JP2009097409A - 黒煙浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】煤剥離片を粉砕することによりエンジン性能を良好に維持できる黒煙浄化装置を提供する。
【解決手段】排気ガス30を通過させるように、多数の筒状のセル12の壁面13に酸化触媒を担持した酸化触媒コンバータ10を具備する黒煙浄化装置1であって、酸化触媒コンバータ10は主体部分10aと主体部分10aの上流側に設けられた前段部分10bとからなり、前段部分10bのセル12bの排気ガス通路14は上流側から下流側に向けてテーパ状に狭くなるよう形成されており、前段部分10bのセル12bの上流側の開口面積は主体部分10aのセル12aの開口面積に比べて大きいものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、ディーゼルエンジンの性能を良好に維持できる黒煙浄化装置に関する。
ディーゼルエンジンから排出されるPMは、炭素を主成分とする煤(スート)と、燃え残った燃料や潤滑油の成分であるSOF(Soluble Organic Fraction:可溶性有機成分)等から構成される。
SOFは、高温では蒸気となっているが、温度が下がると液化して煤同士を接着させる。これによって、煤同士が接着されて巨大化していく。
エンジンから排出される煤は、ほとんどがSOFにより巨大化して排出される。
巨大化した煤を酸化除去する黒煙浄化装置の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の技術の如くである。
特許文献1に開示された技術は、エンジンの排気ガスを、酸化触媒コンバータの酸化触媒を壁面に担持したセル内を通過させて、排気ガス中の微粒子状物質を酸化して浄化する排気ガス浄化方法であって、排気ガス通路の断面に対するセルの密度が段階的又は断続的に大きくなる前記酸化触媒コンバータのセル内を通過させることにより、排気ガス中の微粒子状物質の拡散作用を利用して、微粒子状物質を前記酸化触媒に接触させて、上流側のセル内では微粒子状物質の可溶性有機成分を酸化して、前記可溶性有機成分の酸化によりスートを分離して微細化し、下流側のセル内では、前記微細化したスートを酸化して、微粒子状物質を浄化するものである。
上述した特許文献1に開示された構成では、「慣性作用」、「さえぎり作用」よりも「拡散作用」を主に利用して、微粒子状物質(PM)を捕集し、低温活性の高い酸化触媒で、上流側で、PMを接着して巨大化させている、比較的燃焼し易い可溶性有機成分(SOF)を酸化し、この可溶性有機成分を酸化除去することにより、微粒子状物質を随時微細化して、最終的にPMを超微粒子のスート(SOOT)にしてPMの表面積を飛躍的に増加させることができる。
その上、酸化触媒を担持した酸化触媒コンバータのセルのセル密度が下流側に行くに従って大きく形成しているので、ガス通路が下流側に行くに従って狭くなり、この微細化していくPMを効率よく酸化触媒に接触させることができる。
しかし、以下の点で不利であった。
黒煙浄化装置とエンジンとの間の排気管には、エンジンから排出される煤が付着する。この煤は前記SOFにより接着されて堆積していき、エンジンの排ガス中にふくまれているものよりも大きくなる。そして、振動等によりこの堆積した煤が剥離する(煤剥離片)。
前記煤剥離片は、排気ガス中の煤よりも巨大化しているため、前記セル内に流入できず、前記セルの入口を閉塞してしまう。これによって、前記煤剥離片は前記セルの壁面に担持された酸化触媒と接触できないため、燃焼して微細化するのには時間がかかる。
また、前記煤剥離片により入口を閉塞されたセル内の酸化触媒は、排ガス中の煤と接触しないため、有効に作用しない。
また、前記煤剥離片によりセルの入口が閉塞されることにより前記酸化触媒コンバータのセル全体の入口面積が小さくなるため、排気圧上昇の原因となる。これによって、エンジン性能の悪化を招く。
特開2002−276332号公報
本発明は係る課題を鑑みてなされたものであり、煤剥離片を粉砕することによりエンジン性能を良好に維持できる黒煙浄化装置の提供を目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
第1発明の黒煙浄化装置は、排気ガスを通過させるように、多数の筒状のセルの壁面に酸化触媒を担持した酸化触媒コンバータを具備する黒煙浄化装置であって、前記酸化触媒コンバータは、主体部分と、前記主体部分の上流側に設けられた前段部分と、からなり、前記前段部分のセルの排気ガス通路は上流側から下流側に向けてテーパ状に狭くなるよう形成されており、前記前段部分のセルの上流側の開口面積は前記主体部分のセルの開口面積に比べて大きい。
第2発明の黒煙浄化装置は、請求項1に記載の発明において、前記排気ガス通路の断面形状は、排気ガスが流れる方向に略垂直な断面が四角形状である。
第3発明の黒煙浄化装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記前段部分に一のセルの排気ガス通路と他のセルの排気ガス通路とを連通する連通孔を設けた。
第4発明の黒煙浄化装置は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の発明において、前記酸化触媒コンバータの前記前段部分と前記主体部分との間に、空間部分を設けた。
第1発明によれば、前段部分のセルの排気ガス通路は上流から下流に向けてテーパ状に狭くなるよう形成したことにより、煤剥離片が触媒と接触する面積が増加して、酸化されることで、煤剥離片を容易に微細化することが可能となり、排気圧上昇を防止して、エンジン性能を良好に維持できるという効果を奏する。
第2発明によれば、前記排気ガス通路の断面形状を四角形状としたことにより、セルを容易に形成できるとともに、テーパ部分も容易に構成することができる。
第3発明によれば、連通孔を設けたので、煤剥離片がセルの入口を塞ぐようなことがあっても、他のセルから塞いだセル内に排ガスが流入して、均一に主体部分に入ることが可能となり、酸化触媒による酸化作用を低下させることがない。
第4発明によれば、空間部分を設けることで、一部のセルの入口や連通孔が詰まった場合でも、分散させることができて、酸化触媒による酸化作用を低下させることがない。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1に示すように、ディーゼルエンジン用黒煙浄化装置1(以下、黒煙浄化装置という)は入口部2、設置部5及び出口部3で構成されている。入口部2と出口部3は、それぞれハウジング4a、4bの中に形成されている。ハウジング4a、4bの間の設置部5の、上流側に酸化触媒コンバータ10が、下流側にディーゼルパティキュレートフィルタ20(以下、パティキュレートフィルタという)が、所定間隔を開けてそれぞれ配置されている。酸化触媒コンバータ10と、パティキュレートフィルタ20とは、ハウジング4a、4bとガスケット6・6とで気密を保ち、かつ、着脱可能に取り付けられている。入口部2には断熱吸音材7が配置されており、この断熱吸音材7は、断熱吸音材押え板8及び9で入口部2の内壁に押し付けられている。
入口部2には、図示しないエンジンから排気ガス30を導く入口管31が配置されている。前記入口管31は、入口部2を略鉛直方向に挿通しており、一端には図示しない排気管を介してエンジンと接続するための開口部を設けており、他端は封止している。前記入口管31の円筒側壁には多数の小孔31aが設けてある。排気ガス30は、この小孔31aを介して入口管31から入口部2内へ入るようになっている。また、出口部3には排気ガス30を排出する出口管32と、前記出口管32と平行して排気ガス30排出時の騒音を低減させる共鳴管33が設けてある。
図2に示すように、酸化触媒コンバータ10は、隔壁11によって多数のセル12に仕切られたハニカム構造体である。なお、排気ガス30が流れる方向に略垂直な断面におけるセル12の形状は、本実施例の四角形状に限定されず、例えば、三角形や六角形状等の多角形状や円形状等であってもよい。
酸化触媒コンバータ10は、コージェライト等のセラミックスや、ステンレス等の金属で形成される。
セル12は、壁面13にPt等の酸化触媒を担持する。なお、酸化触媒としては、本実施例ではPt等を用いているが、特に限定するものではなくPd、Rh、Ir等を用いることもできる。
図1に示すように、パティキュレートフィルタ20は、多孔体の隔壁21よって多数のセル22に仕切られたハニカムフィルタである。なお、排気ガス30が流れる方向に略垂直な断面におけるセル22の形状は、本実施例の四角形状に限定されず、例えば、六角形状等の多角形状や円形状等であってもよい。
パティキュレートフィルタ20は、隔壁21により多数の互いに平行に形成されたセル22の相隣接する入口部23と出口部24とに交互に封止部25を設けて、いわゆるウォールフロータイプにより構成される。
パティキュレートフィルタ20は、コージェライト等のセラミックスで形成される。
なお、パティキュレートフィルタ20のセル壁面にもPt等、酸化触媒コンバータ10に用いたものと同様の酸化触媒を担持する構成としてもよい。
ディーゼルエンジンの排気ガス30は、煤(SOOT)と煤を接着するSOFとを有する。排気ガス30は、酸化触媒コンバータ10のセル12内に流入すると、セル12に担持された酸化触媒と接触する。これによって、SOFが酸化・燃焼して、SOFの接着力が弱まっていく。そして、煤は粉砕(前記酸化触媒によりSOFの接着力が弱まり煤が分離すること)されて微細化していく。
そして、煤は、酸化触媒コンバータ10からパティキュレートフィルタ20に流入して、多孔体の隔壁21表面に捕集される。そして、捕集された煤を酸化触媒コンバータ10によって生成された二酸化窒素の酸化力を利用して酸化燃焼させたり、パティキュレートフィルタ20のセル22の壁面に酸化触媒を担持させた場合はその酸化力を利用して酸化燃焼させたりしている。
図2に示すように、酸化触媒コンバータ10は、主体部分10aと、前段部分10bと、からなる。
前段部分10bは、主体部分10aの上流側に設けられている。
前段部分10bのセル12bの排気ガス通路14は、上流側から下流側に向けてテーパ状に狭くなるように形成されている。なお、このテーパ形状は限定するものではなく、円錐状等であってもよい。また、テーパ面とテーパ面との間の内部は空洞であっても埋められていてもよい。
また、前記前段部分10bのセル12bは排気ガス30が流れる方向から見ると(側面視で)主体部分10aのセル12aを前後左右4つを合わせた位置と一致させている。つまり、セル12bの中心はセル12aの隔壁11の交点と一致させて配置している。
前段部分10bのセル12bの上流側の開口面積は、主体部分10aのセル12aの開口面積に比べて大きいものとなっている。本実施例では、前段部分10bの上流側のセル12bの開口面積の大きさは、主体部分10aのセル12aの開口面積の4倍程度としている。
排気ガス通路14の断面形状は、排気ガス30が流れる方向に略垂直な断面が側面視で四角形状である。
前段部分10bには、一のセル12bの排気ガス通路14と他のセル12bの排気ガス通路14とを連通する複数の連通孔15が設けられている。
連通孔15は、上流側の第一連通孔15aと、第一連通孔15aより下流側に設けられた第二連通孔15bと、で構成される。第一連通孔15aと第二連通孔15bは排気ガス30が流れる方向に対して直角方向に配置され、それぞれの連通孔15a、15bの延長軸線は格子状に配設される。該第二連通孔15bは、第一連通孔15aと同一の形状で、かつ排気ガス通路14に排気ガス30が流れる方向から見ると第一連通孔15aと重なるように形成されている。連通孔15a、15bの断面形状は四角形状としているが、その形状は円形等限定するものではない。
酸化触媒コンバータ10の前段部分10bと主体部分10aとの間には、セル12を有しない空間部分16が設けられて、連通できる。
ディーゼルエンジンと黒煙浄化装置1とを連結する排気管に排気ガス30中の煤が付着して堆積していくことにより排気ガス30中に含まれる煤よりも巨大化した煤が、振動等により剥離(煤剥離片)して酸化触媒コンバータ10に流入してくる場合について、セル12bの開口面積を主体部分10aのセル12aよりも大きくしているため、前記煤剥離片は、前段部分10bのセル12b内(排気ガス通路14内)に流入しやすくなる。セル12b内に流入した前記煤剥離片はセル12bの壁面に担持された酸化触媒と接触することにより酸化されて微細化していく。
前段部分10bのセル12b内に入りきらない大きさの煤剥離片については、セル12bの入口(上流側の開口部)に一部が接触して、エンジンの排気圧により押し付けられ、酸化触媒に接触することにより酸化されて微細化していく。
また、煤剥離片が一つのセル12bの入口を塞いでしまった場合であっても、他の排気ガス通路14から第一連通孔15a及び/又は第二連通孔15bを介して塞いだセル12bの下流側に流入するようにしている。そして、第一連通孔15a及び/又は第二連通孔15bにより適宜排気ガス30が分散されて、前段部分10bから主体部分10aの各セル12aに均一に供給される。これによって、主体部分10aの酸化触媒が排気ガス30と接触することによる排気ガス30中の煤剥離片の酸化が各セル12a内で行われて、主体部分10aの酸化触媒が有効に機能するエリアを効率的に確保することができる。
前段部分10bと主体部分10aとの間に空間部分16を設けることにより、前段部分10bから排出される排気ガス30を、一旦空間部分16で拡散させ、主体部分10aの各セル12aに均一に供給することができる。これによって、主体部分10aの酸化触媒が排気ガス30と接触することによる排気ガス30中の煤剥離片の粉砕が各セル12a内で行われて、主体部分10aの酸化触媒が有効に機能するエリアを効率的に確保することができる。
このように酸化触媒コンバータ10の入口に到達した煤剥離片を早期に粉砕できるので、セル12a・12bの入口やセル12a・12b内が煤剥離片により閉塞されて排気圧が上昇することによりエンジンの排気効率が悪化して、燃費が悪化することがなく、エンジン性能を良好に維持できる。
また、セル12a・12bの入口やセル12a・12b内が煤剥離片により閉塞されることがなく、煤剥離片による酸化触媒コンバータ10の閉塞状況を、パティキュレートフィルタ20の閉塞状況とする誤判断を回避できる。
なお、本実施例においては、酸化触媒コンバータ10とパティキュレートフィルタ20との二段構成からなる黒煙浄化装置1を用いたが、これに限定されず、酸化触媒コンバータ10自体をパティキュレートフィルタとして用いた単段構成からなる黒煙浄化装置を用いてもよい。
また、前段部分10bの上流側のセル12bの開口面積の大きさについて、本実施例においては、主体部分10aのセル12aの開口面積の4倍程度の大きさとしたが、これに限定されず、煤剥離片の大きさ等を考慮して適宜決定すればよい。
また、排気ガス通路14の(通路14内を排気ガス30が流れる方向に対する)深さや、セル12bの上流側の開口面積と下流側の開口面積との比率についても、煤剥離片の大きさ等を考慮して適宜決定すればよい。
また、連通孔15の排気ガス30が流れる方向に略垂直な断面の面積についても、排気ガス30の量や、煤剥離片の大きさ等を考慮して適宜決定すればよい。
また、本実施例においては、連通孔15を第一連通孔15aと第二連通孔15bとを用いて、それぞれの連通孔15a、15bの延長軸線が格子状に配設されるよう形成したが、これに限定されず、例えば、排気ガス30が偏って送られてくる排気ガス通路14に集中して、連通孔15を設けるように構成してもよい。また、連通孔15を上流側の第一連通孔15aと下流側の第二連通孔15bとからなる2段構成にしたが、これに限定されず、単段構成や3段構成等であってもよい。
また、第一連通孔15aと第二連通孔15bの大きさや位置を変更することで、分散が十分行える構成とすることで、空間部分16をなくす構成とすることも可能である。
以上のように、本発明に係る黒煙浄化装置1の実施の一形態は、排気ガス30を通過させるように、多数の筒状のセル12の壁面13に酸化触媒を担持した酸化触媒コンバータ10を具備する黒煙浄化装置1であって、酸化触媒コンバータ10は主体部分10aと主体部分10aの上流側に設けられた前段部分10bとからなり、前段部分10bのセル12bの排気ガス通路14は上流側から下流側に向けてテーパ状に狭くなるよう形成されており、前段部分10bのセル12bの上流側の開口面積は主体部分10aのセル12aの開口面積に比べて大きいものである。
また、排気ガス通路14の断面形状は、排気ガス30が流れる方向に略垂直な断面が四角形状である。
このように構成することにより、酸化触媒コンバータ10の入口に到達した煤剥離片を早期に粉砕できるので、セル12a・12bの入口やセル12a・12b内が煤剥離片により閉塞されて排気圧が上昇することによりエンジンの排気効率が悪化して、燃費が悪化することがなく、エンジン性能を良好に維持できる。
また、セル12a・12bの入口やセル12a・12b内が煤剥離片により閉塞されることがなく、煤剥離片による酸化触媒コンバータ10の閉塞状況を、パティキュレートフィルタ20の閉塞状況とする誤判断を回避できる。
また、本発明に係る黒煙浄化装置1の実施の一形態は、前段部分10bに一のセル12bの排気ガス通路14と他のセル12bの排気ガス通路14とを連通する連通孔15を設けたものである。
また、本発明に係る黒煙浄化装置1の実施の一形態は、酸化触媒コンバータ10の前段部分10bと主体部分10aとの間に、空間部分16を設けたものである。
このように構成することにより、前段部分10bから排出される排気ガス30を、一旦空間部分16で拡散させ、主体部分10aの各セル12aに均一に供給することができる。これによって、主体部分10aの酸化触媒が排気ガス30と接触することによる排気ガス30中の煤剥離片の粉砕が各セル12a内で行われて、主体部分10aの酸化触媒が有効に機能するエリアを効率的に確保することができる。
本発明に係る黒煙浄化装置の実施の一形態を示す図。 (A)は酸化触媒コンバータの側面図、(B)は同じく正面断面図、(C)は同じく前段部分の一部を示す斜視図。
符号の説明
1 黒煙浄化装置
10 酸化触媒コンバータ
10a 主体部分
10b 前段部分
12・12a・12b セル
13 壁面
14 排気ガス通路
15 連通孔
16 空間部分
20 パティキュレートフィルタ
30 排気ガス

Claims (4)

  1. 排気ガスを通過させるように、多数の筒状のセルの壁面に酸化触媒を担持した酸化触媒コンバータを具備する黒煙浄化装置であって、
    前記酸化触媒コンバータは、主体部分と、前記主体部分の上流側に設けられた前段部分と、からなり、
    前記前段部分のセルの排気ガス通路は上流側から下流側に向けてテーパ状に狭くなるよう形成されており、前記前段部分のセルの上流側の開口面積は前記主体部分のセルの開口面積に比べて大きい黒煙浄化装置。
  2. 前記排気ガス通路の断面形状は、排気ガスが流れる方向に略垂直な断面が四角形状である請求項1に記載の黒煙浄化装置。
  3. 前記前段部分に一のセルの排気ガス通路と他のセルの排気ガス通路とを連通する連通孔を設けた請求項1又は請求項2に記載の黒煙浄化装置。
  4. 前記酸化触媒コンバータの前記前段部分と前記主体部分との間に、空間部分を設けた請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の黒煙浄化装置。
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