JP2009102717A - 光学フィルタの成膜方法及び光学フィルタ並びに撮像光量絞り装置 - Google Patents

光学フィルタの成膜方法及び光学フィルタ並びに撮像光量絞り装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板上に光吸収特性を有する金属膜を蒸着によって成膜する際に光学特性が安定した光学フィルタ及びその成膜方法を提供する。
【解決手段】基板上に金属膜層と誘電体膜層を積層状に形成する光学フィルタにおいて、その金属膜層を蒸着で形成する際に膜厚さが不安定となる蒸着初期及び/又は蒸着終期に蒸着皮膜に反応性ガス(活性ガス;酸素、窒素、フッ素など)を照射して化合物に変化させることを特徴としている。これによって酸化、窒化などで化合物に変化した被膜は透明となり光の透過率に影響を及ぼすことがない。
【選択図】図1

Description

本発明はカメラその他の光学器機において光量調整或いは特定波長の光の通過量を調整する光学フィルタの成膜方法及びこれを用いた光学フィルタに係わり、基板プレートに蒸着で光学膜を形成する際の成膜方法の改良に関する。
一般にこの種の光学フィルタはNDフィルタ(Neutral Density Filter)として各種撮像装置に広く用いられている。このNDフィルタは樹脂製の基板プレートに光吸収特性に優れた薄膜を形成している。そしてこのNDフィルタは全体が均一な単濃度の薄膜で成膜する場合と、均一な等濃度の領域と濃度が連続的に変化(漸減)するグラデーション領域で形成する場合が知られている。
近年、撮像装置の高解像化が進むに従い、明るい被写体条件下で光量を絞ると回折光の影響による画像ボケなど画質の劣化が顕著に現れる傾向にある。そこで例えば特許文献1に開示されているように光量を調整する絞り羽根にNDフィルタを添着し、小絞り時に発生する光の回折現象を抑えることが提案されている。
従来このようなNDフィルタの成膜方法としては、マイクロ写真法(例えば特許第2754518号)で作成することも提案されているが、真空蒸着装置(物理蒸着法)で成膜することが広く採用されている。例えば特許文献1には真空蒸着層(真空チャンバ)内の蒸着傘(蒸着ステージ)に基板プレートを装着し、この蒸着傘を回転させながら蒸着物質を加熱蒸発させて蒸着被膜を形成する成膜方法が開示されている。
そして例えば撮像装置などに用いられるNDフィルタは、金属膜層と誘電体膜層を複数層に積層状に形成して光の透過率を金属膜層で規制し、光の反射率を誘電体膜層で調整している。この場合光の透過率を金属膜層の膜厚さで調整(濃度調整)しているが膜厚さを正確にコントロールすることが問題となる。このため特許文献1に提案されている方法は膜厚さを直線的に漸減させるグラデーション領域の端縁で成膜をカットするマスキング方法が提案されている。
一方、特許文献2に開示されているように蒸着膜を形成する際に、蒸着物質(ターゲット)を不活性ガスでスパッタリングして発生する粒子で薄膜を形成するスパッタリング蒸着も知られている。このスパッタリング蒸着で成膜すると基板上に形成された被膜に活性ガス(酸素、窒素、フッ素など)を照射することによって化合物の薄膜を形成することも知られている。
特開2005−017778号公報 特開2001−064772号公報
上述のように蒸着膜で光学フィルタを製作する場合には一般的に成膜レート(膜厚さ/蒸着時間で制御している。この場合、膜厚さΔtと成膜時間との関係は図6(a)に示すように時間に比例して膜厚さが形成される。このとき図6(b)に示すように金属膜層(光吸収層)の膜厚さ成膜初期時(図示Ca)と終了時(図示Cb)に膜厚精度が著しく低減することが知られている。つまり同図の変曲点Ca、Cbで膜厚精度のコントロールが困難となる。この膜厚精度のコントロールは膜厚さが薄いときには更に困難となる。このため前掲特許文献1の方法では膜厚さが薄くなるグラデーション領域の端縁での成膜をカットするため複雑な形状のマスク板を用いている。
このように従来の光学フィルタは、その製造過程で基板に金属膜層を蒸着被膜で形成する際に、成膜初期時と終期時に膜厚さが不安定となる問題に遭遇している。これによって、生産したフィルタの減衰率は蒸着工程毎にバラツキ、或いは同時に膜形成した複数の基板の減衰率が個々に異なる問題があった。
そこでこのような成膜初期と終期の不安定な膜厚精度を改善するため従来は、金属膜の層数を減らす方法、或いは成膜レートを低くすることが試みられている。しかし金属膜の層数を減らすと光学特性が劣り、また成膜レートを低くすると膜密度が低下する問題が発生する。
そこで本発明者は、金属膜層を成膜する際に膜厚さのコントロールが困難である成膜初期或いは終期には、金属膜層(Nb、Tiなど)を反応性ガスで酸化、窒化或いはフッ化(以下活性化という)するとの着想に至った。この金属膜層の活性化により例えば金属膜層がNbの場合、Nb2O3、Tiの場合にはTiO2となりいずれも透明の膜層となる。つまり成膜時に膜厚さのコントロールが困難な蒸着条件のときには基板上に蒸着被膜を形成した上でこの被膜を酸化(活性化)することによって光学特性、例えば光の透過率が不安定となる問題を解決し得ることに着目した。
本発明は基板上に光吸収特性を有する金属膜を蒸着によって成膜する際に光学特性が安定した光学フィルタ及びその成膜方法の提供をその主な課題としている。
更に本発明は、基板上に光吸収性の金属膜を形成する際に膜厚精度の制御が容易で大量生産が可能な成膜方法の提供をその課題としている。
上記課題を達成するため本発明は、基板上に金属膜層と誘電体膜層を積層状に形成する光学フィルタにおいて、その金属膜層を蒸着で形成する際に膜厚さが不安定となる蒸着初期及び/又は蒸着終期に蒸着皮膜に反応性ガス(活性ガス;酸素、窒素、フッ素など)を照射して化合物に変化させることを特徴としている。これによって酸化、窒化などで化合物に変化した被膜は透明となり光の透過率に影響を及ぼすことがない。
チャンバ内で基板上に少なくとも2つの物質から成る複数のターゲットを不活性ガスでスパッタリングして誘電体膜層と金属膜層を積層状に形成する光学フィルタの成膜方法であって、金属物質から成るターゲットを不活性ガスでスパッタリングしてスパッタ粒子で上記基板上に上記金属膜層を形成する際に、成膜初期及び/又は成膜終期にはスパッタ粒子で基板上に形成した被膜に反応性ガスを照射して化合物に変化させる。
前記反応性ガスは、前記金属物質から成るスパッタ粒子の被膜を酸化又は窒化若しくはフッ化させる。
前記金属膜層は、光の透過率が一定の等透過率領域と、透過率が連続的に変化するグラデーション領域とに形成される。
前記誘電体膜層は酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミナ、窒化ケイ素、フッ化マグネシウムから選択された金属と、その酸化物、窒化物、フッ化物で成膜する。
で形成される。
チャンバ内で基板上に第1第2少なくとも2つの物質から成る複数のターゲットを不活性ガスでスパッタリングして誘電体膜層と金属膜層を積層状に形成する光学フィルタの成膜方法であって、上記誘電体膜層は、上記第1物質のターゲットを不活性ガスでスパッタリングして上記基板上にスパッタ粒子で被膜を形成した後、この被膜に反応性ガスを照射して生成された化合物で膜形成し、上記金属膜層は、上記第2物質のターゲットを不活性ガスでスパッタリングして上記基板上にスパッタ粒子で膜形成すると共に、成膜初期及び/又は成膜終期には基板上に被膜形成されたスパッタ粒子に反応性ガスを照射して生成された透光性の化合物で膜形成する。
透明又は半透明の基板プレートと、上記基板プレート上に金属膜層と誘電体膜層を積層状に蒸着成膜した光学フィルタであって、上記金属膜層は金属から成る蒸着物質を蒸着して成膜形成し、この金属膜層は、少なくとも第1、第2の2つの層成分で形成する。第1の層成分は上記蒸着物質の金属単体で構成し、第2の層成分は上記蒸着物質を酸化、窒化又はフッ化した金属化合物で構成する。また、前記金属膜層は、金属化合物成分、金属単体成分、金属化合物成分の順に形成する。
前記金属膜層は、光の透過率が一定の第1領域と、透過率が連続的に変化する第2領域とを有し、上記第1領域は膜厚さが均一に形成され、上記第2領域は膜厚さが直線的に漸減するように形成される。
本発明に係わる撮像光量絞り装置は、撮像光路に配置され撮像光量を調整する絞り羽根と、上記絞り羽根に添着された光学フィルタとから構成し、上記光学フィルタは上述に記載の構成を備える。
本発明は、基板上に金属膜層を形成して光の透過量を抑制する光学フィルタ及びその成膜方法において、その金属膜層を蒸着によって形成する際に、膜厚さが不安定となる蒸着初期及び/又は蒸着終期に蒸着皮膜に反応性ガスを照射して化合物に変化させるものであるから次の効果を奏する。
基板上に蒸着によって形成される金属被膜は、成膜初期時と終期時に膜厚さが不安定となり、減衰率が工程毎に、或いは同時に膜形成する複数の基板が個々に異なる。本発明はこの膜厚さが不安定となる成膜初期及び/又は終期に基板上に形成された蒸着皮膜を酸化、窒化、フッ化させて透明(又は半透明)の化合物に変化させるため、減衰率に影響を及ぼすことがない。
従って複数の基板に金属膜層を同時形成しても基板毎に減衰率が異なることがなく、バラツキの少ないフィルタを形成することが出来る。これと同様に蒸着工程(バッチ)毎に減衰率にバラツキが生ずることが少ない。
更に、本発明は蒸着皮膜を反応性スパッタリングによって形成することによって蒸着皮膜を簡単に化合物に変化させることが可能であり、簡単な装置で安価に製造することが出来る。
以下図示の好適な実施の態様に基づいて本発明を詳述する。図1は本発明に係わる光学フィルタの成膜構成の説明図である。図2Aは図1の光学フィルタを製造する成膜方法の工程説明図であり、図2Bは成膜工程の要部を示すフローチャートである。図3は図1の光学フィルタを製造する際の蒸着メカニズムの説明図であり、図4は蒸着装置の全体構成の説明図である。図5は図1の光学フィルタを組み込んだカメラ用光量調整装置の説明図であり、図6は一般的に蒸着被膜を形成する際の成膜特性を示すチャートである。
[光学フィルタの構成]
まず、本発明に係わる光学フィルタの成膜方法について説明する。
本発明の光学フィルタ(NDフィルタ)43は、図1(a)に示すように基板プレート(成膜ベース基材)10上に光吸収性の薄膜層20を形成する。この薄膜層20は光吸収層21と中間層22とで積層状に構成され、用途に応じて複数段(図示のものは6層構成)に形成される。光吸収層21(21a、21b、21c)は光吸収特性に富んだ金属膜で構成され、透明の基板プレート10上に濃度を有する半透明層しとして形成される。中間層22(22a、22b、22c)は誘電体で構成され、光吸収層21の上に成膜され光の反射特性を改善する透明層として形成される。
図示の薄膜層20は、均一厚さで均一な透光率を有する単濃度領域20aと膜厚さが漸減するグラデーション領域20bとに形成されている。また、最上層の誘電体層22cの上には後述するコーティング層23が形成されている。これらの金属膜層(光吸収層)21、誘電体膜層(中間層)22、コーティング層23の成膜物質については後述する。
上述の薄膜層20は蒸着(物理蒸着、反応性スパッタリング蒸着など)によって形成されるが、本発明は上記金属膜層(光吸収層)21を蒸着金属(図示のものはNb)と、この蒸着金属と活性ガス(酸素、窒素、フッ素など)とを反応させた化合物(Nb)とで膜形成することを特徴としている。図1(b)に示すように蒸着初期(図示21x)と蒸着終期(21z)には化合物(Nb)で成膜し、蒸着中期(図示21y)には金属単体(Nb)で成膜する。この場合化合物(Nb)は透明で透光率(濃度)には寄与しないが、金属単体(Nb)は半透明で透光率に寄与する。従って金属単体の蒸着皮膜は設計値に合致した膜厚さで形成されることが要求される。
[基板材質]
上述の基板プレート10は透明又は半透明の合成樹脂板で構成する。素材としては例えばポリエチレンフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ノルボルネン系樹脂などを使用する。この他基板材質は用途に応じて好適な素材を選択する。
[金属物質]
上述の金属膜層(光吸収層)21は、クロメル(ニッケルークロム合金)、ニオブ(Nb)チタン(Ti)などでの光吸収性に富んだ金属酸化物を使用する。
[誘電体物質]
上述の誘電体膜層(中間層)22は、ケイ素或いはアルミ合金などの酸化物、窒化物、フッ化物で構成する。このため後述するターゲット32はSi(ケイ素)、Al(アルミ)の板状素材を使用する。
[コーティング層]
上述のコーティング層23としてはフッ化マグネシウムなどの硬質性或いは撥水性に富んだ材料を使用する。この場合にはターゲット32としてMgO(マグネシウム酸化物)を使用する。
[蒸着装置の構成]
本発明に係わる光学フィルタ43を反応性スパッタリング装置で上述の金属膜層(光吸収層)21と誘電体膜層(中間層)22を成膜する場合を説明する。図3は成膜原理を説明する概念図であり、図4は蒸着装置を示す。まず図4に示すスパッタリング装置について説明する。同図の装置は、チャンバ30を形成する外筐ケース30aと、このチャンバ30内に回転自在に内蔵された円筒形状の回転ドラム31と、この回転ドラム31に距離を隔てて配置されたスパッタ電極35とで構成されている。
上記チャンバ30内は略々真空に形成され、このため図示しない真空ポンプが備えられている。そしてチャンバ30内は複数のエリア36a〜36dに遮蔽板37で区割されている。図示のものは金属膜層(光吸収層)21を成膜する第1のターゲット(以下「金属ターゲット」という)32aをスパッタリングする第1エリア36aと、誘電体膜層(中間層)22を成膜する第2のターゲット(以下「誘電体ターゲット」という)32bをスパッタリングする第2エリア36bと、コーティング層23を成膜する第3のターゲット(以下「コート層ターゲット」という)32cをスパッタリングする第3エリア36cと、活性ガスを照射する第4エリア36dとに区割されている。そして第1、第2、第3エリア36a〜36cには一対のスパッタ電極35a、35bがそれぞれ内蔵されている。
この一対のスパッタ電極35a、35bは交流電源に連結され、一方がカソード、他方がアノードとなるように配置されている。各スパッタ電極35a、35bは電源コイル35cに結線され、交流電圧が印加されるように構成されている。上記第1、第2、第3エリア36a〜36cの各スパッタ電極35a、35bにはターゲット32(32a〜32c)が装着されている。このターゲット32は板状材料で構成され、面状蒸着源を構成する。また上記第1、第2、第3エリア36a〜36cにはコントローラ38を介してアルゴンなどの不活性ガス(動作ガス)が導入されるようになっている。図示38gはアルゴンガスの供給ボンベである。
第4エリア36dには反応性ガス発生室39が設けられ、コントローラ39cを介して活性ガス(酸素ガス、窒素ガス、フッ素ガスなど)が供給ボンベ39gから供給されるようになっている。そして供給ボンベ39gからのガスをプラズマ化して第4エリア36d内に照射するように構成されている。
このような装置構成で回転ドラム31を所定速度で回転し、第1エリア36aの金属ターゲット32aをスパッタリングして金属膜(例えばNb)を基板プレート10上に付膜する。そして回転ドラム31に装着した所定の基板プレート10が第2、第3、第4エリアを通過して第1エリア36aに位置したとき同様に金属ターゲット32aをスパッタリングして先に成膜した蒸着皮膜の上に被膜形成する。この被膜形成を繰り返して所定厚さの金属膜層(光吸収層)21が形成される。尚本発明はこの金属膜層(光吸収層)21の成膜時に膜厚さが不安定となる成膜時(初期、終期)には第1エリア36aで形成した蒸着皮膜を第4エリア36dで化学反応させることを特徴としているがその詳細は後述する。
上述のように基板プレート10上に所定厚さの金属膜層(光吸収層)21が被膜形成された後、次いで第2エリア36bの誘導体ターゲット32bをスパッタリングして誘電体膜層(例えばSi)を基板プレート10上に付膜する。そして回転ドラム31が第4エリア36dに位置したとき活性ガス(例えばO)を基板上に照射する。すると基板プレート上の誘電体膜層22は酸化され酸化物(例えばSiO)の被膜を生成する。
このように金属膜層(光吸収層)21と誘電体膜層(中間層)22とを複数層に積層した後、最後の中間層22cの上に第3エリア36cのコート層ターゲット32cをスパッタリングする。これによって最上層にコーティング層23が付膜される。
[グラデーション領域の成膜]
図示の光学フィルタ43は前述したように単濃度領域20aとグラデーション領域20bを形成する場合を示している。このグラデーション領域20bの成膜は図3に示すマスク板34によって成膜する。図3において回転ドラム31に基板プレート10を装着する際にマスク板34を組み合わせてセットする。このマスク板34を介して基板プレート10に対して平行な面状蒸着源(上述の各ターゲット)から膜成分のスパッタ粒子を飛翔させて成膜する。このときマスク板34と基板プレート10との間には所定間隔の成膜ギャップd(図3(b)参照)が形成されている。従ってマスク板34のマスク開口33に対応する基板プレート10には単濃度領域20aと、マスク開口33の上端縁33aと下端縁33bの周辺には膜厚さが直線的に漸減するグラデーション領域20bが形成される。
上述のコントローラ38は不活性ガスの導入量を加減することによって成膜圧力を調整するためであり、この成膜圧力の調整によってグラデーション領域20bの成膜幅を誘電体膜層(中間層)22と金属膜層(光吸収層)21のそれぞれの端縁を一致させることが可能となる。つまり不活性ガスの圧力調整によってグラデーション領域20bの厚さ勾配(濃度勾配)を膜層毎に設定するため、例えば誘電体膜層(中間層)22の厚さ勾配と金属膜層(光吸収層)21の厚さ勾配をそれぞれ個別に設定することが出来る。
[成膜方法]
上述の光学フィルタ43の成膜方法について図2Aに示す工程図に基づいて説明する。図1に示す光学フィルタ43を図4に示す反応性スパッタリング装置で成膜する場合について本発明の成膜方法を説明する。
(1)基板プレートの製作
基板プレート10は後述する透明又は半透明の素材で平板形状に形成される。この基板プレート10は前述した合成樹脂で平板状に成形される。その成形方法は射出成形、押し出し成形などで薄板形状に形成する。その形状は光学フィルタの形状に応じて設定する。このように適宜形状に作成した基板プレート10の表面を洗浄する。
(2)ターゲット物質をチャンバ内にセットする。
ターゲット物質(前述の金属ターゲット32a、誘電体ターゲット32b、コート層ターゲット32c)を各エリアにセットする。
(3)基板&マスク板チャッキング
次に回転ドラム31に基板プレート10とマスク板34を装着セットする。回転ドラム31に準備された基板装着部(ドラム周側壁)に基板プレート10とマスク板34(基板組)を装着する。通常はドラム周側壁に複数の基板組を装着する。
(4)蒸着条件設定
図4に示す装置のコントローラ(不図示)にバイアス電圧、成膜圧力設定、成膜時間などの蒸着条件を入力して設定する。このとき成膜時間Sは、印可するバイアス電圧、成膜圧力と仕上がり膜厚さ(Δt)から算出して設定する。このとき金属膜層(光吸収層)21の成膜時間Sは図6(a)に示す成膜不安定期(同図21X、21Z)と成膜安定期(21Y)が予め実験によって設定してある。従って金属膜層(光吸収層)21の蒸着条件は成膜初期αsec、成膜安定期(中期)βsec、成膜終期γsecのように設定され、これらの数値は予め実験によって求められている。そして仕上がり膜厚さ(Δt)は成膜安定期の成膜で得られるように設定する。
(5)真空排気&動作ガス導入
チャンバ30内の空気を吸引排出して装置内を真空(近真空)状態にし、動作ガスを使用するエリア内に導入する。
以下図2Bの成膜フローに基づいて「金属膜層の成膜」と「誘電体膜層の成膜」について説明する。
(6)光吸収層の成膜(「金属膜層の成膜」)
上述のように設定されたスパッタリング装置(図4参照)で光吸収層(金属膜層)21を成膜する場合は、図4に示す装置の第1エリア36aに動作ガス(アルゴンガス)を導入する。その後、回転ドラム31を所定速度で回転する。図4の装置では回転ドラム31を時計方向に回転する。すると回転ドラム31に装着された基板プレート10には、金属ターゲット32aを動作ガスでスパッタリングしたスパッタ粒子が第1エリア36a内に飛翔し基板表面に付着する(St01)。
このように第1エリア36aで被膜形成された蒸着皮膜(例えばNb)に第4エリア36dで反応性ガス(活性ガス;酸素ガス、窒素ガス、フッ素ガスなど)を照射する(St02)。するとこの皮膜層は図1(b)に示すように化合物膜層(5酸化ニオブ;Nb)が生成される。このように第1エリア36aで被膜形成された金属膜層(光吸収層)21を第4エリア36dで化合物膜層に変化させる。そこで前述の成膜不安定期として予め設定された成膜初期時間αsecが経過するまでは第4エリア36dで化合物膜層に変化させる(St03)。
次に所定の成膜初期時間αsecが経過した後は、第1エリア36aに動作ガス(アルゴンガス)を導入して基板プレート10に、金属ターゲット32aをスパッタリングしたスパッタ粒子で金属膜層を成膜する(St04)。このとき第4エリア36dには反応性ガスを導入しない。従って基板プレート10には金属単体の膜層(Nb膜)が形成される。そして所定の成膜時間βsecが経過(St05)する間、基板プレート10上に被膜形成する。その成膜安定期時間βsecが経過すると所定厚さの金属膜層(光吸収層)21が形成される。このときの膜層は図6(b)に示すように成膜厚さ(Δt)と成膜時間(βsec)とは直線的に成膜され安定した膜厚さが得られる。
成膜時間βsecが経過した成膜終期には成膜厚さが不安定となるため、先に説明した成膜初期と同様に第1エリア36aで形成した金属被膜(St06)に第4エリア36dで反応性ガスを導入して化合物膜層に変化させる(St07)。そして所定の成膜時間γsecが経過すると次の誘電体膜層(中間層)22の成膜に移行する(St08)。
(7)「誘電体膜層の成膜」
誘電体膜層(中間層)22は、第2エリア36bに準備した誘電体ターゲット32bに高周波電圧を印可し、このエリアに動作ガスを導入する。そして回転ドラム31を所定速度で回転する。するとドラムに装着された基板プレート10には、誘電体ターゲット32bを動作ガスでスパッタリングしたスパッタ粒子が第2エリア36b内に飛翔し基板表面に付着する(St09)。
第2エリア36bで被膜形成された蒸着皮膜(例えばSi)に第4エリア36dで反応性ガス(活性ガス;酸素ガス、窒素ガス、フッ素ガスなど)を照射する(St10)。するとこの皮膜層は図1(a)に示すように化合物膜層(二酸化ケイ素;SiO)が生成される。このように第2エリア36bで形成された被膜を第4エリア36dで化合物膜層に変化させる。そこで所定の成膜時間が経過(St11)すると基板プレート10上には金属膜層(光吸収層)21aの上に所定厚さの誘電体膜層(中間層)22aが形成される。
(8)「コーティング層成膜」
基板プレート10上に所定層数の薄膜層20が形成された後(St12)は、第3エリア36cに準備したコート層ターゲット32cに高周波電圧を印可し、このエリアに動作ガスを導入する。そして回転ドラム31を所定速度で回転する。するとドラムに装着された基板プレート10には、コート層ターゲット32cを動作ガスでスパッタリングしたスパッタ粒子が第3エリア36c内に飛翔し基板表面に付着する(St13)。そこで所定の成膜時間が経過する(St14)と基板プレート10上には最上層に所定厚さのコーティング層23が形成される。
(9)大気導入
上述のように基板プレート10上に薄膜層20を形成した後は、チャンバ30内に大気を導入する。
(10)基板アンチャッキング
そして回転ドラム31から基板プレート10を取り外す。
(11)フィルタカッティング
次に成膜された基板プレート10を所定形状にカッティングする。
(12)羽根接着
所定形状にカッティングされたフィルタ43f(図5参照)を光量調節羽根42aの開口縁42xに接着剤などで接着する。
[光量調整装置]
本発明に係わる光量調整装置Eは図5に示すように、基板40と、この基板40に形成された光路開口41に1枚若しくは複数枚の光量調整羽根42を開閉自在に配置する。そしてこの光量調整羽根42で光路開口41を通過する光量を大小調節する。図示のものは一対の羽根42a、42bで光量調整するように構成され、ぞれぞれの羽根には小絞り状態に光量調整するように狭窄部42x、42yが形成してある。そして一方の光量調整羽根42aには狭窄部42xにフィルタ43fが添着してある。このフィルタ43fは前述した基板プレート10上に成膜した単濃度領域20aとグラデーション領域20bをカットして形成されている。そして光路中心に向かうに従って光の透過率が高くなるように光量調整羽根42aに添着されている。
本発明に係わる光学フィルタの説明図であり、(a)は光学フィルタの積層構造の説明図、(b)はその金属膜層(光吸収層)の部分拡大図。 図1の光学フィルタを製造する成膜方法の工程説明図。 図2Aの工程に於ける要部の成膜手順を示すフローチャート。 図1の光学フィルタの皮膜を形成する際の蒸着メカニズムの説明図。 本発明に係わるフィルタ製造装置における蒸着装置の説明図。 図1の光学フィルタを組み込んだカメラ用光量調整装置の構造説明図。 一般的に蒸着被膜を形成する際の成膜特性を示す説明図であり、(a)は成膜制御の説明図であり、(b)は成膜時間と成膜厚さとの関係を示す説明図。
符号の説明
10 基板プレート(成膜ベース基材)
20 薄膜層
20a 単濃度領域
20b グラデーション領域
21 光吸収層(金属膜層)(21a,21b,21c)
22 中間層(誘電体膜層)(22a,22b,22c)
23 コーティング層
30 チャンバ
30a 外筺ケース
31 回転ドラム
32 ターゲット
32a 第1のターゲット(金属ターゲット)
32b 第2のターゲット(誘電体ターゲット)
32c 第3のターゲット(コート層ターゲット)
33 マスク開口
34 マスク板
35 スパッタ電極(35a,35b)
35c 電源コイル
36a 第1エリア
36b 第2エリア
36c 第3エリア
36d 第4エリア
38 コントローラ
38g 供給ボンベ
39 反応性ガス発生室
39c コントローラ
39g 供給ボンベ
42 光量調整羽根
43 光学フィルタ(NDフィルタ)
E 光量調整装置

Claims (9)

  1. チャンバ内で基板上に少なくとも2つの物質から成る複数のターゲットを不活性ガスでスパッタリングして誘電体膜層と金属膜層を積層状に形成する光学フィルタの成膜方法であって、
    金属物質から成るターゲットを不活性ガスでスパッタリングしてスパッタ粒子で上記基板上に上記金属膜層を形成する際に、
    成膜初期及び/又は成膜終期にはスパッタ粒子で基板上に形成した被膜に反応性ガスを照射して透光性の化合物に変化させることを特徴とする光学フィルタの成膜方法。
  2. 前記反応性ガスは、前記金属物質から成るスパッタ粒子の被膜を酸化又は窒化若しくはフッ化させることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルタの成膜方法。
  3. 前記金属膜層は、光の透過率が一定の等透過率領域と、透過率が連続的に変化するグラデーション領域とに形成されることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルタの成膜方法。
  4. 前記誘電体膜層は、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化アルミナ、窒化ケイ素、フッ化マグネシウムから選択された物質で成膜され、
    前記金属膜層は、上記誘電体膜層と異なる物質であってニオブ、チタン、ニッケル−クロム合金から選択された金属と、その酸化物、窒化物又はフッ化物で成膜されていることを特徴とする請求項1に記載の光学フィルタの成膜方法。
  5. チャンバ内で基板上に第1第2少なくとも2つの物質から成る複数のターゲットを不活性ガスでスパッタリングして誘電体膜層と金属膜層を積層状に形成する光学フィルタの成膜方法であって、
    上記誘電体膜層は、
    上記第1物質のターゲットを不活性ガスでスパッタリングして上記基板上にスパッタ粒子で被膜を形成した後、この被膜に反応性ガスを照射して生成された化合物で膜形成し、
    上記金属膜層は、
    上記第2物質のターゲットを不活性ガスでスパッタリングして上記基板上にスパッタ粒子で膜形成すると共に、成膜初期及び/又は成膜終期には基板上に被膜形成されたスパッタ粒子に反応性ガスを照射して生成された透光性の化合物で膜形成することを特徴とする光学フィルタの成膜方法。
  6. 透明又は半透明の基板プレートと、
    上記基板プレート上に金属膜層と誘電体膜層を積層状に蒸着成膜した光学フィルタであって、
    上記金属膜層は金属から成る蒸着物質を蒸着して成膜形成され、
    この金属膜層は、少なくとも第1、第2の2つの層成分で形成され、
    第1の層成分は上記蒸着物質の金属単体で構成され、第2の層成分は上記蒸着物質を酸化、窒化又はフッ化した金属化合物で構成されていることを特徴とする光学フィルタ。
  7. 前記金属膜層は、金属化合物成分、金属単体成分、金属化合物成分の順に形成されていることを特徴とする請求項6に記載の光学フィルタ。
  8. 前記金属膜層は、光の透過率が一定の第1領域と、透過率が連続的に変化する第2領域とを有し、
    上記第1領域は膜厚さが均一に形成され、上記第2領域は膜厚さが直線的に漸減するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の光学フィルタ。
  9. 撮像光路に配置され、撮像光量を調整する絞り羽根と、
    上記絞り羽根に添着された光学フィルタと、から構成され、
    上記光学フィルタは請求項6に記載の構成を備えていることを特徴とする撮像光量絞り装置。
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