JP2009101475A - 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた潤滑性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具 - Google Patents

高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた潤滑性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具 Download PDF

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Tsutomu Ogami
強 大上
Yusuke Tanaka
裕介 田中
Kazunori Sato
和則 佐藤
Satoyuki Masuno
智行 益野
Shinichi Shikada
信一 鹿田
Daisuke Kazami
大介 風見
Yasunori Wada
恭典 和田
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Abstract

【課題】 高速切削加工において、硬質被覆層がすぐれた潤滑性と耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具を提供する。
【解決手段】 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、硬質被覆層として(Cr,Al,M)N層(但し、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素)が蒸着形成され、該(Cr,Al,M)N層は、立方晶構造からなる薄層Aと、立方晶構造と六方晶構造の混在する薄層Bの交互積層構造からなる。
【選択図】 なし

Description

この発明は、硬質被覆層がすぐれた高温硬さ、高温強度、高温耐酸化性を備えるとともに、すぐれた潤滑性をも有し、したがって、高熱発生を伴う炭素鋼等の高速切削加工に用いた場合にすぐれた耐摩耗性を発揮し、長期に亘ってすぐれた工具特性を示す表面被覆切削工具(以下、被覆工具という)に関するものである。
一般に、表面被覆切削工具には、各種の鋼や鋳鉄などの被削材の旋削加工や平削り加工にバイトの先端部に着脱自在に取り付けて用いられるスローアウエイチップ、前記被削材の穴あけ切削加工などに用いられるドリルやミニチュアドリル、さらに前記被削材の面削加工や溝加工、肩加工などに用いられるソリッドタイプのエンドミルなどがあり、また前記スローアウエイチップを着脱自在に取り付けて前記ソリッドタイプのエンドミルと同様に切削加工を行うスローアウエイエンドミル工具などが知られている。
また、被覆工具として、炭化タングステン(以下、WCで示す)基超硬合金または炭窒化チタン(以下、TiCNで示す)基サーメットで構成された工具基体の表面に、
組成式:(CraAlbMc)N(ここで、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の添加成分であり、また、a、b、cは原子比によるCr成分、Al成分、M成分の含有割合を示す)
を満足するCrとAlとMの複合窒化物層(以下、これらを総称して、(Cr,Al,M)Nで示す)からなる硬質被覆層を物理蒸着してなる被覆工具が知られており、かつ前記被覆工具の硬質被覆層である(Cr,Al,M)N層が、構成成分であるAlによって高温硬さ、同Crによって高温強度、また、CrとAlの共存含有によって耐熱性が向上すること、さらに、添加したM成分の種類に応じて、硬質被覆層の耐摩耗性、高温耐酸化性等の特性の向上を図った被覆工具が知られており、そして、これを各種の一般鋼や普通鋳鉄などの連続切削や断続切削に用いることも知られている。
そして、上記の被覆工具が、例えば図2に概略説明図で示される物理蒸着装置の1種であるアークイオンプレーティング装置に上記の工具基体を装入し、ヒータで装置内を、例えば500℃の温度に加熱した状態で、硬質被覆層の目標組成に対応した所定組成を有するCr−Al−M合金がセットされたカソード電極(蒸発源)とアノード電極との間に、例えば電流:90Aの条件でアーク放電を発生させ、同時に装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して、例えば2Paの反応雰囲気とし、一方上記工具基体には、例えば−100Vのバイアス電圧を印加した条件で、前記工具基体の表面に、目標組成の(Cr,Al,M)N層からなる硬質被覆層をそれぞれ蒸着することにより製造されることも知られている。
特開2003−34859号公報 特開2004−106183号公報 特開2005−330539号公報 特開2006−82209号公報
近年の切削加工装置の高性能化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化および省エネ化、さらに低コスト化の要求は強く、これに伴い、切削加工は高速化の傾向にあるが、上記の従来被覆工具においては、これを特に切削時に高熱発生を伴う高速切削条件で用いた場合には、硬質被覆層の潤滑性が不足するために偏摩耗・チッピング等が発生しやすく、その結果、比較的短時間で使用寿命に至るのが現状である。
そこで、本発明者等は、上述のような観点から、硬質被覆層がすぐれた高温硬さ、高温強度、高温耐酸化性を備えるとともに、特に高速切削加工ですぐれた潤滑性を発揮する被覆工具を開発すべく、上記の従来被覆工具の硬質被覆層の構成層に着目し、研究を行った結果、以下の知見を得た。
(a)上記従来の被覆工具の硬質被覆層を構成する(Cr,Al,M)N層(ここで、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素)の構成成分であるCr成分には高温強度を向上させ、Al成分には高温硬さを向上させ、また、CrとAlが共存含有した状態で高温耐酸化性を向上させる作用があり、さらに、M成分のうちのZr成分は耐熱塑性変形性、Y成分は高温耐酸化性、V成分は潤滑性、W成分は放熱性、Nb成分は高温耐摩耗性、Mo成分は耐溶着性、Ti成分はさらなる高温硬度というようにM成分の種類に応じて、硬質被覆層の各種特性の改善が図られている。
(b)ところで、上記従来被覆工具の硬質被覆層は、一般的に、その結晶形が立方晶構造の(Cr,Al,M)N層(以下、fcc(Cr,Al,M)N層で示す)から構成されているが、(Cr,Al,M)N層を組成式:(Cr1−(X+Y)Al)Nで表した場合(但し、X,Yは、それぞれAlおよびMの原子比による含有割合を示す)、Alの含有割合Xを、例えば、X≧0.75というように増加させてやると、その結晶構造は立方晶構造(以下、fccで示す)と六方晶構造(以下、hcpで示す)の混在した結晶構造に変化し、そして、このような結晶構造を有する(Cr,Al,M)N層(以下、fcc/hcp(Cr,Al,M)N層で示す)は、潤滑特性が向上するようになること。
(c)しかし、fcc/hcp(Cr,Al,M)N層は、fcc(Cr,Al,M)N層に比して、高速切削加工時の高温条件下では十分な高温硬さを有さないため、fcc/hcp(Cr,Al,M)N層を、硬質被覆層として単独で蒸着形成することによって満足できる耐摩耗性を得ることはできないが、すぐれた高温硬さを有する上記fcc(Cr,Al,M)N層を薄層Aとし、また、すぐれた潤滑特性を有する上記fcc/hcp(Cr,Al,M)N層を薄層Bとし、薄層Aと薄層Bとを交互に積層し、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる硬質被覆層を構成すると、硬質被覆層は、全体として、すぐれた耐摩耗性を維持しつつ、これに加えて、すぐれた潤滑性をも発揮するようになること。
この発明は、上記の研究結果に基づいてなされたものであって、
「 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、硬質被覆層としてCrとAlとM(但し、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素)の複合窒化物層((Cr,Al,M)N層)が蒸着形成され、さらに、CrとAlとMの複合窒化物層は、結晶構造が、立方晶構造からなる薄層Aと、立方晶構造と六方晶構造の混在する薄層Bの交互積層構造として構成されていることを特徴とする表面被覆切削工具(被覆工具)。
(2)前記(1)1記載の表面被覆切削工具において、上記CrとAlとM(但し、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素)の複合窒化物層((Cr,Al,M)N層)と工具基体との間に、立方晶構造のCrとAlとM(但し、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素)の複合窒化物層((Cr,Al,M)N層)からなる下地層を介在形成したことを特徴とする前記(1)記載の表面被覆切削工具(被覆工具)。」
に特徴を有するものである。
つぎに、この発明の被覆工具の硬質被覆層に関し、より詳細に説明する。
(a)薄層A
薄層Aを構成する立方晶構造のCrとAlとMの複合窒化物層(fcc(Cr,Al,M)N層)は、高熱発生を伴う高速切削加工において、硬質被覆層の耐摩耗性を担保する層として作用する。
既に述べたように、(Cr,Al,M)N層の組成を、
組成式:(Cr1-(X+Y)Al)Nで表した場合、Alの含有割合Xの値を、X≦0.65とすることによって、立方晶構造(fcc)の層として形成することができ、このfcc構造によって耐摩耗性が維持されるが、Alの含有割合Xの値がX<0.25となると、相対的にCrの含有割合が増加し、結晶構造がfccであったとしても、fcc(Cr,Al,M)N層自体の高温硬さが急激な低下傾向を示し、高速切削加工において最小限必要とされる耐摩耗性を確保することが困難になることから、薄層AにおけるAlの含有割合Xは、0.25≦X≦0.65とすることが望ましい。
また、fcc(Cr,Al,M)N層の構成成分であるCr成分は、薄層Aの高温強度を向上させ、硬質被覆層の耐チッピング性・耐欠損性に寄与するとともに、Al成分との共存含有によって、高温耐酸化性向上にも寄与する。
さらに、fcc(Cr,Al,M)N層の構成成分であるM成分としては、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素を含有させることができ、Zr成分は耐熱塑性変形性、Y成分は高温耐酸化性、V成分は潤滑性、W成分は放熱性、Nb成分は高温耐摩耗性、Mo成分は耐溶着性、Ti成分はさらなる高温硬度を向上させることによって、いずれも薄層Aの耐摩耗性向上に寄与するが、M成分の含有割合Yの値(各M成分の含有割合の合計値)が0.001未満では、上記の耐摩耗性改善効果を期待できず、また、Yの値が0.1を超えると薄層Aの高温強度が低下することから、薄層AにおけるM成分の含有割合Yは、0.001≦Y≦0.1とすることが望ましい。
(b)薄層B
薄層Bを構成する、立方晶構造と六方晶構造の混在する薄層BのCrとAlとMの複合窒化物層(fcc/hcp(Cr,Al,M)N層)は、高熱発生を伴う高速切削加工において、fcc(Cr,Al,M)N層からなる薄層Aに不足する潤滑性を補完することにより、より一層耐摩耗性を向上させる層として作用する。
fcc/hcp(Cr,Al,M)N層からなる薄層Bの構成成分であるCr成分、M成分の作用は、薄層Aの場合と同様である。
上記薄層Bの構成成分であるAlについて言えば、Alの含有割合Xの値を、X≧0.75とすることによって、立方晶構造(fcc)と六方晶構造(hcp)の混在する結晶構造(fcc/hcp)の薄層Bを形成することができ、このfcc/hcp構造によって高熱発生を伴う高速切削加工条件下での潤滑性が確保されるが、Alの含有割合Xの値がX>0.95となると、相対的なCr含有割合の減少によって、fcc/hcp(Cr,Al,M)N層の高温強度が低下し、チッピング・欠損等を発生しやすくなることから、薄層BにおけるAlの含有割合Xは、0.75≦X≦0.95とすることが望ましい。
また、Alの含有割合Xを、0.75≦X≦0.95の範囲内としたfcc/hcp(Cr,Al,M)N層からなる薄層BについてX線回折を行ったところ、立方晶構造の(200)面からの回折ピーク強度αと、六方晶構造の(100)面からの回折ピーク強度βとの比の値β/αは、表3〜6、11、12、14、15にも示されるように、0.1<β/α<10.0であった。
(c)薄層Aと薄層Bの交互積層
薄層Aは、その一層層厚が0.025μm未満では、自身のもつすぐれた耐摩耗性を長期に亘って十分発揮することができず、工具寿命短命の原因となり、一方その一層層厚が0.1μmを越えると、チッピングが発生し易くなることから、その一層層厚を0.025〜0.1μmとすることが望ましい。
また、薄層Bについては、その一層層厚が0.025μm未満では、薄層Aの潤滑性不足を補完することはできず、一方その一層層厚が0.1μmを越えると、チッピングが発生し易くなることから、その一層層厚を0.025〜0.1μmとすることが望ましい。
さらに、薄層Aと薄層Bを交互に積層して形成した交互積層について、その合計層厚が1μm未満では、自身のもつすぐれた潤滑性とおよびすぐれた耐摩耗性を長期に亘って発揮することができないため工具寿命短命の原因となり、一方、その合計層厚が8μmを越えると、チッピングが発生し易くなることから、その合計層厚は1〜8μmとすることが望ましい。
なお、fcc(Cr,Al,M)N層からなる薄層Aと、fcc/hcp(Cr,Al,M)N層からなる薄層Bとは同一成分系の硬質被覆層であるため、異成分系の薄層Aと薄層Bとの交互積層に比して、薄層Aと薄層B間の付着強度が大となり、硬質被覆層全体としての高温強度向上に寄与するばかりか、層間剥離等の生じる恐れもない。
(d)下地層
工具基体表面に、薄層Aと薄層Bの交互積層構造からなる硬質被覆層を設けることによって、上記の通り、耐摩耗性を維持したままですぐれた潤滑性を得ることができるが、被覆工具の耐摩耗性を一段と高めるために、工具基体表面と、上記薄層Aと薄層Bからなる交互積層との間に、fcc(Cr,Al,M)N層を、0.1〜1.5μmの層厚でさらに介在形成することができる。
下地層のfcc(Cr,Al,M)N層は、薄層Aを構成するそれと、同一成分組成、同一結晶構造を有し、すぐれた耐摩耗性を示すことから、被覆工具の耐摩耗性を一段と向上させる。
下地層の層厚は、0.1μm未満では、下地層を設けたことによる耐摩耗性のより一層の向上が期待できず、一方、下地層の層厚が1.5μmを超えると、高速切削でチッピングが発生しやすくなることから、下地層の層厚は、0.1〜1.5μmとすることが望ましい。
この発明の被覆工具は、硬質被覆層が、すぐれた耐摩耗性を示すfcc(Cr,Al,M)N層からなる薄層Aと、すぐれた潤滑性を示すfcc/hcp(Cr,Al,M)N層からなる薄層Bの層間付着強度が大きい交互積層構造を備え、あるいは、耐摩耗性にすぐれた下地層をもさらに備えているので、硬質被覆層全体としてすぐれた高温硬さ、高温強度、高温耐酸化性に加え、すぐれた潤滑性をも有していることから、特に高熱発生を伴う炭素鋼等の高速切削加工でも、硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を長期に亘って発揮するものである。
つぎに、この発明の被覆工具を実施例により具体的に説明する。
原料粉末として、いずれも1〜3μmの平均粒径を有するWC粉末、TiC粉末、ZrC粉末、VC粉末、TaC粉末、NbC粉末、Cr32粉末、TiN粉末、TaN粉末、およびCo粉末を用意し、これら原料粉末を、表1に示される配合組成に配合し、ボールミルで72時間湿式混合し、乾燥した後、100MPaの圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を6Paの真空中、温度:1400℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃部分にR:0.03のホーニング加工を施してISO規格・CNMG120408のチップ形状をもったWC基超硬合金製の工具基体A−1〜A−10を形成した。
また、原料粉末として、いずれも0.5〜2μmの平均粒径を有するTiCN(重量比でTiC/TiN=50/50)粉末、Mo2C粉末、ZrC粉末、NbC粉末、TaC粉末、WC粉末、Co粉末、およびNi粉末を用意し、これら原料粉末を、表2に示される配合組成に配合し、ボールミルで24時間湿式混合し、乾燥した後、100MPaの圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を2kPaの窒素雰囲気中、温度:1500℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃部分にR:0.03のホーニング加工を施してISO規格・CNMG120408のチップ形状をもったTiCN基サーメット製の工具基体B−1〜B−6を形成した。
(a)ついで、上記の工具基体A−1〜A−10およびB−1〜B−6のそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレーティング装置内の回転テーブル上の中心軸から半径方向に所定距離離れた位置に外周部にそって装着し、一方側のカソード電極(蒸発源)として、所定成分組成の薄層A形成用(下地層形成用を兼ねる)Cr−Al−M合金、他方側のカソード電極(蒸発源)として、同じく所定成分組成をもった薄層B形成用Cr−Al−M合金を前記回転テーブルを挟んで対向配置し、
(b)まず、装置内を排気して0.1Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつ前記薄層Aおよび下地層形成用Cr−Al−M合金とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面を前記Cr−Al−M合金によってボンバード洗浄し、
(c)ついで装置内に導入する反応ガスとしての窒素ガスの流量を調整して2Paの反応雰囲気とすると共に、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−100Vの直流バイアス電圧を印加した状態で、前記薄層Aおよび下地層形成用Cr−Al−M合金のカソード電極とアノード電極との間に50〜100Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、前記工具基体の表面に所定層厚のfcc(Cr,Al,M)N層からなる下地層を蒸着形成(表4、表6)し、
(d)ついで、前記回転テーブル上で自転しながら回転する工具基体に−100Vの直流バイアス電圧を印加した状態で、前記薄層B形成用Cr−Al−M合金のカソード電極とアノード電極との間に50〜100Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、前記工具基体の表面に所定層厚の薄層Bを形成し、前記薄層B形成後、アーク放電を停止し、代って前記薄層Aおよび下地層形成用Cr−Al−M合金のカソード電極とアノード電極間に同じく50〜100Aの範囲内の所定の電流を流してアーク放電を発生させて、所定層厚の薄層Aを形成した後、アーク放電を停止し、再び前記薄層B形成用Cr−Al−M合金のカソード電極とアノード電極間のアーク放電による薄層Bの形成と、前記薄層Aおよび下地層形成用Cr−Al−M合金のカソード電極とアノード電極間のアーク放電による薄層Aの形成を交互に繰り返し行い、もって前記工具基体の表面に、層厚方向に沿って表3〜6に示される組成および層厚の(下地層と、)薄層A、薄層Bの交互積層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、硬質被覆層が、fcc(Cr,Al,M)N層とfcc/hcp(Cr,Al,M)N層の交互積層構造を備える本発明表面被覆切削工具としての本発明表面被覆超硬製スローアウエイチップ(以下、本発明被覆超硬チップと云う)1〜32をそれぞれ製造した。
なお、本発明被覆超硬チップ11〜20、27〜32についてのみ、上記(c)の工程で、工具基体表面に下地層を設けた。
また、比較の目的で、これら工具基体A−1〜A−10およびB−1〜B−6を、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、それぞれ図2に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、カソード電極(蒸発源)として、それぞれ表7に示される組成のCr−Al−M合金を装着し、まず、装置内を排気して0.1Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した後、前記工具基体に−1000Vの直流バイアス電圧を印加し、かつカソード電極の前記Cr−Al−M合金とアノード電極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生させ、もって工具基体表面を前記Cr−Al−M合金でボンバード洗浄し、ついで装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して3Paの反応雰囲気とすると共に、前記工具基体に印加するバイアス電圧を−100Vに下げて、前記Cr−Al−M合金のカソード電極とアノード電極との間にアーク放電を発生させ、もって前記工具基体A−1〜A−10およびB−1〜B−6のそれぞれの表面に、表7に示される組成および層厚の単一相・単一結晶構造を有する(Cr,Al,M)N層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、比較表面被覆超硬製スローアウエイチップ(以下、比較被覆超硬チップと云う)1〜16をそれぞれ製造した。
つぎに、上記の各種の被覆超硬チップを、いずれも工具鋼製バイトの先端部に固定治具にてネジ止めした状態で、本発明被覆超硬チップ1〜32および比較被覆超硬チップ1〜16について、
被削材:JIS・S55Cの丸棒、
切削速度: 320 m/min.、
切り込み: 1.5 mm、
送り: 0.2 mm/rev.、
切削時間: 4 分、
の条件(切削条件A)での炭素鋼の乾式連続高速切削加工試験(通常の切削速度は、180m/min.)、
被削材:JIS・S45Cの丸棒、
切削速度: 300 m/min.、
切り込み: 1.2 mm、
送り: 0.25 mm/rev.、
切削時間: 6 分、
の条件(切削条件B)での炭素鋼の乾式連続高速切削加工試験(通常の切削速度は、180m/min.)、
被削材:JIS・SCM440の丸棒、
切削速度: 300 m/min.、
切り込み: 1.0 mm、
送り: 0.3 mm/rev.、
切削時間: 5 分、
の条件(切削条件C)での合金鋼の乾式連続高速切削加工試験(通常の切削速度は、200m/min.)を行い、いずれの切削加工試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定した。この測定結果を表8、9に示した。
Figure 2009101475
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原料粉末として、平均粒径:5.5μmを有する中粗粒WC粉末、同0.8μmの微粒WC粉末、同1.3μmのTaC粉末、同1.2μmのNbC粉末、同1.2μmのZrC粉末、同2.3μmのCr32粉末、同1.5μmのVC粉末、同1.0μmの(Ti,W)C[質量比で、TiC/WC=50/50]粉末、および同1.8μmのCo粉末を用意し、これら原料粉末をそれぞれ表10に示される配合組成に配合し、さらにワックスを加えてアセトン中で24時間ボールミル混合し、減圧乾燥した後、100MPaの圧力で所定形状の各種の圧粉体にプレス成形し、これらの圧粉体を、6Paの真空雰囲気中、7℃/分の昇温速度で1370〜1470℃の範囲内の所定の温度に昇温し、この温度に1時間保持後、炉冷の条件で焼結して、直径が8mm、13mm、および26mmの3種の超硬基体形成用丸棒焼結体を形成し、さらに前記の3種の丸棒焼結体から、研削加工にて、表10に示される組合せで、切刃部の直径×長さがそれぞれ6mm×13mm、10mm×22mm、および20mm×45mmの寸法、並びにいずれもねじれ角30度の4枚刃スクエア形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(エンドミル)C−1〜C−8をそれぞれ製造した。
ついで、これらの超硬基体(エンドミル)C−1〜C−8の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、層厚方向に沿って表11、表12に示される組成および層厚の(下地層と、)薄層A、薄層Bの交互積層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、硬質被覆層が、fcc(Cr,Al,M)N層とfcc/hcp(Cr,Al,M)N層の交互積層構造を備える本発明表面被覆切削工具としての本発明表面被覆超硬製エンドミル(以下、本発明被覆超硬エンドミルと云う)1〜16を製造した。
なお、本発明被覆超硬エンドミル9〜16についてのみ、工具基体表面に下地層を形成した。
また、比較の目的で、上記の工具基体(エンドミル)C−1〜C−8の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図2に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、同じく表13に示される組成および層厚の単一相・単一結晶構造を有する(Cr,Al,M)N層からなる硬質被覆層を蒸着することにより、比較表面被覆超硬製エンドミル(以下、比較被覆超硬エンドミルと云う)1〜8を製造した。
つぎに、上記本発明被覆超硬エンドミル1〜16および比較被覆超硬エンドミル1〜8のうち、
本発明被覆超硬エンドミル1〜3、9〜11および比較被覆超硬エンドミル1〜3については、
被削材−平面:100mm×250mm、厚さ:50mmの寸法のJIS・S55Cの板材、
切削速度: 150 m/min.、
溝深さ(切り込み): 3.5 mm、
テーブル送り: 400 mm/分、
の条件での炭素鋼の乾式高速溝切削加工試験(通常の切削速度は、85m/min.)を行い、
本発明被覆超硬エンドミル4〜6、12〜14および比較被覆超硬エンドミル4〜6については、
被削材−平面:100mm×250mm、厚さ:50mmの寸法のJIS・S45Cの板材、
切削速度: 160 m/min.、
溝深さ(切り込み): 4 mm、
テーブル送り: 500 mm/分、
の条件での炭素鋼の乾式高速溝切削加工試験(通常の切削速度は、90m/min.)を行い、
本発明被覆超硬エンドミル7、8、15、16および比較被覆超硬エンドミル7,8については、
被削材−平面:100mm×250mm、厚さ:50mmの寸法の
JIS・SCM445の板材、
切削速度: 140 m/min.、
溝深さ(切り込み): 12 mm、
テーブル送り: 350 mm/分、
の条件での合金鋼の乾式高速溝切削加工試験(通常の切削速度は、80m/min.)を行い、
上記のいずれの溝切削加工試験でも、切刃部の外周刃の逃げ面摩耗幅が使用寿命の目安とされる0.1mmに至るまでの切削溝長を測定した。
上記の測定結果を表11〜13にそれぞれ示した。
Figure 2009101475
Figure 2009101475
Figure 2009101475
Figure 2009101475
上記の実施例2で製造した直径が8mm(超硬基体C−1〜C−3形成用)、13mm(超硬基体C−4〜C−6形成用)、および26mm(超硬基体C−7、
C−8形成用)の3種の丸棒焼結体を用い、この3種の丸棒焼結体から、研削加工にて、溝形成部の直径×長さがそれぞれ 4mm×13mm(超硬基体D−1〜D−3)、 8mm×22mm(超硬基体D−4〜D−6)、および16mm×45mm(超硬基体D−7、D−8)の寸法、並びにいずれもねじれ角30度の2枚刃形状をもったWC基超硬合金製の工具基体(ドリル)D−1〜D−8をそれぞれ製造した。
ついで、これらの工具基体(ドリル)D−1〜D−8の切刃に、ホーニングを施し、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、表14、表15に示される組成および層厚の(下地層と、)薄層A、薄層Bの交互積層からなる硬質被覆層を蒸着形成することにより、硬質被覆層が、fcc(Cr,Al,M)N層とfcc/hcp(Cr,Al,M)N層の交互積層構造を備える本発明表面被覆切削工具としての本発明表面被覆超硬製ドリル(以下、本発明被覆超硬ドリルと云う)1〜16を製造した。
なお、本発明被覆超硬ドリル9〜16についてのみ、工具基体表面に下地層を形成した。
また、比較の目的で、上記の工具基体(ドリル)D−1〜D−8の表面に、ホーニングを施し、アセトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図2に示されるアークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件で、同じく表16に示される組成および層厚の単一相・単一結晶構造を有する(Cr,Al,M)N層からなる硬質被覆層を蒸着することにより、比較表面被覆超硬製ドリル(以下、比較被覆超硬ドリルと云う)1〜8を製造した。
つぎに、上記本発明被覆超硬ドリル1〜16および比較被覆超硬ドリル1〜8のうち、
本発明被覆超硬ドリル1〜3、9〜11および比較被覆超硬ドリル1〜3については、
被削材−平面:100mm×250mm、厚さ:50mmの寸法のJIS・S55Cの板材、
切削速度: 130 m/min.、
送り: 0.12 mm/rev、
穴深さ: 10 mm、
の条件での炭素鋼の湿式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度は、75m/min.)を行い、
本発明被覆超硬ドリル4〜6、12〜14および比較被覆超硬ドリル4〜6については、
被削材−平面:100mm×250mm、厚さ:50mmの寸法のJIS・S45Cの板材、
切削速度: 100 m/min.、
送り: 0.15 mm/rev、
穴深さ: 16 mm、
の条件での炭素鋼の湿式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度は、60m/min.)を行い、
本発明被覆超硬ドリル7、8、15、16および比較被覆超硬ドリル7,8については、
被削材−平面:100mm×250mm、厚さ:50mmの寸法のJIS・SCM440の板材、
切削速度: 120 m/min.、
送り: 0.2 mm/rev、
穴深さ: 23 mm、
の条件での合金鋼の湿式高速穴あけ切削加工試験(通常の切削速度は、60m/min.)を行い、
上記いずれの湿式高速穴あけ切削加工試験(水溶性切削油使用)でも、先端切刃面の逃げ面摩耗幅が0.3mmに至るまでの穴あけ加工数を測定した。この測定結果を表14〜表16にそれぞれ示した。
Figure 2009101475
Figure 2009101475
Figure 2009101475
この結果得られた本発明表面被覆切削工具としての本発明被覆超硬チップ1〜32、本発明被覆超硬エンドミル1〜16および本発明被覆超硬ドリル1〜16の硬質被覆層を構成する下地層、薄層Aおよび薄層Bそれぞれの組成を、また、比較表面被覆切削工具としての比較被覆超硬チップ1〜16、比較被覆超硬エンドミル1〜8および比較被覆超硬ドリル1〜8の組成を、透過型電子顕微鏡を用いてのエネルギー分散型X線分析法により測定したところ、それぞれ目標組成と実質的に同じ組成を示した。
また、上記の硬質被覆層の構成層の平均層厚を透過型電子顕微鏡を用いて断面測定したところ、いずれも目標層厚と実質的に同じ平均値(5ヶ所の平均値)を示した。
さらに、本発明表面被覆切削工具の下地層、薄層A、薄層Bを構成する組成の(Cr,Al,M)N層および比較表面被覆切削工具の硬質被覆層を構成する組成の(Cr,Al,M)N層について、各層の結晶構造をX線回折により求め、その結果を表3〜7、11〜16に示した。
また、本発明表面被覆切削工具の薄層Bを構成する組成の(Cr,Al,M)N層については、X線回折により測定した立方晶構造の(200)面からの回折ピーク強度αと、六方晶構造の(100)面からの回折ピーク強度βとの比の値β/αについても、表3〜6、11、12、14、15に示した。
表8、9、11〜16に示される結果から、本発明表面被覆切削工具は、硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を示す薄層Aとすぐれた潤滑性を示す薄層Bの交互積層構造を備え、層間付着強度が大であり、あるいは、耐摩耗性にすぐれた下地層をもさらに備えているので、硬質被覆層は全体としてこれらのすぐれた特性を兼ね備えたものとなり、その結果、高熱発生を伴う炭素鋼等の高速切削加工でも、すぐれた耐摩耗性を発揮するのに対して、硬質被覆層が単一相・単一結晶構造の(Cr,Al,M)N層からなる被覆工具は、特に硬質被覆層の潤滑性不足が原因で切刃部にチッピング、欠損が生じたり、また、摩耗の進行が速くなり、比較的短時間で使用寿命に至ることが明らかである。
上述のように、この発明の表面被覆切削工具は、各種の鋼や鋳鉄などの通常の切削条件での切削加工は勿論のこと、特に高熱発生を伴う高速切削加工でもすぐれた耐摩耗性を発揮し、長期に亘ってすぐれた切削性能を示すものであるから、切削加工装置の高性能化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低コスト化に十分満足に対応できるものである。
本発明表面被覆切削工具を構成する硬質被覆層を形成するのに用いたアークイオンプレーティング装置を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略正面図である。 通常のアークイオンプレーティング装置の概略説明図である。

Claims (2)

  1. 炭化タングステン基超硬合金または炭窒化チタン基サーメットで構成された工具基体の表面に、硬質被覆層が蒸着形成された表面被覆切削工具において、硬質被覆層としてCrとAlとM(但し、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素)の複合窒化物層が蒸着形成され、さらに、CrとAlとMの複合窒化物層は、結晶構造が、立方晶構造からなる薄層Aと、立方晶構造と六方晶構造の混在する薄層Bの交互積層構造として構成されていることを特徴とする表面被覆切削工具。
  2. 請求項1記載の表面被覆切削工具において、上記CrとAlとM(但し、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素)の複合窒化物層と工具基体との間に、立方晶構造のCrとAlとM(但し、Mは、Zr、Y、V、W、Nb、MoまたはTiから選ばれる1種または2種以上の元素)の複合窒化物層からなる下地層を介在形成したことを特徴とする請求項1記載の表面被覆切削工具。
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