JP2009100173A - 課金情報処理方法及び課金情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】インバインド国際ローミング通信の利用料金を、利用者が加入国で利用した国際通信とは独立に、着信地域情報ごとに算出することができる課金情報処理方法及び課金情報処理装置を提供する。
【解決手段】 利用者が加入国で利用した国際通信の利用料金の算出に用いられる国際地域テーブルとは別に設けられた国際ローミング通信用の国際地域テーブルを参照し、インバウンド国際ローミング通信の着信番号に基づいて国際ローミング通信の着信地域情報を取得する。この着信地域情報に基づいて取得した国際ローミング通信に対する料金計算レートを用いて国際ローミング通信の利用料金を算出し、算出した国際ローミング通信の利用料金を利用国の通信事業者に送信する利用情報に含める。
【選択図】図4

Description

本発明は、第1国の通信事業者の通信網で利用された国際ローミング通信の利用情報を、その国際ローミング通信を行った利用者が通信サービスの契約をしている第2国の通信事業者に送信するときに、国際ローミング通信の利用情報に関する情報処理を行う課金情報処理方法及び課金情報処理装置に関するものである。
近年、移動体通信サービスを行っている加入国で契約した移動体通信端末としての携帯電話機を、その加入国とは異なる国の通信網で電話やメールなどの通信に使用する国際ローミング通信を行うことができるようになってきている。この国際ローミング通信の利用料金を利用者に課金する場合、国際ローミング通信が行われた第1国(利用国)の通信網の通信事業者から、その利用者が通信サービスの契約を行っている第2国(加入国)の通信事業者に、上記国際ローミング通信の利用情報が書き込まれた通信利用情報ファイルが送られる。加入国の通信事業者は、上記利用国の通信事業者から受信した通信利用情報ファイルを用いて課金のための情報処理を実行し、各利用者が利用国で利用した国際ローミング通信について利用者に対する課金や当該利用国の通信事業者との間の精算を行ったりする。
上記国際ローミング通信の利用者への課金や利用国の通信事業者との間の精算には、その通信の着信地域ごとに予め設定された料金計算レートが用いられ、その着信地域情報は所定の国際地域テーブルを参照して取得される。この国際地域テーブルには、例えば電話番号の国番号と着信地域情報と所定文字数の国識別記号と国名とが関連付けられて保存されている。
ところが、上記国際地域テーブルは、上記第1国(利用国)の国内利用者すなわち第1国の通信事業者と契約している利用者が第1国の国内で利用した通常の国際通信の料金計算にも用いられている。そのため、通常の国際通信とは別に国際ローミング通信について着信地域情報ごとの料金計算レートを独自に設定し国際ローミング通信の利用料金を算出することができないという問題があった。
本発明は以上の背景の下でなされたものであり、その目的は、第2国の通信事業者と契約している利用者(第2国加入者)が第1国で利用した国際ローミング通信の利用料金を、第1国の通信事業者と契約している利用者(第1国加入者)が第1国で利用した国際通信とは独立に、着信地域情報ごとに算出することができる課金情報処理方法及び課金情報処理装置を提供することである。
本発明に係る課金情報処理方法は、第1国の通信事業者の通信網で利用された国際ローミング通信の利用料金を含む利用情報を、該国際ローミング通信を行った利用者が通信サービスの契約をしている第2国の通信事業者に送信するときに、該国際ローミング通信の利用情報に関する情報処理を該第1国の通信事業者側の課金情報処理装置で行う課金情報処理方法であって、前記第1国の通信事業者と契約している利用者が該第1国で利用した国際通信の利用料金の算出に用いられる国際地域テーブルとは別に設けられた国際ローミング通信用の国際地域テーブルを参照し、前記国際ローミング通信の着信番号に基づいて該国際ローミング通信の着信地域情報を取得するステップと、前記取得した着信地域情報に基づいて前記国際ローミング通信に対する料金計算レートを取得するステップと、前記取得した料金計算レートを用いて前記国際ローミング通信の利用料金を算出するステップと、前記算出した国際ローミング通信の利用料金を前記第2国の通信事業者に送信する前記利用情報に含めるステップとを含むことを特徴とするものである。
また、本発明に係る課金情報処理装置は、第1国の通信事業者の通信網で利用された国際ローミング通信の利用情報を、該国際ローミング通信を行った利用者が通信サービスの契約をしている第2国の通信事業者に送信するときに、該国際ローミング通信の利用情報に関する情報処理を行う課金情報処理装置であって、前記第1国の通信事業者と契約している利用者が該第1国で利用した国際通信の利用料金の算出に用いられる国際地域テーブルとは別に設けられた国際ローミング通信用の国際地域テーブルを参照し、前記国際ローミング通信の着信番号に基づいて該国際ローミング通信の着信地域情報を取得する着信地域情報取得手段と、前記取得した着信地域情報に基づいて前記国際ローミング通信に対する料金計算レートを取得する料金計算レート取得手段と、前記取得した料金計算レートを用いて前記国際ローミング通信の利用料金を算出し、前記算出した国際ローミング通信の利用料金を前記第2国の通信事業者に送信する前記利用情報に含める利用情報処理手段とを備えることを特徴とするものである。
この課金情報処理方法及び課金情報処理装置では、第1国の通信事業者と契約している利用者(以下「第1国加入者」という。)が第1国で利用した国際通信の利用料金の算出に用いられる国際地域テーブルとは別に、第2国の通信事業者と契約している利用者(以下「第2国加入者」という。)が第1国で利用する国際ローミング通信用の国際地域テーブルが設けられている。第2国加入者の国際ローミング通信については、国際通信の利用料金の算出に用いられる国際地域テーブルとは別に設けられた国際ローミング通信用の国際地域テーブルが参照され、国際ローミング通信の着信番号に基づいて国際ローミング通信の着信地域情報が取得される。そして、この国際ローミング通信用の国際地域テーブルを参照して取得された着信地域情報に基づいて、第2国加入者の国際ローミング通信に対する料金計算レートが取得される。従って、第2国加入者の国際ローミング通信について、第1国加入者が第1国で利用した国際通信とは独立に、着信地域情報と料金計算レートとの対応関係を設定することができる。
前記課金情報処理方法及び前記課金情報処理装置において、請求項1の課金情報処理方法において、前記国際ローミング通信用の国際地域テーブルは、前記着信地域情報が適用される適用開始日のデータ及び適用終了日のデータを含み、前記国際ローミング通信用の国際地域テーブルにおいて前記国際ローミング通信の通信開始日が前記適用開始日と前記適用終了日との間にある着信地域情報を取得してもよい。
この課金情報処理方法及び課金情報処理装置では、国際ローミング通信用の国際地域テーブルにおける着信地域情報が適用される期間を個別に指定できる。
本発明によれば、第2国加入者の国際ローミング通信について、第1国加入者が第1国で利用した国際通信とは独立に着信地域情報と料金計算レートとの対応関係を設定することができるので、第2国加入者の国際ローミング通信の利用料金を、第1国加入者が第1国で利用した国際通信とは独立に、着信地域情報ごとに算出できるという効果がある。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る課金システムを含む国際ローミング課金システムの概略構成の一例を示す説明図である。この国際ローミング課金システムは、加入者が通信サービスの契約をした第2国(以下「加入国」という。)にある移動体通信事業者(以下「加入国通信事業者」という。)10の課金情報処理装置(以下「加入国課金システム」という。)100と、加入国とは異なる第1国(以下「利用国」という。)にある移動体通信事業者(以下「利用国通信事業者」という。)20の課金情報処理装置(以下「利用国課金システム」という。)200と、中間の情報中継事業者30が管理運営する情報中継処理装置(以下「中継システム」という。)300とを備える。利用国の移動体通信事業者20の利用国課金システム200は、加入国の移動体通信網における通信サービスの加入者である利用者が利用国の移動体通信網で通話や各種データ通信等の国際ローミング通信を利用したときに、その国際ローミング通信に関する利用情報が書き込まれた通信利用情報ファイルであって情報中継事業者独自の内部フォーマットの中継ファイルを生成し、情報中継事業者30の中継システム300に送信する。中継システム300は、利用国課金システム200から受信した中継ファイルをTAP(Transfer Accounting Procedure)ファイルに変換し、加入国の移動体通信事業者10の加入国課金システム100に送信する。加入国課金システム100は、中継システム300から受信したTAPファイルに基づき、上記国際ローミング通信の利用料金について該当する利用者への課金及び利用国通信事業者20との間の精算処理を行うための情報処理を実行する。
上記加入国課金システム100、利用国課金システム200及び中継システム300はそれぞれ、1台のコンピュータ装置で構成してもいいし、複数のコンピュータ装置をネットワーク接続して協働して動作するように構成してもよい。また、加入国課金システム100と中継システム300との間や利用国課金システム200と中継システム300との間は、上記ファイルなどのデータの送受信ができるように専用回線やインターネットなどの通信回線で通信可能になっている。
上記TAPファイルは、例えば利用者の1回の通話、1セッションのデータ通信(UDI通信)、又は所定パケットのパケット通信、若しくはこれらが複数件まとめられて作成されるものであって、国際ローミング通信の利用料金の課金・精算について加入国通信事業者と利用国通信事業者との間で相互に送受信されるファイルであり、国際ローミング通信の事業者間精算データ等の利用情報(CDR)やファイル通番(以下「ファイル通番」という。)などを含んでいる。このTAPファイルのフォーマットはGSM(Global System for Mobile Communications)協会で規定されている。例えば、TAPファイルに書き込まれるレコードのレコード長は可変長であり、ファイルフォーマットは「ASN.1」形式である。また、TAPファイルのファイル名の書式は、次のように規定されている。
ファイル名:AABBBBBCCCCCxxxxx
AA(0−2桁):ファイル種別(商用:CD,試験用:TD)、
BBBBB(3−7桁):送信元事業者(PLMNコード)、
CCCCC(8−12桁):送信先事業者(PLMNコード)、
xxxxx(13−17桁):ファイル通番(00001−99999)。
上記PLMN(Public Land Mobile Network)コードは通信事業者を識別するために予め設定されたコードである。例えば、利用国通信事業者(PLMNコード:「GGGGG」)の加入者が加入国通信事業者(PLMNコード:「JJJJJ」)の通信網で利用したインバウンドの商用国際ローミング通信に対するTAPファイルは、「CDJJJJJGGGGGxxxxx」のようにファイル名が表記され、加入国通信事業者から利用国通信事業者に向けて送られる。また、加入国通信事業者(PLMNコード:「GGGGG」)の加入者が利用国通信事業者(PLMNコード:「JJJJJ」)の通信網で利用したアウトバウンドの商用国際ローミング通信に対するTAPファイルは、「CDGGGGGJJJJJxxxxx」のようにファイル名が表記され、利用国通信事業者から加入国通信事業者に向けて送られる。
また、上記TAPファイルのファイル通番(以下「TAPファイル通番」という。)は、送信元事業者及び送信先事業者ごとに異なる通し番号がふられる。すなわち、TAPファイルを作成して送信する送信元事業者では、互いに異なる送信先事業者ごとにファイル名に通し番号をふるようにTAPファイル通番の管理が行われる。一方、TAPファイルを受信する送信先事業者では、TAPファイル通番に基づいて、各送信元事業者から受信したファイルの検査、管理及び処理が行われる。
上記中継ファイルは、情報中継事業者30の中継システム300において送信元の通信事業者から受信し、TAPファイルに変換されて送信先の通信事業者に転送される通信利用情報ファイルである。この中継ファイルは、基本的にはTAPファイルと同じデータを含んでいるが、一部のフォーマットが情報中継事業者独自の内部フォーマットに変換される。例えば、中継ファイルに書き込まれる利用情報(以下「CDR」という。)のレコード長は固定長であり、ファイルフォーマットは「Text」形式である。また、中継ファイルのファイル名の書式としては、前述のTAPファイルと同様な書式が用いられている。但し、中継システム300から送信される中継ファイルのファイル名の送信元事業者の部分、及び中継システム300が受信する中継ファイルのファイル名の送信先事業者の部分にはそれぞれ、TAPファイルのファイル通番と異なる概念の体系に基づいた情報が書き込まれる。
図2は、利用国通信事業者20による国際ローミング通信の課金処理に用いられる利用国課金システム200の概略構成を示すブロック図である。利用国課金システム200は、例えばCPU、メモリー(RAM,ROM等)、HD等の外部記憶装置、外部通信部等を有するコンピュータ装置で構成することができる。利用国課金システム200は、例えばハードウェアであるコンピュータに基本ソフトウェア(OS:Operating System)、及びデータベースのサーバ機能や通信機能等の所定のアプリケーションプログラムが組み込まれて実行されることにより、ファイル受信部201,202、音声系ファイル前処理部210、パケット系ファイル前処理部220、課金処理部230、ファイル後処理部240、ファイル送信部250、および図示しない各種ファイルやテーブルが記憶されたデータ記憶部等の機能を実現することができる。上記データ記憶部のテーブルは、個別のファイルに保存して管理してもいいし、リレーショナルデータベース用のサーバプログラム等を用いて構築されたデータベースで管理してもよい。
上記ファイル受信部のうち、音声CDRファイル受信部201は、例えば図示しないCDR収集装置としてのMDGW(Mediation GateWay)に所定のタイミングでアクセスし、交換機で生成された国際ローミングの音声通信のCDRファイルを取得するGET型の音声CDRファイル受信処理を実行する。この音声CDRファイルには、通常の電話だけでなく、同じ音声通信の通信網を使って通信されるSMS(Short Message Service)通信やUDI通信(例えばテレビコール通信)に対するCDRファイルも含まれる。一方、パケットCDRファイル受信部202は、例えば上記MDGWに所定のタイミングでアクセスし、パケットデータ通信を中継するノード(例えば、SGSN(Serving GPRS Support Node))で生成された国際ローミングのパケットデータ通信のCDRファイルを取得するGET型のパケットCDRファイル受信処理を実行する。
なお、上記MDGWは移動通信ネットワークを構成する各交換機やSGSN等のノードより生成されるCDR情報を収集する機能を備えるものである。
上記音声系ファイル前処理部210は、音声CDRファイル受信部201で受信した所定期間分(例えば1日分)の複数の音声通話のCDRファイル(以下、「音声CDRファイル」という。)を統合する処理を実行する。この際、不要CDRファイルや不正CDRファイルは排除される。
上記パケット系ファイル前処理部220は、パケットCDRファイル受信部202で受信した所定期間分(例えば1日分)の複数のパケット通信のCDRファイル(以下、「パケットCDRファイル」という。)を統合する処理を行う。複数のゲートウェイからそれぞれパケットCDRファイルを受信した場合は、それらについても統合処理を行う。また、パケット系ファイル前処理部220は、パケット毎に生成されたパケットCDRファイルを1セッション毎のCDRファイル(以下「セッションCDRファイル」という。)に変換するパケット部分呼組立処理も行う。
上記課金処理部230は、上記音声系ファイル前処理部210から出力される音声CDRファイルおよび上記パケット系ファイル前処理部220から出力されるセッションCDRファイルについて、国際ローミング通信の利用料金を利用国の通貨単位(日本国の場合は、円単位)で算出し、後述のように必要に応じて海外通信事業者ごとに割引処理を実行し、海外通信事業者との精算処理に用いるCDRの生成処理を行う。
上記ファイル後処理部240は、課金処理済みのCDRファイルについて、国際ローミング通信の利用国の通貨単位による利用料金を国際的な共通計算単位による利用料金に変換する処理とを行う。上記国際的な共通計算単位としては、例えば、国際通貨基金(IMF:International Monetary Fund)の定める全世界共通の通貨単位としての特別引出権(SDR:Special Drawing Rights)を用いる。また、ファイル後処理部240は、国際ローミング通信の利用料金が利用国における税金(例えば日本国の消費税)の課税対象の場合は、その税金を適用して前記利用金額を算出する。更に、ファイル後処理部240は、上記利用料金の変換処理後の利用料金が記述されたCDRファイルを、情報中継事業者30の中継システム300で処理可能な所定のフォーマットの中継ファイルに変換するとともに、不足しているレコードを追加し、或いは契約国の事業者単位にヘッダとトレーラレコードを追加する。なお、ヘッダとトレーラレコードは、通話情報がない場合にも生成されている。
上記ファイル送信部250は、上記課金処理済みのCDRファイルから所定のフォーマットに変換された中継ファイルおよび後述の試験用CDRファイルを、情報中継事業者30の中継システム300に向けて送信する。
図3は、上記課金処理部230のより詳細な構成例を示すブロック図である。このブロック図では、課金処理部230で使用されるデータ記憶部290内の各種個別ファイル及び各種テーブルが図示されている。この課金処理部230は、ファイル統合処理部231と、インバウンドローマ課金処理部232とを備えている。
上記ファイル統合処理部231は、上記音声系ファイル前処理部210から出力される音声CDRファイルと、上記パケット系ファイル前処理部220から出力される組立済みCDRファイル(セッションCDRファイル)とを統合し、各ファイルのCDRを含む所定期間分(例えば1日分)の課金処理対象の統合CDRファイルを作成する。
上記インバウンドローマ課金処理部232は、通信事業者テーブル292A、通信サービス運用管理データベースの運用モードテーブル292B、共通料金テーブル292C、割引指示テーブル292D、割引料金テーブル292E、インバウンド用国際地域テーブル292H等を参照する。ここで、通信事業者テーブル292Aは、インバウンド国際ローミングサービスを開始している事業者を特定するためのテーブルであり、このテーブルに登録されていない事業者のCDRは不正CDRとして扱うこととなる。また、運用モードテーブル292Bは、インバウンド国際ローミングサービスを開始している事業者毎にサービスインしているサービス種別を特定するためのテーブルであり、かかる通信種別の例としては、音声通話、SMS、UDI通信、パケット通信等がある。このテーブルに登録されていないサービス種別のCDRは不正CDRとして扱うこととなる。
上記共通料金テーブル292Cは、課金処理の前段で実行する予め提携している各国の海外通信事業者との精算処理のための利用料金の計算に用いられる割引適用前の料金計算レートが保存されたテーブル等のテーブル群である。
表1は共通料金テーブル292Cの全体構成を示している。
表1において、利用者が滞在している第1国の国内向けに発信(発呼)する国内音声通話及び国内UDI通信については、それぞれの通信に対応する料金テーブルに基づいて時間単位(1分単位)で課金される。ここで、UDI通信とは、電話通信網(交換機網)を介したテレビコール通信等のデータ通信である。また、利用者が滞在している第1国(利用国)において他の第2国(加入国)を含む外国との間で発信(発呼)又は着信(着呼)する国際音声通話及び国内UDI通信の音声系国際通信については、通信相手の外国の地域(対地区分)ごとに設定された音声系国際通信料金テーブルに基づいて、外国の対地区分ごとの料金計算レートを用いて課金される。また、SMS通信については、SMS通信の料金テーブルに基づいてメッセージ単位で課金される。また、表1中のパケット通信については、DRT(データ・ローミング・タリフ)テーブルを含むパケット料金テーブルを用いて、海外通信事業者ごとにアクセスポイント名及びデータ量に応じて課金される。
Figure 2009100173
表2は、上記国際音声通話及び国内UDI通信に適用される共通料金テーブル292Cの一つである音声系国際通信料金テーブルの一例である。表2における「利用地域」は、発信者が音声系国際通信を利用した地域のデータであり、日本国内の場合はスペースが入力される。「課金時間帯コード」は、音声系国際通信が利用された利用国における通信開始時間が属する時間帯の識別コードである。「発着区分」は、上記音声系国際通信が利用国において発信であるか着信であるかを識別するためのデータであり、インバウンド国際ローミング通信の場合は表2に示すように「発」が一律に設定される。「着信地域種別」は、音声系国際通信の着信地域を識別する識別情報(コード番号)であり、後述の国際地域テーブルにおける「対地区分コード」に対応する。また、表2のおける「単位度数あたり秒数」及び「単位度数あたり料金」は、インバウンド国際ローミング通信の料金計算レートである。この料金計算レートを用いて、インバウンド国際ローミング通信の各CDRについて課金処理が実行される。なお、表2における「課金ID」及び「課金時間帯コード」は、各CDRから得られた着信者番号、利用開始日時(課金日時)、通信事業者ID、インバウンド専用の料金プランID等のデータに基づいて、タリフテーブルやカレンダーテーブル等を参照することにより、取得される。
Figure 2009100173
表3は、上記音声系国際通信料金テーブルで用いる「着信地域種別」(「対地区分コード」)をインバウンド国際ローミング通信の着信者番号から取得するときに用いるインバウンド用国際地域テーブル292Hの一例である。インバウンド用国際地域テーブル292Hは、国内(日本国)のユーザ(加入者)が利用した国際通信の課金処理に用いられる国内ユーザ用国際地域テーブル292Gとは別に設けられている。従って、インバウンドの音声系国際通信における着信者番号の国番号と対地区分(着信地域種別)との対応関係を、国内ユーザの国際通信の場合とは独立に設定することができる。すなわち、インバウンドの音声系国際通信の対地区分(着信地域種別)ごとの課金処理を、国内ユーザの国際通信とは独立に異なる料金計算レートで行うことができる。
Figure 2009100173
表3における「有効日(FROM)」及び「有効日(TO)」は、表中の各レコードの有効期間を指定するためのデータである。これらの「有効日(FROM)」及び「有効日(TO)」により、国番号と対地区分との対応関係を特定期日に変更するように設定しておくことができる。表3の例では、例えば国番号「1」のアメリカ合衆国に対応する対地区分コードが、2006年11月1日に「101」から「102」に変更される。
図4は、インバウンドローマ課金処理部232における上記各テーブルを用いた課金処理の一例を示すフローチャートである。まず、上記MDGWから受信したインバウンド国際ローミング通信のCDRファイルから、課金対象のCDRが読み出され(S1)、そのCDRから通信開始日時及び着信者番号のデータが取得され(S2)、着信者番号の上位8桁が検索番号として抽出される(S3)。次に、着信者番号から抽出された上位8桁の検索番号に基づいて、インバウンド用国際地域テーブル292Hが参照され(S4)、その検索番号が国番号となっているレコードが存在するか否かが判断される(S5)。ここで、該当するレコードを見つけることができない場合(ステップS5でNo)は、上記検索番号の最終桁が削除され(S7)、該当するレコードが見つかるまでステップS4〜S6が繰り返される。検索番号が1桁になっても該当するレコードが見つからなかった場合は、当該CDRは不正CDRとして不正CDRファイル293Aに保存される(S8)。
なお、上記インバウンド国際ローミング通信のCDRについて参照する国際地域テーブルを、予め設定した指定日に、国内ユーザ用国際地域テーブル292Gからインバウンド用国際地域テーブル292Hに切り換えるようにしてもよい。例えば、通信開始日時(通話開始日時)が指定日よりも前のインバウンド国際ローミング通信のCDRについては、国内ユーザ用国際地域テーブル292Gを参照し、通信開始日時(通話開始日時)が指定日以降のインバウンド国際ローミング通信のCDRについては、インバウンド用国際地域テーブル292Hを参照するようにしてもよい。
上記国際地域テーブルのレコード検索において、上記検索番号が国番号となっているレコードが見つかった場合(S5でYes)は、そのレコードにおける「対地区分コード」及び「国名称」のデータがそれぞれ取得される(S9)。そして、「対地区分コード」及び「国名称」のデータは該当するCDRに追加して記述される。次に、上記取得された「対地区分コード」のデータを用いて、共通料金テーブル292Cの一つである音声系国際通信料金テーブル(表2)が参照され(S10)、料金計算レート(例えば、単位度数あたりの秒数および単位度数あたりの料金)が取得される(S11)。この取得された料金計算レートを用いて、当該CDRの通信料金及び度数が計算される(S12)。計算された通信料金及び度数は、そのCDRに追加して記述され、課金処理済みCDRが、データ記憶部290内の課金処理済みCDRファイル293Cに一旦保存される。
上記対地区分ごとの課金処理済みCDRについては、予め設定した割引指示テーブル292D及び割引料金テーブル292Eを用いて、海外通信事業者ごとに料金割引処理を実行してもよい。
図5は、上記ファイル後処理部240のより詳細な構成例を示すブロック図である。このブロック図では、ファイル後処理部240で使用されるデータ記憶部290内の各種ファイル並びに各種テーブルが図示されている。上記ファイル後処理部240は、ファイル変換処理部241と、レコード追加処理部242とを備えている。
上記ファイル変換処理部241は、為替テーブル295Aを参照し、課金処理部230で算出した利用国の通貨単位による利用料金を、国際的な共通計算単位であるSDR単位による利用金額に変換する。また、ファイル後処理部241は、利用金額の変換の際に、税率テーブル295Bを参照し、利用国の税金(例えば、利用国が日本国の場合には消費税)を適用する。更に、ファイル変換処理部241は、情報中継事業者30の中継システム300に送信するために、上記利用料金変換後のCDRが書き込まれたCDRファイルを、中継システム300で使用可能な所定のフォーマットの中間ファイル296Bに変換する。この中間ファイル296Bの各CDRには、利用国の通貨での利用料金及び税金の金額とともに、SDRに換算した利用料金及び税金の金額、およびその換算に用いた利用国の通貨とSDRとの間の為替レートも書き込まれる。なお、上記変換処理ができなかった不正課金済みCDRは、データ記憶部290の不正課金済みCDRファイル296に保存される。
上記レコード追加処理部242は、上記中間ファイルの各CDRについて情報中継事業者30の中継システム300で処理可能な所定のフォーマットの中継ファイルに変換する。例えば、所定のヘッダーレコードやトレーラレコードを追加して中継ファイルに変換する。また、レコード追加処理部242は、上記ヘッダーレコードの一つとして、ファイル番号採番テーブル295Cを参照し、ファイル通番(ファイルシーケンス番号)を追加して記述する。
上記所定のレコードが追加された中継ファイルは、送信先の加入国の通信事業者ごとに振り分けられて個別の中継ファイルが作成され、前述の試験済みCDRファイル(送信用中継ファイル)とともに、ファイル送信部250に送られて送信処理される。
以上、本実施形態によれば、利用国課金システム200において、加入国(第2国)の通信事業者と契約しているユーザがその加入国とは異なる利用国(第1国)で利用したインバウンドの国際ローミング通信について、前述の表2及び表3により、利用国の国内ユーザがその利用国で利用した国際通信とは独立に着信地域情報(対地区分コード、着信地域種別)と料金計算レート(単位度数あたりの秒数、単位度数あたりの料金)との対応関係を設定することができる。従って、上記インバウンドの国際ローミング通信の利用料金を、国内ユーザの国際通信とは独立に、着信地域情報ごとに算出できる。
また、本実施形態によれば、上記表3のインバウンド用国際地域テーブル292Hは、着信地域情報が適用される適用開始日のデータ及び適用終了日のデータを含み、そのインバウンド用国際地域テーブルにおいてインバウンド国際ローミング通信の通信開始日が表3中の適用開始日と適用終了日との間にある着信地域情報を取得している。従って、インバウンド用国際地域テーブル292Hにおける着信地域情報(対地区分コード、着信地域種別)が適用される期間を個別に指定できる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、開示した実施形態に種々の変更を加えることができる。
本発明の一実施形態に係る利用国課金システムを含む国際ローミング課金システムの概略構成の一例を示す説明図。 利用国通信事業者による国際ローミング通信の課金処理に用いられる利用国課金システムの概略構成を示すブロック図。 課金処理部のより詳細な構成例を示すブロック図。 インバウンドローマ課金処理部における課金処理の一例を示すフローチャート。 ファイル後処理部のより詳細な構成例を示すブロック図。
符号の説明
10 加入国通信事業者
20 利用国通信事業者
30 情報中継事業者
100 加入国課金システム
200 利用国課金システム
201 音声CDRファイル受信部
202 パケットCDRファイル受信部
210 音声系ファイル前処理部
220 パケット系ファイル前処理部
230 課金処理部
232 インバウンドローマ課金処理部
240 ファイル後処理部
250 ファイル送信部
292H インバウンド用国際地域テーブル
300 中継システム

Claims (4)

  1. 第1国の通信事業者の通信網で利用された国際ローミング通信の利用料金を含む利用情報を、該国際ローミング通信を行った利用者が通信サービスの契約をしている第2国の通信事業者に送信するときに、該国際ローミング通信の利用情報に関する情報処理を該第1国の通信事業者側の課金情報処理装置で行う課金情報処理方法であって、
    前記第1国の通信事業者と契約している利用者が該第1国で利用した国際通信の利用料金の算出に用いられる国際地域テーブルとは別に設けられた国際ローミング通信用の国際地域テーブルを参照し、前記国際ローミング通信の着信番号に基づいて該国際ローミング通信の着信地域情報を取得するステップと、
    前記取得した着信地域情報に基づいて前記国際ローミング通信に対する料金計算レートを取得するステップと、
    前記取得した料金計算レートを用いて前記国際ローミング通信の利用料金を算出するステップと、
    前記算出した国際ローミング通信の利用料金を前記第2国の通信事業者に送信する前記利用情報に含めるステップと
    を含むことを特徴とする課金情報処理方法。
  2. 請求項1の課金情報処理方法において、
    前記国際ローミング通信用の国際地域テーブルは、前記着信地域情報が適用される適用開始日のデータ及び適用終了日のデータを含み、
    前記国際ローミング通信用の国際地域テーブルにおいて前記国際ローミング通信の通信開始日が前記適用開始日と前記適用終了日との間にある着信地域情報を取得することを特徴とする課金情報処理方法。
  3. 第1国の通信事業者の通信網で利用された国際ローミング通信の利用情報を、該国際ローミング通信を行った利用者が通信サービスの契約をしている第2国の通信事業者に送信するときに、該国際ローミング通信の利用情報に関する情報処理を行う課金情報処理装置であって、
    前記第1国の通信事業者と契約している利用者が該第1国で利用した国際通信の利用料金の算出に用いられる国際地域テーブルとは別に設けられた国際ローミング通信用の国際地域テーブルを参照し、前記国際ローミング通信の着信番号に基づいて該国際ローミング通信の着信地域情報を取得する着信地域情報取得手段と、
    前記取得した着信地域情報に基づいて前記国際ローミング通信に対する料金計算レートを取得する料金計算レート取得手段と、
    前記取得した料金計算レートを用いて前記国際ローミング通信の利用料金を算出し、前記算出した国際ローミング通信の利用料金を前記第2国の通信事業者に送信する前記利用情報に含める利用情報処理手段と
    を備えることを特徴とする課金情報処理装置。
  4. 請求項3の課金情報処理装置において、
    前記国際ローミング通信用の国際地域テーブルは、前記着信地域情報が適用される適用開始日のデータ及び適用終了日のデータを含み、
    前記着信地域情報取得手段は、前記国際ローミング通信用の国際地域テーブルにおいて前記国際ローミング通信の通信開始日が前記適用開始日と前記適用終了日との間にある着信地域情報を取得することを特徴とする課金情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2242274A1 (en) 2009-04-16 2010-10-20 Sony Corporation Image processing apparatus, image processing method, and recording medium
WO2016056614A1 (ja) * 2014-10-10 2016-04-14 株式会社Nttドコモ パケット使用量算出装置及びパケット使用量算出方法

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