JP2009100961A - 毛髪処理具及び毛髪処理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数種類の毛髪処理剤を混合して毛髪処理を行う場合に、毛髪処理剤の予備混合を省略でき、毛髪処理剤を無駄にすることなく、毛髪保持体内に供給した毛髪処理剤をしごいて広げるだけで簡便に毛髪処理を行うことができる毛髪処理具及び毛髪処理方法を提供すること。
【解決手段】一端部の開口部(21)から他端部(22)に向けて毛髪束Hを挿入して保持する筒状の毛髪保持体2と、毛髪保持体2内に注入される適量の複数種類の毛髪処理剤Dがそれぞれ個別に封入された複数の個袋30を備えた充填袋3とからなり、個袋30を開封して毛髪処理剤Dを毛髪保持体2内に注入し、毛髪保持体3をしごいて毛髪処理剤Dを広げて使用する毛髪処理具1であって、毛髪保持体2は、一端部の開口部に毛髪束Hの挿入口21を有し且つ他端部の開口部に毛髪処理剤Dの注入口22を有し、前記複数種類の毛髪処理剤Dは、その粘度が0.4〜9000mPa・sである。
【選択図】図5
【解決手段】一端部の開口部(21)から他端部(22)に向けて毛髪束Hを挿入して保持する筒状の毛髪保持体2と、毛髪保持体2内に注入される適量の複数種類の毛髪処理剤Dがそれぞれ個別に封入された複数の個袋30を備えた充填袋3とからなり、個袋30を開封して毛髪処理剤Dを毛髪保持体2内に注入し、毛髪保持体3をしごいて毛髪処理剤Dを広げて使用する毛髪処理具1であって、毛髪保持体2は、一端部の開口部に毛髪束Hの挿入口21を有し且つ他端部の開口部に毛髪処理剤Dの注入口22を有し、前記複数種類の毛髪処理剤Dは、その粘度が0.4〜9000mPa・sである。
【選択図】図5
Description
本発明は、毛髪に部分的な染色やパーマネント等の処理を施す毛髪処理具及びそれを使用した毛髪処理方法に関する。
一般的な染毛剤は、第1剤及び第2剤に分かれており、使用時にそれらを混合して使用されるが、従来においては、染毛剤は、トレー等の上で必要量の第1剤,第2剤を秤量し、両剤をハケ等で混合してから使用したり、あるいは第1剤、第2剤の入ったボトルやチューブを利用してそれらの中で予め混合してから使用することが一般的であった。これらの方法では、予め混合する(予備混合)という手間が掛かる上、予備混合のための道具も必要になり、面倒なだけでなく、一度予備混合した剤は、余ったとしても、その保存が効かないため捨てるしかなく、不経済であった。
近年、毛髪に部分的に染色やパーマネント等の処理を施すことが行われている。このような処理を施すときに使用される器具として、例えば、下記特許文献1に記載された毛髪処理具が提案されている。この毛髪処理具は、可撓性の筒状体から構成される毛髪保持体と、この毛髪保持体内に毛髪処理剤を注入する注入具とから構成されており、この毛髪処理具によれば、開口部から毛髪を毛髪保持体内へ導いて保持し、毛髪保持体内に毛髪処理剤を注入して、毛髪処理を行うことができる。このような毛髪保持体は、その形成材料として毛髪処理剤に対して非透過性の材料を用いることにより、毛髪保持体に挿入されていない毛髪に毛髪処理剤が触れることを防止できるので、毛髪の一部のみに効果的に処理を施すことができる。
しかし、特許文献1に記載された毛髪処理具においては、毛髪処理剤を塗布しながら毛髪を毛髪保持体に挿入するため、前述した従来の技術と同様に、毛髪処理剤の予備混合が必要であり、また、その他の問題点を解決することができない。
従って、本発明の目的は、一端部の開口部から他端部に向けて毛髪束を挿入して保持する筒状の毛髪保持体を備えた毛髪処理具において、複数種類の毛髪処理剤を混合して毛髪処理を行う場合に、毛髪に供給する前における毛髪処理剤の予備混合を省略でき、毛髪処理剤を無駄にすることなく、毛髪保持体内に供給した毛髪処理剤をしごいて広げるだけで簡便に毛髪処理を行うことができる毛髪処理具及び毛髪処理方法を提供することにある。
本発明は、一端部の開口部から他端部に向けて毛髪束を挿入して保持する筒状の毛髪保持体と、該毛髪保持体内に注入される適量の複数種類の毛髪処理剤がそれぞれ個別に封入された複数の個袋を備えた充填袋とからなり、前記個袋を開封して前記毛髪処理剤を前記毛髪保持体内に注入し、該毛髪保持体をしごいて該毛髪処理剤を広げて使用する毛髪処理具であって、前記毛髪保持体は、一端部の開口部に毛髪束の挿入口を有し且つ他端部の開口部に毛髪処理剤の注入口を有し、前記複数種類の前記毛髪処理剤は、その粘度が0.4〜9000mPa・sである毛髪処理具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、前記毛髪保持体、及び開封したときに前記注入口に挿入可能な口部が形成されるようになされている前記個袋を備えた前記充填袋とからなる毛髪処理具を使用した毛髪処理方法であって、処理を施す毛髪束を前記挿入口から挿入して前記毛髪保持体内に保持した後、前記充填袋の前記口部を前記注入口から挿入して、前記毛髪処理剤を該毛髪保持体内に注入し、前記毛髪保持体をしごいて前記毛髪処理剤を広げて前記毛髪束に処理を施す毛髪処理方法を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の毛髪処理具及び毛髪処理方法によれば、一端部の開口部から他端部に向けて毛髪束を挿入して保持する筒状の毛髪保持体を備えた毛髪処理具において、複数種類の毛髪処理剤を混合して毛髪処理を行う場合に、毛髪に供給する前における毛髪処理剤の予備混合を省略でき、毛髪処理剤を無駄にすることなく、毛髪保持体内に供給した毛髪処理剤をしごいて広げるだけで簡便に毛髪処理を行うことができる。
以下、本発明の毛髪処理具について、その好ましい実施形態に基づいて、図面を参照しながら説明する。
図1〜図4は、本発明の毛髪処理具を染毛処理具に適用した第1実施形態を示すものである。これらの図に示すように、第1実施形態の毛髪処理具1は、毛髪束が挿入されて保持される筒状の毛髪保持体2と、毛髪保持体2内に注入される適量の2種類の染毛剤(毛髪処理剤)がそれぞれ個別に封入された2個の個袋30(30A,30B)を備えた(毛髪処理剤入り)充填袋3とから構成されている。
図1〜図4は、本発明の毛髪処理具を染毛処理具に適用した第1実施形態を示すものである。これらの図に示すように、第1実施形態の毛髪処理具1は、毛髪束が挿入されて保持される筒状の毛髪保持体2と、毛髪保持体2内に注入される適量の2種類の染毛剤(毛髪処理剤)がそれぞれ個別に封入された2個の個袋30(30A,30B)を備えた(毛髪処理剤入り)充填袋3とから構成されている。
毛髪処理具1は、後述するように、毛髪保持体2内に毛髪を保持した後、充填袋3の個袋30を開封して毛髪処理剤を毛髪保持体2内に注入し、毛髪保持体2をしごいて該毛髪処理剤を広げて使用される。
毛髪保持体2は、図2に示すように、筒状体20を主体として構成されている。毛髪保持体2は、毛髪束の挿入口21及び染毛剤の注入口22を有している。第1実施形態では、一端部の開口部が毛髪束の挿入口21とされ、他端部の開口部が染毛剤の注入口22とされている。第1実施形態における筒状体20は、無色透明な一対の短冊状のシート23、23の両側部24、24が接合されて、筒状に形成されている。
筒状体20の長さL20〔図2(b)参照〕は、処理を施す毛髪の長さに応じて適切な長さに設定され、処理を施す毛髪の長さよりも長く設定されることが好ましく、例えば50〜600mmの範囲である。
筒状体20の開口部(挿入口21、注入口22)は、長円形状又は円形状である。筒状体20の開口部の大きさは、挿入する毛髪束の量に応じて適切な大きさに設定され、例えば長径5〜100mm、短径2〜40mmの範囲である。該長径と該短径とが等しい場合には、筒状体20の開口部は円形状となる。
筒状体20の開口部(挿入口21、注入口22)は、長円形状又は円形状である。筒状体20の開口部の大きさは、挿入する毛髪束の量に応じて適切な大きさに設定され、例えば長径5〜100mm、短径2〜40mmの範囲である。該長径と該短径とが等しい場合には、筒状体20の開口部は円形状となる。
筒状体20を形成するシート23は、染毛剤に対して非透過性の材料から形成されているため、染毛剤が筒状体20の外面から外に漏れ出すことはない。そのため、毛髪保持体2に挿入されていない毛髪が染毛されることを防止できる。従って、第1実施形態における毛髪保持体2を用いた染毛処理は、頭髪の部分的な染毛に特に効果的である。また、染毛剤は、毛髪保持体2内に比較的、気密状態で存在することになるので、染毛剤に揮発成分が含まれている場合には、染毛中に該揮発成分が揮発することを防止でき、染毛処理を効率的に行えるという利点もある。
前記シート23の形成材料としては、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ナイロン、ポリスチレン、塩化ビニル等の合成樹脂単体で製造されたフィルム、前記合成樹脂をブレンドして製造されたフィルム、前記フィルムを多層にラミネートした合成樹脂フィルム等が好ましく用いられる。
第1実施形態における毛髪保持体2は、挿入口21から染毛剤が漏れ出ないように、筒状体20をしごく範囲の終点Eが、挿入口21の近傍に触覚的及び視覚的に分かるように設けられている。ここで、挿入口21の近傍とは、所望長さの毛髪束を染毛でき且つ筒状体20から染毛剤が漏れ出ない程度に近いという意味であり、毛髪を染毛する長さ及び筒状体20に注入された染毛剤の量で適宜決めることができる。
第1実施形態における筒状体20をしごく範囲の終点Eは、筒状体20に、終点Eを示す段差部が設けられることで示されている。該段差部は、筒状体20の厚み方向に段差を有している。筒状体20における終点Eを示す段差部は、前述の通り、挿入口21の近傍に設けられており、他の部位よりも厚く設けられている。そのため、筒状体20を注入口22から挿入口21へ向かって指でしごいていくと、指が終点Eを示す段差部に当接することによって、筒状体20をそれ以上しごくことが防止される。尚、終点Eを示す段差部は視覚的にも認知が可能である。
筒状体20における挿入口21の近傍には、図2に示すように、矩形形状のシート片25が、筒状体20の一端部におけるシート23の外面に接合されており、これにより、筒状体20における挿入口21の近傍の厚みが、筒状体20における他の部位よりも厚くなっている。段差部の段差は、シート片25の下端縁で形成される。
筒状体20におけるしごく範囲の終点Eを示す部位には、前述の段差部に加えて、シート片25の外面の部分も含まれる。シート片25が接合されている部分は、筒状体20における他の部位よりも厚いため、シート片25の外面の部分も触覚的及び視覚的に終点Eを示す部位として認知される。
筒状体20におけるしごく範囲の終点Eを示す部位には、前述の段差部に加えて、シート片25の外面の部分も含まれる。シート片25が接合されている部分は、筒状体20における他の部位よりも厚いため、シート片25の外面の部分も触覚的及び視覚的に終点Eを示す部位として認知される。
シート片25は矩形形状であり、その厚みは、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位が触覚的に明確に分かるようにする観点から、0.1〜5mm、特に0.5〜2mmであることが好ましい。
シート片25の幅は、筒状体20の幅と略同じである。(筒状体20の長手方向の)シート片25の長さL25〔図2(b)参照〕は、挿入口21から染毛剤が漏れ出ることを防止する観点から、5〜100mm、特に10〜40mmであることが好ましい。シート片25は、筒状体20に、シート片25の一辺と筒状体20の上端縁とが揃えられて接合されている。
シート片25の幅は、筒状体20の幅と略同じである。(筒状体20の長手方向の)シート片25の長さL25〔図2(b)参照〕は、挿入口21から染毛剤が漏れ出ることを防止する観点から、5〜100mm、特に10〜40mmであることが好ましい。シート片25は、筒状体20に、シート片25の一辺と筒状体20の上端縁とが揃えられて接合されている。
第1実施形態における毛髪保持体2において、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位を形成するシート片25は、筒状体20における他の部位とは異なる色に着色されていることが好ましい。筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位が、視覚的にも更に分かり易くなるからである。
第1実施形態における毛髪保持体2において、シート片25は、有色透明に着色されていてもよいが、シート23が無色透明であるので、終点Eを示す部位が視覚的に一層分かり易くなる観点から、不透明又は半透明に着色されていることが好ましい。
第1実施形態における毛髪保持体2において、シート23にシート片25が接合されている部位は、その可撓性が低下し、シート23における他の部位よりも高剛性を有する高剛性部Pとなされている。従って、第1実施形態における毛髪保持体2は、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位が、更に触覚的に分かり易くなっている。
高剛性部Pのテーバーこわさは、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位としての高剛性を確保しつつ、毛髪保持体2の可撓性を維持する観点から、0.5〜10mN・m、特に1〜5mN・mであることが好ましい。ここで、高剛性部Pのテーバーこわさは、JIS−P8125に示される方法で測定される。
シート片25の形成材料としては、前述したシート23と同じ材料を用いてもよいが、高剛性部Pとして前述した剛性の範囲を得る観点から、特にポリスチレン、ポリエチレンテレフタレート等が好ましく用いられる。
筒状体20の他端部には、筒状体20の内部に注入された染毛剤が、注入口22から流れ出ることを防止するために、開閉自在の封止手段(図示せず)が設けられていることが好ましい。前記封止手段としては、例えばチャックが挙げられる。チャックが設けられることにより、注入口22の開閉を行うことができる。封止手段としては、チャックの他に、面ファスナ、粘着テープ、自己接着性テープ(例えば仁礼工業製、商品名「ふしぎテープ」)などを用いることもできる。
また、前記封止手段としては、アルミ箔のように可塑性を有し、折り畳んだ状態が維持される部材を、筒状体20に接合して、封止手段とすることも好ましい。例えば、筒状体20と同じ幅の縦長矩形のアルミ箔を、筒状体20に、筒状体20の他端部側の端縁とアルミ箔の端縁とを揃えて接合する。アルミ箔が接合された筒状体2の他端部の部分を、筒状体2の一端部側に向けて一回又は複数回折り畳むことにより、筒状体20の他端部を封止することができる。
毛髪保持体2には、筒状体20の注入口22の近傍に、充填袋3の個袋30の口部31(後述)を挿入する量の目安を示す目印26が付されている。これにより、個袋30の口部31を、注入口22から一定量挿入することができるようになり、注入口22から毛髪処理剤が漏出する虞が減少する。ここで、「注入口22の近傍」とは、個袋30の口部31を注入口22から挿入し、個袋30をしごいて毛髪処理剤を筒状体20内に注入する際の反発力で個袋30の口部31が注入口22から外れたり、注入口22から毛髪処理剤が漏出しない程度の範囲を指す。目印26の位置は、注入口22から20〜60mmの位置が好ましい。目印26は、毛髪保持体2の内面又は外面に印刷等の適宜の方法によって付すことができる。
次に、充填袋3について詳述する。充填袋3には、2種類の毛髪処理剤が封入されている。詳細には、図3及び図4に示すように、2個の個袋30(30A,30B)にそれぞれ個別に毛髪処理剤の第1剤及び第2剤が封入されている。第1実施形態における充填袋3は、各毛髪処理剤が個別に封入された個袋30A,30Bが一体化されて構成されている。両個袋30A,30Bは、実質的に同じ構成を有する平坦状の袋からなり、平面方向位置を一致させて厚み方向に重ねられて一体化している。従って、両個袋30A,30Bが一体化して構成された充填袋3も、平坦状になっている。個袋30Aと個袋30Bとの一体化の方法は、特に制限されないが、ホットメルト接着剤や粘着剤を使用した一体化が好ましい。
個袋30は、開封したときに、毛髪保持体2の注入口22に挿入可能な先細の口部31が形成されるように、その外縁がほぼ平行四辺形形状に設けられている。このような形態は、個袋30を量産する場合に無駄な部分が発生しないため、生産性に優れている。本実施形態では、個袋30の周縁部は、染毛剤の充填空間S30の外輪郭が、平面視で平行四辺形形状となるように所定幅でシールされている。個袋30には、切り込み33が設けられており、充填空間S30の外輪郭の鋭角部分を切り込み33から引き裂いて口部31を開封することにより、注ぎ口32が形成される。
個袋30の形成材料としては、アルミニウム蒸着フィルムやアルミニウム箔、エチレンビニルアルコールコポリマーのようなバリア性材料を、ポリエチレン樹脂やエチレン酢酸ビニル樹脂などの低融点の合成樹脂でサンドウィッチしたフィルム等が好ましく用いられる。
シール方法は、形成材料に合わせて接着剤によるシール方法を採用してもよく、ヒートシールや超音波シール等のシール方法を採用してもよい。
シール方法は、形成材料に合わせて接着剤によるシール方法を採用してもよく、ヒートシールや超音波シール等のシール方法を採用してもよい。
毛髪処理剤を個別に収容した個袋30A,30Bは、その一面が他面よりも剛性が高くなされていることが好ましい。このように個袋30の一面の剛性を高めておくことで、切り込み33から引き裂いて注ぎ口32を形成し易くなる他、注ぎ口32から毛髪処理剤を排出するときに個袋30を絞りやすくなる。剛性を高める面は、最も外側の面が好ましい。ここで、剛性は、JIS−P8125に示される方法で測定されるテーバーこわさで表すことができる。剛性を高めた面のテーバーこわさは、上述した観点から、1〜10mN・mであることが好ましい。
個袋30A,30Bに充填する毛髪処理剤には、例えば2剤式の毛髪処理剤を用いることができる。2剤式の毛髪処理剤を使用する場合、毛髪処理剤を筒状体20内に注入し、指でしごいて、毛髪束に塗り広げて使用することが好ましい。毛髪処理剤の充填量は、毛髪保持体2の大きさや保持する毛髪束の量にもよるが、第1実施形態のような染毛剤の場合には、2〜20mlが好ましい。
複数種類の毛髪処理剤の粘度は、後述するように、毛髪処理剤を混合して毛髪処理を行う場合に、毛髪に供給する前における毛髪処理剤の予備混合を省略できるようにする観点から、0.4〜9000mPa・sであり、好ましくは1〜4000mPa・s、更に好ましくは400〜4000mPa・sである。粘度がかかる範囲であると、複数種類の毛髪処理剤を筒状体内に注入し、毛髪処理剤を指でしごいて広げるという動作のみでの充分混合でき、さらに筒状体内に均一に分散された毛髪処理剤が、重力によって筒状体内で偏りが生じることなく分散性が良好となり、その結果、毛髪処理の仕上がりを良好なものにすることができる。ここで、粘度は、毛髪処理剤が30℃の状態において、B型粘度計(ローターNo.4)を用いて測定される(前記のローターを60秒間回転させた時の粘度を測定)。
前述の範囲の粘度を有する毛髪処理剤としては、例えば、第1剤として、アンモニア及びその塩、モノエタノールアミン等のアルカリ剤、酸化染料中間体及び直接染料等の染料、高級アルコール、油性成分並びに界面活性剤からなる群から選択される1種以上が含有され、第2剤として、過酸化水素水、油剤、高級アルコール及び界面活性剤からなる群から選択される1種以上が含有されている毛髪処理剤組成物が挙げられる。
次に、本発明の毛髪処理方法の好ましい実施態様について、前述した第1実施形態の毛髪処理具1を使用した毛髪処理方法に基づいて、図面を参照しながら説明する。
先ず、図5(a)に示すように、毛髪処理具2の挿入口21から、処理を施す毛髪束Hを筒状体20内に挿入して保持する。染毛する際に用いる筒状体20の長さは、毛髪束Hの全体を染毛する観点から、毛髪束Hの長さよりも長いことが好ましい。
挿入口21から毛髪束Hを筒状体20の内部へ挿入するときには、毛髪挿入具(図示せず)を用いることが好ましい。この毛髪挿入具は、一方の端部に、毛髪束を係止するための係止部を有し、他方の端部に把持部を有していることが好ましい。毛髪挿入具は、毛髪保持体2内に挿入されて使用される。毛髪挿入具は、毛髪保持体2内に挿入された状態では、前記係止部が挿入口21から露出し、前記把持部が注入口22から露出する長さを有するものが好ましい。このような毛髪挿入具としては、例えば、特開2003−93133号公報、米国特許出願公開第2004/216759号明細書に記載のものが挙げられる。
そして、前記毛髪挿入具の係止部に毛髪束Hを係止する(図示せず)。この際、毛髪束Hにおける頭皮に近い部分を係止部に係止することが好ましい。係止部に毛髪束Hを係止した状態で、把持部を把持して引っ張り、毛髪束Hを筒状体20の内部に挿入する。毛髪束Hは、筒状体20の内部で、図5(a)に示すように、概ね直線状に伸ばされた状態となる。
毛髪保持体2は、図5(a)〜(c)に示すように、一端部の挿入口21から筒状体20の内部に挿入された毛髪束Hに、他端部の注入口22から筒状体20の内部に注入された染毛剤Dを、注入口22から挿入口21へ向けて筒状体20をしごいて塗り広げて、毛髪束Hを筒状体20の内部で染毛処理するために用いられることが好ましい。染毛処理の際には、筒状体20の長手方向において、挿入口21を有する一端部側を上方にし、注入口22を有する他端部側を下方に位置させることが好ましい。
次に、図5(a)に示すように、染毛剤Dが収容された充填袋3を用い、個袋30の口部31を切り込み33から引き裂いて注ぎ口32を形成し、注ぎ口32を筒状体20の注入口22に挿入する。そして、個袋30をしごいて染毛剤Dを筒状体20内に注入する。
次に、図5(b)に示すように、毛髪保持体2の他端部を両手で摘み、一方の手で他端部を摘んだ状態で、図5(c)に示すように、注入口22から挿入口21へ向けて、筒状体20の両面を他方の手の指でしごき、染毛剤を毛髪束Hに塗り広げる。染毛剤は、前述した範囲の大きさの粘度を有しているため、しごかれて広げられるだけで、自然に混合する。
このとき、筒状体20におけるしごく範囲の終点Eを示す部位の段差を視認できると共に、他方の指が該段差に触れることで、筒状体20をそれ以上しごくことを止めることができるため、染毛剤が挿入口21から漏れ出ることを防止できる。第1実施形態における毛髪保持体2において、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位は、前述のように触覚的及び視覚的に認知され得る。
また、筒状体20がしごかれることにより、筒状体20の内部の染毛剤は、注入口22から挿入口21へ向けて、毛髪を浸しながら移動し、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位までしごかれて移動した染毛剤の残りの部分により、終点Eを示す部位よりも挿入口21側の毛髪束Hの部分が染毛される。
第1実施形態では、個袋30の注ぎ口32から筒状体20の注入口22を通して注入される染毛剤は、筒状体20の内部に挿入された毛髪束Hの全体に塗布できる適量であるので、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位までしごかれて移動した染毛剤は、挿入口21から漏れ出る虞がない。
尚、筒状体20に前記封止手段が設けられている場合には、毛髪束Hの全体に染毛剤の塗布を終えた後、該封止手段によって注入口22を封止することが好ましい。
所望により、複数の毛髪保持体2を用いて同様の染毛剤の塗布操作を繰り返し、所定時間放置する。その後、毛髪束Hを毛髪保持体2から取り出し、毛髪束Hについてすすぎ洗いをし、更にシャンプー及びブローをすることが好ましい。
所望により、複数の毛髪保持体2を用いて同様の染毛剤の塗布操作を繰り返し、所定時間放置する。その後、毛髪束Hを毛髪保持体2から取り出し、毛髪束Hについてすすぎ洗いをし、更にシャンプー及びブローをすることが好ましい。
以上説明したように、第1実施形態の毛髪処理具1及び前記実施態様の毛髪処理方法によれば、2種類の毛髪処理剤(第1剤,第2剤)が、前述した範囲の大きさの粘度を有しているため、毛髪保持体2内に供給された毛髪処理剤は、しごかれて広げられるだけで、自然に混合する。従って、2種類の毛髪処理剤を混合して毛髪処理を行う場合に、毛髪に供給する前における毛髪処理剤の予備混合を省略でき、毛髪処理剤を無駄にすることなく、簡便に毛髪処理を行うことができる。
また、毛髪保持体2と、適量の染毛剤が封入された充填袋3とが一対となっているため、毛髪に適量の染毛剤を確実に供給可能であり、染毛剤の過不足による染めムラ等をなくすことできる。また、毛髪に部分的に違った色で染毛処理を施す場合でも、無駄なく行うことができる。また、異なる色で染毛処理を行うときにも、染毛剤の誤使用による染め間違いを防ぐことができる。
また、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位が、触覚的に分かるようになされているので、例えば、一人で自分の毛髪の染毛処理を行う際にも、染毛剤が筒状体20から漏れ出ることがない。
また、筒状体20をしごく範囲の終点Eを示す部位が、触覚的に分かるようになされているので、例えば、一人で自分の毛髪の染毛処理を行う際にも、染毛剤が筒状体20から漏れ出ることがない。
次に、本発明の毛髪処理具の他の実施形態について説明する。他の実施形態の毛髪処理具は、充填袋3の形態が異なる以外は、第1実施形態の毛髪処理具と同様の構成を有している。よって、以下においては、充填袋3について説明し、毛髪保持体についての説明は省略する。また、特に説明のない部分については、第1実施形態における説明が適宜適用される。
第2〜第6実施形態における充填袋3は、充填袋3の個袋30の口部31を毛髪保持体2の注入口22に挿入したときに充填袋3の抜け落ちを防ぐ「抜け落ち防止構造」を有しており、それ以外については、第1実施形態における充填袋3と同様の構成を有している。ここで、充填袋3の抜け落ち防止構造とは、充填袋3の個袋30の口部31を毛髪保持体2の注入口22に挿入して毛髪処理剤を毛髪保持体2の内部に注入するときには、充填袋3が注入口22から抜け落ちることがなく、一方、毛髪処理剤の注入が完了した後には、人手で容易に充填袋3を注入口22から取り外すことができる構造をいう。
第2〜第6実施形態の毛髪処理具においては、充填袋3は、対称軸である折曲線Cに沿って充填袋3を半分に折り、その後、上端部を開封して注ぎ口32を形成してから、毛髪保持体2の他端部に存する注入口22に挿入して使用される。
第2〜第6実施形態の毛髪処理具においては、充填袋3は、対称軸である折曲線Cに沿って充填袋3を半分に折り、その後、上端部を開封して注ぎ口32を形成してから、毛髪保持体2の他端部に存する注入口22に挿入して使用される。
第2実施形態の毛髪処理具は、図6に示すように、毛髪保持体2の幅W2及び個袋30の幅W3を特定の寸法関係とし、両者間の摩擦力によって充填袋3の抜け落ち防止構造を構成している。
第2実施形態においては、毛髪保持体2を構成する短冊状のシート23、23の接合部分である両側部24、24を除いた部分の幅(つまり、毛髪保持体2の内部の幅)をW2とした場合に、半分に折られたときの充填袋3の最大外形幅(つまり、毛髪保持体2の内部に挿入される状態の幅)W3を、前記幅W2の0.9〜1.2倍とすることが好ましく、1.0〜1.1倍とすることが更に好ましい。
第2実施形態においては、毛髪保持体2を構成する短冊状のシート23、23の接合部分である両側部24、24を除いた部分の幅(つまり、毛髪保持体2の内部の幅)をW2とした場合に、半分に折られたときの充填袋3の最大外形幅(つまり、毛髪保持体2の内部に挿入される状態の幅)W3を、前記幅W2の0.9〜1.2倍とすることが好ましく、1.0〜1.1倍とすることが更に好ましい。
開封によって注ぎ口32が形成される個袋30の上端部(口部31)は、毛髪保持体2の注入口22への個袋30の口部31の挿入のし易さの観点から、図6(b)及び(c)に示すように、山形に形成し、上端に進むにつれて個袋30の幅を徐々に狭くすることが好ましい。個袋30の上端部の幅は、本実施形態のように直線的に狭くすることができ、あるいは曲線的に狭くすることもできる(図示せず)。
第2実施形態の毛髪処理具によれば、第1実施形態による効果と同様の効果が奏される他、毛髪の処理の際に毛髪保持体2から充填袋3が脱落する虞がないので、より使いやすい。
第3実施形態の毛髪処理具は、図7に示すように、毛髪保持体2と充填袋3とを粘着剤の粘着力によって粘着させることによって、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成している。充填袋3は、対称軸である折曲線Cに沿って充填袋3を半分に折り、上端部を開封して注ぎ口32を形成し、毛髪保持体2の他端部に存する注入口22に挿入して使用される。
第3実施形態においては、図7に示すように、半分に折られた充填袋3の外面(毛髪保持体2の内面と接する面)に粘着剤が塗工されて、粘着部34が形成されており、この粘着部34の粘着力によって抜け落ち防止構造を構成している。粘着部34は、毛髪保持体2の注入口22への個袋30の口部31の挿入のし易さ及び良好な着脱可能な状態を得る観点から、個袋30の注ぎ口32の先端から5〜40mmの位置に、直径2〜20mmの円状に形成されることが好ましい。
粘着部34は、充填袋3の外面の両面に設けることが好ましいが、片面のみに設けてもよい。粘着剤としては、一般的に使用される粘着剤を特に制限なく使用できるが、毛髪処理剤を毛髪保持体2内に注入した後に、充填袋3を人手によって抜き取ることができる程度の粘着力を有する粘着剤を使用することが好ましい。
粘着部34は、充填袋3の外面の両面に設けることが好ましいが、片面のみに設けてもよい。粘着剤としては、一般的に使用される粘着剤を特に制限なく使用できるが、毛髪処理剤を毛髪保持体2内に注入した後に、充填袋3を人手によって抜き取ることができる程度の粘着力を有する粘着剤を使用することが好ましい。
第3実施形態の毛髪処理具によれば、第1実施形態による効果と同様の効果が奏される他、毛髪の処理の際に毛髪保持体2から充填袋3が脱落する虞がないので、より使いやすい。
第4実施形態の毛髪処理具は、毛髪保持体2と充填袋3とを係止させることによって、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成している。
第4実施形態の毛髪処理具においては、図8に示すように、半分に折られた充填袋3における、折られて形成された稜線上に係止凸部35が設けられている。係止凸部35の形状は、充填袋3の脱落を防止する観点から、個袋30の注ぎ口32から個袋30の底部に向かって幅が広がるような矢先形状が好ましい。
係止凸部35は、充填袋3とは別の部材を充填袋3に接合して形成してもよく、あるいは充填袋3をカッティング加工して、その外面の一部が係止凸部35となるように形成してもよい。
第4実施形態の毛髪処理具においては、図8に示すように、半分に折られた充填袋3における、折られて形成された稜線上に係止凸部35が設けられている。係止凸部35の形状は、充填袋3の脱落を防止する観点から、個袋30の注ぎ口32から個袋30の底部に向かって幅が広がるような矢先形状が好ましい。
係止凸部35は、充填袋3とは別の部材を充填袋3に接合して形成してもよく、あるいは充填袋3をカッティング加工して、その外面の一部が係止凸部35となるように形成してもよい。
係止凸部35の位置は、毛髪保持体2の注入口22への個袋30の口部31の挿入のし易さ及び良好な着脱可能な状態を得る観点から、個袋30の注ぎ口32の先端から5〜30mmの位置とすることが好ましい。また、係止凸部35の位置は、同じ観点から、半分に折られた充填袋3の最大外形幅W3を、係止凸部35の突出高さhを含めて、毛髪保持体2の幅W2〔図6(a)参照〕の0.9〜1.2倍とすることが好ましく、特に1.0〜1.1倍とすることが好ましい。
係止凸部35は、本実施形態では、半分に折られて形成された稜線上に設けられているが、これに制限されず、個袋30の外面の少なくとも片側に設けてもよい。また、係止凸部35の突出高さhは、適宜設計されるが、2〜5mmが好ましく、また、徐々に最大幅になるように滑らかに形成されることが好ましい。
係止凸部35は、本実施形態では、半分に折られて形成された稜線上に設けられているが、これに制限されず、個袋30の外面の少なくとも片側に設けてもよい。また、係止凸部35の突出高さhは、適宜設計されるが、2〜5mmが好ましく、また、徐々に最大幅になるように滑らかに形成されることが好ましい。
第4実施形態の毛髪処理具によれば、第1実施形態による効果と同様の効果が奏される他、毛髪の処理の際に毛髪保持体2から充填袋3が脱落する虞がないので、より使いやすい。
第5実施形態の毛髪処理具は、図9に示すように、半分に折られた充填袋3が元に戻ろうとする反発力を利用することによって、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成している。
第5実施形態の毛髪処理具は、毛髪保持体2の注入口22への個袋30の口部31の挿入のし易さ及び良好な着脱可能な状態を得る観点から、毛髪保持体2を構成する短冊状のシート23、23の接合部分である両側部24、24を除いた部分の毛髪保持体2の幅をW2〔図6(a)参照〕とした場合に、半分に折られた充填袋3の最大外形幅W3を前記幅W2の1.2〜2.0倍とすることが好ましく、特に1.3〜1.8倍とすることが好ましい。
また、開封によって注ぎ口32が形成される個袋30の上端部は、同じ観点から、山形に形成し、上端に進むにつれて個袋30の幅を徐々に狭くすることが好ましい。更に、充填袋3における折り返されて形成された稜線周辺に位置する毛髪処理剤が排出され易くするため、対称軸である折り曲げ線Cを中心に、シール幅W36が1〜2mm程度のヒートシール部36を設けることが好ましい。
また、開封によって注ぎ口32が形成される個袋30の上端部は、同じ観点から、山形に形成し、上端に進むにつれて個袋30の幅を徐々に狭くすることが好ましい。更に、充填袋3における折り返されて形成された稜線周辺に位置する毛髪処理剤が排出され易くするため、対称軸である折り曲げ線Cを中心に、シール幅W36が1〜2mm程度のヒートシール部36を設けることが好ましい。
第5実施形態の毛髪処理具によれば、第1実施形態による効果と同様の効果が奏される他、毛髪の処理の際に毛髪保持体2から充填袋3が脱落する虞がないので、より使いやすい。
第6実施形態の毛髪処理具における充填袋3は、図10に示すように、図6(b)及び(c)に示す第2実施形態における充填袋3に比して、個袋30の上端部に摘み部38が設けられている点で異なり、それ以外は、第2実施形態における充填袋3と同様の構成を有している。詳細には、開封によって注ぎ口32が形成される個袋30の上端部は、毛髪保持体2の注入口22への個袋30の注ぎ口32の挿入のし易さの観点から、図10(a)に示すように、山形に形成され、上端に進むにつれて個袋30の幅を徐々に狭くなっている。一方、摘み部38は、山形に形成された個袋30の上端部との間に、注ぎ口32を形成するノッチ39が形成されるように、充填袋3の幅方向外方に延出するように設けられている。
第6実施形態における充填袋3は、図10(b)に示すように、対称軸である折曲線Cに沿って半分に折り、その後、一対の個袋30それぞれの摘み部38を併せて摘んで、個袋30の上端部を、ノッチ39から引き裂いて容易に開封して注ぎ口32を容易に形成することができる。
本発明の毛髪処理具は、前述した実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、筒状体20をしごく範囲の終点Eを、厚み(段差)、色及び剛性の違いによって認識できるようにしたが、何れか一つの手法を採用することもできる。
また、厚み、色及び剛性の違い以外に、表面粗さや材質の違い等によって終点を認識できるようにすることもできる。この場合、表面粗さRz(十点平均粗さ)の間に10μm以上の差があれば、終点Eを示す部位は、触覚的及び視覚的に認知され得る。具体的には、シート片25として、シート23よりも表面粗さの大きい材質、例えば不織布を用いればよい。
例えば、前記実施形態では、筒状体20をしごく範囲の終点Eを、厚み(段差)、色及び剛性の違いによって認識できるようにしたが、何れか一つの手法を採用することもできる。
また、厚み、色及び剛性の違い以外に、表面粗さや材質の違い等によって終点を認識できるようにすることもできる。この場合、表面粗さRz(十点平均粗さ)の間に10μm以上の差があれば、終点Eを示す部位は、触覚的及び視覚的に認知され得る。具体的には、シート片25として、シート23よりも表面粗さの大きい材質、例えば不織布を用いればよい。
シート片25は、一対のシート23,23それぞれと一体的に形成されていてもよい。シート片25は、凹凸を有していてもよい。また、シート23における高剛性部Pの部分は、シート23の他の部位とは異なる色に着色されていてもよく、シート23の他の部位と同じ剛性を有していてもよい。
筒状体20におけるしごく範囲の終点Eを示す部位は、筒状体20の厚み方向の段差の代わりに、なだらかな傾斜を有していてもよい。この場合にも、挿入口21の近傍は、他の部位よりも厚みが大きいため、終点Eとして機能する。また、筒状体20における終点Eを示す部位は、他の部位よりも厚みが小さく形成されていてもよい。
充填袋3は、半分に折ることなく、初めから、折り曲げた状態の外形、即ち一辺のみが傾斜している矩形形状を有していてもよい。
例えば、第2実施形態においては、充填袋3を一辺のみが傾斜している矩形形状とし、毛髪保持体2の幅W2と充填袋3の幅W3との寸法関係を前述の通りにすれば、充填袋3の個袋30の口部31を毛髪保持体2の注入口22に挿入した際に、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成することができる。
第3実施形態においては、充填袋3を一辺のみが傾斜している矩形形状とし、充填袋3の外面の少なくとも一方の面に粘着剤による粘着部を設けることにより、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成することができる。
第4実施形態においては、充填袋3の外面上に係止部を設けることにより、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成することができる。
例えば、第2実施形態においては、充填袋3を一辺のみが傾斜している矩形形状とし、毛髪保持体2の幅W2と充填袋3の幅W3との寸法関係を前述の通りにすれば、充填袋3の個袋30の口部31を毛髪保持体2の注入口22に挿入した際に、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成することができる。
第3実施形態においては、充填袋3を一辺のみが傾斜している矩形形状とし、充填袋3の外面の少なくとも一方の面に粘着剤による粘着部を設けることにより、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成することができる。
第4実施形態においては、充填袋3の外面上に係止部を設けることにより、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成することができる。
第5実施形態においては、充填袋3の形状を、図11に示すように、初めから、例えば一辺のみが傾斜している矩形形状にして、任意の折り曲げ線Cで折り曲げ、図11に示す斜線ハッチング部分(折り曲げ線Cの左側部分)を全てヒートシールしてシール部37を形成することができる。該シール部37に毛髪処理剤が充填されることを防止することによって、個袋30の折り返した部分周辺の毛髪処理剤を排出し易くすることができる。そして、シール部37が元に戻ろうとする反発力を利用することにより、充填袋3の抜け落ち防止構造を構成することができる。
充填袋3は、例えば、図12(a)に示すような、平面視で台形状の外形を有する形態の個袋30を採用することができ、あるいは図12(b)に示すような、先細の突出部を有する形態の個袋30を採用することもできる。この場合には、図12に示す破線の部分を切り取って注ぎ口32を形成するように、切り込み(図示せず)を設けることが好ましい。
各実施形態における各要件は、各実施形態間で適宜相互に置換可能である。
各実施形態における各要件は、各実施形態間で適宜相互に置換可能である。
個袋30は、必ずしも、開封したときに、毛髪保持体2の注入口22に挿入可能な口部31が形成されるようになっていなくてもよい。該口部31が形成されるようになっているか否かにかかわらず、充填袋3を毛髪保持体2の注入口22に挿入することなく、毛髪保持体2の注入口22を大きく開口させて、毛髪処理剤を注入口22から注入してもよい。
毛髪処理剤は、挿入口21から筒状体20内に注入し、毛髪束の毛先に向かって筒状体20をしごいて塗り広げることもできる。この場合には、筒状体20の注入口22には、筒状体20の内部に注入された染毛剤が流れ出ることを防止するために、前述の封止手段が設けられているか、あるいはヒートシール等のシール方法によって封止されていることが好ましい。更に、筒状体20における終点Eを示す部位が、封止された注入口22の近傍に設けられていることが好ましい。
本発明の毛髪処理方法は、前述した実施態様に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り適宜変更が可能である。
また、本発明の毛髪処理具及び毛髪処理方法は、前記実施形態又は前記実施態様のような染毛処理以外にも、ストレートパーマ等のパーマネント処理に適用することもできる。つまり、本発明における毛髪処理剤としては、染毛剤以外にも、パーマネント処理剤が挙げられる。充填袋の個袋に個別に封入される毛髪処理剤の種類は、2種類に制限されず、3種類以上でもよい。毛髪処理剤が3種類以上の場合には、それに応じて充填袋に個袋を3個以上設ければよい。
また、本発明の毛髪処理具及び毛髪処理方法は、前記実施形態又は前記実施態様のような染毛処理以外にも、ストレートパーマ等のパーマネント処理に適用することもできる。つまり、本発明における毛髪処理剤としては、染毛剤以外にも、パーマネント処理剤が挙げられる。充填袋の個袋に個別に封入される毛髪処理剤の種類は、2種類に制限されず、3種類以上でもよい。毛髪処理剤が3種類以上の場合には、それに応じて充填袋に個袋を3個以上設ければよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら、本発明の範囲はかかる実施例に制限されるものではない。
本実施例で使用した毛髪処理具は、前述した第1実施形態と同様に構成されており、毛髪束が挿入されて保持される筒状の毛髪保持体と、毛髪保持体内に注入される適量の2種類の染毛剤(毛髪処理剤)がそれぞれ個別に封入された2個の個袋を備えた(毛髪処理剤入り)充填袋とから構成されている。
まず、前記染毛剤の第1剤の実施処方例1〜3及び比較処方例1〜2を、それぞれ下記表1に示すように調製した。また、前記染毛剤の第2剤の実施処方例1〜3及び比較処方例1〜2を、それぞれ下記表2に示すように調製した。下記表1及び表2において、各成分について記載されている数値の単位は重量%である。
まず、前記染毛剤の第1剤の実施処方例1〜3及び比較処方例1〜2を、それぞれ下記表1に示すように調製した。また、前記染毛剤の第2剤の実施処方例1〜3及び比較処方例1〜2を、それぞれ下記表2に示すように調製した。下記表1及び表2において、各成分について記載されている数値の単位は重量%である。
〔実施例1〕
毛髪処理剤として、下記表3に示すように、粘度が4000mPa・sの第1剤(上記表1の実施処方例1)と、粘度が4000mPa・sの第2剤(上記表2の実施処方例1)とからなる染毛剤を用いた。第1実施形態における充填袋3の各個袋30,30にそれぞれ前記第1剤及び第2剤を封入した。図5(a)に示すように、毛髪束Hを挿入口21から毛髪保持体2に挿入した。次に、充填袋3の口部31を開封し、注ぎ口32を毛髪保持体2の注入口22に挿入し、染毛剤Dを予備混合することなく、毛髪保持体2内に注入した。
毛髪処理剤として、下記表3に示すように、粘度が4000mPa・sの第1剤(上記表1の実施処方例1)と、粘度が4000mPa・sの第2剤(上記表2の実施処方例1)とからなる染毛剤を用いた。第1実施形態における充填袋3の各個袋30,30にそれぞれ前記第1剤及び第2剤を封入した。図5(a)に示すように、毛髪束Hを挿入口21から毛髪保持体2に挿入した。次に、充填袋3の口部31を開封し、注ぎ口32を毛髪保持体2の注入口22に挿入し、染毛剤Dを予備混合することなく、毛髪保持体2内に注入した。
次いで、図5(b)に示すように、毛髪保持体2の他端部を両手で摘み、一方の手で他端部を摘んだ状態で、図5(c)に示すように、注入口22から挿入口21へ向けて、筒状体20の両面を他方の手の指でしごき、染毛剤を毛髪束Hに塗り広げた。
その後、下記〔混合性の評価方法〕、下記〔分散性の評価方法〕及び下記〔染毛性の評価方法〕に従い、染毛剤の混合性、分散性及び染毛性について評価した。その結果を下記表3に示す。
その後、下記〔混合性の評価方法〕、下記〔分散性の評価方法〕及び下記〔染毛性の評価方法〕に従い、染毛剤の混合性、分散性及び染毛性について評価した。その結果を下記表3に示す。
〔実施例2〜9,比較例1〜16〕
実施例1において、毛髪処理剤として、下記表3〜表5に示す第1剤と第2剤との組み合わせを用いた以外は実施例1と同様にし、下記〔混合性の評価方法〕、下記〔分散性の評価方法〕及び下記〔染毛性の評価方法〕に従い、染毛剤の混合性、分散性及び染毛性について評価した。これらの結果を下記表3〜表5に示す。
実施例1において、毛髪処理剤として、下記表3〜表5に示す第1剤と第2剤との組み合わせを用いた以外は実施例1と同様にし、下記〔混合性の評価方法〕、下記〔分散性の評価方法〕及び下記〔染毛性の評価方法〕に従い、染毛剤の混合性、分散性及び染毛性について評価した。これらの結果を下記表3〜表5に示す。
〔混合性の評価方法〕
染毛剤が塗り広げられた毛髪束を目視観察し、染毛剤の混合性を評価した。その評価基準を以下に示す。
◎:第1剤と第2剤とは、未混合部分を視認できない程度に十分に混合している。
○:第1剤と第2剤とは混合しているが、若干(問題がない程度)の剤の未混合部分が認められる。
△:第1剤と第2剤とは全く混合しない。粘度の低い第1剤または第2剤のみが広がる。
×:第1剤と第2剤とは全く混合しない。両剤共に広がらない。
染毛剤が塗り広げられた毛髪束を目視観察し、染毛剤の混合性を評価した。その評価基準を以下に示す。
◎:第1剤と第2剤とは、未混合部分を視認できない程度に十分に混合している。
○:第1剤と第2剤とは混合しているが、若干(問題がない程度)の剤の未混合部分が認められる。
△:第1剤と第2剤とは全く混合しない。粘度の低い第1剤または第2剤のみが広がる。
×:第1剤と第2剤とは全く混合しない。両剤共に広がらない。
〔分散性の評価方法〕
染毛剤が塗り広げられた後、一定時間(本実施例では15分間)放置中に、混合した染毛剤の筒状体内での分散性を目視観察し、評価した。その評価基準を以下に示す。
◎:染毛剤が筒状体内で、偏りを視認できない程度に十分に分散していて、毛髪束全体に接触している。
○:染毛剤が筒状体内で、若干(問題がない程度)の分散の偏りが認められる。
△:染毛剤が筒状体内で、やや下方に偏りが認められ、毛髪束に十分に接触していない部分が認められる。
×:染毛剤が筒状体内で下方に偏り、分散が不十分であり毛髪束の一部部分のみ接触している。
染毛剤が塗り広げられた後、一定時間(本実施例では15分間)放置中に、混合した染毛剤の筒状体内での分散性を目視観察し、評価した。その評価基準を以下に示す。
◎:染毛剤が筒状体内で、偏りを視認できない程度に十分に分散していて、毛髪束全体に接触している。
○:染毛剤が筒状体内で、若干(問題がない程度)の分散の偏りが認められる。
△:染毛剤が筒状体内で、やや下方に偏りが認められ、毛髪束に十分に接触していない部分が認められる。
×:染毛剤が筒状体内で下方に偏り、分散が不十分であり毛髪束の一部部分のみ接触している。
〔染毛性の評価方法〕
次いで、染毛性について評価した。その評価基準を以下に示す。尚、当該染毛性の評価は、本発明の総合的評価の位置付けであり、上記混合性及び分散性の両方の性能の影響を受ける評価である。
◎:毛髪束全体が均一に染まっている。
○:毛髪束全体がほぼ均一に染まっている
△:毛髪束の一部分が均一に染まっていない
×:毛髪束の染まりが均一でない
次いで、染毛性について評価した。その評価基準を以下に示す。尚、当該染毛性の評価は、本発明の総合的評価の位置付けであり、上記混合性及び分散性の両方の性能の影響を受ける評価である。
◎:毛髪束全体が均一に染まっている。
○:毛髪束全体がほぼ均一に染まっている
△:毛髪束の一部分が均一に染まっていない
×:毛髪束の染まりが均一でない
前記表3〜表5に示す結果から、例えば以下のことがわかる。
混合性の評価結果について:表3に示すように、実施例1〜9は、第1剤及び第2剤の粘度が何れも0.4〜9000mPa・sの範囲にあるため、混合性の評価結果が◎又は○となり、混合性は良好であった。特に、第1剤及び第2剤の粘度が何れも400〜4000mPa・sである場合には、混合性の評価は最高評価の◎であった(実施例1,2及び4)。一方、比較例1〜6及び11〜13は、第1剤及び第2剤の一方の粘度が10000mPa・sであり、9000mPa・sを超えているため、混合性の評価は最低評価の×でとなった。
混合性の評価結果について:表3に示すように、実施例1〜9は、第1剤及び第2剤の粘度が何れも0.4〜9000mPa・sの範囲にあるため、混合性の評価結果が◎又は○となり、混合性は良好であった。特に、第1剤及び第2剤の粘度が何れも400〜4000mPa・sである場合には、混合性の評価は最高評価の◎であった(実施例1,2及び4)。一方、比較例1〜6及び11〜13は、第1剤及び第2剤の一方の粘度が10000mPa・sであり、9000mPa・sを超えているため、混合性の評価は最低評価の×でとなった。
分散性の評価結果について:表3に示すように、実施例1〜9は、第1剤及び第2剤の粘度が何れも0.4〜9000mPa・sの範囲にあるため、分散性の評価結果が◎〜△となり、分散性は概ね良好であった。特に、第1剤及び第2剤の粘度が何れも400〜4000mPa・sである場合には、分散性の評価は最高評価の◎であった(実施例1,2及び4)。一方、比較例1〜6及び11〜13は、第1剤及び第2剤の一方の粘度が10000mPa・sであり、9000mPa・sを超えているため、分散性の評価は最低評価の×となった。また、比較例5〜10及び14〜16は、第1剤及び第2剤の一方の粘度が0.3mPa・sであり、0.4mPa・s未満であるため、分散性の評価は△〜×となった。
染毛性の評価結果について:実施例1〜9は、第1剤及び第2剤の粘度が何れも0.4〜9000mPa・sの範囲にあるため、分散性の評価結果が◎又は○となり、本発明の総合的評価の位置付けである染毛性の評価は、良好であった。特に、第1剤及び第2剤の粘度が何れも400〜4000mPa・sである場合には、染毛性の評価は最高評価の◎であった(実施例1,2及び4)。一方、比較例1〜6及び11〜13は、第1剤及び第2剤の一方の粘度が10000mPa・sであり、9000mPa・sを超えているため、染毛性の評価は最低評価の×となった。また、比較例5〜10及び14〜16は、第1剤及び第2剤の一方の粘度が0.3mPa・sであり、0.4mPa・s未満であるため、染毛性の評価は△〜×となった。
1 毛髪処理具
2 毛髪保持体
20 筒状体
21 挿入口
22 注入口
23 シート
24 両側部
25 シート片
3 充填袋
30 個袋
31 口部
32 注ぎ口
D 染毛剤(毛髪処理剤)
P 高剛性部
H 毛髪束
2 毛髪保持体
20 筒状体
21 挿入口
22 注入口
23 シート
24 両側部
25 シート片
3 充填袋
30 個袋
31 口部
32 注ぎ口
D 染毛剤(毛髪処理剤)
P 高剛性部
H 毛髪束
Claims (5)
- 一端部の開口部から他端部に向けて毛髪束を挿入して保持する筒状の毛髪保持体と、該毛髪保持体内に注入される適量の複数種類の毛髪処理剤がそれぞれ個別に封入された複数の個袋を備えた充填袋とからなり、
前記個袋を開封して前記毛髪処理剤を前記毛髪保持体内に注入し、該毛髪保持体をしごいて該毛髪処理剤を広げて使用する毛髪処理具であって、
前記毛髪保持体は、一端部の開口部に毛髪束の挿入口を有し且つ他端部の開口部に毛髪処理剤の注入口を有し、
前記複数種類の前記毛髪処理剤は、その粘度が0.4〜9000mPa・sである毛髪処理具。 - 前記個袋は、開封したときに前記注入口に挿入可能な口部が形成されるようになされている請求項1に記載の毛髪処理具。
- 前記充填袋は、複数の前記個袋が一体化されて構成されている請求項1又は2に記載の毛髪処理具。
- 前記個袋は、その一面が他面よりも剛性が高くなされている請求項1〜3の何れかに記載の毛髪処理具。
- 請求項2に記載の毛髪処理具を使用した毛髪処理方法であって、
処理を施す毛髪束を前記挿入口から挿入して前記毛髪保持体内に保持した後、前記充填袋の前記口部を前記注入口から挿入して、前記毛髪処理剤を該毛髪保持体内に注入し、前記毛髪保持体をしごいて前記毛髪処理剤を広げて前記毛髪束に処理を施す毛髪処理方法。
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