加し、同様の撹拌を行って、電極用ペーストを得る。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法に関する。
従来、図12に示すような膜電極接合体(MEA:Membrane Electrode Assembly)90を用いた燃料電池システムが知られている。この膜電極接合体90は、ナフィオン(登録商標、Nafion(Dupon社製))等の固体高分子膜からなる電解質膜91と、この電解質膜91の一面に接合されて空気が供給されるカソード極93と、電解質膜91の他面に接合されて水素等の燃料が供給されるアノード極92とを有している。
カソード極93は、カーボンクロス、カーボンペーパー、カーボンフェルト等のガス透過性のある基材と、この基材の一面に形成されたカソード触媒層93aとからなる。カソード極93におけるカソード触媒層93a以外の部分は基材によって構成されており、ここは非電解質側でカソード触媒層93aに空気を拡散するカソード拡散層93bとされている。
また、アノード極92も、上記基材と、この基材の一面に形成されたアノード触媒層92aとからなる。アノード極92におけるアノード触媒層92a以外の部分も基材によって構成されており、ここは非電解質側でアノード触媒層92aに空気を拡散するアノード拡散層92bとされている。
そして、この膜電極接合体90を図示しないセパレータで挟むことにより最小発電単位である燃料電池のセルが構成され、このセルが多数積層されて燃料電池スタックが構成される。カソード触媒層93aには空気供給手段によって空気が供給され、アノード触媒層92aには水素供給手段等によって水素等が供給されるようになっている。こうして燃料電池システムが構成される。
この膜電極接合体90では、アノード触媒層92aにおける電気化学的反応により、燃料から水素イオン(H+;プロトン)と電子とが生成される。そして、プロトンは水分子を伴ったH3+の形で電解質膜91内をカソード触媒層93aに向かって移動する。また、電子は、燃料電池システムに接続された負荷を通り、カソード触媒層93aに流れる。一方、カソード触媒層93aにおいては、空気中に含まれる酸素とプロトンと電子とから水が生成される。このような電気化学的反応が連続して起こることにより、燃料電池システムは起電力を連続して発生することができる。
上記のアノード触媒層92aやカソード触媒層93aに必要な特性としては、(1)酸化ガスや燃料ガスが拡散可能であること、(2)電気化学反応によって生じたプロトンを固体電解質膜へ移動させることが可能であること、(3)外部に電流を取り出すための電子伝導性が良好であることが挙げられる。そして、これらの特性を満たすために、電子伝導性を有する触媒担持カーボンと、プロトン伝導性を有する高分子固体電解質とを混合した電極用ペーストをカーボンクロス等の基材に塗布することによって、各触媒層が形成されていた。例えば、非特許文献1には、図13に示すように、触媒担持カーボンに高分子電解質溶液を注ぎ、超音波による撹拌を行って電極用ペーストとする方法が示されている。
しかし、このような方法で製造された電極用ペーストを用いて形成された触媒層では、撥水性の表面を有するカーボン側に高分子固体電解質の疎水基が配向し、触媒層に存在する空孔側に高分子固体電解質の親水性官能基が配向する傾向となる。このため、空孔壁が親水性となって水が空孔に溜まり易くなり、溜まった水のために空孔を介してのガスの拡散を阻害することとなる。
また、触媒担持カーボン側に配向し、かつ連通する親水性のパスが形成されていないため、カソード触媒層で生成した水が固体電解質膜側へ逆拡散し難くなる。このため、水がカソード触媒層内に滞留し、ガス拡散を阻害する要因となる。
さらには、触媒担持カーボンと高分子固体電解質とが大きな凝集塊(アグロメレート)となりやすく、アグロメレート内部の触媒担持カーボンが電極反応に寄与できなくなり、無駄となってしまう。
発明者らは、こうした問題点を解決する燃料電池の電極用ペーストの製造方法を既に開発している(特許文献1、2)。この製造方法では、第1工程として、チャンバー内に触媒担持カーボンと水とを含む混合物を収容した後、該チャンバーを公転させることによって該混合物に遠心力を付与しつつ、該チャンバーを自転させることによって該混合物を自身の自重で撹拌する。これにより、各触媒担持カーボンの表面から空気を強制的に追い出し、表面を水で覆われた状態にすることができる。この際、遠心力の付与及び撹拌のためにボール、プロペラ等の異物を用いないことから、触媒担持カーボン同士の接触は阻害され難い。
そして、第2工程として、第1工程で得られた混合物に高分子電解質の溶液を混合し、電極用ペーストを得る。この際、各触媒担持カーボンは水に対する濡れ性を有していることから、高分子電解質は各触媒担持カーボン側に高分子電解質が有するプロトン交換基を配向させる。そして、互いに接触する各触媒担持カーボンと高分子電解質との間に、水によって互いに連続する親水層が形成された本発明の電極用ペーストが得られる。
こうして得られた電極用ペーストは、図14に示すように、互いに接触する各触媒担持カーボン100と高分子電解質101との間に、水によって互いに連続する親水層102が形成されている。このため、この電極用ペーストを用いて燃料電池のアノード極やカソード極を製造すれば、そのアノード極やカソード極は親水層によってプロトンが移動しやすい。また、高分子電解質はその親水層側にプロトン交換基を配向させているため、プロトンの移動に親水層が有効に活用される。
また、高分子電解質の疎水性部分は空孔側に配向して空孔側が疎水性になるため、水が溜まり難く、ブラッディングが防止され、ガス拡散が阻害され難くなる。このため、燃料電池システムは、MEAのアノード極、電解質膜及びカソード極でH3Oが良好に移動し、軽加湿又は無加湿でありながら高出力が得られる。
特開2006−140061号公報 特開2006−140062号公報
しかし、特許文献1及び2に記載の電極用ペーストは、触媒担持カーボンに添加する水の割合について配慮がなされていなかったため、
これを用いて燃料電池を製造した場合の出力が十分に得られない場合があった。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、高出力が安定して得られる燃料電池の電極用ペーストを製造可能にすることを解決すべき課題としている。
発明者らは、電極ペーストを製造する場合の、触媒担持カーボンと水との最適な混合割合を検討した。ところが、触媒担持カーボンの重量と水の重量との混合割合によって制御したのでは、一義的に最適条件を決定することはできないことを見出した。例えば、触媒担持カーボンに担持されている触媒金属の重量比によっても、最適な混合割合は大きく異なっていたからである。このため、最適な混合割合が何によって求められるかについて、さらに鋭意研究を行った結果、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値に基づいて添加割合を制御すれば、上記課題を解決できることを見出し本発明をなすにいたった。
すなわち、本発明の燃料電池の電極用ペーストの製造方法は、
カーボン粉末に触媒金属を担持してなる触媒担持カーボンと、各該触媒担持カーボンを互いに結合するとともにガス透過性を有する基材に結合するための高分子電解質の溶液とを混合して電極用ペーストを得る燃料電池の電極用ペーストの製造方法であって、
前記触媒担持カーボンと水とを、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値に基づいて添加割合を制御しながら混合する第1工程と、
該第1工程で得られた混合物に前記高分子電解質の溶液を混合し、電極用ペーストを得る第2工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明の燃料電池の電極用ペーストの製造方法では、まず、第1工程として、前記触媒担持カーボンと水とが、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値に基づいて添加割合を制御しながら混合する。
ここで、触媒担持カーボンに添加される水は、触媒を担持しているカーボンの表面に吸着させて親水性とするために加えられるものであり、そのために必要な水の添加量は、触媒金属を除いたカーボンのみの重量に比例すると考えられる。また、水はカーボンの表面に吸着することから、水の必要な添加量はカーボンの比表面積にも影響されると考えられる。このため、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値に基づいて添加割合を制御すれば、触媒担持カーボンの表面を親水性とするのに十分な量の水が確保されるとともに、余分な水が極力少ない状態とすることができる。
そして、第2工程において、高分子電解質の溶液を混合した場合、高分子電解質のプロトン交換基は親水性を有するため、表面に吸着水が吸着して親水性となっているカーボンの粒子表面に、高分子電解質のプロトン交換基が高度に配向した状態で付着する。このため、互いに接触する各触媒担持カーボンと高分子電解質との間に水によって互いに連続する親水層が形成されている。このため、この電極用ペーストを用いて燃料電池のアノード極やカソード極を製造すれば、そのアノード極やカソード極は親水層によってプロトンが移動しやすい。
しかも、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値に基づいて添加割合を制御することにより、触媒担持カーボンの触媒金属の重量比が異なる触媒を使用した場合でも、同じ条件の電極ペーストが作製できるので、高分子電解質のプロトン交換基が配向して連続した親水層が形成された構造の燃料電池の電極を安定して形成することができる。
したがって、本発明の燃料電池の電極用ペーストによって燃料電池を構成すれば、軽加湿又は無加湿でありながら高出力が得られる
本発明の電極用ペーストの製造方法では、前記第1工程において、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が16〜27となるように添加割合を制御することが好ましい。
(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が16未満では、カーボンの表面を十分に親水性にすることができない。このため、カーボンの粒子表面に、高分子電解質のプロトン交換基が高度に配向した状態で付着させることができず、連続した親水層が形成されたず、生成水のカソード触媒層内に滞留し、フラッディングや逆拡散不足による乾燥によって性能の低下を招く。
また、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が27を超えても燃料電池の出力が低下する。この理由は、次のように考えられる。すなわち、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が27を超えた場合、触媒担持カーボンの表面を親水性とするための水以外の余分な水が多くなり、余分な水の存在により、高分子電解質自体が凝集してカーボン担体に対して十分広がらず連続性のある親水層が形成できなかったり、さらには、触媒担持カーボンを内包した凝集塊を形成して電気的に孤立した触媒担持カーボンが増加するなど、目的とする触媒層構造を形成できなくなる。その結果、同様にフラッディングや乾燥により、性能の低下を招く。
以上のように、添加する水の量すなわち、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が16未満や27を超えた場合には、連続性ある親水層が形成されないことが原因による、フラッディングによるガス供給不足や、乾燥によるプロトン伝導性低下が発生し、燃料電池の出力が低下する。
また、本発明の電極用ペーストの製造方法では、第1工程において、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値の添加割合の管理範囲を、カーボン粉末の比表面積に比例した値を乗じて補正することが好ましい。触媒担持カーボンの表面を親水性とするために必要な水の量は、触媒担持カーボンに含まれているカーボン粉末の比表面積が大きいほど多くなると考えられる。このため、カーボン粉末の比表面積を考慮し、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値の添加割合を、カーボン粉末の比表面積した値を乗じて補正すれば、そのカーボン粉末の比表面積に応じた、さらに最適な水の添加量とすることができる。具体的な補正方法としては、例えば、カーボン粉末の比表面積を基準となる比表面積で除した値を補正係数とし、管理範囲の値にこの補正係数を乗じて、補正された管理範囲とする等が挙げられる。
また、前記第1工程における触媒担持カーボンと水との混合は、前記触媒担持カーボンと水とを収容したチャンバーを公転させることによって混合物に遠心力を付与しつつ、該チャンバーを自転させることによって該混合物を自身の自重で撹拌混合することが好ましい。発明者の推論では、こうして、各触媒担持カーボンの表面から空気を強制的に剥がすことができる。また、各触媒担持カーボンの表面を水で覆われた状態にすることができる。この際、遠心力の付与及び攪拌のためにボール、プロペラ等の異物を用いないことから、触媒担持カーボン同士の接触は阻害され難い。
さらに、前記第1工程における触媒担持カーボンと水との混合時において、真空脱泡を行えば、触媒担持カーボンの細部にまで満遍なく水をいきわたらせることができる。このため、互いに接触する各触媒担持カーボンと高分子電解質との間に水によって互いに連続する親水層がさらに緻密に形成されるため、プロトンがさらに移動し易くなり好適である。
本発明の燃料電池の電極の製造方法は、ガス透過性を有する基材と、該基材の一面に形成された触媒層とを有し、該触媒層は、カーボン粉末に触媒金属を担持してなる触媒担持カーボンと、各該触媒担持カーボンを互いに結合するとともに該基材に結合する高分子電解質とを含む燃料電池の電極の製造方法であって、
上記電極用ペーストを前記基材の一面に塗布して電極を得ることを特徴とする。塗布のためには印刷等の手段を採用することができる。
こうして得られる電極は、互いに接触する各触媒担持カーボンと高分子電解質との間に水によって互いに連続する親水層が形成されている。このため、アノード極やカソード極は親水層によってプロトンが移動しやすい。また、高分子電解質は親水層側にプロトン交換基を高度に配向させているため、プロトンの移動に親水層が有効に活用される。
本発明の燃料電池の膜電極接合体の製造方法は、電解質層と、該電解質層の一面に接合されて空気が供給されるカソード極と、該電解質層の他面に接合されて燃料が供給されるアノード極とを有する燃料電池の膜電極接合体の製造方法において、上記電極を前記カソード極及びアノード極の少なくとも一方に用いることを特徴とする。
こうして得られる膜電極接合体は、互いに接触する各触媒担持カーボンと高分子電解質との間に水によって互いに連続する親水層が形成されている。このため、アノード極やカソード極は親水層によってプロトンが移動しやすい。また、高分子電解質は親水層側にプロトン交換基を高度に配向させているため、プロトンの移動に親水層が有効に活用される。
カソード極及びアノード極の少なくとも一方は、基材の他面に形成され、空気又は燃料を拡散する拡散層を有することが好ましい。これにより、燃料電池システムは、電池反応が生じ易く、高出力が得られる。
本発明の燃料電池システムの製造方法は、膜電極接合体と、前記カソード極に空気を供給する空気供給手段と、前記アノード極に前記燃料を供給する燃料供給手段とを備えた燃料電池システムの製造方法において、上記膜電極接合体を用いることを特徴とする。
こうして得られる燃料電池システムは、アノード極、電解質膜及びカソード極で水が良好に移動し、軽加湿又は無加湿でありながら高出力が得られる。
以下、本発明を具体化した実施例を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
<空気極側電極用ペーストの製造>
燃料電池に用いる空気極側電極用ペーストは、図1に示すフローチャートに従って製造した。
まず、ステップS1において、触媒担持カーボンとして、Pt担持率60wt%のケッチエンブラック600JD担体を用意した。
その後、ステップS2において、触媒担持カーボン1gに水8gを加え、続くステップS3において、以下の方法により遠心撹拌し、第1中間物を得た。すなわち、まず、図2に示すチャンバー10を有する自転/公転式遠心撹拌機(キーエンス社製、商品名「ハイブリッドミキサーHM−500」)を用意した。このチャンバー10は、容器10aと、この容器10aを封止する蓋10bとからなり、中心点O回りに、中心点Oから延びる自己の軸芯Pが円錐を描くように高速で公転されるとともに、軸芯P回りに高速で自転され得るようになっている(図3参照)。このチャンバー10内に集合体11と、集合体11の8倍当量の水12とを含む混合物20を収容した。この後、チャンバー10を公転させることによって混合物20に遠心力を付与しつつ、チャンバー10を自転させることによって混合物20自身の自重で撹拌した。こうして、各触媒担持カーボンの表面から空気を強制的に追い出し、カーボン粉末の隙間にも水を充填し、図4に示すように、触媒担持カーボン31に水に対する濡れ性が付与され、第1中間物41が得られた。この際、遠心力の付与及び撹拌のためにボール、プロペラ等の異物を用いないことから、触媒担持カーボン31同士の接触を阻害することがない。
そして、図1に示すステップS4において、高分子電解質溶液として、ナフィオン(登録商標)5重量%溶液を7g加えて、さらにステップS5として、ステップS3と同様のハイブリッドミキサーによる撹拌を行う。こうして得られた実施例1の電極用ペーストは、触媒担持カーボン31の表面が表面吸着水32の存在によって親水性にされているため、ナフィオンのスルホン基(SO3−)は、表面吸着水32側に強く配向した状態でナフィオン層33が形成される(図5参照)。こうして電極用ペーストを得た。
<水素極側電極用ペーストの製造>
実施例1の燃料電池に用いる水素極側電極用ペーストは、触媒担持カーボンとしてPt40wt%担持率のケッチエンブラックEC担体を用い、この触媒担持カーボン1gに対して水を12g添加した。その他の製造条件については、上記空気極側電極用ペーストの製造方法と同様であり、説明を省略する。
(実施例2)
実施例2では、触媒担持カーボンとして、Pt担持率40wt%のケッチエンブラック600JD担体を用いた。そして、空気極側電極用ペーストの製造における上記ステップS2において、触媒担持カーボン1gに対して水12gを添加した。その他の条件については実施例1と同様であり、説明を省略する。また、水素極側電極用ペーストについても、実施例1と同じ製造方法であり、説明を省略する。
(比較例1)
比較例1では、空気極側電極用ペーストの製造における上記ステップS2において、触媒担持カーボン1gに対して水4gを添加した。その他の条件については、実施例1における空気極側電極用ペーストの製造方法と同様であり、説明を省略する。また、水素極側電極用ペーストは、実施例1と同じ方法によって製造した。
(比較例2)
比較例2では、空気極側電極用ペーストの製造における上記ステップS2において、触媒担持カーボン1gに対して水12gを添加した。その他の条件については、実施例1における空気極側電極用ペーストの製造方法と同様であり、説明を省略する。また、水素極側電極用ペーストは、実施例1と同じ方法によって製造した。
(比較例3)
比較例3では、触媒担持カーボンとして、Pt担持率40wt%のケッチエンブラック600JD担体を用いた。また、空気極側電極用ペーストの製造における上記ステップS2において、触媒担持カーボン1gに対して水12gを添加した。その他の条件については、実施例1における空気極側電極用ペーストの製造方法と同様であり、説明を省略する。また、水素極側電極用ペーストは、実施例1と同じ方法によって製造した。
<燃料電池単層セルの製造>
上記空気極側電極用ペースト及び水素極側電極用ペーストを用いて燃料電池単層セルを製造し、その評価を行った。
すなわち、上記の方法で得られた空気極側電極用ペーストをカーボンクロスの表面にPt担持量が0.2〜0.5mg/cmとなるように印刷して、乾燥する。こうして空気極側拡散層を得た。同様の方法により、水素極側電極用ペーストを用いて水素極側拡散層を製造した。
なお、拡散層の上に印刷して反応層を形成するかわりに、ポリテトラフルオロエチレン製のシート上に上記触媒ペーストで印刷し、乾燥後、剥離させて自立した反応層膜を作製し、これを拡散層と熱圧着させて反応層を形成してもよい。
上記のようにして調製した空気極側拡散層及び水素極側拡散層拡散層を用いて、図6に示す燃料電池単層セルを作成した。すなわち、空気極側拡散層1a及び水素極側拡散層拡散層1bを用意し、ナフィオン(登録商標)からなる高分子電解質膜2の両側に反応層3a、3b側を挟み、ホットプレスによって圧着する。さらに、その外側に酸素及び水素のガス供給路となるセパレータ4a、4bを図示しない取付治具により圧接する。こうして、燃料電池単層セル20を作製し、さらに、この燃料電池単層セル20を積層させることにより、燃料電池スタックが完成する。
<電流−電圧特性>
(実施例1と比較例1,2との比較)
上記実施例1及び比較例1,2で製造した燃料電池用電極ペーストを用い、上記のようにして構成した燃料電池単層セル20の電流とセル電圧との関係を測定した。測定環境はセル温度50℃、湿度100%RH(以下「フル加湿状態」という)とした。
その結果、図7に示すように、比較例1及び比較例2は実施例1と比較して、セル電圧が低く、特に低加湿状態においてその傾向が著しかった。
また、セル温度70℃、湿度40%RHの条件下(以下「低加湿状態」という)において、電流密度0.7A/cm2の連続通電試験を行った場合のセル電圧と、フル加湿状態において同じ電流密度で連続通電試験をした場合のセル電圧との比を図8に示す。
その結果、実施例1では比較例1,2と比較して、セル電圧の低下割合が少なく、低加湿状態でのセル電圧は、フル加湿状態でのセル電圧のおよそ85%を維持していた。
(実施例2と比較例3との比較)
上記実施例2及び比較例3で製造した燃料電池用電極ペーストを用い、上記のようにして構成した燃料電池スタックの電流とセル電圧との関係をフル加湿状態にて測定した。
その結果、図9に示すように、比較例3は実施例2と比較して、セル電圧が低く、特に低加湿状態においてその傾向が著しかった。
また、低加湿状態において、電流密度0.7A/cm2の連続通電試験を行った場合のセル電圧と、フル加湿状態において同じ電流密度で連続通電試験をした場合のセル電圧との比を図10に示す。
その結果、実施例2では比較例3と比較して、セル電圧が高く、低加湿状態でのセル電圧は、フル加湿状態でのセル電圧のおよそ70%を維持していた。
以上の実施例1,2及び比較例1〜3の結果から、触媒担持カーボンの炭素重量と水の添加量との割合が、高電流密度領域でのセル電圧に大きく影響することが分かった。実施例1,2及び比較例1〜3の空気極側電極用ペーストの、水と触媒担持カーボン1g当たりの水の添加量、及び(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値をまとめて表1に示す。
Figure 2009104905
実施例1,2では(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が20であるのに対して、比較例1では10、比較例2では30、比較例3では17となっており、上記の試験結果から、高電流密度領域でのセル電圧の急激な低下を防ぐには、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が16〜27の範囲となるように制御することが好ましいのが分かる。
また、実施例2と比較例2とを比較した場合、触媒担持カーボン1gあたりの水添加量は12gと同じであるにもかかわらず、比較例2ではセル電圧の低下を招いており(図7、図9参照)、触媒担持カーボンの重量と水との割合で制御を行っても、高出力が安定して得られる燃料電池の電極用ペーストを製造することはできないことが分かった。
<MEAの製造>
上記実施例1〜3の電極ペースト用いて、次のようにMEAを製造することができる。まずガス透過性を有する基材としてカーボンクロスを用意し、両面にカーボンブラックとPTFEとの混合物からなる撥水層を付与した拡散層を形成する。この後、上記電極用ペーストを用いてカソード触媒層及びアノード触媒層の印刷を行なう。そして、印刷後の基材を乾燥させ、溶液のアルコール及び水を蒸発させてカソード極及びアノード極を得る。
そして、ナフィオン等の高分子固体電解質膜を一定の大きさにサイズカットする。また、カソード極及びアノード極外観を検査した後、カソード極及びアノード極も一定の大きさにサイズカットする。
この後、アノード極、高分子固体電解質膜及びカソード極の順でこれらを積層し、140°C、加圧力60kgfでホットプレスする。こうしてMEAが得られる。さらに、MEAをサイズカットし積層してスタックが完成する。
なお、本願発明の電極用ペーストを用いてMEAを作製する方法は、他への応用が可能である。例えば、まず、電極用ペーストを転写用フィルム上にアノード用及びカソード用としてそれぞれ所定面積に均一に塗布する。この後、各ペーストを乾燥させて転写用フィルム上に触媒層を形成する。そして、各触媒層が高分子電解質の膜に面するように、膜を挟むように転写用フィルムを配置し、ホットプレスで膜に触媒層を転写する。こうしてMEAを作製することも可能である。
また、高分子電解質の膜の両面に電極用ペーストを用いたスプレー法や塗布法等により触媒層を形成する。そして、各触媒層の表面に電極用の基材が接するように配置し、ホットプレスする。こうしてMEAを作製することも可能である。
<燃料電池システム>
こうして得られたMEAを用いて、次のような燃料電池システムを構築することができる。この燃料電池システムでは、図11に示すセル70が複数用いられている。各セル70は膜電極接合体(MEA)71と一対のセパレータ72とを備えている。
MEA71は、ナフィオンからなる電解質膜73と、この電解質膜73の一面に一体に接合されたアノード極74と、電解質膜73の他面に一体に接合されたカソード極75とを有している。
アノード極74は、電解質膜73側に設けられるアノード触媒層74aと、アノード触媒層74aの非電解質膜側に接合され、アノード触媒層74aに水素を拡散するアノード拡散層74bとからなる。
また、カソード極75は、電解質膜73側に設けられるカソード触媒層75aと、カソード触媒層75aの非電解質膜側に接合され、カソード触媒層75aに空気を拡散するカソード拡散層75bとからなる。
各セパレータ72は、一面側にアノード極74に水素を供給するための水素室76が形成され、他面側にカソード極75に空気を供給するための空気室77が形成されたものである。
各セル70は、アノード極74側に水素室76が対面し、カソード極75側に空気室77が対面するようにMEA71と一対のセパレータ72とが積層されたものである。そして、MEA71とセパレータ72とを順次積層することによりスタックが構成される。また、アノード極74側とカソード極75側とで共通する上記セパレータ72を採用している。なお、スタックの両端のセパレータ72には水素室76又は空気室77だけが形成されている。
スタックには、各セル70の水素室76に図示しないバルブを介して連通する水素ボンベ78と、各セル70の空気室77に連通するブロア79とが接続されている。水素ボンベ78及びセパレータ72の水素室76がアノード触媒層74aに水素を供給する水素供給手段である。また、ブロア79及びセパレータ72の空気室77がカソード触媒層75aに空気を供給する空気供給手段である。
この燃料電池システムは、上記実施例1の電極用ペーストを用いてMEA71のカソード触媒層75a及びアノード触媒層74aが形成されているため、ブラッディング現象が起こりにくく、ガス拡散が迅速に行われる。また、無加湿連続運転においても、セル電圧が低下し難い。
この発明は、上記発明の実施例の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
本発明は電気自動車等の移動用電源、あるいは据え置き用電源に利用可能である。
実施例の燃料電池の電極用ペーストの製造方法を示す流れ図である。 実施例で用いた自転/公転式遠心撹拌機のチャンバの模式図である。 実施例で用いた自転/公転式遠心撹拌機のチャンバの回転状態を示す模式図である。 第1中間物の拡大模式図である。 ナフィオンのスルホン基が表面吸着水側に強く配向している様子を示す拡大模式図である。 燃料電池単層セルの模式断面図である。 実施例1及び比較例1,2の燃料電池用電極ペーストを用いた燃料電池単層セルの(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値とセル電圧比との関係を示すグラフである。 実施例1及び比較例1,2の燃料電池用電極ペーストを用いた燃料電池単層セルにおける、低加湿状態とフル加湿状態におけるセル電圧比の関係を示したグラフである。 実施例2及び比較例3の燃料電池用電極ペーストを用いた燃料電池単層セルの(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値とセル電圧比との関係を示すグラフである。 実施例2及び比較例3の燃料電池用電極ペーストを用いた燃料電池単層セルにおける、低加湿状態とフル加湿状態におけるセル電圧比の関係を示したグラフである。 実施例のセルを示す模式断面図である。 従来のMEAを示す模式断面図である。 従来の電極用ペーストの製造方法を示す図である。 特許文献1に記載された方法で製造された電極用ペーストを用いた触媒層の模式拡大断面図である。
符号の説明
31…触媒担持カーボン
10…チャンバー
50…電極用ペースト
12…水
2、13… 電極(2…アノード極、13…カソード極)
11…電解質膜
10…膜電極接合体(MEA)
74b…アノード拡散層
75b…カソード拡散層
79、77…空気供給手段、水素供給手段(79…ブロア、77…空気室)
78、76…燃料供給手段(78… 水素ボンベ、76… 水素室

Claims (9)

  1. カーボン粉末に触媒金属を担持してなる触媒担持カーボンと、各該触媒担持カーボンを互いに結合するとともにガス透過性を有する基材に結合するための高分子電解質の溶液とを混合して電極用ペーストを得る燃料電池の電極用ペーストの製造方法であって、
    前記触媒担持カーボンと水とを、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値に基づいて添加割合を制御しながら混合する第1工程と、
    該第1工程で得られた混合物に前記高分子電解質の溶液を混合し、電極用ペーストを得る第2工程と、を備えていることを特徴とする燃料電池の電極用ペーストの製造方法。
  2. 前記第1工程において、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値が16〜27となるように添加割合を制御することを特徴とする請求項1記載の燃料電池の電極用ペーストの製造方法。
  3. 前記第1工程において、(水の重量)/(触媒金属を除いたカーボンのみの重量)の値に基づく添加割合の管理範囲を、カーボン粉末の比表面積に比例する値を乗じて補正することを特徴とする請求項1記載の燃料電池の電極用ペーストの製造方法。
  4. 前記第1工程は、触媒担持カーボンと水とを収容したチャンバーを公転させることによって混合物に遠心力を付与しつつ、該チャンバーを自転させることによって該混合物を自身の自重で撹拌混合することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の燃料電池の電極用ペーストの製造方法。
  5. 請求項1乃至4の方法により製造してなることを特徴とする燃料電池の電極用ペースト。
  6. ガス透過性を有する基材と、該基材の一面に形成された触媒層とを有し、該触媒層は、カーボン粉末に触媒金属を担持してなる触媒担持カーボンと、各該触媒担持カーボンを互いに結合するとともに該基材に結合する高分子電解質とを含む燃料電池の電極の製造方法であって、
    請求項5記載の電極用ペーストを前記基材の一面に塗布して電極を得ることを特徴とする燃料電池の電極の製造方法。
  7. 電解質層と、該電解質層の一面に接合されて空気が供給されるカソード極と、該電解質層の他面に接合されて燃料が供給されるアノード極とを有する燃料電池の膜電極接合体の製造方法において、
    請求項6記載の電極を前記カソード極及びアノード極の少なくとも一方に用いることを特徴とする燃料電池の膜電極接合体の製造方法。
  8. 前記カソード極及び前記アノード極の少なくとも一方は、前記基材の他面に形成され、前記空気又は前記燃料を拡散する拡散層を有することを特徴とする請求項7記載の燃料電池の膜電極接合体の製造方法。
  9. 膜電極接合体と、前記カソード極に空気を供給する空気供給手段と、前記アノード極に前記燃料を供給する燃料供給手段とを備えた燃料電池システムの製造方法において、
    請求項7又は8記載の膜電極接合体を用いることを特徴とする燃料電池システムの製造方法。
JP2007275854A 2007-10-24 2007-10-24 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法。 Pending JP2009104905A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007275854A JP2009104905A (ja) 2007-10-24 2007-10-24 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007275854A JP2009104905A (ja) 2007-10-24 2007-10-24 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法。

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009104905A true JP2009104905A (ja) 2009-05-14

Family

ID=40706375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007275854A Pending JP2009104905A (ja) 2007-10-24 2007-10-24 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009104905A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100696A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Equos Research Co Ltd 触媒ペーストの製造装置及び製造方法
JP2012054073A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Equos Research Co Ltd 燃料電池の反応層の観察方法
DE112011100210T5 (de) 2010-01-07 2012-11-08 Kabushiki Kaisha Equos Research Vorrichtung für die herstellung einer brennstoffzellenkatalysatorschicht, verfahren für die herstellung einer brennstoffzellenkatalysatorschicht, polyelektrolytlösung und verfahren für die herstellung einer polyelektrolytlösung
US9366657B2 (en) 2011-09-28 2016-06-14 Kabushiki Kaisha Equos Research Method for examining reaction layer for fuel cell

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH113715A (ja) * 1997-06-09 1999-01-06 Japan Storage Battery Co Ltd 燃料電池用ガス拡散電極
JP2006140062A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Equos Research Co Ltd 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH113715A (ja) * 1997-06-09 1999-01-06 Japan Storage Battery Co Ltd 燃料電池用ガス拡散電極
JP2006140062A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Equos Research Co Ltd 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011100696A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Equos Research Co Ltd 触媒ペーストの製造装置及び製造方法
DE112011100210T5 (de) 2010-01-07 2012-11-08 Kabushiki Kaisha Equos Research Vorrichtung für die herstellung einer brennstoffzellenkatalysatorschicht, verfahren für die herstellung einer brennstoffzellenkatalysatorschicht, polyelektrolytlösung und verfahren für die herstellung einer polyelektrolytlösung
US8889584B2 (en) 2010-01-07 2014-11-18 Kabushikikaisha Equos Research Apparatus for production of fuel cell catalyst layer, method for production of fuel cell catalyst layer, polyelectrolyte solution, and process for production of polyelectrolyte solution
JP2012054073A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Equos Research Co Ltd 燃料電池の反応層の観察方法
US9366657B2 (en) 2011-09-28 2016-06-14 Kabushiki Kaisha Equos Research Method for examining reaction layer for fuel cell

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2002073721A1 (en) Gas diffusion electrode and fuel cell using this
JP2008311180A (ja) 膜電極接合体、その製造方法及び該膜電極接合体を用いた燃料電池
JP2004192950A (ja) 固体高分子型燃料電池及びその製造方法
JP4190478B2 (ja) 固体高分子型燃料電池
JP4896393B2 (ja) 燃料電池の電極用ペーストの製造方法、燃料電池の電極の製造方法、燃料電池の膜電極接合体の製造方法及び燃料電池システムの製造方法
JP2005026174A (ja) 固体高分子形燃料電池
WO2011083842A1 (ja) 燃料電池用触媒層の製造装置、燃料電池用触媒層の製造方法、高分子電解質溶液及び高分子電解質溶液の製造方法
JP3326254B2 (ja) 燃料電池
WO2005057698A1 (ja) 燃料電池
JP2008204664A (ja) 燃料電池用膜電極接合体、およびこれを用いた燃料電池
JP2009104905A (ja) 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法。
JP2007214019A (ja) 燃料電池用膜電極接合体および燃料電池用ガス拡散層
JP2005235706A (ja) 固体高分子型燃料電池用電極
JP4165154B2 (ja) 燃料電池用電極の製造方法および製造装置
JP2006140061A (ja) 燃料電池の電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システム
JP2006196452A (ja) 電極
JP5339261B2 (ja) 燃料電池
JP5071653B2 (ja) 燃料電池の電極用ペースト、膜電極接合体及び電極用ペーストの製造方法
WO2021206171A1 (ja) 膜電極接合体、および、固体高分子形燃料電池
JP5071646B2 (ja) 燃料電池の電極用ペースト、電極及び膜電極接合体並びに燃料電池システムの製造方法。
JP2008311181A (ja) 膜電極接合体、その製造方法及び該膜電極接合体を用いた燃料電池
WO2017009703A1 (en) Multi-layer fuel cell electrodes with different loadings on the supported catalysts
WO2014155929A1 (ja) 燃料電池用触媒層の製造方法、燃料電池用触媒層および燃料電池
JP5293149B2 (ja) 燃料電池の電極用ペースト、膜電極接合体及び電極用ペーストの製造方法
JP5245838B2 (ja) 燃料電池の電極用ペースト、膜電極接合体及び電極用ペーストの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100312

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120717

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120725

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120924

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121016