JP2009100891A - パチンコ機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電源供給線3のみが断線すると、コンパレータComp1の出力がハイレベルからローレベルに変化し、接続チェック用発光ダイオードLED1が点灯する。信号線4のみが断線すると、コンパレータComp1の出力がハイレベルからローレベルに変化し、接続チェック用発光ダイオードLED1,LED2が点灯する。電源供給線3および信号線4間がショートすると、コンパレータComp2の出力は、ハイレベルからローレベルに変化し、接続チェック用発光ダイオードLED2が点灯する。
【選択図】 図1
Description
このものは、始動入賞球スイッチおよびメインCPU間に第1および第2のコンパレータを備える。また、各コンパレータの非反転入力端子には、始動入賞球スイッチの出力電圧が入力され、第1のコンパレータの反転入力端子には3Vの基準電圧が与えられ、第2のコンパレータの反転入力端子には0.5Vの判定電圧が与えられる。
一方で、第1のコンパレータの比較結果が、遊技球検出スイッチの出力電圧が基準電圧よりも低く、かつ、第2のコンパレータの比較結果が、遊技球検出スイッチの出力電圧が判定電圧よりも高いものである場合、メインCPUは、遊技球が遊技球検出スイッチを通過したと判定する。
それに対して、第1のコンパレータの比較結果が、遊技球検出スイッチの出力電圧が基準電圧よりも低く、かつ、第2のコンパレータの比較結果が、遊技球検出スイッチの出力電圧が判定電圧よりも低いものである場合、メインCPUは、断線やコネクタ抜けなどが発生したと判定し、遊技球の通過が無かったこととは区別する。こうすることで、断線やコネクタ抜けが、遊技球の遊技球検出スイッチ通過と誤検知されることを防ぎ、誤って遊技球が払出されないようにしている。
しかし、前述の従来のパチンコ機に記載の技術を制御基板および駆動基板間に適用した場合、信号線および電源供給線のどちらが断線した、あるいは、コネクタ端子が外れたのかを特定することができない。このため、信号線および電源供給線の両方を交換しなければならないため、交換に要する手間および費用がかかってしまう。
また、従来の技術では、信号線および電源供給線間の短絡を検出することもできない。
なお、上記の括弧内の符号は、後述する実施形態において使用する符号と対応するものである。
第1の発光ダイオードのみが点灯することにより、電源供給線が断線したことを知ることができる。
また、第2の発光ダイオードのみが点灯することにより、電源供給線および信号線間が短絡したことを知ることができる。
さらに、第1および第2の発光ダイオードが点灯することにより、信号線が断線したことを知ることができる。
図1は、この実施形態に係るパチンコ機に備えられたランプ制御基板およびLED駆動基板の回路構成の一部を示す回路図である。なお、パチンコ機の外観および機械的構成は、公知のパチンコ機と同一であるため、説明を省略する。また、以下の説明において、断線という場合は、線そのものが断線した場合と、線に接続されたコネクタ端子が外れた場合の両方の場合をいう。
LED駆動基板2には、演出用発光ダイオードLED3が搭載されている。演出用発光ダイオードLED3は、例えば、パチンコ機の遊技盤や遊技盤の周辺に配置された演出用の発光ダイオードであり、入賞や大当りが発生したときに点灯または点滅する。LED駆動基板2は、ランプ制御基板1と電気的に接続されており、演出用発光ダイオードLED3は、ランプ制御基板1から出力される駆動信号に従って点灯または点滅する。ランプ制御基板1およびLED駆動基板2間には、ランプ制御基板1からLED駆動基板2へ直流電源を供給するための電源供給線3と、ランプ制御基板1からLED駆動基板2へ駆動信号を出力するための信号線4とが電気的に接続されている。電源供給線3および信号線4は、コネクタ端子を介してランプ制御基板1およびLED駆動基板2に接続されている。
LED駆動基板2には、コンパレータComp2,Comp3が搭載されている。コンパレータComp2の反転入力端子には、ランプ制御基板1から電源供給線3を介して供給される直流12Vを抵抗R7,R8によって分圧した基準電圧Vref2が与えられている。また、コンパレータComp2の非反転入力端子には、分割抵抗R4,R5によって分割されたNPN型トランジスタTr1のコレクタ電圧が信号電圧Vin1としてかかっている。
なお、コンパレータComp1〜Comp3は、電源供給線3から供給される直流12Vとは別個の電源(図示せず)から駆動電源の供給を受けている。
(正常時:駆動信号オフ時)
パチンコ機の電源は立ち上がっており、ランプ制御基板1には直流12Vが供給されており、その直流12Vは、ランプ制御基板1から電源供給線3を介しておよびLED駆動基板2へ供給されている。ランプ制御用CPUからの駆動信号電圧がローレベルのときは、トランジスタTr1はオフ状態を維持し、信号電圧Vin1は7.8Vを維持する。このとき、コンパレータComp1は、基準電圧2.3Vよりも信号電圧Vin1の7.8Vが高いため、コンパレータComp1の出力は、ハイレベルとなり、接続チェック用発光ダイオードLED1は消灯した状態となる。
ランプ制御用CPUからの駆動信号電圧がハイレベルに変化すると、トランジスタTr1がオンし、信号電圧Vin1が3.6Vに低下する。このとき、コンパレータComp1は、基準電圧2.3Vよりも信号電圧Vin1の3.6Vの方が高いため、コンパレータComp1の出力は、ハイレベルとなり、接続チェック用発光ダイオードLED1は消灯した状態となる。また、コンパレータComp2は、基準電圧8.0Vの方が信号電圧Vin1の3.6Vよりも高いため、コンパレータComp2の出力は、ハイレベルとなり、接続チェック用発光ダイオードLED2は消灯した状態となる。また、コンパレータComp3は、基準電圧5.45Vよりも信号電圧Vin1の3.6Vの方が低いため、コンパレータComp3の出力は、ローレベルとなり、演出用の光ダイオードLED3が点灯する。
図1において符号aで示す部分において電源供給線3のみが断線すると、コンパレータComp1の信号電圧Vin1が基準電圧よりも低くなるため、コンパレータComp1の出力がハイレベルからローレベルに変化し、接続チェック用発光ダイオードLED1が点灯する。また、コンパレータComp2の信号電圧Vin1は、基準電圧よりも低い状態を維持するため、接続チェック用発光ダイオードLED2は消灯したままとなる。なお、演出用発光ダイオードLED3には、電源が供給されないため、演出用発光ダイオードLED3は消灯する。
図1において符号bで示す部分において信号線4のみが断線すると、コンパレータComp1の信号電圧Vin1が基準電圧よりも低くなるため、コンパレータComp1の出力がハイレベルからローレベルに変化し、接続チェック用発光ダイオードLED1が点灯する。また、コンパレータComp2の信号電圧Vin1は、基準電圧よりも高くなるため、接続チェック用発光ダイオードLED2が点灯する。さらに、コンパレータComp3の信号電圧Vin1は、基準電圧よりも高くなるため、コンパレータComp3の出力はローレベルからハイレベルに変化し、演出用発光ダイオードLED3は消灯する。
図1において符号a,bで示す部分において電源供給線3および信号線4間がショートすると、接続チェック用発光ダイオードLED1には電流が流れないため、接続チェック用発光ダイオードLED1は消灯状態を維持する。また、コンパレータComp2の信号電圧Vin1が基準電圧よりも高くなるため、コンパレータComp2の出力は、ハイレベルからローレベルに変化し、接続チェック用発光ダイオードLED2が点灯する。なお、演出用発光ダイオードLED3には、電源が供給されないため、演出用発光ダイオードLED3は消灯する。
以上のように、上述の実施形態に係るパチンコ機を使用すれば、接続チェック用発光ダイオードLED1のみが点灯していることを確認することにより、電源供給線3のみが断線したことを容易に把握することができる。
また、接続チェック用発光ダイオードLED1,LED2が共に点灯していることを確認することにより、信号線4のみが断線したことを容易に把握することができる。
従って、電源供給線3および信号線4の断線した方を特定することができるため、断線した方のみを新たな線に交換すれば済むので、交換作業効率を高めることができ、かつ、交換費用を低減することができる。
つまり、ランプ制御基板1およびLED駆動基板2間を接続する電源供給線3および信号線4のどちらが断線したのかを特定することができ、かつ、電源供給線3および信号線4間のショートを検出することができる。
(1)前述の実施形態では、比較回路の一例としてコンパレータを説明したが、トランジスタにより構成された比較回路を用いることもできる。図2は、トランジスタによって構成された比較回路を示す回路図である。PNP型トランジスタTr2,Tr3がコレクタを共通にして並列接続されている。トランジスタTr3のエミッタ側にはNPN型トランジスタTr4のベースが接続されており、トランジスタTr4のエミッタ側には、トランジスタTr5のベースが接続されている。
3・・電源供給線、4・・信号線、Comp1・・コンパレータ(第1の比較回路)、
Comp2・・コンパレータ(第2の比較回路)、
LED1・・接続チェック用発光ダイオード(第1の発光ダイオード)、
LED2・・接続チェック用発光ダイオード(第2の発光ダイオード)、
LED3・・演出用発光ダイオード(電子部品)、Vref1・・基準電圧(第1の電源電圧)、
Vref2・・基準電圧(第2の電源電圧)、Vin1・・信号電圧(第1、第2の信号電圧)。
Claims (1)
- 駆動信号の出力および直流電源の供給を行う第1の基板と、
前記駆動信号を出力するための信号線および前記直流電源を供給するための電源供給線によって前記第1の基板と接続されており、前記第1の基板から前記信号線を介して出力された前記駆動信号および前記第1の基板から前記電源供給線を介して供給された前記直流電源によって電子部品を駆動する第2の基板とが備えられており、
前記第1の基板には、
前記直流電源を分圧した第1の電源電圧と、前記駆動信号の電圧を分圧した第1の信号電圧とを比較する第1の比較回路と、
前記第1の比較回路による比較結果に対応して点灯する第1の発光ダイオードと、が接続されており、
前記第2の基板には、
前記第1の基板から前記電源供給線を介して出力された前記直流電源を分圧した第2の電源電圧と、前記第1の基板から前記信号線を介して出力された前記駆動信号の電圧を分圧した第2の信号電圧とを比較する第2の比較回路と、
前記第2の比較回路による比較結果に対応して点灯する第2の発光ダイオードと、が接続されており、
前記電源供給線が断線した場合に前記第1の発光ダイオードのみが点灯し、かつ、前記電源供給線および信号線間が短絡した場合に前記第2の発光ダイオードのみが点灯し、さらに、前記信号線が断線した場合に前記第1および第2の発光ダイオードが点灯するように前記第1および第2の電源電圧ならびに前記第1および第2の信号電圧がそれぞれ設定されていることを特徴とするパチンコ機。
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