JP2009093570A - 情報記録再生装置、データ記録方法、およびデータ記録プログラム - Google Patents

情報記録再生装置、データ記録方法、およびデータ記録プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】装置の大型化や高コスト化を招かない構成で、電源断による事故が発生しても記録データを消失から保護することのできる情報記録再生装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る情報記録再生装置1は、ホストコンピュータ2から送信される記録データを格納する不揮発性のキャッシュメモリ部10と、ディスクと揮発性バッファメモリとを内蔵したディスク装置30と、ディスク装置の揮発性バッファメモリ部の空き容量情報を取得する空き容量検出手段21と、空き容量情報に基づきキャッシュメモリ部におけるディスクへの記録が完了していないデータ領域の境界を示す境界位置情報14を算出してキャッシュメモリ部の一部16に記録する未記録領域管理制御手段22とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスク装置を使用した情報記録再生装置に関し、特に電源断などの事故の場合に記録データを消失から保護する情報記録再生装置に関する。
近年、データを保存する需要の高まりから、比較的入手が容易な揮発性バッファメモリを内蔵したディスク装置を複数組み合わせて、耐障害性、高性能化を図ったディスクアレイ装置が開発されている。ここでいうディスク装置は、磁気ディスク装置、もしくは光ディスク装置などである。
通常、ディスク装置では、記録するデータをまとめ書きした方が、磁気ディスクなどに比べて処理時間が掛かるシーク処理を少なくすることができ、データ記録の効率が向上するため、ディスク装置内蔵の揮発性バッファメモリに記録データをある程度バッファリングした後、ディスクに記録を実行している。このため、そのようなディスク装置に電源断による事故が発生すると、ディスクに未記録のデータが消失してしまう危険性がある。
そのようなディスク装置を複数組み合わせたディスクアレイ装置でデータを記録した場合、ディスクアレイ装置内のコントローラがホストから受信した記録データを各ディスク装置に分割して送出し、各ディスク装置はコントローラから送信された記録データを内蔵の揮発性バッファメモリにある程度バッファリングしてからディスクに記録する。そのため、専用コントローラが把握している光ディスク装置に送出したデータ量と、実際にディスクに記録されたデータ量との間に差異が生じる。
ディスク装置がディスクにデータを記録している間に、電源断による事故が発生すると、ホストから受信した記録データのうち、ディスク装置に送出していない記録データについては、コントローラをバッテリ装置でバックアップするなどの対策によって保護することができる。しかし、ディスク装置に送出し、ディスク装置内蔵の揮発性バッファメモリ上にあるディスクに未記録のデータまでは保護できない。そのため、揮発性バッファメモリ上にある未記録のデータは消失する。
また、各ディスク装置に記録データを送出した後も、専用コントローラ内で記録データを保持し続ければ、記録データを保護できる。しかし、各々のディスク装置に送出したデータがディスクに記録されるまでの時間が、装置ごとの物理的特性によってそれぞれ異なるため、データを保持する期間を設定するのが容易ではない。
このような問題を解決する技術として、特許文献1にはデータ用とワーク用の2系統のディスク装置を使用し、上位装置から転送された記録データは、ワーク用ディスク装置とキャッシュメモリにほぼ同時に記録されるというディスクファイル装置が開示されている。また特許文献2には、キャッシュメモリ上の物理アドレスに関連づけられたデータを優先的に処理することにより、データのコヒーレンシーを保持するというディスクアレイ装置が開示されている。特許文献3には、不揮発性メモリをキャッシュメモリとして使用するディスクアレイ装置が開示されている。非特許文献1は、データを分割して複数のディスク装置に記録する手法であるストライピングについて記載している。
特公平06−064838号公報 特開2004−213470号公報 特開2007−179545号公報 「ディスクアレイテクノロジRAID」、エーアイ出版、2000年8月11日、p.72〜82
特許文献1の光ディスクファイル装置は、ワーク用ディスク装置とキャッシュメモリにほぼ同時に記録することによって、書き換え回数を大幅に削減し、電源断などの障害発生時には、ワーク用光ディスク装置に記録されたデータを使用して復旧させることができる。しかし、該光ディスクファイル装置にはデータ用とワーク用の2系統のディスク装置が必要であるので、装置の大型化および高コスト化を招くこととなる。
特許文献2のディスクアレイ装置は、バッファメモリを不揮発性のものとすることにより、データのコヒーレンシーを維持することができる。しかし、ディスク装置に送出したデータが、ディスクに記録されたか否かを確認する構成は記載されていないので、バッファメモリからディスク装置に送出された後でディスクに記録されていないデータを保護できないという問題は解決できていない。
特許文献3のディスクアレイ装置は、不揮発性のバッファメモリを使用する光ディスク装置に関するものである。光ディスク装置に搭載されているバッファメモリが不揮発性であれば、前述の問題は発生しない。しかし、不揮発性のバッファメモリは揮発性のものと比べて高価である。このため、特に複数のディスク装置のすべてを不揮発性バッファメモリ搭載のものとすると、装置の高コスト化を招くこととなる。
さらに、揮発性のバッファメモリを内蔵するディスク装置を、バッテリ装置によってバックアップして不揮発性のものとすることも考えられる。しかしこれも、特に複数のディスク装置を有するものである場合、大容量のバッテリ装置が必要となるので、やはり装置の大型化および高コスト化を招くこととなる。
なお、非特許文献1は、後述するようにストライピングについての従来技術を示しているに過ぎない。
本発明の目的は、装置の大型化や高コスト化を招かない構成で、電源断による事故が発生しても記録データを消失から保護することのできる情報記録再生装置、情報の記録方法および情報記録プログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る情報記録再生装置は、ホストコンピュータから送信される記録データを格納する不揮発性のキャッシュメモリ部と、ディスクと揮発性バッファメモリとを内蔵したディスク装置と、ディスク装置の揮発性バッファメモリ部の空き容量情報を取得する空き容量検出手段と、空き容量情報に基づきキャッシュメモリ部におけるディスクへの記録が完了していないデータ領域の境界を示す境界位置情報を算出してキャッシュメモリ部に記録する未記録領域管理制御手段とを備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ記録方法は、不揮発性のキャッシュメモリ部と、ディスクと揮発性バッファメモリを内蔵したディスク装置とを備えた情報記録再生装置において、ディスク装置にデータを記録する方法であって、ホストコンピュータから記録データを受信し、キャッシュメモリ部に格納するデータ格納工程と、ディスク装置の揮発性バッファメモリの空き容量情報を取得する空き容量検出工程と、空き容量情報に基づきキャッシュメモリ部におけるディスクへの記録が完了していないデータ領域の境界を示す境界位置情報を算出する境界位置算出工程と、境界位置情報をキャッシュメモリ部に記録する未記録領域制御工程とを備えたことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ記録プログラムは、不揮発性のキャッシュメモリ部と、揮発性バッファメモリを内蔵したディスク装置とを備えた情報記録再生装置が備えるコンピュータに、ホストコンピュータから記録データを受信し、キャッシュメモリ部に格納する処理と、ディスク装置の揮発性バッファメモリの空き容量情報を取得する処理と、空き容量情報に基づきキャッシュメモリ部におけるディスクへの記録が完了していない領域の境界を示す境界位置情報を算出する処理と、境界位置情報をキャッシュメモリ部に記録する処理とを実行させることを特徴とする。
本発明は、上記したようにディスク装置の揮発性バッファメモリの空き容量からディスクへの記録が完了していないデータ領域の境界を示す境界位置情報を算出するように構成したので、ディスク装置を不揮発性のバッファメモリを内蔵するものとする必要はない。これによって、装置の大型化や高コスト化を招かない構成で、電源断による事故が発生しても記録データを消失から保護することのできる、従来にない優れた情報記録再生装置、情報の記録方法および情報記録プログラムを提供することができる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る情報記録再生装置1の構成を示すブロック図である。情報記録再生装置1は、不揮発性のキャッシュメモリ部10と、記録データ制御部20と、データ記録制御部23と、光ディスク装置部30と、ホストインターフェース制御部40と、ドライブインターフェース制御部50とを具備する。
光ディスク装置部30は、揮発性バッファメモリ31と、記録媒体であるディスク32とを含む。本発明に係るディスク装置は、光ディスク装置に限定されず、磁気ディスク装置などでもよいが、本実施例では特に光ディスク装置を使用した情報記録再生装置について説明する。
記録データ制御部20は、揮発性バッファメモリ31の空き容量情報を取得する空き容量検出手段21と、空き容量情報に基づきキャッシュメモリ部10におけるディスクへの記録が完了していない領域の境界を示す位置情報を取得してキャッシュメモリ部10上の位置情報16(後述)に記録する未記録領域管理制御手段22とを有する。未記録領域管理制御手段22は、キャッシュ記録ポインタ制御手段24、ドライブ転送完了ポインタ制御手段25、ドライブ記録完了ポインタ制御手段26を備え、各々が位置情報16にある記録データを管理する。また記録データ制御部20は、後述の空き容量検出手段21による処理を一定の間隔で行わせるコマンド発行タイマー27を含む。
キャッシュ記録ポインタ制御手段24は、ドライブインターフェース制御部50に接続された光ディスク装置部30に対応したキャッシュ記録ポインタ12を有する。ドライブ転送完了ポインタ制御手段25は、ドライブインターフェース制御部50に接続された光ディスク装置部30に対応したドライブ転送完了ポインタ13を有する。ドライブ記録完了ポインタ制御手段26は、ドライブインターフェース制御部50に接続された光ディスク装置部30に対応したドライブ記録完了ポインタ14を有する。
不揮発性のキャッシュメモリ部10は、ホストコンピュータ2から送信された記録データを記録するキャッシュ領域11と、未記録領域管理制御手段22が取得した未記録領域の境界を示す位置情報16とを保持する。ここでいう位置情報16は、キャッシュ記録ポインタ12、ドライブ転送完了ポインタ13、ドライブ記録完了ポインタ14、および光ディスク装置部30から取得された揮発性バッファメモリ31のバッファ容量17を総称していう。
不揮発性メモリの構成としては、バッテリを備えた揮発性メモリによる構成にしてもよいし、物理的不揮発性を備えたメモリによる構成にしてもよい。なお、キャッシュ領域11は、スタートアドレスからエンドアドレスまでを循環して使用するリングバッファ形式とすることができる。
ホストインターフェース制御部40は、ホストコンピュータ2からの記録コマンド、記録データを受信してキャッシュメモリ部10に格納する。ドライブインターフェース制御部50は、キャッシュメモリ部10と光ディスク装置部30とを接続する。データ記録制御部23は、未記録領域管理制御手段22が保持する位置情報に基づきキャッシュメモリ部10上の未記録データをドライブインターフェース制御部50経由で光ディスク装置部30に転送して記録する。
ドライブインターフェース制御部50は、光ディスク装置部30を制御するインターフェースである。このインターフェースの種類はATA、SCSIなどが考えられるが、後述のバッファ容量報告コマンド、および記録コマンドを光ディスク装置部30に送信できるものであれば、特に制限はない。
空き容量検出手段21は、ドライブインターフェース制御部50を経由して光ディスク装置部30にバッファ容量報告コマンドを送信し、光ディスク装置部30が返答した結果であるバッファ容量17を位置情報16に記憶して保持する。データ記録制御部23は、ドライブインターフェース制御部50を経由して光ディスク装置部30に記録コマンドを送信する。
図2は、図1に示したキャッシュメモリ部10の構成を示す概念図である。キャッシュ記録ポインタ12は、ホストインターフェース制御部40が、ホストコンピュータ2から受信した記録データを、キャッシュ領域11に格納した際に更新するポインタである。
ドライブ転送完了ポインタ13は、データ記録制御部23が、ドライブインターフェース制御部50を経由してキャッシュ領域11から光ディスク装置部30へ記録データを転送した際に更新するポインタである。
ドライブ記録完了ポインタ14は、空き容量検出手段21が、光ディスク装置部30の揮発性バッファメモリの空き容量情報を取得し、揮発性バッファメモリの空き容量が増加した際に更新するポインタである。
キャッシュ記録ポインタ12はドライブ記録完了ポインタ14を、ドライブ記録完了ポインタ14はドライブ転送完了ポインタ13を、ドライブ転送完了ポインタ13はキャッシュ記録ポインタ12を、それぞれ追い越さないように制御される。実際にディスク上に記録されたデータは、ドライブ記録完了ポインタ14で管理されている。これらの情報は、不揮発性の構成にしたキャッシュメモリ部10上の位置情報16として保持される。
このことによって、電源断による事故が発生した場合でも、情報記録再生装置1が復旧後にキャッシュ記録ポインタ12とドライブ記録完了ポインタ14の差分を調査し、差分が0でなければ光ディスク装置部30に未記録のデータが存在していると判断して、キャッシュメモリ部10内のキャッシュ領域にあるキャッシュ記録ポインタ12とドライブ記録完了ポインタ14の範囲で示される領域の未記録データ15を光ディスク装置部30に記録することができる。
図3は、図2に示したキャッシュ領域11において記録データを管理する一例を示す概念図である。図3では、キャッシュメモリ部10内の光ディスク装置部30に対応したキャッシュ領域11が、ポインタ0h〜ポインタ2000h(1ポインタ=800hバイト)の範囲でリングバッファ領域として確保してあり、光ディスク装置部30の揮発性バッファメモリ容量が4MBの場合、ポインタ1800hの位置から未記録領域管理制御手段22がキャッシュメモリ部10にある記録データを管理するという例を示している。
ホストコンピュータ2から8MBの記録データを受信後、光ディスク装置部30に4MBまでの記録データを転送したならば、未記録領域管理制御手段22は、キャッシュ記録ポインタ12は800h、ドライブ転送完了ポインタ13は0h、ドライブ記録完了ポインタ14は1800hの位置をそれぞれ示す(図3の(a))。この時、空き容量検出手段21が、ドライブインターフェース制御部50を経由して光ディスク装置部30にバッファ容量報告コマンドを送信したとしても、光ディスク装置部30の揮発性バッファメモリ31に空きがないため、報告されるバッファ容量17は0となり、ドライブ記録完了ポインタ14は1800hのままである。
一定時間経過後、光ディスク装置部30にバッファ容量報告コマンドを送信した結果、バッファ容量17が1MBであると報告されたならば、未記録領域管理制御手段22はドライブ記録完了ポインタ14を1A00hの位置に修正する。更に、一定時間経過後、光ディスク装置部30にバッファ容量報告コマンドを送信した結果、バッファ容量17が2MBであると報告されたならば、未記録領域管理制御手段22はドライブ記録完了ポインタ14を1C00hの位置に修正する(図3の(b))。
この後、電源断による事故が発生し、その後に復帰した場合、キャッシュ記録ポインタ12とドライブ記録完了ポインタ14の差分は2000h−(1C00h−800h)=C00h(6MB)となる。未記録領域管理制御手段22は、光ディスク装置部30に未記録のデータが存在していると判断して、キャッシュ領域11にあるキャッシュ記録ポインタ12の800hとドライブ記録完了ポインタ14の1C00hの範囲で示される6MBの領域のデータを未記録データ15として、光ディスク装置部30に記録する。
図4は、図1に示す情報記録再生装置1において、電源が供給された後にデータ記録制御部23が行う初期動作の処理手順を示すフローチャートである。まず、情報記録再生装置1に電源が投入されると(ステップS100)所定の手順に従って、ドライブインターフェース制御部50に接続されている光ディスク装置部30の動作確認を含む、システムの立ち上げ処理を行う(ステップS101)。
次に、位置情報16にあるキャッシュ記録ポインタ12とドライブ記録完了ポインタ14をチェックし(ステップS103)、この両者の差分が0であるか否かを判断する(ステップS104)。差分が0であれば、そのまま終了する(ステップS109)。
ステップS104で、差分が0でなければ、光ディスク装置部30に未記録のデータが存在していることになるので、データ記録制御部23がドライブインターフェース制御部50経由でキャッシュ領域11にあるキャッシュ記録ポインタ12とドライブ記録完了ポインタ14の範囲で示される領域の未記録データ15を光ディスク装置部30に転送して記録させる(ステップS105)。データ記録完了後、光ディスク装置部30用のドライブ転送完了ポインタ13とドライブ記録完了ポインタ14を更新して位置情報16に記録して(ステップS106)、初期動作の処理を終了する(ステップS109)。
図5は、図1に示す情報記録再生装置1において、ホストコンピュータ2から記録データを受信した場合にホストインターフェース制御部40が行う処理手順を示すフローチャートである。処理を開始すると(ステップS200)、ホストインターフェース制御部40が、ホストコンピュータ2からのインターフェースコマンドの受信を待ち受ける状態となる(ステップS201)。ホストコンピュータ2からインターフェースコマンドを受信すれば、ホストインターフェース制御部40は、該コマンドが記録コマンドであるか否かをチェックする(ステップS202)。記録コマンドでなければ、該コマンドに対応した処理を実行して(ステップS203)、ステップS201の状態に戻る。
ステップS202で、受信したインターフェースコマンドが記録コマンドであれば、ドライブインターフェース制御部50に接続された光ディスク装置部30のドライブ記録完了ポインタ14とキャッシュ記録ポインタ12との差分をチェックし(ステップS210)、該差分が0より大きいか否かを判断する(ステップS211)。
光ディスク装置部30用のドライブ記録完了ポインタ14とキャッシュ記録ポインタ12との差分が0であれば、キャッシュメモリ部10内のキャッシュ領域11に空きがないと判断して、ステップS210に戻って、キャッシュ領域11に空きができるまで待機する。
ステップS211で、ドライブ記録完了ポインタ14とキャッシュ記録ポインタ12との差分が0より大きければ、キャッシュ領域11に空きがあると判断して、ホストコンピュータ2から記録データを受信し(ステップS212)、受信したデータをキャッシュ領域11に転送する(ステップS215)。キャッシュ領域11にデータの転送を完了した後、位置情報16にあるキャッシュ記録ポインタ12を更新する(ステップS216)。
キャッシュ記録ポインタの更新後、ホストコンピュータ2から全ての記録データを受信したかチェックする(ステップS217)。ホストコンピュータ2から全ての記録データを受信していなければ、ステップS210に戻って処理を継続する。全ての記録データを受信していれば、ステップS201の状態に戻って、ホストコンピュータ2から次のインターフェースコマンドの受信を待ち受ける。
図6は、図1に示す情報記録再生装置1において、キャッシュメモリ部10に記録データが格納された場合にデータ記録制御部23が行う処理手順を示すフローチャートである。処理を開始すると(ステップS300)、位置情報16にある光ディスク装置部30用のキャッシュ記録ポインタ12とドライブ転送完了ポインタ13の差分が0であるか否かをチェックする(ステップS302〜303)。差分が0ならば、ステップS302の状態に戻る。
ステップS303で差分が0でなければ、キャッシュ領域11に記録データが格納されていると判断して、ドライブインターフェース制御部50経由で光ディスク装置部30に記録コマンドを発行して(ステップS304)、キャッシュ領域から光ディスク装置部30に記録データを転送し(ステップS305)、データ転送が完了するまで待機して(ステップS306)、ドライブ転送完了ポインタ13を更新して位置情報16に記録して(ステップS307)、ステップS301の状態に戻る。
図7は、図1に示す情報記録再生装置1において、キャッシュメモリ部10に記録データが格納された場合に空き容量検出手段21が行う処理手順を示すフローチャートである。処理を開始すると(ステップS400)、光ディスク装置部30用のコマンド発行タイマー27をスタートさせ、設定時間を経過するまで待機する(ステップS401〜402)。
コマンド発行タイマー27が設定時間を経過した後、位置情報16にある光ディスク装置部30用のドライブ転送完了ポインタ13とドライブ記録完了ポインタ14の差分をチェックし(ステップS404)、該差分が0であるか否かを判断する(ステップS405)。差分が0であれば、光ディスク装置部30に内蔵された揮発性バッファメモリ31に未記録のデータが存在していないと判断して、ステップS401の状態に戻る。
ステップS405で、ドライブ転送完了ポインタ13とドライブ記録完了ポインタ14の差分が0でなければ、光ディスク装置部30に内蔵された揮発性バッファメモリ31に未記録のデータが存在していると判断して、ドライブインターフェース制御部50を経由して光ディスク装置部30にバッファ容量報告コマンドを発行し(ステップS406)、それに対する光ディスク装置部30からの返答を待つ(ステップS407)。
光ディスク装置部30からバッファ容量の報告があれば、該バッファ容量を位置情報16のバッファ容量17として記憶した後(ステップS408)、今回報告されたバッファ容量17と前回記録されたバッファ容量17との差分をチェックする(ステップS409〜410)。該差分が0であれば、光ディスク装置部30でディスクへの記録が完了した記録データが存在していないと判断して、ステップS401の状態に戻る。該差分が0でなければ、光ディスク装置部30でディスクへの記録が完了した記録データが存在していると判断して、ドライブ記録完了ポインタ14を更新した後(ステップS411)、ステップS401の状態に戻る。
ここで、コマンド発行タイマー27の設定時間は、光ディスク装置部30の記録スピードに応じ、ディスク32へのデータ記録の単位を1ブロックとすると、1ブロックのデータ記録時間〜2ブロックのデータ記録時間の範囲内となるように設定するとよい。1ブロックより短い間隔でバッファ容量17が変化することはない。逆に間隔が空きすぎると、ディスク32に記録されているにもかかわらず未記録領域管理制御手段22ででは未記録データ15として扱われるデータが生じるので、同一のデータをディスク32に重複して記録してしまい、記録済みデータの破壊などの不都合が生じることがある。
なお、図4〜7で説明した各フローチャートに係る各ステップの動作内容は、データ記録制御部23、ホストインターフェース制御部40、空き容量検出手段21があらかじめ備えるコンピュータで動作するプログラムとして実行させるように構成することができる。
以上により、どの動作状態においても、空き容量検出手段21と未記録領域管理制御手段22でドライブ記録完了ポインタ14を位置情報16に記録することにより、キャッシュ領域11におけるディスクへの記録が完了していない領域の境界が特定されている。そして、キャッシュ領域11と位置情報16とを不揮発性のキャッシュメモリ部10で保持することによって、不慮の事故による電源断があっても、電源が再投入されると図4に示す初期動作の処理で未記録データ15の有無を検出して、記録データを容易に復旧することができる。
記録データの復旧方法は、たとえばディスク32が1回のみ書き込み可能なライトワンス媒体であれば、記録データが途中で中断されたブロックを欠陥ブロックとしてディスク管理情報に登録した後、交代領域にキャッシュメモリ部10の記録データを記録して復旧させる。ディスク32が複数回書き込み可能なリライタブル媒体であれば、記録データが途中で中断されたブロックを上書きすることにより、キャッシュメモリ部10の記録データを記録して復旧させることが可能である。
[第2の実施の形態]
図8は、本発明の第2の実施の形態に係る情報記録再生装置1bの構成を示すブロック図である。情報記録再生装置1bは、キャッシュメモリ部10と、記録データ制御部20と、データ記録制御部23と、複数の光ディスク装置部30a〜30nと、ホストインターフェース制御部40と、ドライブインターフェース制御部50とを具備する。第2の実施の形態は、前述の第1の実施の形態を、光ディスク装置部30を複数個有する場合に拡張したものである。従って、以後の説明は、第2の実施の形態を第1の実施の形態と比較した場合の相違点のみを説明する。両者の間で共通する要素については、参照番号も同一として、説明を省略もしくは簡略化する。
ドライブインターフェース制御部50は、複数の光ディスク装置部30a〜30nを、ドライブ番号#0〜#N(#Nは1以上の自然数)として認識する。そしてキャッシュメモリ部10、記録データ制御部20、データ記録制御部23は、各々の光ディスク装置部30a〜30nに対して、第1の実施の形態と同一の処理を行うことのできる構成を有する。
記録データ制御部20は、各々の光ディスク装置部30a〜30nに対して、揮発性バッファメモリの空き容量情報を検出する空き容量検出手段21と、空き容量情報に基づきキャッシュメモリ部10におけるディスクへの記録が完了していない領域の境界を示す位置情報を取得して位置情報16(#0〜#N)に記録する未記録領域管理制御手段22とを有する。
未記録領域管理制御手段22は、各々の光ディスク装置部30a〜30nに対して、キャッシュ記録ポインタ制御手段24、ドライブ転送完了ポインタ制御手段25、ドライブ記録完了ポインタ制御手段26を備え、キャッシュメモリ部10にある位置情報16(#0〜#N)のデータを管理する。位置情報16(#0〜#N)は、キャッシュ記録ポインタ12(#0〜#N)、ドライブ転送完了ポインタ13(#0〜#N)、ドライブ記録完了ポインタ14(#0〜#N)、およびバッファ容量17(#0〜#N)から構成される。
キャッシュ記録ポインタ制御手段24は、ドライブインターフェース制御部50に接続された各々の光ディスク装置部30a〜30nに対応したキャッシュ記録ポインタ12(#0〜#N)を有する。ドライブ転送完了ポインタ制御手段25は、ドライブインターフェース制御部50に接続された各々の光ディスク装置部30a〜30nに対応したドライブ転送完了ポインタ13(#0〜#N)を有する。ドライブ記録完了ポインタ制御手段26は、ドライブインターフェース制御部50に接続された各々の光ディスク装置部30a〜30nに対応したドライブ記録完了ポインタ14(#0〜#N)を有する。
不揮発性のキャッシュメモリ部10は、メモリ内部を分割して、ドライブインターフェース制御部50に接続された複数の光ディスク装置部30a〜30n(ドライブ番号#0〜#N)の各々に対応して、ホストコンピュータ2から送信された記録データを記憶するキャッシュ領域11(#0〜#N)および未記録領域管理制御手段22が取得した未記録領域の境界を示す位置情報16(#0〜#N)を確保してある。各々のキャッシュ領域11(#0〜#N)は、スタートアドレスからエンドアドレスまでを循環して使用するリングバッファ形式であり、図2〜3に示した第1の実施の形態と同様に動作する。
ホストインターフェース制御部40は、データ分割制御部41を具備し、ホストコンピュータ2から受信した記録データを予め定められた分割単位に分割して、キャッシュメモリ部10に格納する。ドライブインターフェース制御部50は、キャッシュメモリ部10と各々の光ディスク装置部30a〜30nとを接続する。データ記録制御部23は、未記録領域管理制御手段22が保持する位置情報に基づきキャッシュメモリ部10上の未記録データをドライブインターフェース制御部50経由で複数の光ディスク装置部30a〜30nに転送して記録する。
データ分割制御部41は、ホストコンピュータ2から受信した記録データを予め定められた分割単位に分割して、キャッシュメモリ部10に格納する。記録データを分割する方法と単位については、非特許文献1にあるストライピング(RAID0)などを適用することができる。ストライピングは公知技術であるので、ここでは詳細な説明は省略する。
空き容量検出手段21は、ドライブインターフェース制御部50を経由して複数の光ディスク装置部30a〜30nにバッファ容量報告コマンドを送信し、光ディスク装置部30が返答したバッファ容量17(#0〜#N)を位置情報16(#0〜#N)で保持する。データ記録制御部23は、ドライブインターフェース制御部50を経由して複数の光ディスク装置部30a〜30nに記録コマンドを送信する。
なお、以後の説明で、たとえばキャッシュ領域11#Mといえば、キャッシュ領域11の中でドライブ番号#Mに対応する部分のことを意味する。その他の構成要素についても、構成要素名の後に#Mを付けることによって、その構成要素のドライブ番号#Mに対応する部分のことを表すことがある。
図9は、図8に示す情報記録再生装置1bにおいて、電源が供給された後にデータ記録制御部23が行う初期動作の処理手順を示すフローチャートである。なお、以後のフローチャートにおいても、第2の実施の形態と第1の実施の形態とで共通する動作については、参照番号を同一としている。
まず、情報記録再生装置1に電源が投入されると(ステップS100)、所定の手順に従って、ドライブインターフェース制御部50に接続されている複数の光ディスク装置部30a〜30nの動作確認を含む、システムの立ち上げ処理を行う(ステップS101)。次に、ドライブインターフェース制御部50に接続された光ディスク装置部30a〜30n(ドライブ番号#0〜#N)から、操作の対象となるドライブ番号#Mに対してM=0を代入する(ステップS102)。なお、Mは0または正の整数であり、かつ0≦M≦Nである。
次に、ドライブ番号#M用のキャッシュ記録ポインタ12#Mとドライブ記録完了ポインタ14#Mの差分をチェックし(ステップS103)、この両者の差分が0であるか否かを判断する(ステップS104)。差分が0であれば、そのまま後述のステップS107に進む。
ステップS104で、差分が0でなければ、光ディスク装置部30に未記録のデータが存在していることになるので、データ記録制御部23がドライブインターフェース制御部50経由でキャッシュ領域11にあるキャッシュ記録ポインタ12#Mとドライブ記録完了ポインタ14#Mの範囲で示される領域の未記録データ15を、ドライブ番号#Mに対応する光ディスク装置部30#Mに転送して記録する(ステップS105)。データ記録完了後、ドライブ番号#M用のドライブ転送完了ポインタ13#Mとドライブ記録完了ポインタ14#Mを更新して位置情報16#Mに記録する(ステップS106)。
以上で、ドライブ番号#Mについてのチェックを終了したら、次のドライブをチェックするために#Mをインクリメント(+1だけ増加)する(ステップS107)。そしてインクリメントされたドライブ番号#Mが、ドライブ番号の最大値#Nを上回ったか否かを判断する(ステップS108)。#M>#Nであれば、ドライブインターフェース制御部50に接続されている全ての光ディスク装置部30a〜30nについてチェックが完了したので、初期動作の処理を終了する(ステップS109)。#M>#Nでなければ、ステップS103に戻って、初期動作の処理がまだされていないドライブ番号に対して処理を続行する。
図10は、図8に示す情報記録再生装置1bにおいて、ホストコンピュータ2から記録データを受信した場合にホストインターフェース制御部40が行う処理手順を示すフローチャートである。処理を開始すると(ステップS200)、ホストインターフェース制御部40が、ホストコンピュータ2からのインターフェースコマンドの受信を待ち受ける状態となる(ステップS201)。ホストコンピュータ2からインターフェースコマンドを受信すれば、ホストインターフェース制御部40は、該コマンドが記録コマンドであるか否かをチェックする(ステップS202)。記録コマンドでなければ、該コマンドに対応した処理を実行して(ステップS203)、ステップS201の状態に戻る。
ステップS202で、受信したインターフェースコマンドが記録コマンドであれば、ドライブインターフェース制御部50に接続されたすべての光ディスク装置部30a〜30nのドライブ記録完了ポインタ14とキャッシュ記録ポインタ12との差分をチェックし(ステップS210)、該差分が0より大きいか否かを判断する(ステップS211)。
すべての光ディスク装置部30a〜30nにおいてドライブ記録完了ポインタ14とキャッシュ記録ポインタ12との差分が0であれば、キャッシュメモリ部10内の光ディスク装置用キャッシュ領域に空きがないと判断して、ステップS210に戻って、キャッシュ領域11に空きができるのを待機する。
光ディスク装置部30a〜30nのうち、ドライブ記録完了ポインタ14とキャッシュ記録ポインタ12との差分が0でないドライブが1つ以上あれば、キャッシュ領域11に空きがあると判断して、ホストコンピュータ2から記録データを受信し(ステップS212)、受信したデータを予め定められた分割単位に分割して(ステップS214)、キャッシュ領域11に順次転送する(ステップS215)。キャッシュ領域11にデータの転送を完了した後、キャッシュ記録ポインタ12を更新して位置情報16#Mに記録する(ステップS216)。
キャッシュ記録ポインタの更新後、ホストコンピュータ2から全ての記録データを受信したかチェックする(ステップS217)。ホストコンピュータ2から全ての記録データを受信していなければ、ステップS210に戻って処理を継続する。全ての記録データを受信していれば、ステップS201の状態に戻って、ホストコンピュータ2から次のインターフェースコマンドの受信を待ち受ける。
図11は、図8に示す情報記録再生装置1bにおいて、キャッシュメモリ部10に記録データが格納された場合にデータ記録制御部23が行う処理手順を示すフローチャートである。処理を開始すると(ステップS300)、操作の対象となるドライブ番号#Mに対してM=0を代入した後(ステップS301)、ドライブ番号#Mのキャッシュ記録ポインタ12#Mとドライブ転送完了ポインタ13#Mの差分が0であるか否かをチェックする(ステップS302〜303)。差分が0ならば、後述のステップS308に進む。
ステップS303で差分が0でなければ、ドライブ番号#Mに対応するキャッシュ領域11#Mに記録データが格納されていると判断して、ドライブインターフェース制御部50経由で、ドライブ番号#Mに対応する光ディスク装置部30#Mに記録コマンドを発行して(ステップS304)、キャッシュ領域11#Mから光ディスク装置部30#Mに記録データを転送し(ステップS305)、データ転送が完了するまで待機して(ステップS306)、ドライブ転送完了ポインタ13#Mを更新して位置情報16#Mに記録して(ステップS307)、後述のステップS308に進む。
以上で、ドライブ番号#Mについての操作を終了したら、次のドライブをチェックするために#Mをインクリメント(+1だけ増加)する(ステップS308)。そしてインクリメントされたドライブ番号#Mが、ドライブ番号の最大値#Nを上回ったか否かを判断する(ステップS309)。#M>#Nであれば、ドライブインターフェース制御部50に接続されている全ての光ディスク装置部30a〜30nについてチェックが完了したので、ステップS301に戻ってM=0から処理を繰り返す。#M>#Nでなければ、ステップS302に戻って、処理がまだされていないドライブ番号に対して処理を続行する。
図12は、図8に示す情報記録再生装置1bにおいて、キャッシュメモリ部10に記録データが格納された場合に空き容量検出手段21が行う処理手順を示すフローチャートである。処理を開始すると(ステップS400)、光ディスク装置部30a〜30n用のコマンド発行タイマー27をスタートさせ、設定時間を経過するまで待機する(ステップS401〜402)。コマンド発行タイマー27の設定時間は、光ディスク装置部30の記録スピードに応じた1ブロック以上2ブロック未満のデータ記録時間が望ましい。
コマンド発行タイマー27が設定時間を経過した後、操作の対象となるドライブ番号#Mに対してM=0を代入した後(ステップS403)、ドライブ番号#Mのドライブ転送完了ポインタ13#Mとドライブ記録完了ポインタ14#Mの差分をチェックし(ステップS404)、該差分が0であるか否かを判断する(ステップS405)。差分が0であれば、光ディスク装置部30#Mに内蔵された揮発性バッファメモリ31に未記録のデータが存在していないと判断して、後述のステップS412に進む。
ステップS405で、ドライブ転送完了ポインタ13#Mとドライブ記録完了ポインタ14#Mの差分が0でなければ、光ディスク装置部30#Mに内蔵された揮発性バッファメモリ31に未記録のデータが存在していると判断して、ドライブインターフェース制御部50を経由して光ディスク装置部30#Mにバッファ容量報告コマンドを発行し(ステップS406)、それに対する光ディスク装置部30#Mからの返答を待つ(ステップS407)。
光ディスク装置部30#Mからバッファ容量の報告があれば、該バッファ容量を位置情報16#Mのバッファ容量17#Mとして記憶した後(ステップS408)、今回報告された光ディスク装置部30#Mのバッファ容量17#Mと前回記憶されたバッファ容量17#Mとの差分をチェックする(ステップS409〜410)。該差分が0であれば、光ディスク装置部30#Mでディスクへの記録が完了した記録データが存在していないと判断して、後述のステップS412に進む。該差分が0でなければ、光ディスク装置部30#Mでディスクへの記録が完了した記録データが存在していると判断して、ドライブ記録完了ポインタ14#Mを更新した後(ステップS411)、後述のステップS412に進む。
以上で、ドライブ番号#Mについての操作を終了したら、次のドライブをチェックするために#Mをインクリメント(+1だけ増加)する(ステップS412)。そしてインクリメントされたドライブ番号#Mが、ドライブ番号の最大値#Nを上回ったか否かを判断する(ステップS413)。#M>#Nであれば、ドライブインターフェース制御部50に接続されている全ての光ディスク装置部30a〜30nについてチェックが完了したので、ステップS401に戻ってコマンド発行タイマー27をリセットして処理を繰り返す。#M>#Nでなければ、ステップS404に戻って、処理がまだされていないドライブ番号に対して処理を続行する。
なお、ここでもコマンド発行タイマー27の設定時間は、光ディスク装置部30の記録スピードに応じ、ディスク32へのデータ記録の単位を1ブロックとすると、1ブロックのデータ記録時間〜2ブロックのデータ記録時間の範囲内となるように設定するとよい。理由は第1の実施の形態で述べたことと同一である。
また、図9〜12で説明した各フローチャートに係る各ステップの動作内容は、データ記録制御部23、ホストインターフェース制御部40、空き容量検出手段21があらかじめ備えるコンピュータで動作するプログラムとして実行させるように構成することができる。
以上の構成により、光ディスク装置部30を複数個有する第2の実施の形態においても、前述の第1の実施の形態と同一の効果を得ることができる。複数個の光ディスク装置部30a〜30nは、不揮発性のバッファメモリを備える必要はない。また、不揮発性のキャッシュメモリ部10の容量は従来と同程度でよい。そのため、装置の大型化や高コスト化を招かない構成で、電源断による事故が発生しても記録データを消失から保護でき、情報記録再生装置の信頼性を著しく高める効果を得ることができる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることは言うまでもないことである。
本発明は、揮発性バッファメモリ内蔵のディスク装置を使用した情報記録再生装置に適用できる。特に、複数個の揮発性バッファメモリ内蔵のディスク装置を組み合わせた情報記録再生装置に好適である。
本発明の第1の実施の形態に係る情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。 図1に示したキャッシュメモリ部の構成を示す概念図である。 図2に示したキャッシュ領域において記録データを管理する一例を示す概念図である。 図1に示す情報記録再生装置において、電源が供給された後にデータ記録制御部が行う初期動作の処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す情報記録再生装置において、ホストコンピュータから記録データを受信した場合にホストインターフェース制御部が行う処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す情報記録再生装置において、キャッシュメモリ部に記録データが格納された場合にデータ記録制御部が行う処理手順を示すフローチャートである。 図1に示す情報記録再生装置において、キャッシュメモリ部に記録データが格納された場合に空き容量検出手段が行う処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。 図8に示す情報記録再生装置において、電源が供給された後にデータ記録制御部が行う初期動作の処理手順を示すフローチャートである。 図8に示す情報記録再生装置において、ホストコンピュータから記録データを受信した場合にホストインターフェース制御部が行う処理手順を示すフローチャートである。 図8に示す情報記録再生装置において、キャッシュメモリ部に記録データが格納された場合にデータ記録制御部が行う処理手順を示すフローチャートである。 図8に示す情報記録再生装置において、キャッシュメモリ部に記録データが格納された場合に空き容量検出手段が行う処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1b 情報記録再生装置
2 ホストコンピュータ
10 キャッシュメモリ部
11 キャッシュ領域
12 キャッシュ記録ポインタ
13 ドライブ転送完了ポインタ
14 ドライブ記録完了ポインタ
15 未記録データ
16 位置情報
17 バッファ容量
20 記録データ制御部
21 空き容量検出手段
22 未記録領域管理制御手段
23 データ記録制御部
24 キャッシュ記録ポインタ制御手段
25 ドライブ転送完了ポインタ制御手段
26 ドライブ記録完了ポインタ制御手段
27 コマンド発行タイマー
30、30a〜30n 光ディスク装置部(ディスク装置)
31 バッファメモリ
32 ディスク
40 ホストインターフェース制御部
41 データ分割制御部
50 ドライブインターフェース制御部

Claims (14)

  1. ホストコンピュータから送信される記録データを格納する不揮発性のキャッシュメモリ部と、
    ディスクと揮発性バッファメモリとを内蔵したディスク装置と、
    前記ディスク装置の揮発性バッファメモリの空き容量情報を取得する空き容量検出手段と、
    前記空き容量情報に基づき前記キャッシュメモリ部における前記ディスクへの記録が完了していないデータ領域の境界を示す境界位置情報を算出して前記キャッシュメモリ部に記録する未記録領域管理制御手段と
    を有することを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 前記未記録領域管理制御手段は、ディスク装置に送出されたデータの先頭部に対応するキャッシュメモリ内の境界位置情報を、前記空き容量検出手段が取得した前記揮発性バッファメモリの空き容量の増加に対応して変更することを特徴とする請求項1に記載の情報記録再生装置。
  3. 前記空き容量検出手段は、前記ディスク装置に前記揮発性バッファメモリの空き容量情報を取得する制御コマンドを送信することを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
  4. 前記境界位置情報に基づき、前記キャッシュメモリ部における前記ディスクへの記録が完了していない記録データを前記ディスク装置に送出して記録させるデータ記録制御部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
  5. 前記ディスク装置を複数台有することを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
  6. 前記記録データを分割して前記複数台のディスク装置に記録させるデータ分割制御部を有することを特徴とする請求項5に記載の情報記録再生装置。
  7. 前記空き容量検出手段に一定の間隔で前記空き容量情報を取得させるコマンド発行タイマーを有することを特徴とする請求項2に記載の情報記録再生装置。
  8. 前記コマンド発行タイマーが前記空き容量検出手段に空き容量情報を取得させる間隔は、前記ディスク装置のデータ記録の単位を1ブロックとすると、1ブロックのデータ記録に要する時間以上で、かつ2ブロックのデータ記録に要する時間未満であることを特徴とする請求項7に記載の情報記録再生装置。
  9. 不揮発性のキャッシュメモリ部と、ディスクと揮発性バッファメモリを内蔵したディスク装置とを備えた情報記録再生装置において、前記ディスク装置にデータを記録する方法であって、
    ホストコンピュータから記録データを受信し、前記キャッシュメモリ部に格納するデータ格納工程と、
    前記ディスク装置の前記揮発性バッファメモリの空き容量情報を取得する空き容量検出工程と、
    前記空き容量情報に基づき前記キャッシュメモリ部における前記ディスクへの記録が完了していないデータ領域の境界を示す境界位置情報を算出する境界位置算出工程と、
    前記境界位置情報を前記キャッシュメモリ部に記録する未記録領域制御工程と
    を有することを特徴とするデータ記録方法。
  10. 前記境界位置算出工程は、ディスク装置に送出されたデータの先頭部に対応するキャッシュメモリ内の境界位置情報を、前記空き容量検出工程で取得された前記揮発性バッファメモリの空き容量の増加に対応して変更することを特徴とする請求項9に記載のデータ記録方法。
  11. 前記空き容量検出工程は、前記ディスク装置に前記揮発性バッファメモリの空き容量情報を取得する制御コマンドを送信することを特徴とする請求項10に記載のデータ記録方法。
  12. 前記未記録領域制御工程に続いて、前記境界位置情報に基づき、前記キャッシュメモリ部における前記ディスクへの記録が完了していない記録データを前記ディスク装置に送出して記録させるデータ送出工程を有することを特徴とする請求項10に記載のデータ記録方法。
  13. 前記情報記録再生装置が前記ディスク装置を複数台有し、前記データ格納工程が前記複数台のディスク装置に向けて前記記録データを分割する工程を含むことを特徴とする請求項10に記載のデータ記録方法。
  14. 不揮発性のキャッシュメモリ部と、揮発性バッファメモリを内蔵したディスク装置とを備えた情報記録再生装置が備えるコンピュータに、
    ホストコンピュータから記録データを受信し、前記キャッシュメモリ部に格納する処理と、
    前記ディスク装置の前記揮発性バッファメモリの空き容量情報を取得する処理と、
    前記空き容量情報に基づき前記キャッシュメモリ部におけるディスクへの記録が完了していない領域の境界を示す境界位置情報を算出する処理と、
    前記境界位置情報を前記キャッシュメモリ部に記録する処理と
    を実行させることを特徴とするデータ記録プログラム。


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