JP2009090903A - 電源分配システム - Google Patents
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Abstract
【課題】電源供給装置10に関わる交換、及び、電源分配装置20自体の作り直しをせずとも、増大化した所望の電力量の負荷装置が使用できる電源分配システムを提供する。
【解決手段】本発明の電源分配システムは、複数の電源部41〜44を有する電源供給装置40から供給される出力電力V41〜V44を、各ヒューズ52−1b〜52−4bに各ダイオード52−1c〜52−4cを順方向にして直列接続したダイオードヒューズを有するダイオードヒューズボックス52−1〜52−4介して負荷装置へ分配することが可能なので、負荷装置61,62の所要電力量に、2個以上の電源部41〜44が供給する所定の直流電力容量の合計で対応する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の電源分配システムは、複数の電源部41〜44を有する電源供給装置40から供給される出力電力V41〜V44を、各ヒューズ52−1b〜52−4bに各ダイオード52−1c〜52−4cを順方向にして直列接続したダイオードヒューズを有するダイオードヒューズボックス52−1〜52−4介して負荷装置へ分配することが可能なので、負荷装置61,62の所要電力量に、2個以上の電源部41〜44が供給する所定の直流電力容量の合計で対応する。
【選択図】図1
Description
本発明は、所定の直流電力を負荷装置へ分配するためのダイオードヒューズを使用した電源分配システムに関するものである。
従来、ヒューズを使用した電源分配システムに関する技術としては、例えば、下記のような特許文献等に記載されている。
この特許文献1に記載された電源供給システムは、電源ヒューズを使用した電源分配装置を備え、この電源分配装置から、ヒューズを有する負荷装置へ電源を分配するようになっている。電源分配装置と負荷装置とは、ラックに搭載されている。そして、負荷装置側のヒューズよりもラック側の電源ヒューズが先に溶断するという障害を防止ために監視等の技術が記載されている。
図5は、従来の電源分配システムの搭載例を示す概略の図である。
この電源分配システムは、複数の直流出力電圧を供給する電源供給装置10と、電源分配装置20とを備えている。電源分配装置20は、電源供給装置10から供給される出力電圧を入力し、この出力電源を配線24−11,24−12,24−21,24−22,24−31,24−32,24−41,24−42とを介して4つの負荷装置31〜34の入力端子側へそれぞれ分配する装置である。電源分配装置20と負荷装置31〜34とは、ラック20Rに搭載されている。
この電源分配システムは、複数の直流出力電圧を供給する電源供給装置10と、電源分配装置20とを備えている。電源分配装置20は、電源供給装置10から供給される出力電圧を入力し、この出力電源を配線24−11,24−12,24−21,24−22,24−31,24−32,24−41,24−42とを介して4つの負荷装置31〜34の入力端子側へそれぞれ分配する装置である。電源分配装置20と負荷装置31〜34とは、ラック20Rに搭載されている。
図6は、図5の電源分配システムを示す構成図である。
この電源分配システムを構成する電源供給装置10は、複数の直流出力電圧V11〜V14(例えば、−48V)を出力する図示しない4つの電源部を有している装置であり、各電源部は、直流電力容量が1.8kWであり、電源分配装置20へ出力電圧V11〜V14を出力している。各出力電圧V11〜V14に対応する各接地電圧G11〜G14は、0Vになっている。電源分配装置20は、複数の入力端子21−1〜21−8を有する入力端子板21と、この入力端子板21に接続される複数のヒューズボックス22−1〜22−4と、このヒューズボックス22−1〜22−4に接続され、複数の出力端子を有する出力端子板23とにより構成されている。
この電源分配システムを構成する電源供給装置10は、複数の直流出力電圧V11〜V14(例えば、−48V)を出力する図示しない4つの電源部を有している装置であり、各電源部は、直流電力容量が1.8kWであり、電源分配装置20へ出力電圧V11〜V14を出力している。各出力電圧V11〜V14に対応する各接地電圧G11〜G14は、0Vになっている。電源分配装置20は、複数の入力端子21−1〜21−8を有する入力端子板21と、この入力端子板21に接続される複数のヒューズボックス22−1〜22−4と、このヒューズボックス22−1〜22−4に接続され、複数の出力端子を有する出力端子板23とにより構成されている。
入力端子板21を構成する各入力端子21−1,21−3,21−5及び21−7には、それぞれ出力電圧V11〜V14が入力される。各ヒューズボックス22−1〜22−4は、各第1の端子22−1a〜22−4aと、各ヒューズ22−1b〜22−4bと、がそれぞれ接続されている。各第1の端子22−1a〜22−4aには、各ヒューズ22−1b〜22−4bをそれぞれ介し、各第2の端子22−1c〜22−4cが接続されている。各第2の端子22−1c〜22−4cには、各出力端子23−1,23−3,23−5及び23−7を介して各配線24−11,24−21,24−31及び24−41がそれぞれ接続されている。
各入力端子21−2,21−4,21−6及び21−8には、それぞれ接地電圧G11〜G14が入力され、又、各出力端子23−2,23−4,23−6及び23−8を介して各配線24−12,24−22,24−32及び24−42がそれぞれ接続されている。各配線24−11と24−12と、同24−21と24−22と、同24−31と24−32と、同24−41と24−42とが、それぞれ各負荷装置31〜34へ接続されている。
このように構成される電源分配システムでは、次のように動作する。電源が投入されると、電源供給装置10から各出力電圧V11〜V14が出力され、電源分配装置20へ供給される。電源供給装置10の出力電圧V11〜V14が、電源分配装置20の入力端子21−1,21−3,21−5,21−7に供給されると、各ヒューズ22−1b〜22−4bと各配線24−11,24−21,24−31,24−41とを介して各負荷装置31〜34へ必要な出力電圧V11〜V14が分配され、負荷装置31〜34を作動させる。
各ヒューズ22−1b〜22−4bは、電源供給装置10と各負荷装置31〜34との間に過電流が流れると、溶断して回路を開き、各負荷装置31〜34の破壊を防止するようになっている。
しかしながら、従来の電源分配システムでは、電源供給装置10の各出力電圧V11〜V14が−48Vで、各直流電力容量が1.8kWと固定されている。この為、各負荷装置31〜34に必要な電力容量が1.8kW以内であれば、問題はないが、例えば、必要な電源電圧は同じでも必要な電力容量が3.3kWのように、電源供給装置10の各直流電力容量1.8kWを超える負荷装置にそのままでの対応は不可能である。他の負荷装置への搭載に変更する場合に、既設の電源分配システムでは、電力容量が不足するので、電源供給装置10や電源分配装置20自体の作り直しや交換が必要となり、容易に負荷の大きな電力容量の負荷装置ができない。
本発明の電源分配システムは、所定の直流電力をそれぞれ供給する複数の電源部を有する電源供給装置と、前記電源部から供給される前記各所定の直流電力を入力し、前記各所定の直流電力を配線を介して1つ又は複数の負荷装置の入力端子側へ分配する電源分配装置とを備えている。前記電源分配装置は、前記各電源部から供給される前記各所定の直流電力をそれぞれ入力する複数の入力端子と、第1及び第2の端子間において順方向に直列に接続されたヒューズ及びダイオード手段をそれぞれ有している。そして、前記第1の端子が前記各入力端子にそれぞれ接続される複数のダイオードヒューズと、前記各ダイオードヒューズの前記各第2の端子に接続され、前記各所定の直流電力をそれぞれ出力する複数の出力端子とを有し、前記負荷装置において必要とする電力容量に対応して前期複数の出力端子を、前記配線を介して前記負荷装置の入力端子側に対して、ダイオード・オア接続構成の並列接続にするようになっている。
本発明の電源分配システムによれば、電源供給装置から負荷装置へ供給分配せれる電力について、ダイオードを順方向にしてヒューズと直列接続したダイオードヒューズを介して電源供給装置からの電力を負荷装置へ供給するようにしたので、次の(a),(b)のような効果を有する。
(a)一個の負荷装置の所要の電力量が一個の電源部の供給電力容量を超える、電源部、電源供給装置及び電源分配装置の作り直し又は交換を行うことなく、複数の電源部からの出力電力を前記一個の負荷装置へ供給することができる。
(b)複数の電源部のどれかが、定常的又は過渡的に、例えば、出力電圧が変動しても、それぞれの電源部に接続されているダイオードヒューズのダイオードによって、他の電源部へこの出力電圧変動が及ぶことを阻止できる。
(a)一個の負荷装置の所要の電力量が一個の電源部の供給電力容量を超える、電源部、電源供給装置及び電源分配装置の作り直し又は交換を行うことなく、複数の電源部からの出力電力を前記一個の負荷装置へ供給することができる。
(b)複数の電源部のどれかが、定常的又は過渡的に、例えば、出力電圧が変動しても、それぞれの電源部に接続されているダイオードヒューズのダイオードによって、他の電源部へこの出力電圧変動が及ぶことを阻止できる。
電源分配システムは、所定の直流電力をそれぞれ供給する複数の電源部を有する電源供給装置と、前記電源部から供給される前記各所定の直流電力を入力し、前記各所定の直流電力を配線を介して1つ又は複数の負荷装置の入力端子側へ分配する電源分配装置とを備えている。
電気電源分配装置は、複数の入力端子と、複数のダイオードヒューズと、複数の出力端子とを有している。前記複数の入力端子は、前記各電源部から供給される前記各所定の直流電力をそれぞれ入力する。前記複数のダイオードヒューズは、第1及び第2の端子間において順方向に直列に接続されたヒューズ及びダイオード手段をそれぞれ有し、前記第1の端子が前記各入力端子にそれぞれ接続される。
前記複数の出力端子は、前記各ダイオードヒューズの前記各第2の端子に接続され、前記各所定の直流電力をそれぞれ出力する。そして、前記負荷装置において必要とする電力容量に対応して前期複数の出力端子を、前記配線を介して前記負荷装置の入力端子側に対して、ダイオード・オア接続構成の並列接続にする。例えば、前記複数の出力端子と前記負荷装置とを接続する複数の前記配線は、ほぼ等長にて並列に接続している。
(実施例1の構成)
図2は、本発明の実施例1における電源分配システムの搭載例を示す概略の図である。
この電源分配システムは、複数の直流電力(例えば、直流出力電圧)を供給する電源供給装置40と、電源分配装置50とを備えている。電源分配装置50は、電源供給装置40から供給される出力電圧を入力し、この出力電圧を配線(例えば、電源ケーブル)54−11,54−12,54−21,54−22と54−31,54−32,54−41,54−42とを介して複数(例えば、2つ)の負荷装置61,62の入力端子側へそれぞれ分配する装置である。電源分配装置50と負荷装置61,62とは、ラック50Rに搭載されている。
図2は、本発明の実施例1における電源分配システムの搭載例を示す概略の図である。
この電源分配システムは、複数の直流電力(例えば、直流出力電圧)を供給する電源供給装置40と、電源分配装置50とを備えている。電源分配装置50は、電源供給装置40から供給される出力電圧を入力し、この出力電圧を配線(例えば、電源ケーブル)54−11,54−12,54−21,54−22と54−31,54−32,54−41,54−42とを介して複数(例えば、2つ)の負荷装置61,62の入力端子側へそれぞれ分配する装置である。電源分配装置50と負荷装置61,62とは、ラック50Rに搭載されている。
図1は、本発明の実施例1を示す図2の電源分配システムの概略の構成図である。
この電源分配システムを構成する電源供給装置40は、直流電力容量が、例えば、1.8[kW]で、出力電圧V41〜V44(例えば、−48[V])をそれぞれ出力する複数(例えば、4つ)の第1〜第4の電源部41〜44を有し、これらの出力側に電源分配装置50が接続されている。電源分配装置50は、各電源部41〜44からの出力電圧V41〜V44が供給され、各ヒューズ52−1b〜52−4bに各ダイオード52−1c〜52−4cを順方向にして直列接続したダイオードヒューズを介して、電力を分配する電源分配装置50とを備えている。
この電源分配システムを構成する電源供給装置40は、直流電力容量が、例えば、1.8[kW]で、出力電圧V41〜V44(例えば、−48[V])をそれぞれ出力する複数(例えば、4つ)の第1〜第4の電源部41〜44を有し、これらの出力側に電源分配装置50が接続されている。電源分配装置50は、各電源部41〜44からの出力電圧V41〜V44が供給され、各ヒューズ52−1b〜52−4bに各ダイオード52−1c〜52−4cを順方向にして直列接続したダイオードヒューズを介して、電力を分配する電源分配装置50とを備えている。
電源供給装置40は、第1〜第4の出力電圧V41〜V44と、第1〜第4の接地電圧G41〜G44をそれぞれ電源分配装置50に印加している。電源分配装置50は、各入力端子51−1〜51−8で構成される入力端子板51と、それぞれに第1の端子52−1a〜52−4a、ヒューズ52−1b〜52−4b、ダイオード52−1c〜52−4c、及び第2の端子52−1d〜52−4dで構成される複数のダイオードヒューズボックス52−1〜52−4と、各出力端子23−1〜23−8で構成される出力端子板23と、複数の配線54−11,54−12,54−21,54−22,54−31,54−32,54−41及び54−42とを備えている。
各入力端子51−1,51−3,51−5及び51−7には、それぞれ出力電圧V41〜V44が入力され、又、各ダイオードヒューズボックス52−1〜52−4の第1の端子52−1a〜52−4aがそれぞれ接続されている。各第1の端子52−1a〜52−4aと各第2の端子52−1d〜52−4dのそれぞれの間には、各ヒューズ52−1b〜52−4bと、順方向にしたダイオード52−1c〜52−4cとが直列接続されている。各第2の端子52−1d〜52−4dには、各出力端子53−1,53−3,53−5及び53−7を介して各配線54−11,54−21,54−31及び54−41がそれぞれ接続されている。
各配線54−11及び54−21が、−48Vの電源電圧及び3.3kWの直流電力量を必要とする負荷装置61へ接続される。このことによって、ダイオード・オア構成の並列接続され、各電源部41及び44からの必要な直流電力が負荷装置61へ供給されている。同様に、各配線部54−31及び54−41が、負荷装置62へ接続されることによって、ダイオード・オア構成の並列接続され、各電源部43及び44からの必要な直流電力が負荷装置62へ供給される。接地電圧G41が印加された入力端子51−2は、出力端子53−2と配線54−12とを介して、接地電圧G42が印加された入力端子51−4は、出力端子53−4と配線54−22とを介して、それぞれ負荷装置61へ接続されている。接地電圧G43が印加された入力端子51−6は、出力端子53−6と配線54−32とを介して、接地電圧G44が印加された入力端子51−8は、出力端子53−8と配線54−42とを介して、それぞれ負荷装置62へ接続されている。
図3は、図1に示すスイッチング型の電源部41の概略の構成図である。
図1のその他の電源部42〜44は、電源部41と同様の構成である。
図1のその他の電源部42〜44は、電源部41と同様の構成である。
この電源部41は、非安定直流電圧Vi[V]を入力するスイッチング制御回路41aを有している。スイッチング制御回路41aの出力側には、フィルタ回路41bが接続されている。フィルタ回路41bの出力側には、安定化直流電圧Vo=−48(=V41〜V44)[V]を出力すると共に、安定化直流電圧Voを分圧する分圧回路41cが接続されている。分圧回路41cからの分圧電圧と、非安定直流電圧Viを印加されて基準電圧を発生する基準電圧発生回路41dからの基準電圧とが、誤差増幅回路41eへ印加されている。誤差増幅回路41eの出力側には、制御パルス発生回路41fが接続されている。制御パルス発生回路41fの出力側には、スイッチング制御回路41aが接続されている。
他の電源部42〜44は、電源部41と同一の構成である。
他の電源部42〜44は、電源部41と同一の構成である。
(実施例1の動作)
図1の電源分配システムにおいて、電源が投入されると、図1に示す電源供給装置40中の各電源部41〜44の各出力電圧V41〜V44は、電源分配装置50中の入力端子51−1,51−3,51−5,51−7へ入力される。ダイオードヒューズボックス52−1〜52−4中の第1の端子52−1a〜52−4a、ヒューズ52−1b〜52−4b、ダイオード52−1c〜52−4c、第2の端子52−1d〜52−4d及び出力端子53−1,53−3,53−5,53−7を介し、更に電源ケーブル54−11と,54−21とによって負荷装置61へと,又更に電源ケーブル54−31と54−41とによって負荷装置62へと、それぞれ入力される。
図1の電源分配システムにおいて、電源が投入されると、図1に示す電源供給装置40中の各電源部41〜44の各出力電圧V41〜V44は、電源分配装置50中の入力端子51−1,51−3,51−5,51−7へ入力される。ダイオードヒューズボックス52−1〜52−4中の第1の端子52−1a〜52−4a、ヒューズ52−1b〜52−4b、ダイオード52−1c〜52−4c、第2の端子52−1d〜52−4d及び出力端子53−1,53−3,53−5,53−7を介し、更に電源ケーブル54−11と,54−21とによって負荷装置61へと,又更に電源ケーブル54−31と54−41とによって負荷装置62へと、それぞれ入力される。
ここで、各電源ケーブル54−11,54−21,54−31,54−41の特性や長さが、又、各ダイオード52−1c,52−2c,52−3c,52−4cの順方向電圧が、ほぼ同等であるとすると、各電源部41〜44の出力電圧V41〜V44からの供給電力もほぼ同じである。
今、各電源部41及び42は、それぞれに入力端子51−1から配線54−11と、配線54―21から入力端子51−3とによって、つながりがあるので、仮に、電源部41が、各ヒューズ52−1b及び52−2bが溶断しない範囲で、定常的又は過渡的に、例えば、出力電圧V41が−48Vから−50Vに変動すると、ダイオード52−2cによって、電源部42への影響が阻止される。同様に、出力電圧V41が−48Vから−45Vに変動すると、電源部42への影響がダイオード52−1cによって阻止される。このことは、出力電圧V42が変化した際には、同様に阻止される。
以上のことは、電源部43及び44から負荷装置62の間においても、同様のダイオード・オア並列接続がされ、同様に変動を阻止できる。
負荷装置61の所要電力、例えば、3.3kWに対して、更に、供給電力に余裕を持たせる為には、電源部43又は電源部44からの直流電力を負荷装置61へ追加供給することができる。
図3の電源部は、非安定直流電圧Viがスイッチング制御回路41aに入力され、そのままスイッチング制御回路41aの出力側から出力されたとする。その電圧(=Vi)はフィルタ回路41bを通過し、出力電圧Voを出力する。出力電圧Voは、分圧回路41cで分圧される。基準電圧発生回路41dからの基準電圧と分圧電圧とを誤差増幅回路41eで誤差増幅され、仮に、基準電圧よりも分圧電圧が小さい場合は、制御パルス発生回路41fを介して、スイッチング制御回路41aをこれまでよりも、開く(導通状態にする)時間を増やし、基準電圧よりも分圧電圧が大きい場合は、スイッチング制御回路41aをこれまでよりも開く時間を減らす動作を繰り返すことで安定化直流電圧Vo(=V11〜V14)が得られる。
(実施例1の効果)
本実施例1によれば、ヒューズ各52−1b〜52−4bのそれぞれにダイオード52−1c〜52−4cをそれぞれ順方向にして直列接続したダイオードヒューズを使用することによって、次の(a)、(b)のような效果がある。
(a)負荷装置61又は62の所要電力に対応し、電源供給装置40、各電源部41〜44、及び電源分配装置50の交換又は作り直しなしに、電源供給装置40内にある全ての電源部41〜44の供給電力を同一の、例えば、負荷装置35に印加できる。
(b)電源部41及び42中のどれかが、定常的又は過渡的に、例えば、出力電圧V41,V42が変動しても、電源部41,42のそれぞれに接続されているダイオードヒューズのダイオード52−1c及び52−2cによって、他の電源部42及び41へこの出力電圧変動が及ぶことを阻止できる。又、このことは、電源部43及び44についても、同様のことが言える。
本実施例1によれば、ヒューズ各52−1b〜52−4bのそれぞれにダイオード52−1c〜52−4cをそれぞれ順方向にして直列接続したダイオードヒューズを使用することによって、次の(a)、(b)のような效果がある。
(a)負荷装置61又は62の所要電力に対応し、電源供給装置40、各電源部41〜44、及び電源分配装置50の交換又は作り直しなしに、電源供給装置40内にある全ての電源部41〜44の供給電力を同一の、例えば、負荷装置35に印加できる。
(b)電源部41及び42中のどれかが、定常的又は過渡的に、例えば、出力電圧V41,V42が変動しても、電源部41,42のそれぞれに接続されているダイオードヒューズのダイオード52−1c及び52−2cによって、他の電源部42及び41へこの出力電圧変動が及ぶことを阻止できる。又、このことは、電源部43及び44についても、同様のことが言える。
図4は、本発明の実施例2のダイオードヒューズボックス52−1を示す構成図であり、実施例を示す図1中のダイオードヒューズボックス52−1に対応するものである。
このダイオードヒューズボックス52−1中のダイオード52−1cに対してダイオード52−1cAを並列接続する。
その他のダイオード52−2c〜52−4cについても、ダイオード52−1cと同様に並列接続するものである。
実施例2の動作は、実施例1と同様である。
本実施例2によれば、ダイオードヒューズのダイオード22n−4を複数のダイオード22n−4a及び22n−4bを並列接続したので、次の(a)、(b)のような效果がある。
(a)ダイオード毎に流れる順方向電流が分散され、ダイオード22n−4a及び22n−4bに掛かる負荷が軽減できる。
(b)1個のダイオードよりもダイオードを2個並列にした方の順方向電圧を多少下げることができる。
本実施例2によれば、ダイオードヒューズのダイオード22n−4を複数のダイオード22n−4a及び22n−4bを並列接続したので、次の(a)、(b)のような效果がある。
(a)ダイオード毎に流れる順方向電流が分散され、ダイオード22n−4a及び22n−4bに掛かる負荷が軽減できる。
(b)1個のダイオードよりもダイオードを2個並列にした方の順方向電圧を多少下げることができる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限定されず、図示以外の様々な利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a)電源供給装置40の電源部41〜44や電源分配装置50のダイオードヒューズボックス52−1〜52−4の各個数は、4である必要はなく、個数に制限はない。
(b)負荷装置61,62の個数は、2である必要はなく、企画次第である。
(c)各電源部41〜44の構成は、図3に示したようなスイッチング型電源である必要はなく、他の型の電源でもよい。
(d)電源部41〜44からの出力電圧V41〜V44は、負の電圧である必要はなく、正の電圧でもかまわない。その場合、使用しているダイオードの方向を今とは逆にすればよい。但し、ダイオードは常に順方向で使用する。
本発明は、上記実施例に限定されず、図示以外の様々な利用形態や変形が可能である。この利用形態や変形例としては、例えば、次の(a)〜(d)のようなものがある。
(a)電源供給装置40の電源部41〜44や電源分配装置50のダイオードヒューズボックス52−1〜52−4の各個数は、4である必要はなく、個数に制限はない。
(b)負荷装置61,62の個数は、2である必要はなく、企画次第である。
(c)各電源部41〜44の構成は、図3に示したようなスイッチング型電源である必要はなく、他の型の電源でもよい。
(d)電源部41〜44からの出力電圧V41〜V44は、負の電圧である必要はなく、正の電圧でもかまわない。その場合、使用しているダイオードの方向を今とは逆にすればよい。但し、ダイオードは常に順方向で使用する。
40 電源供給装置
41〜44 電源部
50 電源分配装置
51−1〜51−8 入力端子
53−1〜53−8 出力端子
54−11、54−12、54−21、54−22
54−31、54−32、54−41、54−42 配線
52−1〜52−4
52−1b〜52−4b ヒューズ
52−1c〜52−4c,52−1cA ダイオード
41〜44 電源部
50 電源分配装置
51−1〜51−8 入力端子
53−1〜53−8 出力端子
54−11、54−12、54−21、54−22
54−31、54−32、54−41、54−42 配線
52−1〜52−4
52−1b〜52−4b ヒューズ
52−1c〜52−4c,52−1cA ダイオード
Claims (4)
- 所定の直流電力をそれぞれ供給する複数の電源部を有する電源供給装置と、
前記電源部から供給される前記各所定の直流電力を入力し、前記各所定の直流電力を配線を介して1つ又は複数の負荷装置の入力端子側へ分配する電源分配装置とを備えた電源システムであって、
前記電源分配装置は、
前記各電源部から供給される前記各所定の直流電力をそれぞれ入力する複数の入力端子と、
第1及び第2の端子間において順方向に直列に接続されたヒューズ及びダイオード手段をそれぞれ有し、前記第1の端子が前記各入力端子にそれぞれ接続される複数のダイオードヒューズと、
前記各ダイオードヒューズの前記各第2の端子に接続され、前記各所定の直流電力をそれぞれ出力する複数の出力端子とを有し、
前記負荷装置において必要とする電力容量に対応して前期複数の出力端子を、前記配線を介して前記負荷装置の入力端子側に対して、ダイオード・オア接続構成の並列接続にすることを特徴とする電源分配システム。 - 前記複数の出力端子と前記負荷装置とを接続する複数の前記配線は、ほぼ等長にて並列に接続することを特徴とする請求項1記載の電源分配システム。
- 前記ダイオード手段は、1つのダイオード、又は並列接続された複数のダイオードにより構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の電源分配システム。
- 前記複数の入力端子は、入力端子板により構成され、
前記複数の出力端子は、出力端子板により構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電源分配システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007265152A JP2009090903A (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | 電源分配システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007265152A JP2009090903A (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | 電源分配システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009090903A true JP2009090903A (ja) | 2009-04-30 |
Family
ID=40663304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007265152A Withdrawn JP2009090903A (ja) | 2007-10-11 | 2007-10-11 | 電源分配システム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009090903A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101110311B1 (ko) * | 2009-08-27 | 2012-02-15 | 한국전력공사 | Dc용 무정전 충전 전원장치의 다중화를 위한 병렬 운전반 |
CN104386008A (zh) * | 2014-09-18 | 2015-03-04 | 湖南南车时代电动汽车股份有限公司 | 一种车载智能配电单元 |
-
2007
- 2007-10-11 JP JP2007265152A patent/JP2009090903A/ja not_active Withdrawn
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KR101110311B1 (ko) * | 2009-08-27 | 2012-02-15 | 한국전력공사 | Dc용 무정전 충전 전원장치의 다중화를 위한 병렬 운전반 |
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